JPH08165802A - 膜体の張設装置 - Google Patents
膜体の張設装置Info
- Publication number
- JPH08165802A JPH08165802A JP31177094A JP31177094A JPH08165802A JP H08165802 A JPH08165802 A JP H08165802A JP 31177094 A JP31177094 A JP 31177094A JP 31177094 A JP31177094 A JP 31177094A JP H08165802 A JPH08165802 A JP H08165802A
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- JP
- Japan
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- film body
- membrane body
- wind
- membrane
- building
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低廉なる膜体の張設装置によって、強力な風
荷重に対応できるようにする。 【構成】 膜体1の所々にチェン等から成る重量物2,
2…を所定間隔を有して取付けて、該膜体1に適切なる
重量分布を付与する。更に、該膜体1の上端部を建物3
の梁4等に固定して該膜体1を垂下する。
荷重に対応できるようにする。 【構成】 膜体1の所々にチェン等から成る重量物2,
2…を所定間隔を有して取付けて、該膜体1に適切なる
重量分布を付与する。更に、該膜体1の上端部を建物3
の梁4等に固定して該膜体1を垂下する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は膜体の張設装置に関す
るものであり、特に、建物に取付けられる膜体の張設装
置に関するものである。
るものであり、特に、建物に取付けられる膜体の張設装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種膜体の張設装置として、下記
の機構が知られている。 膜体の上下端部又は該膜体の周縁を骨組に固定し、
そして、該骨組を建物の梁、柱、基礎等の固定部に固設
して該膜体を張設する機構 膜体の両端部を建物の柱等の固定部に取付けたワイ
ヤーにて結縛して該膜体を張設する機構 膜体の周囲を固定し、且つ、該膜体に張力を付与し
て該膜体を建物に取付ける機構
の機構が知られている。 膜体の上下端部又は該膜体の周縁を骨組に固定し、
そして、該骨組を建物の梁、柱、基礎等の固定部に固設
して該膜体を張設する機構 膜体の両端部を建物の柱等の固定部に取付けたワイ
ヤーにて結縛して該膜体を張設する機構 膜体の周囲を固定し、且つ、該膜体に張力を付与し
て該膜体を建物に取付ける機構
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の膜体は強
風等の風圧を受けた場合、該膜体、骨組又はワイヤーに
風荷重が直接に負荷されるので、該膜体、骨組又はワイ
ヤー等は該風荷重に耐え得るだけの構造上の強度が夫々
要求される。従って、構造自体が重厚でコスト高とな
る。又、該構造強度以上の風荷重が負荷されたときは、
建物自体が倒壊或いは破壊し、又は膜体自体が裂損する
等して多大なる損失を蒙むることがある。
風等の風圧を受けた場合、該膜体、骨組又はワイヤーに
風荷重が直接に負荷されるので、該膜体、骨組又はワイ
ヤー等は該風荷重に耐え得るだけの構造上の強度が夫々
要求される。従って、構造自体が重厚でコスト高とな
る。又、該構造強度以上の風荷重が負荷されたときは、
建物自体が倒壊或いは破壊し、又は膜体自体が裂損する
等して多大なる損失を蒙むることがある。
【0004】そこで、低廉なる膜体の張設装置によって
強力な風荷重にも対応できるようにするために解決せら
るべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課
題を解決することを目的とする。
強力な風荷重にも対応できるようにするために解決せら
るべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課
題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、膜体の所々にチ
ェンその他の脆弱な弾性を有する棒状体若しくは板状体
等より成る重量物を取付けて、該膜体に適切な重量分布
を付与するように構成され、且つ、該膜体の上端部を建
物に固定して該膜体を垂下したことを特徴とする膜体の
張設装置を提供するものである。
成するために提案せられたものであり、膜体の所々にチ
ェンその他の脆弱な弾性を有する棒状体若しくは板状体
等より成る重量物を取付けて、該膜体に適切な重量分布
を付与するように構成され、且つ、該膜体の上端部を建
物に固定して該膜体を垂下したことを特徴とする膜体の
張設装置を提供するものである。
【0006】
【作用】膜体の上端部は建物の梁等に固定されて垂下さ
れており、且つ、該膜体に適切な重量分布が付与される
ように該膜体の所々にチェン等の重量物を取付けている
ので、該膜体が強風を受けても、該膜体に衝突する強風
は該膜体に取付けられている前記重量物間を曲面状に押
圧変形させ、この部分より前記風は側方へ逃散すること
になる。従って、該膜体は丁度柳がしなるように揺動
し、そして、該揺動作用は許容範囲内に抑えて該風荷重
を分散させることになり、依って、簡易な装置の本発明
の膜体張設装置は相当な強風にも充分に耐えることが可
能となる。
れており、且つ、該膜体に適切な重量分布が付与される
ように該膜体の所々にチェン等の重量物を取付けている
ので、該膜体が強風を受けても、該膜体に衝突する強風
は該膜体に取付けられている前記重量物間を曲面状に押
圧変形させ、この部分より前記風は側方へ逃散すること
になる。従って、該膜体は丁度柳がしなるように揺動
し、そして、該揺動作用は許容範囲内に抑えて該風荷重
を分散させることになり、依って、簡易な装置の本発明
の膜体張設装置は相当な強風にも充分に耐えることが可
能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に従
って詳述する。図に於て1は膜体である。該膜体1は比
較的軽薄な物質で作製されてもよい。
って詳述する。図に於て1は膜体である。該膜体1は比
較的軽薄な物質で作製されてもよい。
【0008】而して、該膜体1には所々に重量物2,2
…が取付けられている。該重量物2,2…は例えばチェ
ンの如く、所定の重量と屈曲性及び形状並びに長さを有
し、そして、該チェンが重量物2,2…として膜体1に
所定間隔を有して取付けられる。
…が取付けられている。該重量物2,2…は例えばチェ
ンの如く、所定の重量と屈曲性及び形状並びに長さを有
し、そして、該チェンが重量物2,2…として膜体1に
所定間隔を有して取付けられる。
【0009】又、該重量物2,2…は、脆弱な弾性を有
する例えばゴム製から成る棒状体、若しくは、細長い板
体或いはチップ状体を用いることもできる。勿論、之等
のものは所定の長さ、重量、柔軟性を有するものでなけ
ればならない。
する例えばゴム製から成る棒状体、若しくは、細長い板
体或いはチップ状体を用いることもできる。勿論、之等
のものは所定の長さ、重量、柔軟性を有するものでなけ
ればならない。
【0010】而して、之等の重量物2,2…は膜体1の
略下半部に取付けられるを可とするが、図1に於ては該
重量物2,2…は該膜体1の略下半部の面に、縦横に所
定間隔を有して取付けられている。即ち、同図には、該
膜体1の下端部長手方向にチェン等から成る重量物2を
止着してあり、そして、その上方へ所定間隔を有して縦
方向と横方向とに交互に該重量物2,2…が配設され、
そして、該膜体1の上端部を建物3の梁4等にワイヤー
等で固定されて垂下されている。
略下半部に取付けられるを可とするが、図1に於ては該
重量物2,2…は該膜体1の略下半部の面に、縦横に所
定間隔を有して取付けられている。即ち、同図には、該
膜体1の下端部長手方向にチェン等から成る重量物2を
止着してあり、そして、その上方へ所定間隔を有して縦
方向と横方向とに交互に該重量物2,2…が配設され、
そして、該膜体1の上端部を建物3の梁4等にワイヤー
等で固定されて垂下されている。
【0011】又、図2には前記重量物2,2…は該膜体
1の略下半部に所定間隔を有して横方向に配設している
状態が示されており、更に、図3には前記重量物2,2
…が該膜体1の略下半部に、所定間隔を有して縦方向に
配設されている状態を示している。勿論、図2及び図3
に示す膜体1は前記建物3の梁4等に固定されて垂下さ
れる。
1の略下半部に所定間隔を有して横方向に配設している
状態が示されており、更に、図3には前記重量物2,2
…が該膜体1の略下半部に、所定間隔を有して縦方向に
配設されている状態を示している。勿論、図2及び図3
に示す膜体1は前記建物3の梁4等に固定されて垂下さ
れる。
【0012】斯くの如く、建物3に張設された膜体1が
風圧を受けたときは、図4に示すように重量物2,2…
によって該膜体1に効果的な重量分布が付与されている
ので、該膜体1は風を溜めることなく、該膜体1は許容
範囲にて揺動し乍ら該膜体1の端部或いは周囲から該風
を逃散させ、そして、該膜体のバタツキやめくり上がり
を抑制することになる。即ち、図5に示す如く、例え
ば、該膜体は何らの重量分布の手段が施されていない場
合は、該膜体には重量分布が均一となり、依って、該膜
体が風圧を受けた場合は、該膜体は大きなうねり状のあ
おり或いはばたつきの現象が発生して該膜体にて包囲さ
れている空間内に風、雨、塵埃等が侵入することになる
が、本発明によって、之等の欠陥は解消される。
風圧を受けたときは、図4に示すように重量物2,2…
によって該膜体1に効果的な重量分布が付与されている
ので、該膜体1は風を溜めることなく、該膜体1は許容
範囲にて揺動し乍ら該膜体1の端部或いは周囲から該風
を逃散させ、そして、該膜体のバタツキやめくり上がり
を抑制することになる。即ち、図5に示す如く、例え
ば、該膜体は何らの重量分布の手段が施されていない場
合は、該膜体には重量分布が均一となり、依って、該膜
体が風圧を受けた場合は、該膜体は大きなうねり状のあ
おり或いはばたつきの現象が発生して該膜体にて包囲さ
れている空間内に風、雨、塵埃等が侵入することになる
が、本発明によって、之等の欠陥は解消される。
【0013】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該
改変せられたものに及ぶことは当然である。
限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該
改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】この発明は上記実施例にて詳述せる如
く、建物に垂下された膜体には所々に屈曲性或いは柔軟
性ある重量物が配設されているので、通常は該重量物に
て該膜体は垂直な張設状態を維持しており、更に、該膜
体は該重量物によって効果的な重量分布が施されている
ので、該膜体が風圧を受けたときは、該膜体は風を溜め
ることなく、許容範囲の揺動作用にて該風を該膜体の端
部或いは周囲から逃散させて、従来のようなうねり、バ
タツキ等の現象を抑制することができる。斯くして、軽
薄な膜体を用いて安価に膜体を建物に取付けることがで
き、そして、強風等の風荷重を受けても、建物が倒壊し
たり或いは膜体が裂損するようなことも回避でき、更
に、該膜体で仕切られた空間は風、雨、塵埃等からの弊
害を極めて効果的に阻止することが可能となる等、正
に、著大なる効果を奏する発明である。
く、建物に垂下された膜体には所々に屈曲性或いは柔軟
性ある重量物が配設されているので、通常は該重量物に
て該膜体は垂直な張設状態を維持しており、更に、該膜
体は該重量物によって効果的な重量分布が施されている
ので、該膜体が風圧を受けたときは、該膜体は風を溜め
ることなく、許容範囲の揺動作用にて該風を該膜体の端
部或いは周囲から逃散させて、従来のようなうねり、バ
タツキ等の現象を抑制することができる。斯くして、軽
薄な膜体を用いて安価に膜体を建物に取付けることがで
き、そして、強風等の風荷重を受けても、建物が倒壊し
たり或いは膜体が裂損するようなことも回避でき、更
に、該膜体で仕切られた空間は風、雨、塵埃等からの弊
害を極めて効果的に阻止することが可能となる等、正
に、著大なる効果を奏する発明である。
【図1】本発明の一実施例を示し、その一部切欠正面
図。
図。
【図2】本発明の他の実施例を示す一部切欠正面図。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す一部切欠正面
図。
図。
【図4】本発明の膜体が風圧を受けたときの揺動状態を
示す解説図。
示す解説図。
【図5】重量の均一な膜体が風圧を受けたときのめくり
上がり状態を示す解説図。
上がり状態を示す解説図。
1 膜体 2 重量物 3 建物 4 梁
Claims (1)
- 【請求項1】 膜体の所々にチェンその他の脆弱な弾
性を有する棒状体若しくは板状体等より成る重量物を取
付けて、該膜体に適切な重量分布を付与するように構成
され、且つ、該膜体の上端部を建物に固定して該膜体を
垂下したことを特徴とする膜体の張設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31177094A JPH08165802A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 膜体の張設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31177094A JPH08165802A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 膜体の張設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08165802A true JPH08165802A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18021274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31177094A Pending JPH08165802A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 膜体の張設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08165802A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205957A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-30 | 大成建設株式会社 | 風揺れ低減システム |
CN108396981A (zh) * | 2018-05-08 | 2018-08-14 | 广西家之宝网络科技有限公司 | 一种建筑施工安全防护装置及方法 |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP31177094A patent/JPH08165802A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205957A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-30 | 大成建設株式会社 | 風揺れ低減システム |
CN108396981A (zh) * | 2018-05-08 | 2018-08-14 | 广西家之宝网络科技有限公司 | 一种建筑施工安全防护装置及方法 |
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