JPH08179387A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH08179387A
JPH08179387A JP32325094A JP32325094A JPH08179387A JP H08179387 A JPH08179387 A JP H08179387A JP 32325094 A JP32325094 A JP 32325094A JP 32325094 A JP32325094 A JP 32325094A JP H08179387 A JPH08179387 A JP H08179387A
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Masahiro Yamamoto
雅裕 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光通信技術に十分対応できる高速応答の光スイ
ッチを提供すること。 【構成】GaN井戸層13とAlN障壁層とからなる量
子井戸構造を有する光スイッチであって、GaN井戸層
13のバンド端エネルギーEedgeが、GaN井戸層13
のサブバンド間隔の相当する動作波長のエネルギーEOP
の2倍よりも大きいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブバンド間遷移を利
用した光半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、長距離大容量の光通信システムの
発展に伴い大容量の光交換システムや光情報処理システ
ムが必要となってきている。このようなシステムでは、
超高速で動作する光スイッチや光論理演算素子等の光素
子が必要である。
【0003】光スイッチとしては、例えば、量子井戸構
造における励起子の電界下での光学特性を生かしたSe
lf−Electro−Optic−Device(S
EED)(アプライド・フィジクス・レターズ、45巻
13頁、1984)ものが知られている。
【0004】しかしながら、SEEDは、その動作速度
がCR時定数に制限されるため、高速応答ができないと
いう問題があった。また、励起子を利用しているが、励
起子の寿命はナノ秒程度なので、いったん励起子が生成
されると、消滅するのに寿命程度の時間が必要であり、
時間応答をナノ秒以下にすることは困難であった。
【0005】一方、フィジカル・レビュー・レターズ第
59巻、第9号(1987)、1014〜1017頁に
記されているように、CR時定数によるスイッチング時
間の制限がない方法が提案されている。
【0006】この方法では、例えば、GaAs/AlG
aAs量子井戸構造の価電子帯バンドの電子を伝導帯バ
ンドへ非共鳴光で励起し、その結果生じる仮想キャリア
が元になって生じる光非線形効果を用いている。仮想キ
ャリアの入射パルス光に対する応答は、ピコ秒以下の超
短時間で生じることが知られているため、超高速動作が
期待できる。
【0007】しかしながら、この種の方法には以下のよ
うな問題がある。すなわち、非共鳴光が共鳴エネルギー
に近い場合は、フォノンを介して実励起が生じたり、実
励起が抑制される。したがって、離調エネルギーを大き
くすると、十分な仮想励起が起こらなくなるので、十分
な光非線形性が得られないという問題が生じる。
【0008】このような問題を解決する方法として、キ
ャリアの緩和時間がバンド間遷移に比べて格段に速いサ
ブバンド間遷移を利用する方法が提案されている(Y.Hi
rayama他,Jap. J. Appl. Phys.、 Vol.33 pp890-895,
1994) 。
【0009】具体的には、従来の光通信波長である1.
5μm帯で動作するサブバンド間遷移では、例えば、I
nGaAs/AlAs量子井戸構造が用いられる。この
量子井戸構造を図16に示す。図中、171はInGa
As層を示し、172はAlAs層を示している。
【0010】バンド間遷移のエネルギー(バンド端エネ
ルギーEedge)は0.8〜0.9eV程度であり、ま
た、動作波長に相当するエネルギーEOPは0.8eVよ
りも大きい。このため、バンド間吸収は起こらないよう
に思われるが、実際には、2つの光子が関与する過程で
ある2光子吸収が起きてしまう。
【0011】また、半導体レーザの場合には、従来フェ
ルミ準位またはk空間におけるキャリアの分布に起因し
たスペクトルの広がりや、バンド間遷移に律速される応
答速度の限界があった。
【0012】このような問題に対し、量子カスケードレ
ーザのような新しいデバイスが研究されている(例え
ば、R.F.Kazarinov and R.A.Suris: Sov.Phys.Semicon
d.,5(1971)p.207、F.Capasso, K.Mohammed and A.Y.Ch
o: IEEE J.Quantum Electron., 22(1986) p.1853)。
【0013】量子カスケードレーザでは、一つの量子井
戸のサブバンド準位と隣接する量子井戸のサブバンドと
の間で形成された反転分布を利用してレーザ発振を行な
っている。すなわち、半導体レーザの場合のように、電
子と正孔の2種類のキャリアの再結合を用いるのではな
く、1種類のキャリアの遷移を利用しているので、利得
スペクトルは極めて狭くなり、これにより、発振線幅も
狭くなる。また、サブバンド間の遷移であるため、応答
速度も速い。
【0014】このようなレーザ発振原理を用いて、低温
(90 K)でのレーザ発振が報告されている(J.Faist,F.
Capasso,D.L.Sivco,C.Sirtori,A.L.Hutchinson and A.
Y.Cho: Science, 264(1994) p.553、J.Faist,F.Capass
o,D.L.Sivco,C.Sirtori,A.L.Hutchinson and A.Y.Cho:
Electron. Lett., 30(1994) p.865 )。
【0015】しかしながら、レーザ発振に必要な反転分
布を形成するには、極めて大きい注入電流(〜1A)が
要求されるという問題がある。さらに、サブバンド間遷
移を利用してレーザ発振を行なっているので、以下のよ
うな問題がある。すなわち、量子井戸を構成する材料の
バンド不連続値より大きいエネルギーに相当する波長の
レーザ発振は不可能でるため、これまでの材料では、光
通信で用いられる1.55μm、1.3μm等の波長帯
域でのレーザ発振は実現されていない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来より種
々の光半導体素子が提案されていたが、光通信技術に十
分対応できる光半導体素子は実現されていなかった。す
なわち、SEED等の光半導体素子とは異なり、CR時
定数に動作速度が制限されない光半導体素子として、バ
ンド間遷移を利用したものが提案されていたが、十分な
光非線形性が得られないという問題があった。
【0017】このような問題を解決できる光半導体素子
として、サブバンド間遷移を利用したものが提案されて
いたが、2光子吸収によりバンド間遷移が起こるという
問題があった。さらに、サブバンド間遷移を利用した従
来のレーザでは、光通信技術に必要な波長帯域のレーザ
発振が得られないという問題があった。本発明は、上記
事情を考慮してなされたもので、その目的とするところ
は、光通信技術に十分対応できる光半導体装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る光半導体装置(請求項1)は、基板
上に形成された第1の半導体層と、この第1の半導体層
とのバンドの位置が異なる第2の半導体層とからなる量
子井戸、量子細線および量子箱の少なくとも1つを有す
る光半導体装置であって、前記第1の半導体層の伝導帯
および価電子帯の少なくとも一方は、2つ以上のサブバ
ンドを有し、前記第1の半導体層のバンド端エネルギー
は、前記第1の半導体層のサブバンド間隔のエネルギー
の2倍よりも大きく、かつ前記サブバンド間隔に相当す
る動作波長のエネルギーが0.75eV以上であること
を特徴とする。
【0019】また、本発明に係る他の光半導体装置(請
求項2)は、上記発明(請求項1)において、前記第1
の半導体層および前記第2の半導体層の少なくとも一方
は、そのバンド構造におけるΓ点を除いてエネルギーの
最も低い対称点のエネルギーが、エネルギー的に最も低
い第1番目のサブバンドレベルのエネルギーよりも大き
いことを特徴とする。
【0020】なお、本発明の好ましい実施態様は以下の
通りである。 (1)上記発明(請求項1、請求項2)において、第1
の半導体層および第2の半導体のうち少なくとも一方が
ウルツァイト型の結晶構造を有する。 (2)上記発明(請求項1、請求項2)において、第1
の半導体層および第2の半導体のうち少なくとも一方が
窒化物半導体(Inx Gay Al1-x-yp (0≦x≦
1、0≦y≦1、0≦1−x−y≦1、0<p≦1))
から形成されている。 (3)上記発明(請求項1、請求項2)において、第1
の半導体層および第2の半導体のうち少なくとも一方が
Mgx Cay Cdz Zn1-x-y-zp Seq Te1-p-q
(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、0≦1−x−
y−z≦1、0≦p≦1、0≦q≦1、0≦1−p−q
≦1)から形成されている。 (4)上記発明(請求項1、請求項2)において、第1
の半導体層および第2の半導体のうち少なくとも一方が
Inx Gay Al1-x-yp (0≦x≦1、0≦y≦
1、0≦1−x−y≦1、0≦p≦1)からなる。 (5)上記発明(請求項1、請求項2)において、第1
の半導体層および第2の半導体のうち少なくとも一方が
CaF2 、CoSi2 、NiSi2 およびSiCのいず
れから形成されている。 (6)上記発明(請求項1、請求項2)において、第1
の半導体層が間接遷移型の半導体から形成されている。 (7)上記発明(請求項1、請求項2)において、量子
井戸がタイプIIの超格子から形成されている。
【0021】また、本発明をレーザに適用した場合に
は、サブバンド間のエネルギー差が大きく、かつバンド
ギャップも大きい材料を用いることにより、光通信で用
いられる波長帯での動作するサブバンド間遷移が可能な
る。
【0022】すなわち、本発明をレーザに適用する場合
は、上記発明において、第1の半導体層と第2の半導体
層との伝導帯または価電子帯におけるバンド不連続値を
少なくとも0.8eV以上とし、第1の半導体層のバン
ド端エネルギーが少なくとも1.6eV以上ある半導体
材料を用いる。
【0023】
【作用】上述の如く、サブバンド間遷移では、バンド端
エネルギーEedgeが動作波長に相当するエネルギーEOP
よりも大きく、バンド間吸収は起こらないように思われ
るが、実際には、2つの光子が関与する過程である2光
子吸収が起きてしまうという問題があった。
【0024】そこで、本発明では、第1の半導体層のバ
ンド端エネルギーEedgeを、サブバンド間隔に相当する
動作波長のエネルギーEopの2倍よりも大きくしてい
る。このようにすれば、バンド端エネルギーは2つの光
子のエネルギーより大きいため、光子が吸収される確率
が非常に小さくなる。
【0025】ここで、Eopは光通信でよく用いられる材
料や波長帯を考慮すれば、例えばInPに格子整合する
InGaAsのバンドギャップである0.75eV以上
に設定する必要がある。特に0.8eV、つまり、1.
55μmではファイバー中でのロスも少なく、エルビウ
ムをドープしたファイバーアンプが使用できる領域であ
るため都合が良い。
【0026】また、本発明(請求項2)のように、第1
の半導体層および第2の半導体層の少なくとも一方を、
バンド構造におけるΓ点を除いてエネルギーの最も低い
対称点のエネルギーが、エネルギー的に最も低い第1番
目のサブバンドレベルのエネルギーよりも大きくするこ
とが望ましい。
【0027】これはサブバンドのエネルギーが大きい
と、Γ点以外の対称点でのエネルギーが相対的に低くな
る状況が起こり易くなるが、この場合には、例えば、2
番目に大きいサブバンドに励起されたキャリアが、障壁
層の例えばx点に落ち込んでしまう結果、緩和時間が長
くなり、高速動作ができない等の問題を生じるからであ
る。
【0028】なお、本発明(請求項2)を実施するに
は、半導体層として特にウルツァイト型の結晶構造を有
する半導体層を用いるのが良い。これはウルツァイト型
の結晶構造を有する半導体では、Γ点と他の対称点との
エネルギー差が大きく離れており、最も近いA点やM点
でも、2.0eV以上離れているからである。
【0029】また、窒化物半導体を用いた場合には、格
子不整合の影響をあまり受けずに所望の高品質量子構造
が得られるという効果もある。さらに、本発明(請求項
1、請求項2)をレーザに適用し、かつ第1、第2の半
導体層の材料として、バンド不連続値が大きい材料の組
合わせを用いれば、光通信で用いられる波長帯で動作す
るサブバンド間遷移レーザが可能となる、このとき、バ
ンド端エネルギー自身は十分大きいため(Eedge>2E
OP)、先に述べたように、2光子吸収過程等によるバン
ド間遷移の影響を除去できる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例に係る
光半導体素子(光スイッチ)の素子構造を示す断面図で
ある。
【0031】図中、11はサファイア基板を示してお
り、このサファイア基板11上には、バッファ層として
のGaN層12が形成されている。このGaN層12上
には、InAlNクラッド層15を介して、GaN量子
井戸層13とAlN第1障壁層14とからなる量子井戸
構造が形成されている。この量子井戸構造上には、In
AlNクラッド層15を介して、ギャップ層としてのG
aN層12が形成されている。
【0032】上記各層12〜15は、機金属気相成長
(MOCVD)法により形成され、GaN量子井戸層1
3の厚さは1.7nm程度、ギャップ層としてのGaN
層12の厚さは1μm程度である。
【0033】このような構成の光スイッチの吸収スペク
トルを調べたところ、1483nmに鋭い吸収特性を示
することが分かった。これは図2のバンドダイヤグラム
に示すように、伝導帯の1番目のサブバンドから2番目
のサブバンドへの共鳴吸収によるものである。また、バ
ンドギャップは十分大きいので2光子吸収はほとんど起
こらない。
【0034】すなわち、GaN井戸層13のバンド端エ
ネルギーEedgeが、GaN井戸層13のサブバンド間隔
に相当する動作波長のエネルギーEOPの2倍よりも大き
いので、2光子吸収が起こる確率は非常に小さくなるか
らである。
【0035】この光スイッチに共鳴波長1483nm
(836meV)より2meV高いエネルギーを持つ波
長1479nm(838meV)の信号光をあててお
き、波長1483nm(836meV)、パルス幅1p
sの共鳴パルス光を照射したときの信号光の変化の様子
を調べた。
【0036】その結果、共鳴パルス光をあてている間だ
け、信号光が吸収しやすくなり、信号光の出力強度が光
スイッチに入射する前の50%にまで減少することが分
かった。また、この変化は共鳴光が消えると同時にもと
に戻ることも確認した。
【0037】この現象は文献アプライド・フィジクス・
レターズ第51巻(1987)1670頁に述べられて
いるステップ構造を持つ量子井戸のサブバンド間で実励
起をした場合のサブバンド間エネルギーの増加と類似の
ものと考えられる。
【0038】すなわち、キャリアの励起によりサブバン
ド間のエネルギー差が増大し、吸収ピーク波長が短波長
側にシフトした結果、信号光が吸収されたことによる。
また、超高速の応答が得られたのは。図2に示すよう
に、2光子吸収が抑えられたことと、また、図3に示す
ように、GaN/AlNバンド構造においては、Γ点よ
りA点やM点のエネルギーが十分上にあるため、第2の
サブバンド(2番目にエネルギー準位が高いサブバン
ド)に励起されたキャリアがA点やM点に滞留すること
なく、Γ点の第1のサブバンド(1番エネルギー準位が
低い、つまり、基底準位のサブバンド)に緩和したため
と考えられる。
【0039】かくして本実施例によれば、光通信に十分
対応できる高速応答の光スイッチが得られる。したがっ
て、このような光スイッチを用いれば、光信号の利点
(例えば、高速、低クロストーク)を十分に生かした光
通信システムや光情報処理システム等を構築できるよう
になる。 (第2の実施例)図4は、本発明の第2の実施例に係る
光半導体素子(光スイッチ)の素子構造を示す断面図で
ある。なお、図1の光半導体素子と対応する部分には図
1と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する(以
下の図も同様)。
【0040】本実施例の光スイッチが第1の実施例のそ
れと異なる点は、量子井戸構造を左右非対称にしたこと
にある。製造工程(製造方法)は第1の実施例のそれと
ほぼ同様であるが、InAlNクラッド層15をGaN
量子井戸層13の片側に形成した。本実施例の光スイッ
チによれば、第1の実施例のそれよりも大きな60%近
い消光比が得られることを確認した。これは文献ジャー
ナル・オブ・アプライド・フィジクス第65巻(198
9)4377頁に述べられているように、非対称構造に
より、シュタルクシフトがより大きくなったためと解さ
れる。
【0041】第1、第2の実施例では、吸収ピークの位
置がキャリアの励起により変化することを利用したもの
であるが、屈折率の変化を利用することも有効である。 (第3の実施例)図5は、本発明の第3の実施例に係る
光半導体素子(光スイッチ)の素子構造を示す断面図で
ある。
【0042】本実施例の光スイッチが第1の実施例のそ
れと異なる点は、素子の上部と下部を金薄膜51により
コーティングして、反射鏡を形成したことにある。本実
施例によれば、このように互いに平行な2枚の金薄膜5
1からなる反射鏡で囲まれた量子井戸構造がエタロンと
して働き、その透過ピーク位置は2枚の反射鏡間の光学
距離で決まる。
【0043】このように光非線形をもつ媒質からなるエ
タロンを光スイッチに利用する原理は、例えば、アプラ
イド・フィジクス・レターズ第49巻(1986)74
9頁に述べられている。
【0044】本実施例では、エタロンの透過ピーク位置
を波長1550nmとして、共鳴吸収波長より長波長側
の透明域に設定した。このエタロンに透過域波長の15
50nmのポンプパルス光(幅1ps)をあてると、シ
ュタルク効果により、サブバンド吸収ピークが短波長側
に動くと同時に屈折率が減少し、2枚の反射鏡間の光学
距離が減少しエタロンの透過スペクトルが短波長側にシ
フトする。
【0045】既に述べたようにサブバンド間遷移におけ
る非線形性、つまり、屈折率の変化量は、バンド間遷移
に比べ非常に大きいため、エタロンの透過スペクトルも
16nmと大きくシフトするのが観測された。また、幅
1psのパルス光にも追随して非常に速く変化すること
も分かった。
【0046】したがって、オン信号として透過率の時間
変動の激しい波長1570nmの信号光を用い、オフ信
号として1540nmの信号光を用いることにより、高
速にオン状態とオフ状態とを切り替えることができる光
スイッチを実現できるようになる。さらに、このような
非線形エタロンを使用して、AND、OR、NORとい
った論理素子を作ることも可能である。 (第4の実施例)図6は、本発明の第4の実施例に係る
光半導体素子(マッハ・ツェンダー型の干渉計)を上か
ら見た平面図ある。
【0047】本実施例によれば、サファイア基板61上
に形成したGaN光導波路62に入射した信号光は、2
つの経路に分岐する。その片側にはサブバンド間励起を
起こすためのGaN/AlN量子井戸構造63が形成さ
れている。
【0048】したがって、このGaN/AlN量子井戸
構造63に共鳴パルス光を照射することにより、屈折率
変化を通して信号光の位相を変化させることができる。
この結果、再び合わさった信号光は強めあったり、弱め
あったりして出射光の強度が変化する。 (第5の実施例)図7は、本発明の第5の実施例に係る
光半導体素子(方向性結合器)を上から見た平面図あ
る。
【0049】本実施例によれば、方向性結合器の片側
に、GaN/AlN量子井戸構造63を設けているの
で、ポンプ光により伝搬定数を変化させることにより、
シグナル光の高速スイッチング動作を行なえる。
【0050】第1〜第5の実施例では、半導体材料とし
てGaN系の材料を用いているが、後に示す他の適当な
材料系でも同様な効果が期待できる。また、価電子帯で
サブバンド間励起を生じさせることによっても、超高速
光スイッチ動作を得ることもできる。 (第6の実施例)図8は、本発明の第6の実施例に係る
光半導体素子(量子カスケードレーザ)のバンド構造を
示すバンドダイアグラムである。
【0051】図8において、1、2、3、4はエネルギ
ー準位を示しており、1は価電子帯の基底準位、2〜4
は伝導帯のサブバンド準位を示している。また、hはプ
ランク定数、ν43はエネルギー準位4からエネルギー準
位3に遷移したときに生じる光の振動数であり、hν43
はエネルギー準位4からエネルギー準位3に遷移したと
きに生じる光のエネルギーを示している。また、図8の
νxy、hνxy(x、yは自然数で、かつxとyは等しく
ない)および他の図のνxy、hνxyも同様な意味であ
る。
【0052】レーザ動作は、サブバンド準位4,3間に
形成された反転分布を利用する。サブバンド準位2,
3,4は上述したようにいずれも伝導帯におけるサブバ
ンド準位であり、これらサブバンド準位2,3,4は、
空間的には、図9に示すように位置されている。
【0053】サブバンド準位4,3間のエネルギー差が
概略0.8eVとなるように量子井戸層が設計されてい
る。また、バンドギャップは1.6eV以上のエネルギー
差があるように、量子井戸層、量子障壁層の材料が選ば
れている。
【0054】量子井戸層と量子障壁層とのバンド不連続
値は0.8eVより十分大きいため、電子の熱的なオーバ
ーフローを低減でき、これにより、高温、低電流でのレ
ーザ動作が可能となる。
【0055】本実施例の量子カスケードレーザの具体的
な素子構造を図10に示す。図10において、101は
サファイア基板を示しており、このサファイア基板10
1上には、n型GaNバッファ層102を介して、n側
Ti/Al電極104が設けられたn型GaNコンタク
ト層103が形成されている。
【0056】このn型GaNコンタクト層103上に
は、n型AlGaNクラッド層105が形成されてお
り、このn型AlGaNクラッド層105上には、In
AlGaN光ガイド層106を介して、活性層107が
形成されている。
【0057】この活性層107は、AlGaN障壁層1
08とInGaN井戸層とを複数積層してなる量子井戸
構造を有し、その上部にはInAlGaN電子ドリフト
層110が形成されている。
【0058】活性層107上には、InAlGaN光ガ
イド層111、p型AlGaNクラッド層112が順次
形成され、このp型AlGaNクラッド層112は、p
型AlGaNコンタクト層113を介して、p側Ni/
Au電極にコンタクトしている。 (第7の実施例)図11は、本発明の第7の実施例に係
る光半導体素子(量子カスケードレーザ)のバンド構造
を示すバンドダイアグラムである。
【0059】本実施例は、量子井戸層と量子障壁層の材
料として、間接遷移型の材料を用いた例である。この場
合も、バンド間の再結合時間をサブバンド間の遷移時間
に比べて長くできる。何故ならば、バンド間の遷移を生
じるには大きな運動量の変化が必要となるためである。
【0060】本実施例の量子カスケードレーザの具体的
な素子構造を図12に示す。これは材料としてAlGa
Pを用いた例である。図12において、122はn型G
aP基板を示しており、その裏面にはn側Si/Au電
極が設けられている。また、n型GaP基板122の表
面にはn型GaPバッファ層123が形成されており、
このn型GaPバッファ層123上には、n型AlPク
ラッド層124、AlGaP光ガイド層125が順次形
成されている。
【0061】このAlGaP光ガイド層125上には、
活性層126が形成されている。この活性層126は、
AlP障壁層127とGaP量子井戸層128とを複数
積層してなる量子井戸構造を有し、その上部にはAlG
aP電子ドリフト層129が形成されている。
【0062】活性層126上には、AlGaP光ガイド
層130、p型AlGaP光ガイド層131が順次形成
されており、このp型AlGaP光ガイド層131は、
p型GaPコンタクト層132を介して、p側Zn/A
u電極133にコンタクトしている。
【0063】なお、このような構成の量子カスケードレ
ーザはSiCとダイヤモンドの組み合わせでも可能であ
る。 (第8の実施例)図13は、本発明の第8の実施例に係
る光半導体素子(量子カスケードレーザ)のバンド構造
を示すバンドダイアグラムである。
【0064】本実施例は、量子井戸層と量子障壁層の材
料として、Si上のCaF2 とCoSi2 を用いた例で
ある。この場合、伝導帯のオフセットは15eVと非常
に大きい。また、基板とほぼ格子整合することから、S
i電子デバイスとの集積も容易である。 (第9の実施例)図14は、本発明の第9の実施例に係
る光半導体素子(量子カスケードレーザ)のバンド構造
を示すバンドダイアグラムである。
【0065】本実施例の特徴は、タイプII型の超格子を
用いて量子井戸構造を構成したことにある。この場合
も、直接再結合の確率を低減できるため、高性能のレー
ザが得られる。
【0066】本実施例の量子カスケードレーザの具体的
な素子構造を図15に示す。図15において、152は
n型GaAs基板を示しており、その裏面にはn側Ti
/Au電極151が設けられている。また、n型GaA
s基板152の表面にはn型GaAsバッファ層15
3、n型ZnSSeクラッド層154、ZnSSe光ガ
イド層155が順次形成されている。
【0067】このZnSSe光ガイド層155上には、
活性層156が形成されている。この活性層156は、
ZnSSe障壁層157とZnTe量子井戸層とを複数
積層してなる量子井戸構造を有し、その上部にはZnS
e電子ドリフト層159が形成されている。
【0068】活性層156上には、ZnSe光ガイド層
160、p型ZnSSeクラッド層161、p型ZnS
e/ZnTe超格子コンタクト層162、p型ZnTe
コンタクト層163が順次形成され、このp型ZnTe
コンタクト層163にはp側Pd/Au電極が設けられ
ている。
【0069】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、実施例では、動作波長を15
50nm付近に設定したが光通信で用いられるもう一つ
の波長である1300nm付近の領域でも良い。
【0070】また、同一基板上に多数の光半導体素子を
集積化することも可能である。また、上記実施例では、
サブバンドとして完全な束縛状態のものを用いたが、サ
ブバンドは擬束縛状態でも良い。
【0071】また、上記実施例では、量子井戸構造を用
いた場合について説明したが、量子細線、量子箱を用い
た場合についても適用できる。また、上記実施例では、
光スイッチ、干渉計、方向性結合器、レーザ(発光素
子)等の光半導体素子の場合について説明したが、本発
明は受光素子や光増幅器等の他の光半導体素子にも適用
できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、光
通信に十分対応できる動作速度(応答速度)を有し、さ
らに、光通信で用いられる波長帯の光が得られる光半導
体素子が得られ、したがって、このような光半導体素子
を用いることにより、光信号の利点(例えば、高速、低
クロストーク)を十分に生かした光通信システムや光情
報処理システム等を構築できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る光スイッチの素子
構造を示す断面図
【図2】図1の光スイッチの動作原理を説明するための
バンドダイヤグラム
【図3】図1の光スイッチのΓ点と対称点の関係を示す
【図4】本発明の第2の実施例に係る光スイッチの素子
構造を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施例に係る光スイッチの素子
構造を示す断面図
【図6】本発明の第4の実施例に係るマッハ・ツェンダ
ー型の干渉計を示す平面図
【図7】本発明の第5の実施例に係る方向性結合器を示
す平面図
【図8】本発明の第6の実施例に係る量子カスケードレ
ーザのバンド構造を示すバンドダイアグラム
【図9】本発明の第6の実施例に係る量子カスケードレ
ーのポテンシャルを示す図
【図10】本発明の第6の実施例に係る量子カスケード
レーザの具体的な素子構造を素子断面図
【図11】本発明の第7の実施例に係る量子カスケード
レーザのバンド構造を示すバンドダイアグラム
【図12】本発明の第7の実施例に係る量子カスケード
レーザの具体的な素子構造を素子断面図
【図13】本発明の第8の実施例に係る量子カスケード
レーザのバンド構造を示すバンドダイアグラム
【図14】本発明の第9の実施例に係る量子カスケード
レーザのバンド構造を示すバンドダイアグラム
【図15】本発明の第9の実施例に係る量子カスケード
レーザの具体的な素子構造を素子断面図
【図16】サブバンド間遷移を利用した従来の従来の半
導体レーザのバンド構造を示すバンドダイアグラム
【符号の説明】
11…サファイア基板 12…GaN層 13…GaN井戸層 14…AlN障壁層 15…InAlN層 51…金薄膜 61…サファイア基板 62…GaN導波路 63…GaN/AlN量子井戸層 101…サファイア基板 102…n型GaNバッファ層 103…n型GaNコンタクト層 104…n側Ti/Al電極 105…n型AlGaNクラッド層 106…InAlGaN光ガイド層 107…活性層 108…AlGaN障壁層 109…InGaN井戸層 110…InAlGaN電子ドリフト層 111…InAlGaN光ガイド層 112…p型AlGaNクラッド層 113…p型GaNコンタクト層 114…p側Ni/Au電極 121…n側Si/Au電極 122…n型GaP基板 123…n型GaPバッファ層 124…n型AlPクラッド層 125…AlGaP光ガイド層 126…活性層 127…AlP障壁層 128…GaP量子井戸層 129…AlGaP電子ドリフト層 130…AlGaP光ガイド層 131…p型AlPクラッド層 132…p型GaPコンタクト層 133…p側Zn/Au電極 151…n側Ti/Au電極 152…n型GaAs基板 153…n型GaAsバッファ層 154…n型ZnSSeクラッド層 155…ZnSe光ガイド層 156…活性層 157…ZnSSe障壁層 152…n型GaAs基板 153…n型GaAsバッファ層 154…n型ZnSSeクラッド層 155…ZnSe光ガイド層 156…活性層 157…ZnSSe障壁層 158…ZnTe量子井戸層 159…ZnSe電子ドリフト層 160…ZnSe光ガイド層 161…p型ZnSSeクラッド層 162…p型ZnSe/ZnTe超格子コンタクト層 163…p型ZnTeコンタクト層 164…p側Pd/Au電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 27/15 C 8832−4M (72)発明者 山本 雅裕 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 ジョン・レニー 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された第1の半導体層と、こ
    の第1の半導体層とのバンドの位置が異なる第2の半導
    体層とからなる量子井戸、量子細線および量子箱の少な
    くとも1つを有する光半導体装置であって、 前記第1の半導体層の伝導帯および価電子帯の少なくと
    も一方は、2つ以上のサブバンドを有し、 前記第1の半導体層のバンド端エネルギーは、前記第1
    の半導体層のサブバンド間隔に相当する動作波長のエネ
    ルギーの2倍よりも大きく、かつ前記サブバンド間隔に
    相当する動作波長のエネルギーが0.75eV以上であ
    ることを特徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第1の半導体層および前記第2の半導
    体層の少なくとも一方は、バンド構造におけるΓ点を除
    いてエネルギーの最も低い対称点のエネルギーが、エネ
    ルギー的に最も低い第1番目のサブバンドレベルのエネ
    ルギーよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の
    光半導体装置。
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