JPH08183502A - 薬剤包装装置及びその制御方法 - Google Patents

薬剤包装装置及びその制御方法

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JPH08183502A
JPH08183502A JP32784394A JP32784394A JPH08183502A JP H08183502 A JPH08183502 A JP H08183502A JP 32784394 A JP32784394 A JP 32784394A JP 32784394 A JP32784394 A JP 32784394A JP H08183502 A JPH08183502 A JP H08183502A
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Shoji Yuyama
正二 湯山
Itsuo Yasunaga
五男 安永
Naoki Koike
直樹 小池
Shinichi Honda
真一 本田
Hiroyasu Hamada
博康 濱田
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Yuyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤の種類に応じて、薬剤を取り出して包装
するまでの時間を節約することが可能な薬剤包装装置を
提供する。 【構成】 例えばフィーダユニット1-1におけるフィー
ダ3-5が駆動されて、このフィーダ3-5から薬剤が排出
され、この薬剤が点線の矢印15で示すようにホッパー
2に着地する。この薬剤は、ホッパー2の上を滑ったり
転がって、このホッパー2の排出孔2aに至り、ここで
一旦停止する。このホッパー2のホッパーペラ5が開閉
すると、この薬剤が2つ折りにされた包装用紙8の内側
に落下し、各ヒータローラ7,7が半回転して、この薬
剤が1つの包装袋8a内に封入される。このような薬剤
の包装処理は、繰り返され、多数の薬剤が順次包装され
ていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種類の薬剤(例
えば錠剤、カプセル、バイアルビン、アンプル)を収納
し、これらの薬剤を選択的に取り出して包装する薬剤包
装装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、実公平1
−8482号に記載の「錠剤包装機」と称するものがあ
る。この錠剤包装機では、複数の錠剤をそれぞれ収納し
た各タブレットケースを錠剤の包装位置からの距離に応
じて複数のグループに区分し、これらのグループ毎に、
錠剤がタブレットケースから排出されて包装紙に達する
までの所要時間を予め設定している。そして、タブレッ
トケースから錠剤が排出されると、このタブレットケー
スが属するグループについて設定された所要時間を経過
した後に、この錠剤を包装している。これにより、無駄
な時間を費やすことなく、タブレットケースから排出さ
れた錠剤を包装することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、錠剤は、タ
ブレットケースから自然落下されるが、このときに錠剤
の種類によって、錠剤が良く跳ねたり、速やかに制止し
て落ち着いたりする。例えば、球形状で、軟質のカプセ
ルは、跳ね易く、また楕円体状のカプセルは、跳ね難
く、落ち着き易い。このため、跳ね易い錠剤は、排出さ
れてから包装紙に達するまでに時間を比較的費やし、ま
た落ち着き易い錠剤は、排出されてから包装紙に達する
までの時間が短い。
【0004】しかしながら、上記従来の装置では、タブ
レットケースと包装紙間の距離に着目して、錠剤を包装
するのに費やす時間を短縮しているものの、錠剤の種類
を一切考慮していない。このため、錠剤がタブレットケ
ースから排出されて包装紙に達するまでの所要時間とし
て、跳ね易い錠剤についての時間を設定せざる得ず、こ
の結果、落ち着き易い錠剤は、排出されてから包装され
るまでに無駄な時間を費やすこととなった。
【0005】そこで、この発明の課題は、錠剤は言うま
でもなく、カプセル、バイアルビン、アンプル等の薬剤
の種類に応じて、薬剤を取り出して包装するまでの時間
を節約することが可能な薬剤包装装置及びその制御方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、ホッパーと、このホッパーの上方に配
列された複数のフィーダとを備え、それぞれの種類の薬
剤を各フィーダに収納しておき、これらのフィーダから
ホッパーへとそれぞれの薬剤を落下させ、このホッパー
の排出孔で、各薬剤を包装する薬剤包装装置において、
各種類の薬剤毎に、薬剤がホッパーに着地してから該ホ
ッパーの排出孔に至るまでの移動時間を記憶した移動時
間記憶手段と、各フィーダを制御しており、これらのフ
ィーダから1包装分の各薬剤を落下させ、これらの薬剤
についての各移動時間を移動時間記憶手段から読み出
し、これらの薬剤の落下時点から該各移動時間を少なく
とも経過した後に、次の1包装分の薬剤を落下させる制
御手段とを備えている。
【0007】また、各フィーダの配列方法によっては、
これらのフィーダから落下された各薬剤の着地位置と、
ホッパーの排出孔間のそれぞれの距離が相互に異なる。
この場合は、移動時間記憶手段の代わりに、移動速度記
憶手段と、距離記憶手段とを設ける。一方の移動速度記
憶手段には、各種類の薬剤毎に、ホッパー上の薬剤の移
動速度を記憶しておき、他方の距離記憶手段には、各フ
ィーダ毎に、フィーダからホッパーへと落下した薬剤の
着地位置と該ホッパーの排出孔間の距離を記憶してお
く。制御手段は、これらのフィーダから1包装分の各薬
剤を落下させると、これらの薬剤の移動速度を移動速度
記憶手段から読み出すとともに、これらのフィーダにつ
いての各距離を距離記憶手段から読み出し、これらの移
動速度と距離に基づいて、これらの薬剤毎に、薬剤の着
地位置からホッパーの排出孔に至るまでの該薬剤の移動
時間を求め、これらの薬剤の落下時点から該各薬剤につ
いての各移動時間を少なくとも経過した後に、次の1包
装分の薬剤を落下させる。
【0008】
【作用】この発明では、各種類の薬剤毎に、薬剤がホッ
パーに着地してから該ホッパーの排出孔に至るまでの移
動時間を移動時間記憶手段に記憶している。例えば、楕
円形のカプセルと球形の錠剤とでは、それぞれの移動時
間が異なり、これらの移動時間を移動時間記憶手段に記
憶しておく。制御手段は、1包装分の薬剤として、例え
ばフィーダから楕円形のカプセルを落下させると、この
楕円形のカプセルの移動時間を移動時間記憶手段から読
み出し、この移動時間を少なくとも経過してから次の1
包装分の薬剤を落下させる。このため、1包装分の薬剤
の落下から次の1包装分の薬剤の落下までの時間を必要
最小限に抑えることができ、無駄な時間を費やさずに済
む。これにより、薬剤の包装を効率的に行うことが可能
になる。
【0009】また、各フィーダから落下された各薬剤の
着地位置と、ホッパーの排出孔間のそれぞれの距離が相
互に異なる場合は、移動時間記憶手段の代わりに、移動
速度記憶手段と、距離記憶手段とを設けておけば、移動
速度記憶手段に記憶された各薬剤の移動速度と、距離記
憶手段に記憶された各フィーダについての各距離に基づ
いて、各薬剤の移動時間を求めることができるので、先
と同様に、効率的な薬剤の包装を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は、この発明の薬剤包装装置の第1実
施例を概略的に示している。この実施例の装置では、複
数のフィーダユニット1-1〜1-nを漏斗型のホッパー2
の上方に配列している。このホッパー2は、図2に示す
ように略円形であり、その中央に排出孔2aが形成され
ている。各フィーダユニット1-1〜1-nは、ホッパー2
の排出孔2aを中心とする円周上に配列されており、こ
れらのフィーダユニット1-1〜1-nと排出孔2a間のそ
れぞれの距離が同一である。
【0012】各フィーダユニット1-1〜1-nには、5つ
のフィーダ3-1〜3-5が縦に重ねて配設されている。こ
れらのフィーダには、それぞれ異なる種類の薬剤が収納
されており、これらのフィーダから薬剤が1個ずつ排出
される。また、これらのフィーダには、それぞれの薬剤
検出センサ4が付設されており、これらの薬剤検出セン
サ4は、それぞれのフィーダから1個ずつ排出される薬
剤を逐一検出する。なお、これらの薬剤検出センサは、
例えば対向配置された発光素子と受光素子からなり、こ
れらの素子間を通過した薬剤を検出する。
【0013】ホッパー2の排出孔2aには、ホッパーペ
ラ5が枢支されている。モータ6は、図示されない伝達
機構を介してホッパーペラ5を開閉する。このホッパー
ペラ5の下方には、一対のヒータローラ7,7が配設さ
れている。こらのヒータローラ7,7は、図3に示すよ
うに円柱の周囲を部分的に削り取った形状であり、上下
の各鍔の縁7aと、外周の2本の縁7bが発熱する。ま
た、モータ6は、図示されない伝達機構を介して各ヒー
タローラ7,7を相互に異なる方向に回転させる。これ
らのヒータローラ7,7間には、2つ折りにされた包装
用紙8が挟み込まれ、これらのヒータローラ7,7の回
転に伴い、包装用紙8が搬送される。この包装用紙8の
2つ折りにされて対向する各面には、感熱性の接着剤が
塗布されているので、各ヒータローラ7,7の縁の発熱
によって、包装用紙8の対向する各面が部分的に加熱さ
れて相互に接着する。これにより、周囲を封止された各
包装袋8aが順次形成されていく。
【0014】また、ホッパー2のホッパーペラ5と、各
ヒータローラ7,7は、モータ6によって共に駆動され
ており、両者が連動する。ここでは、各ヒータローラ
7,7の半回転毎に、1つの包装袋8aが形成される。
各ヒータローラ7,7の半回転の期間において、包装用
紙8が各ヒータローラ7,7の縁7b間に挟み込まれ
て、包装用紙8が縦に封止され、この縦の封止の後で、
ホッパーペラ5が開かれ、更に一定の時間が経過する
と、ホッパーペラ5が閉じられる。このホッパーペラ5
が閉じたときには、各ヒータローラ7,7が定位置に達
して、1つの包装袋8aが形成される。各ヒータローラ
7,7の定位置は、定位置センサ9によって検出され
る。この定位置センサ9は、例えばエンコーダを利用し
たものである。
【0015】各フィーダの薬剤検出センサ4の検出出
力、各ヒータローラ7,7の定位置ンサ9の検出出力
は、入力部11を介して演算制御部12に入力される。
この演算制御部12は、後で詳述するように各センサか
らの検出出力と、記憶部13に記憶されているデータに
基づき、出力部14を介して各フィーダやモータ6を制
御する。これにより、例えばフィーダユニット1-1にお
けるフィーダ3-5が駆動されて、このフィーダ3-5から
薬剤が排出され、この薬剤が点線の矢印15で示すよう
にホッパー2に着地する。この薬剤は、ホッパー2の上
を滑ったり転がって、このホッパー2の排出孔2aに至
り、ここで一旦停止する。このホッパー2のホッパーペ
ラ5が開閉すると、この薬剤が2つ折りにされた包装用
紙8の内側に落下し、各ヒータローラ7,7が半回転す
ると、この薬剤が1つの包装袋8a内に封入される。こ
のような薬剤の包装処理は、繰り返され、多数の薬剤が
順次包装されていく。
【0016】薬剤指定部16は、オペレータによって操
作され、この操作によって、処方箋が入力される。この
処方箋として、例えば朝昼夕毎に服用する各薬剤の名
称、一度に服用する各薬剤の個数、服用回数等が入力さ
れる。演算制御部12は、薬剤指定部16から入力部1
1を介して処方箋を入力し、この処方箋を記憶部13に
記憶させる。
【0017】こうして記憶部13には、種々の処方箋が
記憶され、これらの処方箋のうちのいずれかが薬剤指定
部16の操作によって指定されると、これに応答して演
算制御部12は、指定された処方箋を記憶部13から読
み出し、この処方箋の薬剤を包装するための制御を行
う。また、演算制御部12は、印字部17を制御して、
この処方箋を包装袋に印字する。
【0018】一方、記憶部13には、図4に示すような
薬剤収納データテーブル21が記憶されている。このテ
ーブル21は、各フィーダの識別番号に対応して、これ
らのフィーダに収納されるそれぞれの薬剤の名称と、こ
れらの薬剤の属性を記録している。このテーブル21に
よれば、例えば識別番号(1-1,3-1)のフィーダ、つ
まりフィーダユニット1-1のフィーダ3-1には、薬剤名
Aの薬剤が収納され、この薬剤に属性T4 が与えられて
いる。
【0019】各種類の薬剤の属性としては、T1
2 ,‥‥,T7 という7種類のものが予め定められて
おり、これらの属性が記憶部13内の図5に示すような
薬剤属性データテーブル22で定義されている。これら
の属性は、ホッパー2の上での薬剤の移動時間tm 、つ
まり薬剤がホッパー2に着地してから該ホッパー2の排
出孔2aに至るまでの時間を示している。このテーブル
22から明らかなように、属性T1 は、ドラム型の錠剤
に与えられ、移動時間tm が1.9秒である。同様に、
各属性T2 ,T3 ,T4 ,T5 ,T6 ,T7 は、楕円型
の錠剤、楕円形のカプセル、クローバ型の錠剤、バイア
ルビン、アンプル、球形の錠剤に与えられ、1.6秒、
1.5秒、1.4秒、1.0秒、0.8秒、0.6秒と
いうそれぞれの移動時間tm を示している。
【0020】したがって、薬剤名を指定すれば、図4の
データテーブル21を参照することにより、この薬剤名
の薬剤が収納されているフィーダの識別番号と、この薬
剤の属性が明らかになり、この後に図5のデータテーブ
ル22を参照すれば、この薬剤の移動時間tm が明らか
となる。
【0021】さらに、記憶部13には、図6に示すよう
なフィーダ属性検索データテーブル23が記憶されてい
る。このテーブル23には、各フィーダの識別番号と、
各フィーダの第1属性が記録されている。各フィーダの
第1属性としては、H1 ,H2 ,‥‥,H5 という5種
類のものが予め定められおり、これらの第1属性が記憶
部13内の図7に示すようなフィーダ第1属性データテ
ーブル24で定義されている。これらの第1属性は、フ
ィーダユニットの各フィーダ3-1〜3-5の高さに応じた
それぞれの落下時間ts 、つまり各フィーダ3-1〜3-5
からそれぞれの薬剤を排出したときに、これらの薬剤が
各フィーダ3-1〜3-5からホッパー2に着地するまでの
それぞれの時間を示している。このテーブル24から明
らかなように、第1属性H1 は、最も低いフィーダ3-1
に与えられ、0秒の落下時間tsを示している。同様
に、第1属性H2 ,H3 ,H4 ,H5 は、それぞれの高
さの各フィーダ3-2,3-3,3-4,3-5に与えられ、
0.05秒、0.1秒、0.15秒、0.2秒というそ
れぞれの落下時間ts を示している。
【0022】さて、このような構成の薬剤包装装置にお
いて、各フィーダユニット1-1〜1-nの各フィーダ3-1
〜3-5からそれぞれの薬剤を排出させて、これらの薬剤
をホッパーで収集し、これらの薬剤を包装するための処
理を図8に示すフローチャート、及び図9に示すタイミ
ングチャートに従って述べる。
【0023】まず、演算制御部12は、記憶部13から
1つの処方箋を読み出し、この処方箋に基づいて、各薬
剤名や各薬剤名毎の合計個数等を求める。また、この処
方箋に基づいて、例えば朝昼夕毎に服用する各薬剤の名
称、一度に服用する各薬剤の個数、服用回数等を求め
る。さらに、記憶部13内の図4乃至図7の各データテ
ーブル21〜24を参照して、各薬剤が収納されている
各フィーダの識別番号、これらのフィーダの高さに応じ
たそれぞれの落下時間ts 、ホッパー2の上での該各薬
剤の移動時間tm を求める(図8のステップ101)。
【0024】ここで、例えば朝に服用すべき薬剤の薬剤
名がAとすると、この薬剤名Aに基づいて、各データテ
ーブル21〜24を検索すれば、この薬剤名Aの薬剤が
収納されているフィーダの識別番号(1-1,3-1)、こ
のフィーダについての落下時間ts (0秒)、この薬剤
の移動時間tm (1.0秒)を求めることができる。
【0025】また、昼に服用すべき2種類の薬剤の薬剤
名がB,Cとすると、これらの薬剤名B,Cに基づい
て、これらの薬剤名B,Cの薬剤が収納されている各フ
ィーダの識別番号(1-1,3-2),(1-1,3-3)、こ
れらのフィーダについての落下時間ts (0.05
秒),(0.1秒)、これらの薬剤の移動時間t
m (1.9秒),(1.4秒)を求めることができる。
【0026】さらに、夕に服用すべき3種類の薬剤の薬
剤名がD,E,Fとすると、これらの薬剤名D,E,F
に基づいて、これらの薬剤名D,E,Fの薬剤が収納さ
れている各フィーダの識別番号(1-1,3-4),
(1-1,3-5),(1-2,3-1)、これらのフィーダに
ついての落下時間ts (0.15秒),(0.2秒),
(0秒)、これらの薬剤の移動時間tm (1.0秒),
(0.8秒),(0.6秒)を求めることができる。
【0027】こうして収集されたデータは、図10に示
すようなものであり、この収集データが演算制御部12
に内示される。
【0028】次に、演算制御部12は、図10に示すデ
ータを参照して、検薬用印字の内容、つまり各薬剤名や
各薬剤名毎の合計個数等を得る。そして、演算制御部1
2は、この検薬用印字の内容を印字部17に伝送すると
ともに、モータ6を作動させて、各ヒータローラ7,7
を回転させ、包装用紙8を搬送する。印字部17は、こ
の検薬用印字の内容を受け取ると、この内容、つまり各
薬剤名や各薬剤名毎の合計個数等を図9(f)に示す時
間ti1に包装用紙8に印字する。したがって、包装用紙
8を搬送しつつ、検薬用印字の内容を包装用紙8に印字
することとなる(図8のステップ102)。
【0029】演算制御部12は、定位置センサ9からの
検出出力に基づいて各ヒータローラ7,7が定位置に達
したか否かを判定しており(図8のステップ103)、
図9に示す時点t1 で、図9(e)に示すように定位置
センサ9からの検出出力がハイレベルになると、各ヒー
タローラ7,7が定位置に達したと判定して(図8のス
テップ103,Yes)、モータ6を停止する(図8の
ステップ104)。
【0030】引き続いて、演算制御部12は、図10に
示すデータを参照し、患者用印字の内容として、朝に服
用すべき旨を得、この旨を印字部17に伝送するととも
に、モータ6を作動させて、各ヒータローラ7,7を回
転させ、包装用紙8を搬送する(図8のステップ10
5)。印字部17は、この患者用印字の内容を受け取る
と、この内容、つまり朝に服用すべき旨を図9(f)に
示す時間ti2で包装用紙8に印字する。これにより、包
装用紙8の搬送に伴い、患者用印字の内容が包装用紙8
に印字される。
【0031】この患者用印字の内容の印字が終了したと
きには、ステップ102において検薬用印字の内容を印
字した包装用紙8の部分が各ヒータローラ7,7の間を
通過して、1つの空の包装袋8aが形成される。この空
の包装袋8aには、検薬用印字の内容、つまり各薬剤名
や各薬剤名毎の合計個数等が表示される。
【0032】演算制御部12は、図9に示す時点t
2 で、図9(e)に示すように定位置センサ9からの検
出出力がハイレベルになると、各ヒータローラ7,7が
定位置に達したと判定して(図8のステップ106,Y
es)、モータ6を停止する(図8のステップ10
7)。
【0033】次に、演算制御部12は、図10に示すデ
ータを参照して、朝に服用すべき薬剤名Aの薬剤の包装
を判定し、この包装のために時点t2 で、識別番号(1
-1,3-3)のフィーダ、つまりフィーダユニット1-1
フィーダ3-3に対して、3個の薬剤の排出を指示する
(図8のステップ108)。これに応答して、このフィ
ーダ3-3は、薬剤名Aの薬剤を排出するための動作を3
回だけ繰り返す。これにより、薬剤名Aの薬剤が3個だ
け排出される。
【0034】ここで、フィーダから1個の薬剤を排出す
るには、排出時間t0 を要する。したがって、薬剤名A
の薬剤を3個だけ排出すると、図9(a)に示すように
排出時間t0 が3回だけ連続する。
【0035】この薬剤名Aの薬剤の排出のときに、この
フィーダ3-3の薬剤検出センサ4は、3個の薬剤を繰り
返し検出し、この度に、検出出力を演算制御部12に送
出する。このため、演算制御部12は、この薬剤検出セ
ンサ4から検出出力を3回だけ入力し、薬剤名Aの薬剤
が3個だけ排出されたことを確認できる。
【0036】演算制御部12は、薬剤名Aの薬剤が3個
だけ排出されると、このフィーダ3-1についての落下時
間ts を待機するが(図8のステップ109)、このフ
ィーダ3-1についての落下時間ts が0秒なので、この
ステップ109をジャンプする。
【0037】そして、演算制御部12は、図9(a)に
示すように薬剤名Aの薬剤の移動時間tm (1.4秒)
を待機する。この待機の間に、この3個目の薬剤がホッ
パー2の上を滑ったり転がってホッパーペラ5に至る
(図8のステップ110)。
【0038】すなわち、薬剤名Aの薬剤を3個だけ排出
したときには、移動時間tm (1.4秒)を経過して、
この3個目の薬剤がホッパーペラ5に至るまで、演算制
御部12は待機する。
【0039】この移動時間tm の終了時点t3 で、薬剤
名Aの薬剤がホッパーペラ5に到着すると、演算制御部
12は、モータ6を作動させて、各ヒータローラ7,7
を回転させるとともに、ホッパーペラ5を開閉させ(図
8のステップ105)、図9(e)に示すように時点t
4 で定位置センサ9の検出出力がハイレベルになると
(図8のステップ106,Yes)、モータ6を停止す
る(図8のステップ107)。これにより、薬剤名Aの
薬剤が包装用紙8の内側に落下し、これらの薬剤が1つ
の包装袋8aに封入される。
【0040】この薬剤名Aの薬剤を封入した包装袋8a
には、1回目のステップ105において既に印字した患
者用印字の内容、つまり朝に服用すべき旨が表示され
る。
【0041】一方、演算制御部12は、時点t3 で、図
10に示すデータを参照し、次の包装袋に印字すべき患
者用印字の内容として、昼に服用すべき旨を得、この旨
を印字部17に伝送する。これにより、包装用紙8の搬
送に伴い、この昼に服用すべき旨が図9(f)に示す時
間ti3に包装用紙8に印字される(図8のステップ10
5)。
【0042】次に、演算制御部12は、図10に示すデ
ータを参照して、昼に服用すべき各薬剤名B,Cの薬剤
の包装を判定し、この包装のために時点t4 で、各識別
番号(1-1,3-2)及び(1-1,3-3)のフィーダに対
して、2個の薬剤及び5個の薬剤の排出をそれぞれ指示
する(図8のステップ108)。これに応答して、識別
番号(1-1,3-3)のフィーダは、図9(a)に示すよ
うに薬剤の排出動作を2回だけ繰り返して、薬剤名Bの
薬剤を2個だけ排出する。また、識別番号(1-1
-3)のフィーダは、図9(b)に示すように薬剤の排
出動作を5回だけ繰り返して、薬剤名Cの薬剤を5個だ
け排出する。
【0043】演算制御部12は、薬剤名Bの薬剤が2個
だけ排出されると、これらの薬剤を収納していたフィー
ダについての落下時間ts が0.05秒で、この薬剤名
Bの薬剤の移動時間tm が1.9秒なので、図9(a)
に示すように落下時間ts (0.05秒)と移動時間t
m (1.9秒)を待機する。これらの時間を待機してい
る間に、この薬剤がホッパー2の上を移動してホッパー
ペラ5に至る(図8の各ステップ109,110)。
【0044】また、演算制御部12は、薬剤名Cの薬剤
が5個だけ排出されると、これらの薬剤を収納していた
フィーダについての落下時間ts が0.1秒で、この薬
剤名Cの薬剤の移動時間tm が1.4秒なので、図9
(b)に示すように落下時間ts (0.1秒)と移動時
間tm (1.4秒)を待機する。この待機の間に、これ
らの薬剤がホッパー2に着地してホッパーペラ5に至る
(図8の各ステップ109,110)。
【0045】ここで、薬剤名Bの薬剤がホッパーペラ5
に達した後に、薬剤名Cの薬剤がホッパーペラ5に達す
るので、演算制御部12は、薬剤名Cの薬剤がホッパー
ペラ5に達した時点t5 で、各ヒータローラ7,7を回
転させるとともに、ホッパーペラ5を開閉させ(図8の
ステップ105)、図9(e)に示すように時点t6
(図8のステップ106,Yes)、モータ6を停止す
る(図8のステップ107)。これにより、各薬剤名
B,Cの薬剤が包装用紙8の内側に落下され、これらの
薬剤が1つの包装袋8aに封入される。
【0046】これらの薬剤名B,Cの薬剤を封入した包
装袋8aには、2回目のステップ105において既に印
字した昼に服用すべき旨が表示される。
【0047】一方、演算制御部12は、時点t5 で、図
10に示すデータを参照し、次の包装袋に印字すべき患
者用印字の内容として、夕に服用すべき旨を得、この旨
を印字部17に伝送する。これにより、包装用紙8の搬
送に伴い、この夕に服用すべき旨が図9(f)に示す時
間ti4に包装用紙8に印字される(図8のステップ10
5)。
【0048】次に、演算制御部12は、図10に示すデ
ータを参照して、夕に服用すべき各薬剤名D,E,Fの
薬剤の包装を判定し、この包装のために時点t6 で、各
識別番号(1-1,3-4),(1-1,3-5)及び(1-2
-1)のフィーダに対して、1個の薬剤、2個の薬剤及
び3個の薬剤の排出をそれぞれ指示する(図8のステッ
プ108)。これに応答して、これらのフィーダは、図
9(a),(b),(c)に示すように薬剤の排出動作
を1回、2回及び3回だけそれぞれ繰り返して、薬剤名
Dの薬剤を1個、薬剤名Eの薬剤を2個、薬剤名Fの薬
剤を3個だけ排出する。
【0049】演算制御部12は、薬剤名Dの薬剤が排出
されると、この薬剤を収納していたフィーダについての
落下時間ts (0.15秒)、この薬剤の移動時間tm
(1.0秒)を待機する。また、演算制御部12は、薬
剤名Eの薬剤が2個だけ排出されると、この薬剤を収納
していたフィーダについての落下時間ts (0.2
秒)、この薬剤の移動時間tm (0.8秒)を待機す
る。同様に、演算制御部12は、薬剤名Fの薬剤が3個
だけ排出されると、この薬剤を収納していたフィーダに
ついての落下時間ts (0秒)、この薬剤の移動時間t
m (0.6秒)を待機する(図8の各ステップ109,
110)。
【0050】ここで、図9(a),(b),(c)から
明らかなように、薬剤名Fの薬剤が最も遅れてホッパー
ペラ5に到着するので、この薬剤の到着時点t7 で、各
薬剤名D,E,Fの薬剤が全てホッパーペラ5に揃う。
このため、演算制御部12は、この時点t7 で、各ヒー
タローラ7,7を回転させるとともに、ホッパーペラ5
を開閉させ(図8のステップ105)、図9(e)に示
すように時点t8 で(図8のステップ106,Ye
s)、モータ6を停止する(図8のステップ107)。
これにより、各薬剤名D,E,Fの薬剤が全て包装用紙
8の内側に落下し、これらの薬剤が1つの包装袋8aに
封入される。
【0051】これらの薬剤名D,E,Fの薬剤を封入し
た包装袋8aには、3回目のステップ105において既
に印字した夕に服用すべき旨が表示される。
【0052】一方、演算制御部12は、時点t7 で、図
10に示すデータを参照し、次の包装袋に印字すべき患
者用印字の内容として、朝に服用すべき旨を得、この旨
を印字部17に伝送する。これにより、包装用紙8の搬
送に伴い、朝に服用すべき旨が図9(f)に示す時間t
i5に包装用紙8に印字される(図8のステップ10
5)。
【0053】以降同様に、朝に服用すべき薬剤名Aの薬
剤、昼に服用すべき各薬剤名B,Cの薬剤、夕に服用す
べき各薬剤名D,E,Fの薬剤がそれぞれの包装袋に繰
り返し包装されていき、各薬剤名毎の合計個数の包装が
達成されると、演算制御部12は、薬剤の包装を終了す
る。
【0054】このように第1実施例の薬剤包装装置で
は、フィーダから1包装分の薬剤を排出させると、この
薬剤がホッパーに着地するまでの落下時間と、ホッパー
の上での該薬剤の移動時間を経過してから、次の1包装
分の薬剤を排出させている。このため、各包装の間合い
の時間を必要最小限に設定することができ、効率的な包
装が可能になる。
【0055】また、最初の包装袋が空で、この空の包装
袋には、検薬用印字の内容、つまり各薬剤名や各薬剤名
毎の合計個数等が印字される。さらに、この空きの包装
袋には、朝昼夕用の各包装袋が交互に繰り返して連な
り、これらの朝昼夕用の各包装袋には、それぞれの患者
用印字、つまり朝に服用すべき旨、昼に服用すべき旨、
夕に服用すべき旨がそれぞれ印字される。最初の包装袋
は、薬剤を供給する側で、各薬剤名や各薬剤名毎の合計
個数等を確認するためのものであり、この確認を行って
から、切り離される。また、薬剤が封入された残りの一
連の各包装袋が患者に与えられる。この患者にとって
は、朝昼夕用の各包装袋が交互に繰り返して連なってい
るので、利用し易い。
【0056】図11は、この発明の薬剤包装装置の第2
実施例を概略的に示している。この装置では、図1に示
す各フィーダユニット1-1〜1-nの代わりに、複数のフ
ィーダユニット31-1〜31-28 をホッパー2の上方に
同心円状に配列している。最も内側には、4つのフィー
ダユニット31-1〜31-4が配列され、その外側には、
8つのフィーダユニット31-5〜31-12 が配列され、
最も外側には、16のフィーダユニット31-13 〜31
-28 が配列されている。これらのフィーダユニット31
-1〜31-28 は、図1に示すフィーダユニットと同様
に、5つのフィーダを縦に重ね、これらのフィーダにそ
れぞれの薬剤検出センサ4を付設したものである。
【0057】また、この装置では、図1に示す装置と同
様に、ホッパーペラ5、モータ6、入力部11、演算制
御部12、記憶部13、出力部14、薬剤指定部16等
が備えられている。
【0058】ここでは、各フィーダユニットを同心円状
に配列したことから、最も内側の各フィーダユニット3
-1〜31-4から排出されて、ホッパー2に着地した薬
剤の着地位置と該ホッパー2の排出孔2a間の距離が最
も短く、その外側の各フィーダユニット31-5〜31
-12 から排出されて、着地した薬剤の着地位置と排出孔
2a間の距離がやや長く、最も外側の各フィーダユニッ
ト31-13 〜31-28 から排出されて、着地した薬剤の
着地位置と排出孔2a間の距離が最も長い。したがっ
て、全く同一の薬剤であっても、この薬剤を最も内側の
フィーダユニットのフィーダに収納すれば、この薬剤が
ホッパー2に着地してから排出孔2aに到達するまでの
時間は短く、また、この薬剤を最も外側のフィーダユニ
ットのフィーダに収納すれば、この薬剤がホッパー2に
着地してから排出孔2aに到達するまでの時間は長くな
る。このため、各種類の薬剤毎に、1つの移動時間tm
を定めることはできない。
【0059】この場合、各種類の薬剤毎に、それぞれの
移動速度vm と、各フィーダ毎に、それぞれの移動距離
m1を予め定めておき、フィーダについての移動距離l
m1を薬剤の移動速度vm で割ることにより、ホッパー上
の該薬剤の移動時間tm を求める。
【0060】この第2実施例の装置においては、図7に
示すフィーダ第1属性データテーブル24を必要とし、
また図4、図5及び図6に示す各データテーブル21,
22,23の代わりに、図12に示す薬剤収納データテ
ーブル32、図13に示す薬剤属性データテーブル3
3、図14に示すフィーダ属性検索データテーブル3
4、及び図15に示すフィーダ第2属性データテーブル
35を必要とする。
【0061】図12の薬剤収納データテーブル32で
は、各フィーダの識別番号に対応して、これらのフィー
ダに収納されるそれぞれの薬剤の名称と、これらの薬剤
の属性が記録されている。
【0062】図13の薬剤属性データテーブル33で
は、各種類の薬剤の属性T′1 ,T′2 ,‥‥,T′7
が定義されており、これらの属性がホッパー2の上での
移動速度vm を示している。すなわち、属性T′1 は、
ドラム型の錠剤に与えられ、移動速度vm が27cm/
secである。同様に、各属性T′2 ,T′3
T′4,T′5 ,T′6 ,T′7 は、楕円型の錠剤、楕
円形のカプセル、クローバ型の錠剤、バイアルビン、ア
ンプル、球形の錠剤に与えられ、31cm/sec、3
3cm/sec、36cm/sec、57cm/se
c、60cm/sec、80cm/secを示してい
る。
【0063】また、図14のフィーダ属性検索データテ
ーブル34では、各フィーダの識別番号に対応して、こ
れらのフィーダの第1属性及び第2属性が記録されてい
る。一方の各フィーダの第1属性は、図7のフィーダ第
1属性データテーブル24で定義されており、H1 ,H
2 ,‥‥,H5 という5種類のものがある。これらの第
1属性は、フィーダユニットの各フィーダ3-1〜3-5
高さに応じたそれぞれの落下時間ts を示している。ま
た、各フィーダの第2属性は、J1 ,J2 ,J3 という
3種類のものがあり、これらの第2属性が図15のフィ
ーダ第2属性データテーブル35で定義されている。こ
れらの第2属性は、ホッパー2の上方における各フィー
ダの位置、つまりホッパー2の最も内側、その外側、最
も外側のそれぞれの位置に応じたそれぞれの移動距離l
m1を示している。このデータテーブル35から明らかな
ように、第2属性J1 は、ホッパー2の最も内側に位置
するフィーダユニットのフィーダに与えられ、移動距離
m1(20cm)を示し、第2属性J2 は、その外側に
位置するフィーダユニットのフィーダに与えられ、移動
距離lm1(40cm)を示し、第3属性J3 は、最も外
側に位置するフィーダユニットのフィーダに与えられ、
移動距離lm1(60cm)を示す。
【0064】これらのデータテーブル32,33,3
4,35を図7のデータテーブル24と共に記憶部13
に記憶しておけば、演算制御部12は、これらのデータ
テーブルに基づいて、先に述べた図10のデータと同様
の内容のものを収集することができ、この収集したデー
タに基づいて、図8のフローチャートと同様の処理、つ
まりフィーダから1包装分の薬剤を排出させ、この薬剤
がホッパーに着地するまでの落下時間と、ホッパー上で
の該薬剤の移動時間を経過してから、次の1包装分の薬
剤を排出させるという制御を行うことができる。
【0065】この第2実施例の装置では、図10のデー
タと同様の内容のものを収集するために、図12のデー
タテーブル32を参照して、例えば各薬剤名B,Rの薬
剤が収納されている各フィーダの識別番号(31-1,3
-2),(31-5,3-3)と、これらの薬剤の属性
T′1 ,T′4 を求める。そして、図14のデータテー
ブル34を参照して、各フィーダ識別番号(31-1,3
-2),(31-5,3-3)に対応するそれぞれの第1属性
2 ,H3 を読み出し、図7のデータテーブル24を参
照して、これらの第1属性H2 ,H3 に対応するそれぞ
れの落下時間ts (0.05秒),(0.1秒)を求め
る。
【0066】また、図13のデータテーブル33を参照
して、薬剤の各属性T′1 ,T′4に対応するそれぞれ
の移動速度vm (27cm/sec),(36cm/s
ec)を求める。さらに、図14のデータテーブル34
を参照して、フィーダ識別番号(31-1,3-2)に対応
する第2属性J1 と、フィーダ識別番号(31-5
-3)に対応する第2属性J2 を求め、図15のデータ
テーブル35を参照して、第2属性J1 に対応する移動
距離lm1(20cm)と、第2属性J2 に対応する移動
距離lm1(40cm)を求める。そして、薬剤名Bにつ
いては、第2属性J1 の移動距離lm1(20cm)を属
性T′1 の移動速度vm (27cm/sec)で割るこ
とにより、ホッパー2の上での移動時間tm を求め、ま
た薬剤名Cについても、第2属性J2 の40cmの移動
距離lm1を属性T′4 の移動速度vm(36cm/se
c)で割ることにより、ホッパー2の上での移動時間t
m を求める。
【0067】こうして各薬剤名の薬剤毎に、落下時間t
s と、移動時間tm が求められば、図10のデータを収
集することができ、図8のフローチャートと同様の処理
が可能となる。
【0068】図16、図17及び図18には、この薬剤
包装装置の第3実施例が概略的に示されている。図16
は、この装置の斜視図、図17は、この装置の側面図、
図18は、この装置の平面図である。
【0069】この第3実施例の装置では、上方からは矩
形に見えるホッパー40を用いており、このホッパー4
0の上方に、各フィーダユニット41-1〜41-8,各フ
ィーダユニット42-1〜42-8,‥‥を6列に並べて配
設している。これらのフィーダユニットは、図1に示す
フィーダユニットと同様に、5つのフィーダを縦に重
ね、これらのフィーダにそれぞれの薬剤検出センサ4を
付設したものである。
【0070】また、ホッパー40の底には、各ベルトコ
ンベアー47,48が設けられ、これらのベルトコンベ
アー47,48の間に、ホッパー40の排出孔40aが
位置する。
【0071】さらに、この装置では、図1に示す装置と
同様に、ホッパーペラ5、モータ6、入力部11、演算
制御部12、記憶部13、出力部14、薬剤指定部16
等が備えられている。
【0072】ここでは、各フィーダユニットを行列方向
に配列し、ホッパー40の底に各ベルトコンベアー4
7,48を設けたので、薬剤がホッパー40に着地して
から、ホッパー40の排出孔40aに至るまでの移動時
間は、第1及び第2実施例とは異なる手順で求められ
る。
【0073】まず、記憶部13内に予め設定する各デー
タテーブルとして、図7に示すデータテーブル24、図
13に示す薬剤属性テーブル33、図19に示す薬剤収
納データテーブル51、図20に示すフィーダ属性検索
データテーブル52、図21に示すフィーダ第2属性デ
ータテーブル53、図22に示すフィーダ第3属性デー
タテーブル54が必要である。
【0074】図19のデータテーブル51では、各フィ
ーダ識別番号に対応して、これらのフィーダに収納され
るそれぞれの薬剤の名称と、これらの薬剤の属性が記録
されている。
【0075】図20のデータテーブル52には、各フィ
ーダ識別番号に対応して、これらのフィーダの第1属
性、第2属性及び第3属性が記録されている。第1属性
としては、H1 ,H2 ,‥‥,H5 という5種類のもの
が予め定められており、これらの第1属性が図7のデー
タテーブル24で定義されている。
【0076】また、各フィーダの第2属性は、I1 ,I
2 ,I3 という3種類のものがあり、これらの第2属性
が図21に示すデータテーブル53で定義されている。
これらの第2属性は、ホッパー40の上方における各フ
ィーダの位置に応じて定められており、これらのフィー
ダから落下したそれぞれの薬剤の着地位置と、これらの
薬剤が載せられる各ベルトコンベアー47,48間のそ
れぞれの移動距離lm2を示している。最初の第2属性I
1 は、ホッパー40の各ベルトコンベアー47,48の
最も近くに位置する各フィーダユニット43-1〜43-8
の各フィーダ、及び各フィーダユニット44-1〜44-8
の各フィーダに与えられ、移動距離lm2(10cm)を
示す。また、第2属性I2 は、その外側に位置する各フ
ィーダユニット42-1〜42-8の各フィーダ、及び各フ
ィーダユニット45-1〜45-8の各フィーダに与えら
れ、移動距離lm2(20cm)を示す。さらに、第2属
性I3 は、最も外側に位置する各フィーダユニット41
-1〜41-8の各フィーダ、及び各フィーダユニット46
-1〜46-8の各フィーダに与えられ、移動距離lm2(3
0cm)を示す。
【0077】各フィーダの第3属性としては、K1 ,K
2 ,K3 ,K4 という3種類のものがあり、これらの第
3属性が図21に示すデータテーブル54で定義されて
いる。これらの第3属性は、フィーダからホッパー40
に落下した薬剤が各ベルトコンベアー47,48に達し
てから該ホッパー40の排出孔40aに至るまでの該各
ベルトコンベアー47,48による搬送時間th を示し
ている。最初の第3属性K1 は、ホッパー40の排出孔
40aの最も近くに位置する4行目と5行目の各フィー
ダユニットに与えられ、搬送時間th (0.2秒)を示
す。また、第3属性K2 は、ホッパー40の排出孔40
aからやや離れて位置する3行目と6行目の各フィーダ
ユニットに与えられ、搬送時間th (0.4秒)を示
す。さらに、第3属性K3 は、ホッパー40の排出孔4
0aから更に離れて位置する2行目と7行目の各フィー
ダユニットに与えられ、搬送時間th (0.6秒)を示
す。
【0078】また、第3属性K4 は、ホッパー40の排
出孔40aから最も離れて位置する1行目と8行目の各
フィーダユニットに与えられ、搬送時間th (0.8
秒)を示す。
【0079】これらのデータテーブル24,33,5
1,52,53,54を記憶部13に記憶しておけば、
演算制御部12は、これらのデータテーブルに基づい
て、先に述べた図10のデータと同様の内容のものを収
集し、図8のフローチャートと同様の処理を行うことが
できる。
【0080】すなわち、図19のデータテーブル51を
参照して、例えば各薬剤名B,Rの薬剤が収納されてい
る各フィーダの識別番号(41-1,3-2),(42-3
-3)と、これらの薬剤の属性T′1 ,T′4 を求め
る。そして、図20のデータテーブル52を参照して、
各フィーダ識別番号(41-1,3-2),(42-3,3
−3)に対応するそれぞれの第1属性H,H3 を求
め、図7のデータテーブル24を参照して、これらの第
1属性H2 ,H3 に対応するそれぞれの落下時間t
s (0.05秒),(0.1秒)を求める。また、図1
3のデータテーブル33を参照して、各属性T′1
T′4 に対応するそれぞれの移動速度vm (27cm/
sec),(36cm/sec)を求める。
【0081】さらに、図20のデータテーブル52を参
照して、フィーダ識別番号(41-1,3-2)に対応する
第2属性I3 と、フィーダ識別番号(42-3,3-3)に
対応する第2属性I2 を求め、図21のデータテーブル
53を参照して、第2属性I3 に対応する移動距離lm2
(30cm)と、第2属性I2 に対応する移動距離lm2
(20cm)を求める。
【0082】また、図20のデータテーブル52を参照
して、フィーダ識別番号(41-1,3-2)に対応する第
3属性K4 と、フィーダ識別番号(42-3,3-3)に対
応する第3属性K2 を求め、図22のデータテーブル5
4を参照して、第3属性K4に対応する搬送時間t
h (0.8秒)と、第3属性K2 に対応する搬送時間t
h(0.4秒)を求める。
【0083】この後、薬剤名Bについては、第2属性I
3 の移動距離lm2(30cm)を属性T′1 の移動速度
m (27cm/sec)で割ることにより、ホッパー
40に着地してからベルトコンベアー47に移動するま
での移動時間tm を求め、この移動時間tm と第3属性
4 の搬送時間th (0.8秒)を加算して、この和の
移動及び搬送時間tmhを求める。同様に、薬剤名Rにつ
いても、第2属性I2の移動距離lm2(20cm)を属
性T′4 の移動速度vm (36cm)で割ることによ
り、ホッパー40に着地してからベルトコンベアー47
に移動するまでの移動時間tm を求め、この移動時間t
m と第3属性K1 の0.8秒の搬送時間を加算して、こ
の和の移動及び搬送時間tmhを求める。
【0084】こうして各薬剤名の薬剤毎に、落下時間t
s と、移動及び搬送時間tmhが求められれば、図10の
データを収集することができ、図8のフローチャートと
同様の処理が可能となる。
【0085】図23及び図24には、この発明の薬剤包
装装置の第4実施例が概略的に示されている。図23
は、この実施例の装置を側方から見て示しており、図2
4は、この装置を上方から見て示している。
【0086】この第4実施例の装置では、図1に示す装
置の各フィーダユニット1-1〜1-nとホッパー2の間
に、薬剤収納皿55を着脱自在に配置している。この薬
剤収納皿55は、図25に示すように行列方向に配列さ
れた各小室61-1〜61-5,62-1〜62-5,‥‥を備
えており、これらの小室の底がそれぞれ個別に開閉され
る。
【0087】この薬剤収納皿55は、各フィーダユニッ
ト1-1〜1-nの各フィーダ3-1〜3-5に収納されていな
い種類の薬剤、つまり利用頻度の小さな種類の薬剤を包
装するためのものであり、通常は、この薬剤収納皿55
を該薬剤包装装置から取り外しておく。この薬剤収納皿
55を利用するときには、この薬剤収納皿55の各小室
に、1包装分の薬剤をそれぞれ分配して収納してから、
この薬剤収納皿55を該薬剤包装装置に取り付ける。こ
の後、この薬剤収納皿55の各小室の底を順次開閉させ
る。各小室の底の開閉の度に、小室の1包装分の薬剤が
落下してホッパー2に着地し、この1包装分の薬剤がホ
ッパー2の排出孔2aまで移動すると、ホッパーペラ5
が開閉して、この1包装分の薬剤が包装袋8aに包装さ
れる。
【0088】ここで、薬剤収納皿55をホッパー2の近
くに配置するので、薬剤が薬剤収納皿55からホッパー
2に達するまでの落下時間を0秒としても、差し支えな
い。一方、薬剤収納皿55の各小室から落下してホッパ
ー2に着地したそれぞれの薬剤の着地位置と、ホッパー
2の排出孔2a間のそれぞれの距離が相互に異なるの
で、薬剤収納皿55の各小室毎に、各種類の薬剤の移動
時間を予め求めておく必要がある。
【0089】このためには、図13に示す薬剤属性デー
タテーブル33、図26に示す小室属性データテーブル
71、図27に示す薬剤収納データテーブル72a,7
2bを必要とする。
【0090】図26のデータテーブル71には、薬剤収
納皿55の各小室の識別番号に対応して、それぞれの移
動距離l3が記録されている。また、図27のデータテー
ブル72a,72bには、薬剤収納皿55の各室に収納
される1包装分の各薬剤の属性と、これらの室のうちの
薬剤を収納済みの各室が記録される。これらのデータテ
ーブル72a,72bへの記録は、薬剤指定部16の操
作によって行われる。
【0091】演算制御部12は、各データテーブル72
a,72bにデータが記録されると、データテーブル7
2aから1包装分の各薬剤の属性を読み取って、これら
の薬剤毎に、データテーブル33から薬剤の移動速度v
m を読み取り、これらの薬剤の移動速度vm のうちから
最も遅い移動速度vmin を選択する。また、演算制御部
12は、データテーブル72bから薬剤を収納済みの各
室の識別番号を読み取り、これらの室毎に、データテー
ブル71から室についての移動距離l3を読み取る。そし
て、演算制御部12は、薬剤を収納済みの各室について
のそれぞれの移動距離l3を最も遅い移動速度vmin で割
って、これらの室についてのそれぞれの移動時間tm
求める。したがって、これらの移動時間tm は、最も遅
い移動速度の薬剤がホッパー2に着地してから排出孔2
aに達するまでの時間である。
【0092】演算制御部12は、薬剤を収納済みの各室
の識別番号と、これらの室についてのそれぞれの移動時
間tm を図28に示すような収集データとして記憶す
る。
【0093】さて、薬剤収納皿55の各室に、1包装分
の各薬剤をそれぞれ収納してから、この薬剤収納皿55
を薬剤包装装置に取り付ける。この状態で、演算制御部
12は、図28の収集データを参照し、図示されない機
構を通じて、薬剤収納皿55における薬剤を収納済みの
各室の底を順次開閉する。これらの室の底が開閉される
度に、室内の1包装分の各薬剤がホッパー2に落下し、
これらの薬剤がホッパー2に着地してから排出孔2aに
至る。
【0094】演算制御部12は、1つの室の底を開閉し
たときに、この室の識別番号に対応する移動時間tm
図28のデータから読み出し、この室の底を開いた時点
から該移動時間tm を経過するまで待機する。そして、
この移動時間tm が経過した時点で、各ヒータローラ
7,7を回転させるとともに、ホッパーペラ5を開閉さ
せ、排出孔2aの各薬剤を包装する。この包装を終了す
ると、演算制御部12は、次の室の底を開閉し、この室
の識別番号に対応する移動時間tm を経過してから、各
ヒータローラ7,7の回転と、ホッパーペラ5の開閉を
行って、排出孔2aの各薬剤を包装する。
【0095】以降同様に、図28のデータに記録されて
いる全ての室について、1包装分の各薬剤の落下と包装
が繰り返される。
【0096】なお、上記各実施例では、7種類の薬剤を
例示したが、これに限定されるものでなく、もっと大ま
かに分類しても、もっと細かく分類しても構わない。ま
た、薬剤の移動時間や移動速度は、薬剤が転がったり、
滑ったり、蛇行することにより大きく変動する。このた
め、移動時間や移動速度として、最大のものを設定して
おくのが好ましい。さらに、ホッパーの傾斜角度や、ホ
ッパーの内壁面の滑らかさに応じて、移動時間や移動速
度を変更する必要がある。
【0097】
【効果】以上説明したように、この発明の薬剤包装装置
では、1包装分の薬剤を落下させると、この薬剤の移動
時間を少なくとも経過するまで待機して、この薬剤をホ
ッパーの排出孔に移動させてから、次の1包装分の薬剤
を落下させている。このため、1包装分の薬剤の落下か
ら次の1包装分の薬剤の落下までの時間を必要最小限に
抑えることができ、薬剤の包装を効率的に行うことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の薬剤包装装置の第1実施例を概略的
に示す図
【図2】図1の装置を上方から見て概略的に示す図
【図3】図1の装置におけるヒータローラを示す斜視図
【図4】図1の装置における記憶部内の薬剤収納データ
テーブルを示す図
【図5】図1の装置における記憶部内の薬剤属性データ
テーブルを示す図
【図6】図1の装置における記憶部内のフィーダ属性検
索データテーブルを示す図
【図7】図1の装置における記憶部内のフィーダ第1属
性データテーブルを示す図
【図8】図1の装置による処理手順を示すフローチャー
【図9】図1の装置による処理のタイミングを示すフロ
ーチャート
【図10】図1の装置における演算処理部が収集した収
集データを示す図
【図11】この発明の薬剤包装装置の第2実施例を概略
的に示す図
【図12】図11の装置における記憶部内の薬剤収納デ
ータテーブルを示す図
【図13】図11の装置における記憶部内の薬剤属性デ
ータテーブルを示す図
【図14】図11の装置における記憶部内のフィーダ属
性検索データテーブルを示す図
【図15】図11の装置における記憶部内のフィーダ第
2属性データテーブルを示す図
【図16】この発明の薬剤包装装置の第3実施例を概略
的に示す斜視図
【図17】図16の装置を概略的に示す側面図
【図18】図16の装置を概略的に示す平面図
【図19】図16の装置における記憶部内の薬剤収納デ
ータテーブルを示す図
【図20】図16の装置における記憶部内のフィーダ属
性検索データテーブルを示す図
【図21】図16の装置における記憶部内のフィーダ第
2属性データテーブルを示す図
【図22】図16の装置における記憶部内のフィーダ第
3属性データテーブルを示す図
【図23】この発明の薬剤包装装置の第4実施例を概略
的に示す側面図
【図24】図23の装置を概略的に示す平面図
【図25】図23の装置における薬剤収納皿を示す斜視
【図26】図23の装置における記憶部内の小室属性デ
ータテーブルを示す図
【図27】図23の装置における記憶部内の薬剤収納デ
ータテーブルを示す図
【図28】図23の装置における演算処理部が収集した
収集データを示す図
【符号の説明】
-1〜1-n,31-1〜31-28 ,41-1〜41-8,42
-1〜42-8,‥‥46-1〜46-8 フィーダユニット 2,40 ホッパー 3-1〜3-5 フィーダ 4 薬剤検出センサ 5 ホッパーペラ 6 モータ 7 ヒータローラ 8 包装用紙 9 定位置センサ 11 入力部 12 演算制御部 13 記憶部 14 出力部 15 薬剤指定部 47,48 ベルトコンベアー 55 薬剤収納皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 真一 豊中市名神口3丁目3番1号 株式会社湯 山製作所内 (72)発明者 濱田 博康 豊中市名神口3丁目3番1号 株式会社湯 山製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーと、このホッパーの上方に配列
    された複数のフィーダとを備え、それぞれの種類の薬剤
    を各フィーダに収納しておき、これらのフィーダからホ
    ッパーへとそれぞれの薬剤を落下させ、このホッパーの
    排出孔で、各薬剤を包装する薬剤包装装置において、 各種類の薬剤毎に、薬剤がホッパーに着地してから該ホ
    ッパーの排出孔に至るまでの移動時間を記憶した移動時
    間記憶手段と、 各フィーダを制御して、これらのフィーダから1包装分
    の各薬剤を落下させると、これらの薬剤についての各移
    動時間を移動時間記憶手段から読み出し、これらの薬剤
    の落下時点から該各移動時間を少なくとも経過した後
    に、次の1包装分の薬剤を落下させる制御手段とを備え
    る薬剤包装装置。
  2. 【請求項2】 各フィーダ毎に、薬剤がフィーダからホ
    ッパーに至るまでの落下時間を記憶した落下時間記憶手
    段を更に備え、 制御手段は、各フィーダから1包装分の各薬剤を落下さ
    せると、これらの薬剤についての各移動時間を移動時間
    記憶手段から読み出すとともに、これらのフィーダにつ
    いての各落下時間を落下時間記憶手段から読み出し、こ
    れらの薬剤毎に、移動時間と落下時間の和の時間を求
    め、これらの薬剤の落下時点から該各薬剤について求め
    られた各和の時間を少なくとも経過した後に、次の1包
    装分の薬剤を落下させる請求項1に記載の薬剤包装装
    置。
  3. 【請求項3】 ホッパーと、このホッパーの上方に配列
    された複数のフィーダとを備え、それぞれの種類の薬剤
    を各フィーダに収納しておき、これらのフィーダからホ
    ッパーへとそれぞれの薬剤を落下させ、このホッパーの
    排出孔で、各薬剤を包装する薬剤包装装置において、 各種類の薬剤毎に、ホッパー上の薬剤の移動速度を記憶
    した移動速度記憶手段と、 各フィーダ毎に、フィーダからホッパーへと落下した薬
    剤の着地位置と該ホッパーの排出孔間の距離を記憶した
    距離記憶手段と、 各フィーダを制御して、これらのフィーダから1包装分
    の各薬剤を落下させると、これらの薬剤についての各移
    動速度を移動速度記憶手段から読み出すとともに、これ
    らのフィーダについての各距離を距離記憶手段から読み
    出し、これらの移動速度と距離に基づいて、これらの薬
    剤毎に、薬剤の着地位置からホッパーの排出孔に至るま
    での該薬剤の移動時間を求め、これらの薬剤の落下時点
    から該各薬剤についての各移動時間を少なくとも経過し
    た後に、次の1包装分の薬剤を落下させる制御手段とを
    備える薬剤包装装置。
  4. 【請求項4】 各フィーダ毎に、薬剤がフィーダからホ
    ッパーに至るまでの落下時間を記憶した落下時間記憶手
    段を更に備え、 制御手段は、各フィーダから1包装分の各薬剤を落下さ
    せると、これらの薬剤についての各移動時間を求めると
    ともに、これらのフィーダについての各落下時間を落下
    時間記憶手段から読み出し、これらの薬剤毎に、移動時
    間と落下時間の和の時間を求め、これらの薬剤の落下時
    点から該各薬剤について求められた各和の時間を少なく
    とも経過した後に、次の1包装分の薬剤を落下させる請
    求項3に記載の薬剤包装装置。
  5. 【請求項5】 ホッパーと、このホッパーの上方に配列
    された複数のフィーダとを備え、ホッパーは、ベルトコ
    ンベアー、このベルトコンベアーへと薬剤が移動するよ
    うに傾斜した内壁、及び該ベルトコンベアーによって搬
    送されてきた該薬剤を排出する排出孔を有しており、そ
    れぞれの種類の薬剤を各フィーダに収納しておき、これ
    らのフィーダからホッパーへとそれぞれの薬剤を落下さ
    せ、このホッパーの排出孔で、各薬剤を包装する薬剤包
    装装置において、 各種類の薬剤毎に、ホッパー上の薬剤の移動速度を記憶
    した移動速度記憶手段と、 各フィーダ毎に、フィーダからホッパーに落下した薬剤
    の着地位置とベルトコンベアー間の移動距離を記憶した
    距離記憶手段と、 各フィーダ毎に、フィーダからホッパーに落下した薬剤
    がベルトコンベアーに達してから該ホッパーの排出孔に
    至るまでの該ベルトコンベアーによる搬送時間を記憶し
    た搬送時間記憶手段と、 各フィーダを制御して、これらのフィーダから1包装分
    の各薬剤を落下させると、これらの薬剤についての各移
    動速度を移動速度記憶手段から読み出すとともに、これ
    らのフィーダについての各距離を距離記憶手段から読み
    出し、これらの移動速度と距離に基づいて、これらの薬
    剤毎に、薬剤の着地位置からホッパーのベルトコンベア
    ーに達するまでの該薬剤の移動時間を求め、更に、これ
    らのフィーダについての各搬送時間を搬送時間記憶手段
    から読み出し、これらの薬剤毎に、移動時間と搬送時間
    の和の時間を求め、これらの薬剤の落下時点から該各薬
    剤について求められた各和の時間を少なくとも経過した
    後に、次の1包装分の薬剤を落下させる薬剤包装装置。
  6. 【請求項6】 ホッパーと、このホッパーの上方に配置
    された薬剤収納皿とを備え、この薬剤収納皿は、1包装
    分の各薬剤をそれぞれ収納する複数の小室を有してお
    り、これらの小室の底を順次開閉して、これらの小室か
    らホッパーへとそれぞれの薬剤を落下させ、このホッパ
    ーの排出孔で、各薬剤を包装する薬剤包装装置におい
    て、 各種類の薬剤毎に、ホッパー上の薬剤の移動速度を記憶
    した移動速度記憶手段と、 薬剤収納皿の各小室毎に、小室からホッパーへと落下し
    た1包装分の各薬剤の着地位置と該ホッパーの排出孔間
    の距離を記憶した距離記憶手段と、 薬剤収納皿の小室の底を開閉して、この小室から1包装
    分の各薬剤を落下させると、これらの薬剤についての各
    移動速度を移動速度記憶手段から読み出すとともに、こ
    の小室についての距離を距離記憶手段から読み出し、こ
    れらの移動速度と距離に基づいて、これらの薬剤毎に、
    薬剤の着地位置からホッパーの排出孔に至るまでの該薬
    剤の移動時間を求め、これらの薬剤の落下時点から該各
    薬剤についての各移動時間を少なくとも経過した後に、
    次の1包装分の薬剤を落下させる制御手段とを備える薬
    剤包装装置。
  7. 【請求項7】 ホッパーと、このホッパーの上方に配列
    された複数のフィーダとを備え、それぞれの種類の薬剤
    を各フィーダに収納しておき、これらのフィーダからホ
    ッパーへとそれぞれの薬剤を落下させ、このホッパーの
    排出孔で、各薬剤を包装する薬剤包装装置において、 各種類の薬剤毎に、薬剤がホッパーに着地してから該ホ
    ッパーの排出孔に至るまでの移動時間を予め求めてお
    き、 1包装分の薬剤をフィーダから落下させた時点と、この
    薬剤について求められた移動時間に基づいて、次の1包
    装分の薬剤の落下時点を定める薬剤包装装置の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 1包装分の薬剤をフィーダから落下させ
    た時点と、このフィーダからホッパーに至るまでの該薬
    剤の落下時間と、この薬剤がホッパーに着地してから該
    ホッパーの排出孔に至るまでの移動時間とに基づいて、
    次の1包装分の薬剤の落下時点を定める請求項7に記載
    の薬剤包装装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11253530A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Tosho:Kk 調剤用センサネットワークシステム
US9626822B2 (en) 2010-04-02 2017-04-18 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Medicine supply device
WO2019244878A1 (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 Phcホールディングス株式会社 薬剤供給装置および薬剤包装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9626822B2 (en) 2010-04-02 2017-04-18 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Medicine supply device
WO2019244878A1 (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 Phcホールディングス株式会社 薬剤供給装置および薬剤包装装置

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