JPH08166280A - 電子天秤用風防装置 - Google Patents
電子天秤用風防装置Info
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- JPH08166280A JPH08166280A JP30876094A JP30876094A JPH08166280A JP H08166280 A JPH08166280 A JP H08166280A JP 30876094 A JP30876094 A JP 30876094A JP 30876094 A JP30876094 A JP 30876094A JP H08166280 A JPH08166280 A JP H08166280A
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Abstract
に小型化が達成できる風防装置の提供。 【構成】 電子天秤本体10の風防装置は、床平面が略
正方形の秤量室14と収納部24とを備えている。秤量
室14の前面側に固設されたフロント板18があり、そ
の両側面には、移動自在に設置されたサイド板20,2
2があって、このサイド板20,22は、透明な3個の
長方形状の板片20a〜20c,22a〜22cを可撓
性部材26で結合することにより構成されている。サイ
ド板20,22は、取手28を後方へ押すことにより収
納部24内へ格納できる。
Description
置に関し、特に、秤量室内の広い有効空間を確保しつ
つ、左右サイド板の後方収納部の突出を防ぎ、小型化が
達成できる風防装置に関するものである。
化,低価格化が促進されていて、このような技術動向の
中で、分析用の電子天秤においても同様な傾向にあっ
て、例えば、電子天秤の秤量皿の後方に機構部を配置し
た構造から、秤量皿の下方に機構部を配置して、小型
化,軽量化などに対応したものが提供されている。
量な重量の測定に使用されるため、通常、秤量皿を囲ん
だ風防装置が設けられている。一般的にこの種の風防装
置は、ガラス板から構成されていて、その形状は、平面
板ガラスを利用した立方体,曲面ガラスを利用した円筒
体のものに大別される。しかしながら、このような従来
の風防装置には、以下に説明する技術的な課題が指摘さ
れていた。
ラスを利用した風防装置では、サイドガラス(サイド
板)の開放時、天秤本体の後方にサイドガラスの突出が
発生し、天秤設置スペース以外に、ガラスの突出スペー
スを必要とするという問題があった。また、曲面ガラス
を利用した風防装置では、その形状の制限から秤量室が
円筒形となり、同一幅の風防装置において、床が正方形
に近い風防装置と比較して、秤量室の利用空間が狭くな
る。さらに、曲面ガラスの成形には、コスト高,寸法精
度不良,寸法精度を補正するための設計上の別部品を必
要とするなどの問題があった。
てなされたものであって、その目的とするところは、秤
量室の床面積の減少を招くことなく、安価に小型化が図
れる電子天秤用風防装置を提供することにある。
め、本発明は、電子天秤の秤量皿を囲み、平面形状が略
正方形に形成された秤量室を有する風防装置であって、
前記秤量室の前面側に固設される平板状のフロント板
と、前記秤量室の側面側に移動自在に設置された一対の
平板状のサイド板と、前記秤量室の背面側に沿って設け
られた前記サイド板の収納部とを備え、前記サイド板を
奥行方向に沿って複数に分割して屈曲可能な可撓性部材
で結合したことを特徴とする。前記可撓性部材は、分割
された前記サイド板の一方の端縁に固設される第1部材
と、前記サイド板の他方の端縁に固設される第2部材と
を有し、前記第1およひ第2部材の端部に相互に嵌合す
る凹,凸部を設けることができる。前記可撓性部材は、
前記サイド板の下端から下方に突出するように設けるこ
とができる。
室は、その平面形状が略正方形に形成されているので、
秤量室内の有効空間が円筒のものよりも大きくなる。こ
の場合、風防装置は、秤量室の前面側に固設される平板
状のフロント板と、秤量室の側面側に移動自在に設置さ
れた一対の平板状のサイド板と、秤量室の背面側に沿っ
て設けられたサイド板の収納部とを備え、サイド板を奥
行方向に沿って複数に分割して屈曲可能な可撓性部材で
結合しているので、サイド板の分割数を増せば、分割さ
れた部分の幅が小さくなるため、秤量室の背面側に沿っ
て設けられた収納部に移動させる際の転回半径が小さく
なり、その結果、収納室の厚みを分割数に対応して薄く
することができる。
を参照して詳細に説明する。図1から図3は、本発明に
かかる電子天秤用風防装置の第1実施例を示している。
同図に示す風防装置は、電子天秤本体10の秤量皿12
の外周を囲んで、平面形状が略正方形の秤量室14と、
後述する収納部とを有している。電子天秤本体10内に
は、秤量皿12上に載置される被秤量物の質量を検出す
るメカニズムや、電子回路などが設けられている。
秤の質量を表示するデイスプレイおよび操作スイッチが
設けられた表示,操作部16が配置されている。風防装
置は、秤量室14の前面側に垂直に固設される平板状の
フロント板18と、秤量室14の側面側に沿って移動自
在に設置された一対の平板状の左,右サイド板20,2
2(図1においては、左サイド板20は、収納状態で示
されている。)と、秤量室12の背面側に沿って設けら
れた左,右サイド板20,22の収納部24と、図示し
ない天井板と床板とを備えている。
0,22は、例えば、透明なガラス板や帯電防止剤を混
入した透明なアクリル板などから構成され、断面がほぼ
正方形の秤量室14の側辺(奥行)と秤量室14の高さ
に対応する大きさ形成されている。左,右サイド板2
0,22は、図2に示すように、この実施例では、長手
方向に沿って3分割した略同一長方形状の平板状の板片
20a〜20c,22a〜22cから構成され、3枚の
板片20a〜20c,22a〜22cは、可撓性部材2
6により屈曲可能に結合されている。
2,図3に示すように、例えば、ゴムや柔軟なプラスチ
ックスからなる帯状のものであって、この可撓性部材2
6は、左,右サイド板20,22の内面側に位置するよ
うにして、板片20a〜20c,22a〜22cの端縁
に沿って接着固定されている。また、左,右サイド板2
0,22の板片20a,22aの外側には、これを移動
させる際に摘む取手28がそれぞれ固設されている。
量室14の背面側の内壁24aと、この内壁24aから
所定の間隔をおいて、その後方に垂設された外壁24b
と、内壁24aと外壁24bの中間に垂設された隔壁2
4cとを有していて、左,右サイド板20,22のそれ
ぞれに対応して、左,右収納部24d,24eが形成さ
れている。
には、それぞれほぼ45°に折曲された折曲歩24fと
傾斜部24gが設けられていて、左,右収納部24d,
24eの開口端側には、略45°に傾斜した導入路が形
成されている。なお、図では、折曲部24fと傾斜部2
4gを略45°にして導入路を形成したが、これらはサ
イド板20,22の分割数などを考慮して適宜決めれば
よい。
風防装置では、秤量室14は、その平面形状が略正方形
に形成されているので、秤量室14内の幅を一定にした
場合有効空間が円筒のものよりも大きくなり、例えば、
秤量対象物を風防内に入れて対流防止のため秤量室内の
温度に馴染ませる場合などに非常に便利になる。また、
風防装置は、秤量室14の前面側に固設される平板状の
フロント板18と、秤量室14の側面側に移動自在に設
置された左,右サイド板20,22と、秤量室14の背
面側に沿って設けられたサイド板20,22の収納部2
4とを備え、秤量室14の開閉を行なうサイド板20,
22が平板状に形成されているので、その製造が簡単に
なり、屈曲ないしは曲面ガラスのようなコストアップを
招かない。
行方向に沿って複数に分割した板片20a〜20c,2
2a〜22cを屈曲可能な可撓性部材26で結合してい
るので、サイド板20,22の分割数を増せば、分割さ
れた部分の幅が小さくなるため、秤量室14の背面側に
沿って設けられた収納部24に移動させる際の転回半径
が小さくなり、その結果、収納室24の厚みを分割数に
対応して薄くすることができる。
り、以下にその特徴点についてのみ説明する。同図に示
す実施例では、第1実施例の左,右サイド板20,22
の板片20a〜20c,22a〜22c間を相互に凹凸
嵌合する可撓性部材26aで屈曲可能に結合している。
可撓性部材26aは、一方の板片20a,22aの端縁
に固設された第1部材260と、他方の板片20b,2
2bの端縁に固設された第2部材261とから構成され
ている。
えば、比較的硬質な合成樹脂により一体成形されたもの
であって、第1部材260は、板片20a,22aの高
さとほぼ同じ長さを有し、板片20a,22aの端縁に
嵌着固定される略コ字形断面の取付枠260aと、この
取付枠260aの外端の全長に亙って突設された凸部2
60bとから構成されている。
高さとほぼ同じ長さを有し、板片20b,22bの端縁
に嵌着固定される略コ字形断面の取付枠261aと、こ
の取付枠261aの外端の全長に亙って突設された凹部
261bとから構成されている。第1および第2部材の
取付枠260a,261aは、接着剤により板片20
a,22a,20b,22bに固定するか、或いは、板
片20a,22a,20b,22bに孔をあけて取付枠
側の突起と嵌合させるか、あるいはまた螺子により固定
される。
は、第2部材261の凹部261bに第1部材260の
凸部260bを嵌合して板片20a〜20c,22a〜
22cを屈曲可能に結合させるものであって、このよう
に構成された第2実施例によっても上記第1実施例と同
等の作用効果が得られる。図5は、本発明の第3実施例
を示しており、以下にその特徴点についてのみ説明す
る。同図に示す実施例では、左,右サイド板20,22
の板片20a〜20c,22a〜22c間を、断面が略
エ字形に形成された可撓性部材26bで屈曲可能に結合
している。
ラスチックスで構成されている。図6は、本発明の第4
実施例を示しており、同図に示す実施例では、左,右サ
イド板20,22の板片20a〜20c,22a〜22
c間を、2枚の薄い可撓性部材26c,26cで屈曲可
能に結合している。図5ないしは図6に示した構成によ
っても上記第1実施例と同等の作用効果が得られる。図
7は、本発明の第5実施例を示している。同図に示す実
施例では、図4に示した第2実施例の第1及び第2部材
260,261の下端が、板片20a,22a,20
b,22bの下端よりも下方に突出するように構成し、
この突出した部分が床板上に設けたガイドレールに摺接
するようにしている。
用効果に加えて、左,右サイド板20,22の移動が円
滑に行なえる。
本発明にかかる電子天秤用風防装置によれば、秤量室の
床面積の減少を招くことなく、安価に小型化を達成する
ことができる。
の上面図である。
イド板の要部拡大断面図である。
イド板の要部拡大断面図である。
イド板の要部拡大断面図である。
イド板の要部拡大正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子天秤の秤量皿を囲んで、平面形状が
略正方形に形成された秤量室を有する風防装置であっ
て、 前記秤量室の前面側に固設される平板状のフロント板
と、前記秤量室の側面側に移動自在に設置された一対の
平板状のサイド板と、前記秤量室の背面側に沿って設け
られた前記サイド板の収納部とを備え、 前記サイド板を奥行方向に沿って複数に分割して屈曲可
能な可撓性部材で結合したことを特徴とする電子天秤用
風防装置。 - 【請求項2】 前記可撓性部材は、分割された前記サイ
ド板の一方の端縁に固設される第1部材と、前記サイド
板の他方の端縁に固設される第2部材とを有し、前記第
1および第2部材の端部に相互に嵌合する凹,凸部を設
けたことを特徴とする請求項1記載の電子天秤用風防装
置。 - 【請求項3】 前記可撓性部材は、前記サイド板の下端
から下方に突出するように設けられることを特徴とする
請求項1または2記載の電子天秤用風防装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30876094A JP3529866B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 電子天秤用風防装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30876094A JP3529866B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 電子天秤用風防装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166280A true JPH08166280A (ja) | 1996-06-25 |
JP3529866B2 JP3529866B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=17984971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30876094A Expired - Lifetime JP3529866B2 (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 電子天秤用風防装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3529866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009065662A1 (de) * | 2007-11-19 | 2009-05-28 | Mettler-Toledo Ag | Laborgerät mit einem geschützten arbeitsraum |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP30876094A patent/JP3529866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009065662A1 (de) * | 2007-11-19 | 2009-05-28 | Mettler-Toledo Ag | Laborgerät mit einem geschützten arbeitsraum |
US7834278B1 (en) | 2007-11-19 | 2010-11-16 | Mettler-Toledo Ag | Laboratory instrument with a protected working compartment |
JP2011503594A (ja) * | 2007-11-19 | 2011-01-27 | メトラー−トレド アクチェンゲゼルシャフト | 保護された作業コンパートメントを備えるラボラトリ用器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3529866B2 (ja) | 2004-05-24 |
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