JPH08165006A

JPH08165006A - 溝蓋上げ台車

Info

Publication number: JPH08165006A
Application number: JP33685294A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Nagasaki; 良一長崎
Original assignee: Nagasaki Industrial Co Ltd
Current assignee: Nagasaki Industrial Co Ltd
Priority date: 1994-12-12
Filing date: 1994-12-12
Publication date: 1996-06-25

Abstract

(57)【要約】【目的】目ずまりで、堅くて、重いコンクリート製溝蓋
を、一人で簡単に上げることを目的とした、溝蓋上げ台
車。【構成】二輪二脚の台車に、ジャッキと台車ハンドル
（４）を設け、ブーム（２）、アーム（３）、吊りフッ
ク（３）−３を設け、台車ハンドル（４）で操作する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、溝掃除の際、目ずま
りで堅くて、重いコンクリート製溝蓋を引き上げる、溝
蓋上げ台車に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のものは、開発が進み機能的にも大
きく改善、軽量化され取扱が簡単になってきた。しか
し、コンクリート製溝蓋の周りが土や石等で、目ずまり
を起こし堅くなった状態では、前もって目ずまりを除去
しないと引き上げることが困難である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、その問題
点を解消するため耐久力に優れた、二輪二脚の台車にジ
ャッキを設け、台車ハンドルでジャッキ操作を行い、目
ずまりを除去しなくてもコンクリート製溝蓋をそのまま
引き上げる、溝蓋上げ台車の開発のものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】その構造を図面について
説明すれば、１）、フレーム（５）の下部に、車輪（６）、脚
（７）、車輪ガイド（８）を設けた二輪二脚の台車で、
上部中央にスライド式のジャッキベース（１）−３と車
輪（６）側に台車ハンドル（４）を設ける。２）、ジャッキベース（１）−３中央にジャッキ（１）
を設け、そして、左右にブーム挿入ガイド（１）−６を
設け、さらに、スライドストッパー（１）−４を設け
る。ブーム挿入ガイド（１）−６にブームガイド（２）
−１を挿入しブーム（２）を設け、ブーム（２）両側に
スライド式のアーム（３）を取り付け、締め付けボルト
（３）−２を設ける。アーム（３）にフックガイド
（３）−４を設け、上下スライド式の吊りフック（３）
−３を設ける。また、アームガイド（３）−１とフック
ガイド（３）−４の間にフック掛け（３）−５を設け
る。３）、台車ハンドル（４）下部にブラケット（５）−２
とボスとシャフト（５）−３を設けフレーム（５）と接
続、さらに、連結棒（１）−８を設けジャッキハンドル
（１）−１と台車ハンドル（４）を接続する。また、ス
プリング（４）−１とプリング受け（４）−２を設け
る。４）、圧力調整弁（１）−２に、ユニバーサル（１）−
１３付き持ち出しバー（１）−９を設け、圧力調整ハン
ドル（１）−１０を設ける。また、ハンドルガイド
（１）−１１を設ける。

【０００５】

【作用】本発明は以上の構造で、台車ハンドル（４）に
よって移動操作とジャッキ操作の二つの働きを兼ね、起
伏用のスプリング（４）−１がハンドル操作を助けジャ
ッキアップを容易にして、目ずまりを除去しなくとも堅
くて、重いコンクリート製溝蓋をそのまま引き上げるこ
とができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）、強度を高めるためフレーム（５）を二重鋼管パ
イプとし、移動・ジャッキ操作を兼ねた台車ハンドル
（４）を設ける。下部に固定式車輪（６）と滑り止め
（７）−１付き脚（７）を設け、さらに、スライド式の
溝蓋ガイド（８）を設ける。（ロ）、フレーム（５）中央にスライド式のジャッキベ
ース（１）−３を設け、その中央にジャッキ（１）、そ
して、左右にブーム挿入ガイド（１）−６を設けブーム
（２）を挿入して設ける。ブーム（２）は角パイプと
し、強度を高めるため内部にリブ（２）−２を設ける。
ブーム（２）左右にフック掛け（３）−５とフックガイ
ド（３）−４と上下スライド式の吊りフック（３）−３
の付いた、スライド式のアーム（３）を設ける。（ハ）、台車ハンドル（４）下部に、ブラケット（５）
−２とボスとシャフト（５）−３を設けフレーム（５）
と接続する。また、連結棒（１）−８を設けジャッキハ
ンドル（１）−１１と接続、さらに、起伏用のスプリン
グ（４）−１とスプリング受け（４）−２を設けジャッ
キ操作を可能にする。スプリング受け（４）−２の穴は
Ｕ字型でスプリング（４）−１を引出し、台車ハンドル
（４）を折り畳み可能にする。（ニ）、ジャッキ圧力調整弁（１）−２に、ユニバーサ
ル（１）−１３付き持ち出しバー（１）−９を設ける。
その補強としてジャッキベース（１）−３から折り曲げ
式のハンドルガイド（１）−１１を設け、持ち出しバー
（１）−９を折り曲げ可能とする。本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、
先ず、最初にジャッキベース（１）−３と連結棒（１）
−８を溝蓋表示位置に合わせ締め付けボルト（１）−１
２で固定する。台車ハンドル（４）を両手で軽く下へ押
さえてフレーム先端を浮き上げ、二輪を効かし溝蓋の中
心へ移動する。アーム（３）を溝蓋の穴位置に移動し吊
りフック（３）−３を挿入、左右のフック爪（３）−６
を向かい合わせにセットしてアーム（３）を締め付けボ
ルト（３）−２で固定する。圧力調整ハンドル（１）−
９を右回転しジャッキ圧力調整弁（１）−２を上昇に切
り換え、台車ハンドル（４）を上下に動かしジャッキ操
作を行い溝蓋を上げる。溝蓋が上がった時点で台車ハン
ドル（４）を下へ押さえ二輪を効かし台車「溝蓋」を移
動する。そして、溝蓋の下へ盤木を敷き、圧力調整ハン
ドル（１）−９を左回転（下降）し溝蓋を下ろす。吊り
フック（３）−３を溝蓋から外しフック掛け（３）−５
に納め、台車ハンドル（４）を下へ押さえ台車を溝蓋か
ら交わし目的の場所に移動する。なお本発明は、標準タ
イプの溝蓋上げ台車について説明したが、溝蓋の大小型
の、特殊タイプに用いることも可能である。

【０００７】

【発明の効果】二輪二脚の台車は小回りが効き移動が簡
単で、二重鋼管パイプとリブが堅固にし耐久力を高め
る。台車ハンドル（４）で移動操作とジャッキ操作を兼
ね、その働きをスプリング（４）−１の復元作用が助
け、軽くて楽な作業姿勢を維持する。軽いジャッキ操作
でジャッキ（１）のパワーを溝蓋へ確実に伝え引き上げ
る。溝蓋ガイド（８）で溝蓋の移動を防ぎ、移動時に落
とす心配も無く安全である。このような効果で、安全性
・作業性等が優れ一人で簡単に操作ができ、目ずまり除
去の労力を省き堅くて、重いコンクリート製溝蓋を上げ
ることができるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の詳細図である。

【符号の説明】

Ｊ＝ジャッキ、Ｂ＝ブーム、（１）ジャッキ（１）−１Ｊ、ハンドル
（１）−２Ｊ、圧力調整弁（１）−３Ｊ、ベース（１）−４スライドスト
ッパー（１）−５Ｊ、ベースガイド（１）−６Ｂ、挿入ガイド（１）−７Ｊ、固定ボ
ルト（１）−８連結棒（１）−９持ち出しバー（１）−１０圧力調整
ハンドル（１）−１１ハンドルガイド（１）−１２締め付けボルト（１）−１３ユニバ
ーサル（１）−１４連結ガイド（１）−１５取手（１）−１６名盤（２）ブーム（２）−１Ｂ、ガイド
（２）−２リブ（３）アーム（３）−１アームガイド
（３）−２締め付けボルト（３）−３吊りフック（３）−４フックガイド
（３）−５フック掛け（３）−６フック爪（４）台車ハンドル（４）−１スプリング
（４）−２スプリング受け（４）−３握り（５）フレーム（５）−１ボス
（５）−２ブラケット（５）−３シャフト（６）車輪（６）−１車輪受ブラケ
ット（７）脚（７）−１滑り止め（８）溝蓋ガイド

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｂ６６Ｆ 15/00

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）、二輪二脚の台車にジャッキ（１）
を設け、ブーム（２）とアーム（３）を設ける。
（ロ）、台車ハンドル（４）を設けジャッキ（１）を操
作。以上の如く構成した、溝蓋上げ台車とする。