JPH08172928A - 苗植替え装置 - Google Patents

苗植替え装置

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Publication number
JPH08172928A
JPH08172928A JP31668394A JP31668394A JPH08172928A JP H08172928 A JPH08172928 A JP H08172928A JP 31668394 A JP31668394 A JP 31668394A JP 31668394 A JP31668394 A JP 31668394A JP H08172928 A JPH08172928 A JP H08172928A
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JP
Japan
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seedling
pin
hole
compressed air
seedlings
Prior art date
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Pending
Application number
JP31668394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Murata
公夫 村田
Nobuyuki Igarashi
暢之 五十嵐
Koichi Yamamoto
光一 山本
Isami Kamimura
勇美 上村
Minoru Haruyama
実 春山
Jotaro Goto
丈太郎 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Gunma Prefecture
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Gunma Prefecture
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Gunma Prefecture filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構で確実に苗の根鉢部を保持し、苗
の移送途中での落下防止が計られると共に植付け時には
苗を確実に抜取り植替えできること。 【構成】 苗2の根鉢部2aとの摩擦抵抗を増すため外
周部の一部にローレット部28bを設けた取出ピン28
がロボットハンド先端の取出ピン支え27に固定されて
いる。また、取出ピン28には先端を尖らせて長手方向
に開口する貫通孔28cが穿設されている。取出ピン2
8を苗2が育成されている育苗セル1の小ポット1a内
の根鉢部2aに挿入し苗2をその小ポット1aから取出
し、仕切板4aにより整列区分けされた育成パレット4
の育成販売用ポット3内まで移動したタイミングで貫通
孔28cから圧縮空気が供給されることで、取出ピン2
8が根鉢部2aから抜取られ苗2が確実に植替えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗が育成されている容
器から販売用等に供する別の容器への植替え作業を自動
化した苗植替え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に部分斜視図を示すよう
に、植物の種子を同時に発芽育苗するのに用いる複数の
小ポット1aが一体成形された育苗セル1と呼ばれる苗
の育成容器が知られている。図12は図11の育苗セル
1の1つの小ポット1aと苗2及びその根鉢部2aを示
す部分断面図であり、育苗セル1の各小ポット1aの下
側には水抜穴1bが形成されている。また、図13は図
12の育苗セル1の小ポット1aから苗2とその根鉢部
2aを取出した状態を示す斜視図である。また、図14
に部分斜視図を示すように、育苗セル1で発芽育苗させ
た苗2を1株ずつ植替えて育成販売するための個々に分
割された育成販売用ポット3と呼ばれる苗の販売用容器
と、その育成販売用ポット3を搬送し易くする育成パレ
ット4とその育成パレット4を整列区分けする仕切板4
aとが知られている。なお、育成販売用ポット3内には
培養土等が詰められており、その培養土等には苗2の根
鉢部2aを植付けるためのくぼみ部3aが予め設けられ
ている。つまり、育苗セル1の小ポット1aにて育成さ
れた苗2は、通常、育成販売用ポット3に植替えられて
販売されている。
【0003】苗植替え装置に関連する先行技術文献とし
て、特開平5−276806号公報にて開示されたもの
が知られている。このものでは、図15にその要部の部
分断面を示すように、育苗セル1の小ポット1a内部で
根がらみした苗2の根鉢部2aを、その育苗セル1の個
々の小ポット1a下側の水抜穴1bに駆動装置6先端の
パッド部7を押付け圧縮空気発生装置5からの圧縮空気
を矢印A方向に吹込み小ポット1aから浮かして剥がす
機構が示されている。また、苗植替え装置に関連する先
行技術文献として、実開平2−55511号公報にて開
示されたものが知られている。図16にその要部の部分
断面を示すように、苗2を育苗セル1の小ポット1aか
ら抜取り目的位置に植替えする機構が示されている。な
お、図中、上述の育苗セル1及び苗2等については同一
符号及び同一記号を付して示す。図16において、植替
え作業を行う際に、育苗セル1の小ポット1aの底部に
水抜穴1bがないものでは、図15に示すような機構を
用いることができない。そこで、まず、開閉駆動装置8
にて開閉される把持爪9を矢印B方向に育苗セル1の小
ポット1aの底部近傍まで苗2の根鉢部2aに挿入し、
圧縮空気を把持爪9の先端部の空気吹出口11から吹出
すことで、小ポット1a内に根がらみしている苗2の根
鉢部2aを浮かして剥がす。次に、開閉駆動装置8で把
持爪9先端を閉動作し苗2の根鉢部2aを把持する。そ
して、搬送機構(図示略)を用いて搬送し目的とする植
替え位置で開閉駆動装置8にて把持爪9先端を開動作し
苗2の根鉢部2aを離し、再度、圧縮空気を把持爪9の
側面の吹出口10から吹出すことで把持爪9から苗2の
根鉢部2aを矢印B方向に抜取り植替える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15に示
すような機構は、育苗セル1の小ポット1aの底部に水
抜穴1bがあるものに適用されるが、苗2の根鉢部2a
を小ポット1aから圧縮空気で浮かして剥がす作業まで
しかできない。即ち、この機構には苗植替えに必須であ
る把持機構が付随していないため、苗2を把持して移動
させることはできない。また、図16に示すような把持
機構では、機構自体が複雑であると共に苗2の真上から
把持爪9が動作されるため苗2の葉部に傷を付ける恐れ
があった。更に、作業効率の向上のため育苗セル1の小
ポット1aから複数の苗2を同時に抜取り、植替え間隔
の異なる育成販売用ポットへの植替え作業ができなかっ
た。
【0005】そこで、本発明は、かかる不具合を解決す
るためになされたもので、簡単な機構で確実に苗の根鉢
部を保持し、苗の移送途中での落下防止が計られると共
に植付け時には苗を確実に抜取り植替えできる苗植替え
装置の提供を課題としている。また、複数の苗が同時に
植替え間隔の異なる容器間で植替えできる苗植替え装置
の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる苗植替
え装置は、外周部の一部にネジ状またはローレット状の
加工を施すと共に、先端を尖らせて長手方向に開口する
貫通孔を穿設したピンと、前記ピンの前記貫通孔を通っ
て所定のタイミングで先端開口に圧縮空気を供給する空
圧回路と、前記ピンを苗が育成されている容器内の根鉢
部に挿入し前記苗を前記容器から取出し別の容器内まで
移動し、前記空圧回路を作動して前記貫通孔から圧縮空
気を供給し前記ピンを前記根鉢部から抜取り前記苗を植
替える植替え機構とを具備するものである。
【0007】請求項2にかかる苗植替え装置は、先端を
尖らせて長手方向に開口する第1の貫通孔及び前記第1
の貫通孔と平行で独立し先端近傍にて外周方向に開口す
る第2の貫通孔を穿設したピンと、前記ピンの前記第1
または第2の貫通孔を通って所定のタイミングで先端開
口または外周開口に圧縮空気を供給する空圧回路と、前
記ピンの第2の貫通孔の外周開口及びその周囲を被覆し
圧縮空気にて外周方向に拡張自在な弾性部材と、前記ピ
ンを苗が育成されている容器内の根鉢部に挿入し前記空
圧回路を作動して前記第2の貫通孔から圧縮空気を供給
し前記弾性部材を拡張状態とし前記苗を前記容器から取
出し別の容器内まで移動し、前記空圧回路を逆作動して
前記第2の貫通孔から圧縮空気を抜き前記弾性部材を元
の状態に戻したのち、前記空圧回路を作動して前記第1
の貫通孔から圧縮空気を供給し前記ピンを前記根鉢部か
ら抜取り前記苗を植替える植替え機構とを具備するもの
である。
【0008】請求項3にかかる苗植替え装置は、請求項
1または請求項2の具備する手段に加えて、更に、前記
ピンを複数配設すると共に、それらの間隔を前記苗を植
替える前記両容器に対応させて可変とする間隔可変機構
を具備するものである。
【0009】請求項4にかかる苗植替え装置は、請求項
1、請求項2または請求項3の具備する手段に加えて、
更に、前記苗が育成されている前記容器を供給する第1
の供給装置と、前記苗を植替えるための前記容器を供給
する第2の供給装置とを具備するものである。
【0010】
【作用】請求項1においては、植替え機構により外周部
の一部にネジ状またはローレット状の加工が施され先端
を尖らせてあるピンを苗が育成されている容器内の根鉢
部に挿入することで、苗は容器から容易に取出される。
これは、外周部の一部にネジ状またはローレット状の加
工が施されたピンは苗の根鉢部との間の摩擦抵抗が増加
するためである。そして、別の容器内まで移動されたタ
イミングにて空圧回路が作動され、圧縮空気がピンの貫
通孔を通って先端開口に供給され、ピンが苗の根鉢部か
ら抜取られる。このような一連の動作により苗は容器か
ら別の容器へと次々に植替えられる。
【0011】請求項2においては、植替え機構により先
端を尖らせてあるピンを苗が育成されている容器内の根
鉢部に挿入されたタイミングにて空圧回路が作動され、
圧縮空気がピンの第2の貫通孔を通って外周開口に供給
され、弾性部材が外周方向に拡張されることで、苗は容
器から容易に取出される。これは、弾性部材の外周方向
への拡張で苗の根鉢部を把持する。そして、別の容器内
まで移動されたタイミングにて空圧回路が逆作動され、
圧縮空気がピンの第2の貫通孔を通って抜かれることで
弾性部材が元の状態に戻され、このタイミングにて再
度、空圧回路が作動され圧縮空気がピンの第1の貫通孔
を通って先端開口に供給され、ピンが苗の根鉢部から抜
取られる。このような一連の動作により苗は容器から別
の容器へと次々に植替えられる。
【0012】請求項3の苗植替え装置では、請求項1ま
たは請求項2の作用に加えて、間隔可変機構にて複数配
設されたピンの間隔が苗の植替えの容器間隔に対応させ
て可変とされる。
【0013】請求項4の苗植替え装置では、請求項1、
請求項2または請求項3の作用に加えて、苗が育成され
ている容器が第1の供給装置にて、また、苗を植替える
ための容器が第2の供給装置にて次々に供給される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。 実施例1.図1は本発明の第一実施例にかかる苗植替え
装置における植替え機構をロボットにて構成したときの
ハンド部の要部を示す断面図、図2及び図3は図1の側
面図である。なお、図2は苗植替え装置を構成する取出
ピンが4本でそれらの間隔が狭い状態、図3は苗植替え
装置を構成する取出ピンが4本でそれらの間隔が広い状
態を示している。また、図4は取出ピンを拡大して示す
部分拡大断面図、図5は取出ピンが苗の根鉢部に挿入さ
れた状態を示す部分断面図、図6は苗の根鉢部に挿入さ
れた取出ピンの先端開口から圧縮空気が吹出される状態
を示す部分断面図である。
【0015】12はロボット本体とハンド部とを接続す
る接続板、13はハンド部のフレーム、14は回転角検
出器付モータ、15は各部品のベースとなる上側ベース
部材、16は上側玉軸受、17は大ピッチ切替用平歯
車、18は大ピッチ切替用ラック、19は小ピッチ切替
用平歯車、20は小ピッチ切替用ラック、21は大ピッ
チ切替用ラック18及び小ピッチ切替用ラック20を支
える支持部材、22は下側玉軸受、23は下側ベース部
材、24は大ピッチ用フィンガ、25は小ピッチ用フィ
ンガ、26は大ピッチ用フィンガ24及び小ピッチ用フ
ィンガ25を固定し直線動作性を確保する直線軸受、2
7は取出ピン支え、28は苗2の根鉢部2aに挿入され
る取出ピン、28aは取出ピン28の長手方向に穿設さ
れた貫通孔28c先端の圧縮空気を吹出す吹出口、28
bは取出ピン28の外周部にローレット加工が施された
ローレット部、29は圧縮空気の供給を制御する電磁弁
(図示略)に接続されたホース、29aは取出ピン28
とホース29との継手、30は圧縮空気減圧弁、30a
は圧縮空気減圧弁30からの圧縮空気を分岐するマニホ
ールドで、このマニホールド30aから各取出ピン28
に分岐配管される。31は大ピッチ側ストッパボルト、
32は小ピッチ側ストッパボルトである。
【0016】図7は本実施例の苗植替え装置を用いたシ
ステムの全体構成を示す斜視図である。35はロボッ
ト、35aはロボット35を制御するロボットコントロ
ーラ、36は苗が育成されている容器である育苗セル1
を供給する育苗セル供給装置、37は苗が植替えられる
容器である育成販売用ポット3が仕切板4aにより整列
区分けされた育成パレット4を供給するコンベア、38
は本システム全体を制御する制御装置、39は本システ
ムにおける各装置を個別に操作する操作盤、40は本シ
ステム全体を監視するモニタ装置、矢印Cは取出ピン2
8から苗2の根鉢部2aを抜取るときの圧縮空気の流れ
方向、また、矢印D,E,Fはロボット35による取出
ピン28の先端部の動作順序及び方向を示す。
【0017】次に、その動作について説明する。図7に
示すように、育苗セル1が育苗セル供給装置36から供
給され、また、育成販売用ポット3が整列区分けされた
育成パレット4がロボット35の動作エリアにコンベア
37により供給される。制御装置38は育苗セル1及び
育成販売用ポット3が仕切板4aにより整列区分けされ
た育成パレット4の位置決め完了等の苗植替え実行条件
を各種センサ(図示略)からの信号で確認してロボット
コントローラ35aに通信しロボット35を動作させ
る。
【0018】まず、育苗セル1の複数の小ポット1a
(図11参照)の小間隔に取出ピン28間隔を合致させ
るようにロボットコントローラ35aは検出器付モータ
14を動作させる。即ち、大ピッチ切替用平歯車17、
大ピッチ切替用ラック18、小ピッチ切替用平歯車1
9、小ピッチ切替用ラック20等からなる間隔可変機構
が作動されることにより、図2に示すように育苗セル1
の小間隔に取出ピン28の間隔が合致される。次に、ロ
ボット35のハンドを育苗セル1の小ポット1a上に移
動し、図1の矢印D方向に、取出ピン28を苗2の葉部
を傷つけないよう葉部の下側で横方向から根元部に押分
け位置させる。次に、図1の矢印E方向に、小ポット1
a内の苗2の根鉢部2aに取出ピン28を挿入し苗2の
根鉢部2aを取出ピン28のローレット部28bを利用
して保持する。
【0019】次に、制御装置38は育成パレット4に対
応して下部に構成されている従来(図15参照)と同様
のパッド部7を上下させる駆動装置6及び圧縮空気発生
装置5を動作させ図1の矢印A方向に圧縮空気を流すこ
とで、育苗セル1の小ポット1aの内側に根がらみして
いる苗2の根鉢部2aを剥がしたり浮かしたりして苗植
替えを補助する。ロボット35は取出ピン28で苗2の
根鉢部2aを突挿し保持して上方へ移動する。ここで、
育苗セル1の小ポット1aから苗2の根鉢部2aを苗植
替えのため取出し移送するとき、従来の外周表面が平滑
で摩擦の少ない取出ピンでは移送途中で苗2が抜けて落
下してしまう。しかし、本実施例の取出ピン28には摩
擦抵抗を高めるようにローレット加工を施したローレッ
ト部28bが設けてあるので、苗2の根鉢部2aが取出
ピン28から抜けて落下することなく育苗セル1から苗
2を抜取り苗植替えのため移送することができる。
【0020】次に、ロボット35は図1の矢印F方向に
苗2を取出し検出器付モータ14を動作し大ピッチ切替
用平歯車17、大ピッチ切替用ラック18、小ピッチ切
替用平歯車19、小ピッチ切替用ラック20等からなる
間隔可変機構により、図2から図3に示すように、取出
ピン28間隔を育苗セル1の小ポット1aの小間隔から
育成販売用ポット3の大間隔に合致するように広げ育成
販売用ポット3に予め詰められた培養土等のくぼみ部3
a(図14参照)に苗2の根鉢部2aを移動し植付け
る。このとき、電磁弁(図示略)を動作させ、圧縮空気
減圧弁30で減圧させマニホールド30a及びホース2
9を経由した圧縮空気を苗2の根鉢部2aに挿入された
各取出ピン28の貫通孔28cの吹出口28aから図6
の矢印C方向に吹出すことで、苗2の根鉢部2aより取
出ピン28を容易に抜放すことができる。育苗セル供給
装置36は次の育苗セル1の小ポット1aの下部にパッ
ド部7を上下させる駆動装置6等を図示しない機構によ
り移動させる。次に、ロボット35は育苗セル1の小ポ
ット1aの次の作業点に移動し、上述と同様の動作を順
次繰返し、苗植替え作業が間断なく実施される。
【0021】このように、本実施例の苗植替え装置は、
外周部の一部にローレット状の加工を施したローレット
部28bと共に、先端を尖らせて長手方向に開口する貫
通孔28cを穿設した取出ピン28と、取出ピン28の
貫通孔28cを通って所定のタイミングで先端開口であ
る吹出口28aに圧縮空気を供給する圧縮空気減圧弁3
0、マニホールド30a、ホース29等からなる空圧回
路と、取出ピン28を苗2が育成されている容器である
育苗セル1の小ポット1a内の根鉢部2aに挿入し苗2
を前記容器から取出し別の容器である仕切板4aにより
整列区分けされた育成パレット4の育成販売用ポット3
内まで移動し、前記空圧回路を作動して貫通孔28cか
ら圧縮空気を供給し取出ピン28を根鉢部2aから抜取
り苗2を植替えるロボット35、ロボットコントローラ
35a、制御装置38等からなる植替え機構とを具備す
る実施例とすることができる。
【0022】したがって、植替え機構により外周部の一
部にローレット部28bが施され先端を尖らせてある取
出ピン28を苗2が育成されている育苗セル1の小ポッ
ト1a内の根鉢部2aに挿入することで、取出ピン28
のローレット部28bの苗2の取出方向に対する摩擦抵
抗の増加で、苗2はその小ポット1aから容易に取出さ
れ、別の育成パレット4の育成販売用ポット3内まで移
動されたタイミングにて空圧回路が作動され、圧縮空気
が取出ピン28の貫通孔28cを通って先端吹出口28
aに供給され、取出ピン28が苗2の根鉢部2aから抜
取られる。
【0023】また、本実施例の苗植替え装置は、取出ピ
ン28を複数配設すると共に、それらの間隔を苗2を植
替える育苗セル1の小ポット1a及び育成パレット4の
仕切板4a内の育成販売用ポット3からなる両容器に対
応させて可変とする大ピッチ切替用平歯車17、大ピッ
チ切替用ラック18、小ピッチ切替用平歯車19、小ピ
ッチ切替用ラック20等からなる間隔可変機構を具備す
る実施例とすることができる。したがって、育苗セル1
の小ポット1aと育成パレット4の仕切板4a内の育成
販売用ポット3との間隔が異なっていても複数の苗が同
時に植替え可能である。
【0024】更に、本実施例の苗植替え装置は、苗2が
育成されている育苗セル1を供給する育苗セル供給装置
36からなる第1の供給装置と、苗2を植替えるための
育成販売用ポット3が整列区分けされた育成パレット4
を供給するコンベア37、制御装置38、操作盤39等
からなる第2の供給装置とを具備する実施例とすること
ができる。したがって、育苗セル1及び育成販売用ポッ
ト3が載置された育成パレット4が自動的に供給される
ため連続して植替え作業ができる。故に、簡単な機構で
確実に苗の根鉢部を保持し、苗の移送途中での落下防止
が計られると共に植付け時には苗を確実に抜取り植替え
できる。また、複数の苗が同時に植替え間隔の異なる容
器間で極めて効率良く植替えできる。
【0025】ところで、上記実施例の取出ピン28は、
外周部の一部にローレット部28bを設けたものとした
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、ネジ状またはローレット状の加工が施され、
取出ピン28の抜き方向に摩擦抵抗が増加できるもので
あればよい。
【0026】また、上記実施例の空圧回路は、圧縮空気
減圧弁30、マニホールド30a、ホース29等からな
るとしたが、本発明を実施する場合には、これに限定さ
れるものではなく、取出ピン28の貫通孔28cを通っ
て所定のタイミングで先端開口である吹出口28aに圧
縮空気を供給するものであればよい。
【0027】実施例2.図8は本発明の第二実施例にか
かる苗植替え装置における取出ピンを拡大して示す部分
拡大断面図、図9は取出ピンが苗の根鉢部に挿入され圧
縮空気でチューブが拡張された状態を示す部分断面図、
図10は苗の根鉢部に挿入された取出ピンの先端開口か
ら圧縮空気が吹出される状態を示す部分断面図である。
なお、本実施例の苗植替え装置における植替え機構をロ
ボットにて構成したときのハンド部の要部を示す断面
図、その側面図及びシステムの全体構成を示す斜視図は
上述の第一実施例の図1、図2、図3及び図7と同様で
あり、それらを参照して説明する。33は上述の第一実
施例における取出ピン28と同様に、取出ピン支え27
にて固定される取出ピン、34は圧縮空気で取出ピン3
3の外周方向に拡張自在なゴム等の弾性部材からなるチ
ューブ、33aは圧縮空気を供給するための取出ピン3
3の外周方向に開口する貫通孔、33bは取出ピン33
の長手方向に穿設された貫通孔33c先端の圧縮空気を
吹出す吹出口、33dは貫通孔33a先端の圧縮空気の
吹出し等のための吹出口である。なお、この取出ピン3
3の外周にはチューブ34が不用意に抜出ることのない
ように溝部33eが設けられている。
【0028】次に、その動作について説明する。図7に
示すように、育苗セル1が育苗セル供給装置36にて供
給され、また、育成販売用ポット3が整列区分けされた
育成パレット4がロボット35の動作エリアにコンベア
37により供給される。制御装置38は育苗セル1及び
育成販売用ポット3が仕切板4aにより整列区分けされ
た育成パレット4の位置決め完了等の苗植替え実行条件
を各種センサ(図示略)からの信号で確認してロボット
コントローラ35aに通信しロボット35を動作させ
る。
【0029】まず、育苗セル1の複数の小ポット1a
(図11参照)の小間隔に取出ピン33間隔を合致させ
るようにロボットコントローラ35aは検出器付モータ
14を動作させる。即ち、大ピッチ切替用平歯車17、
大ピッチ切替用ラック18、小ピッチ切替用平歯車1
9、小ピッチ切替用ラック20等からなる間隔可変機構
が作動されることにより、図2に示すように育苗セル1
の小間隔に取出ピン33間隔が合致される。次に、ロボ
ット35のハンドを育苗セル1の小ポット1a上に移動
し、図1の矢印D方向に、取出ピン33を苗2の葉部を
傷つけないよう葉部の下側で横方向から根元部に押分け
位置させる。次に、図1の矢印E方向に、小ポット1a
内の苗2の根鉢部2aに取出ピン33を挿入したのち、
取出ピン33の貫通孔33aに圧縮空気を供給すること
でゴム等の弾性部材からなるチューブ34を取出ピン3
3の外周方向に拡張させ苗2の根鉢部2aを保持する。
【0030】次に、制御装置38は育成パレット4に対
応して下部に構成されている従来(図15参照)と同様
のパッド部7を上下させる駆動装置6及び圧縮空気発生
装置5を動作させ図1の矢印A方向に圧縮空気を流すこ
とで、育苗セル1の小ポット1aの内側に根がらみして
いる苗2の根鉢部2aを剥がしたり浮かしたりして苗植
替えを補助する。ロボット35は取出ピン33で苗2の
根鉢部2aを突挿し保持して上方へ移動する。ここで、
育苗セル1の小ポット1aから苗2の根鉢部2aを苗植
替えのため取出し移送するとき、従来の外周表面が平滑
で摩擦の少ない取出ピンでは移送途中で苗2が抜けて落
下してしまう。本実施例の取出ピン33には摩擦抵抗を
高めるように弾性部材からなるチューブ34が設けられ
ており、圧縮空気により取出ピン33の外周方向に拡張
されるため苗2の根鉢部2aが取出ピン33から抜けて
落下することなく育苗セル1から苗2を抜取り苗植替え
のため移送することができる。
【0031】次に、ロボット35は図1の矢印F方向に
苗2を取出し検出器付モータ14を動作し大ピッチ切替
用平歯車17、大ピッチ切替用ラック18、小ピッチ切
替用平歯車19、小ピッチ切替用ラック20等からなる
間隔可変機構により、図2から図3に示すように、取出
ピン33間隔を育苗セル1の小ポット1aの小間隔から
育成販売用ポット3の大間隔に合致するように広げ育成
販売用ポット3に予め詰められた培養土等のくぼみ部3
a(図14参照)に苗2の根鉢部2aを移動し植付け
る。このとき、最初に、図10に示すように、電磁弁
(図示略)を逆動作させ、貫通孔33aから拡張された
チューブ34内の圧縮空気を抜くことで元の状態に戻
し、苗2の根鉢部2aと取出ピン33との間に空隙2b
を設ける。次に、電磁弁(図示略)を動作させ、圧縮空
気減圧弁30で減圧させマニホールド30a及びホース
29を経由した圧縮空気を苗2の根鉢部2aに挿入され
た各取出ピン33の貫通孔33cの吹出口33bから図
10の矢印C方向に吹出すことで、苗2の根鉢部2aよ
り取出ピン33を容易に抜放すことができる。育苗セル
供給装置36は次の育苗セル1の小ポット1aの下部に
パッド部7を上下させる駆動装置6等を図示しない機構
により移動させる。次に、ロボット35は育苗セル1の
小ポット1aの次の作業点に移動し、上述と同様の動作
を順次繰返し、苗植替え作業が間断なく実施される。
【0032】このように、本実施例の苗植替え装置は、
先端を尖らせて長手方向に開口する第1の貫通孔33c
及び第1の貫通孔33cと平行で独立し先端近傍にて外
周方向に開口する第2の貫通孔33aを穿設した取出ピ
ン33と、取出ピン33の前記第1または第2の貫通孔
33c,33aを通って所定のタイミングで先端開口で
ある吹出口33bまたは外周開口である吹出口33dに
圧縮空気を供給する圧縮空気減圧弁30、マニホールド
30a、ホース29等からなる空圧回路と、取出ピン3
3の第2の貫通孔33aの外周開口及びその周囲を被覆
し圧縮空気にて外周方向に拡張自在なチューブ34から
なる弾性部材と、取出ピン33を苗2が育成されている
容器である育苗セル1の小ポット1a内の根鉢部2aに
挿入し前記空圧回路を作動して第2の貫通孔33aから
圧縮空気を供給し前記弾性部材を拡張状態とし苗2を前
記容器から取出し別の容器である仕切板4aにより整列
区分けされた育成パレット4の育成販売用ポット3内ま
で移動し、前記空圧回路を逆作動して第2の貫通孔33
aから圧縮空気を抜き前記弾性部材を元の状態に戻した
のち、前記空圧回路を作動して第1の貫通孔33cから
圧縮空気を供給し取出ピン33を根鉢部2aから抜取り
苗2を植替えるロボット35、ロボットコントローラ3
5a、制御装置38等からなる植替え機構とを具備する
実施例とすることができる。
【0033】したがって、植替え機構により先端を尖ら
せてある取出ピン33を苗2が育成されている育苗セル
1の小ポット1a内の根鉢部2aに挿入されたタイミン
グにて空圧回路が作動され、圧縮空気が取出ピン33の
第2の貫通孔33aを通って外周吹出口33dに供給さ
れ、弾性部材34が外周方向に拡張されることで、苗2
はその小ポット1aから容易に取出され、育成パレット
4の育成販売用ポット3内まで移動されたタイミングに
て空圧回路が逆作動され、圧縮空気が取出ピン33の第
2の貫通孔33aを通って抜かれることで弾性部材34
が元の状態に戻され、このタイミングにて再度、空圧回
路が作動され圧縮空気が取出ピン33の第1の貫通孔3
3cを通って先端吹出口33bに供給され、取出ピン3
3が苗2の根鉢部2aから抜取られる。
【0034】また、本実施例の苗植替え装置は、取出ピ
ン33を複数配設すると共に、それらの間隔を苗2を植
替える育苗セル1の小ポット1a及び育成パレット4の
仕切板4a内の育成販売用ポット3からなる両容器に対
応させて可変とする大ピッチ切替用平歯車17、大ピッ
チ切替用ラック18、小ピッチ切替用平歯車19、小ピ
ッチ切替用ラック20等からなる間隔可変機構を具備す
る実施例とすることができる。したがって、育苗セル1
の小ポット1aと育成パレット4の仕切板4a内の育成
販売用ポット3との間隔が異なっていても複数の苗が同
時に植替え可能である。
【0035】更に、本実施例の苗植替え装置は、苗2が
育成されている育苗セル1を供給する育苗セル供給装置
36からなる第1の供給装置と、苗2を植替えるための
育成販売用ポット3が整列区分けされた育成パレット4
を供給するコンベア37、制御装置38、操作盤39等
からなる第2の供給装置とを具備する実施例とすること
ができる。したがって、育苗セル1及び育成販売用ポッ
ト3が載置された育成パレット4が自動的に供給される
ため連続して植替え作業ができる。
【0036】故に、簡単な機構で確実に苗の根鉢部を保
持し、苗の移送途中での落下防止が計られると共に植付
け時には苗を確実に抜取り植替えできる。また、複数の
苗が同時に植替え間隔の異なる容器間で極めて効率良く
植替えできる。
【0037】ところで、上記実施例の空圧回路は、圧縮
空気減圧弁30、マニホールド30a、ホース29等か
らなるとしたが、本発明を実施する場合には、これに限
定されるものではなく、取出ピン33の貫通孔33cま
たは33aを通って所定のタイミングで先端開口33b
または外周開口33dに圧縮空気を供給できるものであ
ればよい。
【0038】また、上記実施例の弾性部材は、ゴム等の
チューブ34からなるとしたが、本発明を実施する場合
には、これに限定されるものではなく、取出ピン33の
第2の貫通孔33a及びその周囲を被覆し圧縮空気にて
外周方向に拡張自在なものであればよい。
【0039】そして、上記各実施例の植替え機構は、ロ
ボット35、ロボットコントローラ35a、制御装置3
8等からなるとしたが、本発明を実施する場合には、こ
れに限定されるものではなく、苗2の植替えの一連の動
作が遂行できるものであればよい。即ち、位置決めセン
サを備えたエアシリンダ等のアクチュエータを複数組合
わせたような機構であってもよい。ここで、ロボット3
5やロボットコントローラ35aを用いると苗植替えシ
ステムにおける植替え位置の変更等にフレキシブルに対
応できるという効果がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の苗植替
え装置によれば、植替え機構により外周部の一部にネジ
状またはローレット状の加工が施され先端を尖らせてあ
るピンを苗が育成されている容器内の根鉢部に挿入する
ことで、苗は容器から容易に取出され、別の容器内まで
移動されたタイミングにて空圧回路が作動され、圧縮空
気がピンの貫通孔を通って先端開口に供給され、ピンが
苗の根鉢部から抜取られる。これにより、簡単な機構で
確実に苗の根鉢部を保持し、苗の移送途中での落下防止
が計られると共に植付け時には苗を確実に抜取り植替え
ることができる。
【0041】請求項2の苗植替え装置によれば、植替え
機構により先端を尖らせてあるピンを苗が育成されてい
る容器内の根鉢部に挿入されたタイミングにて空圧回路
が作動され、圧縮空気がピンの第2の貫通孔を通って外
周開口に供給され、弾性部材が外周方向に拡張されるこ
とで、苗は容器から容易に取出され、別の容器内まで移
動されたタイミングにて空圧回路が逆作動され、圧縮空
気がピンの第2の貫通孔を通って抜かれることで弾性部
材が元の状態に戻され、このタイミングにて再度、空圧
回路が作動され圧縮空気がピンの第1の貫通孔を通って
先端開口に供給され、ピンが苗の根鉢部から抜取られ
る。これにより、簡単な機構で確実に苗の根鉢部を保持
し、苗の移送途中での落下防止が計られると共に植付け
時には苗を確実に抜取り植替えることができる。
【0042】請求項3の苗植替え装置によれば、請求項
1または請求項2の効果に加えて、更に、間隔可変機構
にて複数配設されたピンの間隔が苗の植替えの容器に対
応させて可変とされる。これにより、複数の苗を同時に
植替え間隔の異なる容器間で極めて効率良く植替えるこ
とができる。
【0043】請求項4の苗植替え装置によれば、請求項
1、請求項2または請求項3の効果に加えて、更に、苗
が育成されている容器が第1の供給装置にて、また、苗
を植替えるための容器が第2の供給装置にて次々に供給
される。これにより、これらの供給装置を用いた苗植替
え装置では苗の植替え作業の自動化を促進することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例にかかる苗植替え
装置における植替え機構をロボット等にて構成したとき
のハンド部の要部を示す断面図である。
【図2】 図2は図1の苗植替え装置を構成する取出ピ
ンが4本でそれらの間隔が狭い状態を示す側面図であ
る。
【図3】 図3は図1の苗植替え装置を構成する取出ピ
ンが4本でそれらの間隔が広い状態を示す側面図であ
る。
【図4】 図4は本発明の第一実施例にかかる苗植替え
装置における取出ピンを拡大して示す部分拡大断面図で
ある。
【図5】 図5は本発明の第一実施例にかかる苗植替え
装置における取出ピンが苗の根鉢部に挿入された状態を
示す部分断面図である。
【図6】 図6は本発明の第一実施例にかかる苗植替え
装置における苗の根鉢部に挿入された取出ピンの先端開
口から圧縮空気が吹出される状態を示す部分断面図であ
る。
【図7】 図7は本発明の第一実施例にかかる苗植替え
装置を用いたシステムの全体構成を示す斜視図である。
【図8】 図8は本発明の第二実施例にかかる苗植替え
装置における取出ピンを拡大して示す部分拡大断面図で
ある。
【図9】 図9は本発明の第二実施例にかかる苗植替え
装置における取出ピンが苗の根鉢部に挿入され圧縮空気
でチューブが拡張された状態を示す部分断面図である。
【図10】 図10は本発明の第二実施例にかかる苗植
替え装置における苗の根鉢部に挿入された取出ピンの先
端開口から圧縮空気が吹出される状態を示す部分断面図
である。
【図11】 図11は従来の育苗セルを示す部分斜視図
である。
【図12】 図12は図11の育苗セルの1つの小ポッ
トと苗及びその根鉢部を示す部分断面図である。
【図13】 図13は図12の育苗セルの小ポットから
苗とその根鉢部を取出した状態を示す斜視図である。
【図14】 図14は従来の育成販売用ポットが育成パ
レット上に配置された状態を示す部分斜視図である。
【図15】 図15は従来の苗を浮かして剥がす機構の
要部を示す部分断面図である。
【図16】 図16は従来の苗の把持機構の要部を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 育苗セル、1a 小ポット、1b 水抜穴、2
苗、2a 根鉢部、3育成販売用ポット、3a くぼみ
部、4 育成パレット、4a 仕切板、14検出器付モ
ータ、17 大ピッチ切替用平歯車、18 大ピッチ切
替用ラック、19 小ピッチ切替用平歯車、20 小ピ
ッチ切替用ラック、24 大ピッチ用フィンガ、25
小ピッチ用フィンガ、27 取出ピン支え、28 取出
ピン、28a 吹出口、28b ローレット部、28c
貫通孔、29 ホース、30圧縮空気減圧弁、30a
マニホールド、33 取出ピン、33a 貫通孔、3
3b 吹出口、34 チューブ、35 ロボット、35
a ロボットコントローラ、36 育苗セル供給装置、
37 コンベア、38 制御装置、39 操作盤、40
モニタ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 光一 群馬県前橋市江木町1251番地 群馬県農業 試験場内 (72)発明者 上村 勇美 群馬県勢多郡宮城村大字柏倉2474番地の2 群馬県花の総合センター内 (72)発明者 春山 実 群馬県勢多郡宮城村大字柏倉2474番地の2 群馬県花の総合センター内 (72)発明者 後藤 丈太郎 愛知県名古屋市北区東大曽根町上五丁目 1071番地 三菱電機エンジニアリング株式 会社名古屋事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部の一部にネジ状またはローレット
    状の加工を施すと共に、先端を尖らせて長手方向に開口
    する貫通孔を穿設したピンと、 前記ピンの前記貫通孔を通って所定のタイミングで先端
    開口に圧縮空気を供給する空圧回路と、 前記ピンを苗が育成されている容器内の根鉢部に挿入
    し、前記苗を前記容器から取出し別の容器内まで移動
    し、前記空圧回路を作動して前記貫通孔から圧縮空気を
    供給し前記ピンを前記根鉢部から抜取り前記苗を植替え
    る植替え機構とを具備することを特徴とする苗植替え装
    置。
  2. 【請求項2】 先端を尖らせて長手方向に開口する第1
    の貫通孔及び前記第1の貫通孔と平行で独立し先端近傍
    にて外周方向に開口する第2の貫通孔を穿設したピン
    と、 前記ピンの前記第1または第2の貫通孔を通って所定の
    タイミングで先端開口または外周開口に圧縮空気を供給
    する空圧回路と、 前記ピンの第2の貫通孔の外周開口及びその周囲を被覆
    し圧縮空気にて外周方向に拡張自在な弾性部材と、 前記ピンを苗が育成されている容器内の根鉢部に挿入し
    前記空圧回路を作動して前記第2の貫通孔から圧縮空気
    を供給し前記弾性部材を拡張状態とし前記苗を前記容器
    から取出し別の容器内まで移動し、前記空圧回路を逆作
    動して前記第2の貫通孔から圧縮空気を抜き前記弾性部
    材を元の状態に戻したのち、前記空圧回路を作動して前
    記第1の貫通孔から圧縮空気を供給し前記ピンを前記根
    鉢部から抜取り前記苗を植替える植替え機構とを具備す
    ることを特徴とする苗植替え装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の苗植替え
    装置は、更に、 前記ピンを複数配設すると共に、それらの間隔を前記苗
    を植替える前記両容器に対応させて可変とする間隔可変
    機構を具備することを特徴とする苗植替え装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    の苗植替え装置は、更に、 前記苗が育成されている前記容器を供給する第1の供給
    装置と、 前記苗を植替えるための前記容器を供給する第2の供給
    装置とを具備することを特徴とする苗植替え装置。
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