JPH0817765B2 - 絨毛試料採取用子宮内視鏡 - Google Patents

絨毛試料採取用子宮内視鏡

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JPH0817765B2
JPH0817765B2 JP62183758A JP18375887A JPH0817765B2 JP H0817765 B2 JPH0817765 B2 JP H0817765B2 JP 62183758 A JP62183758 A JP 62183758A JP 18375887 A JP18375887 A JP 18375887A JP H0817765 B2 JPH0817765 B2 JP H0817765B2
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和彦 林
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有限会社はやしべるぐ
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は生検試料として胎盤絨毛を吸引採取する絨毛
試料採取用子宮内視鏡に関するものである。
(従来技術) 組織検等の生検では、内視鏡で患部や採取部位を観察
しながら試料を採取することが行われている。
しかし従来の内視鏡は、生検鉗子を取付けるための生
検鉗子挿入孔が別途必要となり、内視鏡全体も太いもの
となっていた。このため子宮頚管等の分岐・狭窄部など
を有する器官へ挿入するのは困難であった。例えば、特
に早期診断が要請される胎児の遺伝子病・染色体異常を
調べるには、17週目位で診断可能な羊水浮遊細胞を羊水
穿刺して調べるよりも、9週目前後で胎盤の絨毛を採取
して染色体異常の早期診断を行うのが望ましいが、従来
の内視鏡を用いて生検鉗子で絨毛を採取するのは胎児や
胎盤を傷付ける虞れが有った。また太い内視鏡を挿入す
るため子宮頚管を拡張しなければならず、感染の虞れも
あった。また生検鉗子を用いる代りに吸引カテーテルを
患部に挿入し生検試料を吸引収集する方法も考えられる
が、この場合は内視鏡のように試料採取部位を直接観察
しながら採取することができないという不都合があっ
た。このため生検試料(胎盤絨毛)を採取できる細い子
宮内視鏡が望まれていた。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
生検試料採取部位を内視鏡で直接観察しながら採取部位
を傷付けることなく絨毛試料を吸引採取でき、かつ細く
作製できる絨毛試料採取用子宮内視鏡を提供することを
目的とする。
(発明の構成) 本発明のこのような目的は、基部に設けられた接眼部
と先端部の対物レンズとを連絡する光ファイバと、基部
に設けられた送液注入口と先端部の送液口とを連通する
送液路とを備える子宮内視鏡において、前記送液路内に
は、送液路の全長よりも長くかつ少くとも先端部に超音
波反射部材が取付けられた可撓性カテーテルが長手方向
に摺動自在に嵌装され、このカテーテルの前記送液注入
口側突出端には給液手段と吸引手段とを選択的に連通す
る切換コックが取付けられ、子宮内視時には前記カテー
テルを介して前記内視鏡先端部に送液する一方、生検時
には前記内視鏡先端部より突出させた前記カテーテル先
端部を負圧にして絨毛試料を吸引するようにしたことを
特徴とする絨毛試料採取用子宮内視鏡、によって達成さ
れる。
すなわち本発明は子宮内視鏡先端部に視野確保の為生
理食塩水を送液する送液路スペースに着目して、この送
液路内部にカテーテルを嵌装し、このカテーテルを介し
て内視鏡先端部への送液と、生検試料の吸引採取とを行
うようにしたものである。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例である軟性子宮鏡を示す
図、第2図はカテーテルの部分破断斜視図、第3図は第
1図におけるIII−III線端面図、第4図A,Bは使用説明
図である。
これらの図において符号1は検体試料採集用内視鏡で
ある子宮鏡である。この子宮鏡1の基部2からは、第1
軟性部3、硬性部4、第2軟性部5、湾曲部6を経て先
端部7に達する挿入部8が延伸している。第1,2軟性部
3,5は可撓性で、体内器官の挿入部位に応じて屈曲す
る。湾曲部6は基部2に設けられた操作レバー9の遠隔
操作により湾曲する。この挿入部8の内部には、基部2
に設けられた接眼部10と先端部7の対物レンズ(図示せ
ず)とを連絡する光ファイバ11と、先端部7に照明光を
導くライトガイド12,12と、基部2に設けられた送液注
入口13と先端部7の送液口14とを連通する送液路15とが
内装されている(第3図)。
16はカテーテルであり、ポリエチレン、テフロン、シ
リコンなどの透明可撓性材料で形成されたチューブ17
と、このチューブ17の管壁内の長手方向略全長に亘って
埋設された金属線18と、チューブ17の一端に形成された
アダプタ部19とから形成され(第2,3図)、チューブ17
は送液路15内に長手方向に摺動自在に嵌装されている。
チューブ17は送液路15の全長より長く、これを送液路15
内へ深く押込んだときにチューブ17の先端が送液口14よ
り突出する(第4図B参照)。
チューブ17のアダプタ19側には1cm刻みの目盛が5cm程
度刻まれており、送液路15にチューブ17を挿入しカテー
テル先端が送液口14に位置したとき、送液注入口13位置
の目盛は0cmとなっている。この目盛によって、送液口1
4から突出するカテーテル先端部分の長さを設定する。
チューブ17管壁の長手方向にはその略全長に亘って、
金属線18が埋設されている。この超音波反射部材である
金属線18がこのカテーテル先端部分に存在するので、送
液口15から突出したカテーテル16の位置は体外より超音
波画像診断装置でモニターすることができる。またチュ
ーブ17先端は金属線が露出しないように埋設されている
ので、チューブ先端が生検試料採取部位に当っても組織
を傷付けることはない。なお本実施例ではチューブ17全
長に亘って金属線18を埋設したので、可撓性材料からな
るカテーテル全体に剛性をもたせ、カテーテル16を送液
路15に挿入するのを容易にしている。
20はカテーテル16のアダプタ19に取付けられた切換コ
ックであり、給液手段である点滴ビン21からの生理食塩
水の送液と、吸引手段である注射器22とをカテーテル16
と選択的に連通する(第4図)。
このように構成された子宮鏡1の挿入部8の外径は4m
m(ヘガール子宮頚管拡張器1番に相当)以下であり子
宮頚管を拡張することなく子宮内に挿入できる。本実施
例では、送液路15の内径2.1mm、カテーテルチューブ17
の外径2.0mm、光ファイバ11、ライトガイド12,12の直径
はそれぞれ0.6mmで、挿入部8の外径は3.7mmである。
次に本実施例の使用方法を説明する。
まずカテーテル16のチューブ17を送液注入口13から送
液路15内に挿入し、チューブ17の先端が送液口14の位置
までくるように、すなわち送液注入口13位置でのチュー
ブ17の目盛が0cmとなるように調整する(第1図参
照)。
次に第4図Aに示すように、超音波画像診断装置23で
モニターしながら、子宮鏡の挿入部8を子宮頚管から子
宮内に挿入する。このとき切換コック20は第4図Aの位
置にあって点滴ビンからの生理食塩水はカテーテル16を
介して子宮鏡の先端部7に送液されているので、先端の
対物レンズは曇ることがなくその視野は確保されてい
る。なお操作レバー9を操作して挿入部8の湾曲部6を
適宜湾曲させ、子宮鏡1の先端部7を観察・生検試料採
取部位に導く。
子宮鏡の先端部7が胎盤24に達したことを超音波画像
診断装置23によりモニターし、接眼部10からの観察によ
り絨毛の存在を確認したら、切換コック20を回して点滴
ビン21からの生理食塩水の送液を止め、カテーテル16を
注射器22に連通させる。
次いで第4図Bに示すようにチューブ16を所定目盛分
(例えば2cm)送液注入口13に押込み、子宮鏡先端の送
液口14からカテーテル16のチューブ17を絨毛組織内へ突
出させる。突出したチューブ17先端は超音波反射材であ
る金属線18の存在により超音波画像診断装置23で検知で
きる。チューブ17先端が目的位置に在ることを確認した
ら、注射器22の内筒を引いて、カテーテルチューブ17先
端部を負圧にして胎盤絨毛をチューブ17内に吸引採取す
る。絨毛を収容したカテーテル16は送液路15から抜かれ
て、その後の検査に供される。
以上のように本発明の内視鏡は細く作ることができる
ので、器官の分岐・狭窄部を傷付けることなく体への影
響を最少限にとどめることが出来る。またカテーテル先
端位置を観察・確認しながら、生検試料を正確に採取で
きる。
なおカテーテルは一患者ごとに使い捨てとすれば、複
数患者のサンプルが混ざることもない。
本実施例は、本発明を軟性子宮鏡に適用したものであ
るが、本発明はこれに限られず、内視鏡挿入部全体が可
撓性である内視鏡や、挿入部全体が非可撓性の硬性内視
鏡にも適用できる。
(発明の効果) このように本発明は、子宮内視鏡先端部に生理食塩水
を送液する送液路内部に摺動自在にカテーテルを嵌装
し、このカテーテルを介して内視鏡先端部への送液と、
絨毛試料の吸引採取とを行うようにしたものである。従
って絨毛試料採取用の内視鏡の外径を最少限に細くする
ことができ、また絨毛試料採取部位を内視鏡で直接観察
しながら採取部位を傷付けることなく生検試料を吸収採
取できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である軟性子宮鏡を示す図、
第2図はカテーテルの部分破断斜視図、第3図は第1図
におけるIII−III線端面図、第4図A,Bは使用説明図で
ある。 1……内視鏡、10……接眼部、 11……光ファイバ、12……ライトガイド、 13……送液注入口、14……送液口、 15……送液路、16……カテーテル、 18……金属線、20……切換コック、 21……点滴ビン、22……注射器、 23……超音波画像診断装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部に設けられた接眼部と先端部の対物レ
    ンズとを連絡する光ファイバと、基部に設けられた送液
    注入口と先端部の送液口とを連通する送液路とを備える
    子宮内視鏡において、 前記送液路内には送液路の全長よりも長くかつ少なくと
    も先端部に超音波反射部材が取り付けれた可撓性カテー
    テルが長手方向に摺動自在に嵌装されされ、このカテー
    テルの前記送液注入口側突出端には給液手段と吸引手段
    とを選択的に連通する切換コックが取付けられ、 子宮内視時には前記カテーテルを介して前記内視鏡先端
    部に送液する一方、生検時には前記内視鏡先端部に突出
    させた前記カテーテル先端部を負圧にして絨毛試料を吸
    引するようにしたことを特徴とする絨毛試料採取用子宮
    内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57175350A (en) * 1981-04-20 1982-10-28 Olympus Optical Co Suction live detector
JPS5925761A (ja) * 1982-08-04 1984-02-09 ダウ コ−ニング株式会社 洗浄カテ−テル

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