JPH08181835A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08181835A
JPH08181835A JP6317829A JP31782994A JPH08181835A JP H08181835 A JPH08181835 A JP H08181835A JP 6317829 A JP6317829 A JP 6317829A JP 31782994 A JP31782994 A JP 31782994A JP H08181835 A JPH08181835 A JP H08181835A
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JP
Japan
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ink cartridge
color
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JP6317829A
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English (en)
Inventor
Takeshi Mazaki
健 真崎
Yoshihiro Arai
義博 荒井
Munenori Kimura
宗徳 木村
Shinji Okada
真二 岡田
Seiji Yokono
政治 横野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 送信先のファクシミリ装置に黒単色のインク
カートリッジが装着されている場合に、多色の光源のう
ちの1つだけ駆動して原稿の読み取りを行なうようにし
て、光源の消費電力を大幅に低減することができるファ
クシミリ装置を提供する。 【構成】 送信先(受信側)のファクシミリ装置に装着
されているインクカートリッジが黒単色のインクカート
リッジであるか多色のインクカートリッジであるのかを
判別し、受信側のファクシミリ装置に黒単色のインクカ
ートリッジが装着されている場内には、3種類の光源の
うちの1つのみを駆動して送信する原稿を読取ってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳しくは、送信先のファクシミリ装置に装着されて
いるインクカートリッジの種類に応じて複数色のカラー
光源の駆動数を可変制御するようにしたファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー読取機構を備えたファクシ
ミリ装置には、例えば、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)の3種類の光源が設けられおり、こ
の3つの光源を順次駆動することにより1ラインの画像
を読み取るようになっている。また、このようなファク
シミリ装置には、多色の画像データを受信したときにこ
れを記録するために印字ヘッドおよびインクタンクが一
体化され、記録紙に印字可能なインクカートリッジとし
て、黒単色のインクカートリッジと黒色および3原色の
複数色の多色インクカートリッジとが脱着可能になった
ものがあり、オペレータによって黒単色のインクカート
リッジと多色のインクカートリッジとが適宜選択して脱
着されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、カラー画像デ
ーあるいはモノクロ画像データの何れを送信する場合で
あっても、3種類の光源の全てを駆動して原稿を読取っ
ていたため、モノクロ原稿の画像データの送信時に多大
な電力が消費されてしまうという問題があった。また、
モノクロ原稿の読取時に3種類の光源を駆動するため、
1つの光源で原稿の画像を読取る場合に比べて読取時間
が3倍必要になってしまい、読取時間に多大な時間が必
要になってしまった。
【0004】そこで請求項1記載の発明は、送信先のフ
ァクシミリ装置に黒単色のインクカートリッジが装着さ
れている場合に、複数色のカラー光源のうちの1つだけ
駆動して原稿の読取りを行なうようにして、光源の消費
電力を大幅に低減することができるファクシミリ装置を
提供することを目的としている。請求項2記載の発明
は、送信先のファクシミリ装置に装着されたインクカー
トリッジの種類に応じて原稿の1ライン当たりの読取り
速度および通信速度を可変するようにして、送信先のフ
ァクシミリ装置に装着されているインクカートリッジに
応じた最適な読取時間で原稿の読取りを行なうことがで
きるとともに、最適な通信速度で画像データの送信を行
なうことができ、特に黒単色カートリッジが装着されて
いる場合に通信時間を短縮して通信コストを大幅に低減
することができるファクシミリ装置を提供することを目
的としている。
【0005】請求項3記載の発明は、装着されているイ
ンクカートリッジの種類に応じてそれぞれ写真モードあ
るいは文字モードによる処理を自動的に選択して行なっ
た後、画像データを転送することにより、高品質な処理
を行なうことができるとともに、ユーザーによる設定作
業を省略することができる操作性の高いファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、印字ヘッドおよびインクタ
ンクが一体化され、記録紙に印字可能なインクカートリ
ッジとして、黒単色のインクカートリッジと黒色および
3原色の複数色を有する多色のインクカートリッジとが
脱着可能であるとともに、原稿の3原色を読取り可能な
複数色のカラー光源を備え、カラー画像による通信が可
能なファクシミリ装置において、送信先のファクシミリ
装置に装着されているインクカートリッジが黒単色のイ
ンクカートリッジであるか多色のインクカートリッジで
あるのかを判別する判別手段と、該判別手段により送信
先のファクシミリ装置に黒単色のインクカートリッジが
装着されているものと判別したとき、前記複数色のカラ
ー光源のうちの1つのみを駆動して送信される原稿を読
み取る読取制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記判別手段
の判別結果に基づき、原稿の1ライン当たりの読取速度
およびファクシミリ通信時の通信速度を可変する可変手
段を有することを特徴としている。請求項3記載の発明
は、上記課題を解決するために、請求項1または2記載
の発明において、前記判別手段の判別結果に基いて黒単
色のインクカートリッジが装着されていると判別したと
き、文字モードによる画像処理を行なった後画像データ
の転送を行なう文字モード処理手段と、該判別手段の判
別結果に基いて多色のインクカートリッジが装着されて
いると判別したとき、写真モードによる画像処理を行な
った後画像データの転送を行なう写真モード処理手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、送信先のファクシミ
リ装置に装着されているインクカートリッジが黒単色の
インクカートリッジであるか多色のインクカートリッジ
であるのかを判別し、送信先のファクシミリ装置に黒単
色のインクカートリッジが装着されている場合に、複数
色のカラー光源のうちの1つのみを駆動して送信される
原稿を読み取るようになっているので、複数色のカラー
光源の全てを駆動する必要がない送信時の光源の消費電
力が大幅(1/3)に低減される。
【0009】請求項2記載の発明では、送信先のファク
シミリ装置に装着されているインクカートリッジが黒単
色であるか多色であるかによって原稿の1ライン当たり
の読取速度およびファクシミリ通信時の通信速度を可変
するようになっている。したがって、送信先のファクシ
ミリ装置に装着されているインクカートリッジに応じた
最適な読取時間で原稿の読取りが行なわれるとともに、
最適な通信速度で画像データの送信が行なわれる。特
に、黒単色カートリッジが装着されている場合に1つの
光源で読み取りを行なえば、複数色のカラー光源の全て
によって読取りを行なうものに比べて読取時間が1/3
に短縮されてコピー時間が大幅に低減されることに加え
て、このときに通信速度を速くすれば、その分だけ通信
時間が短縮され通信コストが大幅に低減される。
【0010】請求項3記載の発明では、黒単色のインク
カートリッジが装着されているとき、文字モード処理手
段によって文字モードによる画像処理が行なわれた後に
データ転送が行なわれるとともに、多色のインクカート
リッジが装着されているとき、写真モード処理手段によ
って写真モードでの画像処理が行なわれた後にデータ転
送が行なわれるので、送信される画像データの種類に応
じた高品質な画像が得られる。また、インクカートリッ
ジの種類に応じて文字モードおよび写真モードが自動的
に設定されるので、ユーザによる余計な操作が不要にな
り、ファクシミリ装置の操作性が大幅に向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1〜6は本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を
示す図であり、請求項1〜3何れかに対応している。ま
ず、構成を説明する。図1において、ファクシミリ装置
1は、システム制御部2、符号化・復号化部3、モデム
4、通信制御部5、画像処理部6、操作表示部7、カラ
ースキャナ部8、画像メモリ9および印字部10、から構
成され、該各部2〜10はバス11を介して接続されてい
る。
【0012】システム制御部2は、本ファクシミリ装置
1全体を制御するものであり、内部にCPU(Central
Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RA
M(Random Access Memory)を備え、システム制御部2
はROMに格納されたプログラムを実行することにより
本実施例の制御を実行するようになっている。符号化・
復号化部3は、画像データの伝送時間の短縮化と効率化
を図るものであり、送信時には画像データを圧縮(符号
化)し、また、受信時には符号化された画像データを原
情報に再生(復号化)して印字部10に出力したり、カラ
ースキャナ部8によって読み取った原稿の画像データを
符号化した後、画像メモリ9に蓄積するようになってい
る。
【0013】モデム4は、符号化・復号化部3から送出
される符号化されたデジタルデータをアナログデータに
変換して通信制御部5に転送し、また受信時には通信制
御部5から公衆電話回線網等を通して受信したアナログ
データをデジタルデータに変換して符号化・復号化部3
に転送する。通信制御部5は、回線網とのインターフェ
ースを司どるものであり、回線網を介して相手ファクシ
ミリ装置との間で所定のプロトコル制御を行なったり、
発呼動作を行なう機能等を有している。
【0014】画像処理部6は、カラースキャナ部8で読
取った画像および受信した画情報を文字モードによる補
正を行なったり、写真モードによる補正を行なって印字
に適した画像処理を行なったり、あるいは、送信する画
情報を文字モードによる補正を行なったり、写真モード
による補正を行なって送信先(受信側)のファクシミリ
装置による印字に適した画像処理を行なうようになって
いる。
【0015】操作表示部7は、スタートキー、テンキー
等の各種操作キーや液晶表示ディスプレイが設けられて
おり、操作キーのキー操作により、送受信命令等の各種
命令が入力されるとともに、液晶表示ディスプレイに
は、入力コマンドやファクシミリ装置1からオペレータ
に通知する各種情報が表示される。カラースキャナ部8
としては、図2、3に示すようなR(レッド)、G(グ
リーン)、B(ブルー)の3色の光源12、13、14や各光
源12〜14からの照射光を読取る複数のCCD(Charge Co
upled Device)12a〜14aおよび該CCD12a〜14aで
読取った画像データをA/D変換するA/D変換回路12
b〜14bから構成されており、カラースキャナ部8は、
原稿を走査して原稿の画像データを1ライン毎に読取
り、システム制御部2からの指令によって読み取り結果
を符号化・復号化部3に転送するようになっている。
【0016】画像メモリ9は、通信制御部5で受信され
た後、符号化・復号化部3で原情報に再生された画像デ
ータが記憶されたり、カラースキャナ部8によって読取
られ、符号化・復号化部3で符号化された画像データを
蓄積するようになっている。印字部10は、印字ヘッドお
よびインクタンクが一体化され、記録紙に印字可能なイ
ンクカートリッジとして、黒単色のインクカートリッジ
と黒色および3原色の複数色を有する多色インクカート
リッジとが脱着可能になっており、この印字部10は、カ
ラースキャナ部8で読取られた原稿の画像データあるい
は通信制御部5によって受信した画像データを印字する
ようになっている。
【0017】一方、上述したシステム制御部2は、通信
制御部5を制御して受信側(送信先)のファクシミリ装
置に装着されているインクカートリッジの種類を判別す
るようになっており、通信制御部5と共に判別手段を構
成している。そして、受信側のファクシミリ装置に黒単
色のインクカートリッジが装着されているものと判別し
たとき、3種類の光源12、13、14のうちの1つのみを駆
動して送信される原稿を読み取るようにカラースキャナ
部8を制御するようになっており、読取制御手段を構成
している。
【0018】また、システム制御部2は受信側のファク
シミリ装置に装着されているインクカートリッジの種類
に応じて読取原稿の1ライン当たりの読取速度を可変す
るとともに、読取り後にモデム4を制御してファクシミ
リ通信時の通信速度を可変するようになっており、可変
手段を構成している。さらに、システム制御部2は、受
信側のファクシミリ装置に装着されているインクカート
リッジの種類に応じて画像処理部5を制御するようにな
っており、画像処理部5はシステム制御部2から指令に
応じて文字モードおよび写真モードの何れかの画像処理
を行なうようになっている。
【0019】具体的には、画像処理部6は図3に示すよ
うに、擬似中間調処理回路15、MTF補正回路16および
多値化回路17から構成されている。擬似中間処理回路15
は、システム制御部2により受信側のファクシミリ装置
に多色のインクカートリッジが装着されているものと判
別されたときに制御されるようになっており、カラース
キャナ部8で読取られてデジタル化された画像データ
を、例えば、ディザ法によって閾値を画素ごとに設定
し、擬似中間調処理(写真モード処理)を行なった符号
化・復号化部3に転送するようになっている。
【0020】また、MTF補正回路16は、システム制御
部2により受信側のファクシミリ装置に黒単色のインク
カートリッジが装着されているものと判別されたときに
制御されるようになっており、カラースキャナ部8で読
取られてデジタル化された画像データを光学系に起因し
た解像度の劣化についてその修復を行なうようになって
いる。また、多値化回路17はMTF補正された画像デー
タを2値化処理(文字モード処理)した後、符号化・復
号化部3に転送するようになっている。
【0021】すなわち、画像処理部6はカラースキャナ
部8で読取った原稿の画像を文字モードおよび写真モー
ドの画像処理を行なった後、システム制御部2からの指
令に基づいて符号化・復号化部3にデータ転送するよう
になっており、文字モード処理手段および写真モード処
理手段を構成している。次に、図4に示すフローチャー
トに基づいて本実施例の読取制御について説明する。な
お、図4はROMに格納され、システム制御部2によっ
て実行される読取プログラムを示すものである。
【0022】まず、本ファクシミリ装置1から送信を開
始し、非標準機能識別信号NSF信号に基づいて受信側
のファクシミリ装置が同一機であるか否かを判別する
(ステップS1、S2)。すなわち、図5のプロトコルに
示すように、本ファクシミリ装置1から送信側のファク
シミリ装置に対して呼出信号CNGを送出すると、受信
側のファクシミリ装置はCNG信号を検出した後に被呼
端末識別信号CEDを送信し、次いで、自機に装着され
ているインクカートリッジの種類を示す情報や受信レー
ト等を非標準機能識別信号NSFに設定して送信した
後、受信レート等をディジタル識別信号DISに設定し
て送信する。
【0023】本ファクシミリ装置1はこの信号を検出す
ると、NSF信号から受信側のファクシミリ装置が同一
機であるか否かを判別し(ステップS2)、この場合に
は、受信側からインクカートリッジの種類を示す情報が
非標準機能識別信号NSFに設定されて送信されるの
で、同一機であるものと判別する。ここで、受信した信
号に基づいて受信側のファクシミリ装置が同一機でない
ものと判断された場合には、原稿の1ラインの読取り時
間を20ms/lineに設定する(ステップS4)。具体的に
は、図6(a)に示すように、1ラインの読取り時間を
20ms/lineになるように各光源12〜14の駆動時間をそれ
ぞれ5msになるように振分けるとともに、ダミー読取り
(D)を5msだけ割当てる。
【0024】次いで、ディジタル命令信号DCSによっ
て通信レート(I/Oレート)を20msに設定して送信す
る旨を伝えてトレーニングチェックTCFを開始する
(ステップS5)。なお、ステップS4において、5msだ
けダミー時間(D)を加えるのは、読取り時間を通信レ
ートに一致させるためである。次いで、光源12〜14の全
てを駆動し(ステップS6)、カラースキャナ部8で読
取った原稿の画像データを画像処理部6に転送し、擬似
中間調処理回路15によって擬似中間調処理した後、この
画像データを20msの通信時間で送信する(ステップS
7、S8)。
【0025】このときのプロトコル手順を説明すると、
まず、トレーニングチェック後に送信側ファクシミリ装
置から通信レートを20ms/lineで可能である旨を受信準
備確認信号CFRによって通知してくるので、この受信
準備確認信号CFRを検出すると、原稿の1頁目の画デ
ータ信号PIX1を送信して上述した画像データを送信
する。
【0026】次いで、次頁がある場合にはマルチページ
信号MPSを送信し、受信側から送られてくるメッセー
ジ確認信号MCFを検出した後、次頁の画データ信号P
IX2を送信する。次いで、この送信画像データが最終
頁である場合には、手順終了信号MOPを送信し、受信
側から送信されるメッセージ確認信号MCFを検出した
とき、切断命令信号DCNを送信して今回の通信を終了
する。
【0027】一方、ステップS2で非標準機能識別信号
NSFに基づいて同一機であるものは判別したときに
は、非標準機能識別信号NSFに設定されたインクカー
トリッジの種類に応じた信号に基づいて受信側のファク
シミリ装置に装着されたインクカートリッジが黒単色で
あるのか多色であるのかを判別する(ステップS3)。
装着されているインクカートリッジが多色カートリッジ
である場合には、上述したようなステップS4〜S8の処
理を実行して光源12〜14を全て駆動して原稿の画像を読
取った後、20msの通信レートで画像データを送信する。
なお、同一機の場合には、ステップS5において通信レ
ートが20msになるように非標準機能設定信号NSSに設
定して送信してトレーニングチェックTCFを開始した
後、光源12〜14を駆動する。
【0028】また、ステップS3で黒単色のインクカー
トリッジが装着されているもの判別したときには、原稿
の1ラインの読取りを10ms/lineに設定する(ステップ
S9))。具体的には、図6(b)に示すように、1ラ
インの読取り時間を10ms/lineになるように各光源12〜
14のうちの1つの駆動源を5msに設定するとともに、ダ
ミー読取り(D)を5msだけ割当てる。
【0029】次いで、非標準機能設定信号NSSによっ
て通信レートを10msに設定して送信する旨を伝えてトレ
ーニングチェックTCFを開始する(ステップS10)。
なお、ステップS9において、5msだけダミー時間
(D)を加えるのは、読取時間を通信レートに一致させ
るためである。次いで、光源12〜14の何れか1つを駆動
してカラースキャナ部8で読取った原稿の画像データを
画像処理部6に転送し、MTF補正回路16および多値化
回路17によって2値化処理を行なった後、この画像デー
タを10msの送信速度で送信する(ステップS12、S
8)。
【0030】このときのプロトコル手順を説明すると、
まず、トレーニングチェック後に送信側ファクシミリ装
置から通信レートを20ms/lineで可能である旨を受信準
備確認信号CFRによって通知してくるので、この受信
準備確認信号CFRを検出すると、原稿の1頁目の画デ
ータ信号PIX1を送信して上述した画像データの送信
する。
【0031】次いで、次頁がある場合にはマルチページ
信号MPSを送信し、受信側からメッセージ確認信号M
CFを検出した後、次頁の画データ信号PIX2を送信
する。次いで、この送信画像データが最終頁である場合
には、手順終了信号MOPを送信し、受信側から送信さ
れるメッセージ確認信号MCFを検出したとき、切断命
令信号DCNを送信して今回の通信を終了する。
【0032】このように本実施例では、送信先(受信
側)のファクシミリ装置に装着されているインクカート
リッジが黒単色のインクカートリッジであるか多色のイ
ンクカートリッジであるのかを判別し、受信側のファク
シミリ装置に黒単色のインクカートリッジが装着されて
いる場合に、3種類の光源12〜14のうちの1つのみを駆
動して送信する原稿を読み取っているので、3種類の光
源12〜14を全て駆動する必要がない送信時における光源
12〜14の消費電力を大幅(1/3)に低減することがで
きる。
【0033】また、受信側のファクシミリ装置に装着さ
れているインクカートリッジが黒単色であるか多色であ
るかによって原稿の1ライン当たりの読取速度およびフ
ァクシミリ通信時の通信速度を可変しているため、受信
側のファクシミリ装置に装着されているインクカートリ
ッジに応じた最適な読取時間で原稿の読取りを行なうこ
とができるとともに、最適な通信速度で画像データの送
信を行なうことができる。特に、黒単色カートリッジが
装着されている場合に1つの光源により5msで読み取り
を行なえば、3種類の光源で読み取りを行なうものに比
べて読取時間を1/3に短縮してコピー時間を大幅に低
減することができることに加えて、このときに通信速度
5msに設定すれば、その分だけ通信時間を短縮して通信
コストを大幅に低減することができる。
【0034】さらに、黒単色のインクカートリッジが装
着されているとき、文字モードによる処理を選択して画
像処理を行なった後にデータ転送を行なうとともに、多
色のインクカートリッジが装着されているとき、写真モ
ードによる処理を選択して画像処理を行なった後にデー
タ転送を行なっていため、送信される画像データの種類
に応じた高品質な画像を得ることができる。また、イン
クカートリッジの種類に応じて文字モードおよび写真モ
ードを自動的に設定しているため、ユーザによる余計な
操作を不要にでき、ファクシミリ装置1の操作性を大幅
に向上させることができる。なお、本実施例では、光源
としてR、G、Bを用いているが、これに限らず、シア
ン、マゼンタ、イエローの光源を使用しても良い。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数色の
カラー光源の全てを駆動する必要がない画像データの送
信時における光源の消費電力を大幅に低減することがで
きる。請求項2記載の発明によれば、送信先のファクシ
ミリ装置に装着されているインクカートリッジに応じた
最適な読取時間で原稿の読取りを行なうことができると
ともに、最適な通信速度で画像データの送信を行なうこ
とができる。特に、黒単色カートリッジが装着されてい
る場合に1つの光源で読み取りを行なえば、複数色のカ
ラー光源の全てにより読み取りを行なうものに比べて読
取時間を1/3に短縮してコピー時間が大幅に低減する
ことができることに加えて、このときに通信速度を速く
すれば、その分だけ通信時間を短縮して通信コストを大
幅に低減することができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、送信される
画像データの種類に応じた高品質な画像を得ることがで
きるとともに、ユーザによる余計な操作を不要にしてフ
ァクシミリ装置の操作性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
す図であり、そのブロック図である。
【図2】その光源の概略図である。
【図3】画像処理部の構成図である。
【図4】その読取制御のフローチャートである。
【図5】その通信プロトコルを示す図である。
【図6】(a)は送信先のファクシミリ装置に多色カー
トリッジが装着されているときの読取速度を示す図、
(b)は黒単色カートリッジが装着されているときの読
取速度を示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部(判別手段、読取制御手段、変更
手段) 3 符号化・復号化部 4 モデム 5 通信制御部(判別手段) 6 画像処理部(文字モード処理手段、写真モード処
理手段) 7 操作表示部 8 カラースキャナ部 9 画像メモリ 10 印字部 11 バス 12〜14 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 真二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 横野 政治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドおよびインクタンクが一体化さ
    れ、記録紙に印字可能なインクカートリッジとして、黒
    単色のインクカートリッジと黒色および3原色の複数色
    を有する多色のインクカートリッジとが脱着可能である
    とともに、原稿の3原色を読取り可能な複数色のカラー
    光源を備え、カラー画像による通信が可能なファクシミ
    リ装置において、 送信先のファクシミリ装置に装着されているインクカー
    トリッジが黒単色のインクカートリッジであるか多色の
    インクカートリッジであるのかを判別する判別手段と、 該判別手段により送信先のファクシミリ装置に黒単色の
    インクカートリッジが装着されているものと判別したと
    き、前記複数色のカラー光源のうちの1つのみを駆動し
    て送信される原稿を読み取る読取制御手段と、を備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記判別手段の判別結果に基づき、原稿の
    1ライン当たりの読取速度およびファクシミリ通信時の
    通信速度を可変する可変手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記判別手段の判別結果に基いて黒単色の
    インクカートリッジが装着されていると判別したとき、
    文字モードによる画像処理を行なった後画像データの転
    送を行なう文字モード処理手段と、該判別手段の判別結
    果に基いて多色のインクカートリッジが装着されている
    と判別したとき、写真モードによる画像処理を行なった
    後画像データの転送を行なう写真モード処理手段と、を
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載のファク
    シミリ装置。
JP6317829A 1994-12-21 1994-12-21 ファクシミリ装置 Pending JPH08181835A (ja)

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