JPH08168829A - 金属製容器の製造装置 - Google Patents

金属製容器の製造装置

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Publication number
JPH08168829A
JPH08168829A JP7217543A JP21754395A JPH08168829A JP H08168829 A JPH08168829 A JP H08168829A JP 7217543 A JP7217543 A JP 7217543A JP 21754395 A JP21754395 A JP 21754395A JP H08168829 A JPH08168829 A JP H08168829A
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JP
Japan
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die
biasing
metal container
manufacturing
piston
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Pending
Application number
JP7217543A
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English (en)
Inventor
Christopher F Cheers
エフ チアーズ クリストファー
Brian Hill
ヒル ブライアン
Paul Porucznik
ポルチュニク ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Crown Packaging UK Ltd
Eviosys Aerosols and Promotional Packaging Netherlands BV
Original Assignee
Metal Box PLC
CarnaudMetalbox NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Metal Box PLC, CarnaudMetalbox NV filed Critical Metal Box PLC
Publication of JPH08168829A publication Critical patent/JPH08168829A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
    • B21D22/20Deep-drawing
    • B21D22/28Deep-drawing of cylindrical articles using consecutive dies
    • B21D22/286Deep-drawing of cylindrical articles using consecutive dies with lubricating or cooling means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
    • B21D22/20Deep-drawing
    • B21D22/28Deep-drawing of cylindrical articles using consecutive dies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術において、金属製缶を形成するため
の壁面アイアニング装置のツールパックのためのダイス
型は、その利用可能な復元力が比較的制限されているの
で、これを増大させることを目的とする。 【解決手段】 本発明のダイス型は、壁面アイアニング
ポンチのその中心軸からの心狂いに順応するために、横
方向に変位することができる。ダイス型をそれ自身の中
央の位置に戻すための復原力は、圧縮空気によって動作
されるバイアス要素により与えられる。利用できる復原
力を増大させるために、横方向のダイス型の動きの上流
側にあるバイアス要素が、中央のダイス型位置にあるピ
ストン止めに係合されてダイス型に対して無効化される
ようにする。ダイス型は通常、共に横方向の動きをする
ために連結されている1対のダイス型の1つである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属製容器の製造、
特に、いわゆる「絞り加工と壁面アイアニング」(DW
I)工法による薄肉の金属缶の製造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】DWI工法では、浅いコップ(状容器)
を形成するのに、1つ以上の絞りダイス型により平坦な
円形の板材が絞られる。その後、締りばめのポンチまた
はラムの自由端に取り付けられたこのコップ(状容器)
は、その壁を延伸させるために、第2の「壁面アイアニ
ング」工程にかけられ、1つ以上の環状の壁面アイアニ
ングダイスにより押し延ばされる。
【0003】このような延伸は、このコップ状容器が環
状の単数または複数のダイス型の喉部を通って徐々に押
し延ばされるにしたがって、コップ状容器の壁に生じる
非常に高い半径方向の圧縮によってなされる。
【0004】本工法に用いられる工具の最も一般的な形
態は剛体である。この種の工具では、例えば絞りリング
と案内リングのような付随しているリングとともに、ア
イアニング用のダイスリングは、機械の基台に組立体と
してしっかりと固定されている。水平に設置されている
片持ち取付けのポンチは、この機械にそって水平方向に
ダイスリング組立体に向かって近づいたり離れたりする
動作ができるようになっている。
【0005】ポンチ表面の周囲の不均等な温度分布やポ
ンチ上のコップ状容器の不正確な心出しのような要因に
よって生じる片持ちポンチの偏りにより、DWI工法の
満足な実施が狂わされたり、妨げられたりする恐れがあ
ることが判明している。こうした要因により、ポンチ
は、ダイス型組立体の縦軸に対する所望の真の位置合わ
せから逸れることが起こり得る。
【0006】その所望の中央の位置からのこのようなポ
ンチの偏りに順応するため、ダイス型が中央位置から横
方向に、すなわちポンチ軸に直交する方向に、限定的に
運動できるように、例えばゴム製のOリング上に、壁面
アイアニングダイスを弾力的に取り付けることが提案さ
れている。
【0007】米国特許4,173,882号(レイノル
ド・メタル社)においては、壁面アイアニングダイスは
1組のスプリングフィンガに係合されており、これらの
フィンガは上記のダイス型の周縁に取り付けられ、その
ばねのような特性の故に、ポンチによりダイス型に及ぼ
される偏心力がなくなると、このダイス型をその正常に
心出しされた位置に再び戻すことが提案されている。こ
の作用を果たすには、ダイス型がポンチ軸上の要求され
ているその中央位置にあるとき、スプリングフィンガに
より生じる偏向力の合力がほぼゼロにならなければなら
ないことは、理解されるであろう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】横方向の弾性運動をす
るように壁面アイアニングダイスを設置する、こうした
以前に提案された方法の欠点は、利用可能な復原力が比
較的に限定されていることである。例えば、米国特許
4,173,882号に提案されている機構では、スプ
リングフィンガによって与えられる復原力は、ダイス型
がその中央位置から移動する距離に比例してほぼ直線的
に、すなわち弾性率にしたがって次第に増大する。ダイ
ス型がその中央位置から横方向に少し移動するとき発生
する復原力は、これに応じて小さく、そして同様にダイ
ス型の偏心力がないとき、ダイス型の戻り運動のために
ダイス型に与えられる加速は、これに応じて制限され
る。したがって、こうした限定された復原力は、例えば
毎分300缶以上の非常に高い生産率の場合には缶の製
造に上限を課すかもしれない。
【0009】米国特許4,173,882号に開示され
ている機構のもう一つの欠点は、各スプリングフィンガ
が、(ダイス型がその中央位置にあるときにも、ダイス
型に積極的な力を行使するように、)予荷重を与えられ
てダイス型と係合するようになっていれば、ダイス型の
横方向の運動の上流側に、すなわちその運動の方向の反
対側のダイス型方向に配置されているどのスプリングフ
ィンガも、その中央位置にダイス型を復元するために求
められている運動の下流に配置されている1つ以上のス
プリングフィンガに抗して作用することである。したが
って、その結果ダイス型に及ぼされる復原力はこの場合
もまた、望ましくない制限をこうむることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の欠点を取
り除くか、または実質的に縮小しようとするものであ
る。
【0011】第1の観点における本発明によると、所定
の中央位置から軸に対して横方向に可動な少なくとも1
つのダイス型、およびこのダイス型を通って上記の軸に
そって可動なポンチと、ダイス型の周囲にそれぞれ所定
の位置に間隔を置いて配置されている複数のバイアス要
素を含むバイアス手段であって、ダイス型が上記の位置
から横方向にかつバイアス要素に向かって変位している
とき、この各バイアス要素が、上記の所定の中央位置に
向かってダイス型をバイアスさせるために配置されてい
るバイアス手段と、を含む金属製容器の製造のための装
置において、ダイス型がその中央位置から横方向にかつ
バイアス要素から離れる方向に変位しているとき、各バ
イアス要素はダイス型に対し無効化されている金属製容
器の製造装置が提供される。
【0012】第2の観点における本発明によると、所定
の中央位置から軸に対して横方向に可動な少なくとも1
つのダイス型、およびこのダイス型を貫通して上記の軸
にそって可動なポンチと、ダイス型のためのバイアス手
段であって、 a)ダイス型の周囲に間隔を置いて配置されている複数
のバイアス要素であって、この各バイアス要素はそれぞ
れ、ダイス型が上記の位置から横方向にかつバイアス要
素に向かって変位しているとき、その中央位置に向かっ
てダイス型をバイアスさせる力を受ける複数のバイアス
要素と、 b)上記の各バイアス要素に対し上記の力を作用させる
のに絶えず有効な流体圧力手段と、を含む前記バイアス
手段と、このバイアス手段のための無効化手段であっ
て、この無効化手段は、流体圧力手段により上記の力が
絶えずバイアス要素にかかっているにも拘わらず、ダイ
ス型がその中央位置から横方向にそしてバイアス要素か
ら離れる方向に変位しているとき、各バイアス手段をダ
イス型に対し無効にするように配置されている、無効化
手段と、を含む金属製容器の製造装置が提供される。
【0013】この無効化手段が存在するため、バイアス
要素の間断のない動作と有効性にも係わらず、(通常の
慣性力を除き)実質的にどのような力もダイス型がその
中央位置に戻ることを妨げることはなくなる。
【0014】バイアス手段は流体圧力、特に空気圧で作
動させられることが好ましく、そして無効化手段は、機
械的な係止作用によりダイス型の横方向変位の上流側に
ある各バイアス要素の無効化を行う係止手段を含むこと
が好ましい。
【0015】記載されている一実施例においては、複数
のバイアス要素は、間隔を置いて配置され、かつ半径方
向に可動であるピストンであって、共通のギャラリーか
ら供給されることができる圧縮空気によって、それぞれ
個々にポンチに向かって押される。単数または複数のダ
イス型は、ポンチの心狂いに順応するために、小距離だ
け横方向に移動することができる。各ダイス型をその中
央位置に戻す復原力は、幾つかのピストンによる空気圧
で生成され、各ピストンはそれぞれ個々に係止手段によ
る作用を受け、ダイス型がその中央位置から離れてピス
トンより遠ざかる方向に移動するとき、ピストンはこの
係止手段によってダイス型に対する力の生成を無効にさ
れる。したがって、ダイス型の小さな偏心運動に対して
非常に高い復原力を生成させることができる。この機構
においては、係止手段は、ピストンの行程を内側方向に
限定するために配置されている環を含む。
【0016】記載されているもう一つの実施例では、バ
イアス手段は、ダイス型とピストンの間に配置されてエ
アバッグの形態を成している空気手段によって、径方向
外側に向かって固定構造の部分に押し付けられる複数の
扇形のピストンを含む。
【0017】このエアバッグはダイス型の横方向の動き
に順応し、そして、ダイス型の運動の下流側すなわちダ
イス型の動く方向にあるピストンによって固定構造と係
合することにより、復原力を生成させる。しかしなが
ら、ダイス型の運動の上流側にあるピストンは、この区
域においてバイアス手段がダイス型に対し内向きの合成
力を生じさせないように、上に揚げられ固定構造との係
合を外される。したがって、バイアス手段の1つまたは
複数の下流ピストンによって生成される復原力は、妨げ
られることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】上記の2つの実施例において、ダ
イス型が中央位置にあるときは横方向の合成力がバイア
ス手段によりダイス型にかかることはない。しかしなが
ら、この位置からずれるダイス型の横方向の動きによっ
て、バイアス要素の1つ以上が復原力を働かせ、また一
方では他のバイアス要素は働かない。このようにして、
横方向の最も小さい動きでも、有意な復原力を作動させ
ることになる。
【0019】特に説明されているように、第1と第2の
ダイス型は横方向の動きのために1対になり一緒に連結
され、一般的には1対のダイス型と1つのアイアニング
リングごとに1つの案内リングが備えられていることが
好ましい。連結は第1の実施例では、ダイス型間のスペ
ーサを通る二又の部品によってなされる。第2の実施例
では、1対のダイス型の各ダイスはこれもまた、スペー
サにより分離されており、そしてハウジング部材の部分
から延びている連結フィンガにより連結されていて、こ
のハウジング部材のそばに各ダイス型のためのピストン
とエアバッグが配置されている。
【0020】各実施例において、連結された第1と第2
のダイス型の間のスペーサを通って、有利なのは少なく
とも500psi、より好ましくは2000psiの圧
力で、非常に高圧の潤滑/冷却用の流体が供給される。
工作物がアイアニングリングに入るとき、この高圧の流
体が缶の金属をポンチに送り、この工作物をポンチにし
っかりと圧締めする。このような高圧の使用は、ポンチ
の心出し作用にも働くことがある。ピストンと流体の手
段によってポンチの行程が注意深く制御されているの
で、缶の壁の肉厚を更に薄くすることが可能になり、そ
の結果、完成缶の形成までに必要なアイアニング工程の
数を減少させることができる。高圧の流体を供給して
も、上述のようなバイアス手段によるダイス型の心出し
にほとんど影響を与えないか、もしくは全く影響を与え
ない。
【0021】最初に記載された実施例に示されているよ
うに、本装置は第3と第4のダイス型からなる第2の1
対のダイス型を有している場合もある。このような構造
においては、本装置は2対のダイス型、すなわち第2の
ダイス型と第3のダイス型との間に低圧の潤滑剤の供給
を受けることもある。第2と第4のダイス型は、案内リ
ングとして働くサイジングダイス型であり得る。
【0022】以下に、添付の図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施例の説明を行うが、これは単に例証と
しての意味をもつだけである。
【0023】
【実施例】図1はダイス型セット8の側面図であって、
ポンチに運ばれる缶本体のコップ状容器の壁面にアイア
ニングをするために、1つのポンチがこのダイス型セッ
トを通って矢印Xの方向に通っている。図1のダイス型
セットは、2対のダイス型1、2、3および4を含み、
この2対のダイス型は固定されているスペーサ5によっ
て分離され、ダイス型はこのスペーサ5に対して横方向
に動くことができる。各ダイス型は、耐磨耗性を与える
ためにカーバイドのインサート6を有している。ダイス
型1と3はアイアニングダイスであり、他方のダイス型
2と4はサイジングダイス/案内リングである。ダイス
型1と2、およびダイス型3と4それぞれの二又コネク
タ7によって対ごとに固定されている。
【0024】固定されているハウジング部材10は、各
ダイス型対ごとに、両ダイス間にスペーサを備え、かつ
中央の流路11を有していて、ダイス型を通るコップ状
容器を潤滑するために、この流路を通して一般的には2
000psiで高圧の冷却剤が供給される。
【0025】各ダイス型対の間にあるスペーサ5もまた
中央の流路12を有し、この流路を通して冷却剤が、こ
の場合は低圧で、一般的には30psiで供給されてい
る。スペーサ5の周囲には、2組の円筒形のピストン1
5が、各ダイス型対ごとに1組ずつ備えられている。各
ピストンは、それぞれ半径方向に向いているチャンバ1
6内に可動に配置されている。スペーサ5の各側面に固
定され、当該の側面においてそのダイス型対のピストン
15の半径方向内側への動きを制限するために、環状の
ピストン止め17が配置されている。ピストン15の外
側への動きはショルダ19によって制限される。
【0026】各組のピストン15には、周縁の共通ギャ
ラリ18によりピストンチャンバ16が提供されてお
り、ピストン15を半径方向内側にそれぞれのピストン
止め17に向かって押し込むように、このギャラリから
圧縮空気がチャンバ16に供給される。ピストンのこう
した空気圧によるバイアスは、屈曲させるために要求さ
れる部品の必要性を避けることによって、材料の疲労を
除去するか、または最小限になるよう実質的に制限す
る。
【0027】片持ちのポンチがダイス型を通るとき、そ
の中央の軸位置からのポンチのずれは一般的に、対にな
っているダイス型をそれ自身の中央の位置から横方向に
(かつ独立して)動かすことになる。各ダイス型対にと
って利用できる横方向の動きは、二又コネクタ7の外側
面とハウジング10の内側のショルダ14との間にある
空隙13の寸法によって決定される。
【0028】各ダイス型対の中央位置において、関連す
るピストン15は、上述のようにピストン止め17に突
き当たるだけではなく、このダイス型対のダイス型2ま
たは3の外側にも接触する。したがって、ピストンの方
向へのこのダイス型対のどのような横方向の動きも、そ
の背後の空気圧に抗してピストンを後方に押すことにな
るであろうし、そしてピストンを上に揚げてそれぞれの
ピストン止めから外すことになろう。ピストンはしたが
って、このダイス型対をその中央位置に向かってバイア
スする復原力を発揮することができる。この復原力は、
ピストンがピストン止めを離れると直ちに、利用するこ
とができ、そしてその大きさはピストンの有効域と空気
供給の圧力によって決定される。したがって、このダイ
ス型対がその中央位置に戻るまでピストンが行う必要が
ある全行程にわたって、復原力はほぼ一定に、(かつ大
きさも大きく)なることが可能である。それから、ピス
トンは再びピストン止め17と係合し、そしてもはやこ
のダイス型対に対し有効ではなくなる。
【0029】各ダイス型対の横方向の動きの下流におい
て、それぞれのピストン15はピストン止め17を離昇
し、そしてこのダイス型対をその中央位置に戻すため
に、その方向にほぼ一定の力を有効に発生させることが
このとき可能になることは、理解されよう。しかしなが
ら、このダイス対の動きの上流方向に位置するピストン
はいずれも、ピストン止めとの係合を維持するので、こ
のダイス型対に力を及ぼすことはできない。このように
してダイス型対の下流側に生成される復原力は、ダイス
型対の上流側に生じる逆向きの力により妨げられること
は全くない。したがって、ダイス型対が横方向に変位す
る間に、上流のピストン15が内側方向への力を発生さ
せ続けたとしても、ピストン止めが、この上流のピスト
ン15がダイス型対に及ぼすバイアス力としての作用を
行わせない、換言すれば無効にする係止手段となってい
ることが、理解されよう。
【0030】図2は、図1の線A─Aの方向から見た断
面図である。この図においては、ダイス型対1、2のハ
ウジング10を通る流路11は、ダイス型を通るコップ
状容器・ポンチに冷却剤/潤滑剤の渦巻を指す主流路か
ら分岐しているより細い支流の流路とともに示されてい
る。二又コネクタ7のピン8は、このコネクタの本体を
形成しかつダイス型1を囲む環9から延びている。二又
コネクタの横断面図は、図3に示されている。
【0031】図4は、ピストンを通過する図1の線B−
Bに沿い、そしてポンチの行程の方向に向かってスペー
サ5の方を見た時の横断面図である。この図から、どの
ようにして圧縮空気が共通のギャラリ18により各ダイ
ス型セットに供給されるかが、理解されるであろう。ま
た、24個のピストン15が、ダイス型/スペーサの周
囲に一定の間隔を置いて配置されているのが判るであろ
う。ピストン内には、低圧の潤滑剤を送るための流路1
2とピストン止め17が見える。
【0032】図5と6に示されているもう一つ別の実施
例では、ダイス型対のダイスリング1、2が内側部材2
0と外側部材21を有する環状のハウジング内に配置さ
れている。ハウジングの内側部材20自体は、各ダイス
リングごとに1つずつ、2つの部分に別れている。各部
分はそれぞれ対応するダイスリングに固定されており、
そしてこのダイスリングとともに中央軸から横方向に動
くことができる。ハウジングの内側部材20の各部分の
内側に閉じ込められて、周縁に間隔を置いて配置されて
いる3つの扇形のピストン22があり、そしてこの扇形
のピストンとそれぞれのダイスリングとの間にエアバッ
グ25が挿入されている。エアバッグ内の空気圧の作用
により、ピストンは半径方向外側に押され、ハウジング
内の空隙を通って自由端50に突出する。この行程は、
扇形のピストンのフランジ23がハウジングの内側部材
20の内側にある補助的構造(参照番号なし)と係合す
ることにより、制限される。
【0033】図6に示されているように、ダイス型対が
その心出しされた中央位置にあるとき、扇形のピストン
は内側部材20をこのピストンのフランジ23に係合さ
せ、そして同時に、これらの外側の自由端50は、本装
置の固定構造の一部を形成する耐磨耗バー26、27お
よび28と係合する。したがって、ダイス型がその中央
位置からそれているとき、動きの下流にあるピストンは
エアバッグに抗して内側に押され、そしてそれぞれのフ
ランジ23はハウジングの内側部材との接触を外され
る。したがって、圧縮空気のエアバッグはこれらのピス
トンのために、ダイス型対がその中央位置から更に離れ
ようとする動きに反する復原力を生成する。しかしなが
ら、ダイス型対の動きの上流側にある1つ以上のピスト
ンは、そのフランジ23において接触を維持している
間、その耐磨耗バーとの接触を失う。したがって、上流
のピストンは、ダイス型に内側にバイアス力を伝えるこ
とを不可能にされ、その結果、下流のピストンによって
生成されるいかなる復元力も妨げる。第1の実施例の場
合と同様に、各ピストン22は、自由にそれを行えるよ
うになると直ちに、最大の復原力を生成させることがで
きる。
【0034】この第2の実施例においても、ハウジング
の内側部材20の部分は係止手段を備えており、ダイス
型対が横方向に変位する間に、扇形のピストンがエアバ
ック25による作用を絶えず受けていても、この係止手
段によって上流の扇形のピストン22は、ダイス型に及
ぼすバイアス力の伝達を無効にされることが、理解され
よう。
【0035】第1の実施例におけると同様に、第2の実
施例のリングも、1つのアイアニングリング30と1つ
の案内リング32とからなる対になって配置されてい
る。しかしながら、この第2の実施例では、リングは、
ハウジングの内側部材20の部分から延びているフィン
ガ31、33の間に押込みばめ手段により連結されてい
る。ハウジングの内側部材の部分は更に、スプリングピ
ン34(図5参照)によって一緒に固定されている。
【0036】ハウジングの外側部材21は一般的には断
面がT字形をなしており、リング30、32の間でスペ
ーサとして働くように配置されている。この外側部材
は、第1実施例の各ダイス型対のダイス型間にあるスペ
ーサ内の流路と類似の構造で、低圧の潤滑剤/冷却剤の
ための流路とともに形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による、2組のダイス型
を含むダイス型セットのポンチ軸に沿って取られた断面
図である。
【図2】図1の線A─Aに沿って取られた1組のダイス
型の横断面図である。
【図3】ダイス型の各組の一部を成すフォークコネクタ
の側面図である。
【図4】図1の線B─Bに沿って取られた横断面図であ
る。
【図5】第2の実施例の一ダイス型対の部分的な断片の
断面図である。
【図6】図5のダイス型対の側断面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 ダイス型 5 スペーサ 6 カーバイドのインサート 7 二又コネクタ 8 ダイス型セット(二又コネクタのピン) 9 環 10 ハウジング部材 11,12 流路 13 空隙 14,19 ショルダ 15 ピストン 16 チャンバ 17 ピストン止め 18 ギャラリ 20 ハウジングの内側部材 21 ハウジングの外側部材 22,24 扇形のピストン 23 フランジ 25 エアバッグ 26,27,28 耐磨耗バー 30 アイアニングリング 31,33 フィンガ 32 案内リング 34 スプリングピン 50 自由端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン ヒル イギリス国 エスエヌ5 7ビーエヌ ウ ィルツ スウィンドン ウェストリー レ イヴングラス ロード 33 (72)発明者 ポール ポルチュニク イギリス国 オーエックス1 5エルアー ル オックスフォード ケニントン アッ パー ロード 192エー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の中央位置から軸に対して横方向に
    可動な少なくとも1つのダイス型、および該ダイス型を
    通って前記軸にそって可動であるポンチと、 前記ダイス型の周囲にそれぞれ所定の位置に間隔を置い
    て配置されている複数のバイアス要素を含むバイアス手
    段であって、該バイアス手段の各々は、前記ダイス型が
    前記の位置から横方向にかつ前記バイアス要素に向かっ
    て変位しているとき、前記の所定の中央位置に向かって
    前記ダイス型をバイアスさせるために配置されているバ
    イアス手段と、を含む金属製容器の製造のための装置に
    おいて、 前記ダイス型がその中央位置から横方向にかつ前記バイ
    アス要素から離れる方向に変位しているとき、前記バイ
    アス要素はそれぞれ前記ダイス型に対し無効化されてい
    る金属製容器の製造装置。
  2. 【請求項2】 所定の中央位置から軸に対して横方向に
    可動な少なくとも1つのダイス型、およびこのダイス型
    を通って前記軸にそって可動なポンチと、 前記ダイス型のためのバイアス手段であって、 a)ダイス型の周囲に間隔を置いて配置されている複数
    のバイアス要素であって、該バイアス要素はそれぞれ、
    前記ダイス型が前記の位置から横方向にかつ前記バイア
    ス要素に向かって変位しているとき、その中央位置に向
    かって前記ダイス型をバイアスさせる力を受ける複数の
    バイアス要素と、 b)前記の各バイアス要素に対し前記の力を作用させる
    のに絶えず有効な流体圧力手段と、を含む前記バイアス
    手段と、 前記バイアス手段のための無効化手段であって、該無効
    化手段は、流体圧力手段により前記の力が絶えずバイア
    ス要素にかかっているにも拘わらず、前記ダイス型がそ
    の中央位置から横方向にかつ前記バイアス要素から離れ
    る方向に変位しているとき、前記の各バイアス手段を前
    記ダイス型に対し無効にするために配置されている前記
    無効化手段と、を含む金属製容器の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記バイアス要素に対し絶え間なく有効
    な流体圧力手段を含む請求項1記載の金属製容器の製造
    装置。
  4. 【請求項4】 前記バイアス要素が流体圧力によって内
    側にかつ絶え間なく前記ダイス型の方向に押されている
    請求項3記載の金属製容器の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記流体圧力手段が全てのバイアス要素
    に共通である請求項4記載の金属製容器の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記流体圧力手段が圧力流体源に接続さ
    れている請求項4記載の金属製容器の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記流体が予圧空気である請求項3記載
    の金属製容器の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記の各バイアス要素のために前記無効
    化手段は固定されている係止手段を含み、該係止手段に
    向かって前記バイアス要素が前記流体圧力手段によって
    押し付けられているが、前記ダイス型がその中央位置か
    ら横方向に変位しているとき、前記バイアス要素が該係
    止手段から離れて前記バイアス要素に向かう請求項4記
    載の金属製容器の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記バイアス要素は、前記ダイス型と前
    記バイアス要素との間に設置されている前記流体圧力手
    段によって、前記ダイス型から離れかつ固定部材に向か
    うように外側にかつ絶え間なく押されている請求項3記
    載の金属製容器の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記流体圧力手段は、前記バイアス要
    素全てに共通である1つのエアバッグを含む請求項9記
    載の金属製容器の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記流体圧力手段は圧力流体源に接続
    されている請求項9記載の金属製容器の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記エアバグは圧力流体源に接続され
    ている請求項10記載の金属製容器の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記流体は圧縮空気である請求項9記
    載の金属製容器の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記の各バイアス要素のために前記無
    効化手段はダイス型とともに動くことのできる係止手段
    を含み、そして該係止手段に向かって前記バイアス要素
    が前記流体圧力手段によって押し付けられているが、前
    記ダイス型がその中央位置から横方向に変位していると
    き、前記バイアス要素が該係止手段から離れて前記バイ
    アス要素に向かう請求項9記載の金属製容器の製造装
    置。
JP7217543A 1994-08-27 1995-08-25 金属製容器の製造装置 Pending JPH08168829A (ja)

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