JPH08173504A - 鍼灸針 - Google Patents
鍼灸針Info
- Publication number
- JPH08173504A JPH08173504A JP32039694A JP32039694A JPH08173504A JP H08173504 A JPH08173504 A JP H08173504A JP 32039694 A JP32039694 A JP 32039694A JP 32039694 A JP32039694 A JP 32039694A JP H08173504 A JPH08173504 A JP H08173504A
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- JP
- Japan
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- needle
- acupuncture
- bent portion
- needle body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストな加工方法で製造可能な針体1と針
柄2との抜け止め構造を提供する。 【構成】 鍼灸針は、先端側に針先部を有する金属(特
にステンレス)製の針体1と、その基端側を包覆して導
電性樹脂により成形される針柄2とからなる。ここで、
インサート成形に先立って、針体1には、その基端側
に、プレス加工により蛇行状の屈曲部1bを形成してあ
る。そして、プレス加工後の針体1を射出成形用金型に
セットして、屈曲部1bを包覆する形で針柄2を樹脂成
形する。
柄2との抜け止め構造を提供する。 【構成】 鍼灸針は、先端側に針先部を有する金属(特
にステンレス)製の針体1と、その基端側を包覆して導
電性樹脂により成形される針柄2とからなる。ここで、
インサート成形に先立って、針体1には、その基端側
に、プレス加工により蛇行状の屈曲部1bを形成してあ
る。そして、プレス加工後の針体1を射出成形用金型に
セットして、屈曲部1bを包覆する形で針柄2を樹脂成
形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍼灸針に関し、特には
針体と針柄との抜け止め構造に関する。
針体と針柄との抜け止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】旧来より、東洋医学の1つの治療手段と
して、鍼灸が広く行われており、特に鍼灸針は極めて有
効な成果を挙げてきた。従来の鍼灸針は、例えば実公平
5−4834号公報に示されるように、金属製の針体
と、その基端側を包覆して樹脂成形される針柄とからな
る。
して、鍼灸が広く行われており、特に鍼灸針は極めて有
効な成果を挙げてきた。従来の鍼灸針は、例えば実公平
5−4834号公報に示されるように、金属製の針体
と、その基端側を包覆して樹脂成形される針柄とからな
る。
【0003】ここで、インサート成形に先立って、針体
の基端に放電加工(アーク溶接)により玉状部を形成
し、これをインサート成形後の抜け止めとしている。
の基端に放電加工(アーク溶接)により玉状部を形成
し、これをインサート成形後の抜け止めとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鍼灸針にあっては、針体と針柄との抜け止め
構造として、針体の基端に放電加工により玉状部を形成
しているため、放電加工によりコスト増を招くと共に、
針体に熱歪を生じたり、玉状部の大きさを均一にするこ
とが困難で歩留りが悪くなったりするという問題点があ
った。
うな従来の鍼灸針にあっては、針体と針柄との抜け止め
構造として、針体の基端に放電加工により玉状部を形成
しているため、放電加工によりコスト増を招くと共に、
針体に熱歪を生じたり、玉状部の大きさを均一にするこ
とが困難で歩留りが悪くなったりするという問題点があ
った。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、放電加工にかわる低コストな加工方法で製造可能な
抜け止め構造の鍼灸針を提供することを目的とする。
み、放電加工にかわる低コストな加工方法で製造可能な
抜け止め構造の鍼灸針を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、金属製の針体と、その基端側を包覆して樹
脂成形される針柄とからなる鍼灸針において、前記針柄
内に埋め込まれる前記針体の基端側に屈曲部を形成した
ことを特徴とする。また、請求項2に係る発明では、前
記屈曲部を蛇行状に形成したことを特徴とする。
る発明では、金属製の針体と、その基端側を包覆して樹
脂成形される針柄とからなる鍼灸針において、前記針柄
内に埋め込まれる前記針体の基端側に屈曲部を形成した
ことを特徴とする。また、請求項2に係る発明では、前
記屈曲部を蛇行状に形成したことを特徴とする。
【0007】また、請求項3に係る発明では、前記屈曲
部をプレス加工により形成したことを特徴とする。ま
た、請求項4に係る発明では、前記針体を前記屈曲部を
含めて粉末冶金により形成したことを特徴とする。ま
た、請求項5に係る発明では、前記針柄が導電性樹脂に
より成形されることを特徴とする。
部をプレス加工により形成したことを特徴とする。ま
た、請求項4に係る発明では、前記針体を前記屈曲部を
含めて粉末冶金により形成したことを特徴とする。ま
た、請求項5に係る発明では、前記針柄が導電性樹脂に
より成形されることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明では、針体の基端側に形成
した屈曲部を包覆する形で針柄が樹脂成形されるので、
屈曲部により、針体と針柄との抜け止めがなされる。そ
して特に、抜け止め構造として、屈曲部を採用したこと
により、プレス加工等の低コストな加工方法で製造可能
となる。
した屈曲部を包覆する形で針柄が樹脂成形されるので、
屈曲部により、針体と針柄との抜け止めがなされる。そ
して特に、抜け止め構造として、屈曲部を採用したこと
により、プレス加工等の低コストな加工方法で製造可能
となる。
【0009】また、請求項2に係る発明では、蛇行状の
屈曲部とすることにより、屈曲部への応力集中を緩和で
きる。また、請求項3に係る発明では、プレス加工によ
り形成することで、極めて安価かつ容易に実施できる。
また、請求項4に係る発明では、針体を屈曲部を含めて
粉末冶金により形成することで、製造工程数の減少が可
能になる。
屈曲部とすることにより、屈曲部への応力集中を緩和で
きる。また、請求項3に係る発明では、プレス加工によ
り形成することで、極めて安価かつ容易に実施できる。
また、請求項4に係る発明では、針体を屈曲部を含めて
粉末冶金により形成することで、製造工程数の減少が可
能になる。
【0010】また、請求項5に係る発明では、針柄を導
電性樹脂により成形することで、針体の刺入れ後に針柄
に電極を接続して、電気的刺激を与えることが可能とな
る。
電性樹脂により成形することで、針体の刺入れ後に針柄
に電極を接続して、電気的刺激を与えることが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る鍼灸針の要部拡大断面図、図
2は同上の鍼灸針の全体図である。本発明に係る鍼灸針
は、先端側に針先部1aを有する金属(特にステンレ
ス)製の針体1と、その基端側を包覆して導電性樹脂に
より成形される針柄2とからなる。
する。図1は本発明に係る鍼灸針の要部拡大断面図、図
2は同上の鍼灸針の全体図である。本発明に係る鍼灸針
は、先端側に針先部1aを有する金属(特にステンレ
ス)製の針体1と、その基端側を包覆して導電性樹脂に
より成形される針柄2とからなる。
【0012】ここで、インサート成形に先立って、針体
1には、その基端側に、プレス加工により蛇行状の屈曲
部1bを形成してある。そして、プレス加工後の針体1
を射出成形用金型にセットして、屈曲部1bを包覆する
形で針柄2を樹脂成形する。これにより、針体1から針
柄2を抜く方向の力に対して、屈曲部1bが大きな抵抗
となり、両者の抜け止めを図ることができる。
1には、その基端側に、プレス加工により蛇行状の屈曲
部1bを形成してある。そして、プレス加工後の針体1
を射出成形用金型にセットして、屈曲部1bを包覆する
形で針柄2を樹脂成形する。これにより、針体1から針
柄2を抜く方向の力に対して、屈曲部1bが大きな抵抗
となり、両者の抜け止めを図ることができる。
【0013】また、蛇行状の屈曲部1bとすることによ
り、屈曲部1bへの応力集中を緩和できる。また、プレ
ス加工により形成できるので、安価に製造できるもので
もある。針柄2については、導電性樹脂、すなわち、合
成樹脂よりなるバインダーに炭素等の導電材料を混入し
たものにより成形し、その基本形状は、円柱状とする
が、その外周には、微小な断面半円状の環状突起を多数
並べてなる凹凸面2aを形成してある。
り、屈曲部1bへの応力集中を緩和できる。また、プレ
ス加工により形成できるので、安価に製造できるもので
もある。針柄2については、導電性樹脂、すなわち、合
成樹脂よりなるバインダーに炭素等の導電材料を混入し
たものにより成形し、その基本形状は、円柱状とする
が、その外周には、微小な断面半円状の環状突起を多数
並べてなる凹凸面2aを形成してある。
【0014】使用に際しては、針柄2を指でつまんで施
術する他、刺入れ後に、針柄2に指先で振動を与えた
り、針柄2にクリップ状の電極を接続して電流による刺
激を与えたりする。使用後は、衛生面から、使い捨てに
する。針柄2が樹脂製であることにより、安価となるの
で、使い捨てが可能となり、また導電性樹脂製であるこ
とにより、通電治療が可能となるのである。
術する他、刺入れ後に、針柄2に指先で振動を与えた
り、針柄2にクリップ状の電極を接続して電流による刺
激を与えたりする。使用後は、衛生面から、使い捨てに
する。針柄2が樹脂製であることにより、安価となるの
で、使い捨てが可能となり、また導電性樹脂製であるこ
とにより、通電治療が可能となるのである。
【0015】また、針柄2の外周の微小な凹凸面2a
は、指でつまんで施術する際のすべり止めとなる他、振
動による刺激を与えるときに適度な抵抗となり、また、
電極を接続する際のすべり止めとしても役立つものであ
る。尚、本実施例においては、針体1の基端側にプレス
加工により屈曲部1bを形成することとしたが、針体1
の全体を屈曲部1bを含めて粉末冶金(金属粉末を型に
注入し、熱を与えて溶融した後、固化する方式)により
形成するようにしても、ほぼ同様の効果が得られる。
は、指でつまんで施術する際のすべり止めとなる他、振
動による刺激を与えるときに適度な抵抗となり、また、
電極を接続する際のすべり止めとしても役立つものであ
る。尚、本実施例においては、針体1の基端側にプレス
加工により屈曲部1bを形成することとしたが、針体1
の全体を屈曲部1bを含めて粉末冶金(金属粉末を型に
注入し、熱を与えて溶融した後、固化する方式)により
形成するようにしても、ほぼ同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、抜け止め構造として、屈曲部を採用したこ
とにより、プレス加工等の低コストな加工方法で製造可
能となり、コスト低減を図ることができるという効果が
得られる。また、請求項2に係る発明によれば、蛇行状
の屈曲部とすることにより、屈曲部への応力集中を緩和
でき、耐久性等も向上するという効果が得られる。
明によれば、抜け止め構造として、屈曲部を採用したこ
とにより、プレス加工等の低コストな加工方法で製造可
能となり、コスト低減を図ることができるという効果が
得られる。また、請求項2に係る発明によれば、蛇行状
の屈曲部とすることにより、屈曲部への応力集中を緩和
でき、耐久性等も向上するという効果が得られる。
【0017】また、請求項3に係る発明によれば、プレ
ス加工により形成することで、極めて安価かつ容易に実
施できるという効果が得られる。また、請求項4に係る
発明によれば、針体を屈曲部を含めて粉末冶金により形
成することで、製造工程数の減少が可能になるという効
果が得られる。また、請求項5に係る発明によれば、針
柄を導電性樹脂により成形することで、針体の刺入れ後
に針柄に電極を接続しての通電治療が可能になるという
効果が得られる。
ス加工により形成することで、極めて安価かつ容易に実
施できるという効果が得られる。また、請求項4に係る
発明によれば、針体を屈曲部を含めて粉末冶金により形
成することで、製造工程数の減少が可能になるという効
果が得られる。また、請求項5に係る発明によれば、針
柄を導電性樹脂により成形することで、針体の刺入れ後
に針柄に電極を接続しての通電治療が可能になるという
効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施例を示す鍼灸針の要部拡大断
面図
面図
【図2】 同上の鍼灸針の全体図
1 針体 1a 針先部 1b 屈曲部 2 針柄 2a 凹凸面
Claims (5)
- 【請求項1】金属製の針体と、その基端側を包覆して樹
脂成形される針柄とからなる鍼灸針において、前記針柄
内に埋め込まれる前記針体の基端側に屈曲部を形成した
ことを特徴とする鍼灸針。 - 【請求項2】前記屈曲部を蛇行状に形成したことを特徴
とする請求項1記載の鍼灸針。 - 【請求項3】前記屈曲部をプレス加工により形成したこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鍼灸針。 - 【請求項4】前記針体を前記屈曲部を含めて粉末冶金に
より形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記
載の鍼灸針。 - 【請求項5】前記針柄が導電性樹脂により成形されるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記
載の鍼灸針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6320396A JP2613186B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 鍼灸針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6320396A JP2613186B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 鍼灸針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08173504A true JPH08173504A (ja) | 1996-07-09 |
JP2613186B2 JP2613186B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=18121007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6320396A Expired - Fee Related JP2613186B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 鍼灸針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613186B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007178260A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Tjm Design Corp | 下げ振り保持器 |
WO2019240728A1 (ru) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | Николай ЛЯПКО | Игла и аппликатор для рефлексотерапии |
CN110586765A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-20 | 马鞍山邦德医疗器械有限公司 | 一种尾端为锯齿形的针丝冲模装置及冲模方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5684839U (ja) * | 1979-12-04 | 1981-07-08 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP6320396A patent/JP2613186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5684839U (ja) * | 1979-12-04 | 1981-07-08 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007178260A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Tjm Design Corp | 下げ振り保持器 |
WO2019240728A1 (ru) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | Николай ЛЯПКО | Игла и аппликатор для рефлексотерапии |
CN110586765A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-20 | 马鞍山邦德医疗器械有限公司 | 一种尾端为锯齿形的针丝冲模装置及冲模方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2613186B2 (ja) | 1997-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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