JPH08166318A - 旋回型空力特性計測装置 - Google Patents

旋回型空力特性計測装置

Info

Publication number
JPH08166318A
JPH08166318A JP6308883A JP30888394A JPH08166318A JP H08166318 A JPH08166318 A JP H08166318A JP 6308883 A JP6308883 A JP 6308883A JP 30888394 A JP30888394 A JP 30888394A JP H08166318 A JPH08166318 A JP H08166318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
motion
aerodynamic
drive unit
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6308883A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Asai
滋 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6308883A priority Critical patent/JPH08166318A/ja
Publication of JPH08166318A publication Critical patent/JPH08166318A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は航空機の動安定空力係数を風洞試験に
より静安定空力係数と統一的に決定することができる空
力特性計測装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明に係る旋回型空力特性計測装置は、供試
模型8を支持する検力部7と、前記検力部7を介して供
試体8の仰角・横滑り角方向駆動を行う仰角・横滑り角
方向駆動部6と、前記仰角・横滑り角方向駆動部6を支
持する支持アーム部4と、前記支持アーム部4を支持す
る旋回支柱部3と、前記旋回支柱部3を旋回させる旋回
運動駆動部2と、前記支持アーム部4のアーム長を伸縮
するアーム伸縮駆動部5と、前記アーム伸縮駆動部5の
コントロールと旋回支柱部3の回転速度をコントロール
する運動制御部9と、前記検力部7から計測信号を入力
し、解析処理を行う空力係数解析処理部10と、前記空
力係数解析処理部10の解析結果を出力する計測結果出
力部11とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機の空力特性を求
めるための試験計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機の運動計算は飛行運動を表すシミ
ュレーション・モデルとその空力特性を表す空力係数を
用いて行われる。空力係数は静安定空力係数と動安定空
力係数に大別される。
【0003】これらの空力係数は、現在のところ一般的
に風洞試験により求められるが、従来の風洞試験法では
このうち静安定係数が求まるのみである。残る動安定空
力係数は、こうして得られた静安定空力係数と経験式を
用いて推定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のことから明らか
なように、静安定空力係数及び動安定空力係数を含む空
力特性全体が、風洞試験という一つの手法によって統一
的に決定されているわけではない。
【0005】言うまでもなく、単に空力係数だけでなく
広範囲な空力現象を内包する空力特性を、すべて風洞試
験だけで決定することが望ましいというわけではなく、
またそれは事実上不可能である。
【0006】問題は、空力特性において静安定空力係数
と同等、ある運動状態においては同等以上の重要度を持
つと予想される動安定空力係数を、いきなり経験式とい
ういわば飛行試験結果に一致させるための変換式によっ
て求める点にある。本発明はこれらの問題を解決するこ
とができる空力特性計測装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る旋回型空力
特性計測装置は、航空機の空力特性計測装置において、
(A)供試模型を支持する検力部と、(B)前記検力部
を介して供試体の仰角・横滑り角方向駆動を行う仰角・
横滑り角方向駆動部と、(C)前記仰角・横滑り角方向
駆動部を支持する支持アームと、(D)前記支持アーム
を支持する旋回支柱部と、(E)前記旋回支柱部を旋回
させる旋回運動駆動部と、(F)前記支持アームのアー
ム長を伸縮するアーム伸縮駆動部と、(G)前記アーム
伸縮駆動部のコントロールと旋回支柱部の回転速度のコ
ントロールをする運動制御部と、(H)前記検力部から
計測信号を入力し、解析処理を行う空力係数解析処理部
と、(I)前記空力係数解析処理部の解析結果を出力す
る計測結果出力部とからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
(1)供試模型に縦系運動面内の旋回運動を与えた場
合、x,z軸方向の強制力XEXT ,ZEXT およびy軸回
りの強制モーメントMEXTを計測の上、(1.5式)で
表されるテスト・データの解析を施すことにより、動安
定空力係数Xq ,Zq ,Mq 等を求めることができる。 (2)供試模型に横系運動面内の旋回運動を与えた場
合、x,y軸方向の強制力XEXT ,YEXT およびz軸回
りの強制モーメントNEXTを計測の上、(2.5式)で
表されるテスト・データの解析を施すことにより、動安
定空力係数Xr ,Yr ,Nr 等を求めることができる。
【0009】
【実施例】
(第1実施例)本発明の第1実施例を図1、図3、及び
図4に示す。本発明の第1実施例を述べるに当って、先
ず本発明の理論的背景について概説する。
【0010】機体運動を表す運動方程式 航空機の飛行運動には、前後(x軸)、左右(y軸)、
上下(z軸)方向の並進運動と、x軸、y軸、z軸回り
の回転運動との、計6自由度の運動がある。この中、互
いに連成の強い、[1]x軸、z軸方向の並進運動とy
軸回りの回転運動と、[2]x軸、y軸方向の並進運動
とx軸、z軸回りの回転運動を、それぞれまとめて取り
扱うことが一般的で、[1]が縦系の運動、[2]が横
・方向系の運動と呼ばれる。尚、本発明の中では横・方
向系の運動を簡単のため横系の運動と呼ぶことにする。 1.1 縦系の運動方程式 重心Gを原点とした機体固定座標系を図3のように定め
る。この座標系に基づく縦系運動の運動方程式は次式の
ように表される。
【0011】 m*u´+m*w*q−X(u,w,q)=XEXT m*w´−m*u*q−Z(u,w,q)=ZEXT Iyy*q´−M(u,w,q)=MEXT ・・・(1.1) ここで、 m:機体質量、 x軸:機体の前後方向軸、 y軸:機体の左右方向軸、 z軸:機体の上下方向軸、 Iyy:y軸回りの機体慣性モーメント、 u´:x軸方向の加速度、 w´:z軸方向の加速度、 q´:y軸回りの角加速度、 u:x軸方向の速度、 w:z軸方向の速度、 q:y軸回りの角速度、 X(u,w,q):機体に働くx軸方向の空気力、 Z(u,w,q):機体に働くz軸方向の空気力、 M(u,w,q):機体に働くy軸回りの空気力(モー
メント)、 XEXT :x軸方向の強制力、 ZEXT :z軸方向の強制力、 MEXT :y軸回りの強制モーメント。
【0012】運動方程式は一般に慣性項、減衰項、強制
項より成り立つが、(1.1)式において、m*u´,
m*w*q,m*w´,m*u*q,Iyy*q´は慣性
項(特にm*w*q,m*u*qは遠心力項)、XEXT
,ZEXT ,MEXT は強制項、X(u,w,q),Z
(u,w,q),M(u,w,q)は減衰項に分類され
る。
【0013】空力特性上、減衰項の関数形を決定するこ
とは非常に重要な意味を持つ。従来の風洞試験法では、
この減衰項の関数決定を目的として、風洞内において風
速一定の定常風を発生させ、供試模型を所定の仰角αで
保持し機体の抵抗X,Z,Mを計測していた。
【0014】他方、仰角αとx軸およびz軸方向の速度
u,wの間には次式が成り立つ。 α=tan -1(w/u) ・・・(1.2) 従来の風洞試験法では結局、 u,w:一定速度、 q=0 の定常状態における抵抗計測によって減衰項X(u,
w,0),Z(u,w,0),M(u,w,0)の関数
形を決定していたと解釈される。
【0015】原理的にはu´,w´,q´,u,w,q
が既知であれば、どのような関数形で与えても、すなわ
ちどのような運動を与えても、X(u,w,q),Z
(u,w,q),M(u,w,q)の関数形を決定する
ことは可能である。
【0016】しかし実際には、所与の運動が現実の機体
運動に近いこと、試験法が容易であり、計測結果の解析
法も実用化可能な程度に簡便であること等の条件も考慮
する必要がある。
【0017】上述のことから明らかなように、従来の風
洞試験法では u,w:一定速度、 q=0、 という最も簡単な運動を与えていたわけであるが、その
反面、q=0であるため、X(u,w,q),Z(u,
w,q),M(u,w,q),の中,qに依存する成分
の関数形は明らかにならないという制約があった。
【0018】以上のような背景の下、縦系運動の運動方
程式におけるX(u,w,q),Z(u,w,q),M
(u,w,q)、の中、qに依存する成分の関数形を明
らかにすることを目的に、静止する供試模型に定常風を
当てるのではなく、静止大気の中で供試模型を実際に運
動させること、および0ではないqを与えることが、本
発明の第1実施例の要点である。 1.2 縦系運動の付与法 静止大気の中で供試模型を運動させることにより、縦系
運動、特にy軸回りの角速度qすなわちpitch rateを付
与する方法について述べる。
【0019】その概念図を図4に示す。図4から明らか
なように、供試模型の重心Gは縦系運動面内において円
あるいは円弧状軌跡となるよう、かつ供試模型の機軸G
-xは重心軌跡の接線に対して一定の仰角αを成すように
保持する。また重心Gの速度Vは一定である。なお当然
のことながら、機軸G-yは縦系運動面に対して垂直であ
る。
【0020】以上のような円運動状態において、(1.
1)式は次式のように表される。 m*w*q−X(u,w,q)=XEXT −m*u*q−Z(u,w,q)=ZEXT −M(u,w,q)=MEXT ・・・(1.2) ここで、機体固定座標系で表した分速度u,wは次式で
表される。
【0021】 u=Vcos α w=−Vsin α ・・・(1.3) また、pitch rateqと重心軌跡の半径Rの関係は以下の
通りである。
【0022】 q=V/R ・・・(1.4) 1.3 縦系動安定係数の解析法 前項のような方法で縦系運動を与えられた場合の動安定
係数の解析法を以下に示す。(1.2)式より、 X(u,w,q)=m*w*q−XEXT Z(u,w,q)=−m*u*q−ZEXT M(u,w,q)=−MEXT ・・・(1.5) 上式右辺のmは供試模型が与えられると定まる。
【0023】またu,w,qは試験条件として与えら
れ、XEXT ,ZEXT ,MEXT は計測結果である。従って
(1.5)式右辺は既知となり、減衰項X(u,w,
q),Z(u,w,q),M(u,w,q)は求まる。
【0024】試験計画に従ってqをシリーズ的に変化さ
せ、それぞれの試験結果X(u,w,q),Z(u,
w,q),M(u,w,q)、をプロットすれば、例え
ば動安定係数、Mq はM(u,w,q)のqに対する傾
きとして、Xq はX(u,w,q)のqに対する傾きと
して、Zq はZ(u,w,q)のqに対する傾きとして
求まる。 1.4 第1実施例の説明 図1に示す第1実施例は、縦系の運動方程式における空
力係数を求める場合を想定したものである。
【0025】図1において、1は台脚部、2は旋回運動
駆動部、3は旋回支柱部、4は支持アーム部、5はアー
ム伸縮駆動部、6は仰角・横滑り角方向駆動部、7は検
力部、8は供試模型、9は運動制御部、10は空力係数
解析処理部、11は計測結果出力部を表わす。
【0026】供試模型8は、検力部7を介して仰角・横
滑り角方向駆動部6に接続され、仰角・横滑り角方向駆
動部6はアーム伸縮駆動部5を介して支持アーム部4
に、 支持アーム部4は旋回支柱部3にそれぞれ接続さ
れている。
【0027】台脚部1上に設置された旋回運動駆動部2
は旋回支柱部3を旋回させるが、この時運動制御部9
は、試験条件として与えられる旋回半径が所要の距離精
度を満たすようにアーム伸縮駆動部5を、また重心速度
Vが所要の速度制御精度を満たすように旋回支柱部3の
回転速度をコントロールする。
【0028】なお、本発明は旋回運動駆動部2、アーム
伸縮駆動部5、仰角・横滑り角方向駆動部6の具体的機
構まで特定するものではないが、第1実施例ではそれぞ
れ次のような機構を使用した。
【0029】 旋回運動駆動部2 ;ギヤード・モータ アーム伸縮駆動部5 ;油圧サーボ方式ピストン
・シリンダ 仰角・横滑り角方向駆動部6;ノンバックラッシュ機構
を有するスパーギヤおよび平歯車 いずれにしても、旋回運動駆動部2、アーム伸縮駆動部
5、仰角・横滑り角方向駆動部6の製作に際して根本的
な問題点はない。
【0030】なお、本試験装置全体は、気圧、密度等大
気の物理的特性を調整可能な建屋の中に設置される。所
定の空力係数解析に必要な強制力は、供試模型8の基部
に取り付けられた検力部7により計測する。
【0031】空力係数解析処理部10は、供試模型8に
与えた実際の運動およびその運動に要した強制力の計測
結果から、(1.5)式に従って空力係数の解析を行
う。空力係数解析処理部10による解析結果は、電気信
号として出力され、ここでは図示しない記録装置、表示
装置等に入力される。
【0032】このように専用装置化した空力係数解析処
理部10を必要としない場合は、上記の運動および強制
力の計測結果を計測結果出力部11から電気信号として
出力し、やはり図示しない汎用演算処理装置に入力の
上、(1.5)式に従った空力係数の解析を行う。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図2、図5及び図
6に示す。
【0033】本発明の第2実施例を述べるに当って、先
ず本発明の第2実施例についての理論的背景について概
説する。 2.1 横系の運動方程式 第2実施例においては[2]の横系の運動について考察
するが、ここではx軸回りの回転運動を除外し、運動を
水平面内に限定する。
【0034】これは試験法、解析法の実用性を考慮した
結果であって、本発明の本質的主張点を制約するもので
はない。重心Gを原点とした機体固定座標系を図5のよ
うに定める。
【0035】この座標系に基づく横系運動の運動方程式
は次式のように表される。 m*u´−m*v*r−X(u,v,r)=XEXT m*v´+m*u*r−Y(u,v,r)=YEXT Izz*r´−N(u,v,r) =NEXT ・・・(2.1) ここで、 m:機体質量、 x軸:機体の前後方向軸、 y軸:機体の左右方向軸、 z軸:機体の上下方向軸、 Izz:z軸回りの機体慣性モーメント、 u´:x軸方向の加速度、 v´:y軸方向の加速度、 r´:z軸回りの角加速度、 u:x軸方向の速度、 v:y軸方向の速度、 r:z軸回りの角速度、 X(u,v,r):機体に働くx軸方向の空気力、 Y(u,v,r):機体に働くy軸方向の空気力、 N(u,v,r):機体に働くz軸回りの空気力(モー
メント)、 XEXT :x軸方向の強制力、 YEXT :y軸方向の強制力、 NEXT :z軸回りの強制モーメント。
【0036】運動方程式は一般に慣性項、減衰項、強制
項より成り立つが、(2.1)式において、m*u´,
m*v*r,m*v´,m*u*r,Izz*r´は慣性
項(特にm*v*r,m*u*rは遠心力項)、XEXT
,YEXT ,NEXT は強制項、X(u,v,r),Y
(u,v,r),N(u,v,r)は減衰項に分類され
る。
【0037】空力特性上、減衰項の関数形を決定するこ
とは非常に重要な意味を持つ。従来の風洞試験法では、
この減衰項の関数決定を目的として、風洞内において風
速一定の定常風を発生させ、供試模型を所定の横滑り角
βで保持し機体の抵抗X,Y,Nを計測していた。
【0038】他方、βとx軸およびy軸方向の速度u,
vの間には次式が成り立つ。 β=tan -1(v/u) ・・・(2.2) 従来の風洞試験法では結局、 u,v:一定速度、 r=0 の定常状態における抵抗計測によって減衰項X(u,
v,0),Y(u,v,0),N(u,v,0)、の関
数形を決定していたと解釈される。
【0039】原理的にはu´,v´,r´,u,v,r
が既知であれば、どのような関数形で与えても、すなわ
ちどのような運動を与えても、X(u,v,r),Y
(u,v,r),N(u,v,r)の関数形を決定する
ことは可能である。
【0040】しかし実際には、所与の運動が現実の機体
運動に近いこと、試験法が容易であり、計測結果の解析
法も実用化に適すること等の条件も考慮する必要があ
る。上述のことから明らかなように、従来の風洞試験法
では u,v:一定速度、 r=0 という最も簡単な運動を与えていたわけであるが、その
反面、r=0であるため、X(u,v,r),Y(u,
v,r),N(u,v,r),の中、z軸回りの角速度
rに依存する成分の関数形は明らかにならない等の制約
があった。
【0041】以上のような背景の下、横系運動の運動方
程式におけるX(u,v,r),Y(u,v,r),N
(u,v,r),の中、rに依存する成分の関数形を明
らかにすることを目的に、静止する供試模型に定常風を
当てるのではなく、静止大気の中で供試模型を実際に運
動させること、および0ではないrを与えることが、本
発明の第2実施例の要点である。 2.2 横系運動の付与法 静止大気の中で供試模型を運動させることにより、縦系
運動特にz軸回りの角速度rすなわちyaw rateを付与す
る方法について述べる。
【0042】その概念図を図6に示す。図6から明らか
なように、供試模型の重心Gは横系運動面内において円
あるいは円弧状軌跡となるよう、供試模型の機軸G-xは
重心軌跡の接線に対して一定の横滑り格βを成すように
保持する。また重心Gの速度Vは一定である。なお当然
のことながら、機軸G-zは横系運動面に対して垂直であ
る。
【0043】以上のような円運動状態において、(2.
1)式は次式のように表される。 −m*v*r−X(u,v,r)=XEXT m*u*r−Y(u,v,r)=YEXT −N(u,v,r)=NEXT ・・・(2.2) ここで、機体固定座標系で表した分速度u,vは次式で
表される。
【0044】 u=Vcos β v=Vsin β ・・・(2.3) また、yaw raterと重心軌跡の半径Rの関係は以下の通
りである。
【0045】 r=V/R ・・・(2.4) 2.3 動安定係数の解析法 前項のような方法で横系運動を与えられた場合の動安定
係数の解析法を以下に示す。(2.2)式より、 X(u,v,r)=−m*v*r−XEXT Y(u,v,r)=m*u*r−YEXT N(u,v,r)=−NEXT ・・・(2.5) 上式右辺のmは供試模型が与えられると定まる。
【0046】またu,v,rは試験条件として与えら
れ、XEXT ,ZEXT ,MEXT は計測結果である。従って
(2.5)式右辺は既知となり、減衰項X(u,v,
r),Y(u,v,r),N(u,v,r)は求まる。
【0047】試験計画に従ってrをシリーズ的に変化さ
せ、それぞれの試験結果X(u,v,r),Y(u,
v,r),N(u,v,r)をプロットすれば、例えば
動安定係数Nr はN(u,v,r)のrに対する傾きと
して、Xr はX(u,v,r)のrに対する傾きとし
て、Yr はY(u,v,r)のrに対する傾きとして求
まる。 2.4 第2実施例の説明 図2に示す第2実施例は、横系の運動方程式における空
力係数を求める場合を想定したものである。
【0048】図2において、1は台脚部、2は旋回運動
駆動部、3は旋回支柱部、4,4´は支持アーム部、
5,5´はアーム伸縮駆動部、6,6´は仰角・横滑り
角方向駆動部、7,7´は検力部、8,8´は供試模
型、9は運動制御部、10は空力係数解析処理部、11
は計測結果出力部を表わす。
【0049】供試模型8,8´は、検力部7,7´を介
して仰角・横滑り角方向駆動部6,6´に接続され、仰
角・横滑り角方向駆動部6,6´はアーム伸縮駆動部
5,5´を介して支持アーム部4,4´に、支持アーム
部4は旋回支柱部3にそれぞれ接続されている。
【0050】台脚部1上に設置された旋回運動駆動部2
は旋回支柱部3を旋回させるが、この時運動制御部9
は、試験条件として与えられる旋回半径が所要の距離精
度を満たすようにアーム伸縮駆動部5,5´を、また旋
回支柱部3の回転速度が所要の速度制御精度を満たすよ
うに旋回支柱部3の回転速度をコントロールする。
【0051】図2から明らかなように、第2実施例にお
いては、第1実施例に支持アーム部4´、アーム伸縮駆
動部5´、仰角・横滑り角方向駆動部6´、検力部7
´、供試模型8´を追加し試験効率の向上を図ってい
る。
【0052】なお供試模型8,8´の旋回面は、その高
さをずらせた形で配置し、先行する供試模型の発生する
後流内に後続の供試模型が入らないようにしている。な
お、本発明は旋回運動駆動部2、アーム伸縮駆動部5,
5´、仰角・横滑り角方向駆動部6,6´の具体的機構
まで特定するものではないが、第2実施例ではそれぞれ
次のような機構を使用した。
【0053】 旋回運動駆動部2 ;ギヤード・モータ アーム伸縮駆動部5,5´ ;油圧サーボ方式ピストン
・シリンダ 仰角・横滑り角方向駆動部6,6´;ノンバックラッシ
ュ機構を有するスパーギヤおよび平歯車 いずれにしても、旋回運動駆動部2、アーム伸縮駆動部
5,5´、仰角・横滑り角方向駆動部6,6´の製作に
際して根本的な問題点はない。
【0054】なお、本試験装置全体は、気圧、密度等大
気の物理的特性を調整可能な建屋の中に設置される。所
定の空力係数解析に必要な強制力は、供試模型8,8´
の基部に取り付けられた検力部7,7´により計測す
る。
【0055】空力係数解析処理部10は、供試模型8,
8´に与えた実際の運動およびその運動に要した強制力
の計測結果から、(2.5)式に従って空力係数の解析
を行う。
【0056】空力係数解析処理部10からの解析結果は
電気信号として出力され、ここでは図示しない記録装
置、表示装置等に入力される。このように専用装置化し
た空力係数解析処理部10を必要としない場合は、上記
の運動および強制力の計測結果を計測結果出力部11か
ら電気信号として出力し、やはり図示しない汎用演算処
理装置に入力の上、(2.5)式に従った空力係数の解
析を行う。
【0057】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に述べるような効果を奏する。 (1)本発明の試験装置および解析処理により、縦系及
び横系の運動方程式における動安定空力係数が求めるこ
とができる。
【0058】そのため、空力特性において静安定空力係
数と同等、ある運動状態においては同等以上の重要度を
持つ動安定空力係数を、いきなり経験式といういわば飛
行試験結果に一致させるための変換式によって求めると
いう問題点を解決することができる。 (2)空力係数だけでなく広範囲な空力現象を内包する
空力特性を、すべて風洞試験だけで決定することは事実
上不可能であるが、不確定要素を極力残さないというよ
うにするため、本発明により「静安定および動安定空力
係数という空力特性の2大要素を風洞試験によって統一
的に決定し、尺度影響を考慮した上、それでもなおかつ
残る推定結果と飛行試験結果の不一致を補正するため、
経験式を導入する。」といった飛行運動計算システムを
構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図。
【図3】機体の固定座標系(縦系)を示す図。
【図4】円運動によるピッチ・レート付与の説明図。
【図5】機体の固定座標系(横系)を示す図。
【図6】円運動によるヨー・レート付与の説明図。
【符号の説明】 1…台脚部、 2…旋回運動駆動部、 3…旋回支柱部、 4,4´…支持アーム部、 5,5´…アーム伸縮駆動部、 6,6´…仰角・横滑り角方向駆動部、 7,7´…検力部、 8,8´…供試模型、 9…運動制御部、 10…空力係数解析処理部、 11…計測結果出力部、 m…機体質量、 G-x,z…重心を原点とした機体固定座標系、 x軸…機体の前後方向軸、 y軸…機体の左右方向軸、 z軸…機体の上下方向軸、 u,v,w…x,yおよびz軸方向の速度、 u´,v´,w´…x,yおよびz軸方向の加速度、 V…機体重心の速度、 VA …流入気流流速、 q…y軸回りの角速度、 r…z軸回りの角速度、 X,Y,Z…x,yおよびz軸方向の強制力、 M…y軸回りのモーメント、 N…z軸回りのモーメント、 α…仰角、 β…横滑り角、 θ…pitch 角、 θV …機体重心の速度ベクトルのpitch 角、 ψ…方位角、 ψV …機体重心の速度ベクトルの方位角。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機の空力特性計測装置において、
    (A)供試模型(8)を支持する検力部(7)と、
    (B)前記検力部(7)を介して供試体(8)の仰角・
    横滑り角方向駆動を行う仰角・横滑り角方向駆動部
    (6)と、(C)前記仰角・横滑り角方向駆動部(6)
    を支持する支持アーム部(4)と、(D)前記支持アー
    ム部(4)を支持する旋回支柱部(3)と、(E)前記
    旋回支柱部(3)を旋回させる旋回運動駆動部(2)
    と、(F)前記支持アーム部(4)のアーム長を伸縮す
    るアーム伸縮駆動部(5)と、(G)前記アーム伸縮駆
    動部(5)のコントロールと旋回支柱部(3)の回転速
    度のコントロールをする運動制御部(9)と、(H)前
    記検力部(7)から計測信号を入力し、解析処理を行う
    空力係数解析処理部(10)と、(I)前記空力係数解
    析処理部(10)の解析結果を出力する計測結果出力部
    (11)とからなることを特徴とする旋回型空力特性計
    測装置。
JP6308883A 1994-12-13 1994-12-13 旋回型空力特性計測装置 Withdrawn JPH08166318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308883A JPH08166318A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 旋回型空力特性計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308883A JPH08166318A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 旋回型空力特性計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08166318A true JPH08166318A (ja) 1996-06-25

Family

ID=17986416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6308883A Withdrawn JPH08166318A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 旋回型空力特性計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08166318A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040051235A (ko) * 2002-12-12 2004-06-18 한국항공우주산업 주식회사 항공기 비행 시험 데이터 분석 시스템
JP2009508747A (ja) * 2005-09-22 2009-03-05 エアバス フランス 航空機に少なくとも1回の飛行テストを実施する方法と装置およびその用途
JP2010002356A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 National Maritime Research Institute 作用力差測定方法及び作用力差測定装置並びに作用力差測定プログラム
GB2485629A (en) * 2010-11-19 2012-05-23 Lockheed Corp Aerodynamic testing apparartus
CN105628412A (zh) * 2014-10-28 2016-06-01 中联重科股份有限公司 用于工程机械的测试机构及其测试方法
DE102024102388A1 (de) * 2024-01-29 2025-07-31 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Windkanaltestvorrichtung zur Ermittlung von dynamischen Beiwerten an einem Windkanalmodell

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040051235A (ko) * 2002-12-12 2004-06-18 한국항공우주산업 주식회사 항공기 비행 시험 데이터 분석 시스템
JP2009508747A (ja) * 2005-09-22 2009-03-05 エアバス フランス 航空機に少なくとも1回の飛行テストを実施する方法と装置およびその用途
JP2010002356A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 National Maritime Research Institute 作用力差測定方法及び作用力差測定装置並びに作用力差測定プログラム
GB2485629A (en) * 2010-11-19 2012-05-23 Lockheed Corp Aerodynamic testing apparartus
US8316701B2 (en) 2010-11-19 2012-11-27 Lockheed Martin Corporation Aerodynamic testing method and apparatus
GB2485629B (en) * 2010-11-19 2017-07-12 Lockheed Corp Aerodynamic testing method and apparatus
DE102011054265B4 (de) 2010-11-19 2022-03-31 Lockheed Martin Corp. Aerodynamiktestverfahren und -einrichtung
CN105628412A (zh) * 2014-10-28 2016-06-01 中联重科股份有限公司 用于工程机械的测试机构及其测试方法
DE102024102388A1 (de) * 2024-01-29 2025-07-31 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Windkanaltestvorrichtung zur Ermittlung von dynamischen Beiwerten an einem Windkanalmodell
DE102024102388B4 (de) * 2024-01-29 2025-10-02 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Windkanaltestvorrichtung zur Ermittlung von dynamischen Beiwerten an einem Windkanalmodell

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108256264B (zh) 一种基于地面频响试验的气动伺服弹性稳定性预测方法
JP4268250B2 (ja) 風洞シミュレーション装置及び該風洞シミュレーション装置を用いた機体設計方法
Waszak Modeling the benchmark active control technology wind-tunnel model for application to flutter suppression
US7254998B2 (en) Method for determining drag characteristics of aircraft and system for performing the method
JPH0862091A (ja) 三次元気流発生装置、及び該装置を使用した航空機の飛行制御系検証方法並びに飛行モーションシミュレータ
EP0188759A2 (en) Working apparatus of pliable structure
Tempel et al. Estimating inertial parameters of suspended cable-driven parallel robots—Use case on CoGiRo
JPH08166318A (ja) 旋回型空力特性計測装置
Gatto et al. Evaluation of a three degree of freedom test rig for stability derivative estimation
Setati et al. Experimental approach to calculate the moments of inertia of a hexacopter unmanned aerial vehicle
JP3842126B2 (ja) 流体中の物体の振動シミュレーション方法とその装置
Ricci et al. Active control of three-surface aeroelastic model
Gatto Application of a pendulum support test rig for aircraft stability derivative estimation
CN118817227A (zh) 一种闭式风洞试验中悬挂旋成体飞行器的位姿测试方法
Loeser et al. Development of the dynamic wind tunnel testing capabilities at DNW-NWB
JP5157983B2 (ja) 車両空気力算出装置、車両運動解析装置及び車両サスペンション制御装置
Polivanov et al. Comparison of a quadcopter and an airplane as a means of measuring atmospheric parameters
JP3097814B2 (ja) 空気力学的振動のシミュレーション方法
Carnduff et al. Development of a low cost dynamic wind tunnel facility utilizing MEMS inertial sensors
JPH05296875A (ja) 風洞試験装置
Dieterich et al. Helinovi: Current vibration research activities
Babcock et al. Experimental estimation of the rotary damping coefficients of a pliant wing
CN119901444B (zh) 突风干扰下的多体分离轨迹预测的试验方法、设备及介质
Magill et al. Measurement of aircraft stability parameters in the wind tunnel using a wind driven manipulator
Babbar et al. An Approach for Prescribed Experiments for Aerodynamic-Structural Dynamic Interaction

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305