JPH08172913A - 光合成速度測定方法 - Google Patents
光合成速度測定方法Info
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- JPH08172913A JPH08172913A JP6326940A JP32694094A JPH08172913A JP H08172913 A JPH08172913 A JP H08172913A JP 6326940 A JP6326940 A JP 6326940A JP 32694094 A JP32694094 A JP 32694094A JP H08172913 A JPH08172913 A JP H08172913A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】完全気密の同化箱を使用せずに、閉鎖式同化箱
法の利点を有した光合成測定方法を提供する。 【構成】空気の循環経路を構成した同化箱1内に測定対
象の植物2を入れ、同化箱内の空気を循環させながらC
O2濃度の経時的変化により光合成速度を測定する方法
において、同化箱は気密性は高いものの、完全気密では
ないものを使用すると共に、植物を入れない状態におい
て換気率を測定し、植物を入れて所定時間経過後に測定
したCO2濃度の変化分から、換気によるCO2濃度の変
化分を除いたものにつき光合成速度を算出する。
法の利点を有した光合成測定方法を提供する。 【構成】空気の循環経路を構成した同化箱1内に測定対
象の植物2を入れ、同化箱内の空気を循環させながらC
O2濃度の経時的変化により光合成速度を測定する方法
において、同化箱は気密性は高いものの、完全気密では
ないものを使用すると共に、植物を入れない状態におい
て換気率を測定し、植物を入れて所定時間経過後に測定
したCO2濃度の変化分から、換気によるCO2濃度の変
化分を除いたものにつき光合成速度を算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植物の光合成速度測定方
法に関するものである。
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】植物の葉又は個体、個体群の光合成速度
を測定する方法としては、植物のCO2の取り込み速
度を測定する方法、植物からのO2の放出速度を測定
する方法、植物重量の増加速度を測定する方法があ
る。これらのうち、高等植物の光合成速度の測定には、
の方法、即ち、植物を透明な箱(同化箱)に入れ、C
O2の取り込み速度を測定する同化箱によるガス代謝測
定法(同化箱法)が最も一般的である。
を測定する方法としては、植物のCO2の取り込み速
度を測定する方法、植物からのO2の放出速度を測定
する方法、植物重量の増加速度を測定する方法があ
る。これらのうち、高等植物の光合成速度の測定には、
の方法、即ち、植物を透明な箱(同化箱)に入れ、C
O2の取り込み速度を測定する同化箱によるガス代謝測
定法(同化箱法)が最も一般的である。
【0003】同化箱法では、植物が葉面境界層抵抗の増
大でCO2供給欠乏にならないようにするため、通気速
度(量)を高めるために換気を行っており、この換気の
方式によって、図4〜図6に示すように、通気式、半閉
鎖式、閉鎖式の構成に分けられる。図4は通気式の構成
で、濃度調整された空気をエアポンプ、流量計を経て同
化箱内に供給して、同化箱から出て来る空気は排出す
る。図5は半閉鎖式の構成で、この方式は、通気式にお
いて同化箱から出て来る空気の一部をバイパスして同化
箱に再循環させて同化箱内の風速を高め、葉面境界層抵
抗を低くしている。図6は閉鎖式の構成で、空気は完全
気密の状態に密閉された系内を循環するためCO2の濃
度変化が積分された形で得られ、微量な光合成速度が測
定できる。
大でCO2供給欠乏にならないようにするため、通気速
度(量)を高めるために換気を行っており、この換気の
方式によって、図4〜図6に示すように、通気式、半閉
鎖式、閉鎖式の構成に分けられる。図4は通気式の構成
で、濃度調整された空気をエアポンプ、流量計を経て同
化箱内に供給して、同化箱から出て来る空気は排出す
る。図5は半閉鎖式の構成で、この方式は、通気式にお
いて同化箱から出て来る空気の一部をバイパスして同化
箱に再循環させて同化箱内の風速を高め、葉面境界層抵
抗を低くしている。図6は閉鎖式の構成で、空気は完全
気密の状態に密閉された系内を循環するためCO2の濃
度変化が積分された形で得られ、微量な光合成速度が測
定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の各方式では、比
較的簡単な計算により光合成の測定が可能であるが、以
下のような課題を有する。 通気式の構成では、通気速度を高めると、同化箱の上
流側、下流側のCO2濃度差が小さくなって測定が困難
となり、また通気する空気のCO2濃度は一定でなけれ
ばならないので、濃度調整された空気を多量に用いる必
要がある。 半閉鎖式の構成では、系の構成が複雑になる割に、バ
イパスした一部の空気による撹拌であるため効率が悪
い。 閉鎖式の構成では、上述した利点は有するものの、系
に僅かでも空気の漏れがあると大きな誤差が生じてしま
うのに対して、系を完全気密の状態に密閉することは容
易ではない。とりわけ、植物個体、しかも複数を同時に
測定するような大きな系では極めて困難である。 近年、室内等の人工環境における緑化樹木(観葉植物を
含む)の光合成特性の測定の必要性が増してきている
が、それらの光合成速度は一般的に極めて遅いので、上
述した従来の方式では、測定精度的には閉鎖式が適して
いる。しかしながら上述したように、閉鎖式では系の構
築が困難であり、正確な測定がなされていないのが現状
である。本発明は、以上の課題を解決することを目的と
するものである。
較的簡単な計算により光合成の測定が可能であるが、以
下のような課題を有する。 通気式の構成では、通気速度を高めると、同化箱の上
流側、下流側のCO2濃度差が小さくなって測定が困難
となり、また通気する空気のCO2濃度は一定でなけれ
ばならないので、濃度調整された空気を多量に用いる必
要がある。 半閉鎖式の構成では、系の構成が複雑になる割に、バ
イパスした一部の空気による撹拌であるため効率が悪
い。 閉鎖式の構成では、上述した利点は有するものの、系
に僅かでも空気の漏れがあると大きな誤差が生じてしま
うのに対して、系を完全気密の状態に密閉することは容
易ではない。とりわけ、植物個体、しかも複数を同時に
測定するような大きな系では極めて困難である。 近年、室内等の人工環境における緑化樹木(観葉植物を
含む)の光合成特性の測定の必要性が増してきている
が、それらの光合成速度は一般的に極めて遅いので、上
述した従来の方式では、測定精度的には閉鎖式が適して
いる。しかしながら上述したように、閉鎖式では系の構
築が困難であり、正確な測定がなされていないのが現状
である。本発明は、以上の課題を解決することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、空気の循環経路を構成した同化箱
内に測定対象の植物を入れ、同化箱内の空気を循環させ
ながらCO2濃度の経時的変化により光合成速度を測定
する方法において、同化箱は気密性は高いものの、完全
気密ではないものを使用すると共に、植物を入れない状
態において換気率を測定し、植物を入れて所定時間経過
後に測定したCO2濃度の変化分から、換気によるCO2
濃度の変化分を除いたものにつき光合成速度を算出する
ことを提案する。
ために、本発明では、空気の循環経路を構成した同化箱
内に測定対象の植物を入れ、同化箱内の空気を循環させ
ながらCO2濃度の経時的変化により光合成速度を測定
する方法において、同化箱は気密性は高いものの、完全
気密ではないものを使用すると共に、植物を入れない状
態において換気率を測定し、植物を入れて所定時間経過
後に測定したCO2濃度の変化分から、換気によるCO2
濃度の変化分を除いたものにつき光合成速度を算出する
ことを提案する。
【0006】そして本発明では、同化箱に植物を入れ
ず、CO2の通気を行わない状態で所定時間離れた各時
点における同化箱の内外のCO2濃度を測定し、同化箱
内のCO2収支の関係式に基づいて同化箱の換気率を算
出するステップと、同化箱に植物を入れず、CO2の通
気を行って同化箱内のCO2濃度を一定とした状態で所
定時間離れた各時点における同化箱の内外のCO2濃度
を測定し、同化箱内のCO
2収支の関係式に基づいて同化箱の有効容積を算出する
ステップと、同化箱内に植物を入れ、CO 2の通気を行
わない状態で所定時間離れた各時点における同化箱の内
外のCO2濃度を測定し、同化箱内のCO2収支の関係式
に基づいて光合成速度を算出するステップとを有する光
合成速度測定方法を提案する。
ず、CO2の通気を行わない状態で所定時間離れた各時
点における同化箱の内外のCO2濃度を測定し、同化箱
内のCO2収支の関係式に基づいて同化箱の換気率を算
出するステップと、同化箱に植物を入れず、CO2の通
気を行って同化箱内のCO2濃度を一定とした状態で所
定時間離れた各時点における同化箱の内外のCO2濃度
を測定し、同化箱内のCO
2収支の関係式に基づいて同化箱の有効容積を算出する
ステップと、同化箱内に植物を入れ、CO 2の通気を行
わない状態で所定時間離れた各時点における同化箱の内
外のCO2濃度を測定し、同化箱内のCO2収支の関係式
に基づいて光合成速度を算出するステップとを有する光
合成速度測定方法を提案する。
【0007】
【作用】完全気密ではない同化箱には換気により内外の
CO2が出入するため、植物を入れて所定時間経過後に
測定したCO2濃度の変化分には、換気によるCO2濃度
の変化分が含まれている。換気によるCO2濃度の変化
分は、同化箱の換気率と同化箱の内外のCO2濃度差が
わかると算出することができ、これを測定したCO2濃
度の変化分から除くことにより、植物の光合成によるC
O2濃度の減少分がわかり、光合成速度を算出すること
ができる。
CO2が出入するため、植物を入れて所定時間経過後に
測定したCO2濃度の変化分には、換気によるCO2濃度
の変化分が含まれている。換気によるCO2濃度の変化
分は、同化箱の換気率と同化箱の内外のCO2濃度差が
わかると算出することができ、これを測定したCO2濃
度の変化分から除くことにより、植物の光合成によるC
O2濃度の減少分がわかり、光合成速度を算出すること
ができる。
【0008】
【実施例】次に本発明を実施例につき添付図面を参照し
て説明する。図1は本発明の方法を適用する測定装置の
実施例の全体構成を示すものである。符号1は同化箱で
あり、ここでは同化箱1は人工気象室タイプで、空気の
循環経路を一体に構成した、いわゆるオール・イン・ワ
ン型の構成としている。即ち、この同化箱1は、測定対
象の植物2を入れる収容室3に隣接して、空気を循環さ
せる経路4を構成しており、そして収容室3の上部と底
部5に、夫々経路4との連通部6,7を形成している。
経路4には空気循環用のファン8と空調部9を設けてお
り、収容室3の天井には光源10を設置している。
て説明する。図1は本発明の方法を適用する測定装置の
実施例の全体構成を示すものである。符号1は同化箱で
あり、ここでは同化箱1は人工気象室タイプで、空気の
循環経路を一体に構成した、いわゆるオール・イン・ワ
ン型の構成としている。即ち、この同化箱1は、測定対
象の植物2を入れる収容室3に隣接して、空気を循環さ
せる経路4を構成しており、そして収容室3の上部と底
部5に、夫々経路4との連通部6,7を形成している。
経路4には空気循環用のファン8と空調部9を設けてお
り、収容室3の天井には光源10を設置している。
【0009】符号11i,11oは夫々同化箱1の外
部、内部のCO2濃度の測定系統であり、これらは同化
箱1の内部と外部に夫々端部を位置させた吸引パイプ1
2i,12o、ポンプ13i,13o、除湿器及びドレ
ン14i,14o、流量計15i,15oを経て、流路
切替弁16を介して共通の赤外線ガス分析計17に接続
した構成である。符号18はCO2供給系統であり、こ
の系統18は、CO2ボンベ19と同化箱1の底部に位
置させたCO2噴出部20間に、ガス圧力調整器21、
圧力ゲージ22、電磁弁23、流量計24を設けた構成
である。
部、内部のCO2濃度の測定系統であり、これらは同化
箱1の内部と外部に夫々端部を位置させた吸引パイプ1
2i,12o、ポンプ13i,13o、除湿器及びドレ
ン14i,14o、流量計15i,15oを経て、流路
切替弁16を介して共通の赤外線ガス分析計17に接続
した構成である。符号18はCO2供給系統であり、こ
の系統18は、CO2ボンベ19と同化箱1の底部に位
置させたCO2噴出部20間に、ガス圧力調整器21、
圧力ゲージ22、電磁弁23、流量計24を設けた構成
である。
【0010】以上の同化箱1は気密性が非常に高いもの
であるが、完全に密閉されているものではなく、空気の
流出入がある。従って従来の閉鎖式の同化箱法に適用で
きるものではない。そこで、この同化箱1内に植物を入
れた状態における箱内空間のCO2収支を考えると、図
2の模式図に基づき、次式で示される。
であるが、完全に密閉されているものではなく、空気の
流出入がある。従って従来の閉鎖式の同化箱法に適用で
きるものではない。そこで、この同化箱1内に植物を入
れた状態における箱内空間のCO2収支を考えると、図
2の模式図に基づき、次式で示される。
【数5】 但し、P:光合成速度,Q:CO2供給系統からのCO2
通気速度,R:植物培地からのCO2発生速度,N:換
気率,V:同化箱内有効容積,Cin:同化箱内のCO2
濃度,Cout:同化箱外のCO2濃度である。
通気速度,R:植物培地からのCO2発生速度,N:換
気率,V:同化箱内有効容積,Cin:同化箱内のCO2
濃度,Cout:同化箱外のCO2濃度である。
【0011】(1)式から明らかなように、この式に基
づいて光合成速度Pを測定するためには、他の変数であ
る、換気率N,及び同化箱内有効容積Vを求めると共
に、植物培地からのCO2発生速度R及びCO2供給系統
からのCO2通気速度がわかる必要がある。
づいて光合成速度Pを測定するためには、他の変数であ
る、換気率N,及び同化箱内有効容積Vを求めると共
に、植物培地からのCO2発生速度R及びCO2供給系統
からのCO2通気速度がわかる必要がある。
【0012】そこで、まず換気率Nは、収容室3内に植
物を入れず、CO2の通気も行わない状態(P=Q=R
=0)において、測定系統11i,11oにより所定時
間離れたt=t1時点とt=t2時点における同化箱1の
内外のCO2濃度を測定し、以下の式から求めることが
できる。
物を入れず、CO2の通気も行わない状態(P=Q=R
=0)において、測定系統11i,11oにより所定時
間離れたt=t1時点とt=t2時点における同化箱1の
内外のCO2濃度を測定し、以下の式から求めることが
できる。
【数6】 ここで、C1,C2は夫々t=t1,t2時点における同化
箱1の内外のCO2濃度差(Cin−Cout)である。
箱1の内外のCO2濃度差(Cin−Cout)である。
【0013】次いで同化箱1の有効容積は、上述と同様
に植物を入れない状態(P=R=0)でCO2の通気を
行うと共に同化箱1内のCO2濃度を一定(dCin/dt
=0)に維持した状態で、測定系統11i,11oによ
り同化箱1の内外のCO2濃度を測定し、以下の式から
求めることができる。
に植物を入れない状態(P=R=0)でCO2の通気を
行うと共に同化箱1内のCO2濃度を一定(dCin/dt
=0)に維持した状態で、測定系統11i,11oによ
り同化箱1の内外のCO2濃度を測定し、以下の式から
求めることができる。
【数7】
【0014】次に、測定対象の植物2を収容室3内に入
れ、この際、植物2が鉢物であって培地からのCO2の
排出が考えられる場合には、鉢にラップを被せる等によ
り培地からのCO2の排出をなくす処置を施す(R=
0)と共に、CO2の通気を行わない状態(Q=0)に
おいて、測定系統11i,11oにより所定時間離れた
t=t1時点とt=t2時点における同化箱1の内外のC
O2濃度を測定し、次式により光合成速度Pを求めるこ
とができる。
れ、この際、植物2が鉢物であって培地からのCO2の
排出が考えられる場合には、鉢にラップを被せる等によ
り培地からのCO2の排出をなくす処置を施す(R=
0)と共に、CO2の通気を行わない状態(Q=0)に
おいて、測定系統11i,11oにより所定時間離れた
t=t1時点とt=t2時点における同化箱1の内外のC
O2濃度を測定し、次式により光合成速度Pを求めるこ
とができる。
【数8】 ここで、C1,C2は上述と同様に夫々t=t1,t2時点
における同化箱1の内外のCO2濃度差(Cin−Cout)
である。
における同化箱1の内外のCO2濃度差(Cin−Cout)
である。
【0015】(4)式をSI単位で示すと、光合成速度
P(μmol/sec)は次式により算出することができる。
P(μmol/sec)は次式により算出することができる。
【数9】 ここで、θは同化箱1の設置個所の気温(℃)である。
尚、上式における各要素の単位は、換気率N(回/h
r),同化箱内有効容積V(m3),CO2濃度(ppm)で
ある。
尚、上式における各要素の単位は、換気率N(回/h
r),同化箱内有効容積V(m3),CO2濃度(ppm)で
ある。
【0016】以上のようにして本発明では、完全気密で
はない同化箱1に植物を入れて所定時間経過後に測定し
たCO2濃度の変化分から、換気によるCO2濃度の変化
分を除いて光合成速度を算出することができる。尚、以
上では、換気率、有効容積そして光合成速度の順で測定
を行っているように説明しているが、これらの順序は適
宜である。
はない同化箱1に植物を入れて所定時間経過後に測定し
たCO2濃度の変化分から、換気によるCO2濃度の変化
分を除いて光合成速度を算出することができる。尚、以
上では、換気率、有効容積そして光合成速度の順で測定
を行っているように説明しているが、これらの順序は適
宜である。
【0017】本発明では、以上の通り、同化箱は気密性
が高ければ、完全気密にする必要がないので、内容積を
大きく構成することができ、従って箱内に光、温度、湿
度等の調整を行う装置を組み込むことが可能となる。こ
れによって、測定条件を変えての長時間の連続測定が可
能となり、収容室内の空気の循環も十分に行える。そし
て長期間の測定では、光合成速度が小さい場合や、変動
が大きい場合であっても積分されて、精度良く光合成速
度を求めることができる。
が高ければ、完全気密にする必要がないので、内容積を
大きく構成することができ、従って箱内に光、温度、湿
度等の調整を行う装置を組み込むことが可能となる。こ
れによって、測定条件を変えての長時間の連続測定が可
能となり、収容室内の空気の循環も十分に行える。そし
て長期間の測定では、光合成速度が小さい場合や、変動
が大きい場合であっても積分されて、精度良く光合成速
度を求めることができる。
【0018】図6は本発明の方法により、光に対する光
合成特性を測定した結果を示すもので、植物はゴールド
クレスト、同化箱の換気率は0.41回/hr、温度は20℃、
湿度は60%である。この図により、本発明方法により光
合成速度を良好に測定できることがわかる。
合成特性を測定した結果を示すもので、植物はゴールド
クレスト、同化箱の換気率は0.41回/hr、温度は20℃、
湿度は60%である。この図により、本発明方法により光
合成速度を良好に測定できることがわかる。
【0019】本発明を適用するにあたっては、同化箱
は、CO2濃度が均一で安定している場所に設置するの
が好ましい。このように同化箱の周囲のCO2濃度がほ
ぼ均一とみなせる場合には、空気の漏れている場所及び
量は問わず、上述した測定を行うことができる。
は、CO2濃度が均一で安定している場所に設置するの
が好ましい。このように同化箱の周囲のCO2濃度がほ
ぼ均一とみなせる場合には、空気の漏れている場所及び
量は問わず、上述した測定を行うことができる。
【0020】また本発明を適用する同化箱は、上述した
実施例のようなオール・イン・ワン型の他、空気の循環
経路を収容室とは別体として配管により接続した構成と
する等、気密性の高い構成であれば適宜に構成すること
できる。またCO2濃度の測定系統やCO2供給系統の具
体的構成も適宜である。
実施例のようなオール・イン・ワン型の他、空気の循環
経路を収容室とは別体として配管により接続した構成と
する等、気密性の高い構成であれば適宜に構成すること
できる。またCO2濃度の測定系統やCO2供給系統の具
体的構成も適宜である。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、次に示
すような効果がある。 閉鎖式同化箱法を適用するために必須の完全気密な同
化箱を使用せずに、光合成速度が極めて遅い植物の光合
成速度も高精度に測定することができる。 同化箱は完全気密にする必要がないので、内容積を大
きく構成することができ、従って箱内に光、温度、湿度
等の調整を行う装置を組み込むことが可能となる。これ
によって、収容室内の空調も十分に行え、測定条件を変
えての長時間の連続測定が可能となる。
すような効果がある。 閉鎖式同化箱法を適用するために必須の完全気密な同
化箱を使用せずに、光合成速度が極めて遅い植物の光合
成速度も高精度に測定することができる。 同化箱は完全気密にする必要がないので、内容積を大
きく構成することができ、従って箱内に光、温度、湿度
等の調整を行う装置を組み込むことが可能となる。これ
によって、収容室内の空調も十分に行え、測定条件を変
えての長時間の連続測定が可能となる。
【図1】 本発明の方法を適用する測定装置の実施例の
全体構成を示す系統図である。
全体構成を示す系統図である。
【図2】 本発明の方法を適用する同化箱におけるCO
2収支を説明する模式図である。
2収支を説明する模式図である。
【図3】 従来の通過式同化箱法を適用する測定系の系
統図である。
統図である。
【図4】 従来の半閉鎖式同化箱法を適用する測定系の
系統図である。
系統図である。
【図5】 従来の閉鎖式同化箱法を適用する測定系の系
統図である。
統図である。
【図6】 本発明により測定した光−光合成特性を示す
ものである。
ものである。
1 同化箱 2 植物 3 収容室 4 循環経路 5 底部 6,7 連通部 8 ファン 9 空調部 10 光源 11 CO2濃度測定系統 12 吸引パイプ 13 ポンプ 14 除湿器及びドレン 15 流量計 16 流路切替弁 17 赤外線ガス分析計 18 CO2供給系統 19 CO2ボンベ 20 CO2噴出部 21 ガス圧力調整器 22 圧力ゲージ 23 電磁弁 24 流量計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【数1】 但し、P:光合成速度,Q:CO2供給系統からのCO2
通気速度,R:植物培地からのCO2発生速度,N:換
気率,V:同化箱内有効容積,Cin:同化箱内のCO2
濃度,Cout:同化箱外のCO2濃度である。
通気速度,R:植物培地からのCO2発生速度,N:換
気率,V:同化箱内有効容積,Cin:同化箱内のCO2
濃度,Cout:同化箱外のCO2濃度である。
【数2】 但し、C1,C2:t1,t2時における同化箱内外のCO
2濃度差(Cin−Cout)である。
2濃度差(Cin−Cout)である。
【数3】
【数4】
Claims (3)
- 【請求項1】 空気の循環経路を構成した同化箱内に測
定対象の植物を入れ、同化箱内の空気を循環させながら
CO2濃度の経時的変化により光合成速度を測定する方
法において、同化箱は気密性は高いものの、完全気密で
はないものを使用すると共に、植物を入れない状態にお
いて換気率を測定し、植物を入れて所定時間経過後に測
定したCO2濃度の変化分から、換気によるCO2濃度の
変化分を除いたものにつき光合成速度を算出することを
特徴とする光合成速度測定方法 - 【請求項2】 同化箱に植物を入れず、CO2の通気を
行わない状態で所定時間離れた各時点における同化箱の
内外のCO2濃度を測定し、同化箱内のCO
2収支の下記関係式に基づいて同化箱の換気率を算出す
るステップと、同化箱に植物を入れず、CO 2の通気を
行って同化箱内のCO2濃度を一定とした状態で所定時
間離れた各時点における同化箱の内外のCO2濃度を測
定し、同化箱内のCO
2収支の下記関係式に基づいて同化箱の有効容積を算出
するステップと、同化箱内に植物を入れ、CO 2の通気
を行わない状態で所定時間離れた各時点における同化箱
の内外のCO2濃度を測定し、同化箱内のCO2収支の下
記関係式に基づいて光合成速度を算出するステップとを
有する請求項1記載の光合成速度測定方法 【数1】 但し、P:光合成速度,Q:CO2供給系統からのCO2
通気速度,R:植物培地からのCO2発生速度,N:換
気率,V:同化箱内有効容積,Cin:同化箱内のCO2
濃度,Cout:同化箱外のCO2濃度である。 - 【請求項3】 換気率は、次式により算出することを特
徴とする請求項2記載の光合成測定方法 【数2】 但し、C1,C2:t1,t2時における同化箱内外のCO
2濃度差(Cin−Cout)である。 【請求項3】 同化箱の有効容積は、次式により算出す
ることを特徴とする請求項2記載の光合成測定方法 【数3】 【請求項3】 光合成速度は、次式により算出すること
を特徴とする請求項2記載の光合成測定方法 【数4】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326940A JPH08172913A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光合成速度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326940A JPH08172913A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光合成速度測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08172913A true JPH08172913A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18193479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6326940A Pending JPH08172913A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光合成速度測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08172913A (ja) |
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-
1994
- 1994-12-28 JP JP6326940A patent/JPH08172913A/ja active Pending
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