JPH08163037A - 相対角度検出装置 - Google Patents

相対角度検出装置

Info

Publication number
JPH08163037A
JPH08163037A JP6305130A JP30513094A JPH08163037A JP H08163037 A JPH08163037 A JP H08163037A JP 6305130 A JP6305130 A JP 6305130A JP 30513094 A JP30513094 A JP 30513094A JP H08163037 A JPH08163037 A JP H08163037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
channel
relative angle
light receiving
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6305130A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Umeda
裕一 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP6305130A priority Critical patent/JPH08163037A/ja
Priority to GB9513304A priority patent/GB2291497B/en
Priority to US08/498,862 priority patent/US6028592A/en
Publication of JPH08163037A publication Critical patent/JPH08163037A/ja
Priority to US08/864,636 priority patent/US6130662A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被制御型情報処理装置1と携帯用入力装置5
の相対角度によらず、信号処理部10で正確な相対角度
データが得られる相対角度検出装置を提供する。 【構成】 被制御型情報処理装置1と携帯用入力装置5
とを有し、情報処理装置1は、発光部2、表示部3、受
光部4を備え、入力装置5は、分割受光素子6、電流を
電圧に変換する電流−電圧変換器7a〜7d、複数チャ
ネル1〜4の出力電圧を時分割出力電圧に変換する切換
回路8、時分割出力電圧を処理して相対角度データを発
生する信号処理部10、時分割出力電圧の各チャネルの
電圧レベルを検出するレベル検出部14、相対角度デー
タの演算及び計算で得られた座標信号を受光部4に送信
する制御部12を備え、制御部12は、電圧レベル検出
部14で検出した各チャネルの電圧レベルの大きい順に
チャネルの選択が行われるように、次回のチャネル切替
信号を切換回路8に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対角度検出装置に係
わり、特に、コンピュータやゲーム装置等の被制御型情
報処理装置側に配置された光源と、携帯用入力装置側に
配置された分割受光素子との相対角度を検出し、その検
出結果を被制御型情報処理装置の表示部に表示する相対
角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやゲーム装置等の被制御型
情報処理装置側に光源を、携帯用入力装置側に分割受光
素子をそれぞれ配置し、被制御型情報処理装置側の光源
の光を携帯用入力装置側の分割受光素子で受光し、分割
受光素子で得られる電気信号に基づいて光源と分割受光
素子との相対角度、即ち、被制御型情報処理装置と携帯
用入力装置との相対角度を検出し、その検出結果を被制
御型情報処理装置の表示部に表示する相対角度検出装置
は、本件出願の出願人と同じ出願人により既に提案され
ている(以下、この相対角度検出装置を、既提案の相対
角度検出装置という)。
【0003】図2は、既提案の相対角度検出装置の一例
を示すブロック構成図であって、被制御型情報処理装置
がコンピュータである例を示すものである。
【0004】図2において、コンピュータ(被制御型情
報処理装置)21は、画像を表示するCRT(陰極線
管)23と、CRT23の周縁部、例えば、その上側に
配置され、複数の光源を有する発光部22と、光信号受
信部24とを備えている。携帯用入力装置25は、全体
形状が細長い直方体型のもので、前面に検出部(図番な
し)が設けられる。検出部は、例えば、フォトダイオー
ドからなる4分割受光部26a乃至26dを備えた分割
受光素子26と、分割受光素子26の前面側にそれぞれ
配置され、矩形状開口を有する絞り部(図示なし)及び
可視光カットフィルタ(同じく図示なし)とで構成され
ている。4分割受光部26a乃至26dにおいて、受光
部26bと26dはそれらの出力電流が加算されるよう
に電流・電圧(I−V)変換器27aに接続され、受光
部26aと26cはそれらの出力電流が加算されるよう
に電流・電圧(I−V)変換器27bに接続される。ま
た、受光部26aと26bはそれらの出力電流が加算さ
れるように電流・電圧(I−V)変換器27cに接続さ
れ、受光部26cと26dはそれらの出力電流が加算さ
れるように電流・電圧(I−V)変換器27dに接続さ
れる。I−V変換器27a乃至27dの出力は各別に1
回路4接点の切換スイッチ28の固定接点端子側に接続
され、切換スイッチ28の可動接点端子は信号処理部3
0の入力に接続される。切換スイッチ28はスイッチ切
換制御器29に接続され、スイッチ切換制御器29の制
御により、接点の切換が行われる。信号処理部30は、
内部に、可変利得増幅器、バンドパスフィルタ(BP
F)回路、ピーク保持回路、例えば、サンプルホールド
(S/H)回路、アナログ・デジタル(A/D)変換器
を備えており、出力は制御部32に接続される。信号処
理部30内のBPF回路の出力は波形整形回路31の入
力に接続され、波形整形回路31の出力は制御部32に
接続される。制御部32はスイッチ切換制御器29及び
光信号送信部33にそれぞれ接続される。
【0005】この場合、直角3次元座標で表される3方
向について、携帯用入力装置25の長さ方向をZ軸方向
とし、このZ軸に直交する2つの方向をそれぞれX軸方
向及びY軸方向とすれば、分割受光素子26を構成する
4分割受光部26a乃至26dは、受光部26aと26
b、受光部26c及び26dがそれぞれX軸方向に並ぶ
ように配置され、かつ、受光部26aと26c、受光部
26bと26dがY軸方向に並ぶように配置されてい
る。
【0006】前記構成を有する既提案の相対角度検出装
置は、概要次のように動作する。
【0007】いま、操作者が携帯用入力装置25を手に
持ち、検出部側をCRT23の方向(発光部22の方
向)に向けると、発光部22の各光源から発せられた周
波数fの赤外領域の参照光は、携帯用入力装置25の検
出部に入射される。そして、入射された参照光は、ま
ず、可視光カットフィルタ(図示なし)で可視光成分が
除かれ、次に、絞り部(図示なし)で光入射量が調整さ
れた後、分割受光素子26を構成する4分割受光部26
a乃至26dに照射される。このとき、4分割受光部2
6a乃至26dには、絞り部の開口で定まる矩形状スポ
ット光が照射され、4分割受光部26a乃至26dから
スポット光の照射面積に対応した電流出力ILU、IRU
LD、IRDが出力される。なお、これらの電流出力
LU、IRU、ILD、IRDは、いずれも参照光の主要成分
である周波数fを含んでいる。次いで、これらの電流出
力ILU、IRU、ILD、IRDは、Y軸方向に配置の1組の
受光部26aと26cとで得られた電流出力の和(IRU
+IRD)がI−V変換器27aに、Y軸方向に配置の他
の1組の受光部26bと26dとで得られた電流出力の
和(ILU+ILD)がI−V変換器27bにそれぞれ供給
され、また、X軸方向に配置の1組の受光部26aと2
6bとで得られた電流出力の和(ILU+IRU)がI−V
変換器27cに、X軸方向に配置の他の1組の受光部2
6cと26dとで得られた電流出力の和(ILD+IRD
がI−V変換器27dにそれぞれ供給される。各I−V
変換器27a乃至27dは、入力電流を出力電圧に変換
し、それぞれ、チャネル1乃至チャネル4に受光出力電
圧V1乃至V4を発生させる。続いて、受光出力電圧V
1乃至V4は、切換スイッチ28に供給されるが、切換
スイッチ28は、制御部32から供給される切換信号に
応答動作するスイッチ切換制御器29により、可動接点
が所定周期でチャネル1、チャネル2、チャネル3、チ
ャネル4、チャネル1、チャネル2、… … …の順に
切換えられる。このため、受光出力電圧V1乃至V4
は、切換スイッチ28において時分割的に選択された時
分割出力電圧になり、この時分割出力電圧が次続の信号
処理部30に供給される。信号処理部30に供給された
時分割出力電圧は、可変利得増幅器において制御部32
から供給される利得制御電圧に応じた利得で増幅され、
次いで、BPF回路において周波数f以外の不要な周波
数成分が除去される。さらに、BPF回路の出力に得ら
れた周波数fの信号は、S/H回路においてサンプリン
グ及びホールド(保持)され、次いで、A/D変換器に
おいてサンプリング電圧がデジタル信号に変換され、こ
のデジタル信号は相対角度データとして制御部32に供
給される。
【0008】また、信号処理部30において、BPF回
路の出力に得られた周波数fの信号は波形整形回路31
に供給されるが、波形整形回路31は制御部32と協働
し、切換スイッチ28のチャネル切換えが行われた後、
周波数fの信号が安定した状態になったときのピーク電
圧到来時に一致して出力されるトリガパルス等を発生さ
せ、制御部32は、このトリガパルス等に応答して、S
/H回路にサンプリングの開始及び終了を指令したりす
るタイミングパルス等を供給し、また、A/D変換器に
デジタル変換の開始及び終了を指令したりするタイミン
グパルス等を供給する。
【0009】このため、S/H回路は、BPF回路の出
力に得られる周波数fの信号を、制御部32から供給さ
れるタイミングパルスによってサンプリングを開始し、
このサンプリングにより得られたサンプリング電圧を保
持する。このサンプリング電圧は、切換スイッチ29に
よるチャネル切換えが行われた後、BPF回路の出力に
得られる周波数fの信号が複数周期を経た後、1つの信
号周期の振幅ピークを示す安定した状態のピーク電圧に
なる。次いで、A/D変換器は、S/H回路に保持され
ているサンプリング電圧を、制御部32から供給される
タイミングパルスによってデジタル信号に変換し、この
デジタル信号が相対角度データとして制御部32に供給
される。
【0010】制御部32は、切換スイッチ28の切換え
に応じて順次供給される相対角度データの演算を行う
が、かかる演算は、受光出力電圧V1、V2、V3、V
4から導出された相対角度データ(デジタルピーク電
圧)をそれぞれV1p、V2p、V3p、V4pとした
とき、{(V1p−V2p)/(V1p+V2p)}、
及び、{(V3p−V4p)/(V3p+V4p)}を
行うもので、前者の演算により、携帯用入力装置25の
X軸方向の傾き角度θxが求められ、後者の演算によ
り、同装置25のY軸方向の傾き角度θyが求められ
る。次いで、制御部32は、求めた角度θx、θyに基
づいて、CRT23の表示面のX−Y座標上における距
離に換算した座標計算を行って座標信号を発生し、座標
信号を光信号送信部33に供給する。光信号送信部33
は、この座標信号を光信号に載せてコンピュータ21側
の光信号受信部24に送信し、光信号受信部24は受信
した光信号の中の座標信号に基づいてCRT23の表示
面の所要個所にカーソルマーク等の形で表示を行う。
【0011】この場合、操作者は、手に持っている携帯
用入力装置25の検出部をCRT23の表示面に略平行
に適宜移動させたり、または、表示面に対する角度を適
宜変化させたりすると、携帯用入力装置25のX軸方向
の傾き角度θx及びY軸方向の傾き角度θyが随時変化
し、その変化に応じてCRT23の表示面に表示される
カーソルマークの位置も随時変化するようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】相対角度検出装置おい
て、各チャネル電圧に対し、並列的に可変利得増幅、フ
ィルタリング、ピーク検出、それにA/D変換を行うよ
うに構成した場合、信号処理回路の規模がかなり大きく
なったり、各チャネル電圧間の調整を行う回路を必要と
したりする。このため、既提案の相対角度検出装置は、
そのような回路の複雑さを避けるため、チャネル切替信
号によって各チャネル電圧を時分割的に選択し、そのと
き得られた時分割出力電圧に対して可変利得増幅、フィ
ルタリング、ピーク検出、それにA/D変換を行ってい
る。
【0013】しかしながら、既提案の相対角度検出装置
は、チャネル切替信号によって各チャネル電圧の切換え
を行う際に、各チャネル電圧の切換順序が予め定められ
ている。この場合、被制御型情報処理装置21と携帯用
入力装置25の検出部との角度関係(位置関係)の如何
によっては、最初に切換選択されるチャネル電圧の振幅
が小さかったり、チャネル電圧の振幅が全く得られなか
ったりすることもあり、そのために、時分割電圧をA/
D変換する際のタイミングがずれてしまったり、チャネ
ル電圧とノイズ電圧との判別が難しくなって、信号処理
部30から出力される相対角度データが不正確なものに
なってしまうという問題がある。
【0014】本発明は、前記問題点を解決するもので、
その目的は、被制御型情報処理装置と携帯用入力装置と
の相対角度に係わらず、信号処理部から正確な相対角度
データを発生させることが可能な相対角度検出装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、被制御型情報処理装置と携帯用入力装置
とからなり、前記被制御型情報処理装置は、発光部と、
表示部と、受光部とを備えるとともに、前記携帯用入力
装置は、前記発光部からの光を受光する分割受光素子
と、前記分割受光素子の出力電流を電圧に変換しする複
数の電流−電圧変換器と、前記複数の電流−電圧変換器
で得られた複数チャネルの出力電圧を、チャネル切替信
号に対応して時分割的に選択し、時分割出力電圧を発生
する切換回路と、前記時分割出力電圧を処理して相対角
度データを発生させる信号処理部と、前記時分割出力電
圧における各チャネルの電圧レベルを検出する電圧レベ
ル検出部と、前記相対角度データを演算及び計算して座
標信号を形成し、この座標信号を前記受光部に送信する
制御部とを備え、前記制御部は、前記電圧レベル検出部
で検出した各チャネルの電圧レベルの大きい順にチャネ
ルの選択が行われるように、次回のチャネル切替信号を
前記切換回路に供給する手段を備える。
【0016】
【作用】前記手段においては、電圧レベル検出部は、前
回のチャネルの選択時に得られれ時分割出力電圧の各チ
ャネルの電圧レベルを検出して制御部に供給し、制御部
は、電圧レベル検出部で検出された各チャネルの電圧レ
ベルの大きさを比較し、次回、その電圧レベルの大きい
順にチャネルの選択が行われるように、次回のチャネル
切替信号を切換回路に供給する。
【0017】このように、前記手段によれば、チャネル
の選択時に、前回に得られた電圧レベルの大きい順に各
チャネルの電圧レベルが選択されるので、最初に切換選
択されるチャネルの電圧レベルが小さ過ぎたり、当該チ
ャネルの電圧レベルがほぼゼロであったりすることがな
く、時分割出力電圧をA/D変換する際のタイミングが
ずれたり、チャネル電圧とノイズ電圧との判別が難しく
なるという事態を避けることができ、信号処理部から出
力される相対角度データは常時正確なものになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0019】図1は、本発明に係わる相対角度検出装置
の一実施例を示すブロック構成図であり、被制御型情報
処理装置がコンピュータである例を示すものである。
【0020】ここで、本実施例の相対角度検出装置と前
記既提案の相対角度検出装置との構成上の違いを比べる
と、本実施例の相対角度検出装置が既提案の相対角度検
出装置に設けられていない電圧レベル検出器を具備して
いる点だけであるが、本実施例の構成が明確になるよう
に、本実施例の相対角度検出装置の構成については、既
提案の相対角度検出装置の構成と同一部分を含めて全体
的に説明する。
【0021】図1に示されるように、コンピュータ(被
制御型情報処理装置)1は、画像を表示するCRT(陰
極線管、即ち、表示部)3と、CRT3の周縁部、例え
ば、その上側に配置される発光部2と、光信号受信部4
とを備えている。携帯用入力装置5は、全体形状が細長
い直方体型のもので、前面に検出部(図番なし)が設け
られる。検出部は、例えば、フォトダイオードからなる
4分割受光部6a乃至6dを備えた分割受光素子6と、
分割受光素子6の前面側にそれぞれ配置され、矩形状開
口を有する絞り部(図示なし)及び可視光カットフィル
タ(同じく図示なし)とで構成されている。4分割受光
部6a乃至6dにおいて、受光部6bと6dはそれらの
出力電流が加算されるように電流・電圧(I−V)変換
器7aに接続され、受光部6aと6cはそれらの出力電
流が加算されるように電流・電圧(I−V)変換器7b
に接続される。また、受光部6aと6bはそれらの出力
電流が加算されるように電流・電圧(I−V)変換器7
cに接続され、受光部6cと6dはそれらの出力電流が
加算されるように電流・電圧(I−V)変換器7dに接
続される。各I−V変換器7a乃至7dの出力は各別に
1回路4接点の切換スイッチ(切換回路)8の固定接点
端子側に接続され、切換スイッチ8の可動接点端子は信
号処理部10及び電圧レベル検出器14の各入力に接続
される。切換スイッチ8はスイッチ切換制御器9に接続
され、スイッチ切換制御器9の制御により、接点の切換
が行われる。信号処理部10は、図示されていないが、
内部に、可変利得増幅器、バンドパスフィルタ(BP
F)回路、ピーク保持回路、例えば、サンプルホールド
(S/H)回路、アナログ・デジタル(A/D)変換器
を備えており、出力は制御部12に接続される。信号処
理部10内のBPF回路の出力は波形整形回路11の入
力に接続され、波形整形回路11の出力及びレベル検出
器14の出力は制御部12にそれぞれ接続される。制御
部12は、スイッチ切換制御器9、光信号送信部13に
それぞれ接続される。
【0022】この場合、直角3次元座標で表される3方
向について、携帯用入力装置5の長さ方向をZ軸方向と
し、このZ軸に直交する2つの方向をそれぞれX軸方向
及びY軸方向とすれば、分割受光素子6を構成する4分
割受光部6a乃至6dは、受光部6aと6b、受光部6
c及び6dがそれぞれX軸方向に並ぶように配置され、
かつ、受光部6aと6c、受光部6bと6dがY軸方向
に並ぶように配置されている。
【0023】前記構成を有する本実施例の相対角度検出
装置は、次のように動作する。
【0024】この場合、本実施例の相対角度検出装置と
既提案の相対角度検出装置との動作の違いは、主とし
て、レベル検出部14に関連する部分だけであるが、本
実施例の相対角度検出装置の動作を明確にするため、本
実施例の相対角度検出装置の動作については、既提案の
相対角度検出装置の動作と重複する部分を含めて全体的
に説明する。
【0025】いま、操作者が携帯用入力装置5を手に持
ち、検出部側をCRT3の方向(発光部2の方向)に向
けると、発光部2の光源から発せられた周波数fの赤外
領域の参照光は、携帯用入力装置5の検出部に入射され
る。そして、入射された参照光は、まず、可視光カット
フィルタ(図示なし)で可視光成分が除かれ、次に、絞
り部(図示なし)で光入射量が調整された後、分割受光
素子6を構成する4分割受光部6a乃至6dに照射され
る。このとき、4分割受光部6a乃至6dには、絞り部
の開口で定まる矩形状スポット光が照射され、4分割受
光部6a乃至6dからスポット光の照射面積に対応した
電流出力ILU、IRU、ILD、IRDが出力される。なお、
これらの電流出力ILU、IRU、ILD、IRDは、いずれも
参照光の主要成分である周波数fを含んでいる。次い
で、これらの電流出力ILU、IRU、ILD、IRDは、Y軸
方向に配置の1組の受光部6aと6cとで得られた電流
出力の和(IRU+IRD)がI−V変換器7aに、Y軸方
向に配置の他の1組の受光部6bと6dとで得られた電
流出力の和(ILU+ILD)がI−V変換器7bにそれぞ
れ供給され、また、X軸方向に配置の1組の受光部6a
と6bとで得られた電流出力の和(ILU+IRU)がI−
V変換器7cに、X軸方向に配置の他の1組の受光部6
cと6dとで得られた電流出力の和(ILD+IRD)がI
−V変換器7dにそれぞれ供給される。各I−V変換器
7a乃至7dは、入力電流を出力電圧に変換するもの
で、それぞれの出力にチャネル1乃至チャネル4に受光
出力電圧V1乃至V4を発生させる。続いて、これら受
光出力電圧V1乃至V4は、切換スイッチ8に供給され
るが、切換スイッチ8は、制御部12から供給される切
換信号に応答動作するスイッチ切換制御器9により、可
動接点が所定周期で以下に述べるような順に切換えられ
る。このため、受光出力電圧V1乃至V4は、切換スイ
ッチ8において時分割的に選択されて時分割出力電圧に
なり、この時分割出力電圧が次続の信号処理部10に供
給される。信号処理部10に供給された時分割出力電圧
は、始めに、可変利得増幅器において制御部12から供
給される利得制御電圧に応じた利得で増幅され、次い
で、BPF回路において周波数f以外の不要な周波数成
分が除去される。さらに、BPF回路の出力に得られた
周波数fの信号は、S/H回路においてサンプリング及
びホールド(保持)され、次いで、A/D変換器におい
てサンプリング電圧がデジタル信号に変換され、このデ
ジタル信号が相対角度データとして制御部12に供給さ
れる。
【0026】また、信号処理部10において、BPF回
路の出力に得られた周波数fの信号は波形整形回路11
に供給されるが、波形整形回路11は制御部12と協働
し、切換スイッチ8のチャネル切換えが行われた後、周
波数fの信号が安定した状態になったときのピーク電圧
到来時に一致して出力されるトリガパルス等を発生さ
せ、制御部12は、このトリガパルス等に応答して、S
/H回路にサンプリングの開始及び終了を指令したりす
るタイミングパルス等を供給し、また、A/D回路にデ
ジタル変換の開始及び終了を指令したりするタイミング
パルス等を供給する。
【0027】このとき、S/H回路は、BPF回路の出
力に得られる周波数fの信号を、制御部52から供給さ
れるタイミングパルスによってサンプリングを開始し、
このサンプリングにより得られたサンプリング電圧を保
持する。このサンプリング電圧は、切換スイッチ49に
よるチャネル切換えが行われた後、BPF回路の出力に
得られる周波数fの信号が複数周期を経た後、1つの信
号周期の振幅ピークを示す安定した状態のピーク電圧に
なる。次いで、A/D変換器は、S/H回路に保持され
ているサンプリング電圧を、制御部12から供給される
タイミングパルスによってデジタル信号に変換し、この
とき得られた相対角度データが制御部12に供給され
る。
【0028】制御部12は、切換スイッチ8の切換えに
応じて順次供給される相対角度データの演算を行うが、
この演算は、既に提案されている相対角度検出装置と同
様もので、受光出力電圧V1、V2、V3、V4から導
出された相対角度データ(デジタルピーク電圧)をそれ
ぞれV1p、V2p、V3p、V4pとしたとき、
{(V1p−V2p)/(V1p+V2p)}、及び、
{(V3p−V4p)/(V3p+V4p)}を行って
いる。そして、前者の演算により、携帯用入力装置5の
X軸方向の傾き角度θxが求められ、後者の演算によ
り、同装置5のY軸方向の傾き角度θyが求められる。
また、制御部12は、求めた角度θx、θyに基づい
て、CRT3の表示面のX−Y座標上における距離に換
算した座標計算を行い、その計算結果を光信号送信部1
3に供給する。光信号送信部13は、この計算結果を光
信号に載せてコンピュータ1側の光信号受信部3に送信
し、光信号受信部4は受信した光信号の中の計算結果に
基づいてCRT3の表示面の所要個所にカーソルマーク
等の形で表示を行う。
【0029】この場合、操作者は、手に持っている携帯
用入力装置5の検出部をCRT3の表示面に略平行に適
宜移動させたり、または、表示面に対する角度を適宜変
化させたりすると、携帯用入力装置5のX軸方向の傾き
角度θx及びY軸方向の傾き角度θyが随時変化し、そ
の変化に応じてCRT3の表示面に表示されるカーソル
マークの位置も随時変化するようになる。
【0030】これまでに述べた本実施例の相対角度検出
装置の動作は、既に述べた既提案の相対角度検出装置の
動作とほぼ同一であるが、以下の動作は、本実施例の相
対角度検出装置に特有の動作である。
【0031】まず、レベル検出器14は、切換スイッチ
8の出力側に得られた時分割出力電圧における各チャネ
ルの電圧レベルを検出し、検出した各チャネルの電圧レ
ベルを制御部12に供給する。制御部12は、レベル検
出器14から各チャネルの電圧レベルが供給されると、
その電圧レベルの大きさを比較し、その比較結果によ
り、次回にスイッチ切換制御器9に供給するチャネル切
替信号を調整し、次回のチャネルの選択は、電圧レベル
の大きなものから順に選択される。例えば、前記回のチ
ャネルの選択時に、切換スイッチ8の出力側に得られた
時分割出力電圧における各チャネル1乃至4の電圧レベ
ルV1、V2、V3、V4について、それらの大きさの
順序がV3>V1>V4>V2であったとすれば、次回
のチャネルの選択がチャネル3、チャネル1、チャネル
4、チャネル2の順に行われるようなチャネル切替信号
に調整される。また、その後も、各チャネル1乃至4の
電圧レベルV1、V2、V3、V4の大きさの順序が変
わらないときは、次々回のチャネルの選択がチャネル
3、チャネル1、チャネル4、チャネル2の順に行われ
るようなチャネル切替信号に調整され、そのチャネルの
選択の際に、各チャネル1乃至4の電圧レベルV1、V
2、V3、V4の大きさの順序に変更を生じたときは、
その次のチャネルの選択は、変更にしたがった順序にな
るようなチャネル切替信号に調整される。
【0032】なお、この相対角度検出装置の動作開始時
に、最初に、スイッチ切換制御器9に供給されるチャネ
ル切替信号は、未だ、レベル検出器14から各チャネル
の電圧レベルが制御部12に供給されていないので、チ
ャネルの選択が所定順序、例えば、チャネル1、チャネ
ル2、チャネル3、チャネル4の順に行われるようなチ
ャネル切替信号になる。
【0033】このように、本実施例によれば、電圧レベ
ル検出部14は、毎回のチャネルの選択時に、前回のチ
ャネルの選択時に得られた時分割出力電圧の各チャネル
の電圧レベルを検出し、制御部12は、電圧レベル検出
部14で検出された各チャネルの電圧レベルの大きさを
比較し、次回、その電圧レベルの大きい順にチャネルの
選択が行われるように、次回のチャネル切替信号をスイ
ッチ切換制御器9に供給するようにしているので、始め
に選択されるチャネルの電圧レベルが小さ過ぎたり、略
ゼロであったりすることがない。この場合、信号処理部
10の利得は、電圧レベルが大きなチャネルのA/D変
換値を基準として制御されるため、始めに到来する大き
な電圧レベルによって信号処理部10の利得がある範囲
内に固定され、それによりA/D変換のタイミングが安
定になり、チャネル電圧とノイズ電圧の判別も容易にな
り、合わせて、信号処理部10から出力される相対角度
データを常時正確なものにすることができる。
【0034】前述の実施例においては、被制御型情報処
理装置1がコンピュータである場合を例に挙げて説明し
たが、本発明は、被制御型情報処理装置1がコンピュー
タである場合に限られるものではなく、表示部を備える
他の装置、例えば、ゲーム装置やAV装置にも同様に適
用することが可能である。
【0035】また、前述の実施例においては、分割受光
素子6として4分割受光部6a乃至6dを用いた例を挙
げて説明したが、本発明による分割受光素子6は4分割
受光部6a乃至6dである場合に限られず、6分割受光
部や他の数の分割受光部である場合も同様に適用可能で
ある。ただし、分割受光素子6の分割受光部を4以外の
数に設定した場合は、その設定数に応じて、電流・電圧
(I−V)変換器7a乃至7dの数が変更されることは
勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電圧レベル検出部14は、前回のチャネルの選択時に得
られれ時分割出力電圧の各チャネルの電圧レベルを検出
して制御部12に供給し、制御部12は、電圧レベル検
出部14で検出された各チャネルの電圧レベルの大きさ
を比較し、次回、その電圧レベルの大きい順にチャネル
の選択が行われるように、次回のチャネル切替信号を切
換回路8に供給する。
【0037】このため、チャネルの選択時に、前回に得
られた電圧レベルの大きい順に各チャネルの電圧レベル
が選択されるので、始めに切換選択されるチャネルの電
圧レベルが小さ過ぎたり、当該チャネルの電圧レベルが
ほぼゼロであったりすることがなく、時分割出力電圧に
おけるA/D変換のタイミングを安定化させ、チャネル
電圧とノイズ電圧との判別を容易にして、信号処理部1
0から出力される相対角度データを常時正確なものにで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる相対角度検出装置の一実施例を
示すブロック構成図である。
【図2】既に提案されている相対角度検出装置の一例を
示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ(被制御型情報処理装置) 2 発光部 3 CRT(表示部) 4 光信号受信部 5 携帯用入力装置 6 分割受光素子 6a乃至6d 4分割受光部 7a乃至7d 電流・電圧(I−V)変換器 8 切換スイッチ(切換回路) 9 スイッチ切換制御器 10 信号処理部 11 波形整形回路 12 制御部 13 光信号送信部 14 レベル検出器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御型情報処理装置と携帯用入力装置
    とからなり、前記被制御型情報処理装置は、発光部と、
    表示部と、受光部とを備えるとともに、前記携帯用入力
    装置は、前記発光部からの光を受光する分割受光素子
    と、前記分割受光素子の出力電流を電圧に変換しする複
    数の電流−電圧変換器と、前記複数の電流−電圧変換器
    で得られた複数チャネルの出力電圧を、チャネル切替信
    号に対応して時分割的に選択し、時分割出力電圧を発生
    する切換回路と、前記時分割出力電圧を処理して相対角
    度データを発生させる信号処理部と、前記時分割出力電
    圧における各チャネルの電圧レベルを検出する電圧レベ
    ル検出部と、前記相対角度データを演算及び計算して座
    標信号を形成し、この座標信号を前記受光部に送信する
    制御部とを備え、前記制御部は、前記電圧レベル検出部
    で検出した各チャネルの電圧レベルの大きい順にチャネ
    ルの選択が行われるように、次回のチャネル切替信号を
    前記切換回路に供給することを特徴とする相対角度検出
    装置。
JP6305130A 1994-07-06 1994-12-08 相対角度検出装置 Pending JPH08163037A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305130A JPH08163037A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 相対角度検出装置
GB9513304A GB2291497B (en) 1994-07-06 1995-06-29 Relative position detecting device
US08/498,862 US6028592A (en) 1994-07-06 1995-07-06 Relative angle detecting device
US08/864,636 US6130662A (en) 1994-07-06 1997-05-28 Optical position detecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305130A JPH08163037A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 相対角度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08163037A true JPH08163037A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17941460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6305130A Pending JPH08163037A (ja) 1994-07-06 1994-12-08 相対角度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08163037A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5359348A (en) Pointing device having improved automatic gain control and information reporting
JP3273531B2 (ja) 遠隔座標指示装置
JP3001308B2 (ja) 大型ディスプレイのための位置及び機能入力システム
US6130662A (en) Optical position detecting device
US5949403A (en) Remote coordinate designating device
EP0736837A2 (en) Point-type radio controller using infrared rays
US5701187A (en) Portable input apparatus
JPH07109576B2 (ja) 位置検出装置
US5602568A (en) Point type remote control apparatus and the method thereof
JPH08163037A (ja) 相対角度検出装置
JP3137853B2 (ja) 相対角度検出装置
JPH08159737A (ja) 相対角度検出装置
JP3137852B2 (ja) 相対角度検出装置
JPH08161101A (ja) 相対角度検出装置
JPH08167874A (ja) 携帯型入力装置
JP3202509B2 (ja) 携帯型入力装置
JP2504747B2 (ja) 半導体素子と光伝送路との光軸合せ方法およびその装置
JP3248189B2 (ja) 遠隔制御装置及び遠隔制御方法
KR0156658B1 (ko) 포인트형 무선조정장치 및 그 방법
EP0753825A1 (en) Ultrasonic pointing type wireless controller
JPH06187088A (ja) タブレット
JP2674468B2 (ja) 距離検出装置
JP3104273B2 (ja) 遠隔制御装置
JP3158780B2 (ja) 座標検出装置
JP3484752B2 (ja) ランディング測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010313