JPH08163101A - 誤り制御システム - Google Patents

誤り制御システム

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JPH08163101A
JPH08163101A JP6297568A JP29756894A JPH08163101A JP H08163101 A JPH08163101 A JP H08163101A JP 6297568 A JP6297568 A JP 6297568A JP 29756894 A JP29756894 A JP 29756894A JP H08163101 A JPH08163101 A JP H08163101A
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signal
transmission
syndrome
circuit
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Makoto Nakamura
誠 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広範囲にわたる通信路品質に対してより高効率
の順方向スループット特性が得られる新規な誤り制御シ
ステムを提供する。 【構成】送信側から送信すべき情報に誤り検出のための
CRCビットのような冗長ビットを付加して送信し、受
信側では誤りが検出された場合に誤り訂正符号の生成多
項式を用いた剰余もしくはシンドロームを送信側に返送
し、送信側はこの受信側からの剰余もしくはシンドロー
ムと送信側で送信信号から生成した剰余もしくはシンド
ロームを用いて誤り位置を検出して誤り位置情報を受信
側に通知し、この誤り位置情報に従って受信側で誤り訂
正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報通信における誤り
制御システムに係り、特に再送要求方式(以下、ARQ
方式と略記する)を用いる誤り制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高信頼度の通信が要求されるデータ伝送
では、誤り制御システムとしてARQ(Automatic Repe
at reQuest)方式が広く用いられている。基本的なAR
Q方式には、Stop-and-Wait 、Go-back-N およびSelect
ive Repeatと呼ばれる各方式がある。ARQ方式では、
送信側で複数ビットからなる送信情報に誤り検出用の冗
長ビットを付加して伝送し、受信側では受信した情報ブ
ロックに誤りが含まれているか否かを冗長ビットを用い
て検査する。もし、誤りが含まれていれば帰還通信路を
用いて送信側に再送要求を行う。この一連の動作を受信
側で情報が誤りなく正しく受信されるまで繰り返す。
【0003】従って、このようなARQ方式では通信路
の状態が劣化してビット誤りが増加傾向になると、再送
回数が増加するため、スループットが低下する。情報の
送信時に誤り訂正符号を併用すると、通信路の状態が悪
化したときのスループットを向上させることができる。
しかしながら、この方法では情報ビットに加えて誤り訂
正を行うための余分な冗長ビットを付加するため、通信
路が良い状態となってほとんどビット誤りが生じなくな
ったときには、誤り訂正のための冗長ビットの分だけス
ループットが低下することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の誤り
制御システムに用いられるARQ方式では、通信路の状
態が悪化した場合に合わせて誤り訂正符号を併用する
と、通信路の状態が良い場合のスループットが低下し、
一方、通信路の状態が良い場合に合わせて誤り検出機能
だけを付与すると、通信路の状態が悪化したとき急速に
スループットが低下するという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、広範囲にわたる通信路品質に対してよ
り高効率の順方向スループット特性が得られる新規な誤
り制御システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は送信側から送信すべき情報に誤り検出のた
めのCRCビットのような冗長ビットを付加して送信
し、受信側では誤りが検出された場合に誤り訂正符号の
生成多項式を用いた剰余もしくはシンドロームを送信側
に返送し、送信側はこの受信側からの剰余もしくはシン
ドロームと送信側で送信信号から生成した剰余もしくは
シンドロームを用いて誤り位置を検出して誤り位置情報
を受信側に通知し、この誤り位置情報に従って受信側で
誤り訂正を行うようにしたことを骨子とする。
【0007】すなわち、本発明に係る誤り制御システム
においては、送信装置は送信すべき情報に誤り検出のた
めの冗長ビットを付加して送信信号を生成する送信信号
生成手段と、前記送信信号に基づいて誤り訂正に用いら
れる第1の剰余信号もしくは第1のシンドロームを生成
する第1の剰余/シンドローム生成手段と、前記第1の
剰余信号または第1のシンドロームと前記受信装置から
の第2の剰余信号または第2のシンドロームに基づいて
誤り位置を検出して誤り位置情報を出力する誤り位置検
出手段と、前記送信信号および前記誤り位置情報を送信
する送信手段とを具備し、一方、受信装置は前記送信信
号および前記誤り位置情報を受信する受信手段と、この
受信手段により前記送信信号を受信して得られた受信信
号中の前記冗長ビットを用いて該受信信号の誤りの有無
を検出する誤り検出手段と、前記受信信号に基づいて誤
り訂正に用いられる前記第2の剰余信号もしくは第2の
シンドロームを生成する第2の剰余/シンドローム生成
手段と、前記誤り検出手段により前記受信信号の誤りが
検出されたとき前記第2の剰余信号もしくは第2のシン
ドロームを前記送信装置に返送する剰余/シンドローム
返送手段と、前記受信手段により受信された前記誤り位
置情報に従って受信信号の誤りを訂正する誤り訂正手段
とを具備することを特徴とする。
【0008】また、送信装置の剰余/シンドローム返送
手段は、第2の剰余信号もしくはシンドロームを返送す
る際に、該第2の剰余信号もしくはシンドロームに誤り
検出用情報(CRCビット)を付加して返送することを
特徴とする。
【0009】また、送信装置の送信手段は、誤り位置情
報を送信する際に、該誤り位置情報に誤り検出用情報
(CRCビット)を付加して送信することを特徴とす
る。また、送信装置は誤り位置検出手段が誤り位置を検
出する際に、誤り訂正不能と判別したときには、送信手
段により送信信号を再送することを特徴とする。
【0010】さらに、受信装置は誤り訂正手段により受
信信号の誤りを訂正した後に誤り検出手段により受信信
号の誤りの有無を検出して、誤り有りと判別されたとき
には訂正不能として送信装置に通知する手段を有し、送
信装置は該訂正不能の通知を受けたとき送信手段により
送信信号を再送することを特徴とする。
【0011】
【作用】このように構成された誤り制御システムによる
と、送信時には送信情報に誤り検出のための冗長ビット
のみを付加した送信信号が送信される。この送信信号を
受信した受信装置は受信信号の誤りの有無を検出し、誤
りが検出されると受信信号から誤り訂正のための剰余信
号もしくはシンドロームを生成し、送信装置に返送され
る。送信装置では、送信信号から誤り訂正のための剰余
信号もしくはシンドロームを生成し、これと受信装置か
ら返送されてきた剰余信号もしくはシンドロームに基づ
いて、例えば両者を加算することにより誤りビットに起
因する剰余信号もしくはシンドロームのみを生成し、通
常の誤り訂正の手法で誤り位置を検出する。そして、こ
の誤り位置情報を受信装置に送信し、この誤り位置情報
に基づいて受信装置で誤りを訂正する。
【0012】従って、本発明では送信信号には誤り検出
のための冗長ビットのみが付加されればよく、誤り訂正
のための冗長ビットは含まれていないため、通信回線品
質が良くて伝送誤りがほとんど起こらない場合にも、余
分な冗長ビットによるスループットの低下はない。一
方、通信回線品質が劣化して伝送誤りが増えたときに
は、送信装置からの誤り位置情報により受信装置で受信
信号の誤りを訂正することができるので、従来よりスル
ープットが向上する。
【0013】本発明においては、誤り位置情報が新たに
必要となるため、これによるスループットの低下を考慮
する必要があるが、この誤り位置情報によるスループッ
トの低下分は送信信号を再送する場合よりもはるかに少
なく、また1回の誤り位置情報の送信で誤りが訂正され
ることが多いため、全体としてのスループットははるか
に改善されることになる。また、誤り位置情報の送信に
必要なビット数は、誤り位置情報の送信にデータ圧縮符
号を用いることにより、さらに減らすことが可能であ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は、それぞれ本発明による誤り制
御システムを適用した送信装置および受信装置の構成の
実施例を示すブロック図である。
【0015】まず、図1に示す送信装置は誤り検出符号
化回路111、送信信号S(x)を一時記憶するS
(x)送信バッファ112、第1の剰余信号r1(x)
を生成する第1の剰余生成回路113、加算回路11
4、誤り訂正計算回路115、誤り位置符号化回路11
6、誤り位置情報の符号化信号Wiを一時記憶するWi
送信バッファ117、信号合成器118、reqA信号
発生器119、reqB信号発生器120、受信信号判
別回路121、制御回路122、およびタイマA,Bを
有するタイマ回路123からなる。
【0016】一方、図2に示す受信装置は受信信号判別
回路131、受信バッファ132、誤り検出回路13
3、第2の剰余信号re(x)を生成する第2の剰余生
成回路134、ACK信号と剰余信号re(x)を一時
記憶するACK/re(x)送信バッファ135、符号
化信号Wiを復号するWi復号回路136、誤りビット
反転回路137、誤り検出回路138、ACK信号と送
信信号S(x)を要求するためのS(x)要求信号を発
生する信号発生器、ACK/S(x)要求信号を一時記
憶する送信バッファ140、信号合成器141、制御回
路142、タイマC,D,E,Fを有するタイマ回路1
43、符号化信号Wiの再送を要求するためのWi再送
要求信号発生器144、および信号発生器145からな
る。
【0017】次に、送信装置の概略的な動作を説明す
る。送信装置の第1の入力端子151より入力される送
信すべき情報(以下、送信情報という)は、誤り検出符
号化回路111により誤り検出のためのCRC(Cyclic
Redundant Check)ビットが付加されて送信信号S
(x)となり、S(x)送信バッファ112に一旦記憶
されると共に、信号合成器118を介して送信される。
信号発生器118は、4つの入力端子のいずれから入力
される信号をも等しく出力端子152に出力するもので
ある。出力端子152から出力される信号は、図示しな
い通信路を介して送信され、図2の受信装置で受信され
る。
【0018】送信装置の第2の入力端子153に、図2
の受信装置から出力端子156を経て返送される信号が
入力される。この入力端子153に入力された信号は、
まず受信信号判別回路121で剰余信号re(x)、A
CK信号、S(x)再送要求信号、およびWi再送要求
信号のいずれであるかが判別され、これらの信号が別々
の出力端子から出力される。これらの信号は、いずれも
制御回路122に入力される。
【0019】受信信号判別回路121で剰余信号re
(x)が受信されると、この信号は加算回路114に送
られると共に、制御回路122に対して剰余信号re
(x)を受信したことを通知する。この通知を受けた制
御回路122は、タイマ回路123のタイマBをセット
すると共に、S(x)送信バッファ112に対して送信
信号S(x)を剰余生成回路113に送出する指示を出
す。剰余生成回路113は、送信信号S(x)を生成多
項式g(x)で除算し、その剰余信号r1(x)を加算
回路114に出力する。加算回路114は、ビット単位
で剰余信号r1(x)と剰余信号re(x)をEX−O
R(排他的論理和)加算し、その加算結果を誤り訂正計
算回路115に導く。
【0020】誤り訂正計算回路115は、加算回路11
4からの加算結果を通常の誤り訂正と同じくre(x)
+r1(x)で得られた誤りに関する剰余信号もしくは
シンドロームに変換して、誤り訂正を実行する。誤り訂
正計算回路115では、誤りビットの個数がt個未満の
ときには誤り位置が判明するので、この誤り位置を示す
誤り位置情報を誤り位置符号化回路116に導く。誤り
位置符号化回路116では誤り位置情報が誤り位置が少
ないビット数で表現されるように符号化され、符号化信
号Wiとなる。この誤り位置情報の符号化信号WiはW
i送信バッファ117に記憶されると共に、信号合成器
118を介して出力端子152より出力される。
【0021】誤り個数がt個以上のときには、大抵の場
合、誤り位置の計算途中で計算不能と判別され、その他
の場合は誤った訂正がなされる。誤った訂正がなされた
場合は、受信装置の説明で後述する処理により誤りが検
出される。一方、誤り位置が計算不能と判別された場合
には、誤り訂正計算回路115から制御回路122に信
号が出力される。制御回路122は、この信号を受ける
とタイマAをセットすると共に、S(x)送信バッファ
112に対して送信信号S(x)を信号合成器118に
出力する旨の指示を出す。この指示に基づいてS(x)
送信バッファ112から出力される送信信号S(x)
は、信号合成器118を介して出力端子152へ送出さ
れる。
【0022】受信信号判別回路121で受信装置からの
ACK信号が受信されたときは、情報が受信装置で正し
く復元されていることを意味している。そこで、受信信
号判別回路121で受信されたACK信号はS(x)送
信バッファ112およびWi送信バッファ117に導か
れ、これらのバッファ112,117に一時記憶されて
いた信号がクリアされる。また、このとき制御回路12
2はタイマ回路123の全てのタイマA,Bをリセット
する。
【0023】受信信号判別回路121でS(x)再送要
求信号が受信されたときは、制御回路122はタイマ回
路123にセット信号を送り、タイマBをセットする。
タイマ回路123はセット信号を受けると、そのセット
信号で指示されるタイマがセットされていたか否かに関
わらずタイマの値を初期値に戻してスタートする。
【0024】タイマ回路123においてタイマAがタイ
ムアウトすると、制御回路122にそれが通知され、制
御回路122はこの通知を受けてタイマBを再度セット
すると共に、reqA信号発生器119に対してreq
A信号を出力する旨の指示を出す。この指示に基づき出
力されたreqA信号は、信号合成器118を介して出
力端子152に送出される。
【0025】次に、受信装置の概略的な動作を説明す
る。送信装置の出力端子152から図示しない通信路に
送出された信号は、受信装置の入力端子154に入力さ
れる。入力端子154に入力された信号は、まず受信信
号判別回路131で信号の種別が判別される。受信信号
判別回路131では、受信信号R(x)、符号化信号W
i、reqA信号およびreqB信号のいずれかの信号
が受信される。送信装置からの送信信号S(x)は、受
信装置では受信信号R(x)として受信される。この受
信信号R(x)は送信信号S(x)そのものか、もしく
はS(x)の幾つかのビットが誤った信号である。この
受信信号R(x)は、一般には他の3つの信号よりパケ
ット長が長いため、パケット長を観測することにより他
の信号と区別できる。つまり、規定のパケット長が受信
されるとR(x)とみなされる。
【0026】符号化信号Wi、reqA信号およびre
qB信号は、正しく受信されたときのみ受信されたと判
別される。もし、これらの信号の幾つかのビットが誤る
と、受信信号判別回路131は受信検出を行わないの
で、これらの信号のパケットは消失する。これらのパケ
ットが消失した場合でも、送信装置および受信装置での
タイマ処理により、信号が正しく受信装置で復元される
まで、デッドロック状態となることはない。
【0027】受信信号判別回路131で受信信号R
(x)が受信されると、信号R(x)は受信バッファ1
32で一時記憶されると共に、誤り検出回路133に導
かれ、CRCチェックによりR(x)に誤りが含まれて
いるか否かが判定される。この誤り判定結果は制御回路
142に導かれ、誤りがないときにはタイマ回路143
のタイマCがセットされる。一方、誤りがあればタイマ
Dがセットされる。また、誤りがないときは受信信号R
(x)が信号合成器141を介して第1の出力端子15
5より出力され、受信者に正しい信号として提供される
と共に、ACK/re(x)送信バッファ135にAC
K信号が書き込まれ、さらにACK信号が信号合成器1
45を介して第2の出力端子156に出力される。
【0028】誤りがあるときは、さらに剰余生成回路1
34において受信信号R(x)と生成多項式g1(x)
に基づいて剰余信号re(x)が計算され、ACK/r
e(x)送信バッファ135に剰余信号re(x)が書
き込まれると共に、剰余信号re(x)が信号合成器1
45を介して出力端子156に出力される。
【0029】受信信号判別回路131で符号化信号Wi
が受信されると、符号化信号WiはWi復号回路136
と受信バッファ132に導かれる。Wi復号回路136
は、符号化信号Wiから誤りが発生したビット位置を示
す誤り位置情報を復号し、誤りビット反転回路137に
出力する。誤りビット反転回路137は、この誤り位置
情報に基づいて、受信バッファ138から入力される受
信信号R(x)の誤り位置のビットを反転する。
【0030】誤りビット反転回路137で誤りビット位
置が反転された信号は、誤り検出回路138でCRCチ
ェックにより、正しく誤り訂正がなされたか否かが判定
される。受信信号R(x)に含まれる誤りビット数がt
個未満のときは、必ず正しく復号がなされているが、t
個以上の誤りが含まれていた場合で、かつ図1の送信装
置の誤り訂正計算回路115で誤りが検出されなかった
ときは、この時点で誤りが検出される。誤りが検出され
なければ、正しく訂正ができたのであるから、この信号
は信号合成器141を介して出力端子155に出力され
る。
【0031】誤り検出回路138の誤り判定結果は制御
回路142に導かれ、誤りがないときはタイマ回路14
3のタイマFがセットされる。一方、誤りがあるときは
タイマ回路143のタイマEがセットされる。さらに、
誤り判定結果はACK/S(x)要求信号発生器139
にも導かれ、誤りなしと判定された場合はACK信号が
発生され、誤りありと判定された場合はS(x)要求信
号が発生される。このACK信号もしくはS(x)要求
信号は、ACK/S(x)要求信号送信バッファ140
に一時記憶されると共に、信号合成器145を介して出
力端子156に出力される。
【0032】受信信号判別回路131でreqA信号が
受信されると、このreqA信号は制御回路142に導
かれる。制御回路142は、タイマ回路143のタイマ
CとタイマDのいずれかが動作中かどうかを判別し、動
作中のタイマを再度セットすると共に、ACK/re
(x)送信バッファ135に一時記憶されているACK
信号もしくはre(x)を再送する旨の指示を出す。こ
の指示に基づいて、ACK/re(x)送信バッファ1
35から読出される信号は、信号合成器145を介して
出力端子156に出力される。なお、タイマCとタイマ
Dは同時に動作することはないので、一つのタイマを共
用してもよい。
【0033】受信信号判別回路131でreqB信号が
受信されると、このreqB信号は制御回路142に導
かれる。制御回路142は、タイマ回路143のタイマ
EとタイマFのいずれかが動作中かどうかを判別し、動
作中のタイマを再度セットすると共に、ACK/S
(x)要求信号送信バッファ140に一時記憶されてい
るACK信号もしくはS(x)要求信号を再送する旨の
指示を出す。この指示に基づいて、ACK/S(x)要
求信号送信バッファ140から読出される信号は、信号
合成器145を介して出力端子156に出力される。な
お、タイマEとタイマFも同時に動作することはないの
で、一つのタイマを共用してもよい。
【0034】次に、本実施例における詳細な処理手順に
ついて図3〜図6を参照して説明する。図3〜図4は送
信装置の処理手順を示すフローチャートであり、図5〜
図6は受信装置の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0035】送信装置では、ステップS11において送
信情報に誤り検出用のCRCビットを付加して送信信号
S(x)を生成した後、ステップS12で送信信号S
(x)をバッファに記憶する。次に、送信信号S(x)
を送信し(ステップS13)、さらにタイマAをセット
して信号を待ち受ける(ステップS14)。ステップS
14では、受信装置からのACK信号、剰余信号re
(x)、およびS(x)再送要求信号のいずれかを受信
するか、あるいはタイマAがタイムアウトするまで、待
ち受け状態を続ける。
【0036】ここで、送信信号をS(x)なる多項式で
表示しているが、これは例えばnビットの信号であると
き、最初のビットをxn-1 の係数、二番目のビットをx
n-2の係数とし、以下同様にして最後のビットをxo
係数として表現したものである。例えば、最初と三番目
と最後のビットだけが1で他が0のとき、S(x)はS
(x)=xn-1 +xn-3 +1となる。
【0037】受信装置では送信装置と同期して処理を開
始し、まず待ち受け状態となる(ステップS41)。送
信装置から送られた送信信号S(x)は、通信路上で誤
りを生じることがある。誤りビットも多項式e(x)で
表わすと、受信装置では R(x)=S(x)+e(x) (1) なる信号が受信される。ここで、誤りがなく全てのビッ
トが正しく受信されるときにはe(x)=0となる。
【0038】ステップS41の待ち受け状態で受信信号
R(x)が受信されると、CRCビットによる誤り検査
が行われる(ステップS42)。この誤り検査の結果、
ステップS44で誤り無しと判別されるとACK信号を
返送し(ステップS45)、タイマCをセットして待ち
受け状態(ステップS46)になる。
【0039】一方、ステップS44で誤り有りと判別さ
れたときには、誤り訂正のための剰余信号re(x)を
生成し、バッファに一時保存する。符号長がn1 、情報
ビット数がn、誤り訂正能力t個の誤り訂正符号をC1
とし、この生成多項式をg1(x)とすると、剰余信号
re(x)は、以下のようにして計算される。
【0040】 re(x)=R(x)・xn1-nmodg1(x) (2) この剰余信号re(x)をステップS48で誤り検出の
ためのCRCビットを付加して送信した後、タイマDを
セットして待ち受け状態(ステップS49)となる。
【0041】ステップS41の待ち受け状態では、通常
はステップS13で送信された送信信号S(x)が受信
信号R(x)として受信されるが、もし何らかの理由で
送信信号S(x)が消失してしまったときには、ステッ
プS42以下の処理に進まない。このときには、送信装
置ではステップS14の待ち受け状態においてタイマA
がタイムアウトし、reqA信号が送信される。ステッ
プS41の待ち受け状態でreqAが受信されると、ス
テップS43でS(x)再送要求が送信され、この信号
がステップS44の待ち受け状態で受信されてステップ
S13に遷移し、送信信号S(x)の再送が行われる。
【0042】ステップS45で送信されたACK信号が
ステップS14の待ち受け状態で受信されると、送信バ
ッファの内容を消去し(ステップS15)、送信装置は
処理を終了する。このとき、受信装置ではステップS4
6の待ち受け状態でタイマCがタイムアウトし、やはり
処理を終了する。処理が終了するときに、受信信号が受
信者に渡される。
【0043】ステップS45で送信されたACK信号
も、通信路上で誤ることがある。通常はACK信号のよ
うな制御信号はCRCビットが付加されて伝送され、も
しCRCに誤りがあると、これらの制御信号は廃棄され
る。このときはステップS45で送信されたACK信号
は、ステップS14の待ち受け状態で受信されず、タイ
マAがタイムアウトする。前述したように、このときに
はreqA信号が送信される。
【0044】ステップS46の待ち受け状態でreqA
信号が受信されると、ステップS45の処理に戻り、A
CK信号を再送する。このようにして、正しくACK信
号が送信装置に伝わるまで、再送が繰り返される。ここ
で、タイマCの設定時間はタイマAの設定時間より大き
くしておく必要がある。
【0045】ステップS48で送信された剰余信号re
(x)は、ステップS14の待ち受け状態で受信され、
ステップS16に移る。ステップS16では、送信信号
S(x)に対する剰余信号r1(x)を生成する。ここ
で、r1(x)はre(x)と同様にして、 r1(x)=S(x)・n1-nmodg1(x) (3) として求められる。
【0046】次に、ステップS18ではr1(x)とr
e(x)を加算する。式(1)および(2)から re(x)=R(x)・n1-no modg1(x) ={S(x)+e(x)}・xn1-no modg1(x) (4) であるので、加算結果は r1(x)+re(x)=e(x)・xn1-no modg1(x) (5) となり、誤りビットパターンに対する剰余が得られる。
【0047】誤りビットの個数がt未満のときには、こ
の誤りビットパターンに対する剰余から、通常の誤り訂
正の手法で誤り位置が特定できる。もし、受信信号R
(x)に含まれていた誤り個数がt+1個以上のときに
は、誤り訂正不能と判別されるか、誤った訂正がなされ
る。誤った訂正がなされた場合には、後述するステップ
S53の誤り検査で誤りが検出される。
【0048】ステップS18の加算結果から、ステップ
S19で誤り訂正が可能か否かを判別し、誤り訂正が不
可能のときにはステップS13に戻って送信信号S
(x)を再送する。ステップS19で誤り訂正が可能と
判別されたときには、その誤りビット位置をステップS
20で符号化し、符号化信号Wiを得る。ここで誤りビ
ット位置を符号化する際にデータ圧縮符号を用いると、
所要送信ビット数を低減することができる。
【0049】この符号化信号Wiは受信装置に送信さ
れ、ステップS21,ステップS22で送信バッファに
保存された後、タイマBをセットして待ち受け状態とな
る(ステップS23)。符号化信号Wiを送信する際に
は、誤り検出のためのCRCビットを付加する。
【0050】一方、受信装置のステップS49の待ち受
け状態では、4種類の信号のどれかが受信される。ま
ず、タイマDがタイムアウトした場合には、符号化信号
Wiの再送を要求する信号を送信し(ステップS5
0)、再度タイマDを設定して待ち受け状態となる(ス
テップS49)。これは、ステップS21で送られた符
号化信号Wiが通信路上で誤って消失した場合に起こ
り、正しく符号化信号Wiが受信されるまで、上記の手
順を繰り返す。
【0051】次に、ステップS49の待ち受け状態で受
信信号R(x)を受信したときにはステップS42に戻
る。この受信信号R(x)の受信は、送信装置のステッ
プS19で誤り訂正不可能と判別され、ステップS13
に戻って送信信号S(x)を送信する場合に起こる。
【0052】reqA信号を受信すると再度ステップS
48に戻って剰余信号re(x)を送信する。これは先
に送った剰余信号re(x)に誤りが有り、廃棄されて
消失した場合に発生し、ステップS14の待ち受け状態
でタイムアウトが発生してステップS17で剰余信号r
e(x)が送信されてくる場合に対応している。
【0053】最後に、ステップS49の待ち受け状態で
符号化信号Wiが受信されると、ステップS51に進
む。ステップS51では、符号化信号Wiが復号され
る。この復号結果は、受信信号R(x)の誤り位置を直
接的に示しているので、この誤り位置のビットを反転す
ることにより訂正を行う(ステップS52)。訂正され
た信号が正しい信号になっているか否かをCRCビット
を用いて誤り検査する。もし、R(x)に含まれる誤り
個数がt個未満のときは、正しい誤り位置を示している
ので、CRCビットの検査はパスする。前述したよう
に、誤り個数がt+1個以上のときには誤り訂正符号C
1 で誤った訂正がなされていることがあるが、この場合
もステップS53で誤りが見つけられる。誤りがなけれ
ば、ステップS54からステップS55に移り、ACK
信号を送信すると共に、タイマFをセットし、ステップ
S56の待ち受け状態になる。ACK信号が正しく届け
ばreqB信号は返送されないので、タイマFはタイム
アウトし、バッファを消去して処理を終わる。このと
き、受信信号を受信者に渡す。
【0054】ACK信号が誤って消去されると、送信装
置のステップS23でタイムアウトが発生し、ステップ
S25でreqB信号を送信してくる。受信装置では、
ステップS56の待ち受け状態でreqB信号を受信す
るとステップS55に戻り、ACK信号を再送する。こ
うしてACK信号が正しく送信装置に伝わるまで、この
処理を繰り返す。
【0055】ステップS54で誤り有りと判別されたと
きには、もはや誤り訂正は不可能なので、再度、最初か
ら処理を行うべく、ステップS58で送信信号S(x)
の再送を要求する。この後、ステップS59の待ち受け
状態に移る。ステップS59の待ち受け状態では、受信
信号R(x)を受信するとステップS42に戻る。も
し、送信信号S(x)の再送要求信号が消失すると、先
程のACK信号の消失と同様にして、タイマBがタイム
アウトし、reqB信号が送信されてくる。こうして、
ステップS59の待ち受け状態ではステップS58に戻
り、再度、送信信号S(x)の再送を要求する。この処
理は受信信号R(x)が受信されるまで続く。
【0056】送信装置のステップS23の待ち受け状態
では、4種類の信号のどれかが受信される。ACK信号
が受信されると、送信バッファに記憶されている符号化
信号Wiを消去し、処理を終了する。送信信号S(x)
の要求信号が受信されると、ステップS13に戻って送
信信号S(x)を再送する。符号化信号Wiの再送要求
を受信するとステップS26で符号化信号Wiを再送
し、再度ステップS23の待ち受け状態に戻る。タイマ
BはタイマDより十分長く設定される。タイマBがタイ
ムアウトするのは、ステップS55で送信されたACK
信号もしくはステップS58で送信された送信信号S
(x)の再送要求が消失した場合であり、先に詳述した
ように正しく受信されるまで、ループを繰り返す。この
ようにして情報の伝達が行われる。
【0057】以上の動作を要約すると以下のようにな
る。まず、最初の送信では送信情報に誤り検出のCRC
ビットだけを付加して伝送する。受信装置では、伝送誤
りが検出された場合に、誤り訂正符号の生成多項式を用
いた剰余信号を返送する。送信装置では、この剰余信号
を用いて誤り位置を特定し、その位置を示す誤り位置情
報を受信装置に返送する。この誤り位置情報に従って、
受信装置で誤りビットを訂正することにより受信を完了
する。
【0058】このように、最初の送信情報には誤り訂正
のための冗長ビットが含まれていないため、通信回線品
質が良いために伝送誤りがほとんど起こらない場合に
も、余分な冗長ビットによるスループットの低下がな
く、また通信回線品質が劣化して伝送誤りが増えたとき
には、送信装置で特定した誤り位置情報により最初の受
信信号の誤りが訂正でき、従来よりスループットが向上
する。この際、誤り位置情報を送信するのに必要となる
送信ビット分だけスループットが低下するが、この低下
分はもとの情報を再送する場合よりもはるかに少なく、
しかも1回の誤り位置の送信で誤りが訂正されることが
多いため、全体としてのスループットは良好である。
【0059】また、誤りを訂正するための情報は、送信
装置と受信装置で生成する剰余を加算することにより得
られる。すなわち、最初の送信時には誤り訂正のための
冗長ビットが含まれていないので、受信装置で生成され
た剰余信号re(x)だけでは誤りは訂正できないが、
送信装置で生成される剰余信号r1(x)と受信装置で
生成される剰余信号re(x)を加算することにより、
はじめて冗長ビットも含めた誤り訂正符号語に対する剰
余信号が得られる。このように、誤り訂正の冗長ビット
を送ることなく、誤り訂正符号語の剰余信号が送信装置
で生成されることにより、受信装置での誤り位置を特定
できる。
【0060】上記の実施例では、ステップS47で受信
信号を生成多項式g(x)で除算したときの剰余信号を
返送したが、剰余信号の代わりに、生成多項式g(x)
の根をR(x)に代入した値、つまりシンドロームを用
いても良い。剰余信号とシンドロームとは互いに、相互
変換が可能であることが知られている。
【0061】通信回線品質が劣化したときのスループッ
ト特性を向上させるには、誤り位置情報を受信装置に送
信するときに必要となるビット数を極力圧縮することが
重要であるが、この誤り位置情報をデータ圧縮符号で符
号化すると効果的である。例えば、最初に送信する送信
信号の符号長をn=256、誤り訂正能力をt=3とす
る。この場合、誤りが何番目のビットにあるかを2進数
で表現すると、符号長がn=256=28 であるので、
1つのビット位置は8ビットで表現でき、3個の誤り位
置は24ビットになる。一方、256ビット中に4個の
誤りがあることが分かっていれば、この情報は256ビ
ットから3ビットを選ぶ組み合わせの数で表現できるの
で、 2563 =2.7×106 となって22ビットで表
現することが可能であり、誤り位置情報のビット数を効
果的に圧縮することができる。
【0062】図7は、上述した本発明による誤り制御シ
ステムのビット誤り率−スループット特性(実線で示
す)を従来の選択再送(SR:Selective Repeat)型A
RQ方式の特性(破線で示す)と比較して示したもので
ある。本発明による誤り性所システムを用いることによ
り、このビット誤り率−スループット特性が大幅に改善
できることがわかる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば誤
り訂正符号の冗長ビットを送信する必要がないので、通
信回線品質が良くて伝送誤りがほとんど起こらない場合
にも、余分な冗長ビットによるスループットの低下がな
く、一方、通信回線品質が劣化して伝送誤りが増えたと
きには、返送された情報を用いて送信装置で特定した誤
り位置情報により受信信号の誤りを訂正することがで
き、スループットを向上せしめることができる。
【0064】すなわち、本発明によると広い範囲の通信
路品質に対して、高いスループット特性が得られる誤り
制御システムを提供することができ、データ伝送のため
の時間を短縮化できるのみならず、従来ではデータ伝送
が実際上困難であった通信回線品質の下でもデータ伝送
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による誤り制御システムを適用した送信
装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明による誤り制御システムを適用した受信
装置の構成を示すブロック図
【図3】図1の送信装置の処理手順を説明するフローチ
ャートの一部を示す図
【図4】図1の送信装置の処理手順を説明するフローチ
ャートの他の一部を示す図
【図5】図2の受信装置の処理手順を説明するフローチ
ャートの一部を示す図
【図6】図1の受信装置の処理手順を説明するフローチ
ャートの他の一部を示す図
【図7】本発明による誤り制御システムと従来方式の誤
り制御システムを用いた場合の誤り率とスループットの
関係を比較して示す特性図
【符号の説明】
111…誤り検出符号化回路 112…送信
バッファ 113…第1の剰余生成回路 114…加算
回路 115…誤り訂正計算回路 116…誤り
位置符号化回路 117…符号化信号送信バッファ 118…信号
合成器 121…受信信号判別回路 122…制御
回路 123…タイマ回路 131…受信
信号判別回路 132…受信バッファ 133…誤り
検出回路 134…第2の剰余生成回路 135…送信
送信バッファ 136…符号化信号復号回路 137…誤り
ビット反転回路 138…誤り検出回路 139…信号
発生器 140…送信バッファ 141…信号
合成器 142…制御回路 143…タイ
マ回路 144…符号化信号再送要求信号発生器 145…信号
発生器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信装置と受信装置との間で誤り制御を行
    う誤り制御システムにおいて、 前記送信装置は、 送信すべき情報に誤り検出のための冗長ビットを付加し
    て送信信号を生成する送信信号生成手段と、 前記送信信号に基づいて誤り訂正に用いられる第1の剰
    余信号もしくは第1のシンドロームを生成する第1の剰
    余/シンドローム生成手段と、 前記第1の剰余信号または第1のシンドロームと前記受
    信装置からの第2の剰余信号または第2のシンドローム
    に基づいて誤り位置を検出して誤り位置情報を出力する
    誤り位置検出手段と、 前記送信信号および前記誤り位置情報を送信する送信手
    段とを具備し、 前記受信装置は、 前記送信信号および前記誤り位置情報を受信する受信手
    段と、 この受信手段により前記送信信号を受信して得られた受
    信信号中の前記冗長ビットを用いて該受信信号の誤りの
    有無を検出する誤り検出手段と、 前記受信信号に基づいて誤り訂正に用いられる前記第2
    の剰余信号もしくは第2のシンドロームを生成する第2
    の剰余/シンドローム生成手段と、 前記誤り検出手段により前記受信信号の誤りが検出され
    たとき前記第2の剰余信号もしくは第2のシンドローム
    を前記送信装置に返送する剰余/シンドローム返送手段
    と、 前記受信手段により受信された前記誤り位置情報に従っ
    て受信信号の誤りを訂正する誤り訂正手段とを具備する
    ことを特徴とする誤り制御システム。
  2. 【請求項2】前記剰余/シンドローム返送手段は、前記
    第2の剰余信号もしくはシンドロームを返送する際に、
    該第2の剰余信号もしくはシンドロームに誤り検出用情
    報を付加して返送することを特徴とする請求項1記載の
    誤り制御システム。
  3. 【請求項3】前記送信手段は、前記誤り位置情報を送信
    する際、該誤り位置情報に誤り検出用情報を付加して送
    信することを特徴とする請求項1記載の誤り制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記送信装置は、前記誤り位置検出手段が
    前記誤り位置を検出する際、誤り訂正不能と判別したと
    きには、前記送信手段により前記送信信号を再送するこ
    とを特徴とする請求項1記載の誤り制御システム。
  5. 【請求項5】前記受信装置は、前記誤り訂正手段により
    前記受信信号の誤りを訂正した後に前記誤り検出手段に
    より前記受信信号の誤りの有無を検出して、誤り有りと
    判別されたときには、訂正不能として前記送信装置に通
    知する手段を有し、 前記送信装置は、該訂正不能の通知を受けたとき前記送
    信手段により前記送信信号を再送することを特徴とする
    請求項1記載の誤り制御システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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