JPH08164120A - 診断用mri装置 - Google Patents

診断用mri装置

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JPH08164120A
JPH08164120A JP6332821A JP33282194A JPH08164120A JP H08164120 A JPH08164120 A JP H08164120A JP 6332821 A JP6332821 A JP 6332821A JP 33282194 A JP33282194 A JP 33282194A JP H08164120 A JPH08164120 A JP H08164120A
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JP
Japan
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slide table
slide
opening
guide
chain
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Pending
Application number
JP6332821A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Ikoma
知行 生駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nemoto Kyorindo Co Ltd
Original Assignee
Nemoto Kyorindo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のMRI装置では患者を寝せたスライド
テーブルの突出長が限定されてしまうためテーブル台が
必要以上に長くなる。これを解決する。 【構成】 スライドテーブルをスライドさせる場合、こ
のスライドテーブルがテーブル台から離脱する位置まで
スライドさせるスライド手段と、撮像部開口内に、挿入
されるスライドテーブルをガイドするガイド手段とを設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は診断用MRI(magnetic
resonance imaging)装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】定磁場中に置かれた原子核に一定周波数
の電磁波エネルギーを与えると共鳴現象を起こし、この
とき放出されるエネルギーを信号として取り出し、コン
ピュータを用いて断面映像を出力し、生体組織等を観察
するMRI装置は、医療分野における診断用MRI装置
として現在すでに数多く出回っており、良く知られてい
る。
【0003】図5〜図7は、従来の診断用MRI装置を
説明するための概略図であり、図5は全体の構成を示す
斜視図である。図5において、1はマグネットが内蔵さ
れている撮像部、10はその開口、2は患者を寝かせる
テーブル台、20はその上部に設けられたスライドテー
ブルである。次に動作について説明する。診断箇所の断
面映像を得るためには、図6に示すようにスライドテー
ブル20に患者3を寝かせ、テーブル台2に内蔵された
高さ調整機構(図示せず)を用いて、図7に示すように
テーブル台の高さ位置(H)を調整し、スライドテーブ
ル20を摺動させて開口10内へ挿入し、診断箇所を電
磁波照射位置(A)までもって行き、診断箇所へ電磁波
を照射して撮像を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の診
断用MRI装置は、スライドテーブルに患者を寝かせて
スライドテーブルをテーブル台で保持しながらその一部
を突出させ、患者の診断箇所を撮像部の電磁波照射位置
までもっていく構造のため、突出部の長さが限定されて
しまう。すなわち、図7に示すようにテーブル台の長さ
を(L)とした場合、突出部の長さ(L1 )はその安定
性の問題から通常、L−500mm程度以下の長さにす
る必要がある。また、撮像部の奥行(W)は、通常のマ
グネットを用いる場合でも1m以上あり、超伝導マグネ
ットを用いるものにおいては2mを超える。さらに、電
磁波照射位置(A)はその構造上、奥行(W)の中央付
近に設ける必要があるため、所望の診断箇所を容易に電
磁波照射位置までもって行けないという問題点がある。
【0005】例えば診断箇所が患者の腹部中央にある場
合、この部分を電磁波照射位置までもっていく構造とす
るためには、長さL1 を長く、従って長さLを相当長く
しておく必要があり、このテーブル台の長さLを長くす
る必要性から、装置全体の設置スペースが必要以上に大
きくなってしまう。また、診断箇所が頭部から脚部にわ
たるような場合には、スライドテーブルを引き出し、一
度患者の向きを変えて再度開口内にスライドテーブルを
挿入する作業が必要になる等の問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、撮像部の奥行が長い場合でもテーブ
ル台の長さを長くする必要なく、所望の診断箇所の撮像
が容易に行える診断用MRI装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる診断用M
RI装置は、スライドテーブルがテーブル台をスライド
する場合、最大このスライドテーブルがテーブル台から
離脱する位置までスライドさせる手段と、撮像部開口
に、挿入されるスライドテーブルを支えながらガイドす
るガイド手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本実施例の診断用MRI装置のスライドテ
ーブル20周辺の構造を説明するための概略図であり、
図1(A)において201はテーブル台2の上部、20
2はチェン駆動機構、203はチェン、204,205
はチェン固定端である。図1(A)に示すように、テー
ブル台上部201と、このテーブル台上部201に載置
されたスライドテーブル20との間はチェン203で連
結され、チェン駆動機構202が駆動することでスライ
ドテーブル20を図面右側方向に伸縮する構造となって
いる。
【0009】また、スライドテーブル20の裏面には、
図1(B)に示すように摺動(スライド)を容易にさせ
るためのローラ212が設けられ、テーブル台上部20
1の表面にはこのローラ212をガイドするガイド溝2
13が設けられている。
【0010】図1に示すスライドテーブル20周辺の構
造は、従来のMRI装置の構造とほぼ同様であるが、本
実施例の装置では、スライドテーブル20がテーブル台
2から完全に離脱するまでスライドさせる構造とするた
め、従来の構造よりチェン203の長さを長くし、且
つ、図1(C)に示すように、矢印221方向でのトル
クの伝達が正確に行え、矢印222方向へは屈曲する
が、矢印223方向へは屈曲しない構造のチェンが用い
られる。図2は、本発明の診断用MRI装置の撮像部1
の構造を説明するための概略図であり、111は開口1
0内に設けられたガイド手段で、このガイド手段111
はテーブル台上部201のガイド溝213と同様にロー
ラ212が嵌合するガイド溝で構成されるが、図2に示
すように、開口10が円形の開口の場合には、スライド
テーブル20を安定して載置させるため、電磁波の照射
を妨げない材質で構成された板状構造112を開口10
内に設け、この板状構造112の上に設けることとす
る。また、ガイド手段111を構成するガイド溝と、ガ
イド溝213との向き合い両端部には、それぞれ拡張部
301,302をもたせてあり、ローラ212の嵌合,
離脱が容易に行える構造としている。
【0011】次に動作について説明する。図1(A)に
示す状態において、スライドテーブル20に患者3を寝
かせ(図示せず)、チェン駆動機構202を動作させる
ことで、スライドテーブルがスライドして行き、その先
端が撮像部1の開口10内へ挿入される(図3参照)。
そして更にスライドテーブル20をスライドさせると、
このスライドテーブル20のローラ212がガイド手段
111と嵌合し、このガイド手段111にガイドされな
がらスライドテーブル20が開口10内を摺動し、スラ
イドテーブル20の重心は今度は開口10内で支えら
れ、テーブル台2から完全に離脱し、開口10内の所望
の位置で停止させることができるようになる。図4は、
この状態を示す図であり、このように開口10内にガイ
ド手段111を設け、スライドテーブル20をテーブル
台2から完全に離脱させた位置まで移行させることによ
り、図4に示すように、患者の向きを変える等の作業を
伴うことなく、例えば脚部の診断箇所を容易に電磁波照
射位置(A)にもっていくことができるようになる。
【0012】また、撮像が終了した場合、チェン駆動機
構202を逆回転させてスライドテーブル20をテーブ
ル台2上へ収納させることは従来の装置と同様である
が、この場合もガイド手段111とガイド溝213と
に、拡張部301,302をそれぞれ持たせてあるの
で、容易に行うことができる。また、開口10内にスラ
イドテーブル20を挿入する場合、ガイド手段111の
ガイド溝とローラ212との高さ位置を整合させる必要
があるが、テーブル台2の高さ調整機構(図示せず)に
メモリを持たせたものを用いれば容易に行うことができ
る。なお、上述の実施例では、スライドテーブル20を
容易に摺動させるために設けたローラ212がガイド手
段111と嵌合する構成としたが、例えばこのローラ2
12とは別にスライドテーブル20の裏面にガイド突起
を設け(図示せず)、このガイド突起がガイド手段11
1と嵌合する構成としても良く、ガイドの構造が上述の
実施例に限定されるものではないことは言うまでもな
い。また、上述の実施例では、スライドテーブル20の
スライドに、チェン203を用いた例を示しているが、
ロッド機構を用いる等、他の適当な駆動手段を用いるこ
ともできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、患者を寝
かせたスライドテーブルをテーブル台から離脱して撮像
部内に挿入させることとしたので、テーブル台の長さを
必要以上に長くすることなく、装置設置面積小さく抑え
ながら所望の診断箇所の撮像が容易に行える診断用MR
I装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の装置のスライドテーブル20周辺の
構造を説明するための概略図である。
【図2】本実施例の装置の撮像部1の構造を説明するた
めの概略図である。
【図3】本実施例の動作を説明するための図である。
【図4】本実施例の動作を説明するための図である。
【図5】従来の装置を説明するための概略図である。
【図6】従来の装置の動作を説明するための図である。
【図7】従来の装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像部 2 テーブル台 3 患者 20 スライドテーブル 111 ガイド手段 112 板状構造 203 チェン 201 テーブル台上部 212 ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者をテーブル台上のスライドテーブル
    に寝かせて、高さ位置を調整してからこのスライドテー
    ブルをスライドさせて撮像部開口内へ挿入する診断用M
    RI装置において、 上記スライドテーブルをスライドする場合、最大このス
    ライドテーブルが上記テーブル台から離脱する位置まで
    スライドさせるスライド手段と、 上記撮像部開口内に、挿入される上記スライドテーブル
    をガイドするガイド手段とを設けたことを特徴とする診
    断用MRI装置。
  2. 【請求項2】 上記ガイド手段は、上記スライドテーブ
    ル裏面に設けられた摺動用のローラ(またはこのローラ
    とは別に設けたガイド突起)が嵌合する上記撮像部開口
    内に設けたガイド溝(または上記撮像部開口内に設置し
    た電磁波の照射を妨げない材質で構成された板状構造の
    上に設けたガイド溝)からなることを特徴とする請求項
    第1項記載の診断用MRI装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイド手段を構成するガイド溝と上
    記テーブル台上に設けられるガイド溝の向き合い両端部
    にそれぞれ上記ローラ(あるいは上記ガイド突起)の嵌
    合,離脱を容易にさせる拡張部を備えたことを特徴とす
    る請求項第2項記載の診断用MRI装置。
JP6332821A 1994-12-15 1994-12-15 診断用mri装置 Pending JPH08164120A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006200A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴断層撮影装置の寝台装置
US8945051B2 (en) 2009-07-24 2015-02-03 Bayer Medical Care Inc. Multi-fluid medical injector system and methods of operation

Cited By (4)

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US9474857B2 (en) 2009-07-24 2016-10-25 Bayer Healthcare Llc Multi-fluid medical injector system and methods of operation
US10751465B2 (en) 2009-07-24 2020-08-25 Bayer Healthcare Llc Multi-fluid medical injector system and methods of operation

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Effective date: 20030902