JPH08168535A - バイパス弁構造を備えた無針式注入サイト - Google Patents

バイパス弁構造を備えた無針式注入サイト

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JPH08168535A
JPH08168535A JP7130627A JP13062795A JPH08168535A JP H08168535 A JPH08168535 A JP H08168535A JP 7130627 A JP7130627 A JP 7130627A JP 13062795 A JP13062795 A JP 13062795A JP H08168535 A JPH08168535 A JP H08168535A
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JP
Japan
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plunger
fluid
housing
injection site
annular seal
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JP7130627A
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English (en)
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Adib G Daoud
ジー ダオード アディブ
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Ivac Medical Systems Inc
Original Assignee
Ivac Medical Systems Inc
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Filing date
Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/26Valves closing automatically on disconnecting the line and opening on reconnection thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61M39/02Access sites
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • A61M39/26Valves closing automatically on disconnecting the line and opening on reconnection thereof
    • A61M2039/267Valves closing automatically on disconnecting the line and opening on reconnection thereof having a sealing sleeve around a tubular or solid stem portion of the connector
    • A61M2039/268Valves closing automatically on disconnecting the line and opening on reconnection thereof having a sealing sleeve around a tubular or solid stem portion of the connector wherein the stem portion is moved for opening and closing the valve, e.g. by translation, rotation

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 新規な無針式注入サイトを提供する。 【構成】 第1、第2の端を有するエラストマー製プラ
ンジャ16を含むは、第1端からの所定距離のところに
環状シール部分を有し、また、第1、第2の端を有する
ハウジング18,20を貫通する流体通路内に可動状態
で収容される。プランジャ16は、第1端でハウジング
と密封接触するように第1位置へ付勢させられる。ハウ
ジングは、第1端からの所定距離のところで両端間で通
路内へ開口する少なくとも1つの流体バイパスを有す
る。互換性のある雄型管継ぎ手を注入サイトの第1端に
挿入したとき、プランジャが第2位置へ移動させられ、
この第2位置において、プランジャ16の環状シール部
分が流体バイパス開口に隣接して位置する。これによ
り、通路を通って流体が流れ、流体バイパスを通ってシ
ール部分をバイパスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概略的には、非経口流
体の取扱い或いは投与に使用する注入サイト即ち注入部
位に関する。より詳しくは、本発明は、鋭いカニューレ
を使用することなくIV即ち静脈注射或いはその他の医
療用流体システムの滅菌接続部を構成するように形作ら
れた注入サイトに関する。
【0002】
【従来の技術】患者、流体リザーバ或いは薬瓶に接続さ
れた静脈内点滴セットのようなシステムに流体を注入或
いはこのようなシステムから流体を取出すための注入サ
イトは周知であり、又、広く用いられている。従来の注
入サイトでは、一般に、ラテックスゴムなどのようなエ
ラストマー材料で形成され、アクセスポートに捕捉され
た穿刺可能な隔壁を含む。アクセスポートのハウジング
は、例えば、静脈注射分与セットの普通のY字形サイト
構成要素のY字形ボディである。鋭い滅菌カニューレを
アクセスポートに挿入し、隔壁を刺し通し、カニューレ
の遠位端を隔壁を貫いて押し進め、隔壁に対して遠位端
側に位置させる。こうして、挿入したカニューレを通し
てアクセスポートの内側との流体連通を作る。カニュー
レを引抜く時、エラストマー製隔壁はカニューレの作っ
た穿刺孔を再シールする。こうして、注入サイトのハウ
ジング内に滅菌環境が維持され得る。注入サイトの隔壁
の外面は、使用前に消毒薬で拭われ、敗血性作用因子が
カニューレの穿刺移動によってアクセスポートに引き込
まれるのを防ぐようにしている。最近になって、鋭いカ
ニューレを使用することなく流体の注入、抽出を行える
コネクタが上記の普通の注入サイトの代わりに使用され
つつある。これは、少なくとも部分的には、鋭いカニュ
ーレを扱っているときに偶発的に受ける刺し傷による疾
病の伝染の可能性に関心が高まったことによるものであ
る。鋭くないコネクタは、不注意により皮膚に刺し傷を
つける機会が少なくなるので望ましいものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いくつ
かの現存の無針式注入サイトは、一方向にしか流体を流
さないか、あるいは、両方向への流体の流れを可能とす
るためには接続を行った後にいくつかのさらなる操作を
行わなければならない。これらの特徴は、コネクタの有
用性を制限したり、使用に不便となるので、望ましくな
い。無針式コネクタの設計の際のさらなる関心は、接続
しようとしているコネクタの内部と大気との間のシール
をできるだけ維持するということである。たとえば、雄
型コネクタを充分に着座させる前に雌型コネクタが開く
ことにより接続中に流体が漏出したり、空気が侵入した
りするのは望ましいことではない。さらに、無針式注入
サイトが接続の前に消毒薬による払拭その他同様の手段
で容易に清浄化できるような形態となっているのが望ま
しい。流体の移送に使用され得る外面が接続を行う前に
清浄化が行えるのが理想的である。いくつかの従来のコ
ネクタでは、小さい切れ目あるいは割れ目を、たとえ
ば、部品間の間隙によって構成したり、充分な圧縮下に
ないコネクタ・ハウジングの近位端のところにエラスト
マー製構成要素に隣接して形成してハウジングとの緊密
なシールを形成したりしている。このような切れ目或い
は割れ目は、敗血症性作用因子を含んでいる可能性があ
り、コネクタを滅菌しようとする際に清掃が難しい。ま
た、ルアーコネクタを使用する場合、注入サイトによく
組み込まれる雌型ルアーコネクタの内部は清掃するのが
難しい。雌型ルアーコネクタをシールするのにキャップ
を用いてもよいが、連絡ポートを滅菌状態に維持するの
にキャップを必要とする注入サイトは、キャップを外し
たり、交換したりする余分な作業が医療従事者にとって
不便なので、望ましいものではない。
【0004】最後に、いくつかの現存する無針式注入サ
イトは、比較的複雑な形態であり、多数の構成部品を持
つ可能性もある。このようなコネクタは製作が比較的難
しく、高価であり、修理の際に問題が多くなる。例え
ば、複雑な機械的な形状、寸法に固有の、小さいデッド
スペースからの薬液の洗い出しが困難なためにスティキ
ング(sticking)即ち膠着状態が生じる可能性がある。注
入サイトの開発に関係する人は、注射針の膠着の低減と
共に、コネクタの望ましくない操作を必要とすることな
く無針式コネクタが接続を便利にしなければならないこ
とは認識している。紛失或いは汚染のおそれのあるキャ
ップの取外し、交換は避けなければならない。又、接続
時、取外し時のシールの維持、接続前にコネクタを滅菌
することの困難さ、使用時の信頼性および製造コスト
が、現存の設計の改良が有利な結果をもたらし得る無針
式コネクタ設計の目的のすべてである。その結果、種々
の理由のために、注入サイトを改良し続ける必要性があ
るのである。本発明はこの必要性に取り組むものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】簡単に言えば、一般的に
は、本発明の注入サイトは、第1端即ち近位端緒簿胃第
2端即ち遠位端を有するハウジングを含み、このハウジ
ングの内部が第1、第2の端の間での流体連絡を可能と
する通路を構成しており、第1端が連絡ポートを構成し
ている。又、ハウジング内には、少なくとも1つの流体
バイパスが設けてあり、これは通路の両端の間の第1端
から選択された距離のところで通路内に通じている。第
1端、第2端及び環状シール部分を有するエラストマー
製プランジャが通路内に可動状態で配置されている。こ
のプランジャは、第1の、閉じ位置と、第2の、開き位
置とを有し、例えば、注入サイトのハウジングの連絡ポ
ートを構成する第1端へ互換性のある鈍い雄型コネクタ
管継ぎ手を挿入することによって、プランジャを第2位
置へ移動させることができる。通路内には付勢部材が設
けられ、これはプランジャを第1位置へ付勢している。
第2位置へのプランジャの移動は付勢部材によって加え
られる力に抗して行われる。プランジャが第2位置にあ
るとき、環状シール部分は流体バイパス開口に隣接して
位置する。流体は、通路から流体バイパス内へかつプラ
ンジャの環状シール部分まわりを流れることによって環
状シール部分を通過し、環状シール部分の反対側で通路
内へ戻る。
【0006】例えば、挿入した雄型管継ぎ手を取除くこ
とによって、プランジャがその第1位置に戻されると、
注入サイトは再びシールされる。この構造は、雄型コネ
クタを深く挿入即ち着座させたときにのみ、流体の全流
量を許容し、連結及び取外しのときの漏洩を最小限に抑
えることのできる、完全な開口の利点を有する。無針式
注入サイトは、プランジャの第1端まわりに配置した別
の環状シール部分を備えていてもよい。この別の環状シ
ール部分は、プランジャの閉じた第1位置において、注
入サイトのハウジングの近位端と面一となる。この第2
のシールは、注入サイトの近位端即ち第1端で雌型コネ
クタの内部をシールして汚染から有効に守る。また、雌
型連絡ポートの第1端、ハウジングの近位端にさらなる
シールを設けたことにより、注入サイトを拭うのが容易
になり、別体の保護キャップが不要となる。この別の環
状シール部分は、プランジャの第1端に設けたとき、バ
イパスを必要とするが、プランジャが第2位置へ動いた
ときにプランジャの第1端のシールが、通路壁に設けた
流体バイパスに隣接するように設けられる。ここで再
び、別のバイパスの開口は、第1端から選択された距離
のところに位置し、互換性のある鈍い雄型コネクタ管継
ぎ手が注入サイト内に深く挿入或いは着座させられるま
で、プランジャの第1端のシール部分が別のバイパス溝
を通して流路を開く位置へ移動しないようにする。この
発生順序は、第1の環状シール部分と流体バイパス溝の
類似の相互作用と関連してコネクタの挿入時または引き
抜き時に注入サイトに対して流体または空気が侵入また
は漏洩するのを防ぐようにも作用する。
【0007】プランジャは、付勢部材によって、ハウジ
ングの第1端に隣接した第1位置でハウジングと密封接
触するように押圧される。付勢部材は、プランジャとハ
ウジングの第2端の間で通路内に位置する。付勢部材
は、ハウジングに設けられた隆起リブによって支持さ
れ、これらのリブはハウジングの第2端に隣接して付勢
部材の端まわりの流路間隙も作る。これらの隆起リブ
は、付勢部材の外側まわりに流路を作ることによって、
注入サイトを通しての流体の流れを改良し、エラストマ
ー製プランジャを通しての流体の流れを許容しない、例
えば、プランジャの中実エラストマー延長部となる付勢
部材の使用が可能となる。プランジャ及びハウジング
は、それぞれ、截頭円錐形部分を備えてもよい。これら
の截頭円錐形部分は、付勢部材の押圧作用によりプラン
ジャを第1位置においてハウジングと密封接触するよう
に自動着座させ、注入サイトの信頼性を改良できる。特
に、プランジャの第1端の遠位端側にある環状シール部
分が截頭円錐形とされる。これはハウジングの対応する
截頭円錐形の着座部分と相互作用する。別の態様によれ
ば、複数のバイパス開口をハウジングの内部通路まわり
に円周方向に配置してもよい。この構成は注入サイトを
通しての流体の流量を増大させるという利点がある。
【0008】注入サイトをY字形サイトに組込んだ用途
では、Y字形サイト特有の交差流体通路の側方分岐ポー
ト開口(及びこの交差通路それ自体の一部)でバイパス
溝を構成することができる。この後者の構成は注入サイ
トの構成を簡略化するために有利である。本発明のこれ
らおよび他の特徴及び利点は、添付図面と関連した以下
の詳細な説明からより明瞭となろう。
【0009】
【実施例】説明の目的の図1に示すように、本発明は、
「無針式即ちニードルレス」コネクタとして業界で一般
に知られているタイプの、Y字形サイトに組み込まれる
流体注入サイト10に具現化されている。この注入サイ
トは、ルアーロックを用いて或いはこれを用いずに、雌
型ルアー連結ポート部分14内に互換性のある雄型ルア
ーコネクタ管継ぎ手(図示せず)を受入れ、エラストマ
ー製プランジャ16を変位させるることができる。ルア
ーロック部分15は近位端の連結ポート部分でハウジン
グと一体となっている。雄型コネクタが挿入されていな
いとき、エラストマー製プランジャ16は、注入サイト
10の第1端即ち近位端の第1位置にあり、連結ポート
部分14と面一である。雌型連結ポートの壁はエラスト
マー製プランジャによってシールされ、コネクタの結合
構造の外には流体が溜まることはない。又、この構成で
は、注入サイトを、例えば、アルコール(図示せず)に
よって、簡単に拭うことができ、、注入サイトの近位端
を滅菌しやすい。これらの特徴は、雄型コネクタを挿入
したときに、感染因子が注入サイトの内部に入る機会を
減らす。
【0010】注入サイト10のハウジングは2つの部
材、即ち、第1即ち近位端側ハウジング部材18と第2
即ち遠位端側ハウジング部材20とで形成されている。
近位端側ハウジング部材は、可撓性配管24に接続用の
Y字分岐配管コネクタ部分22を備える。第2ハウジン
グ部材20は、もう一つの可撓性配管26に接続するた
めのコネクタ部分23を備える。これらの可撓性配管2
4、26は、代表的には、流体システムの一部、たとえ
ば、患者の循環系に静脈穿刺器具を通して接続する静脈
内投薬セット(図示せず)の一部である。図2を参照す
ると、図示した実施例では、無針式コネクタ10が、4
つの部分からなり、そのうちの2つ18、20がハウジ
ングを構成する。設計が簡単なことはこの図から明らか
であり、信頼性、製造・使用の容易さ、及び、コストに
おける利点は以下の説明から明らかになる。組み立て
中、第1即ち近位端側のハウジング部材18は、自動着
座式のエラストマー製プランジャ16を受入れる。ステ
ンレス鋼製のコイルスプリング27も挿入され、このス
プリングがエラストマー製プランジャをハウジングの第
1端に向かって、そして、雌型ルアーポート14の中へ
押圧する。スプリング27は、第2ハウジング部材20
の挿入によって閉じ込められ、そして、圧縮される。
【0011】現在の好ましい実施例では、ハウジング部
材18、20は、ポリカーボネート樹脂或いはポリウレ
タン、例えば、イソプラスト(Isoplast) のような硬質
の弾性熱可塑性材料で作られている。第2の即ち遠位端
側のハウジング部材20は、環状の止めリング33を備
え、これは第1ハウジング部材と協動して第2ハウジン
グ部材の挿入を制限すると共に2つのハウジング部材を
整合させて組立を簡単にし、密封された連結状態を作る
のを助ける。この密封連結を、普通の結合方法、例え
ば、超音波溶接或いは溶剤溶接によって作ることができ
る。当業者には明らかなように、2つのハウジング部分
を異なった材料で作ってもよい。第2ハウジング部材2
0は、配管コネクタ部分23と流体連通する出口29を
備える。又、第2ハウジング部材は、出口まわりに12
0度の間隔をおいた3つの位置に配置された、半径方向
に配置された隆起リブ部分31を含む。これらの隆起し
たリブ部分は、コイルスプリングの遠位端まわりに流体
の流れを許す間隙を作る。図示の実施例では、各隆起リ
ブ部分31は、更に隆起したセンタリング部分34を備
え、このセンタリング部分はコイルスプリングの内面に
係合し、スプリングの遠位端を接合されたハウジング部
材18、20内でセンタリングするように作用する。こ
れらの特徴は、スプリング27を注入サイトの中心軸線
及び入口ポート14と整合させるのを助けることによっ
て、また、コイルスプリングの遠位端まわりで注入サイ
トを通る流体の流れを改善することによって注入サイト
の機能及び信頼性を向上させる。
【0012】現在の好ましい実施例では、プランジャ1
6は変形可能であり、例えば、シリコーン、又は、クラ
トン(Kraton)と含む熱可塑性エラストマーで作られてい
る。プランジャは、環状シール部分28を含み、このシ
ール部分は截頭円錐形であり、組立て済みの注入サイト
内でコイルスプリング付勢部材27によって近位端側ハ
ウジング部材18の対応する截頭円錐形着座部36と接
触するように押圧されたときに確実にシールを形成す
る。この環状シール部分は、プランジャの遠位端部まわ
りで、プランジャの第2端に隣接して配置されている。
プランジャは、また、第2端即ち遠位端の隆起したセン
タリング部分38を備え、これはスプリングの近位端の
ところでスプリングコイルが構成する中央開口部と嵌合
して、プランジャ及びスプリングの整合状態を維持する
のを助ける。更に、漏洩を防ぐシールを提供し、かつ、
雌型ルアー連結ポート14に汚染物が侵入するのを防ぐ
ために、エラストマー製プランジャ16は、その第1端
即ち近位端に別の環状シール部分30を備える。又、第
1端には少なくとも1つの隆起部分40が設けられてい
る。この隆起部分40は、プランジャの第1端を挿入さ
れた雄型ルアー管継ぎ手(図示せず)から離して保持す
るように作用する。隆起した流れ間隙部分は、また、こ
の挿入された雄型コネクタの先端がプランジャを連結ポ
ート14内へ押すときに、互換性のあるコネクタの先端
及びプランジャの第1端を一緒に押す力があるにもかか
わらず、流体がプランジャを通って流れそして、流体が
雄型コネクタの先端の中に、或いは、先端から流れるの
を許容する流路を構成する。このような状況では流体の
注入が難しく、抽出するのはほとんど不可能となろう。
図示の実施例では、2つの隆起した流れ間隙部分40が
設けてある。
【0013】図2、図4を参照すると、図示した実施例
では、第1の即ち近位端側のハウジング部材18は、雌
型ルアー連結ポート14の雌型ルアーコネクタ用くぼみ
37の遠位端部に少なくとも1つの流体バイパス32を
備える。図示の注入サイトにはこのようなバイパス溝が
6つ設けてある。これらのバイパス溝により、雄型ルア
ー管継ぎ手(図示せず)が挿入され、そして、プランジ
ャが連結ポート14内へ押圧されたとき、エラストマー
製プランジャ16の第1端の環状シール部分30まわり
で流体が流れるようになる。このことは、他の図面と関
連して後述する。上述したように、図示の近位端側ハウ
ジング部材18は、配管コネクタ部分20を有する側方
分岐路42を備える。図4を参照すると、側方分岐ポー
ト44が近位端側ハウジング部材18によって形成され
ており、この部分、側方分岐路が注入サイト10を貫通
する通路39と交差する。この通路は、注入サイトの第
1端即ち近位端にある雌型ルアー連結ポート14から注
入サイトの第2端の即ち近位端の近位端側配管コネクタ
23に通じる出口29まで延びている。側方分岐ポート
及び交差する側方分岐路は、後述するように、通路への
流体バイパスを構成する。
【0014】図4から明らかなように、エラストマー製
プランジャ16は、組立て済みの注入サイト10が未接
続状態即ち閉じた状態にあるときに、通路39内の第1
位置にある。この第1位置において、エラストマー製プ
ランジャ16は、スプリング27の力により近位端側ハ
ウジング部材18の截頭円錐形着座部36に着座し、雌
型ルアー連結ポート14を通る流れを阻止する。プラン
ジャ16の近位端まわりに配置した別の環状シール部分
30は、ルアーくぼみ37の近位端に位置している。こ
のことから明らかなように、雌型ルアー連結ポートのく
ぼみは、プランジャの近位端の別のシールによって汚染
しないようにシールされる。このシール特徴は、保護キ
ャップの必要性をなくし、また、プランジャがその第1
位置にあるときに別のシールが注入サイト10の第1端
と面一になるので、滅菌の目的で注入サイトの近位端を
拭うのが簡単になることである。図5を参照には、雄型
ルアー管継ぎ手46のような鈍いコネクタ管継ぎ手が、
雌型ルアー連結ポート14に挿入された状態が示されて
いる。エラストマー製プランジャ16は、雄型ルアー管
継ぎ手の挿入によって通路39内の第2位置へ動かされ
る。隆起部分40は、雄型ルアー管継ぎ手46をプラン
ジャ16から離した状態に維持し、雄型ルアー管継ぎ手
が注入サイト内へ挿入されたときに、管継ぎ手とプラン
ジャの間に、雄型管継ぎ手の先端の内外へ流体が流れる
間隙を作る。プランジャ16のこの第2位置において、
環状シール部分28は、側方分岐ポート44に隣接す
る。上述したように、側方分岐ポートは注入サイトの第
1、第2の端間の第1流体バイパス通路の機能を果た
し、流体が側方分岐ポート内へ環状シール部分まわりに
流入し、環状シール部分の反対側で通路内へ戻ることに
よって環状シール部分を通過できるようにする。ハウジ
ングの第1端即ち近位端から側方分岐ポートまでの距離
は、共通サイズの雄型ルアー管継ぎ手と連結できるよう
に連結ポート14の直径に関連して選ぶ。
【0015】プランジャ16が通路39内の第2位置に
あるとき、プランジャの第1端の別の環状シール部分3
0は、雌型ルアー連結ポート14のくぼみ37の遠位端
部に位置する1つ又は2以上の別の流体バイパス開口3
2に隣接して位置決めされる。近位端側環状シール30
がバイパス開口32に隣接して配置されることにより、
流体が、プランジャの第1端でこのような別のバイパス
溝を通して環状シール部分30まわりを流れることがで
きる。図示の実施例では、コネクタくぼみ37の壁の遠
位端部にある溝或いはチャネルの形をしているもう一つ
の流体バイパス開口32のコネクタ14の近位端からの
距離及び長さは、挿入し得る種々のサイズのルアー管継
ぎ手46に対して、プランジャ16の近位端の環状シー
ル部分30が流体バイパス32に隣接するように選ばれ
る。図6を参照すると、図示の実施例では、通路のルア
ーくぼみ37に通じるこのようなバイパス溝32が6つ
設けてある。図5を参照すると、プランジャ16の第2
位置を、雄型ルアーコネクタ46の侵入深さに応じて変
えることができることが明らかである。この深さは、雌
型ルアー連結ポート14のサイズ、テーパに対する、挿
入される雄型ルアー管継ぎ手の相対的なサイズ、テーパ
に依存することになることが当業者には明らかであろ
う。前述したように、種々の部材の寸法およびハウジン
グ18の第1端から流体バイパス開口44、32までの
距離は、共通の雄型ルアー管継ぎ手サイズの範囲につい
て上述したようにそれぞれの流体バイパス開口44、3
2に隣接してプランジャ16の環状シール部分28、3
0が位置するように選ぶ。
【0016】例えば、約4.27ミリ(0.168イン
チ)と約4.32ミリ(0.170インチ)の間の直径
を有する雌型コネクタくぼみ37及び直径25.4ミリ
(1インチ)あたり約15.24ミリ(0.60イン
チ)のルアーテーパに関連して、雌型コネクタくぼみ3
7の遠位端部内の流体バイパス32までの距離は約4.
75ミリ(0.187インチ)であるのがよいことがわ
かる。ハウジング18の第1端から側方分岐ポートによ
って形成される通路内の流体バイパス開口44までの距
離は、たとえば、約4.75ミリ+プランジャまわりに
配置した環状シール間の距離である。この例では、シー
ル間の距離は約8.46ミリ(0.333インチ)であ
るように選ぶことができ、その結果、ハウジングの第1
端からバイパス44までの距離は、このサイズの雌型コ
ネクタ開口37の場合に、約13.21ミリ(0.52
インチ)となる。更に、図示の実施例では、通路39を
構成する近位端側ハウジング部材18に非常に小さいド
ラフトすなわちテーパが設けてある。したがって、雄型
ルアー46が挿入されつつあるとき、通路内のプランジ
ャ16の遠位端側環状シール部分28まわりの流体の流
れを許容する間隙は、侵入深さの増大と共に広くなる。
従って、たとえ遠位端側の環状シール部分が、側方分岐
開口44に直接隣接していなくても、環状シール部分の
まわりに少量の流体の流れが可能であり、これはプラン
ジャの遠位端側環状シール部分28を、側方分岐ポート
44に隣接して位置決めして流体バイパスを提供する場
合よりも努力したとしてもそうである。しかしながら、
より小さい環状間隙をとおして使用可能な量の流体を送
り込むのに伴う圧力損失を克服するには、ある程度の大
きさの流体圧力が必要である。
【0017】当業者には明らかであるように、連結ポー
ト14を通る流れは、遠位端側の環状シール部分が側方
分岐ポート44に隣接しない限り、また、プランジャ1
6の第1端の環状シール部分30がルアーくぼみ37に
ある流体バイパス32に隣接して位置しない限り、近位
端側ハウジング部材18の壁へのプランジャ16の遠位
端側環状シール部分28の接近によって制限される。こ
れは、挿入された雄型ルアー管継ぎ手46が雌型連結ポ
ート14のくぼみ37内に深く入り、雄型ルアー管継ぎ
手と雌型ルアー連結ポート14のくぼみ37の間に接触
シールを形成するまで、注入サイト10が、流体の流れ
に対して効果的に閉じたままとなるという結果を生じ
る。従って、このことは、連結或いは分離過程で流体ま
たは空気の漏洩をかなり減じるという効果を有する。雄
型ルアー管継ぎ手46を接続したとき、雄型ルアー管継
ぎ手46は、摩擦嵌合或いはルアーロック管継ぎ手(図
示せず)によって注入サイト10の雌型ルアー連結ポー
ト14内に保持される。明らかなように、注入サイトを
通るいずれかの方向の流体の流れは、雄型ルアー管継ぎ
手が接続されてプランジャ16が上述の第2位置に保持
される限り、受入れられる。図7、8、9に別の実施例
を示し、この実施例では、本発明による単一の注入サイ
ト50が、静脈注入配管52の端に連結されている。こ
の無針式注入サイトの動作は先に述べた実施例とほぼ同
じである。しかしながら、Y字形サイトに見られるよう
な側方分岐路がないので、異なったバイパス構造が設け
てある。図7、8を参照すると、第1の即ち近位端側の
ハウジング部材56には少なくとも1つのバイパス溝5
4が設けてある。図7からわかるように、図示の実施例
ではこのようなバイパス溝が6つ設けてある。図8を参
照すると、流体バイパスはハウジングを貫通する通路3
9内へ通じ、プランジャが前述したように第2位置にあ
るときに、エラストマー製プランジャ16の遠位端側環
状シール部分28まわりに流体が流れるのを許容しりよ
うになっている。
【0018】図9を参照すると、挿入された雄型ルアー
管継ぎ手が、プランジャ16を図示の第2位置へ動かし
たときに、挿入された雄型ルアー管継ぎ手46から注入
サイト50の出口29まで流路が通じる。図8に示すよ
うに、プランジャがその第1位置に戻ったとき、雄型ル
アー管継ぎ手を引き抜くと、第1実施例に関連して先に
説明したように注入サイトが再シールされる。図10、
11を参照すると、ここには、注入サイト60のもう一
つの実施例が示されている。注入サイト10或いは50
の2つの実施例のうちのいずれかに関連して先に説明し
たように機能するが、更なる特徴も付加してある。注入
サイトの第1端で雌型ルアー連結ポート14を形成する
近位端側ハウジング部材18の一部分には、3つのガイ
ド62が設けられている。これらのガイドは120度の
放射角で隔たっており、それぞれが、挿入時に雄型ルア
ー先端(図示せず)を案内して連結ポートと整合するの
を助けるように傾斜した表面64を備えている。各ガイ
ドの表面64の傾斜は、図示の実施例の場合、連結ポー
トに対して約45度となっている。これらのガイドは移
行部66を備え、感染因子その他の不純物が溜まる角隅
を排除している。これらの移行部は、連結前にガイド6
2を備えた注入サイトを拭うのを容易にもする。
【0019】更に、連結部が偶発的に引き抜かれること
がないように互換性のあるルアーロックコネクタ(図示
せず)を有利に連結できるようにねじ68が設けてあ
る。これらのねじは他の実施例に関連して上記に説明し
たルアーロック部分15の変形例のルアーロック構造で
ある。図12、13、14にはさらに別の実施例が示さ
れている。この実施例は先に説明した実施例と同様の流
体バイパス構造特徴を備えると共に付加的な特徴も備え
る。図12、13に示すように、注入サイト70は上述
した実施例と同様の構成であるが、ここでは、流体バイ
パスが、上述したような側方分岐ポート72と3つの円
周方向に配置した流体バイパス溝74の両者によって作
られている。これらの流体バイパス溝は、本発明の、側
方分岐路42の無い注入サイト50の実施例と関連して
上述した溝54と同様に作用する。この上述した両方の
流体バイパス構造を組み込んだ構造は、注入サイト70
を通る流量を増大させると共に、注入サイトをプリミン
グ(priming) する際に有利であることがわかった。この
実施例においては、1つ又は2以上の溝74の近位端、
即ち、注入サイト70の第1端の連結ポート14に最も
近い近位端が、ルアー先端46の挿入時に、プランジャ
が注入サイト内へ移動するにつれて少量の流体がプラン
ジャ16の第2端の環状シール部分28まわりに溝74
を通って近位端方向へ移動できるように位置させてあ
る。このことは、環状シール部分28の両側で流体の圧
力を均等化させる効果がある。又、この構造によれば、
流体が、プランジャの周面まわりの複数の箇所で環状シ
ール部分を通過でき、注入サイトのプリミング即ち呼び
水の際に生じる気泡を破壊するのを助ける。
【0020】例えば、1.5度の小さいドラフトをハウ
ジング18の内部通路39に設けてもく、これにより注
入サイトの製作が容易になると共に、通路の直径がハウ
ジングの第1端の連結ポート14から離れるにつれて増
大するので、ルアー先端の挿入深さの増大と共に環状シ
ール28を通過する流体の流量が増大する。従って、注
入サイトの第1端の連結ポート14から離れるにつれて
シールと通路の壁面との間でより多くの流体が環状シー
ル28をバイパスすることができるので、より少ない流
体を距離の増大と共に収容すればよいから、連結ポート
14から離れるにつれて。溝74の深さを変化させるこ
とができる。通路の残りの部分と比べて溝を構成する通
路の部分でより少ないドラフトを用いるということによ
り、意図した通りの可変深さを得ることができる。更
に、別の実施例においては、側方分岐路42に逆止弁7
6(たとえば、図12に示すような普通のダックビル
弁)を設けて、側方分岐路或いはこれに取付けられた二
次管路(図示せず)を通しての流体の逆流を防いでい
る。図示の実施例における逆止弁の設置は、連結ポート
14によって注入サイト70に接続した一次リザーバ
(図示せず)から意図した患者へではなく、一次リザー
バよりも低い高さ位置に位置決めされた二次リザーバ
(図示せず)へ、流体が側方分岐路42を通して流れる
のを防ぐ。
【0021】図12、14を参照すると、注入サイト7
0のさらに別の実施例では、プランジャ16が、上述し
た実施例に関連して述べたプランジャの第1端即ち近位
端に設けた環状シール部分30に加えて、プランジャの
別の環状シール部分80を備える二重環状シール78を
備える。そのほかの点では、プランジャ16は先に説明
したものと同じである。二重シールは空気あるいは流体
の漏洩をさらに防止すると共に、注入サイトへの感染因
子の侵入も阻止する。上述の実施例と同様に、注入サイ
ト70を通る流体の流れは、プランジャ16の近位端の
環状シール30が、ルアーくぼみ37の遠位端部におけ
る流体バイパス開口32に隣接した位置まで移動するま
で阻止される。流体は、プランジャが第2位置にあると
きに、流体バイパス32を通ってプランジャの別の環状
シール部分80まわりに、そして、側方分岐ポート72
によってプランジャの第2環状シール部分28まわり
に、そして、円周方向に配置したバイパス溝74を通っ
て、前述の要領で流れることができる。ルアー先端46
の取外し時に、代表的にはスプリング27の押圧によっ
て注入サイト70の近位端の第1位置までプランジャが
戻ると、前述したように注入サイトが密閉される。
【0022】上記のことから明らかなように、本発明
は、比較的少ない部品で構成でき、直感的に使用でき、
操作が簡単、確実であり、上記の特徴により比較的低コ
ストで製造できる有利な無針式注入サイト10、50を
提供する。同時に、本発明による注入サイトは、医薬の
配合及び患者の処置の際に、鋭いカニューレを使用する
ことなく、安全かつ便利に取扱うことができ、静脈点滴
できる。本注入サイトは清掃に便利であり、保護キャッ
プを必要としない。この設計は望ましくない流体の漏洩
及び空気の漏洩を最小限に抑える。本発明の注入サイト
は鋭い針を使用することなく信頼性の高い滅菌接続部を
提供し、患者のケアに伴う偶発的な刺し傷を減らすこと
ができる。本発明のいくつかの特別の実施例を図示し、
説明してきたが、発明の思想及び範囲から逸脱すること
なく種々の変更を本発明になし得ることは明らかであろ
う。添付の請求の範囲以外によって、発明は限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による注入サイトの斜視図である。
【図2】図1に示す注入サイトの展開斜視図である。
【図3】図1に示す注入サイトの一部の詳細な立面図で
ある。
【図4】図1に示す注入サイトの、プランジャが第1位
置にある状態での、3−3線に沿った縦断面図である。
【図5】図1に示す注入サイトの、連結した雄型管継ぎ
手を示すと共にプランジャが第2位置にある縦断面図で
ある。
【図6】図1の注入サイトの、図5の5−5線に沿った
バイパス溝部分の中央横断面図である。
【図7】図8の6−6線に沿った、本発明による注入サ
イトのバイパス溝部分の中央横断面図である。
【図8】本発明による注入サイトの別の実施例の、プラ
ンジャが第1位置にある縦断面図である。
【図9】図8の、プランジャが第2位置にある状態で連
結した雄型管継ぎ手を示す、注入サイトの横断面図であ
る。
【図10】本発明の注入サイトの別の実施例のハウジン
グの近位端側連結ポート部分の縦断面図である。
【図11】図10に示す連結ポートの図10の10−1
0線に沿った端面図である。
【図12】本発明による注入サイトの別の実施例の縦断
面図である。
【図13】図12の12−12線に沿った、図12の注
入サイトの中央横断面図である。
【図14】図12の注入サイトのプランジャの詳細な立
面図である。
【符号の説明】
10・・・注入サイト 14・・・雌型ルアー連結ポート 15・・・ルアーロック部分 16・・・エラストマー製プランジャ 18・・・第1ハウジング部材 20・・・第2ハウジング部材 22・・・配管コネクタY字形分岐部 23・・・コネクタ部分 27・・・コイルスプリング 28・・・環状シール部分 29・・・出口 30・・・別の環状シール部分 31・・・リブ部分 32・・・流体バイパス 33・・・止めリング 34・・・隆起した位置決め部分 36・・・截頭円錐形着座部分 37・・・雌型ルアーコネクタくぼみ 39・・・通路 40・・・隆起部分 42・・・側方分岐路 44・・・側方分岐ポート 46・・・雄型ルアー管継ぎ 1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61M 5/14 459 D

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定範囲の直径、テーパのパラメータを
    有する鈍い雄型流体コネクタ管継ぎ手を受入れるように
    なっており、鋭いカニューレを使用することなく流体の
    注入を容易に行える注入サイトであって、 選択されたサイズの円形連結ポートを形成する第1端
    と、第2端と、これら第1、第2の端の間を流体連通す
    ることのできる通路と、前記第1、第2の端の間で前記
    通路と流体連通する流体バイパスとを有するハウジンを
    備え、前記流体バイパスが通路の壁に設けた開口とハウ
    ジング内で前記通路の半径方向外方に配置された流路と
    によって構成され、前記開口が第1、第2の端の間でハ
    ウジングの第1端から所定距離のところに配置され、所
    定の長さを有するバイパスを形成し、 前記注入サイトは、更に、第1、第2の端を有するエラ
    ストマー製のプランジャを備え、該プッランジャは、前
    記ハウジング内で前記通路内に可動状態で配置され、且
    つ、プランジャの第1、第2の端の間にまわりに配置さ
    れた環状のシール部分を有し、前記プランジャは、ハウ
    ジングの第1端に隣接し該環状シール部分がハウジング
    と密封接触する第1位置と、前記バイパスの開口に隣接
    して位置するハウジング内の第2位置とを有し、前記範
    囲内の前記パラメータを有する雄型管継ぎ手が、前記連
    結ポートに挿入されたとき、プランジャの環状シール部
    分がそのように配置されるように、連絡ポートが寸法決
    めされ且つバイパスが配置されており、 前記注入サイトは、更に、前記ハウジングの第1端で前
    記第1位置に向かってプランジャを付勢し、前記ハウジ
    ングを密封接触させる付勢手段を備え、それによって、
    プランジャが前記第1位置にあるときに前記連結ポート
    と通路とを通して流体が流れるのを阻止し、プランジャ
    が前記第2位置にあるときに連絡ポートと通路を通して
    流体が流れるのを許容し、前記注入サイトを通って流れ
    る流体が前記流体バイパスを通してシール部分のまわり
    を流れることによってプランジャのシール部分を流れる
    ようになっていることを特徴とする注入サイト。
  2. 【請求項2】 流体バイパスの開口が、前記通路内に位
    置しており且つ前記ハウジングの第1端から第2端へ向
    かう方向において通路に沿った長さを有し、連絡ポート
    の選定サイズと協動して、所定範囲内の直径およびテー
    パのパラメータを有する雄型ルアー管継ぎ手を受け入れ
    るようになっており、前記範囲が共通に使用される雄型
    ルアー管継ぎ手サイズを定めている、ことを特徴とする
    請求項1記載の注入サイト。
  3. 【請求項3】 更に、前記プランジャの第1端まわりに
    配置された別の環状シール部分を備え、この別のシール
    部分が前記注入サイトの第1端のところで連絡ポートを
    シールするようになっている、ことを特徴とする請求項
    1記載の注入サイト。
  4. 【請求項4】 前記プランジャの第1端まわりに配置し
    た別の環状シール部分が互いに極めて近接して位置決め
    された2つの環状の隆起部分で構成してあり、前記プラ
    ンジャの第1端のところに二重の環状シールを形成して
    いる、ことを特徴とする請求項3記載の注入サイト。
  5. 【請求項5】 更に、前記ハウジングに組込まれ、プラ
    ンジャが前記第2位置にあるときに前記別のシール部分
    のまわりの流体の流れを許容する別の流体バイパスを備
    える、ことを特徴とする請求項3記載の注入サイト。
  6. 【請求項6】 更に、ハウジング内に前記第2端に隣接
    して組込まれた隆起リブを備え、前記付勢手段が前記隆
    起リブによって支えられ、付勢手段の底まわりの流体の
    流れを許し、前記注入サイトを通しての流体の流れを容
    易にする、ことを特徴とする請求項1記載の注入サイ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記プランジャの環状シール部分が截頭
    円錐形の表面を有する、ことを特徴とする請求項1記載
    の注入サイト。
  8. 【請求項8】 更に、傾斜面を有する複数の隆起ガイド
    を備え、これらの傾斜面がルアー先端を連絡ポート内へ
    案内するのを助け、前記ガイドがハウジングの近位端の
    ところで連絡ポートまわりに配置してある、ことを特徴
    とする請求項1記載の注入サイト。
  9. 【請求項9】 Y字形サイトに組込まれ、前記流体バイ
    パスが側方分岐ポートと、Y字形サイトのY字形ボデー
    ・ハウジングの側方分岐通路の一部とからなる、ことを
    特徴とする請求項1記載の注入サイト。
  10. 【請求項10】 更に、Y字形サイトの側方分岐ポート
    に組込まれ、それによって支持される逆止弁を備え、こ
    の逆止弁が注入サイトの第1、第2の端を相互接続する
    通路から側方分岐路を貫く通路を通っての流体の逆流を
    防ぐようになっている、ことを特徴とする請求項9記載
    の注入サイト。
  11. 【請求項11】 流体バイパスが前記通路の内面に形成
    された少なくとも1つの溝を備え、この溝がハウジング
    の第1端から前記第2端に向かって選定された距離にわ
    たる流路を開始点から作る形態となっており、この流路
    が、少なくとも、プランジャが第2位置にあるときに環
    状シール部分まわりにプランジャを過ぎて流体が流れる
    のを許容するに充分な距離にわたって延びている、こと
    を特徴とする請求項1記載の注入サイト。
  12. 【請求項12】 更に、通路の内面に沿って周方向に配
    置された複数のバイパス溝を備える、ことを特徴とする
    請求項11記載の注入サイト。
  13. 【請求項13】 プランジャがその第1端に隆起部分を
    有し、この隆起部分が、プランジャの第1端から離して
    挿入された雄型管継ぎ手の先端を保持するようになって
    おり、それによって、雄型管継ぎ手が前記注入サイトに
    挿入されたときに前記プランジャの第1端まわりに雄型
    管継ぎ手の先端に対して流体が流入、流出するための間
    隙を与える、ことを特徴とする請求項1記載の注入サイ
    ト。
  14. 【請求項14】 所定範囲の直径、テーパのパラメータ
    を有する鈍い雄型流体コネクタ管継ぎ手を受け、鋭いカ
    ニューレを使用することなく流体の注入、抽出を容易に
    行える注入サイトであって、 雌型連絡ポートを構成する第1端と、遠位端と、これら
    の端の間にあって第1、第2の端の間を流体連通する通
    路とを有するハウジングを備え、該ハウジングの内壁面
    の半径方向外方に配置してある選定された長さの流路お
    よび第1端からの選定距離にわたってハウジングの両端
    の中間で通路内に延びる開口によって構成される流体バ
    イパスと、前記雌型連絡ポートに組み込んである流路に
    よって構成してあり、前記連絡ポートの内面から半径方
    向外方に配置してあり、前記第1端からの選定距離にわ
    たって連絡ポート内に開口する別の流体バイパスとを有
    するハウジングと、 第1、第2の端を有し、前記ハウジング内に可動状態で
    配置してあるエラストマー製のプランジャであり、その
    第1端がプランジャと挿入した先の鈍い雄型カニューレ
    の間の流体流路を与えるような形状となっており、さら
    に、第1端のところにある環状のシール部分と、第1、
    第2の端の間の環状シール部分とを有し、さらにまた、
    第1端でハウジングと密封接触する第1位置と、プラン
    ジャの第1端の環状シール部分がハウジングの第1端で
    連絡ポートの流路に隣接して位置し、プランジャの第
    1、第2の端間に位置する環状シール部分がハウジング
    の第1、第2の端の間に位置する流路開口に隣接して位
    置する、前記ハウジング内の第2位置とを有するプラン
    ジャと、 前記ハウジングの第1端のところの前記第1位置に向か
    ってハウジングと密封接触するようにプランジャを付勢
    する付勢手段とを備え、プランジャが前記第1位置にあ
    り、雌型連絡ポートを構成する前記ハウジングの第1端
    がプランジャの第1端のところで環状シール部分によっ
    て汚染しないようにシールされたときに注入サイトを通
    って流れる流体を阻止し、プランジャが前記第2位置に
    あるときに前記注入サイトを通って流体が流れるのを許
    し、ハウジングの第1端のところで連絡ポートの壁に組
    み込んだ流体バイパス内へかつ前記プランジャの第1端
    のところの前記プランジャの環状シール部分まわりを流
    れることによってプランジャの第1端のところで環状シ
    ール部分を流体が通り、ハウジングの第1、第2の端の
    間で通路の壁に設けた流体バイパス内へかつプランジャ
    の第1、第2の端の間にあるプランジャの環状シール部
    分まわりを流れることによってプランジャの第1、第2
    の端間に配置されたプランジャの環状シール部分を流体
    が通り、ハウジングの第1端から流体バイパス開口の各
    々までの距離および連絡ポートの直径を、前記選定範囲
    内の直径およびテーパのパラメータを有する雄型の先の
    鈍いカニューレが挿入されたときに前記プランジャの環
    状シール部分がそれぞれのバイパス開口に隣接できるよ
    うに選ぶ、ことを特徴とする注入サイト。
  15. 【請求項15】 ハウジングの第1端のところで連絡ポ
    ートに組込まれた流体バイパスとハウジングの第1、第
    2の端のところで連絡ポートの通路に設けた流体バイパ
    スの各々が、連絡ポート、通路のそれぞれの内面まわり
    に円周方向に配置した複数の溝を備える、ことを特徴と
    する請求項14記載の注入サイト。
  16. 【請求項16】 注入サイトのハウジングがY字形サイ
    トを構成し、流体バイパスが側方分岐ポートと、この側
    方分岐ポートに隣接した側方分岐通路の一部とからな
    る、ことを特徴とする請求項14記載の注入サイト。
  17. 【請求項17】 付勢手段がコイル・スプリングを備え
    る、ことを特徴とする請求項16記載の注入サイト。
  18. 【請求項18】 更に、ハウジングにその第2端に隣接
    して形成したリブを備え、これらのリブがスプリングを
    支持し、スプリングとハウジングの間に間隙を作り前記
    スプリングの底まわりの流体の流量を増大させるように
    した、ことを特徴とする請求項17記載の注入サイト。
  19. 【請求項19】 プランジャの少なくとも1つの環状シ
    ール部分が截頭円錐形の面を備える、ことを特徴とする
    請求項18記載の注入サイト。
  20. 【請求項20】 ハウジング部材を貫通する通路が増大
    して行く直径部分を有し、この直径が第1端からの距離
    と共に増大し、前記プランジャの少なくとも1つの環状
    シール部分が前記増大して行く直径部分内に位置してい
    る、ことを特徴とする請求項19記載の注入サイト。
  21. 【請求項21】 更に、側方分岐ポートを越えて注入サ
    イトの第1端のところの連絡ポートに向かって延びる流
    体バイパス溝を備え、前記環状シールが側方分岐ポート
    に隣接していないときにプランジャの第2端のところで
    流体に環状シール部分をバイパスさせるようにした、こ
    とを特徴とする請求項20記載の注入サイト。
  22. 【請求項22】 前記プランジャの第1端まわりに配置
    した別の環状シール部分が2つの環状の隆起部分によっ
    て形成してあり、これら隆起部分が互いに極めて近接し
    て位置しており、前記プランジャの第1端のところに二
    重の環状シールが形成されている、ことを特徴とする請
    求項21記載の注入サイト。
  23. 【請求項23】 更に、Y字形サイトの側方分岐通路内
    に配置されかつそれによって支持された逆止弁を備え、
    この逆止弁がそれを設けた側方分岐通路を通って1つの
    分岐路から外へY字形サイトを通して逆流する流体を阻
    止するようになっている、ことを特徴とする請求項22
    記載の注入サイト。
  24. 【請求項24】 鈍い雄型流体コネクタ管継ぎ手を受け
    入れ、流体の注入、抽出を容易にするようになってお
    り、前記雄型管継ぎ手を取り外したときにはシールをお
    こなうY字形サイトであって、 第1端、第2端、これら第1、第2の端の間の流体連絡
    を許す通路およびこれら第1、第2の端の間で通路内に
    開口する側方分岐ポートと側方分岐流体通路の一部とか
    らなる流体バイパスを有するハウジングであり、第1端
    のところに雌型コネクタを構成し、この雌型コネクタに
    設けた別の流体バイパス溝を有し、また、前記通路の第
    2端に隣接してこの通路の内面まわりに半径方向に配置
    した隆起リブを有し、これらのリブの間を出口を構成す
    る通路の中央部分内へ流体が流れることができるように
    しているハウジングと、 第1、第2の端を有し、前記ハウジング内に可動状態で
    配置されたエラストマー製のプランジャであり、その第
    1端に隆起部分を有し、前記プランジャと挿入された雄
    型管継ぎ手の間に流体の流れる間隙を作り、また、その
    第1端に設けられた環状シール部分と、第1、第2の端
    の間に設けられた別の環状シール部分とを有し、前記ハ
    ウジングと協動してハウジングの第1端への雄型管継ぎ
    手の挿入で前記ハウジングの第1端と密封接触する第1
    位置から別の環状シール部分が側方分岐ポートを構成す
    る前記流体バイパスに隣接して位置し、プランジャの第
    1端のところの環状シール部分が前記雌型コネクタ部分
    内の流体バイパスに隣接して位置する第2位置まで変位
    するプランジャと、 このプランジャを前記第1位置へ付勢してハウジングの
    第1端と密封接触させる付勢手段であり、ハウジングに
    その第2端に隣接して形成した前記隆起リブによって支
    持されている付勢手段とを備え、前記プランジャが前記
    第1位置にあるときに前記雌型コネクタを通る流体の流
    れが阻止され、また、前記ハウジングの第1端がプラン
    ジャの第1端で環状シール部分によって汚染しないよう
    にシールされ、前記プランジャが前記第2位置にあると
    きに前記雌型ルアーコネクタを通る流体の流れが許さ
    れ、前記側方分岐ポート内へかつプランジャの側方環状
    シール部分まわりに流れることによって流体バイパスを
    構成する側方分岐ポートに隣接して位置するプランジャ
    の環状シール部分を流体が通り、また、雌型コネクタ部
    分内に配置した流体バイパス内へかつ前記プランジャの
    第1端のところの環状シール部分まわりに流れることに
    よってプランジャの第1端の環状シール部分を雌型流体
    コネクタを通って流体が流れ、プランジャおよびハウジ
    ングの第1端の雌型連絡ポートの寸法およびハウジング
    の第1端からそれぞれの流体バイパス開口までの距離
    を、プランジャの環状シール部分が挿入された雄型管継
    ぎ手を定めるのに普通に用いられる雄型管継ぎ手を定義
    する寸法範囲にわたってそれぞれのバイパス開口に隣接
    するように選ぶ、ことを特徴とするY字形器具。
  25. 【請求項25】 更に、ハウジングに流体バイパス溝が
    形成してあり、この流体バイパス溝がY字形サイトの第
    1端のところの連絡ポートに向かって側方分岐ポートを
    越えて延びており、プランジャが注入サイト内に移動し
    たときに前記環状シールが側方分岐ポートに隣接して通
    路内に位置する前に流体が前記流体バイパス溝を通して
    プランジャの第2端のプランジャの環状シール部分をバ
    イパスすることができるようにした、ことを特徴とする
    請求項24記載のY字形サイト。
  26. 【請求項26】 ハウジング部材を貫通する通路が増大
    して行く直径部分を有し、この直径がハウジングの第1
    端からの距離と共に増大し、プランジャの第1、第2の
    端間に位置する環状シール部分が前記増大して行く直径
    部分内に位置している、ことを特徴とする請求項24記
    載のY字形サイト。
  27. 【請求項27】 更に、前記側方分岐通路内に配置さ
    れ、それに支持された逆止弁を備え、注入サイトの第
    1、第2の端間に配置した流路から側方分岐路を通して
    外部へ流体が逆流するのを防ぐようにした、ことを特徴
    とする請求項24記載のY字形サイト。
JP7130627A 1994-05-27 1995-05-29 バイパス弁構造を備えた無針式注入サイト Pending JPH08168535A (ja)

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