JPH08162U - ベントオーバー・トレーニング専用ベンチ―モデル▲iii▼ - Google Patents
ベントオーバー・トレーニング専用ベンチ―モデル▲iii▼Info
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Abstract
(57)【要約】
電子出願以前の出願であるので
要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。
Description
【考案の詳細な説明】 ▲A▼利用分野 学校等のスポーツ部備品、地域の公共レクリエーション 施設、競技選手の補強器具、トレーニングジム、個人ア スリート用 ▲B▼利用目的 スポーツジム、および小規模あるいは低予算施設(学校 や地域公共施設、社内ジム)でのフリーウエイトトレーニ ングにおいて、背中の運動をしっかりと補助し、安全か つ十分なトレーニング実施を可能にすること ▲C▼従来の技術、およびその器具 従来、背面のトレーニングは以下の方法によって行なわ れ、フリーウエイト(バーベルとダンベルのこと)による トレーニングでは、その専用補助器具はありませんでし たが、ここに従来の方法を述べてみます。
▲あ▼第31図のように何の補助も無く、ただベルトをして下 背部と脚のみで上体と負荷重量を維持し、数十kgから百 数十kgの重りを持ち上げる ▲い▼第32図のように片手片膝を市販のフラットベンチにつ いて小型のバーベル(ダンベル)を片方のみ使用して行なう ▲う▼第34図のように額を台にあずけて頚で補助して行なう ▲え▼第35図のようにアジャスタブル・フラットベンチを用い て行なう ▲お▼Tバーローイングマシンにて第36図のようにして行なう ▲か▼ベンチ付きTバーローイングマシンにて第37図のよう にして行なう ▲き▼ケーブルローイングマシンにて第38図のようにして行なう ▲く▼シーテッド・レバーロー・マシンという胸当て付きのケー ブルマシンにて、第39図のように行なう ▲D▼考案したベンチが解決すべき問題点 従来の方法の問題点 ▲あ▼(第31図)について……この方法では、下背とハムストリ ング(大腿二頭筋他)のみで上体のすべての重量を支 えることとなり、今までのように腰背部損傷の危険 がありますし、上背よりも下背部・下半身が先に疲 労してしまい、高重量・低重量ともに扱いにくい方 法でもあります。又、この方法では、腰を痛めてい る人はその怪我の間、背のトレーニングを中断せざ るをえません。
よく体格の恵まれた人は、この方法で十分トレー ニングできると言われますが、アメリカの有名なボ ディビルダーの中には、あまり無補助をよしとしな い人が多いようです。特に熟練者の中に厳密な注意 を促す人がおられます。そしてもし、その方法で行 なうとしても、他の補助のしっかりした種目を複数 行なった後にこの方法を低重量で行なうなどの工夫 をしている人もいます。
又、上体の補助がありませんので、腰から上の上 体が(高重量のバーベルとともに)前下方へ滑りだす のをくい止めるのには腰椎周辺の骨格および筋群し かありません。人体構造の巧みな適応力・強さにた よるしかないのです。しかし、バーベル・ベントオ ーバー・ローイング(第31図)の場合は意識(注意や 感覚)を上背部にもおかなければならず、その意味 で腰部への意識の傾注は薄れざるをえないのが実情 です。このことがまた怪我を引きおこすことにもな ります。いずれにしても、以下に述べる多くの補助 の工夫が、この種目の補助の必要性を表していると 思われます。
▲い▼(第32図)について……この方法は、ストレッチを得るに は適していますが、高重量のトレーニングには適し ていません、なぜなら、一般にダンベルではバーベ ルほどの高重量は扱えないからです。もう一つの理 由・問題点としては、脊柱のねじれがあります。片 方の肩および腕全体の引き上げにさいして、上体が 脊柱を軸として微妙にねじれることになり、今現在 脊柱を痛めている人は勿論、以前痛めたことのある 人にとっても危険が大きいと思われるからです。特 にベントオーバー・ワンハンド・ラタラルレイズ( 第33図)という肩の裏、つまり後部三角筋、および 僧帽筋、肩甲骨周辺の筋肉を鍛える運動種目にさい しては、たとえ使用重量が軽くとも、その力点が身 体の中心(脊柱)から半身(肩幅の半分)の長さ+腕の 長さと、かなり長くなり、その結果上体をねじる力 も中心部(脊柱)ではかなりのものになると思われる からです。さきのワンアームダンベルローイング( 第32図)においても、仮に60kgのダンベルを用いる とすれば、それだけ脊柱中心部にねじれの力がかか っていることになります。
▲う▼(第34図)について……もし仮に「上体+バーベルの使用 重量」を、下半身と頚部とで二分すれば、どれだけ の力が細い頚椎にかかるかということです。つまり、 この方法は下背が無傷でしかも力が十分ある人が、 あとほんの少しだけその力の足りない場合にのみ可 能なことで、多くの人にとって頚部へのストレスは かなりのものになるはずです。
▲え▼(第35図)について……この方法の問題点は、普通のバー ベルシャフトでは、その運動動作が不完全であると いうことです。つまり、バーベルシャフト(長い鉄 の棒)がベンチ主柱フレーム(第35図の1)につかえ て最後まで引き上げきれないということです。もし、 ここで仮にバーベルの代わりにダンベルで行なうと しても、ダンベルは高重量トレーニングには向きま せん。無理して、短いダンベルシャフト(棒)に半径 の大きい(=重い)プレート(第30図の2)を装着しま すと、今度はプレート自体の直径(半径)が大きくな って、脇をしめて足寄りに引き上げる広背筋のため のローイングを行なうさいに、ベンチの縁にあたっ てしまい、最後まで上げることができなくなります。
そして、なによりも市販のダンベルシャフト(一本) に60kgものプレートを装着して安全に使用できるか どうかです。シャフトの強度はもとより重量プレー ト(第30図の2)の止め金(カラーという)の性能がそ こまで配慮されているかどうかが問題です。これは シャフトを寝かせた状態での使用のみに留まらず、 垂直に立てた場合も想定してみる必要があります。
又、普通、バーベルに比べるとダンベルは、高重量 になるほど、より安定して保持することが難しくな ってきます。片手で60kgを握り保つことが容易でな いことは簡単に想像できます。
バランス面でも、両足が宙に浮いているというの は問題があります。いざ、バランスを崩した場合に 危険です。特に高重量のダンベルを用いる場合は気 をつけなければなりません。
次に、この方法のもう一つの問題は、胸の一部分 に偏重した圧力がかかる(胸の凸形状にフラットベ ンチの平らな面があっていないため、詳しくは前号5 ページ下から6行目〜下から2行目までと、図面第 12図、第14図2の黒ぬり部を参考にして下さい)こ とによって、自然とあまり重い重量を扱えないこと です。これでは十分なトレーニングは行なえません。
更にこの方法では、脚と下背の力を上体の維持に 全く使えないことから、上体自体の重みと負荷の重 みのすべてを胸郭の一部分で支えねばならず、これ は胸郭という骨格のみならず、肺や心臓にとっても あまり好ましい方法とは言えません。
▲お▼(第36図)について……これは、▲あ▼(第31図)と同様の理由 で腰に危険です。
▲か▼(第37図)について……これは、胸部への圧力の点で▲え▼と 同じ理由から厳密に言うと難点があります。
又、この方法ではマシンの構造により、常に一定 の軌跡(円弧)を動作中たどることになり、毎回画一 された筋群を使うことになって、結果として常用筋 群のみの刺激によるマンネリにおちいるきらいがあ ります。これではフリーウエイトの持つ利点(動作 が既定されずにより多くの筋群を動員できる)に反 して、微妙なバリエーションを個々人の体型や経験、 感覚、好みにあわせてローイングにつけることがで きません。ハンドルの複数備わった機種もあります が、それでも既定された数種類の動作に限られます。
又、図面からもわかりますように、両足をしっかり と床につけられないことからタンベルを用いてのラ タラル系の種目に応用するには少し不安定で、やは り数種のローイングに実施可能種目が限られます。
又、この器具は比較的小規模な日本の部屋には導 入しづらい面があります。これは重要な事です。つ まり、現在の日本の土地情勢では、より小さく、更 に、より応用のきくコンパクトな器具が要求される からです。その意味では、設置面積の面でも問題が あります。さらに価格及び重量の面でも問題があり ます。高価なものでもありますし、一般家庭や狭い 部屋、低予算の公共施設には少し無理かと想われま す。重量的にも、かなり余裕のあるガレージでもな いことには、今の日本の住宅には厳しい面がありま す。
又、肩周辺の筋群のケガの予防に大切な補強種目 でもあるベントオーバー・ラタラルレイズ(第57図) の補助器具としても、上体の角度がつき過ぎている ために用いることができませんし、強いて用いても 中・後部三角筋と僧帽筋に効いてしまい、目的とす るさきの筋群の運動ではなくなってしまいます。
▲き▼(第38図)について……まず、一般にこの器具は高価です。
そして、しっかりした高価な器具では、普通、フリ ーウエイトに用いることができない形(長方形)のウ エイトを付属していますので、バーベルやダンベル に装着できず、その分余分に重量プレート(ドーナ ツ型の円板−第30図の2)を要し、重量効率の面で 無駄があり、ひいては経済的にも余分なプレートを 購入していることになります。
又、サイズも大きく、場所をとりますし、重量的 にもかなり重いものです。
又、上体を支えるものが無いという点では、程度 の差こそあれ、▲あ▼や▲お▼と変わらず、脊柱に障害のあ る人に十分適切な方法とは言えません。
又、最近多彩な機能のついたベンチにロー・プー リーと称して、この器具を付属している製品が各社 から出てきていますが、それはそれでけっこうなこ とです。
▲く▼(第39図)について……これはとても優れたマシン器具で す。シートの高さを調節することによって、レバー ハンドルの引きつける位置や脇の角度を調節でき、 又、2種のハンドルによって両手のグリップの幅や 脇の角度を更に調節できるといった優れものです。
更にロープーリーには無かった、トレーニングへの 移りやすさ、胸当てによる腰や脊柱の保護と、いた れりつくせりの代物です。
が、しかし、完全なものと言いきれない点がいく つか残っていることも事実です。
例えば、シートの調整にしろハンドルの持ち変え にしろ、動作中に自由に選択のできるものはなく、 自分の感覚にあう位置を即座に見つけだすには適し ていません。その点が、フリーウエイトの「動作を しながら、自分の感覚をたよりに、その位置(ハン ドルグリップを引きつける位置や脇の角度)を容易 に決定できる」という融通性に劣る一面です。そし て、一度決定したその位置も感覚によっていつでも 即時に変更できるという点でもフリーウエイトには かないません。
更にいくつかの問題点があります。まず、グリッ プの角度とその任意性についてですが、このマシン では、プロネイテッド・グリップ(‐‐)とニュートラ ル・グリップ(||)の2種類のグリップ角度しか選べ ませんが、この他にこの中間のセミ・プロネイテッ ド・グリップ(/\)やセミ・スピィネイテッド・グリッ プ(\/)などのグリップ角度が無数に存在していま す。それらの方が「ローイングしやすい」[ローイ ングしていてしっくりくる」という人もいるでしょ うし、又、それだけでなく、動作しながらその動作 中にグリップの角度を外回および内回転(旋回)させ たい場合もあります。このマシンではこれらができ ません。
次に、上体の前傾角度についてですが、このマシ ンでは、力の方向に対して上体を垂直に立てた状態 で設定固定されていますが、実際のローイングでは、 上体にいろんな角度をつけたかたちで行なわれてい ます。ケーブル・ロープーリー(第38図)においては、 その運動開始時では、少し前傾姿勢で始まり(バー ベル・ベントオーバー・ローイングにたとえると第41 図)、最終(バーを引ききった)姿勢では、肩が上体 の中心線(バーベル・ベントローにおける水平線)よ りも少し後ろ(上)にそりかえったかたちになってい ます(バーベル・ベントオーバー・ローにたとえるど 第40図)。普通のバーベル・ベントオーバー・ローイ ングにおいても、最終姿勢では上体が床面と水平で はなくなって、肩側が足側よりも上がりぎみになっ てしまいます(第40図)。勿論これが故意に行なわれ ているかどうかは定かでないですが、実質的には、 このことによって、その刺激が上部・中部・下部に ふり分けられたかたちになっています。ベントオー バー・ラタラルレイズ(第57図)にいたっては、目的 とする筋群のために故意に角度(インクライン)をつ けることもありますが、このマシンではそれらが一 切できません。つまり、これら多くの背面のトレー ニング種目すべてを、このマシン一台でこなすこと はできないということです。具体例をあげてみます と、インクライン・ダンベル・ベントオーバー・ロ ーイング(第49図)のような上背部中央のためのロー イングやラタラル(第58図)などです。このマシンで は、これらの種目を補助できないことになるのです。
このマシン一台に、広く複雑な筋群からなる背面す べてを鍛えることを求めるのは少し酷なことかもし れませんが、あえて申しますと、以上の問題点がで てまいります。
前述のマシン▲か▼では、「無数と言える軌跡をたど るはずの腕の運動動作が、マシンによって既定され ることになって、フリーウエイトの良さが生かせな い」といった趣旨の内容を述べましたが、厳密に言 えば、このマシンにも同じことが言えるのかもしれ ません。マシンではどうしても種目が数種目に限定 されますが、その数種類の動作でさえ、その動作の 軌跡の全過程を通じて万人の体型骨格に100%あわ せることは不可能に近いのではと想われるのです。
繰り返しになりますが、そもそもマシンによって ある動作に既定するところにはじめから無理があっ たのかもしれません。この意味において、マシンに は、フリーウエイトの任意性に追随せざるをえない 限界があるのではないかと想われます。
更にこのマシンではケーブルの重量を本体マシン から離して付属しているために、必要設置面積が大 きくなり、今の日本の土地状勢のなかでは少しきび しい面があります。又、高価なものでもありますの で、数種のローイングのためだけにこれだけの面積 と費用をかけるのは、アマチュア競技選手や一般ア スリート、地域公共レジャー施設、学校クラブなど の補助器具としては少し予算的に負担が大き過ぎま す。重量的にも問題がないわけではありません。
以上、今日の日本の一般家屋の強度や特徴、土地 の貴重さ、より広くゆきわたらせたい厚生福祉レジ ャー施設の経済性から考えますと、重量、価格、設 置面積の面でも問題が残ります。
以上、本考案ベンチの解決すべき問題点を述べてみました。
▲E▼問題点を解決するための手段 腰部おおび脊椎損傷の予防について……上体(胸郭)を本 考案ベンチにて第3図や第42図のように無理なく安 定して支えることによって、脊柱起立筋や腰背部諸 筋および脊柱のみで上体と使用重量のすべてを支え 維持するといった無理をなくし、それらの障害や故 障を予防します。
又、このことにより、ベントオーバー・サイド( ラタラル)レイズ(第57図)などは、ワンアーム(第33 図)で行なって腰をねじるというようなこともなく、 意識を100%肩に傾注できて、肩自体を、より安全 に鍛えることができます。
又、▲う▼による頚部損傷の問題は、上体を本ベンチ にて支えることにより額を台にのせて支える必要が なくなりますので解決できます。
又、本ベンチに上体をあずけることで、今までの ように上体を安定保持させることに神経(注意・意 識)を分散させる必要がなくなりますので、結果と してローイング動作に100%注意を傾注することが できますので、それだけ腰部および上背部諸筋の怪 我を予防することができます。
バーベルにおける運動動作の完成および高重量トレーニ ングの実現について……本ベンチでは前号のモデルベン チに比べ、脚側の本体主柱構造をなくし、ローイン グ時にじゃまになるフレーム(主柱)はありません。
又、第3図の13のようにバーベルシャフトを胸に 十分引きつけることができるようにカットすること で、バーベルにおける運動動作の完成を実現します。
又、上体を本考案ベンチにて十分補助しつつ実施で きますので、容易に高重量を扱うことが可能となり ます。
フラットベンチによって胸の一部にかかる圧力による不 快感・圧迫感とその弊害について……側面から見た個々 人の胸郭ライン(第14図)にできるだけ沿えるよう、 ベンチに傾斜角度調整機能(第14図の1・2、第15図、 第16図)をつけ、更に小ベンチ(第4図の5)におい ては湾曲をつけることにより(第5図の7)、ベンチ に上体をあずけたさいの圧力を分散させます。詳し くは、前号(出願番号2-24216)5ページ下から6行 目〜6ページ7行目と、図面3枚目の第12図〜第15 図を参考にして下さい。
又、本ベンチでは、脚力や下背の力も使えますの で、上体重力のすべてをベンチにあずけることもあ りませんので、その分胸部への圧力を軽減できます。
体の安定性について……本ベンチでは、両足をしっかり 床面に踏みしめることができますし(足板をとうして)、 加えて本体左右への支え足(第4図の9、第1図の8、 第2図の7)により、左右への安定性は十分得られ ます。前後への安定性も本体構造の側面図(第3図) を御覧いただければわかりますが、上体・脚・本体主 柱が一体となって台形をなしており、このことによ ってしっかりと安定性を確保します。ピン式調整の できる足板(第3図の3、第4図の7・14、第11・12・ 13図)によって、足が後方へすべることもありませ ん。又、小ベンチの凹形状も、上体をしっかりホー ルドして安定させることに役立っています。
バリエーションについて……本ベンチは、前傾角度調整 部(第3図の12、第22図、第23図)によってベンチ自 体を全体に角度調整することにより、上体が床と並 行な角度でのローイングから、上体を少し起こして の上背中央のためのローイング(第49図)やラタラル レイズにいたるあらゆる前傾角度でのローイングを 上体を支え補助することによって可能にします。又、 上体が床と並行な位置(第23図の1)でのローイング において、ウエイトを引きつける位置を腹部に寄せ ることにより、広背筋への運動とすることができま すし、同じ動作を少し頭落ちの角度(デクライン)を ベンチにつけて(第23図の3)行ないますと、より広 背筋下部を刺激することができます。
又、固定されたローイングマシンとは異なり、フ リーウエイト使用によって第46図のように自分で任 意に引きつける位置を変えることができますので、 一番自分の感覚にあうローイングを行なうことがで きます。このことにより、運動動作の任意性につい ては解決できます。
次にグリップの幅およびその角度についてですが、 グリップ幅に関しては、バーベルにおいてもダンベ ルにおいても任意に手幅を選択することで調整でき ますし、その角度についても、ダンベルを使用する ことで解決できます。
又、ローイング動作中にグリップを旋回すること も、ダンベルを使用できることにより容易に実現で きます。
次に、トライセップスキックバックやコンセント レーション・カールなどの腕のトレーニングについ てですが、まず、トライセップスについては付属の 補助器具(第29図)をベンチにのせ、その上にローイ ング時と同じ姿勢になって上体をあずけ、同時に上 腕を上腕支えパット(第28図の2、第29図の2)の上 にあずけることで実施できます(第52図)。このこと によって上腕三頭筋のみに意識を集中してトレーニ ングを行なうことができます。
コンセントレーション・カールについてですが、 この運動も上体をベンチにあずけることによって、 上体の前傾姿勢維持になんら意識を使うことなく行 なうことができます(第53図)。上腕二頭筋のみに意 識を傾注することによって十分な筋収縮を得ること ができます。
又、以上の他にもベントオーバー・リヤーレイズ( 第56図)、ベントオーバー・フロントレイズ(第55図) などの運動も同様にして実施することを実現します。
ワンアーム・プリーチャー・カールは、第17図〜第22 図の独自な構造により第23図の4の角度にて第54図 のように行なうことを実現しました。
サイズ・設置面積・重量・重量効率・価格・経済性について ムダのない必要最小限のパーツ(構造)により、サ イズ、設置面積、重量、コストの問題を解決します。
一般家庭に十分導入できるほどです。
重量効率については、本ベンチにはウエイトは付 属しませんので、実質本体のみの重量ですみ、フリ ーウエイトは本ベンチの他あらゆる種目に共有して 使用できますので、解決できます。
価格については、本ベンチでは難しい加工もなく、 パーツも少なくてすみますので、当然コストもそう かからず、解決できます。
又、本ベンチでは、背中のみでなく、肩部(中・後 部三角筋、僧帽筋)や肩甲骨周辺のローテーターカ フ筋群(棘下筋、小円筋、肩甲下筋、棘上筋)、腕( 上腕二頭筋、上腕三頭筋)等数多くの種目に応用で きますので、その分他の器具を割愛することができ、 経済的にも役立てることができます。
快適さについて……本ベンチ使用時の快適さについては 以下によって得ます。
ローイング時に、ベンチの縁がじゃまになって、 腕と肩全体を下方(床方向)に十分降ろせないという ことのないように、鎖骨部を、ベンチ肩部・頚部に おいて更に削り取り(第5図の2)、かつ、肩部、鎖 骨部に独自の湾曲(第6図の3、第7図の1)をつけ ることで、この問題を解決します。このことにより、 ローイング動作に伴う鎖骨の上下動(第6図の1→2 →1→2→…)を阻害することなく、十分な、可動 域いっぱいのローイング動作が可能になりました。
又、本ベンチに従来の市販ベンチの倍の厚さのパ ットを用いることによって多くの人に、より快適に 使用いただけることになります。
女性には、女性用パット(第24図)を別にご注文い ただき、それをマットのように大ベンチにV字型の 向きにしてひいてもらうことで、十分に活用いただ けます。なお、女性用パットはオーダーメードにし てもいいかも知れません、この他男性のボディビル ダーの方で、大胸筋の発達が著しい方には、小ベン チ用パット(第25図)を利用いただければ解決します。
又、女性の方にも、この小ベンチ用パットをあわせて 利用いただければいいかもしれません。
▲F▼本ベンチの効果 本ベンチの効果として第一に述べなければならないもの として、『腰背部の保護の実現』と『充実した十分な背 中のトレーニングが容易に、かつ手軽に行なうことが可 能となった』ということがあがってこようかと思われる のですが、以下には、本ベンチの具体的効果をこまかい ところから一つ一つ述べていきたいと思います。
○本ベンチの脚(主柱)は一本だけですので、高さ調整が ワンタッチでできます。
○前号に比べ、本ベンチでは足元の主柱および腹部フレ ーム(前号‐第10図の11)がありませんので、バーベルシ ャフトを前号のようにベンチに潜らせる必要もなく、そ のまま置くだけでよいので、気軽にサッとトレーニング にうつることができます。
又、このこと(足元の主柱を無くすこと)によって、設置 面積を(空間的にも)削減することもできました。
○本ベンチでは、腹部フレームがありませんので、前号 のようにU字バー(チェストバーともいうバーベルシャ フトの一種−第30図の1)を用いる必要がなくなり、 普通のストレート・バーベルシャフトでローイングする ことが可能となりました。すなわち、わざわざU字バー を購入する必要がなくなります。
○本ベンチは非常にコンパクトなので、一般家庭の部屋 にも十分置くことができ、どなたの家庭でも安全に気軽 に背中のトレーニングが実施できるようになります。
○肩と鎖骨の部分を、前号に加えて鎖骨の形状に沿って カットし(第5図を参考にして下さい)、更に、ベンチの 肩・鎖骨部の縁(ふち)を第6図の3・第7図の1のよう に湾曲させることにより、動作の妨げとなる肩口が自由 になり、肩(鎖骨)および腕全体を十分下ろすことが可能 となりました。このことによってローイングに関与する 筋群(広背筋、大円筋他)を十分ストレッチすることがで き、又、それと同時に可動域いっぱいの充実した運動動 作が実施できます。
○次に、「快適さを得るための工夫とその効果」につい て述べてみます。
まず、小ベンチに軽い凹曲(第5図の7)をつけること で、みぞおち部に一極した圧力を分散させることができ、 このことによって快適に上体をベンチにあずけることを 実現します。又、ベンチに傾斜角度調整機能(第15図)を つけることによって、同様に一極した圧力を分散させる ことができ(前号5ページ下から5行目〜6ページ3行 目と図面第12図と第13図を参考にして下さい)、このこ とによって、アジャスタブル・フラットベンチでのロー イング時のような一極したみぞおち部周辺への圧力とそ の不快感を解消することができました。
又、女性用パット(第24図)と小ベンチ用パット(第25 図)を用いることで、女性でバストがじゃまになる場合 や男性で大胸筋が著しく発達している場合などでも十分 快適にベンチに上体ををあずけることができます。又、 本ベンチでは、ベンチ自体のクッションも普通のベンチ よりも厚く設計していますので、より多くの人に快適に 使用できます。
なお、本ベンチでは上体を保持するのに脚や下背の力 も適度に用いることができますので、ベントオーバー姿 勢時に脚と下背にも適度な負荷を与えることもできます し、このことによって同時に胸郭への圧力もそれだけ軽 減することができます。
○上記によって快適かつ安全に上体を支えることが実現 し、その結果として腰背部を十分保護しつつ、充実した 背中のトレーニングの実施が可能になりましたが、以下 にその具体的原理と効果について、無補助の場合と比較 したかたちで述べてみます。
今仮にバーベル・ベントオーバー・ローイング(第31図) を行なうと仮定して話しを進めてみます。
まず、無補助で第31図のようにしてローイング実施 する場合、普通一般に以下の現象がおこってきます。
まずはじめに、上体が不安定になりがちで、そのこと に神経(注意)がさかれ、目的とする筋収縮に十分集中で きない。又、注意を上背と下背・脚に分散させるので、 神経が双方に十分行き届かなくなり、その結果、筋肉と 神経との調和(連絡)が崩れたさいに怪我をする。
又、姿勢を保持することの苦痛から、つい上体が浮い てしまい(第40図)、目的とする筋群への刺激とならない。
あるいは、上体が沈み(第41図)、結果として脊椎の姿勢 が崩れ、腰背部の怪我をする。
もう一つは、 脚と下背の筋力が、運動動作に容易に導入できるので、 それらを用いてチーティング(他の筋群を利用して反動 をつけ、目的とする筋群の挙上をたすけること)してし まい、そのことによって使用ウエイトの負荷を実質的に 軽減してしまう。このとき、反動をつけたさいに腰背部 の直接の怪我もおこりえます。
これらに対し、本ベンチにて無理なく補助すること( 第3図、第42図)により まずはじめに、上体が安定するので、立つ姿勢を維持 することに注意を分ける必要がなくなり、目的とする筋 群の筋収縮に十分注意(神経)を注ぐことができ、筋肉と 神経との連絡の不調和からくる怪我を避けることができ、 かつ、十分な感覚をつかむことができます。
又、姿勢を保持することの苦痛がないので、上体が浮 いてしまうことがなく、目的とする筋群のトレーニング を的確に行なうことができる。
又、本ベンチにて一定して上体の姿勢が保たれる(第3 図)ので、脊椎の姿勢も崩すことなく、腰背部の怪我も 予防できる。
もう一つは、 脚と下背の筋力をベンチから上体を持ち上げるまで用 いることはしなくなり、反動は用いれないので(第3図)、 その結果チーティング(反動を用いるトレーニング方法) による実質的使用重量の軽減や、チーティングのさいの 腰背部の怪我を防ぐことができます。つまり、ストリク ト(反動を用いない厳密なトレーニング方法)な運動動作 が余裕をもって実施できるようになるのです。
このことは、たんに怪我を予防するだけでなく、目的 とする筋肉動作に100%集中できるので、今までになか った効果が期待できます。
チーティングをしないことで、広背筋、大円筋他 目的 とする筋群を中心に的確かつストリクトに働かすことが でき、使用重量を100%感じることができるからです。
結果として今までより軽いウエイトを用いても、十分 な効果が得られるようになりますので、その分高重量を 使用することによる怪我を避けることができます。
これらは、ベントロー以外のラタラル他すべてのベン トオーバー・エクササイズ(第52図〜第56図)に共通して 言えることです。
又、これは特に日本人にも言えることかもしれません が、欧米人に比べて比較的胴体の長い我々にとって、上 体を支え腰の負担を軽減できることは、より多くの意義 を持つと思われます。
○本ベンチにて、ベントオーバー・ラタラルレイズ(第57 図)他を、安定した姿勢で慎重かつ十分に行なうことに より、肩部を安定させ、ひいては胸や肩のトレーニング におけるケガを間接的に予防することができます。(詳 しくは、M&F日本語版vol.13 P118・P119、vol.26 P 103右列〜P104を参考にして下さい) ○本ベンチでは、ベンチ前傾角度調整機能(第22図、第23 図の1〜4)により、広背筋や大円筋を中心とした中背( 背中の中部)のトレーニングのみならず、背中上部の僧 帽筋や肩後部(中・後部三角筋)、肩甲骨上部(棘上筋な ど)も十分きたえることができます。又、本ベンチの応 用性(バリエーション)は肩部やローテーターカフ筋群( 小円筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋)にとどまらず、以 下の付属器具によって腕のトレーニングにも用いること ができます。
トライセップス・キックバックについて 付属の補助器具(第29図)によって、上腕を引き上げた 状態を維持するのに注意をさかずにすみ、上腕三頭筋の みに意識を注いで筋肉を収縮させることができます(第 52図)。
コンセントレーション・カールについて 本ベンチに上体をあずけ、ダンベルを用いることによ り、両上腕のみに意識を集中(コンセントレート)させて アームカールを行なうことができます(第53図)。なお、 このことは、上体をゆらす(チーティングする)ことなく、 ごまかしのないトレーニングを実現します。
又、本ベンチは第54図のようにして、ワンアーム・プ リーチャーカールベンチとしても十分用いることができ ます。
以上、背・肩・腕と、その応用性について述べました が、ジムにこのような、より応用の効く器具を導入する ことは、それだけマシンの待ち時間を減らすことにつな がり、多くの人がイライラせずにすむようになりますし、 ひいてはジム自体にも活気ある雰囲気が出てこようかと 思われます。
○人体の中で、その筋量の最も顕著な箇所といえば、胸・ 脚・背の三箇所があげられますが、これらの中で、フリ ーウエイト・トレーニングにおいて唯一その補助器具が 存在しなかったのが、背中のそれです。特に一般家庭や 小規模の施設に導入でき、かつ、十分な重量を安心して あつかえるものは皆無に等しいと思われます。本ベンチ では、本格的な重量を扱えるフリーウエイト・トレーニ ング器具の最後の不足を解決し、フリーウエイトをより 完全なものにすることに役立てることができます。この ことは、また、多くの意義をもっていますが、その説明 に入る前にまず、フリーウエイトについて説明しておき ます。
フリーウエイト(バーベル、ダンベル)は、比較的安価 で、最もコンパクトかつ応用性に富んだ器具でもありま す。一般家庭や学校クラブ、公共レジャー施設、個人ジ ムなど小規模な施設において、その中心的存在です。こ の器具をうまく応用すれば、多くのマシンにもおとらぬ 効果を導き出すことができます。
このフリーな器具における、より充実した、かつ安全 なトレーニングを完成実現することが、本ベンチの趣旨 でもありますが、このことは次の二つの効果をもたらし てくれます。
一つは、より多くの人に、より少ない予算でより充実 した安全なワークアウトを満喫してもらい、エンジョイ してもらうこと。
そして、もう一つは、日本のスポーツ界の育成に役立 てることができるという点です。
筋力トレーニング(強化)があらゆる競技種目のパフォ ーマンスを向上させるのに不可欠であることが証明され さけばれている現在、その実態を見ていきますと、現在 のごく一般的な学校(中・高・大)のスポーツ施設は、おせ じにも十分な環境とはいえない状況です。たいてい、バ ーベルとフラットベンチが備わっていますが、これらだ けでは、あやまって用いると怪我をしたりしてかえって 逆効果となりかねません。しかし、だからといって高価 なマシンを何台も購入設置するゆとりなど、場所的にも 予算的にもありません。そこで、やはりフリーウエイト (バーベルとダンベル)にたよる他はないということにな るのですが、先程申しましたように、この器具は、その 用い方をあやまれば怪我をまねくこともありますので、 注意すべき種目ではしっかりと補助しなければなりませ ん。その中でも、特に注意しなければいけないのが、ベ ントオーバー系のエクササイズです。
一般に、ベンチプレスやスクワットの危険性について は、広く知られていますが、ベントオーバー系のトレー ニング種目については、意外とその認識が薄いようです。
実際のところ、ベンチプレスでバーベルが頚や胸に落ち てきて大きな事故になったり、スクワット中転倒して大 怪我をするといった事よりも、ベントオーバー・ローイ ング等で高重量を扱っていて腰を痛めることの方がはる かに多いと思えるのですが、ことが顔から離れた箇所で おこっているためか、あまり深刻にとらえられていない ようです。しかし、これは明らかな過ちです。
その運動動作中の正しい運動姿勢を維持するのに、最 も困難な苦痛をともなうものとしては、ベントローをお いて他にないといえますし、スポーツにおいて、その身 体の中心点である腰は、すべての力を産みだす要と言え る部分だからです。
ところが、他の種目(ベンチプレス時のセーフティー、 スクワットラック)の補助器具が、すべてといっていい ほど出そろって市販されているのにもかかわらず、この 種目の補助器具が存在しないのが実情です。そこで、本 ベンチは、このベンチオーバーでのトレーニングを十分 に保護することを試みました。
本ベンチは、スポーツ選手にとってとても重要な、力 の源でもある腰・背中といった箇所をしっかりと保護し なおかつ、十分な筋力を養うことができるのです。この ことは、ただ単に背中の筋力を必要とするスポーツ選手 だけにいえることではなく、その他一般の種目の選手に とっても大切なことです。
例えば、今仮に胸や肩を中心に用いるスポーツ種目が あるとします。このとき、一般には、ただ単純に胸ある いは肩のみを中心に鍛えれば、それでことたりると思わ れがちですが、それでは結果的に肩甲骨周辺の筋群を痛 めることにもなるのです。これは、上体前面と後面との 筋力のつりあいがとれなくなるためで、そこで、上体前 面にかたよった筋力を後面にもバランス良くつけること で、筋力の不均衡をなくすことが必要となってくるので す。このベンチでは、直接背中を鍛えたい種目のためだ けでなく、こういったかたちにおいても役立てることが できます。
このようにして、多くの若者を怪我から守り(人材を 減らさない)、かつ十分鍛える(人材を増やす)ことは、 これから益々激化してくる国際競技において、とても重 要な意味があります。
本ベンチのように安価でコンパクトで、それでいてマ シンにも勝るとも劣らない応用性と機能を持つ器具を導 入普及し、より多くの若者や少年少女を怪我から守り、 かつ、彼等に参加できる低予算施設(地域公共施設や全 国の中・高校スポーツ部の備品など)を充実させることは、 これまでの日本のスポーツ界の弱点であった選手の層の 薄さを改善することにつながると思われるからです。特 に未だ未完成な骨格である中学生の腰や背骨を保護する ことは、何よりも優先すべきことです。それらを十分保 護しつつ、かつ背中の筋群を十分鍛えることができる器 具が低コストで実現普及できることはとても素晴らしい ことです。
ここで、具体的なスポーツ種目例をあげてみます。
柔道における引き手、ボート漕ぎにおけるローイング、 レスリング、アーチェリー、綱引き、テニスのスマッシ ュなどにも間接的に役立ちます。又、相撲において下手 投げをうつさいや、脇をしっかりと固める力をつけるさ いにも役立ちます。又、平泳ぎ、バラフライなど、水泳 選手にも十分役立つかと思われます。その他様々なスポ ーツにも応用できると思われます。
又、これは私事ですが、オリンピックの正式種目にボ ディビルディングを加えようとする働きもあるようです ので、その時この器具は、大切な人材が成長しきるまで の怪我を十分予防してくれるでしょう。
○高さ調整部(第3図の9)のピン孔の位置を工夫するこ とによって、今までと同様手軽に、かつ、より微細な高 さ調整ができるようになりました。このことによって、 より適正な姿勢でトレーニングすることが実現しますし 加工も難しくなく、コストもかかりません。
なお、ピン孔部の工夫についての詳しい説明は、前号 明細書9ページ11行目〜10ページ10行目と図面第6図、 第7図を参考にして下さい。
又、この部分に関しては、本明細書▲H▼の高さ調整部ピ ン式部の説明、を加えてお読み下さい。
▲G▼実施例 インクライン・ベントオーバー・ラタラルレイズ 第58図 インクライン・ダンベル・ベントオーバー・ローイング 第49図 インクライン・ダンベル・シュラッグ インクライン・ダンベル・ベントオーバー・フロントレイズ バーベル・ベントオーバー・ローイング ニヤ・チェスト 第31・42図 ダンベル・ベントオーバー・ローイング トゥ・チェスト ナローグリップ・バーベル・ベントオーバー・ローイング トゥ アブドミナル 第47図 ノーマルグリップ・バーベル・ベントオーバー・ローイング トゥ・アブドミナル 様々なハンドル角度における、ダンベル・ベントオーバー・ロー イング トゥ・アブドミナル 上記(トゥ・チェストとトゥ・アブドミナル)の中間に位置する 様々な(無数の)脇の角度(上体と上腕の角度)での バーベル・ベントオーバー・ローイング ダンベル・ベントオーバー・ローイング ベントオーバー・ラタラルレイズ 第57図 ベントオーバー・フロントレイズ 第55図 ベントオーバー・リヤーレイズ 第56図 デクライン・ダンベル・ベントオーバー・ローイング デクライン・バーベル・ベントオーバー・ローイング 第51図 デクライン・ラタラルレイズ コンセントレーション・カール 第53図 ワンアーム・プリーチャー・カール 第54図 トライセップス・キックバック 第52図 ▲H▼その他細かいことについての補足説明 ●トライセップス補助器具の簡単な説明 第26・28・29図1のボルトは、左右の上腕支えパット( 第26図の2)を、互いにハの字型に位置したり、平行(||) にしたりして、個々人のフィットする角度に、上腕支え パットを調整するためのものです。
ここ(第26図の1、第29図の1、第27図の4、第28図の 1)をゆるめて、上腕支えパットをスライドさせ、適度 な角度に調整したら、ボルトをしめて固定します。
なお、トライセップス補助器具は、小ベンチにのる基 盤部(第26図の4、第28図の4)と上腕支えパット基盤部 (第27図の3、第28図の5)の2種の鉄板を本体ベースと してできています。勿論、上腕支えパット基盤部は一対(左右2枚)です。
●足板の意味と簡単な説明 高さ調整部(第3図の9)と、この足板(第3図の3)の 前後移動によって、第9・10図のように、個々の人のそ の(上肢・下肢の)サイズの違いに左右されることなく、 すべての人に相似的あるいは任意に使用することが可能 となりました。
又、これ(足板)によって、かかとが高くでき、姿勢が 楽になりますので、その結果ローイングが行ない易くな り、快適にトレーニングができるようになりました。
又、これによって、ヘビーウエイトでのトレーニング 時に、本ベンチが前方へ逃げる(すべりだす)ことを100% 回避できます。使用時の力のベクトル図は第8図を参考 にして下さい。
又、足板に傾斜をつけたくない場合には、足板のフラ ット部(第4図の14、第12図の1、第11図の1)を用いて もらえばけっこうです。より微細なかかとの傾斜を付け たい場合には、このフラット部の上に適度な厚みの板を ひいてもらえば容易に調整できます。
次に、ピンの前後調整のし方について述べてみます。
まず、第12図を見て下さい。この第12図の3、つまり 第13図の1(2・3)を引きぬくことによって、足板(第12 図の1・2)を前後に(図面では、左右に)スライド(移動) させることができ、そうして自由に足板を移動させたら 適度な位置で止め、そしてピン孔(第11図の5・4)にピ ンをさしこめば、それてすみます。
なお、本ベンチを使用しない時は、この部分(足板)を ベンチ主柱側に寄せ、かつ、ベンチの高さを一番低くし てけば、とてもコンパクトに収納することができます。
●前傾角度調整部の説明 まず、この部分の構造を大まかにとらえてみますと、 2枚の扇状の板(前傾角度調整扇板−第20図の3)を平行 にして立て、その上にベンチの基板(第15図の1、第16図 の5、第19図の7、第21図の1)をのせた(溶接した)かたち になっていて(第21図)、その平行した2枚の扇板の間に、 っています(第19図)。
次に、「なぜ、第20図7の点線斜線部を削り取ったか」 ということですが、これは、バーベル・ベントオーバー・ロ ーイング(第3図、第31図)において、バーベルシャフトを 十分に引きつけることができるようにするためです。第3 図の13図を見て下さい。胸付近へ引きあげるバーベル・ベ ントオーバー・ローイングのさいに、シャフトが前傾角度 調整扇板につかえないようにするためです。
次に、上主柱(第3図の8、第17図、第18図、第19図の4、 第22図の9)を、「なぜ■の字型に枝分かれさせたか」に ついてですが、これは、第20図のように扇板の一部(点線 斜線部)を削り取ってしまったために、その部分(扇板上) の前傾角度調整ピン孔が存在しなくなり、第22図の5(第 17図の3)の上主柱のピン孔だけでは、十分なインクライ ン(前傾角度)をベンチにつけることができなくなったため です。それをおぎなうために上主柱を枝分かれさせ、そこ にピン孔(第23図の12)をつくることが必要になったのです。
これによって十分なインクライン角度を得ることができ るようになりました(第23図の2)し、そればかりか、大ベ ンチをベンチ基板にねかせてのワンアーム・プリーチャー・ カールを実施することも可能にしました。
●胸郭前面のための傾斜角度調整部の説明 傾斜角度調整金具(第16図の1、第15図の9)によって、 十分な角度調整ができます。
使い方は、いたって簡単で、さきの金具を傾斜角度調整 金具止め溝(第15図の8、第16図の3)にひっかけ、つっか えをするだけですみます。調整は、その位置をずらすだけ です。
なお、これは本体ベンチの基板(第15図の1)から上のこ とであり、基板(第15図の1、第21図の1)から下は、前傾 角度調整部となります。
●ベンチ肩部の湾曲の意味と説明 人の鎖骨というのは、思いのほか可動しているもので、 例えば、ローイングのさいの腕を下ろしきった状態では 鎖骨肩寄りの部分は、かなり前へ(下へ)出て(下がって)い ます(第6図の1)。したがって、ベンチもそれにあわせて 下へ湾曲させる必要がでてくるわけです。ベンチの縁のた めに鎖骨の動きが阻害されるというようなことなく、十分 な可動域を確保するためです。
●高さ調整部ピン式部の説明 前号(明細書9ページ11行目〜10ページ10行目、および 図面第6図・第7図)にしたがってあけたピン孔に、正面 あるいは側面と、ピンをさし変えることにより、ベンチの 高さは、容易に、かつ十分に微調整できます。
調整は、まず、任意な高さを選んでピンをさしこみ、一 度上体をあずけてみて、それであわないときは、ベンチを 少し上下させて、もう一度、内側の主柱(上主柱)の孔が見 えるところにピンをさしこめば、それですみます。
第1図〜第4図は、本考案ベンチの上から見た図、正面
図、 側面図、斜視図です。 第5図〜第7図は、大ベンチ肩部のカット形状と小ベン
チの 断面図、および鎖骨の上下移動に関する大ベンチ肩部
の湾 曲の詳細図です。 第8図〜第10図は、本ベンチの任意な人への適応性とそ
の使 用時の力学図です。 第11図〜第13図は、足板にまつわる詳細図です。 第14図は、側面から見た個々の人の胸郭前面ラインに共
通し たラインのモデル図です。 第15図〜第16図は、胸郭前面の傾斜角度調整部の側面図
と 斜視図です。 第17図〜第23図は、ベンチ全体の前傾角度調整部の各パ
ーツ 詳細図およびその全体図です。 第24図は、女性用パットの上から見た図(上図)および断
面図 です。 第25図は、小ベンチ用パットの上図および断面図です。 第26図〜第29図は、トライセップス補助器具の詳細図で
す。 第30図は、U字バー、および重量プレートの斜視図で
す。 第31図〜第39図は、従来のトレーニング方法での実施例
です。 第40図・第41図は、無補助でのベントオーバーローイン
グにお ける一般的現象の具体例です。 第42図〜第58図は、本ベンチによって安全に実施できる
よう になったトレーニング種目例です。一部、本ベンチの
使用 具体例を含みます……第42図、第52図、第53図、第54
図。
図、 側面図、斜視図です。 第5図〜第7図は、大ベンチ肩部のカット形状と小ベン
チの 断面図、および鎖骨の上下移動に関する大ベンチ肩部
の湾 曲の詳細図です。 第8図〜第10図は、本ベンチの任意な人への適応性とそ
の使 用時の力学図です。 第11図〜第13図は、足板にまつわる詳細図です。 第14図は、側面から見た個々の人の胸郭前面ラインに共
通し たラインのモデル図です。 第15図〜第16図は、胸郭前面の傾斜角度調整部の側面図
と 斜視図です。 第17図〜第23図は、ベンチ全体の前傾角度調整部の各パ
ーツ 詳細図およびその全体図です。 第24図は、女性用パットの上から見た図(上図)および断
面図 です。 第25図は、小ベンチ用パットの上図および断面図です。 第26図〜第29図は、トライセップス補助器具の詳細図で
す。 第30図は、U字バー、および重量プレートの斜視図で
す。 第31図〜第39図は、従来のトレーニング方法での実施例
です。 第40図・第41図は、無補助でのベントオーバーローイン
グにお ける一般的現象の具体例です。 第42図〜第58図は、本ベンチによって安全に実施できる
よう になったトレーニング種目例です。一部、本ベンチの
使用 具体例を含みます……第42図、第52図、第53図、第54
図。
【手続補正書】
【提出日】平5.10.25 別紙のとうり、明細書の図面の簡単な説明の欄の「第30
図(46ページ)」の説明を記載します。 第1図 本体ベンチの真上から見た図 1…ベンチ肩部のカットアウェイ(削り取り) 2…ベンチ頚部のカットアウェイ 3…鎖骨部のカットアウェイ 4…大ベンチ 5…小ベンチ 6…足板 7…足板の前後調整のピン 8…本体左右への支え足 9…本体左右への支え足補強小片 10…下主柱 第2図 本ベンチの脚側から見た正面図 1…大ベンチ 2…小ベンチ 3…前傾角度調整扇板 4…前傾角度調整部のピン 5…足板 6…足板の前後調整ピン 7…本体左右への支え足 8…主柱の真下への支え柱 9…上主柱(ベンチ裏付属) 第3図 側面図 1…バーベル 2…任意の人の実技例 3…足板 4…主柱の真下への支え柱 5…本体左右への支え足 6…本体左右への支え足補強小片 7…下主柱 8…上主柱 9…高さ調整部のピン 10…小ベンチ 11…大ベンチ 12…前傾角度調整部 13…カットされた前傾角度調整扇板部 14…傾斜角度調整金具 第4図 斜視図 1…ベンチ肩部のカットアウェイ 2…ベンチ頚部のカットアウェイ 3…湾曲させたベンチ鎖骨・肩部 4…大ベンチ 5…小ベンチ 6…高さ調整部のピン 7…足板傾斜部 8…足板の前後調整のピン 9…本体左右への支え足 10…本体左右への支え足補強小片 11…主柱の真下への支え柱 12…下主柱 13…上主柱 14…足板フラット部 第5図 ベンチ肩部のカット形状について 1…鎖骨の位置 2…ベンチ鎖骨部 3…ベンチ肩部カットアウェイ 4…小ベンチ 5…大ベンチ 6…小ベンチの断面図 7…小ベンチの凹部 8…ベンチ頚部のカットアウェイ 第6図 肩部の湾曲側面図 1…鎖骨の最下での位置(腕が下がりきった状態での
鎖骨の位置) 2…鎖骨の位置上限(腕が上がりきった状態での鎖骨
の位置) 1・2は鎖骨の上下動を表しています。 その○は、鎖骨の簡易断面図です。 3…湾曲させたベンチの肩部・鎖骨部 4…大ベンチ 5…小ベンチ 第7図 斜視図 1…湾曲させた肩・鎖骨部 2…鎖骨部 3…ベンチ肩部のカットアウェイ 4…ベンチ頚部のカットアウェイ 5…大ベンチ 6…小ベンチ 第8図 本ベンチ主柱および足板の力学的説明図 第9図・第10図は、個々の人の上肢下肢のサイズの違い
に100%適応できることを示した具体例(側面図)です。 1…足板の位置A 2…足板の位置B 3…上主柱の長さA 4…上主柱の長さB(短くなってます) 5…本考案ベンチ(同サイズです) 6…任意の人A 7…任意の人B 8…バーベル 第11図 足板前後調整部側面図 1…足板フラット部 2…足板傾斜部 3…足板骨板 4…足板前後調整ピン孔 5…ピン 6…5の拡大図 第12図 足板前後調整部の上から見た図 1…足板フラット部 2…足板傾斜部 3…足板前後調整のピン 第13図 足板前後調整部ピン式部の拡大図(上図) 1…ピン 2…ピンのツバ(鍔) 3…ピンのグリップ 4…前後調整ピン孔フレーム 第14図 側面から見た個々の人の胸郭前面のラインの共
通した任意図 1…大ベンチ辺 2…小ベンチ辺 3…人体側面図 第15図 胸郭前面の傾斜角度調整部の側面図 1…ベンチの基板 2…前傾角度調整扇板のカットされた箇所 3…上主柱 4…小ベンチ 5…大ベンチ 6…湾曲させたベンチ肩・鎖骨部 7…前傾角度調整部扇板の回転軸 8…傾斜角度調整金具止め溝 9…傾斜角度調整金具 第16図 傾斜角度調整部の斜視図 1…傾斜角度調整金具 2…大ベンチ 3…傾斜角度調整金具止め溝 4…小ベンチ 5…ベンチの基板 第17図 上主柱上端の側面図 1…上主柱 2…前傾角度調整扇板の回転軸 3…前傾角度調整部の上主柱上のピン孔 4…3とは微妙にずれた調整を可能にする上主柱枝上
のピン孔 5…枝分かれした上主柱上のピン孔 プリーチャーカールやインクラインのラタラルレ
イズに用いる 6…第19図の正面図を見る方向 第18図 上主柱上端の斜視図 1…枝分かれした上主柱 2…上主柱 3…上主柱上端(第17図2の回転軸のあるところ) 第19図 第17図6の→方向から視た、接近したベンチ正
面図 1…第21図の手前の扇板 2…枝分かれした上主柱(第17図の5、第18図の1) 3…前傾角度調整扇板 4…上主柱 5…前傾角度調整部のピン 6…前傾角度調整扇板の回転軸 7…ベンチ基板 第20図 扇板側面図 1…ベンチ基板部 2…傾斜角度調整金具止め溝部 3…前傾角度調整扇板 4…カットされた扇部 5…前傾角度調整ピン孔 6…前傾角度調整扇板回転軸孔 7…扇板の削り取られた箇所 第21図 ベンチ基板部の斜視図 1…ベンチ基板 2…カットされた扇部 3…前傾角度調整扇板 4…傾斜角度調整金具止め溝 第22図 前傾角度調整部の側面図 1…ベンチ基板 2…前傾角度調整扇板回転軸 3…カットされた扇部 4…傾斜角度調整金具止め溝 5…前傾角度調整部の上主柱のピン孔 6…前傾角度調整扇板 7…枝分かれした上主柱 8…枝板かれした上主柱上のピン孔 9…上主柱 第23図 様々な前傾角度例とプリーチャーベンチ時の具
体例(1〜4は、前傾角度の異なるベンチ側面図の簡略
図です) 1…フラットベンチ 2…インクラインベンチ 3…デクラインベンチ 4…プリーチャーベンチ 5…ベンチの基板 6…前傾角度調整扇板回転軸 7…枝分かれした上主柱 8…前傾角度調整扇板 9…傾斜角度調整金具止め溝部 10…本体主柱(下主柱) 11…(上)主柱 12…枝分かれした上主柱上のピン孔 第24図 女性用パットの上図および断面図 1…2の断面の位置 2…断面図 第25図 小ベンチ用パットの上図および断面図 1…断面図 第26図 トライセップス補助器具の上図および正面図 1…ボルト 2…上腕支えパット 3…カバー 4…基盤 第27図 上腕支えパット拡大斜視図 1…ボルト穴(孔) 2…上腕支えパット 3…上腕支えパット基盤 4…ボルト 第28図 上腕支えパット部の正面断面図 1…ボルト 2…上腕支えパット 3…カバー 4…基盤 5…上腕支えパットの基盤 第29図 トライセップス補助器具の斜視図 1…ボルト 2…上腕支えパット 3…カバー 第30図 より深く(高い位置まで)ローイングするための
バーベルシャフト,及びその負荷を調整する重量プレー
ト。 1…U字バー(バーベルシャフトの一種) 2…プレート(重量円盤) 第31図 補助なしでのバーベル・ベントオーバー・ロー
イング(明細書3.▲C▼▲D▼の▲あ▼) 第32図 ワンアーム・ダンベル・ベントローイング▲い
▼ 第33図 ワンアーム(ハンド)・ベントオーバー・ラタラ
ルレイズの正面から見た図 第34図 額を台上にのせてのベントオーバー・ローイン
グ▲う▼ 第35図 高さのアジャスト可能なフラットベンチに(ア
ジャスタブル・フラットベンチに)のっかってのバーベ
ル・ローイング▲え▼ 1…ベンチ主柱フレーム 第36図 Tバー・ローイングマシンでのローイング▲お
▼ 第37図 ベンチ付Tバー・ローイングマシンにて▲か▼ 第38図 ケーブル・ロー▲き▼ 第39図 シーテッド・レバーロー・マシンでのローイン
グ▲く▼ 第40図 上体が浮いてしまったベントオーバー・ローイ
ング 第41図 上体が沈んでしまったベントオーバー・ローイ
ング 第42図 本ベンチを用いての、ノーマルグリップ・バー
ベル・ベントオーバー・ローイング(脇と上腕との角度
は90°) 第43図 第42図の正面図 (一部の図を除き、以下の図面では、本考案ベンチを
割愛させてもらいます。) 第44図 ショルダーウィドス(width)グリップ(肩幅程
度)のグリップ幅でのローイング 第45図 第44図の正面図 第46図 ノーマルグリップ※とナローグリップ※の中間
のグリップ幅においては、無数の脇の角度(本図の3)が
生じますが、その略図を示しておきます。なお、符号1
・2・3の棒線は、ともに上腕骨を意味しています。 ※ノーマルグリップ 直立して、両腕を床と平行になるよう、真横にあげた
状態で、両肘を直角に曲げ、そのままバーを持つときの
両手の間隔、本図の1。 ナローグリップ 第47・48図の手幅および本図の2。 第47図 ナロー(narrow)グリップでのベントオーバー・
ローイング 第48図 第47図の正面図 第49図 インクライン・ダンベル・ベントオーバー・ロ
ーイング 第50図 (フラット)ベントオーバー・ローイング 第51図 デクライン・ベントオーバー・ローイング 第52図 本ベンチを用いてのトライセップス・キックバ
ック 第53図 本ベンチを用いてのコンセントレーション・カ
ール 第54図 本ベンチを用いてのワンアーム・プリーチャー
カール 第55図 ベントオーバー・フロントレイズ 第56図 ベントオーバー・リヤーレイズ(リヤー・ダン
ベルレイズ) 第57図 ベントオーバー・ラタラル(サイド)レイズ 第58図 インクライン(フェイスダウン)・ベントオーバ
ー・ラタラル(サイド)レイズ
図(46ページ)」の説明を記載します。 第1図 本体ベンチの真上から見た図 1…ベンチ肩部のカットアウェイ(削り取り) 2…ベンチ頚部のカットアウェイ 3…鎖骨部のカットアウェイ 4…大ベンチ 5…小ベンチ 6…足板 7…足板の前後調整のピン 8…本体左右への支え足 9…本体左右への支え足補強小片 10…下主柱 第2図 本ベンチの脚側から見た正面図 1…大ベンチ 2…小ベンチ 3…前傾角度調整扇板 4…前傾角度調整部のピン 5…足板 6…足板の前後調整ピン 7…本体左右への支え足 8…主柱の真下への支え柱 9…上主柱(ベンチ裏付属) 第3図 側面図 1…バーベル 2…任意の人の実技例 3…足板 4…主柱の真下への支え柱 5…本体左右への支え足 6…本体左右への支え足補強小片 7…下主柱 8…上主柱 9…高さ調整部のピン 10…小ベンチ 11…大ベンチ 12…前傾角度調整部 13…カットされた前傾角度調整扇板部 14…傾斜角度調整金具 第4図 斜視図 1…ベンチ肩部のカットアウェイ 2…ベンチ頚部のカットアウェイ 3…湾曲させたベンチ鎖骨・肩部 4…大ベンチ 5…小ベンチ 6…高さ調整部のピン 7…足板傾斜部 8…足板の前後調整のピン 9…本体左右への支え足 10…本体左右への支え足補強小片 11…主柱の真下への支え柱 12…下主柱 13…上主柱 14…足板フラット部 第5図 ベンチ肩部のカット形状について 1…鎖骨の位置 2…ベンチ鎖骨部 3…ベンチ肩部カットアウェイ 4…小ベンチ 5…大ベンチ 6…小ベンチの断面図 7…小ベンチの凹部 8…ベンチ頚部のカットアウェイ 第6図 肩部の湾曲側面図 1…鎖骨の最下での位置(腕が下がりきった状態での
鎖骨の位置) 2…鎖骨の位置上限(腕が上がりきった状態での鎖骨
の位置) 1・2は鎖骨の上下動を表しています。 その○は、鎖骨の簡易断面図です。 3…湾曲させたベンチの肩部・鎖骨部 4…大ベンチ 5…小ベンチ 第7図 斜視図 1…湾曲させた肩・鎖骨部 2…鎖骨部 3…ベンチ肩部のカットアウェイ 4…ベンチ頚部のカットアウェイ 5…大ベンチ 6…小ベンチ 第8図 本ベンチ主柱および足板の力学的説明図 第9図・第10図は、個々の人の上肢下肢のサイズの違い
に100%適応できることを示した具体例(側面図)です。 1…足板の位置A 2…足板の位置B 3…上主柱の長さA 4…上主柱の長さB(短くなってます) 5…本考案ベンチ(同サイズです) 6…任意の人A 7…任意の人B 8…バーベル 第11図 足板前後調整部側面図 1…足板フラット部 2…足板傾斜部 3…足板骨板 4…足板前後調整ピン孔 5…ピン 6…5の拡大図 第12図 足板前後調整部の上から見た図 1…足板フラット部 2…足板傾斜部 3…足板前後調整のピン 第13図 足板前後調整部ピン式部の拡大図(上図) 1…ピン 2…ピンのツバ(鍔) 3…ピンのグリップ 4…前後調整ピン孔フレーム 第14図 側面から見た個々の人の胸郭前面のラインの共
通した任意図 1…大ベンチ辺 2…小ベンチ辺 3…人体側面図 第15図 胸郭前面の傾斜角度調整部の側面図 1…ベンチの基板 2…前傾角度調整扇板のカットされた箇所 3…上主柱 4…小ベンチ 5…大ベンチ 6…湾曲させたベンチ肩・鎖骨部 7…前傾角度調整部扇板の回転軸 8…傾斜角度調整金具止め溝 9…傾斜角度調整金具 第16図 傾斜角度調整部の斜視図 1…傾斜角度調整金具 2…大ベンチ 3…傾斜角度調整金具止め溝 4…小ベンチ 5…ベンチの基板 第17図 上主柱上端の側面図 1…上主柱 2…前傾角度調整扇板の回転軸 3…前傾角度調整部の上主柱上のピン孔 4…3とは微妙にずれた調整を可能にする上主柱枝上
のピン孔 5…枝分かれした上主柱上のピン孔 プリーチャーカールやインクラインのラタラルレ
イズに用いる 6…第19図の正面図を見る方向 第18図 上主柱上端の斜視図 1…枝分かれした上主柱 2…上主柱 3…上主柱上端(第17図2の回転軸のあるところ) 第19図 第17図6の→方向から視た、接近したベンチ正
面図 1…第21図の手前の扇板 2…枝分かれした上主柱(第17図の5、第18図の1) 3…前傾角度調整扇板 4…上主柱 5…前傾角度調整部のピン 6…前傾角度調整扇板の回転軸 7…ベンチ基板 第20図 扇板側面図 1…ベンチ基板部 2…傾斜角度調整金具止め溝部 3…前傾角度調整扇板 4…カットされた扇部 5…前傾角度調整ピン孔 6…前傾角度調整扇板回転軸孔 7…扇板の削り取られた箇所 第21図 ベンチ基板部の斜視図 1…ベンチ基板 2…カットされた扇部 3…前傾角度調整扇板 4…傾斜角度調整金具止め溝 第22図 前傾角度調整部の側面図 1…ベンチ基板 2…前傾角度調整扇板回転軸 3…カットされた扇部 4…傾斜角度調整金具止め溝 5…前傾角度調整部の上主柱のピン孔 6…前傾角度調整扇板 7…枝分かれした上主柱 8…枝板かれした上主柱上のピン孔 9…上主柱 第23図 様々な前傾角度例とプリーチャーベンチ時の具
体例(1〜4は、前傾角度の異なるベンチ側面図の簡略
図です) 1…フラットベンチ 2…インクラインベンチ 3…デクラインベンチ 4…プリーチャーベンチ 5…ベンチの基板 6…前傾角度調整扇板回転軸 7…枝分かれした上主柱 8…前傾角度調整扇板 9…傾斜角度調整金具止め溝部 10…本体主柱(下主柱) 11…(上)主柱 12…枝分かれした上主柱上のピン孔 第24図 女性用パットの上図および断面図 1…2の断面の位置 2…断面図 第25図 小ベンチ用パットの上図および断面図 1…断面図 第26図 トライセップス補助器具の上図および正面図 1…ボルト 2…上腕支えパット 3…カバー 4…基盤 第27図 上腕支えパット拡大斜視図 1…ボルト穴(孔) 2…上腕支えパット 3…上腕支えパット基盤 4…ボルト 第28図 上腕支えパット部の正面断面図 1…ボルト 2…上腕支えパット 3…カバー 4…基盤 5…上腕支えパットの基盤 第29図 トライセップス補助器具の斜視図 1…ボルト 2…上腕支えパット 3…カバー 第30図 より深く(高い位置まで)ローイングするための
バーベルシャフト,及びその負荷を調整する重量プレー
ト。 1…U字バー(バーベルシャフトの一種) 2…プレート(重量円盤) 第31図 補助なしでのバーベル・ベントオーバー・ロー
イング(明細書3.▲C▼▲D▼の▲あ▼) 第32図 ワンアーム・ダンベル・ベントローイング▲い
▼ 第33図 ワンアーム(ハンド)・ベントオーバー・ラタラ
ルレイズの正面から見た図 第34図 額を台上にのせてのベントオーバー・ローイン
グ▲う▼ 第35図 高さのアジャスト可能なフラットベンチに(ア
ジャスタブル・フラットベンチに)のっかってのバーベ
ル・ローイング▲え▼ 1…ベンチ主柱フレーム 第36図 Tバー・ローイングマシンでのローイング▲お
▼ 第37図 ベンチ付Tバー・ローイングマシンにて▲か▼ 第38図 ケーブル・ロー▲き▼ 第39図 シーテッド・レバーロー・マシンでのローイン
グ▲く▼ 第40図 上体が浮いてしまったベントオーバー・ローイ
ング 第41図 上体が沈んでしまったベントオーバー・ローイ
ング 第42図 本ベンチを用いての、ノーマルグリップ・バー
ベル・ベントオーバー・ローイング(脇と上腕との角度
は90°) 第43図 第42図の正面図 (一部の図を除き、以下の図面では、本考案ベンチを
割愛させてもらいます。) 第44図 ショルダーウィドス(width)グリップ(肩幅程
度)のグリップ幅でのローイング 第45図 第44図の正面図 第46図 ノーマルグリップ※とナローグリップ※の中間
のグリップ幅においては、無数の脇の角度(本図の3)が
生じますが、その略図を示しておきます。なお、符号1
・2・3の棒線は、ともに上腕骨を意味しています。 ※ノーマルグリップ 直立して、両腕を床と平行になるよう、真横にあげた
状態で、両肘を直角に曲げ、そのままバーを持つときの
両手の間隔、本図の1。 ナローグリップ 第47・48図の手幅および本図の2。 第47図 ナロー(narrow)グリップでのベントオーバー・
ローイング 第48図 第47図の正面図 第49図 インクライン・ダンベル・ベントオーバー・ロ
ーイング 第50図 (フラット)ベントオーバー・ローイング 第51図 デクライン・ベントオーバー・ローイング 第52図 本ベンチを用いてのトライセップス・キックバ
ック 第53図 本ベンチを用いてのコンセントレーション・カ
ール 第54図 本ベンチを用いてのワンアーム・プリーチャー
カール 第55図 ベントオーバー・フロントレイズ 第56図 ベントオーバー・リヤーレイズ(リヤー・ダン
ベルレイズ) 第57図 ベントオーバー・ラタラル(サイド)レイズ 第58図 インクライン(フェイスダウン)・ベントオーバ
ー・ラタラル(サイド)レイズ
Claims (1)
- 【請求項1】▲ フリーウエイト(バーベルおよびダン
ベルのこと)におけ る背中のトレーニングの補助器具としての専用ベンチの
考案 ▲ トレーニング時に、その運動動作の妨げにならぬよ
うに、 前号(出願番号2-24216)のモデルI・IIに加えて新たに 独自の形状をベンチに施した点 上体前面の頚部にあたる部分のベンチを削り取り、ま
た 鎖骨の動きを考えてベンチの肩の部分も更にカットした ベンチ形状。又、その肩部の鎖骨があたる部分のカット
( 第5図の2)に加えて、その部分を湾曲させた点(第6図 の3、第7図の1)。 ▲ 前号と同じく、小ベンチ(第4図の5)を凹に湾曲さ
せた( 第5図の7)ところ。 ▲ 女性用パット(第24図)の考案とその形状 ▲ 小ベンチ用パット(第25図)の考案とその形状 ▲ トライセップス補助器具(第29図)の考案とその形状
およ び構造。これには、上腕支えパットのボルト式角度調整
機 能(第26図の1、第28図の1、第29図の1)を含む。 ▲ 個々の人の上体を側面から見た時の胸郭前面のライ
ンに できるだけ沿うように、ベンチに傾斜角度調節の機能を
つ けた点と、その構造(第15図、第16図)に関して。 ▲ 胸部への圧力の、より確実な分散と、より多くの人
への 快適なフィット感覚を実現するために大・小両ベンチの
パ ット(中綿もしくはウレタン)を従来よりもぶ厚くした点 ▲ より単純な機構で、より微妙にベンチの高さの調節
がで きるように、高さ調整部(第3図の9)のピン孔(穴)の位
置 に工夫をした点。(前号9ページ11行目〜10ページ10行
目、 およびその図面第6図、第7図に詳細記載していますの
で その記載にもとずいて、この方式も請求の範囲に入りま
す) ▲10▼ ワンタッチで高さを調節できるように、主柱
を一本にし ▲11▼ 任意のすべての人がこのベンチを安全に心地
良く用いれ るように、踏み板(足板)に平らな面に加えて傾斜面も
つけ (第4図の7・14)、かつ、それを前後に前後に移動でき
る ようにした点とそのピン式部の構造(第11図・第12図・
第13 図)に対して。 ▲12▼ 上記▲において、個々の(任意の)人の胸郭に
沿うように ベンチに傾斜角度調整機能をつけたと記しましたが、そ
れ に加えてもう一箇所別な意味で、以下のような角度調整
機 能をつけた点 ローイングの効果を肩の方・上背中央部・広背筋よ
り、 の三方それぞれに分けてしっかりと得られるように、上
記 ▲の傾斜角度調整機能で調節した大・小両ベンチ間の角
度 をそのまま固定して、その大小ベンチ全体をそっくりそ
の まま、更に角度調節(ベンチ部全体の前傾角度を調整す
る こと)できるようにした点と、その構造(前傾角度調整部
− 第17図〜第23図)。 具体的には、胸部へのバーベルシャフトのローイング
( 引きつけ)を可能にするために独自の形状を前傾角度調
整 部の二枚の鉄板(前傾角度調整扇板−第3図の12・13、
第20 図実線部)につけた点。および、それに付随して生まれ
た 枝分かれした上主柱構造(第17図、第18図、第19図の2
と4、 第22図の9)構造にたいして。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12303290U JPH08162U (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | ベントオーバー・トレーニング専用ベンチ―モデル▲iii▼ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12303290U JPH08162U (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | ベントオーバー・トレーニング専用ベンチ―モデル▲iii▼ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162U true JPH08162U (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=14850530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12303290U Pending JPH08162U (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | ベントオーバー・トレーニング専用ベンチ―モデル▲iii▼ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08162U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008183419A (ja) * | 2008-02-27 | 2008-08-14 | Kenichi Kibashi | 2ヶの調節台それを用いたベントオーバーローイングのトレーニング方法 |
-
1990
- 1990-11-24 JP JP12303290U patent/JPH08162U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008183419A (ja) * | 2008-02-27 | 2008-08-14 | Kenichi Kibashi | 2ヶの調節台それを用いたベントオーバーローイングのトレーニング方法 |
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