JPH08163213A - 携帯無線機用振動呼出器 - Google Patents

携帯無線機用振動呼出器

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Publication number
JPH08163213A
JPH08163213A JP6299700A JP29970094A JPH08163213A JP H08163213 A JPH08163213 A JP H08163213A JP 6299700 A JP6299700 A JP 6299700A JP 29970094 A JP29970094 A JP 29970094A JP H08163213 A JPH08163213 A JP H08163213A
Authority
JP
Japan
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signal
vibration
wireless device
portable wireless
frequency band
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Pending
Application number
JP6299700A
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English (en)
Inventor
Takashi Shiono
高志 塩野
Masamitsu Maekawa
正光 前川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話無線機のイヤホンマイク端子から入
力した受信信号の中から、着信呼出音を抽出してバイブ
レータを駆動させることにより、着信情報を知らせるこ
とができる携帯無線機用振動呼出器を提供する。 【構成】 携帯電話無線機のイヤホンマイク端子11か
らの受信信号を、フィルターL.P.F12、H.P.
F13により所定の周波数の信号を抽出し、抽出した個
々の信号をAC/DC変換器14により整流し、差動増
幅器15はH.P.F13側のレベルがL.P.F12
側のレベルより高い場合に、着信呼出音と判別し、トラ
ンジスタ16、17を介してモ−タ18を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯電話無線機の受
信信号から着信呼出音を抽出し、振動を発生する携帯電
話無線機用振動呼出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図9は、特開平4−28163
0号公報に示された従来の携帯電話無線機用振動呼出器
(以後振動呼出器と称す)の構成図であり、図10はこ
の振動呼出器の回路図である。図において、バイブレー
タ1は円筒状のモータ2の出力軸3に分銅4が偏心運動
し得るように取り付けられている。固定状態に保持され
たバイブレータ1は、分銅4がホルダ5内で自由に偏心
回転し、これに伴い機械的振動が発生する。また図10
において、モータ6は電流制限抵抗7を介しnpn接合
型トランジスタ8のエミッタに接続され、トランジスタ
8のベースは内蔵されているマイクロコンピュータ10
に接続され、トランジスタ8のコレクタは電池パック内
の電池9に接続されている。したがって、マイクロコン
ピュータ10からの信号によりトランジスタ8のON・
OFFを繰り返すように制御して、モータ6に電圧を断
続的に印加しモータ6を断続的に駆動することができ
る。
【0003】次に、動作について説明する。携帯電話無
線機は衣服などのポケットに納めた状態で携帯する。そ
して、この携帯電話無線機に着信があると、着信を判別
するマイクロコンピュータ10からの信号により、トラ
ンジスタ8がON・OFFを繰り返すように制御し、バ
イブレータ1のモータ2を断続的に駆動し、その出力軸
3の回転により分銅4を偏心回転する。この機械的振動
が筐体に伝達されるので、着信状態であることをほぼ無
音で感知することができる。そして上記のようにバイブ
レータ1のモータ2を断続的に駆動するので、バイブレ
ータ1のモータ2の電圧印加の際の立ち上がり起動トル
クを大きくして振動加速度を瞬間的に増すことができ
る。従って連続してバイブレータ1のモータ2を連続的
に駆動する場合に比べて振動を感知しやすくなると同時
に、消費電流を減少させて経済性を向上させることがで
き、またバイブレータ1の寿命を延ばすことができる。
このとき、着信ブザーが作動しないように設定しておく
ことにより、会議中等において周囲に迷惑をかけないよ
うにすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイブレータは
以上のように構成されているので、内部にバイブレータ
1を有し、着信状態になったときにトランジスタ8をO
N・OFFさせるための信号を出力するマイクロコンピ
ュータ10を内蔵した携帯電話無線機でなければ有効利
用されないことから、機種間の互換性がないばかりでな
く携帯電話無線機単体のコストアップにつながるととも
に、バイブレータ1の電源を携帯電話無線機の電池パッ
クを利用していることから、使用頻度によっては、バイ
ブレータ振動時の消費電流が大きいために、携帯電話無
線機を使用するにあたり特に重要となる待受け時間、通
話時間が短くなるなどの影響を与えてしまう恐れがある
という問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、第1の目的は、携帯電話無線
機のイヤホンマイク端子に接続することにより、携帯電
話無線機の機種に関わりなく互換性を持って着信を知ら
せることができるとともに、低価格の振動呼出器を提供
すること、第2の目的は、消費電力を低減した振動呼出
器を提供すること、第3の目的は、携帯無線機から離れ
たの位置にあっても携帯無線機の着信を知らせることが
できる振動呼出器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯無線
機用振動呼出器は、携帯無線機に設けた受信信号出力端
子を経由して入力した受信信号からフィルタが抽出した
所定の周波数帯域の信号レベルにより着信呼出音信号を
判別して判別信号を出力する判別手段と、この判別信号
を入力すると振動を発生する振動発生手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0007】また、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、携帯無線機の受信信号を互いに並列に設けられ
た第1の周波数帯域を抽出する第1のフィルタと第2の
周波数帯域を抽出する第2のフィルタに入力して、前記
両フィルタが抽出した前記第1の周波数帯域と前記第2
の周波数帯域の信号レベルとを比較し、この比較結果を
基に前記受信信号から着信呼出音信号を判別して判別信
号を出力する判別手段と、前記判別信号を入力すると振
動を発生する振動発生手段とを備えるようにしたもので
ある。
【0008】また、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、判別手段は、受信信号出力端子から受信信号を
互いに並列に設けられた第1の周波数帯域を抽出する第
1のフィルタと第2の周波数帯域を抽出する第2のフィ
ルタに入力して、前記両フィルタが抽出した前記第1の
周波数帯域と前記第2の周波数帯域の信号レベルとを比
較し、この比較結果を基に前記受信信号から着信呼出音
信号を判別するようにしたものである。
【0009】また、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、第1のフィルタと第2のフィルタの出力側に各
々設けられた抵抗とコンデンサを有するAC/DC変換
回路の各々の出力レベルを比較し、この比較結果を基に
受信信号から着信呼出音信号を判別するようにしたもの
である。
【0010】また、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、携帯無線機の電源のオン信号を入力し、且つ、
受信信号出力端子から信号が入力されると作動可能状態
となるようにしたものである。
【0011】また、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、電源である電池の電圧を検出し、この電圧が所
定値以下となると、発光素子を点滅する電池残量表示回
路を備えるようにしたものである。
【0012】また、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、携帯無線機に設けられた受信信号出力端子から
受信信号を入力する第1の入力端子と、この第1の入力
端子と接続され前記受信信号を出力する第1の出力端子
と、マイク出力を入力する第2の入力端子と、この第2
の入力端子に接続され前記携帯無線機の送信信号出力端
子に前記マイク出力を出力する第2の出力端子とを備え
るようにしたものである。
【0013】更に、次の発明に係る携帯無線機用振動呼
出器は、携帯無線機の受信信号から着信呼出音信号を判
別すると遠隔操作無線信号を発信する遠隔操作信号発信
部と、前記遠隔操作無線信号を受信すると振動を発生す
る遠隔操作信号受信部とを備えるようにしたものであ
る。
【0014】
【作用】この発明における携帯無線機用振動呼出器は、
判別手段が入力した受信信号からフィルタが抽出した所
定の周波数帯域の信号レベルにより着信呼出音信号を判
別して判別信号を出力し、振動発生手段がこの判別信号
を入力すると振動を発生する。
【0015】また、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、判別手段が入力した受信信号を互いに並列に
設けられた第1の周波数帯域を抽出する第1のフィルタ
と第2の周波数帯域を抽出する第2のフィルタに入力し
て、両フィルタが抽出した第1の周波数帯域と第2の周
波数帯域の信号レベルを比較し、この比較結果を基に受
信信号から着信呼出音信号を判別して判別信号を出力
し、振動発生手段が判別信号を入力すると振動を発生す
る。
【0016】また、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、判別手段が受信信号出力端子から受信信号を
互いに並列に設けられた第1の周波数帯域を抽出する第
1のフィルタと第2の周波数帯域を抽出する第2のフィ
ルタに入力して、両フィルタが抽出した第1の周波数帯
域と第2の周波数帯域の信号レベルを比較し、この比較
結果を基に受信信号から着信呼出音信号を判別する。
【0017】また、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、第1のフィルタと第2のフィルタの出力側に
各々設けられた抵抗とコンデンサを有するAC/DC変
換回路の各々の出力レベルを比較し、この比較結果を基
に受信信号から着信呼出音信号を判別する。
【0018】また、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、携帯無線機の電源のオン信号を入力し、且
つ、受信信号出力端子から信号が入力されると作動可能
状態となる。
【0019】また、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、電池残量表示回路が電源である電池の電圧を
検出し、この電圧が所定値以下となると、発光素子を点
滅する。
【0020】また、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、第1の入力端子が携帯無線機に設けられた受
信信号出力端子から受信信号を入力して第1の出力端子
に受信信号を出力し、第2の入力端子がマイク出力を入
力し、第2の出力端子を経由してマイク出力を携帯無線
機の送信信号出力端子に出力する。
【0021】更に、次の発明における携帯無線機用振動
呼出器は、遠隔操作信号発信部が携帯無線機の受信信号
から着信呼出音信号を判別すると遠隔操作無線信号を発
信し、遠隔操作信号受信部が遠隔操作無線信号を受信す
ると振動を発生する。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は携帯無線電話機のイヤホンマイク端子から
の受信信号の周波数特性を示す周波数特性図で、図1
(a)は携帯電話無線機の着信呼出音の周波数特性を示
し、図1(b)は携帯電話無線機のダイヤルトーンの周
波数特性を示し、図1(c)は携帯電話無線機の通話音
声の周波数特性を示している。図2はこの発明の振動呼
出器の回路図である。図において、11は携帯電話無線
機の受信信号の出力端子であるイヤホンマイク端子(R
X端子)、12はハイパスフィルター(以後H.P.F
と称す。)、13はローパスフィルター(以後L.P.
Fと称す。)、14はAC/DC変換回路、15は差動
増幅回路またはコンパレータ、16はスイッチングトラ
ンジスタ、17は電流増幅用トランジスタ、18はモー
タである。
【0023】次に動作について説明する。一般に携帯電
話無線機のイヤホンマイク端子(RX端子)11から出
力される受信信号は、上述のように着信呼出音、ダイヤ
ルトーン、通話音声などがあり、図1(a)に示す着信
呼出音の周波数特性は一般に2kHzが基本となってい
るが6kHzの高調波成分もあり、6kHzの高調波成
分は2kHzの周波数成分に比べて約15dB低い。こ
れに対し図1(b)に示すダイヤルトーンの周波数特性
及び図1(c)に示す通話音声の周波数特性において
は、6kHz以上の周波数成分は全帯域に比べて約30
dB低い。これらの性質を利用し、H.P.F12によ
って6kHz以上の成分を抽出する。またL.P.F1
3により1kHz以下の成分を抽出する。ここで着信呼
出音において6kHz以上の周波数成分のレベルが全帯
域成分のレベルに近くなるようにH.P.F12に利得
を持たせて調整しておく。これら2つの信号をAC/D
C変換回路14によりDC変換を行い、差動増幅回路ま
たはコンパレータ15によりH.P.F12を通過した
信号とL.P.F13を通過した信号のDCレベルを比
較し、H.P.F12側レベルがL.P.F13側レベ
ルより高い場合に着信呼出音と判断する。この比較によ
り着信音量がどのように設定されていてもスペクトラム
の差より着信状態であることを検出できる。この時スイ
ッチングトランジスタ16がONし、電流増幅用トラン
ジスタ17に電流が流れ、モータ18が動作する。
【0024】
【表1】
【0025】表1は図2に示す差動増幅回路またはコン
パレータ15のH.P.F12側からの入力レベルと
L.P.F13側からの入力レベルの比較結果を出力す
る出力レベルと受信信号から判別される信号の種類の対
応を示すものである。H.P.F12、L.P.F1
3、AC/DC変換回路14及び差動増幅回路またはコ
ンパレータ15は携帯無線電話機の受信信号の判別手段
を構成し、差動増幅回路・コンパレータ15はH.P.
F12側入力が”高レベル”、L.P.F13側入力
が”低レベル”の場合に、着信呼出音であることを判別
して判別信号”H”を出力する。判別信号”H”が出力
されるとスイッチングトランジスタ16、電流増幅用ト
ランジスタ17及びモータ18を有する振動発生手段が
振動を発生する。尚、この実施例では振動発生手段にト
ランジスタを用いた例を示したが、他の3端子半導体素
子を用いてもよい。
【0026】上述の構成とすることにより、イヤホンマ
イク端子(RX端子)11を有している携帯電話無線機
に振動呼出器を接続することにより、携帯電話無線機が
着信呼出音を受信したことを振動呼出器が判別して振動
により知らせることができるので、携帯電話無線機の機
種に関りなく振動呼出器を使用することができる。ま
た、着信呼出音の受信を判別する判別手段をH.P.F
12、L.P.F13の出力を差動増幅回路またはコン
パレータにより比較することにより実現しているのでマ
イクロコンピュータが不要となり低コスト化が可能とな
る。
【0027】実施例2.次にこの発明の振動呼出器の着
信呼出音の判別手段を構成するフィルターの他の態様に
ついて説明する。図3はこの実施例の振動呼出器の回路
図であり、図2を同一符号は同一又は相当部分を示すの
で説明を省略する。図において、13aは100Hz以
下の周波数成分を抽出するローパスフィルター(以後
L.P.F−Aと称す。)、13bは1kHz以下の周
波数成分を抽出するローパスフィルター(以後L.P.
F−Bと称す。)である。
【0028】次に動作について説明する。一般に携帯電
話無線機の着信呼出音は2kHのトーンに16Hz又は
32Hz、8Hzなどの成分を混合し、「リリリリー
ン」という音を作っている。そこでL.P.F−A13
aにより100Hz以下の周波数成分を抽出する。ま
た、急峻なL.P.F−B13bにより1kHz以下の
周波数成分を抽出する。ここで着信呼出音において10
0Hz以下の周波数成分が全帯域成分のレベルに近くな
るようにL.P.F−A13aに利得を持たせて調整し
ておく。これら2つの信号をAC/DC変換回路14に
よりDC変換を行ない、差動増幅回路またはコンパレー
タ15により比較し、L.P.F−A13a側レベルが
L.P.F−B13b側レベルより高い場合に着信呼出
音として判断する。また、AC/DC変換回路14、差
動増幅回路またはコンパレータ15、スイッチングトラ
ンジスタ16、電流増幅用トランジスタ17、モータ1
8は実施例1と同様の動作をし、バイブレータ1を振動
させる。
【0029】尚、ダイヤルトーン信号に100Hz以下
の周波数成分が含まれることがあるが、この場合はL.
P.F−A13a側レベルとL.P.F−B13bレベ
ルの両方が高くなり、着信呼出音と区別される。すなわ
ち、表1の入力レベルH.P.F側をL.P.F−A側
に、入力レベルL.P.F側をL.P.F−B側に置換
したと同様の結果となる。また、16Hz等の周波数成
分を混入した着信呼出音以外に100Hz以下の周波数
成分を含む信号がない場合は、L.P.F−B13bを
省略して、図3の点線のように全帯域をAC/DC変換
回路14の下側に入力するようにしても良い。
【0030】実施例3.次にこの発明の振動呼出器の着
信呼出音の判別手段の他の態様について説明する。図4
は図2に示したAC/DC変換回路14の変形例を示す
回路図である。図において19はイヤホンマイク端子
(RX端子)、20は片側増幅回路、21はAC/DC
変換回路である。片側増幅回路20は図2に示すH.
P.F12及びL.P.F13の各々の出力側に接続さ
れ、AC/DC変換回路21の出力側は図2に示す差動
増幅回路またはコンパレータの入力側に各々接続されて
いる。
【0031】次に動作について説明する。イヤホンマイ
ク端子(RX端子)19からの受信信号が、H.P.F
12、L.P.F13により互いに異る所定の周波数成
分が抽出され、各々の周波数成分が着信呼出音とその他
(通話音声、ダイヤルトーン)に分類された後、片側増
幅回路20の正相入力に入力される。入力された信号は
増幅された後、抵抗とコンデンサから成るAC/DC変
換回路21によりDC変換される。ここでは、扱う信号
が低いレベルの信号であるためにダイオードを用いずに
抵抗とコンデンサによりDC変換を行う(ダイオードの
カソード・アノード間に電圧降下があるため)。
【0032】上述の構成とすることにより、図2におけ
るAC/DC変換回路14では片側で2個のダイオード
と1個のコンデンサを必要としたが、抵抗とコンデンサ
によりAC/DC変換が可能となりコスト低減が可能と
なる。
【0033】実施例4.次にこの発明の振動呼出器の消
費電力の低減に関する一実施例について説明する。図5
はこの実施例の振動呼出器の電源をオン状態とする回路
図である。図において22はイヤホンマイク端子(RX
端子)、23はイヤホンマイク端子(TX端子)、24
はスイッチングトランジスタ、25は電源端子(乾電
池)、26はレベル検出用IC、27はスイッチングト
ランジスタ、28はオペアンプ用電源(DC/DCコン
バータ出力)、29は電流増幅用トランジスタ、30は
オペアンプ電源端子である。
【0034】次に動作について説明する。スイッチング
トランジスタ24のベース端子に、イヤホンマイク端子
(TX端子)23から携帯電話無線機の電源ONにより
マイクバイアスが印加されると、スイッチングトランジ
スタ24がONし、電源端子(電池)25からレベル検
出用IC26へ電源供給される。この時、イヤホンマイ
ク端子(RX端子)22からAC入力があると一定時間
(コンデンサの容量で可変可能)DC出力が得られスイ
ッチングトランジスタ27がONし、オペアンプ用電源
(DC/DCコンバータ出力)28から電流増幅用トラ
ンジスタ29を介し、オペアンプ電源端子30へ電源供
給される。この動作により携帯電話無線機の電源がON
状態でかつ何らかのAC入力があった場合に限り、振動
呼出器の電源がON状態となるので消費電流を最小限に
抑えることができる。
【0035】実施例5.次にこの発明の振動呼出器の電
池残量表示に関する一実施例について説明する。図6は
この実施例の振動呼出器の電池の残量を表示する回路図
である。図において、31はイヤホンマイク端子(TX
端子)、32はスイッチングトランジスタ、33は電源
端子(乾電池)、34は電池残量表示用IC、35はL
EDである。
【0036】次に動作について説明する。スイッチング
トランジスタ32のベース端子に、イヤホンマイク端子
(TX端子)31から携帯電話無線機の電源ONにより
マイクバイアスが印加されると、スイッチングトランジ
スタ32がONし電源端子(電池)33の電圧が低下
し、電池残量表示用IC34の外付け抵抗により設定さ
れた検出電圧以下に達すると、LED35が点滅を開始
し、電池残量表示用IC34で予め設定された点滅終了
電圧に達するまで点滅し続ける。この動作により使用者
は、携帯電話無線機の電源がON状態で、電池の電圧が
低下し交換又は充電が必要となったことをLED35の
点滅により知ることができる。この場合、LED35が
点滅動作を行うことから、LED35を連続点灯とする
場合と比べて消費電流を極力少なくできるので、使用可
能時間を延ばすことができるようになり経済的である。
【0037】実施例6.次にこの発明の振動呼出器を介
して携帯電話無線機により通話を行う一実施例について
説明する。図7はこの実施例の振動呼出器の構成図であ
る。図において36は携帯電話無線機、37はイヤホン
マイクジャック、38は振動呼出器、39は振動呼出器
38に取り付けたイヤホンマイクジャック、40はイヤ
ホンマイクセットである。
【0038】次に動作について説明する。携帯電話無線
機36のイヤホンジャック37に振動呼出器38を取り
付け後、振動呼出器38に設けられたイヤホンマイクジ
ャック39に、イヤホンマイクセット40を接続する。
これにより振動呼出器38の振動により着信情報を得た
後、イヤホンマイクセット40による通話が可能とな
る。イヤホンマイクセット40は携帯電話無線機36の
イヤホンマイクジャック37と、振動呼出器38に設け
られたイヤホンジャック39と同じにしておけば携帯電
話無線機36のイヤホンジャック37に接続することで
通話可能となる。
【0039】実施例7.次にこの発明の振動呼出器の無
線遠隔操作に関する一実施例について説明する。図8は
この実施例の振動呼出器の回路図である。図において4
1はハイパスフィルター(以後H.P.Fと称す。)、
42はローパスフィルター(以後L.P.Fと称
す。)、43は片側増幅回路、44はAC/DC変換回
路、45は差動増幅回路またはコンパレータ、46は赤
外線LED、47はスイッチングトランジスタ、48は
受光モジュール、49はスイッチングトランジスタ、5
0は電流増幅用トランジスタ、51はモータである。5
2は振動呼出器の遠隔操作信号発信部、53は振動呼出
器の遠隔操作信号受信部である。
【0040】次に動作について説明する。片側増幅回路
43にそれぞれ、H.P.F41、L.P.F42から
の信号が入力され片側増幅された後、AC/DC変換回
路44にてAC/DC変換される。このDC成分を差動
増幅回路またはコンパレータ45にて比較して着信呼出
音を判別すると、その出力を遠隔操作信号発信部52内
のスイッチングトランジスタ47のベース端子に印加す
ると赤外線LED46が赤外線を点滅発光する。また、
遠隔操作信号発信部52の赤外線LED46の赤外線を
遠隔操作信号受信部53内部の受光モジュール48が感
知するとスイッチングトランジスタ49がONし、電流
増幅トランジスタ50を介しモータ51が動作する。
【0041】上述の構成とすることにより、遠隔操作信
号発信部52を携帯電話無線機側に設置し、遠隔操作信
号受信部53を隔れた所で所持している場合でも受光モ
ジュール48が赤外線を感知して着信呼出しを知らせる
ことができる。尚、この実施例では遠隔操作信号発信部
52に赤外線LED46を、遠隔操作信号受信部53に
受光モジュール48を用いた例を説明したが、遠隔操作
信号発信部52と遠隔操作信号受信部53間の無線信号
として電波及び超音波を用いることもできる。電波を用
いた場合は赤外線を用いるよりも距離が離れた場合、あ
る程度の障害物がある場合にも使用できる。例えば携帯
電話無線機と遠隔操作信号発信部52を鞄の中に入れ、
遠隔操作信号受信部53を衣服に着用した場合等にも着
信呼出しを確認することができるとともに、小型軽量な
遠隔操作信号受信部53のみを衣服に着用すればよくな
るので使い勝手が良くなる効果がある。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、携帯
無線機用振動呼出器を、判別手段が受信信号からフィル
タが抽出した所定の周波数帯域の信号レベルにより着信
呼出音信号を判別して判別信号を出力し、振動発生手段
がこの判別信号を入力すると振動を発生するようにする
と、マイクロコンピュータを利用せずに、フィルタが抽
出した所定の周波数帯域の信号レベルにより着信呼出音
信号を判別するので、装置が安価になるとともに、携帯
無線機用振動呼出器を受信信号出力端子に接続すること
により携帯無線機の機種に関わりなく使用可能となる効
果を生ずる。
【0043】また、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、判別手段が入力した受信信号を第1のフィ
ルタと第2のフィルタに入力して、両フィルタが抽出し
た各々の周波数帯域の信号レベルを比較し、この比較結
果を基に受信信号から着信呼出音信号を判別して判別信
号を出力し、振動発生手段が判別信号を入力すると振動
を発生するようにすると、マイクロコンピュータを利用
せずに、フィルタが抽出した所定の周波数帯域の信号レ
ベルにより着信呼出音信号を判別するので、装置が安価
となる効果を生ずる。
【0044】また、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、判別手段は、受信信号出力端子から受信信
号を第1のフィルタと第2のフィルタに入力して、両フ
ィルタが抽出した各々の周波数帯域の信号レベルを比較
し、この比較結果を基に受信信号から着信呼出音信号を
判別するようにすると、マイクロコンピュータを利用せ
ずに、フィルタが抽出した所定の周波数帯域の信号レベ
ルにより着信呼出音信号を判別するので、装置が安価と
なる効果を生ずる。
【0045】また、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、第1のフィルタと第2のフィルタの出力を
抵抗とコンデンサを有するAC/DC変換回路によりD
C変換すると、ダイオード等を使用せずにAC/DC変
換が可能となるので、回路の部品点数を削減できるとと
もに安価となる効果を生ずる。
【0046】また、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、携帯無線機の電源がオン状態でかつ受信信
号の入力があった場合に限り、携帯無線機用振動呼出器
の電源がオン状態となるようにすると、消費電力を低減
できる効果を生ずる。
【0047】また、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、電池残量表示回路が電源である電池の電圧
を検出し、この電圧が所定値以下になると、発光素子を
点滅するようにすると、発光素子を連続点灯する場合に
比べ消費電力を低減できる効果を生ずる。
【0048】また、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、第1の入力端子が携帯無線機に設けられた
受信信号出力端子から受信信号を入力して第1の出力端
子にこの受信信号を出力し、第2の入力端子がマイク出
力を入力して第2の出力端子を経由し、このマイク出力
を携帯無線機の送信信号出力端子に出力するようにする
と、携帯無線機用振動呼出器により、携帯無線機を経由
して通話することができる効果を生ずる。
【0049】更に、次の発明によれば、携帯無線機用振
動呼出器を、着信呼出音信号を判別した遠隔操作信号発
信部が発信した遠隔操作無線信号を遠隔操作信号受信部
が受信して振動を発生するようにすると、遠隔操作信号
発信部から遠隔操作信号受信部が離れた所に置かれてい
る場合でも、携帯無線機用振動呼機は着信呼出音信号の
受信をキャッチすることができるので、使用者は軽量な
遠隔操作信号受信部のみを着衣に納めておけばよく、使
い勝手の良い携帯無線機用振動呼出器を提供できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による携帯無線機用振動
呼出器が携帯無線機から入力する受信信号の周波数特性
図である。
【図2】 この発明の実施例1による携帯無線機用振動
呼出器の回路図である。
【図3】 この発明の実施例2による携帯無線機用振動
呼出器の回路図である。
【図4】 この発明の実施例3による携帯無線機用振動
呼出器のAC/DC変換回路を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施例4による携帯無線機用振動
呼出器の電源をオン状態とする回路図である。
【図6】 この発明の実施例5による携帯無線機用振動
呼出器の電池残量表示回路図である。
【図7】 この発明の実施例6によるイヤホンマイクジ
ャックを有した携帯無線機用振動呼出器の構成図であ
る。
【図8】 この発明の実施例7による遠隔操作が可能な
携帯無線機用振動呼出器の回路図である。
【図9】 従来の携帯無線機用振動呼出器の構成図であ
る。
【図10】 従来の携帯無線機用振動呼出器の回路図で
ある。
【符号の説明】
1 バイブレータ 2、6、18、51 モータ 8
16、24、27、32、47、49 スイッチングト
ランジスタ 9 携帯機電池パック、11、19、22
イヤホンマイク端子(RX端子) 12、41 ハイ
パスフィルタH.P.F 13、42 ローパスフィル
タL.P.F 14、21、44 AC/DC変換回路
15、45 差動増幅回路またはコンパレータ 1
7、29電流増幅用トランジスタ 20 片側増幅回路
23、31 イヤホンマイク端子(TX端子) 2
5、33 電源端子(電池) 26 レベル検出用IC
34 電池残量表示IC 35 LED 36 携帯
電話無線機 37、39 イヤホンマイクジャック 3
8 携帯電話無線機用振動呼出器 40 イヤホンマイ
クセット 43 片側増幅回路 46 赤外線LED
48 受光モジュール 50 電流増幅トランジスタ 52 遠隔操作信号発信
部 53 遠隔操作信号受信部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯無線機に設けた受信信号出力端子を
    経由して入力した受信信号からフィルタが抽出した所定
    の周波数帯域の信号レベルにより着信呼出音信号を判別
    して判別信号を出力する判別手段と、この判別信号を入
    力すると振動を発生する振動発生手段とを備えたことを
    特徴とする携帯無線機用振動呼出器。
  2. 【請求項2】 携帯無線機の受信信号を互いに並列に設
    けられた第1の周波数帯域を抽出する第1のフィルタと
    第2の周波数帯域を抽出する第2のフィルタに入力し
    て、前記両フィルタが抽出した前記第1の周波数帯域と
    前記第2の周波数帯域の信号レベルとを比較し、この比
    較結果を基に前記受信信号から着信呼出音信号を判別し
    て判別信号を出力する判別手段と、前記判別信号を入力
    すると振動を発生する振動発生手段とを備えたことを特
    徴とする携帯無線機用振動呼出器。
  3. 【請求項3】 判別手段は、受信信号出力端子から受信
    信号を互いに並列に設けられた第1の周波数帯域を抽出
    する第1のフィルタと第2の周波数帯域を抽出する第2
    のフィルタに入力して、前記両フィルタが抽出した前記
    第1の周波数帯域と前記第2の周波数帯域の信号レベル
    とを比較し、この比較結果を基に前記受信信号から着信
    呼出音信号を判別することを特徴とする請求項第1項に
    記載の携帯無線機用振動呼出器。
  4. 【請求項4】 第1のフィルタと第2のフィルタの出力
    側に各々設けられた抵抗とコンデンサを有するAC/D
    C変換回路の各々の出力レベルを比較し、この比較結果
    を基に受信信号から着信呼出音信号を判別することを特
    徴とする請求項第2項又は請求項第3項に記載の携帯無
    線機用振動呼出器。
  5. 【請求項5】 携帯無線機の電源のオン信号を入力し、
    且つ、受信信号出力端子から信号が入力されると作動可
    能状態となることを特徴とする請求項第1項から請求項
    第4項のいずれかに記載の携帯無線機用振動呼出器。
  6. 【請求項6】 電源である電池の電圧を検出し、この電
    圧が所定値以下となると、発光素子を点滅する電池残量
    表示回路を備えたことを特徴とする請求項第1項から請
    求項第5項のいずれかに記載の携帯無線機用振動呼出
    器。
  7. 【請求項7】 携帯無線機に設けられた受信信号出力端
    子から受信信号を入力する第1の入力端子と、この第1
    の入力端子と接続され前記受信信号を出力する第1の出
    力端子と、マイク出力を入力する第2の入力端子と、こ
    の第2の入力端子に接続され前記携帯無線機の送信信号
    出力端子に前記マイク出力を出力する第2の出力端子と
    を備えたことを特徴とする請求項第1項に記載の携帯無
    線機用振動呼出器。
  8. 【請求項8】 携帯無線機の受信信号から着信呼出音信
    号を判別すると遠隔操作無線信号を発信する遠隔操作信
    号発信部と、前記遠隔操作無線信号を受信すると振動を
    発生する遠隔操作信号受信部とを備えたことを特徴とす
    る携帯無線機用振動呼出器。
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