JPH08180169A - 地図領域選択装置及び方法 - Google Patents

地図領域選択装置及び方法

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JPH08180169A
JPH08180169A JP31985494A JP31985494A JPH08180169A JP H08180169 A JPH08180169 A JP H08180169A JP 31985494 A JP31985494 A JP 31985494A JP 31985494 A JP31985494 A JP 31985494A JP H08180169 A JPH08180169 A JP H08180169A
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JP31985494A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeda
昌弘 竹田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】地図上の任意の領域が予め定められた地図上の
区分を単位に正確に且つ簡単に指定できるようにする。 【構成】地図データベース2に格納されている、町名レ
イヤ、丁目レイヤ及び街区レイヤにより階層的に構成さ
れ、各レイヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数
の閉領域から構成された地図情報を、レイヤ制御部12
により各レイヤ別に表示制御することでその合成地図画
面として地図情報表示部3に表示し、「領域指定モー
ド」において当該地図上の任意位置が座標入力部4によ
り指定されてその地図情報表示部3上での座標値が入力
された場合には、座標変換部11により地図上の絶対座
標値に変換し、その変換座標値が予め定められた例えば
街区レイヤ内のいずれの街区に含まれるかを領域判定部
13にて判定してその街区を選択し、その街区内をレイ
ヤ制御部12により所定色に塗りつぶす構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、市街地図等を扱う地図
情報処理システムに係り、特に地図上の任意の領域を選
択指定するのに好適な地図領域選択装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地図情報処理システムは、従来から様々
な目的に利用されている。この利用形態の1つに、画面
上に市街地図を表示した状態で、利用者に地図上の任意
の領域を指定させ、その指定領域内で利用者が指定した
2点間を最も効率よく結ぶ経路を自動的に作成するシス
テムが知られている。
【0003】この種のシステムは、地図を表示する表示
手段と、この表示手段に表示された地図上の任意の点を
指定するため位置指定手段とを備えている。位置指定手
段には通常マウスが使用されている。
【0004】上記のシステムにおいて、画面表示されて
いる地図上で任意の領域を指定することは、図12に示
すように、指定したい領域を囲むような多角形(の頂点
を)をマウスのクリックと移動を繰り返しながら指定す
ることによって実現される。これについて具体的に説明
する。
【0005】まず、「領域指定」の項目を含むメニュー
画面が表示されるので、利用者はそのメニュー画面から
「領域指定」の項目を選択する。すると、システムは領
域指定モードに入り、マウスからの入力を待つ。この状
態で、利用者は最初に、指定したい領域の外側にある点
A1の位置でマウスの左ボタンをクリックして始点を指
定する。これ以後、画面には、点A1を始点としてマウ
スによって移動するカーソルの位置まで直線が例えば破
線で表示される。これを見ながら、利用者が次に指定す
る点A2の位置でマウスの左ボタンをクリックすると、
2点間A1〜A2には(破線に代えて)実線の直線が表
示される。以後、点A2を始点として破線が表示され、
利用者は上記と同様に点A3,A4,…,A8を順次指
定する。そして最後に、利用者が最初の点A1をクリッ
クすることで多角形の指定は終了となり、システムは領
域指定モードから抜ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地図上
の任意の領域を、その領域を囲むような多角形で指定す
る従来の方式では、上記したように多数の点を入力する
必要があり、特に領域の外形が複雑になると、これを囲
む多角形の頂点の数を多くする必要が出てくるという問
題があった。
【0007】しかも、上記の従来方式では、多角形近似
であるため、利用者の希望する領域だけを正確に指定す
ることはできず、どうしても希望領域の外側の部分も含
めざるを得ないという問題もあった。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、地図上の任意の領域が予め定められた地
図上の区分を単位に正確に且つ簡単に指定できる地図領
域選択装置及び方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、地図上の任意の領域
が利用者の望む地図上の区分を単位に正確に且つ簡単に
指定できる地図領域選択装置及び方法を提供することに
ある。
【0010】本発明の更に他の目的は、地図上の任意の
領域が利用者の望む地図上の区分を単位に正確に且つ簡
単に指定でき、しかも利用者の望む区分単位の指定も簡
単な操作で行える地図領域選択装置及び方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
観点に係る構成は、複数のレイヤで階層的に構成され、
各レイヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉
領域から構成されている地図情報の示す地図を画面表示
するための地図情報表示手段と、この地図情報表示手段
に表示された地図上の任意位置を指定し、その表示手段
上での座標を入力するための座標入力手段と、この座標
入力手段により入力された座標値を上記地図上での絶対
座標値に変換する座標変換手段と、この座標変換手段に
より変換された地図上の座標値の示す指定点が、上記地
図情報の予め定められたレイヤ内のいずれの閉領域に含
まれるかを判定して、その閉領域を選択する領域判定手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0012】上記第1の観点に係る構成においては、地
図情報を構成する複数のレイヤのうちの予め定められた
レイヤを対象に、そのレイヤに固有の任意の区分単位内
の1点を指定するだけで、その区分単位の閉領域が選択
指定可能となる。したがって、地図上の任意の領域が予
め定められた地図上の区分を単位に正確に且つ簡単に指
定できる。
【0013】本発明の第2の観点に係る構成は、複数の
レイヤで階層的に構成され、各レイヤがそのレイヤに固
有の区分単位をなす複数の閉領域から構成されている地
図情報の示す地図を画面表示するための地図情報表示手
段と、上記地図情報の任意のレイヤの指定を受け付ける
レイヤ指定受付手段と、上記地図情報表示手段に表示さ
れた地図上の任意位置を指定し、その表示手段上での座
標を入力するための座標入力手段と、この座標入力手段
により入力された座標値を地図上での絶対座標値に変換
する座標変換手段と、この座標変換手段により変換され
た地図上の座標値の示す指定点が、上記レイヤ指定受付
手段により受け付けられた地図情報のレイヤ内のいずれ
の閉領域に含まれるかを判定して、その閉領域を選択す
る領域判定手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】上記第2の観点に係る構成においては、領
域指定の単位が、複数のレイヤから任意に選択指定可能
となるため、一度には指定できない地図上の広い領域で
も、指定レイヤを適宜切り換えることで、利用者の望む
地図上の区分(新住居表示の住宅地図の例であれば、A
町B丁目C番といった街区、A町B丁目といった丁目、
A町といった町名など)を単位に正確に且つ簡単に指定
できる。これにより、領域の指定回数を大幅に減らし、
効率の良い領域指定が可能となる。
【0015】本発明の第3の観点に係る構成は、複数の
レイヤで階層的に構成され、各レイヤがそのレイヤに固
有の区分単位をなす複数の閉領域から構成されている地
図情報の示す地図を画面表示するための地図情報表示手
段と、この地図情報表示手段に表示された地図上の任意
位置を指定し、その表示手段上での座標を入力するため
の座標入力手段と、この座標入力手段による同一位置で
の位置指定回数に応じて上記地図情報の複数のレイヤか
ら1つを判定して選択するレイヤ判定手段と、上記座標
入力手段により入力された座標値を上記地図上での絶対
座標値に変換する座標変換手段と、この座標変換手段に
より変換された地図上の座標値の示す指定点が、上記レ
イヤ判定手段により判定・選択された地図情報のレイヤ
内のいずれの閉領域に含まれるかを判定して、その閉領
域を選択する領域判定手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0016】上記第3の観点に係る構成においては、同
一点に対する位置指定回数を変えるだけで、所望のレイ
ヤの区分単位での領域指定を選択的に行うことが可能と
なるため、一度には指定できない広い領域を、指定レイ
ヤを切り換えて対応する区分単位で順次指定する場合の
効率が極めて良い。
【0017】また、領域判定手段により判定・選択され
た閉領域を地図情報表示手段上で他と区別して表示する
ことにより、例えば当該閉領域内を他とは異なる色また
は表示形態で表示することにより、利用者は自身の指定
した領域が正しく選択されているかを視認できるため、
便利である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示す地
図領域選択装置のブロック構成図である。
【0019】図1に示す地図領域選択装置は、制御部
1、地図データベース2、地図情報表示部3、座標入力
部4及び出力部5から構成される。制御部1は、装置全
体の制御を司るもので、例えばCPUにより実現され
る。
【0020】地図データベース2は、地図データ(地図
情報)を格納しておくためのもので、例えば磁気ディス
ク装置、光ディスク装置等の外部記憶装置により実現さ
れる。本実施例において、地図データベース2に格納さ
れている地図データは、新住居表示地域の住宅地図を示
すもので、家が1件1件独立したレベルで記載されてい
るものである。この地図データは、複数のレイヤで階層
的に構成されている。また各レイヤは、そのレイヤに固
有の区分単位をなす複数の閉領域から構成されている。
ここでは、レイヤとしては、図2(a)に示すように、
町名レベルでのレイヤ(町名レイヤ)21、丁目レベル
でのレイヤ(丁目レイヤ)22、及び街区レベルでのレ
イヤ(街区レイヤ)23が存在するものとする(各レイ
ヤ21〜23中の文字は説明のためのもの)。この場
合、町名レイヤ21は各町名毎に、丁目レイヤ22は各
丁目毎に、そして街区レイヤ23は各街区毎に、閉領域
を構成する。
【0021】地図情報表示部3は、地図表示等に用いら
れるもので、例えばカラーCRTディスプレイ、カラー
液晶ディスプレイ等により実現される。座標入力部4
は、地図情報表示部3に表示された地図上の任意の点を
指定し、その点の表示部3上の座標を読み取るためのも
のであり、例えばマウスにより実現される。
【0022】出力部5は、制御部1内の後述する領域判
定部13での判定結果を出力するためのものである。制
御部1は、座標変換部11、レイヤ制御部12及び領域
判定部13の各機能要素を有する。
【0023】座標変換部11は、座標入力部4により読
み取られた地図情報表示部3上の座標値を地図上の絶対
座標値に変換するものである。レイヤ制御部12は、地
図データベース2に格納されている地図データについて
各レイヤ毎に表示/非表示の制御を行うことで、表示指
定のレイヤを重ね合わせた形で地図情報表示部3に表示
する表示制御を司るものである。レイヤ制御部12はま
た、領域判定部13により判定された領域(指定領域)
内の塗りつぶしも制御する。
【0024】領域判定部13は、座標変換部11により
変換された座標値から、その座標値を含む予め定められ
たレイヤ(ここでは、街区レイヤ23)内の閉領域を判
定するものである。
【0025】次に、図1の構成の地図領域選択装置の動
作を、図3のフローチャートを参照して説明する。今、
地図情報表示部3の表示画面には、地図データベース2
に格納されている地図データを構成する複数のレイヤ、
即ち町名レイヤ21、丁目レイヤ22及び街区レイヤ2
3のうち、表示が指定されているレイヤ、例えば町名レ
イヤ21、丁目レイヤ22及び街区レイヤ23の全レイ
ヤが、レイヤ制御部12の制御により重ね合わされて、
図2(b)に示すように合成された地図画面(合成地図
画面)24として表示されているものとする。
【0026】この合成地図画面24(地図)は、図4
(a)に示す地図情報表示部3の表示画面の地図表示領
域31に表示される。地図情報表示部3の表示画面に
は、同図に示すように、「領域指定モード」を含む複数
の選択項目を有するメニュー画面(メニューウィンド
ウ)32も表示される。
【0027】利用者は、地図情報表示部3の表示画面
(の地図表示領域31)に表示されている合成地図画面
24から任意の街区を領域指定したい場合、座標入力部
4(マウス)を使って図4(a)に示すメニュー画面3
2から「領域指定モード」を選択する(図3ステップS
1)。
【0028】制御部1は「領域指定モード」が選択され
ると、その旨を示すためにメニュー画面32上の当該
「領域指定モード」の項目を所定の色(または表示修飾
状態)に変更すると共に、「領域指定モード」を解除す
るための「領域指定モード終了」ボタン(図示せず)を
例えばメニュー画面32の近傍に表示し、装置の状態を
「領域指定モード」に設定する。そして制御部1は、座
標入力部4(マウス)による領域指定入力を待つ。
【0029】この状態で利用者は、座標入力部4(マウ
ス)を使って地図情報表示部3に表示されている合成地
図画面24上の所望の街区内の1点にカーソル(マウス
カーソル)を移動し、当該座標入力部4(マウス)の左
ボタンをクリックすることで、所望の街区内の1点を指
定する(図3ステップS2)。
【0030】すると、利用者の指定点の地図情報表示部
3の表示画面上の座標値が座標入力部4により読み込ま
れ、制御部1に渡される。制御部1は、座標入力部4か
ら渡された表示画面上の座標値の座標変換を座標変換部
11に要求する。これを受けて座標変換部11は、制御
部1から要求された表示画面上の座標値、即ち利用者が
指定した位置の表示画面上の座標値を地図上の絶対座標
に変換する(図3ステップS3)。
【0031】制御部1は、領域判定部13に対して、座
標変換部11から渡された座標値を含む、予め定められ
たレイヤ内の閉領域の判定を要求する。これを受けて領
域判定部13は、座標変換部11から渡された座標値
(利用者指定の地図上の絶対座標値)をもとに、当該座
標値が予め定められたレイヤにおけるいずれの閉領域に
含まれているか、即ち当該座標値が街区レイヤ23にお
けるいずれの街区に属しているかを判定する(図3ステ
ップS4)。この領域判定部13により判定された街区
(閉領域)の情報は、利用者指定の領域の情報として制
御部1内に保持される。
【0032】制御部1は、領域判定部13により利用者
指定の街区(閉領域)が判定されると、その街区の領域
内の塗りつぶしをレイヤ制御部12に要求する。これを
受けてレイヤ制御部12は、制御部1により要求された
街区内、即ち利用者により指定された点を含む予め定め
られたレイヤ内の閉領域の内部を、地図情報表示部3の
カラー表示画面上で所定色(例えば黄色)に塗りつぶす
表示制御を行う(図3ステップS5)。
【0033】以上の結果、図2の画面上で、例えばA町
1丁目3番の街区が指定されたならば、図5(a)に示
すように、街区レイヤ23におけるA町1丁目3番に対
応する街区内が塗りつぶされ、合成地図画面24は図5
(b)のようになる。
【0034】このように、本実施例においては街区単位
の領域指定を前提としている。このため本実施例では、
複数の街区にまたがる領域の指定を可能とするために、
「領域指定モード」の間は、連続する複数の街区を1街
区ずつ続けて指定できるようになっている。
【0035】そこで利用者は、1つの街区内を指定した
後、続けて隣接する街区を指定したい場合には、「領域
指定モード終了」ボタンを選択せずに(図3ステップS
6)、そのまま座標入力部4(マウス)を操作して自身
が望む隣接する街区内にカーソルを移動し、座標入力部
4(マウス)の左ボタンをクリックすることで、目的と
する隣接街区内の1点を、最初の街区指定の場合と同様
に指定する(図3ステップS2)。
【0036】利用者は、目的とする1つの街区または連
続する複数の街区を指定すると、メニュー画面32から
の「領域指定モード」の選択により表示された、当該
「領域指定モード」を解除するための「領域指定モード
終了」ボタンを座標入力部4(マウス)を使って選択す
る。
【0037】すると制御部1は、「領域指定モード」を
解除すると共に、当該「領域指定モード」が設定されて
いた間に領域判定部13により判定されて内部保持して
いた街区の情報の群、即ち利用者指定の街区の情報のリ
スト(街区リスト)を出力部5により出力させる(図3
ステップS7)。この出力部5による街区リストの出力
先は、例えば、当該リストの指定する街区群からなる領
域内で、任意の2点を利用者に指定させて、その領域内
で利用者が指定した2点間を最も効率よく結ぶ経路を自
動的に作成するシステム(プログラム)への受け渡し機
構である。
【0038】なお、以上に述べた第1の実施例では、町
名レイヤ21、丁目レイヤ22及び街区レイヤ23の全
レイヤが重ねられて表示されるものとしたが、上記のよ
うに街区単位の領域指定を前提とする場合には、少なく
とも街区レイヤ23を含むレイヤ表示であっても構わな
い。
【0039】また、利用者の希望する領域が丁目または
町名に限られる場合には、丁目単位または町名単位の領
域指定を前提とするようにしても構わず、こうした場合
には、街区単位で指定する上記実施例に比べて、目的と
する丁目または町名の領域の指定が短時間で行える。図
6に丁目単位の領域指定によりA町2丁目が指定された
場合の画面を示し、図7に町名単位の領域指定によりA
町が指定された場合の画面を示す。 [第2の実施例]次に、利用者の希望する領域が丁目ま
たは町名に限られない場合にも、その領域が簡単に指定
できる第2の実施例につき説明する。
【0040】図8は本発明の第2の実施例を示す地図領
域選択装置のブロック構成図である。なお、図1と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。図8に示す
地図領域選択装置は、制御部10、地図データベース
2、地図情報表示部3、座標入力部4及び出力部5から
構成される。
【0041】制御部10は、装置全体の制御を司るもの
で、図1中の制御部1と同様に座標変換部11、レイヤ
制御部12及び領域判定部13の各機能要素を有する
他、新たにレイヤ指定受付部14を有している。
【0042】このレイヤ指定受付部14は、図2に示す
町名レイヤ21、丁目レイヤ22及び街区レイヤ23の
うち、領域指定の対象とするレイヤの指定を受け付ける
ものである。
【0043】次に、図8の構成の地図領域選択装置の動
作を、図9のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、本実施例では、地図情報表示部3の表示画面には、
地図データベース2に格納されている地図データを構成
する複数のレイヤ、即ち図2(a)に示す町名レイヤ2
1、丁目レイヤ22及び街区レイヤ23が全て、レイヤ
制御部12の制御により重ね合わされて、図2(b)に
示すように合成された地図画面(合成地図画面)24と
して表示されるものとする。
【0044】この合成地図画面24(地図)は、図4
(a)に示す地図情報表示部3の表示画面の地図表示領
域31に表示される。地図情報表示部3の表示画面に
は、同図に示すように、「領域指定モード」を含む複数
の選択項目を有するメニュー画面(メニューウィンド
ウ)32も表示される。
【0045】利用者は、地図情報表示部3の表示画面
(の地図表示領域31)に表示されている合成地図画面
24から任意の領域を指定したい場合、座標入力部4
(マウス)を使って図4(a)に示すメニュー画面32
から「領域指定モード」を選択する(図9ステップS1
1)。
【0046】制御部10は「領域指定モード」が選択さ
れると、その旨を示すためにメニュー画面32上の当該
「領域指定モード」の項目を所定の色(または表示修飾
状態)に変更すると共に「領域指定モード終了」ボタン
(図示せず)を表示し、装置の状態を「領域指定モー
ド」に設定する。
【0047】次に制御部10はレイヤ指定受付部14を
起動する。するとレイヤ指定受付部14は、図4(b)
に示すような領域指定モード用のサブウィンドウ(サブ
メニュー画面)33を地図情報表示部3に表示する(図
9ステップS12)。このサブウィンドウ33には、町
名レイヤ21を領域指定の対象とするための「町名レイ
ヤ指定モード」、丁目レイヤ22を領域指定の対象とす
るための「丁目レイヤ指定モード」、街区レイヤ23を
領域指定の対象とするための「街区レイヤ指定モー
ド」、及び町名レイヤ、丁目レイヤまたは街区レイヤの
指定モードを解除するための「レイヤ指定モード終了」
の各項目が用意されている。
【0048】レイヤ指定受付部14は、サブウィンドウ
33を表示すると、座標入力部4による当該サブウィン
ドウ33上でのレイヤ指定のための入力を待つ。この状
態で利用者は、座標入力部4(マウス)を使って地図情
報表示部3に表示されているサブウィンドウ33から、
「町名レイヤ指定モード」、「丁目レイヤ指定モー
ド」、及び「街区レイヤ指定モード」のうちの所望のレ
イヤ指定モードの項目を選択指定するための入力操作を
行う。
【0049】レイヤ指定受付部14は、利用者操作によ
り座標入力部4(マウス)からレイヤ指定モードの選択
指定入力があると、その指定入力を受け付けて指定され
たレイヤ指定モードを選択する(図9ステップS1
3)。
【0050】レイヤ指定受付部14によりサブウィンド
ウ33から利用者指定のレイヤ指定モードが選択される
と(受け付けられると)、その選択結果に応じ(図9ス
テップS14)、対応する処理が制御部10の制御のも
とで次のように行われる。
【0051】まず「街区レイヤ指定モード」が選択され
た場合について説明する。この場合、利用者は、地図情
報表示部3に表示されている合成地図画面24上の所望
の街区内の1点に座標入力部4(マウス)を用いてカー
ソル(マウスカーソル)を移動し、当該座標入力部4
(マウス)の左ボタンをクリックすることで、前記第1
の実施例と同様に所望の街区内の1点を指定する(図9
ステップS15)。
【0052】すると、利用者の指定点の地図情報表示部
3の表示画面上の座標値が座標入力部4により読み込ま
れる。この座標入力部4により読み込まれた座標値は、
座標変換部11により地図上の絶対座標値に変換される
(図9ステップS16)。
【0053】制御部10は、レイヤ指定受付部14によ
り「街区レイヤ指定モード」が選択された場合、領域判
定部13に対して、座標変換部11により変換された座
標値を含む街区レイヤ23内の閉領域(街区)の判定を
要求する。これを受けて領域判定部13は、座標変換部
11により変換された座標値(利用者指定の地図上の絶
対座標値)をもとに、当該座標値が街区レイヤ23にお
けるいずれの街区に属するかを判定する(図9ステップ
S17)。この領域判定部13により判定された街区
(閉領域)の情報は、利用者指定の領域の情報として制
御部10内に保持される。
【0054】制御部10は、領域判定部13により利用
者指定の街区が判定されると、その街区の領域内の塗り
つぶしをレイヤ制御部12に要求する。これを受けてレ
イヤ制御部12は、制御部10により要求された街区
内、即ち利用者により指定された点を含む街区の閉領域
の内部を、例えば図5に示すようにして、地図情報表示
部3のカラー表示画面上で所定色に塗りつぶす表示制御
を行う(図9ステップS18)。
【0055】ここで利用者は、「街区レイヤ指定モー
ド」において1つの街区内を指定した後、続けて隣接す
る街区を指定したい場合には、サブウィンドウ33上の
「レイヤ指定モード終了」の項目を選択せずに(図3ス
テップS19)、そのまま座標入力部4(マウス)を操
作して自身が望む隣接する街区内にカーソルを移動し、
当該座標入力部4(マウス)の左ボタンをクリックする
ことで、目的とする隣接街区内の1点を、最初の街区指
定の場合と同様に指定する(図3ステップS15)。
【0056】このようにして利用者は、複数の街区にま
たがる領域を街区単位で順次指定することができる。し
かし、この指定方式では、街区より大きい区分単位(丁
目または町名)を含む広い領域を指定するには、指定回
数が多くなって効率が悪い。
【0057】そこで本実施例では、利用者は、必要に応
じてサブウィンドウ33から「丁目レイヤ指定モード」
または「町名レイヤ指定モード」を選択して、丁目単位
または町名単位で領域を指定することができるようにな
っている。これについて以下に述べる。
【0058】利用者は、「街区レイヤ指定モード」から
「丁目レイヤ指定モード」または「町名レイヤ指定モー
ド」に切り換えたい場合、まず座標入力部4(マウス)
によりサブウィンドウ33上で「レイヤ指定モード終
了」の項目を選択する。
【0059】制御部10は、「レイヤ指定モード終了」
の項目が選択されると、「領域指定モード」を解除する
ための「領域指定モード終了」ボタンが選択されたか否
かをチェックする(図9ステップS20)。「領域指定
モード終了」ボタンが選択されない場合、制御部10は
レイヤ指定受付部14に制御を渡す。
【0060】これによりレイヤ指定受付部14は、座標
入力部4による当該サブウィンドウ33上での(新た
な)レイヤ指定のための入力を待つ。この状態で、利用
者が座標入力部4(マウス)を使って地図情報表示部3
に表示されているサブウィンドウ33から、今度は「丁
目レイヤ指定モード」または「町名レイヤ指定モード」
の項目を選択指定するための入力操作を行うと、レイヤ
指定受付部14はその指定入力を受け付けて指定された
レイヤ指定モードを選択する(図9ステップS13)。
【0061】もし、「丁目レイヤ指定モード」が選択さ
れた場合には(図9ステップ14)、利用者は、座標入
力部4(マウス)を用いて地図情報表示部3に表示され
ている合成地図画面24上の所望の丁目内の1点にカー
ソルを移動し、当該座標入力部4(マウス)の左ボタン
をクリックすることで、所望の丁目内の1点を指定する
(図9ステップS21)。
【0062】この利用者の指定点の地図情報表示部3の
表示画面上の座標値は座標入力部4により読み込まれ、
座標変換部11により地図上の絶対座標値に変換される
(図9ステップS22)。
【0063】領域判定部13は、レイヤ指定受付部14
により「丁目レイヤ指定モード」が選択されている場
合、座標変換部11により変換された座標値をもとに、
当該座標値が丁目レイヤ22におけるいずれの丁目に属
するかを判定する(図9ステップS23)。
【0064】レイヤ制御部12は、領域判定部13によ
り判定された利用者指定の丁目の閉領域内を、例えば図
6のようにして、地図情報表示部3のカラー表示画面上
で所定色に塗りつぶす表示制御を行う(図9ステップS
24)。
【0065】一方、上記ステップS13でレイヤ指定受
付部14により「町名レイヤ指定モード」が選択された
場合には(図9ステップ14)、利用者は、座標入力部
4(マウス)を用いて地図情報表示部3に表示されてい
る合成地図画面24上の所望の町名内の1点にカーソル
を移動し、当該座標入力部4(マウス)の左ボタンをク
リックすることで、所望の町名内の1点を指定する(図
9ステップS26)。
【0066】この利用者の指定点の地図情報表示部3の
表示画面上の座標値は座標入力部4により読み込まれ、
座標変換部11により地図上の絶対座標値に変換される
(図9ステップS27)。
【0067】領域判定部13は、レイヤ指定受付部14
により「町名レイヤ指定モード」が選択されている場
合、座標変換部11により変換された座標値をもとに、
当該座標値が町名レイヤ21におけるいずれの町名に属
するかを判定する(図9ステップS28)。
【0068】レイヤ制御部12は、領域判定部13によ
り判定された利用者指定の町名の閉領域内を、例えば図
7に示すようにして、地図情報表示部3のカラー表示画
面上で所定色に塗りつぶす表示制御を行う(図9ステッ
プS29)。
【0069】利用者は、現在のレイヤ指定モードを解除
したい場合、サブウィンドウ33上で「レイヤ指定モー
ド終了」の項目を選択し、更に「領域指定モード」を解
除したいならば「領域指定モード終了」ボタンを選択す
る。
【0070】制御部10は、「丁目レイヤ指定モード」
においてサブウィンドウ33上で「レイヤ指定モード終
了」の項目が選択されたならば(図9ステップS2
5)、「丁目レイヤ指定モード」を解除し、同じく「町
名レイヤ指定モード」においてサブウィンドウ33上で
「レイヤ指定モード終了」の項目が選択されたならば
(図9ステップS30)、「町名レイヤ指定モード」を
解除し、「領域指定モード終了」ボタンが選択されてい
るか否かをチェックする(図9ステップS20)。
【0071】制御部10は、この例のように「領域指定
モード終了」ボタンが選択されている場合、「領域指定
モード」を解除すると共に、当該「領域指定モード」が
設定されていた間に領域判定部13により判定されて内
部保持していた領域の情報のリスト、即ち利用者が街区
単位、丁目単位または町名単位の1つ以上の単位で逐次
指定した領域の情報のリスト(領域リスト)を出力部5
により出力させる(図9ステップS31)。
【0072】以上に述べた第2の実施例では、街区単
位、丁目単位及び町名単位の領域指定が選択的に行える
ため、街区より大きい区分単位(丁目または町名)を含
む広い領域を指定する際の指定回数を、例えば街区単位
だけで指定する場合に比べて大幅に減らすことができ
る。
【0073】しかし上記第2の実施例では、領域指定単
位(レイヤ指定モード)を切り換えるには、サブウィン
ドウ33上で「レイヤ指定モード終了」を選択して現在
のレイヤ指定モードを一旦解除させた後、当該サブウィ
ンドウ33上で新たなレイヤ指定モードを選択する操作
を行う必要があり、領域指定単位(レイヤ指定モード)
の指定効率という点からは必ずしも十分ではない。 [第3の実施例]そこで、領域指定単位(レイヤ)が簡
単に切り換え指定できる第3の実施例につき説明する。
【0074】図10は本発明の第3の実施例を示す地図
領域選択装置のブロック構成図である。なお、図1と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。図10に
示す地図領域選択装置は、制御部100、地図データベ
ース2、地図情報表示部3、座標入力部4及び出力部5
から構成される。
【0075】制御部100は、装置全体の制御を司るも
ので、図1中の制御部1と同様に座標変換部11、レイ
ヤ制御部12及び領域判定部13の各機能要素を有する
他、新たにレイヤ判定部15を有している。
【0076】このレイヤ判定部15は、座標入力部4
(マウス)を用いて地図上の任意の点が位置指定された
場合に、その点に対する連続する位置指定回数(ここで
は、マウスの左ボタンのクリック回数)から、図2に示
す町名レイヤ21、丁目レイヤ22及び街区レイヤ23
のうちのいずれのレイヤを領域指定の対象としているか
を判定するものである。
【0077】次に、図10の構成の地図領域選択装置の
動作を、図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、本実施例では、地図情報表示部3の表示画面に
は、地図データベース2に格納されている地図データを
構成する複数のレイヤ、即ち図2(a)に示す町名レイ
ヤ21、丁目レイヤ22及び街区レイヤ23が全て、レ
イヤ制御部12の制御により重ね合わされて、図2
(b)に示すように合成された地図画面(合成地図画
面)24として表示されるものとする。
【0078】この合成地図画面24(地図)は、図4
(a)に示す地図情報表示部3の表示画面の地図表示領
域31に表示される。地図情報表示部3の表示画面に
は、同図に示すように、「領域指定モード」を含む複数
の選択項目を有するメニュー画面(メニューウィンド
ウ)32も表示される。
【0079】利用者は、地図情報表示部3の表示画面
(の地図表示領域31)に表示されている合成地図画面
24から任意の領域を指定したい場合、座標入力部4
(マウス)を使って図4(a)に示すメニュー画面32
から「領域指定モード」を選択する(図11ステップS
41)。
【0080】制御部100は「領域指定モード」が選択
されると、その旨を示すためにメニュー画面32上の当
該「領域指定モード」の項目を所定の色(または表示修
飾状態)に変更すると共に「領域指定モード終了」ボタ
ン(図示せず)を表示し、装置の状態を「領域指定モー
ド」に設定する。
【0081】この「領域指定モード」において、利用者
は、地図情報表示部3に表示されている合成地図画面2
4上の所望の領域内の1点を座標入力部4(マウス)を
用いて位置指定することにより、街区単位、丁目単位ま
たは町名単位の領域を指定することができるようになっ
ている。この際、街区単位、丁目単位または町名単位の
いずれの領域指定とするかが、座標入力部4(マウス)
の左ボタンのクリック回数で決定されるように、次のよ
うに定められている。
【0082】 1)1回クリック → 街区レイヤ23を指定 2)2回クリック → 丁目レイヤ22を指定 3)3回クリック → 町名レイヤ21を指定 そこで利用者は、「領域指定モード」において、地図情
報表示部3に表示されている合成地図画面24上の所望
の街区、丁目または町名内の1点に座標入力部4(マウ
ス)を用いてカーソル(マウスカーソル)を移動し、当
該座標入力部4(マウス)の左ボタンを1回、2回また
は3回クリックすることで、その街区、丁目または町名
内の1点を指定する(図11ステップS42)。
【0083】すると、利用者の指定点の地図情報表示部
3の表示画面上の座標値が座標入力部4により読み込ま
れる。この座標入力部4により読み込まれた座標値は、
座標変換部11により地図上の絶対座標値に変換される
(図11ステップS43)。
【0084】また、「領域指定モード」において座標入
力部4(マウス)の左ボタンがクリックされた回数は、
レイヤ判定部15によりカウントされる。レイヤ判定部
15は、このクリック回数により、街区レイヤ23、丁
目レイヤ22及び町名レイヤ21のいずれのレイヤを対
象とする領域指定であるかを判定する(図11ステップ
S44)。ここでは、先に示したように、クリック回数
が1回であれば街区レイヤ指定が、2回であれば丁目レ
イヤ指定が、3回であれば町名レイヤ指定が判定され
る。
【0085】レイヤ判定部15により指定レイヤが判定
されると、そのレイヤにおいて指定された点を含む閉領
域を判定して当該閉領域内を塗りつぶす処理が制御部1
00の制御のもとで次のように行われる。
【0086】まず、1回クリックされた結果、街区レイ
ヤ指定が判定された場合には(図11ステップS4
5)、座標変換部11により変換された指定点の座標値
が街区レイヤ23内のいずれの街区に属するかが領域判
定部13によって判定され(図11ステップS46)、
その判定された利用者指定の街区の閉領域内がレイヤ制
御部12によって地図情報表示部3のカラー表示画面上
で所定色に塗りつぶされる(図11ステップS47)。
【0087】次に、2回クリックされた結果、丁目レイ
ヤ指定が判定された場合には(図11ステップS4
5)、座標変換部11により変換された指定点の座標値
が丁目レイヤ22内のいずれの丁目に属するかが領域判
定部13によって判定され(図11ステップS48)、
その判定された利用者指定の丁目の閉領域内がレイヤ制
御部12によって地図情報表示部3のカラー表示画面上
で所定色に塗りつぶされる(図11ステップS49)。
【0088】次に、3回クリックされた結果、町名レイ
ヤ指定が判定された場合には(図11ステップS4
5)、座標変換部11により変換された指定点の座標値
が町名レイヤ21内のいずれの町名に属するかが領域判
定部13によって判定され(図11ステップS50)、
その判定された利用者指定の町名の閉領域内がレイヤ制
御部12によって地図情報表示部3のカラー表示画面上
で所定色に塗りつぶされる(図11ステップS40)。
【0089】利用者は、1つの閉領域内を指定した後、
続けて隣接する閉領域を指定したい場合には、「領域指
定モード終了」ボタンを選択せずに(図11ステップS
52)、そのまま座標入力部4(マウス)を操作して自
身が望む隣接する閉領域内にカーソルを移動し、当該座
標入力部4(マウス)の左ボタンを対象としたいレイヤ
に対応する回数だけクリックすることで、目的とする隣
接閉領域内の1点を、最初の閉領域指定の場合と同様に
指定する(図11ステップS42)。
【0090】このように利用者は、座標入力部4(マウ
ス)の左ボタンのクリック回数を変えるだけで(即ち同
一点に対する位置指定回数を変えるだけで)、街区単
位、丁目単位または町名単位の領域指定(即ち、所望の
レイヤの区分単位での領域指定)を選択的に行うことが
できるため、一度には指定できない広い領域を、指定レ
イヤを切り換えて対応する区分単位で順次指定する場合
の効率が前記第2の実施例より更に優れている。
【0091】なお、以上に述べた第1乃至第3の実施例
では、座標入力部4としてマウスを用いた場合について
説明したが、これに限るものではなく、例えば地図情報
表示部3の表示画面に重ねて用いられる透明タブレット
とペンからなる座標入力装置を用いることも可能であ
る。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、地
図上の任意の領域が予め定められた地図上の区分を単位
に指定可能な構成とすることにより、従来のような多角
形近似した図形によって囲む指定方式に比べて、希望す
る領域が正確に且つ簡単に指定できる。
【0093】また、本発明によれば、地図上の任意の領
域が利用者の望む地図上の区分を単位に指定可能な構成
とすることにより、希望する領域が正確に且つ簡単に指
定できる他、その指定回数を大幅に減らすことができ、
効率の良い領域指定が行える。
【0094】また、本発明によれば、地図上の任意の領
域が利用者の望む地図上の区分を単位に指定可能な構成
とすると共に、利用者の望む区分単位が対応する閉領域
内への位置指定回数に応じて指定可能な構成とすること
により、一層効率の良い領域指定が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す地図領域選択装置
のブロック構成図。
【図2】地図データを構成する複数のレイヤと、これら
複数のレイヤを重ねて表示される合成地図画面とを示す
図。
【図3】図1の構成の地図領域選択装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図4】地図情報表示部3に表示されるメニュー画面
(メニューウィンドウ)32と、サブウィンドウ33の
一例を示す図。
【図5】指定点を含む閉領域の塗りつぶし例を、A町1
丁目3番が指定された場合について示す図。
【図6】指定点を含む閉領域の塗りつぶし例を、A町2
丁目が指定された場合について示す図。
【図7】指定点を含む閉領域の塗りつぶし例を、A町が
指定された場合について示す図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す地図領域選択装置
のブロック構成図。
【図9】図8の構成の地図領域選択装置の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図10】本発明の第3の実施例を示す地図領域選択装
置のブロック構成図。
【図11】図10の構成の地図領域選択装置の動作を説
明するためのフローチャート。
【図12】従来の領域指定方式を説明するための図。
【符号の説明】
1,10,100…制御部、2…地図データベース、3
…地図情報表示部、4…座標入力部、5…出力部、11
…座標変換部、12…レイヤ制御部(表示制御手段)、
13…領域判定部、14…レイヤ指定受付部、15…レ
イヤ判定部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレイヤで階層的に構成され、各レ
    イヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉領域
    から構成されている地図情報の示す地図を画面表示する
    ための地図情報表示手段と、 この地図情報表示手段に表示された地図上の任意位置を
    指定し、その表示手段上での座標を入力するための座標
    入力手段と、 この座標入力手段により入力された座標値を前記地図上
    での絶対座標値に変換する座標変換手段と、 この座標変換手段により変換された前記地図上の座標値
    の示す指定点が、前記地図情報の予め定められたレイヤ
    内のいずれの閉領域に含まれるかを判定して、その閉領
    域を選択する領域判定手段とを具備することを特徴とす
    る地図領域選択装置。
  2. 【請求項2】 複数のレイヤで階層的に構成され、各レ
    イヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉領域
    から構成されている地図情報の示す地図を画面表示する
    ための地図情報表示手段と、 前記地図情報の任意のレイヤの指定を受け付けるレイヤ
    指定受付手段と、 前記地図情報表示手段に表示された地図上の任意位置を
    指定し、その表示手段上での座標を入力するための座標
    入力手段と、 この座標入力手段により入力された座標値を前記地図上
    での絶対座標値に変換する座標変換手段と、 この座標変換手段により変換された前記地図上の座標値
    の示す指定点が、前記レイヤ指定受付手段により受け付
    けられた前記地図情報のレイヤ内のいずれの閉領域に含
    まれるかを判定して、その閉領域を選択する領域判定手
    段とを具備することを特徴とする地図領域選択装置。
  3. 【請求項3】 複数のレイヤで階層的に構成され、各レ
    イヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉領域
    から構成されている地図情報の示す地図を画面表示する
    ための地図情報表示手段と、 この地図情報表示手段に表示された地図上の任意位置を
    指定し、その表示手段上での座標を入力するための座標
    入力手段と、 この座標入力手段による同一位置での位置指定回数に応
    じて前記地図情報の複数のレイヤから1つを判定して選
    択するレイヤ判定手段と、 前記座標入力手段により入力された座標値を前記地図上
    での絶対座標値に変換する座標変換手段と、 この座標変換手段により変換された前記地図上の座標値
    の示す指定点が、前記レイヤ判定手段により判定・選択
    された前記地図情報のレイヤ内のいずれの閉領域に含ま
    れるかを判定して、その閉領域を選択する領域判定手段
    とを具備することを特徴とする地図領域選択装置。
  4. 【請求項4】 前記領域判定手段により判定・選択され
    た閉領域を前記地図情報表示手段上で他と区別して表示
    する表示制御手段を更に具備することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の地図領域選択装
    置。
  5. 【請求項5】 複数のレイヤで階層的に構成され、各レ
    イヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉領域
    から構成されている地図情報の示す地図を地図情報表示
    手段に表示し、 この地図情報表示手段に表示されている地図上の任意位
    置が座標入力手段により指定されて、その表示手段上で
    の座標が入力された場合には、その座標値を前記地図上
    での絶対座標値に変換した後、その変換座標値の示す指
    定点が、前記地図情報の予め定められたレイヤ内のいず
    れの閉領域に含まれるかを判定して、その閉領域を選択
    するようにしたことを特徴とする地図領域選択方法。
  6. 【請求項6】 複数のレイヤで階層的に構成され、各レ
    イヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉領域
    から構成されている地図情報の示す地図を地図情報表示
    手段に表示し、 この地図情報表示手段に表示された地図を構成する前記
    地図情報の任意のレイヤの指定を受け付け、 前記地図情報表示手段に表示されている地図上の任意位
    置が座標入力手段により指定されて、その表示手段上で
    の座標が入力された場合には、その座標値を前記地図上
    での絶対座標値に変換した後、その変換座標値の示す指
    定点が、前記受け付けた指定レイヤ内のいずれの閉領域
    に含まれるかを判定して、その閉領域を選択するように
    したことを特徴とする地図領域選択方法。
  7. 【請求項7】 複数のレイヤで階層的に構成され、各レ
    イヤがそのレイヤに固有の区分単位をなす複数の閉領域
    から構成されている地図情報の示す地図を地図情報表示
    手段に表示し、 この地図情報表示手段に表示されている地図上の任意位
    置が座標入力手段により指定されて、その表示手段上で
    の座標が入力された場合には、その座標値を前記地図上
    での絶対座標値に変換すると共に、その際の位置指定回
    数に応じて前記地図情報の複数のレイヤから1つを判定
    して選択した後、前記変換後の座標値の示す指定点が、
    前記したレイヤ内のいずれの閉領域に含まれるかを判定
    して、その閉領域を選択するようにしたことを特徴とす
    る地図領域選択方法。
  8. 【請求項8】 前記判定・選択した閉領域を前記地図情
    報表示手段上で他と区別して表示することを特徴とする
    請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の地図領域選択
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391947B1 (ko) * 2001-06-09 2003-07-16 삼아항업(주) 수치지도를 이용한 자동 지도 제작 방법
JP2009031832A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Kyocera Communication Systems Co Ltd 配線設計装置

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