JPH08163698A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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Publication number
JPH08163698A
JPH08163698A JP6299469A JP29946994A JPH08163698A JP H08163698 A JPH08163698 A JP H08163698A JP 6299469 A JP6299469 A JP 6299469A JP 29946994 A JP29946994 A JP 29946994A JP H08163698 A JPH08163698 A JP H08163698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
same
waveform
divided
ultrasonic probe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6299469A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusatarou Tsuri
房太郎 釣
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種類と厚さとを選択する必要がある上に、組
み立てにくい金属箔を使用しなくても、ダンピングの良
いパルス的な超音波出力を得ることができる。 【構成】 同一の超音波送信トリガにより、超音波振動
子3a〜3dのそれぞれを別々に振動させる。その際、
同超音波振動子3a〜3dは、同一の超音波振動子3を
分割しているので、図3に示すように振動周波数は同じ
である。しかしそれぞれには、本数、長さ、幅、深さ等
が微妙に異なる溝3a−1〜3d−1を設けているの
で、パルス的に振動した後のダンピング波形は、それぞ
れで異なってくる。即ち、同超音波振動子3a〜3dの
パルス的に振動する1波目は、同じ波形であるが、それ
に続く振動の波形は異なってくる。この2波目以降の振
動波形を合成し、平均化して、ダンピングの良いパルス
波形の超音波出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いた非破壊
検査装置等に適用する超音波探触子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波探触子を図8、図9により
説明すると、図8の1が超音波振動子用保護板、2が電
極、4がダンパー材、7が固定ねじ、8がケース、9が
コネクタ、10が固定金具、11が電極、5が上記コネ
クタ9と上記電極2とを接続するリード線、6が上記コ
ネクタ9と電極11とを接続するリード線で、電極2、
11により後記超音波振動子13に電圧を印加する。
【0003】図8の12が金属箔、図8、図9の13が
1枚の超音波振動子で、この1枚の超音波振動子13と
金属箔12とを超音波出力端側に設けることにより、金
属箔12の厚さによる超音波の多重反射間の干渉による
効果でパルプ波形を良くするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図8、図9に示す
従来の超音波探触子では、超音波振動子13と金属箔1
2との境界面の追加により超音波探触子の出力である超
音波のパワーが減衰する。また目標とするダンピングの
良い超音波探触子を得るためには、超音波の多重反射を
作る金属箔12の種類と厚さとを選択する必要がある上
に、金属箔12は組み立てにくいという問題があった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、種類と厚さとを選択する
必要がある上に、組み立てにくい金属箔を使用しなくて
も、ダンピングの良いパルス的な超音波出力を得ること
ができる超音波探触子を提供しようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の超音波探触子は、超音波を発生させる超
音波振動子を複数に分割し、同各分割超音波振動子のそ
れぞれに本数、幅、深さ等が異なる溝を設けている。
【0007】
【作用】本発明の超音波探触子は前記のように構成され
ており、同一の超音波送信トリガにより、分割超音波振
動子のそれぞれを別々に振動させる。その際、同分割超
音波振動子は、同一の超音波振動子を分割しているの
で、振動周波数は同じである。しかしそれぞれには、本
数、長さ、幅、深さ等が異なる溝を設けているので、パ
ルス的に振動した後のダンピング波形は、それぞれで異
なってくる。即ち、分割超音波振動子のパルス的に振動
する1波目は、同じ波形であるが、それに続く振動の波
形は異なってくる。この2波目以降の振動波形を合成
し、平均化して、ダンピングの良いパルス波形の超音波
出力を得る。
【0008】
【実施例】次に本発明の超音波探触子を図1、図2に示
す一実施例により説明すると、図1の1が超音波振動子
用保護板、2が電極、3が超音波振動子で、同超音波振
動子3は、図2に示すように複数の超音波振動子3a〜
3dに分割され、同分割超音波振動子3a〜3dには、
本数、長さ、幅、深さ等の微妙に異なる溝3a−1〜3
d−1が設けられている。なお本実施例では、超音波振
動子3を4分割しているが、分割数はもっと多くてもよ
い。
【0009】図1の4がダンパー材で、このダンパ材4
は、分割超音波振動子3a〜3dを同一の1枚の振動子
のように電極2の上に配置して、ダンパ効果を持たせる
ものである。7が固定ねじ、8がケース、10が固定金
具で、これらの固定ねじ7とケース8と固定金具10と
は、分割超音波振動子3a〜3d、ダンパ材4等を保持
するためのものである。
【0010】9が上記ケース8の上部に取付けたコネク
タ、11が電極、5が上記コネクタ9と上記電極2とを
接続するリード線、6が上記コネクタ9と上記電極11
とを接続するリード線で、電極2と電極11とにより分
割超音波振動子3a〜3dに電圧を印加するようになっ
ている。このように本発明の超音波探触子は、超音波振
動子3を複数の超音波振動子3a〜3dに分割し、同分
割超音波振動子3a〜3dに本数、長さ、幅、深さ等が
微妙に異なる溝3a−1〜3d−1を設け、同各分割超
音波振動子3a〜3dを超音波のパワー減衰を少なくす
るため、分割前の1枚の超音波振動子3と同様に組み立
てて、同各分割超音波振動子3a〜3dを同一の超音波
送信トリガにより振動させるようにしている。
【0011】次に前記図1、図2に示す超音波探触子の
作用を具体的に説明する。同一の超音波送信トリガによ
り、超音波振動子3a〜3dのそれぞれを別々に振動さ
せる。その際、同超音波振動子3a〜3dは、同一の超
音波振動子3を分割しているので、図3に示すように振
動周波数は同じである。しかしそれぞれには、本数、長
さ、幅、深さ等が微妙に異なる溝3a−1〜3d−1が
設けられているので、パルス的に振動した後のダンピン
グ波形は、それぞれで異なってくる。即ち、同超音波振
動子3a〜3dのパルス的に振動する1波目は、同じ波
形であるが(図3参照)、それに続く振動の波形は異な
ってくる。この2波目以降の振動波形を合成し、平均化
して、図4に示すようにダンピングの良いパルス波形の
超音波出力を得る。
【0012】なお超音波振動子は、等分割にする方がよ
い。その理由は、超音波振動子の材質が同じであれば、
面積の大きい方が出力が大きくなる。その場合、分割超
音波振動子に極端な面積差があれば、超音波探触子のビ
ームが偏ることになって、超音波探触子の特性に悪影響
が出るからである。また超音波振動子に溝を設けない場
合、超音波振動子は、略振動子の自由振動で振動してい
るが、超音波振動子に本数、幅、深さ等が異なる溝を設
ければ、例えば笛でも振動体に傷を付ければ音色が変わ
るように、超音波の波形が異なってくる。本発明は、こ
れを合成し、平均化して、図4に示すようにダンピング
の良いパルス波形の超音波出力を得る。但し各分割超音
波振動子の各パルス波形の1波目は、同一になるように
溝加工する必要がある(図5参照)。
【0013】図6(a)(b)は、各分割超音波振動子
3a〜3dに、本数、長さ、位置、幅、深さが微妙に異
なる溝3a−1〜3d−1を設けた他の実施例である。
図7は、2つの超音波探触子を使用した探触法を示して
いる。本発明は、超音波探触子の中の超音波振動子を分
割して、同各分割超音波振動子のそれぞれに本数、幅、
深さ等が微妙に異なる溝を設けることにより、超音波特
性を良くして、1個の超音波探触子を作るものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の超音波探触子は前記のように同
一の超音波送信トリガにより、分割超音波振動子のそれ
ぞれを別々に振動させる。その際、同分割超音波振動子
は、同一の超音波振動子を分割しているので、振動周波
数は同じである。しかしそれぞれには、本数、長さ、
幅、深さ等が異なる溝を設けているので、パルス的に振
動した後のダンピング波形は、それぞれで異なってく
る。即ち、分割超音波振動子のパルス的に振動する1波
目は、同じ波形であるが、それに続く振動の波形は異な
ってくる。この2波目以降の振動波形を合成し、平均化
して、ダンピングの良いパルス波形の超音波出力を得る
ので、種類と厚さとを選択する必要がある上に、組み立
てにくい金属箔を使用しなくても、ダンピングの良いパ
ルス的な超音波出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波探触子の一実施例を示す縦断側
面図である。
【図2】同超音波探触子の分割超音波振動子を示す平面
図である。
【図3】同分割超音波振動子の波形説明図である。
【図4】同超音波探触子の超音波出力説明図である。
【図5】同分割超音波振動子の波形の一例を示す波形説
明図である。
【図6】(a)同分割超音波振動子の他の実施例を示す
平面図、(b)は縦断側面図である。
【図7】2つの超音波探触子を使用した探触法を示す説
明図である。
【図8】従来の超音波探触子を示す縦断側面図である。
【図9】同超音波探触子の超音波振動子を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
3 超音波振動子 3a〜3d 分割超音波振動子 3a−1〜3d−1 溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来の超音波探触子を図7、図8により
説明すると、図7の1が超音波振動子用保護板、2が電
極、4がダンパー材、7が固定ねじ、8がケース、9が
コネクタ、10が固定金具、11が電極、5が上記コネ
クタ9と上記電極2とを接続するリード線、6が上記コ
ネクタ9と電極11とを接続するリード線で、電極2、
11により後記超音波振動子13に電圧を印加する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図7の12が金属箔、図7、図8の13が
1枚の超音波振動子で、この1枚の超音波振動子13と
金属箔12とを超音波出力端側に設けることにより、金
属箔12の厚さによる超音波の多重反射間の干渉による
効果でパルス波形を良くするようにしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図7、図8に示す
従来の超音波探触子では、超音波振動子13と金属箔1
2との境界面の追加により超音波探触子の出力である超
音波のパワーが減衰する。また目標とするダンピングの
良い超音波探触子を得るためには、超音波の多重反射を
作る金属箔12の種類と厚さとを選択する必要がある上
に、金属箔12は組み立てにくいという問題があった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図6(a)(b)は、各分割超音波振動子
3a〜3dに、本数、長さ、位置、幅、深さが微妙に異
なる溝3a−1〜3d−1を設けた他の実施例である。
本発明は、超音波探触子の中の超音波振動子を分割し
て、同各分割超音波振動子のそれぞれに本数、幅、深さ
等が微妙に異なる溝を設けることにより、超音波特性を
良くして、1個の超音波探触子を作るものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波探触子の一実施例を示す縦断側
面図である。
【図2】同超音波探触子の分割超音波振動子を示す平面
図である。
【図3】同分割超音波振動子の波形説明図である。
【図4】同超音波探触子の超音波出力説明図である。
【図5】同分割超音波振動子の波形の一例を示す波形説
明図である。
【図6】(a)同分割超音波振動子の他の実施例を示す
平面図、(b)は縦断側面図である。
【図7】従来の超音波探触子を示す縦断側面図である。
【図8】同超音波探触子の超音波振動子を示す平面図で
ある。
【符号の説明】 3 超音波振動子 3a〜3d 分割超音波振動子 3a−1〜3d−1 溝
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発生させる超音波振動子を複数
    に分割し、同各分割超音波振動子のそれぞれに本数、
    幅、深さ等が異なる溝を設けたことを特徴とする超音波
    探触子。
JP6299469A 1994-12-02 1994-12-02 超音波探触子 Withdrawn JPH08163698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299469A JPH08163698A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 超音波探触子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299469A JPH08163698A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 超音波探触子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08163698A true JPH08163698A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17872982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6299469A Withdrawn JPH08163698A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 超音波探触子

Country Status (1)

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JP (1) JPH08163698A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020205