JPH08178660A - 下げ振り - Google Patents

下げ振り

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JPH08178660A
JPH08178660A JP31986994A JP31986994A JPH08178660A JP H08178660 A JPH08178660 A JP H08178660A JP 31986994 A JP31986994 A JP 31986994A JP 31986994 A JP31986994 A JP 31986994A JP H08178660 A JPH08178660 A JP H08178660A
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rotating drum
plumb bob
spring
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Kunio Suzuki
國雄 鈴木
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Sankyo Giken KK
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Sankyo Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 つる巻バネのような回転ドラム9に下げ糸2
を巻き込むバネ機構8を採用することに着眼して下げ糸
2を弛まないようにし、且つ分銅3の全方向への揺動を
固定することのできる下げ振りを提供すること。 【構成】 下げ振り筒体1の上部に分銅3の下げ糸2を
捲回した回転ドラム9を架設し、この回転ドラム9に下
げ糸2を巻き込む力を付与するバネ機構8を設け、且つ
回転ドラム9に回転抵抗力を付加するテンション付加装
置aを設け、下げ振り筒体1の下部に設けた分銅窓23に
着脱自在に止着した分銅ホルダー24に分銅3の首部に係
合して分銅3の全方向への揺動を固定する係合体25を設
けた下げ振り。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下げ振り筒体の伸縮に
順応して下げ糸が引き出されたり、巻き取られたりして
下げ糸が絡むことのないようにし、且つ分銅の全方向へ
の揺動を固定できる下げ振りに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
伸縮するタイプの下げ振りにおける下げ糸の処理は、伸
縮する上段の筒内に下げ糸が弛んでも絡まないように対
処した弛む分を下方に引き降ろすローラガイド機構を配
設しているが、往々にして下げ糸が外れたりする欠点が
ある。
【0003】本発明は、つる巻バネのような回転ドラム
に下げ糸を巻き込むバネ機構を採用することに着眼して
下げ糸を弛まないようにし、且つ分銅の全方向への揺動
を固定することのできる下げ振りを提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】伸縮可能な下げ振り筒体1内に吊下した下
げ糸2に分銅3を付設し、この分銅3の下端尖鋭部3'
を下げ振り筒体1の基部4に設けた指示部6に合わせて
下げ振り筒体1の壁面を鉛直に立設する下げ振りにおい
て、下げ振り筒体1の上部に分銅3の下げ糸2を捲回し
た回転ドラム9を架設し、この回転ドラム9に下げ糸2
を巻き込む力を付与するバネ機構8を設け、且つ回転ド
ラム9に回転抵抗力を付加するテンション付加装置aを
設け、下げ振り筒体1の下部に設けた分銅窓23に着脱自
在に止着した分銅ホルダー24に分銅3の首部に係合して
分銅3の全方向への揺動を固定する係合体25を設けたこ
とを特徴とする下げ振りに係るものである。
【0006】
【作用】テンション付加装置aにより回転ドラム9を支
えている回転抵抗力を弱め、下げ糸2を回転ドラム9か
ら引き出すと、バネ機構8を採用した場合にはつる巻バ
ネが密に巻き込まれることになる。この状態でテンショ
ン付加装置aにより回転抵抗力を強くして回転ドラム9
の回転を固定し、分銅3の下端尖鋭部3'を正しく指示
部6上に静止せしめて鉛直状態を保持し、この鉛直状態
に立設された下げ振り側壁面と例えば柱やコンクリート
壁面を比較することにより柱やコンクリート壁面の垂直
度を測定することができる。
【0007】次に、使用後テンション付加装置aの回転
ドラム9に対する回転抵抗力を弛めてテンション付加装
置aによる回転ドラム9の固定を解除すると下げ糸2の
引き出しの際密に巻き込まれたつる巻バネが元に戻る復
帰力により回転ドラム9を逆回転せしめるから下げ糸2
は回転ドラム9に巻き込まれる。
【0008】この際、下げ振り筒体1の下部に設けた分
銅窓23に分銅ホルダー24を装着し、分銅3の首部に係合
体25を被嵌すると分銅3は全方向に対して揺動しない状
態に固定される。
【0009】
【実施例】図面は本発明の好適な実施の一例を図示した
もので、伸縮可能な下げ振り筒体1内に吊下した下げ糸
2に分銅3を付設し、この分銅3の下端尖鋭部3'を下
げ振り筒体1の基部4に設けた指示部6に合わせて下げ
振り筒体1の壁面を鉛直に立設する下げ振りにおいて、
下げ振り筒体1の上部に分銅3の下げ糸2を捲回した回
転ドラム9を架設し、この回転ドラム9に下げ糸2を巻
き込む力を付与するバネ機構8を設け、且つ回転ドラム
9に回転抵抗力を付加するテンション付加装置aを設
け、下げ振り筒体1の下部に設けた分銅窓23に着脱自在
に止着した分銅ホルダー24に分銅3の首部に係合して分
銅3の全方向への揺動を固定する係合体25を設けた下げ
振りに係るものである。
【0010】図1に示した下げ振り筒体1は、下段下げ
振り筒体1Uに中段下げ振り筒体1Mを引き出し自在に
嵌合して固定螺子11で固定し、中段下げ振り筒体1Mに
上段下げ振り筒体1Tを嵌合して固定螺子11'で固定し
た場合を図示している。
【0011】図中符号13は分銅3揺動を静止する左右に
架設した静止ピン、14は一対の対向した糸溝付ガイドロ
ーラ、15はテンション付加ローラである。
【0012】図4におけるバネ機構8とテンション付加
装置aは、バネ機構8としてつる巻バネを採用した場合
を図示しているもので、支持軸7につる巻バネの内端を
固定し、外端を回転ドラム9に固定し、この回転ドラム
9の外周に下げ糸2を捲回し、下げ糸2の内端部を回転
ドラム9に止着し、バネ機構8により常に下げ糸2を回
転ドラム9に巻き込む力を付与し、下げ振り筒体1を縮
めたときにはバネ力により下げ糸2をより自動的に回転
ドラム9に巻き込み、下げ振り筒体1を伸ばしたときに
はバネ力に抗して下げ糸2を引き出し、下げ糸2が絡ま
ないようにする。
【0013】テンション付加装置aは、バネ19の適度な
バネ圧によって回転ドラム9に圧接される回転抵抗体16
を設け、この回転抵抗体16の圧接は、テンション調節摘
子10を操作することにより解放されるように設ける。例
えばテンション調節摘子10に設けたストッパー22を阻止
筒26の端縁に引き上げて係合させると回転抵抗体16が回
転ドラム9より離反した状態を保持し、ストッパー22を
阻止筒26の端縁に設けた凹溝26'に嵌入させることによ
りバネ19のバネ圧により回転抵抗体16が回転ドラム9に
回転抵抗を与えるように設計した場合を図示している。
このテンション付加装置aを下げ振り筒体1の頂部側壁
に設ける方が頂壁上に設ける場合よりも使い易い。ま
た、前記したようなバネ圧を利用したワンタッチ切り替
え方式を採用すると螺子による締付方式のように締め付
け過ぎる欠点がなくなり、予め設定した適度な一定した
抵抗を付与できることになり、極めて使い易くなる。
【0014】図2における分銅固定装置bは、分銅3の
揺動を静止せしめる二本の静止ピン13を利用し、この静
止ピン13を分銅3の上下に対設した径大段部3"・3"に
係止するように設けた場合を図示している。
【0015】図示した分銅ホルダー24は、プラスチック
成形品にして左右の側板27・27により分銅ホルダー24を
下げ振り筒体1の基部4に圧着状態に被嵌固定する。こ
の際、ビス17を下げ振り筒体1の基部4の側壁に螺着し
てビス溝18を側板27に設けた分銅ホルダー24をビス固定
しても良い。
【0016】この際、中央に突設した二枚の挾着板28よ
りなる係合う体25の対向面に夫々円弧凹部21を凹設し、
挾着板28の挾着弾性により係合体25で分銅3の首杆20を
押さえ込むと対向した円弧凹部21により分銅3が左右へ
も前後へも全方向で揺動不要に固定される。尚、分銅ホ
ルダー24を採用した場合にはこの分銅ホルダー24を分銅
固定装置bに代用することも可能となる。
【0017】上記のように構成したから、テンション調
節摘子10を回動してテンション付加装置aにより回転ド
ラム9に支えている回転抵抗力を弱め、回転抵抗体16を
回転ドラム9の外縁に弱い力で圧接し、中段下げ振り筒
体1Mと上段下げ振り筒体1Tを上方に引き上げて下げ
振り筒体1を最長に伸ばすと回転ドラム9に捲回されて
いる下げ糸2に吊下された分銅3の径大段部3"が左右
に架設された静止ピン13に挟まれ、静止ピン13が係合ピ
ンを兼ねて分銅3を引き上げ不能に固定するから下げ糸
2は下げ振り筒体1が伸びた長さだけ回転ドラム9から
引き出され、同時につる巻バネが密に巻き込まれること
になる。この状態でテンション調節摘子10を締付して回
転ドラム9の回転を固定し、下げ振り筒体1を少し下げ
て固定螺子11・11'で中段下げ振り筒体1Mと上段下げ
振り筒体1Tを固定すると分銅3の揺動が可能となり、
この分銅3の下端尖鋭部3'を基準線5の指示部6に合
わせ乍ら静止ピン13にぶつかることで分銅3を正しく指
示部6上に静止せしめると下げ振り筒体1は鉛直状態に
立設される。この鉛直状態に立設された下げ振り側壁面
と例えば柱やコンクリート壁面を比較することにより柱
やコンクリート壁面の垂直度を測定することができる。
【0018】次に、測定終了後上段下げ振り筒体1Tと
中段下げ振り筒体1Mを順次押し込むと、下げ振り筒体
1の長さが最小に縮小されるが、この際予めテンション
調節摘子10を弛めてバネ19により押圧されている回転抵
抗体16の回転ドラム9への圧接力を弱めて置くと下げ糸
2の引き出しの際密に巻き込まれたつる巻バネが元に戻
る復帰作動により回転ドラム9を逆回転せしめるから下
げ糸2は下げ振り筒体1が縮んだ分だけ回転ドラム9に
弛むことなく巻き込まれる。
【0019】従って、下げ糸2は下げ振り筒体1を伸ば
した場合も縮めた場合も弛んで絡らまるようなことがな
く、円滑に回転ドラム9から引き出され、且つ巻き込ま
れることになる。
【0020】この際、下げ振り筒体1の下部に設けた分
銅窓23に分銅ホルダー24を装着し、分銅3の首部に係合
体25を被嵌すると分銅3は全方向に対して揺動しない状
態に固定される。
【0021】
【発明の効果】本発明は、回転ドラムのバネ機構により
常に下げ糸を回転ドラムに巻き込もうとしているから、
テンション付加装置により回転抵抗力を弱めるとバネ機
構のバネ作用により下げ糸は回転ドラムに強制的に自動
巻き込みされ、下げ糸が弛んで絡んだりすることがな
く、分銅ホルダーを下げ振り筒体の下部に設けた分銅窓
にワンタッチ方式で装着することにより分銅の全方向の
揺動を静止状態に固定できる実用性秀れた下げ振りとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部を切り欠ける斜視図である。
【図2】本発明の分銅を固定される底板の斜視図であ
る。
【図3】本発明のテンション付加装置の加圧時の一部を
切欠いた縦断面図である。
【図4】本発明のテンション付加装置の加圧解除時の一
部を切欠いた縦断面図である。
【図5】本発明の回転ドラムの一部を切欠いた正面図で
ある。
【図6】本発明の分銅ホルダーを外した状態の分解図で
ある。
【図7】本発明の分銅ホルダーを装着した状態の平断面
図である。
【符号の説明】
1 下げ振り筒体 2 下げ糸 3 分銅 3' 下端尖鋭部 4 基部 6 指示部 8 バネ機構 9 回転ドラム 23 分銅窓 24 分銅ホルダー 25 係合体 a テンション付加装置
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 下げ振り
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下げ振り筒体の伸縮に
順応して下げ糸が引き出されたり、巻き取られたりして
下げ糸が絡むことのないようにし、且つ分銅の全方向へ
の揺動を固定できる下げ振りに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
伸縮するタイプの下げ振りにおける下げ糸の処理は、伸
縮する上段の筒内に下げ糸が弛んでも絡まないように対
処した弛む分を下方に引き降ろすローラガイド機構を配
設しているが、往々にして下げ糸が外れたりする欠点が
ある。
【0003】本発明は、つる巻バネのような回転ドラム
に下げ糸を巻き込むバネ機構を採用することに着眼して
下げ糸を弛まないようにし、且つ分銅の全方向への揺動
を固定することのできる下げ振りを提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】伸縮可能な下げ振り筒体1内に吊下した下
げ糸2に分銅3を付設し、この分銅3の下端尖鋭部3'
を下げ振り筒体1の基部4に設けた指示部6に合わせて
下げ振り筒体1の壁面を鉛直に立設する下げ振りにおい
て、下げ振り筒体1の上部に分銅3の下げ糸2を捲回し
た回転ドラム9を架設し、この回転ドラム9に下げ糸2
を巻き込む力を付与するバネ機構8を設け、回転ドラム
9の下部にテンションローラ15を設け、下げ振り筒体1
の下部に分銅3の首部に分銅3が引き上げられることを
阻止する係止体13を設け、下げ振り筒体1の下部に設け
た分銅窓23に分銅ホルダー24を着脱自在に止着し、この
分銅ホルダー24に分銅3に係合して分銅3の全方向への
揺動を固定する係合体25を設けたことを特徴とする下げ
振りに係るものである。
【0006】
【作用】下げ振り筒体1を引き伸ばすと分銅3が引き上
げ不能に係止体13に押さえ込まれているから、回転ドラ
ム9に捲回された下げ糸2が回転ドラム9から引き出さ
れる。この際、バネ機構8例えばつる巻バネが密に巻き
込まれることになる。
【0007】この状態で、分銅窓23から係合体25を外し
て分銅3の揺動を解除し、分銅3の重量とテンションロ
ーラ15との摩擦力のバランスで分銅3の下端尖鋭部3'
を正しく指示部6上に静止せしめて鉛直状態を保持し、
この鉛直状態に立設された下げ振り側壁面と例えば柱や
コンクリート壁面を比較することにより柱やコンクリー
ト壁面の垂直度を測定することができる。
【0008】次に、作業終了後下げ振り筒体1を縮める
と密に巻き込まれたバネ機構8例えばつる巻バネが元に
戻る復帰力により回転ドラム9を逆回転せしめるから下
げ糸2は回転ドラム9に巻き込まれる。
【0009】この際、下げ振り筒体1の下部に設けた分
銅窓23に分銅ホルダー24を装着し、分銅3を係合体25に
より固定すると分銅3は全方向に対して揺動しない状態
に固定され、持ち運びに際して分銅3ががたつくことが
ない。
【0010】
【実施例】図面は本発明の好適な実施の一例を図示した
もので、伸縮可能な下げ振り筒体1内に吊下した下げ糸
2に分銅3を付設し、この分銅3の下端尖鋭部3'を下
げ振り筒体1の基部4に設けた指示部6に合わせて下げ
振り筒体1の壁面を鉛直に立設する下げ振りにおいて、
下げ振り筒体1の上部に分銅3の下げ糸2を捲回した回
転ドラム9を架設し、この回転ドラム9に下げ糸2を巻
き込む力を付与するバネ機構8を設け、回転ドラム9の
下部にテンションローラ15を設け、下げ振り筒体1の下
部に分銅3の首部に分銅3が引き上げられることを阻止
する係止体13を設け、下げ振り筒体1の下部に設けた分
銅窓23に分銅ホルダー24を着脱自在に止着し、この分銅
ホルダー24に分銅3に係合して分銅3の全方向への揺動
を固定する係合体25を設けた下げ振りに係るものであ
る。
【0011】図1に示した下げ振り筒体1は、下段下げ
振り筒体1Uに中段下げ振り筒体1Mを引き出し自在に
嵌合して固定螺子11で固定し、中段下げ振り筒体1Mに
上段下げ振り筒体1Tを嵌合して固定螺子11'で固定し
た場合を図示している。
【0012】図中符号14は一対の対向した糸溝付ガイド
ローラである。
【0013】図4におけるバネ機構8は、つる巻バネを
採用した場合を図示しているもので、支持軸7につる巻
バネの内端を固定し、外端を回転ドラム9に固定し、こ
の回転ドラム9の外周に下げ糸2を捲回し、下げ糸2の
内端部を回転ドラム9に止着し、バネ機構8により常に
下げ糸2を回転ドラム9に巻き込む力を付与し、下げ振
り筒体1を縮めたときにはバネ力により下げ糸2を自動
的に回転ドラム9に巻き込み、下げ振り筒体1を伸ばし
たときには分銅3を係止体13により押さえ込んでバネを
巻き込み乍ら下げ糸2を引き出し、下げ糸2が絡まない
ようにすると同時にテンションローラ15や糸溝付ガイド
ローラ14により、摩擦力を与えて分銅3の重量とバラン
スをとって分銅3を指示部6上に垂下する。
【0014】図示したテンション付加装置aは、分銅3
の垂下を良好にするためバネ19の適度なバネ圧によって
回転ドラム9に圧接される回転抵抗体16を設け、この回
転抵抗体16の圧接度をテンション調節摘子10を調節でき
るようにし、例えばテンション調節摘子10に設けたスト
ッパー22を阻止筒26の端縁に引き上げて係合させると回
転抵抗体16が回転ドラム9より離反した状態を保持し、
ストッパー22を阻止筒26の端縁に設けた凹溝26'に嵌入
させることによりバネ19のバネ圧により回転抵抗体16が
回転ドラム9に回転抵抗を与えるように設計した場合を
図示している。このテンション付加装置aを下げ振り筒
体1の頂部側壁に設ける方が頂壁上に設ける場合よりも
使い易い。
【0015】図2における分銅固定装置bは、下げ振り
筒体1の下部に棒状の係止体13を架設し、この係止体13
を分銅3の首部に配設した場合を図示している。
【0016】図示した分銅ホルダー24は、プラスチック
成形品にして左右の側板27・27により分銅ホルダー24を
下げ振り筒体1の基部4に圧着状態に被嵌固定できるよ
うに設ける。この際ビス17を下げ振り筒体1の基部4の
側壁に螺着し、ビス溝18を側板27に設けて分銅ホルダー
24をビス固定しても良い。
【0017】この際、中央に突設した二枚の挾着板28よ
りなる係合体25の対向面に夫々円弧凹部21を凹設し、挾
着板28の挾着弾性により係合体25で分銅3の胴体部20を
押さえ込むと対向した円弧凹部21により分銅3が左右へ
も前後へも全方向で揺動不要に固定される。尚、下段の
径大段部3"に係合する分銅ホルダー24を採用した場合
にはこの分銅ホルダー24を分銅固定装置bに代用するこ
とも可能となる。
【0018】上記のように構成したから、中段下げ振り
筒体1Mと上段下げ振り筒体1Tを上方に引き上げて下
げ振り筒体1を最長に伸ばすと回転ドラム9に捲回され
ている下げ糸2に吊下された分銅3が係止体13に係合さ
れ、分銅3を引き上げ不能に固定するから下げ糸2は下
げ振り筒体1が伸びた長さだけ回転ドラム9から引き出
され、同時につる巻バネが密に巻き込まれることにな
る。この状態でテンションローラ15の摩擦作用やテンシ
ョン付加装置aの調節により分銅3の重量と回転ドラム
9のバネ力にバランスを取ると従来通りの下げ振りとし
ての使用が可能となり、分銅3が揺動し、この分銅3の
下端尖鋭部3'を基準線5の指示部6に静止せしめると
下げ振り筒体1は鉛直状態に立設される。この鉛直状態
に立設された下げ振り側壁面と例えば柱やコンクリート
壁面を比較することにより柱やコンクリート壁面の垂直
度を測定することができる。
【0019】次に、測定終了後上段下げ振り筒体1Tと
中段下げ振り筒体1Mを順次押し込むと、下げ振り筒体
1の長さが最小に縮小されるが、その際下げ糸2の引き
出しの際密に巻き込まれたつる巻バネが元に戻る復帰作
動により回転ドラム9を逆回転せしめるから下げ糸2は
下げ振り筒体1が縮んだ分だけ回転ドラム9に弛むこと
なく巻き込まれる。
【0020】テンション付加装置aを採用した場合に
は、テンション調節摘子10によりテンション付加力を弛
める。
【0021】従って、下げ糸2は下げ振り筒体1を伸ば
した場合も縮めた場合も弛んで絡らまるようなことがな
く、円滑に回転ドラム9から引き出され、且つ巻き込ま
れることになる。
【0022】この際、下げ振り筒体1の下部に設けた分
銅窓23に分銅ホルダー24を装着し、分銅3に係合体25を
被嵌すると分銅3は全方向に対して揺動しない状態に固
定されるから、持ち運びに対して分銅3ががたつくこと
が防止される。
【0023】
【発明の効果】本発明は、回転ドラムのバネ機構により
常に下げ糸を回転ドラムに巻き込もうとしているから、
下げ振り筒体を縮めるとバネ機構のバネ作用により下げ
糸は回転ドラムに強制的に自動巻き込みされ、下げ糸が
弛んで絡んだりすることがなく、逆に下げ振り筒体を伸
ばすと下げ糸は回転ドラムよりバネ機構に抗して引き出
されると同時にバネ機構を巻き込むから縮める場合同様
に糸絡みすることがなく、且つ分銅ホルダーを下げ振り
筒体の下部に設けた分銅窓にワンタッチ方式で装着する
ことにより分銅の全方向の揺動を静止状態に固定できる
から持ち運びに際して分銅ががたつくことが防止される
実用性秀れた下げ振りとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部を切り欠ける斜視図である。
【図2】本発明の分銅を固定される底板の斜視図であ
る。
【図3】本発明のテンション付加装置の加圧時の一部を
切欠いた縦断面図である。
【図4】本発明のテンション付加装置の加圧解除時の一
部を切欠いた縦断面図である。
【図5】本発明の回転ドラムの一部を切欠いた正面図で
ある。
【図6】本発明の分銅ホルダーを外した状態の分解図で
ある。
【図7】本発明の分銅ホルダーを装着した状態の平断面
図である。
【符号の説明】 1 下げ振り筒体 2 下げ糸 3 分銅 3' 下端尖鋭部 4 基部 6 指示部 8 バネ機構 9 回転ドラム 13 係止体 15 テンションローラ 23 分銅窓 24 分銅ホルダー 25 係合体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能な下げ振り筒体内に吊下した下
    げ糸に分銅を付設し、この分銅の下端尖鋭部を下げ振り
    筒体の基部に設けた指示部に合わせて下げ振り筒体の壁
    面を鉛直に立設する下げ振りにおいて、下げ振り筒体の
    上部に分銅の下げ糸を捲回した回転ドラムを架設し、こ
    の回転ドラムに下げ糸を巻き込む力を付与するバネ機構
    を設け、且つ回転ドラムに回転抵抗力を付加するテンシ
    ョン付加装置を設け、下げ振り筒体の下部に設けた分銅
    窓に着脱自在に止着した分銅ホルダーに分銅の首部に係
    合して分銅の全方向への揺動を固定する係合体を設けた
    ことを特徴とする下げ振り。
JP31986994A 1994-12-22 1994-12-22 下げ振り Expired - Lifetime JP2750508B2 (ja)

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CN102645149A (zh) * 2012-04-11 2012-08-22 中建三局建设工程股份有限公司 双用方管尺
CN111879302A (zh) * 2020-07-24 2020-11-03 惠州建安工程项目管理有限公司 一种基于bim的工程监理装置及监理方法
CN113532405A (zh) * 2021-07-19 2021-10-22 王烁程 一种建筑工程用可避免长时间摇摆的稳定型坠线及其操作方法

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