JPH0818262A - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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JPH0818262A
JPH0818262A JP6171995A JP17199594A JPH0818262A JP H0818262 A JPH0818262 A JP H0818262A JP 6171995 A JP6171995 A JP 6171995A JP 17199594 A JP17199594 A JP 17199594A JP H0818262 A JPH0818262 A JP H0818262A
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radiator
heat
hollow
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tube portion
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JP6171995A
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Kazuo Taga
和夫 多賀
Toshiaki Muramatsu
利明 村松
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Showa Aluminum Can Corp
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱器の大きさに制約を受けることがなく、
且つ、放熱器に流す風向に制限を受けることがなく、更
には、従来のものに比べて放熱効果を十分に高めること
ができる、放熱器を提供する。 【構成】 平板状のパネル本体1の両面に中空突出部3
を設け、一面の中空突出部3を削り起こして放熱フィン
5を形成するとともに、他面の中空突出部3には熱伝達
媒体を循環又は封入する回路を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放熱器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオ機器や、OA機器等
に組み込まれて、電子部品の放熱を行う放熱器は知られ
ている。この種のものは、図8に示すように、アルミニ
ウム製の押出し型材101の表面を削り起こして放熱フ
ィン102を形成することにより製造される。しかしな
がら、押出し型材101を使用したのでは、製造上の制
約からベース101aの幅(w)を450mm以下、厚
さ(t)を2.5mm以上にしなければならず、放熱器
の大きさに制約を受ける。この制約を取り除くために、
従来、平板状のパネルに中空突出部を設けて、この中空
突出部を削り起こして放熱フィンを形成した放熱器が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、放熱フィンの枚数やサイズによるところの放
熱効果に限界があり、それ以上には、放熱効果を高める
ことができないという問題がある。また、図8に示すも
のでは、放熱器に流す風向は一方向に限定され、それに
直交する方向には風を流すことができないという問題が
ある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、放熱器の大きさに制約を
受けることがなく、且つ、放熱器に流す風向に制限を受
けることがなく、更には、従来のものに比べて放熱効果
を十分に高めることができる、放熱器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、平板状のパネル本体の両面に中空突
出部を設け、一面の中空突出部を削り起こして放熱フィ
ンを形成するとともに、他面の中空突出部には熱伝達媒
体を循環又は封入する回路を形成したことを特徴とする
ものである。
【0006】また、第2の発明は、平板状のパネル本体
に複数の中空突出部を設け、いずれかの中空突出部を削
り起こして放熱フィンを形成するとともに、残りの中空
突出部には熱伝達媒体を循環又は封入する回路を形成し
たものである。
【0007】
【作用】第1、第2の発明によれば、中空突出部を削り
起こして放熱フィンを形成するので、その放熱フィンは
リング状になるので、放熱器に流す風の向きは、従来の
ように一方向に限定されることがなくなり、例えば、放
熱フィンの面に直交する方向へも風を流すことができ
る。また、従来のように押出し型材を使用しないので、
製造上の制約も受けなくなり、放熱器の大きさに制限を
受けない。更には、一部の中空突出部に放熱フィンが形
成されるだけでなく、他部の中空突出部には熱伝達媒体
を循環又は封入する回路が形成され、これによれば例え
ばヒートパイプが形成されるので、放熱効果を格段に高
めることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による放熱器の一実施例を図面
を参照して説明する。
【0009】図1において、1は放熱器のパネル本体を
示し、この本体1は平板状のパネルに複数条の膨管部
(中空突出部)3を形成することにより製造される。
【0010】すなわち、この実施例では、本体1はアル
ミニウ製であり、例えばロールボンド製法により製造さ
れる。なお、この明細書においては、以下、アルミニウ
ムの語は純アルミニウムのほかにアルミニウム合金を含
むものとする。
【0011】パネル本体1の製造について説明すると、
まずアルミニウム板100を設け、このアルミニウム板
100の両面に圧着防止剤を用いて膨管予定部101を
プリントし、アルミニウム板100の上下にはそれぞれ
アルミニウム板102,103を重ねて圧延、圧着し、
その後、膨管予定部101に高圧空気を導入して、それ
らの部分を膨管する。
【0012】づきに、この実施例によれば、上記のよう
にして製造したパネル本体1の一面に放熱フィンを形成
する。
【0013】まず、図2及び図3において、パネル本体
1の一面の膨管部3(図1)に、図示を省略した削り起
こし刃を当て、この削り起こし刃を膨管部3の長手方向
(a方向)に前進、移動させる。これにより、膨管部3
は削り起こされ、1列目の放熱フィン5aが形成され
る。
【0014】ついで、削り起こし刃を後退させ、その位
置で、上記と同様に削り起こし刃を再び膨管部3に当
て、膨管部3の長手方向(a方向)に前進、移動させ
て、2列目の放熱フィン5bを形成する。
【0015】さらに、この削り起こし操作を順に繰り返
して、3列目以降複数列に亘る放熱フィン5c…を形成
する。
【0016】このように製造された放熱フィン5は、図
2に示すように、その形状がほぼリング状に形成され
る。
【0017】つぎに、パネル本体1の他面の膨管部3
(図1)には、熱伝達媒体を封入して、公知手段として
のヒートパイプ200を形成する。
【0018】しかして、この実施例によれば、ロールボ
ンド製法によりパネル本体1を製造するので、従来工法
と異なり、ベ−ス1aの厚さ(t)は最少1.2mm程
度にまで可能になる。また、伝熱面積の大きさは押出型
材のような限界がなく自由に設計できる。例えば、本実
施例であれば、1000mm×2660mm(W×L)
程度にまで大きくとれる。
【0019】さらに、従来と異なり、本体1の肉厚を薄
くできるので、軽量化が図れ、また、膨管部3のパター
ンは任意に変更が可能になる。
【0020】また、放熱フィン5は、その形状がほぼリ
ング状に形成されるので、放熱器として使用する際に
は、放熱フィン5の面に風通し孔が開口したのと同じ構
成になるので、従来の風を通す方向(X方向)のほか
に、例えば図2に示すように、放熱フィン5の面に直交
する方向(Y方向)にも風を通すことができるので、従
来のものに比べて、二方向に風を流せる、きわめて使い
勝手に優れる放熱器を提供することができる。
【0021】さらに、この実施例の特徴として、パネル
本体1の一面には放熱フィン5を形成するとともに他面
にはヒートパイプ200を形成するので、従来のものに
比べて、放熱効果を格段に向上させることができる。な
お従来では放熱フィンとヒートパイプを別々に製造し、
その後、それぞれをブレージングやその他の方法で接合
することは行われていたが、これだと製造コストがアッ
プするとともに重量が増し、さらには放熱フィンとヒー
トパイプ間の熱抵抗が増大するという欠点がある。この
実施例によれば、これらすべての問題を簡単な構成によ
り解消できるという効果をも奏する。
【0022】図4は、この放熱器に電子部品を取付けた
具体例を示している。
【0023】パネル本体1の一面には、電子部品110
を取付けるためのスペースが設けられ、具体的には、そ
こを避けるようにして、放熱フィン5が形成される。他
面には全域に亘る膨管部3が設けられ、そこにはヒート
パイプ熱伝達媒体が封入されている。これによれば、電
子部品110から発生する熱は、パネル本体1の一面の
複数枚の放熱フィン5を通じて放熱されるとともに、他
面のヒートパイプを通じて吸熱側Aから放熱側Bに送ら
れ、その放熱側Bの放熱フィン5を通じて放熱される。
従って、放熱器の放熱効率は従来のものに比べて格段に
向上する。
【0024】図5〜図7は他の実施例を示している。
【0025】この本体1には高さの高い膨管部31と、
高さの低い膨管部33とが形成されている。この高さの
低い膨管部33には、ヒートパイプ熱伝達媒体が封入さ
れ、この放熱器は、ヒートパイプ式放熱器を構成してい
る。
【0026】そして、高さの高い膨管部31は、上記の
実施例と同様に、複数段に亘って削り起こされ、そこに
はリング状の放熱フィン35が形成される。
【0027】この場合の製造法としては、まず高い膨管
部31を削り起こして放熱フィン35を形成した後、低
い膨管部33に熱伝達媒体を封入する。
【0028】これによれば、図6からも明らかなよう
に、パネル本体1の板面には、リング状の放熱フィン3
5のほかにヒートパイプ回路33が設けられるので、上
記の実施例と同様に放熱効率を向上させることができ
る。また、この場合には、パネル本体1の板面に高低の
ある膨管部を形成しているが、同じ高さの膨管部を形成
し、1列または複数列毎に膨管部を削り起こすようにし
てもよい。
【0029】この製造法としては、削り起こし刃の刃先
を、膨管部を跨ぐように切り欠いておき、その削り起こ
し刃を用いて削り起こせばよい。
【0030】なお、上記の実施例において、パネル本体
1の膨管部3,33には、熱伝達媒体を封入して、ヒー
トパイプを形成する例について説明したが、この膨管部
3,33には冷媒を循環させることにより、本発明によ
る放熱器を、熱交換器として機能させることも可能であ
る。
【0031】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0032】例えば、本体1はロールボンド製法により
製造したものに限らず、平板状のアルミニウム製、或い
はステンレス製のパネルにチューブ(中空突出部)を接
合し、このチューブを削り起こして放熱フィンを形成し
たものでもよい。また、本体1はアルミニウム板が3層
のものを説明しているが、それに限定するものではな
く、4層以上のものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1、
第2の発明によれば、平板状のパネルに中空突出部を設
け、この中空突出部の一部を削り起こして放熱フィンを
形成するとともに、残りの中空突出部には例えばヒート
パイプを形成したので、放熱フィンはリング状になるの
で、従来の風を通す方向のほかに、例えば放熱フィンの
面に直交する方向にも風を通すことができるので、二方
向以上に風を流せる、使い勝手に優れるものになるとと
もに、従来のものに比べ、放熱効率に優れる放熱器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放熱器の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】放熱器に電子部品を取付けた例を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明による放熱器の他の実施例を示す斜視図
である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】従来の放熱器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 3,31,33 膨管部(中空突出部) 100 アルミニウム板 101 膨管予定部 102 アルミニウム板 200 ヒートパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のパネル本体の両面に中空突出部
    を設け、一面の中空突出部を削り起こして放熱フィンを
    形成するとともに、他面の中空突出部には熱伝達媒体を
    循環又は封入する回路を形成したことを特徴とする放熱
    器。
  2. 【請求項2】 平板状のパネル本体に複数の中空突出部
    を設け、いずれかの中空突出部を削り起こして放熱フィ
    ンを形成するとともに、残りの中空突出部には熱伝達媒
    体を循環又は封入する回路を形成したことを特徴とする
    放熱器。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0472795A (ja) * 1990-07-13 1992-03-06 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 回路基板用冷却体および回路基板の冷却構造
JPH04224357A (ja) * 1990-12-26 1992-08-13 Showa Alum Corp 放熱機能を備えたケーシング
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JPH06159894A (ja) * 1992-11-30 1994-06-07 Showa Alum Corp 温冷蔵庫

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