JPH0818463A - 可搬形衛星通信地球局装置 - Google Patents

可搬形衛星通信地球局装置

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JPH0818463A
JPH0818463A JP14445394A JP14445394A JPH0818463A JP H0818463 A JPH0818463 A JP H0818463A JP 14445394 A JP14445394 A JP 14445394A JP 14445394 A JP14445394 A JP 14445394A JP H0818463 A JPH0818463 A JP H0818463A
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indoor
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transmission switch
earth station
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Osamu Kosuge
理 小菅
Mitsuyoshi Tsuboike
光芳 坪池
Hiroaki Adachi
弘晃 安達
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Abstract

(57)【要約】 【目的】危険度の高い回路(例えば、無線高周波回路)
を含んだ可搬形衛星通信地球局を、運用作業者が常に安
全に装置を運用出来る事を目的とする。 【構成】アンテナ1と屋外部2と屋内部7で構成されて
おり、屋外部2は、送信電力を強制的にオン・オフでき
る屋外送信スイッチ6とセンサ20を有し、屋内部7は
前述の屋外送信スイッチ6の出力と屋内送信スイッチ1
1の出力を地球局制御部10に入力し両者のうち先に操
作された方を優先して送信出力を制御する。またセンサ
20によりアンテナ放射面の障害物を検出した場合は強
制的に断とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔制御装置を備えた
可搬形衛星通信地球局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遠隔制御機能を備えた可搬形衛星
通信地球局装置を図2に示す。
【0003】本図において、アンテナ1は小型のアンテ
ナであり、屋外部2に接続される。屋外部2は、アンテ
ナ1より受信された受信信号を受信中間周波数に変換
し、変調された送信中間周波数信号を周波数変換し、所
要の送信周波数にて高出力に電力増幅してアンテナ1よ
り送信する無線高周波部3と、無線高周波部3内の大電
力送信回路用電源を発生する高電圧回路4と、高電圧回
路4の電圧を制御して、無線高周波部3の送信出力レベ
ルを制御する屋外部制御回路5と、屋外部制御回路5に
入力し強制的に送信出力をON/OFFする屋外送信ス
イッチ6とを有している。
【0004】また、無線高周波部3は、受信信号を周波
数変換された受信中間周波数と屋内部7より入力される
送信中間周波数信号とを信号線12を介して屋内部7の
変調/復調回路8と接続している。屋内部7は、地球局
制御部10より屋内部制御回路9に制御信号を入力し、
変調/復調回路8の変復調動作を制御し、例えばデータ
変調速度の変更、変調信号出力レベルの可変等の機能を
有している。
【0005】さらに、屋内部7には、屋内送信スイッチ
11を有し、地球局制御部10に入力することにより地
球局制御部10の出力信号は、制御線A13を介して屋
外部制御回路5に入力し、前述の屋外送信スイッチ6と
同等の強制的な送信出力のON/OFF機能を有してい
る。
【0006】以上説明した可変形衛星通信地球局におい
て、送信出力制御方式についてさらに詳しく説明する。
【0007】すなわち、アンテナ1と屋外部2とは屋外
において一体に結合した状態で設置されるが、通常屋内
部7は、信号線12と制御線A13とにより比較的長い
ケーブルを使用して離れた位置に設置される。この屋外
部2における送信電力は、通常は地球局制御部10の制
御により自動的に各地球局の特性に合わせて最適レベル
となるよう屋内部制御回路9の変調出力レベル及び屋外
部制御回路5の送信出力レベルを制御している。
【0008】また、地球局の試験等で送信出力を断とし
たい場合には屋内送信スイッチ11や屋外送信スイッチ
を手動にて制御することにより強制的にアンテナ1より
出力されないよう制御している。
【0009】尚、信号線12と制御線A13は、説明の
ため各々独立して記載したが、周波数多重化をすること
により1本の信号線で伝送できるのは当然のことであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の可
搬形衛星通信地球局装置は、作業者が屋外でアンテナ1
の角度調整等で操作をする場合においては、アンテナ1
より電磁波を輻射しないよう屋外送信スイッチ6を操作
して送信電力を強制的に断としている。ところが、屋外
部2から離れた屋内部7側にいる操作者が、誤って屋内
部7の屋内送信スイッチ11を操作して、他の作業者が
アンテナ1を操作しているのにもかかわらず送信電力を
強制的に送信状態としたり、地球局制御部10が誤動作
することにより屋外部制御回路5に送信電力を送信する
命令を与えることもある。この場合に、作業者は、屋外
部2やアンテナ1の近くにいると、電磁波を輻射し、人
体へ有害な影響を与える可能性を生ずる問題を有してい
た。
【0011】特に、本地球局が、映像信号等を送信する
場合等では、マイクロ波体の信号が高出力でアンテナよ
り送出されるため、間違って人体へ輻射された場合に
は、人体に重大な障害を与えることとなる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の可搬形衛星通信
地球局装置は、衛星に対して無線信号を送受信するアン
テナと;前記アンテナに接続し前記無線信号を送受信す
る無線高周波部と、前記無線高周波部の送信電力を制御
する屋外部制御回路と、前記屋外部制御回路に入力し強
制的に送信電力をオン,オフする屋外送信スイッチと、
前記アンテナ放射面の障害物を検出するセンサとを有す
る屋外部と;前記屋外部の前記無線高周波部と接続し、
信号の変調及び復調を行う変復調回路と、前記変復調回
路の変調出力レベルを制御する屋内部制御回路と、前記
屋内部制御回路及び前記屋外部制御回路との送信出力を
制御する地球局制御部と、前記地球局制御部に入力し強
制的に送信電力をオン,オフする屋内送信スイッチとを
有する屋内部とを具備している。
【0013】
【実施例】次に本発明を図面を用いて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の可搬形衛星通信地球局装
置の一実施例を示す図である。
【0015】本図において、図2の参照符号と同一のも
のは、同一機能を有しているため詳細な説明は略す。
【0016】屋外部2における従来の構成との相違点
は、屋外送信スイッチ6の出力信号が制御線B14を介
して屋内部7の地球局制御部20へ入力されている点
と、センサ20を具備し、その出力が直接高電圧回路4
を制御している点である。
【0017】また、屋内部7における従来との違いは、
地球局制御部20に対し屋内送信スイッチ11と、屋外
送信スイッチ6との出力信号が入力している点である。
【0018】本図において、屋内送信スイッチ11を操
作して送信出力を強制的に送信断の命令を地球局制御部
20に与えると、地球局制御部20は、屋外送信スイッ
チ6からの制御命令の有無にかかわらず屋内送信スイッ
チ11の操作を優先する。
【0019】すなわち、屋内送信スイッチ11の操作が
屋外送信スイッチ6の操作よりも優先されることとな
る。
【0020】このため、誤って屋外送信スイッチ6を操
作し、試験時にもかかわらず高電圧回路4を含む無線高
周波部6を起動した場合でも、無線高周波部3は起動さ
れることは無いため、屋外部2の近くにいる作業者が電
磁波を受けることが無い。
【0021】一方、作業者が屋外部2の屋外送信スイッ
チ6を操作し、強制的に送信を断とした場合には、地球
局制御部20は、前述の優先権を逆に屋外送信スイッチ
6に持たせ、屋内送信スイッチ11を制御したとしても
送信出力が強制的にONとなることは無い。
【0022】よって、屋内にいる操作者が誤って屋内送
信スイッチ11を操作したとしても、屋外でアンテナ1
等を調整している作業者に電磁波を放射させることはな
い。
【0023】また、本願では屋外送信スイッチ6や屋内
送信スイッチ11が操作されない自動出力制御状態等や
地球局制御部20の誤動作により誤ってアンテナの近く
にいる屋外作業者が送信波を輻射する可能性があるた
め、センサ20を屋外部2に具備し、障害物を検出する
と直接高電圧回路4を制御している。
【0024】すなわち、本センサ20の検出出力が送信
出力制御の最優先となっている。
【0025】ここで、センサ20の詳細について説明す
る。センサ20は、アンテナ1の送信信号波と同方向に
ある障害物を検出するよう屋外部2に取り付けられてい
る。
【0026】ここで、センサ20には、例えば、赤外線
センサを用いることによりアンテナ放射面より数mの障
害物を検出するのは比較的簡単に構成できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、可搬形
衛星通信地球局の屋内部,屋外部の各々の送信スイッチ
の設定による制御の優先順序と屋内部にセンサを具備す
ることにより運用作業者が安全に可搬形衛星通信地球局
を運用する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の可搬形衛星通信地球局装置
のブロック図である。
【図2】従来の可搬形衛星通信地球局装置のブロック図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 屋外部 3 無線高周波部 4 高電圧回路 5 屋外部制御回路 6 屋外送信スイッチ 7 屋内部 8 変調/復調回路 9 屋内部制御回路 10 地球局制御部 11 屋内送信スイッチ 12 信号線 13 制御線A 14 制御線B 20 センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星を介して無線信号を送受信するアン
    テナと;前記アンテナに接続し無線信号を送受信する無
    線高周波部と、 前記無線高周波部の送信電力を制御する屋外部制御回路
    と、 前記無線局周波部の送信電力を強制的にオン,オフする
    屋外送信スイッチと、 前記アンテナ放射面の障害物を検出するセンサとを有す
    る屋外部と;前記屋外部の前記無線高周波部と信号線に
    て接続し、信号の変調及び復調を行う変復調回路と、 前記変復調回路の変調出力レベルを制御する屋内部制御
    回路と、 前記屋外部制御回路とに制御線にて接続し送信出力を制
    御する地球局制御部と、 前記地球局制御部に入力し、強制的に送信電力をオン,
    オフする屋内送信スイッチとを有する屋内部とを具備す
    ることを特徴とする可搬形衛星通信地球局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地球局制御部は、 前記屋外送信スイッチと前記屋内送信スイッチの出力信
    号を入力し、 前記屋内送信スイッチが強制的に送信電力をオフとした
    とき、前記屋外送信スイッチの出力状態を無視し、 前記屋外送信スイッチが強制的に送信電力をオフとした
    とき、前記屋内送信スイッチの出力状態を無視するよう
    制御することを特徴とする可搬形衛星通信地球局装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のセンサは、 前記アンテナの送信波放射方向の障害物を検出した場合
    に強制的に前記無線高周波部の送信電力をオフとするよ
    う制御することを特徴とする可搬形衛星通信地球局装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のセンサは、 赤外線センサを用い前記アンテナの送信波放射方向と同
    一方向に放射することを特徴とする可搬形衛星通信地球
    局装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のセンサと、屋内送信スイ
    ッチと屋外送信スイッチとは、各々の送信電力を強制的
    にオフとする制御順位において、 センサに基づく制御を最優先とし、屋内送信スイッチと
    屋外送信スイッチに基づく制御は先に制御命令を与えた
    方が優先されることを特徴とする可搬形衛星通信地球局
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の屋外部と屋内部とは前記
    信号線及び前記制御線をケーブルにて接続されることを
    特徴とする可搬形衛星通信地球局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258940A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Japan Radio Co Ltd 中継装置および放送システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258940A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Japan Radio Co Ltd 中継装置および放送システム
JP4755512B2 (ja) * 2006-03-22 2011-08-24 日本無線株式会社 中継装置および放送システム

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