JPH08179065A - 真空室内の発熱体冷却装置 - Google Patents

真空室内の発熱体冷却装置

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JPH08179065A
JPH08179065A JP33607694A JP33607694A JPH08179065A JP H08179065 A JPH08179065 A JP H08179065A JP 33607694 A JP33607694 A JP 33607694A JP 33607694 A JP33607694 A JP 33607694A JP H08179065 A JPH08179065 A JP H08179065A
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JP
Japan
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dut
block
vacuum
heat
cooling device
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Withdrawn
Application number
JP33607694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Takahashi
正幸 高橋
Mitsutoshi Yahagi
光敏 矢作
Tsugio Kurata
次男 倉田
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Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
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Publication date
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Publication of JPH08179065A publication Critical patent/JPH08179065A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DUT10の冷却効率の良い、DUT10よ
り発する熱を外部に伝導させるブロック13の高さ調整
を必要としない、真空グリース15の使用を最小限にす
る、真空室内の発熱体冷却装置を提供する。 【構成】 密閉した空間を作る真空容器壁21と、真空
容器壁21と機械的に固定された位置にある、DUT1
0を搭載したプリント基板12と、真空引きしたとき、
DUT10に、真空グリース15を介して一端が接触
し、もう一端を放熱部29としたブロック23と、真空
容器壁21及びブロック23に、それぞれOリング26
を介して固定され、柔軟に伸縮する筒状体であるベロー
ズ27と、真空容器壁21とブロック23の間に、相互
に反発する力を発生する反力調整用バネ28とで構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC(Integrated Cir
cuits )などの発熱体を真空室内で試験及び観測する装
置における、真空室内の発熱体冷却装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば電子ビームテスタにおいては、電
子ビームの経路を真空状態に保つ必要があり、その被測
定デバイス(DUT)も真空容器内に置かれる。また、
この被測定デバイスは、一般的に通電及び動作状態で観
測されるため発熱し、冷却を必要とする場合がある。そ
の冷却装置として、従来、図4に示すものがある。この
冷却装置は、密閉した空間を作るアルミニウム製の真空
容器壁11と、真空容器壁11と機械的に固定された位
置にあるDUT10を搭載したプリント基板12と、D
UT10で発生した熱を真空容器壁11に伝導するため
のアルミニウム製のブロック13と、真空容器壁11と
DUT10裏面の距離を微調整する必要がある場合に使
用する1個または複数個のアルミニウム製のスペーサ1
4と、各構成部間の熱伝導性を良くするために接触面に
塗布された真空グリース15とで構成される。
【0003】真空引きが完了し、プリント基板12のD
UT10が通電された時、DUT10より発生する熱
は、ブロック13を介して真空容器壁11に伝わり大気
冷却される。この場合、DUT10とブロック13との
接触部、及びブロック13と真空容器壁11との接触部
には、熱伝導性を良くするための真空グリース15が塗
布される。また、DUT10の品種の違いにより、その
高さは様々であるため、スペーサ14を用いた高さ調整
が必要となり、スペーサ14の両面にも真空グリース1
5が塗布される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造には、次の
ような欠点がある。 (ア) ブロック13の高さ調整のためスペーサ14を
使用するため、真空グリース15の塗布面が増加し、D
UT10から真空容器壁11に伝わる熱の伝導性が悪
く、DUT10の冷却効率が悪い。 (イ) DUT10の高さに応じて、スペーサ14によ
るブロック13の高さ調整が必要であり、手間がかかる
他、高さ調整が適当でないとき、プリント基板12に曲
げを生じさせる危険がある。 (ウ) 真空グリース15を多量に用いるため、ガスの
放出が多く、真空引き時間が長くなる。本発明は、以上
の欠点を解消し、DUT10の冷却効率の良い、DUT
10より発する熱を外部に伝導させるブロック13の高
さ調整を必要としない、真空グリース15の使用を最小
限にする、真空室内の発熱体冷却装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の真空室内の発熱体冷却装置においては、次
のように構成している。まず、密閉した空間を作る真空
容器壁21を設ける。そして、真空容器壁21と機械的
に固定された位置にある、DUT10を搭載したプリン
ト基板12を設ける。また、真空引きしたとき、DUT
10に、真空グリース15を介して一端が接触し、もう
一端を放熱部29としたブロック23を設け、真空容器
壁21及びブロック23に、それぞれOリング26を介
して固定され、柔軟に伸縮する筒状体であるベローズ2
7を設け、真空容器壁21とブロック23の間に、相互
に反発する力を発生する反力調整用バネ28を設ける。
また、別の手段として、ブロック33と、DUT10を
搭載したプリント基板12を、DUT10を挟んで固定
する複数の固定用ネジ30を設ける。更に、別の手段と
して、放熱部29に空気の流れを作る送風器31を設け
る。更に、別の手段として、放熱部29に換えて、ブロ
ック43内を循環して構成される温度制御管40を設け
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された真空室内の発熱体冷却
装置においては、真空グリース15の塗布面がDUT1
0とブロック(23、33または43)の接触部の1箇
所のみであるため熱の伝導性が良く、DUT10で発生
する熱は、放熱部29で直接大気冷却されるか、また
は、温度制御管を流れる媒体を通して冷却される。ま
た、DUT10の品種の違いによる高さの変動に対して
は、ベローズ27の伸縮性により対応でき、スペーサを
使用した高さ調整の必要がない。プリント基板12の曲
げの危険性については、反力調整用バネ28によって解
消される。真空グリース15の使用は、最小限に留まっ
ており、真空引き時間が長くなることを防止している。
【0007】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の実施例を示す。この冷却装
置は、密閉した空間を作るアルミニウム製の真空容器壁
21と、真空容器壁21と機械的に固定された位置にあ
るDUT10を搭載したプリント基板12と、DUT1
0で発生した熱を真空グリース15を介して放熱部29
に伝導する、例えば銅のような熱伝導性の良い材質を使
用したブロック23と、真空容器壁21及びブロック2
3にそれぞれOリング26を介して密閉した空間とする
ため固定され、環状に成形された例えばステンレス鋼製
の薄肉金属板の内外径を互いに溶着した、柔軟に伸縮す
る筒状体であるベローズ27と、真空時にブロック23
がDUT10を押す圧力を調整する反力調整用バネ28
とで構成される。
【0008】真空引きを行う前は、ベローズ27の伸縮
性により、DUT10とブロック23は離れている。真
空引きを行うと、ブロック23が真空側に引かれ、ブロ
ック23の上面がDUT10と接触し、DUT10が発
生する熱がブロック23の例えば放熱フィンのような放
熱部29に達し、直接大気冷却される。なお、真空引き
が行われ、ブロック23がDUT10に接触するとき、
その力でプリント基板12が上方に押され、プリント基
板12に曲げが発生する場合がある。そこで、反力調整
用バネ28により、プリント基板12に曲げが発生しな
いように調整する。
【0009】以上の方法により、真空グリース15の塗
布面は、DUT10とブロック23の接触部の1箇所の
みであり、DUT10で発生する熱は、ブロック23の
放熱部29で直接大気冷却される。つまり、DUT10
から放熱部29に伝わる熱の伝導性が良く、DUT10
の冷却効率が改善される。また、DUT10の品種の違
いによる高さの変動に対しては、ベローズ27の伸縮性
により対応でき、真空引きを行うことでDUT10とブ
ロック23が接触し、スペーサを使用した高さ調整の必
要がない。プリント基板12の曲げの危険性について
は、反力調整用バネ28によって解消できる。真空グリ
ース15は、DUT10とブロック23の接触部にのみ
使用されるため、ガスの放出が少なく、真空引き時間が
長くなることを防止している。
【0010】(実施例2)図2に本発明の別の実施例を
示す。この冷却装置は、DUT10とブロック33の接
触圧を安定に高くし、DUT10で発生した熱を効率良
くブロック33に伝導させるため、ブロック33と、D
UT10を搭載したプリント基板12を複数の固定用ネ
ジ30で固定した構成になっている。この場合、真空引
き前と真空引き後で、DUT10とブロック33の位置
関係は変わらないが、真空引き後において、DUT1
0、プリント基板12及びブロック33が一体となって
真空側に引かれる力が加わり、プリント基板12の曲げ
の危険性がある。そこで、その危険性を解消するため反
力調整用バネ28が構成されている。
【0011】更に、大気への放熱を良くして、DUT1
0の温度を下げるため、例えば放熱フィンのような放熱
部29に、例えばファンのような送風器31を使用して
空気の流れを作り、強制空冷することができる。
【0012】(実施例3)図3に本発明の別の実施例を
示す。この冷却装置は、熱の移動手段として、ブロック
43内を循環して構成される温度制御管40を設けてい
る。そして、その温度制御管40に温度コントロールさ
れた空気、窒素ガス及び水のような媒体を流すことで熱
交換効率を上げることができる。この構成においては、
DUT10を冷却するだけでなく、DUT10の温度制
御をすることも可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。つ
まり、実施例1においては、真空グリース15の塗布面
は、DUT10とブロック23の接触部の1箇所のみで
あり、DUT10で発生する熱は、ブロック23の放熱
部29で直接大気冷却される。つまり、DUT10から
放熱部29に伝わる熱の伝導性が良く、DUT10の冷
却効率が改善される。また、DUT10の品種の違いに
よる高さの変動に対しては、ベローズ27の伸縮性によ
り対応でき、真空引きを行うことでDUT10とブロッ
ク23が接触し、スペーサを使用した高さ調整の必要が
ない。プリント基板12の曲げの危険性については、反
力調整用バネ28によって解消できる。真空グリース1
5は、DUT10とブロック23の接触部にのみ使用さ
れるため、ガスの放出が少なく、真空引き時間が長くな
ることを防止している。実施例2においては、DUT1
0とブロック33の接触圧を安定に高くしてあるため、
DUT10で発生した熱を効率良くブロック33に伝導
させることができる。更に、放熱部29に、送風器31
を使用して空気の流れを作り、強制空冷することで、大
気への放熱を良くすることができる。実施例3において
は、熱の移動手段として、ブロック43内を循環する温
度制御管40に温度コントロールされた媒体を流してお
り、効率の良いDUT10の冷却だけでなく、DUT1
0の温度制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の冷却装置の断面図である。
【符号の説明】
10 DUT 11、21 真空容器壁 12 プリント基板 13、23、33、43 ブロック 14 スペーサ 15 真空グリース 26 Oリング 27 ベローズ 28 反力調整用バネ 29 放熱部 30 固定用ネジ 31 送風器 40 温度制御管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉した空間を作る真空容器壁(21)
    を設け、 真空容器壁(21)と機械的に固定された位置にある、
    DUT(10)を搭載したプリント基板(12)を設
    け、 真空引きしたとき、DUT(10)に、真空グリース
    (15)を介して一端が接触し、もう一端を放熱部(2
    9)としたブロック(23)を設け、 真空容器壁(21)及びブロック(23)に、それぞれ
    Oリング(26)を介して固定され、柔軟に伸縮する筒
    状体であるベローズ(27)を設け、 真空容器壁(21)とブロック(23)の間に、相互に
    反発する力を発生する反力調整用バネ(28)を設け、 以上を具備することを特徴とする真空室内の発熱体冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 ブロック(33)と、DUT(10)を
    搭載したプリント基板(12)を、DUT(10)を挟
    んで固定する複数の固定用ネジ(30)を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の真空室内の発熱体冷却装置。
  3. 【請求項3】 放熱部(29)に空気の流れを作る送風
    器(31)を設けたことを特徴とする請求項1及び請求
    項2記載の真空室内の発熱体冷却装置。
  4. 【請求項4】 放熱部(29)に換えて、ブロック(4
    3)内を循環して構成される温度制御管(40)を設け
    たことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の真空室
    内の発熱体冷却装置。
JP33607694A 1994-12-22 1994-12-22 真空室内の発熱体冷却装置 Withdrawn JPH08179065A (ja)

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ID=18295453

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JP33607694A Withdrawn JPH08179065A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 真空室内の発熱体冷却装置

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JP (1) JPH08179065A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10254720A1 (de) * 2002-11-23 2004-06-03 Endress + Hauser Gmbh + Co. Kg Messgerät

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10254720A1 (de) * 2002-11-23 2004-06-03 Endress + Hauser Gmbh + Co. Kg Messgerät

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305