JPH08160985A - 音声処理システム - Google Patents

音声処理システム

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Publication number
JPH08160985A
JPH08160985A JP6331537A JP33153794A JPH08160985A JP H08160985 A JPH08160985 A JP H08160985A JP 6331537 A JP6331537 A JP 6331537A JP 33153794 A JP33153794 A JP 33153794A JP H08160985 A JPH08160985 A JP H08160985A
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JP
Japan
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voice
mark
signal
marking
data
Prior art date
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Application number
JP6331537A
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English (en)
Inventor
Fumio Saito
二三夫 斉藤
Masaru Hirai
賢 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6331537A priority Critical patent/JPH08160985A/ja
Publication of JPH08160985A publication Critical patent/JPH08160985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に音声データのマーキング処理を行な
う音声処理システムを提供してマーキング処理の作業効
率の向上を図ることを目的とする。 【構成】 音声情報を電気的な信号による音声データに
置き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処理を
行なう音声処理システムにおいて、入力した信号におけ
る音声の有無を判断する音声認識部12と、前記音声認
識部12によって前記信号中の音声があると判断された
部分に音声データであることを意味する音声マークを付
加するマーキング処理部13とを備える。 【効果】 自動的に音声データのマーキング処理を行な
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声情報を電気的な信
号による音声データに置き換えて取り扱う音声処理シス
テムに関し、特に音声データのマーキング処理を行なう
ことのできる音声処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュー夕や個人用
電子機器のデータベース等において、音声情報を電気的
な信号による音声データに置き換えて他の種々のデータ
と共に取り扱うことが可能となっており、そのような音
声データを格納したデータファイル集も数多く製作され
ている。
【0003】データファイル集を製作する手順の概略を
図5のフローチャートに示す。まず、データにする音声
を録音し(ステップ501)、PCMデータやADPC
Mデータなどのデジタル信号に変換する(ステップ50
2)。次に、音声処理システムに変換されたデジタル信
号(音声信号)を入力し(ステップ503)、入力した
音声信号の中から音声を表わす部分を抽出して音声デー
タであることを示す音声マークを付加するマーキング処
理を行なう(ステップ504)。この際、マーキング処
理の施された音声信号を再生して確認し、必要に応じて
微調整を行なう。そして、音声マークを付された音声デ
ータのファイルを作製し(ステップ505)、CD−R
OM等の記録媒体に応じた形式のデータに変換して(ス
テップ506)、マーキングについてのデータ及びテキ
ストデータや画像データとの統合処理を行なう(ステッ
プ507)。この後、統合されたデータファイルをプリ
マスタリング等の処理を経てCD−ROM等の記録媒体
に記録する。
【0004】ところで、従来の音声処理システムにおい
ては、上述したデータファイル集の作製の際に行なう音
声信号に対するマーキング処理は、オペレータが音声処
理システムの表示装置に表示した音声信号の波形を参照
しつつ手作業にて音声マークを付することにより行なっ
ていた。
【0005】また一般に、音声信号に音声マークを付し
た際、当該音声マークを付された音声データを特定する
ためにIDデータを設定するが、従来は、このIDデー
タの設定もオペレータの手作業により行なっていた。
【0006】また、上述したように、音声信号に音声マ
ークを付した後、マーキング処理の施された音声信号を
再生して、必要に応じて微調整を行なう場合があるが、
従来は、オペレータが手作業にて音声データ、すなわち
音声信号のうち音声マークを付された部分をIDデータ
等により特定して個別に再生し、微調整の必要がある場
合には改めて音声マークを付加し直すことにより行なっ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音声処
理システムでは、手作業にてマーキング処理を行なって
いたため、データファイル集を製作するような大量の音
声データを処理する場合には、作業に多大な手間と時間
がかかるという欠点があった。
【0008】また、マーキング処理の際のIDデータの
設定や、マーキング処理後の音声マークの微調整におい
ても、オペレータの手作業によっていたため、オペレー
タに過度の負担がかかるという欠点があった。
【0009】本発明は、上記従来の欠点を解消し、自動
的に音声データのマーキング処理及びこれに関連する処
理を行なう音声処理システムを提供してマーキング処理
の作業効率の向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、音声情報を電気的な信号による音声デー
タに置き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処
理を行なう音声処理システムにおいて、入力した信号に
おける音声の有無を判断する音声認識手段と、前記信号
中の前記音声認識手段によって音声があると判断された
部分に音声デー夕であることを意味する音声マークを付
加するマーキング手段とを備える構成としている。
【0011】また他の態様では、前記音声認識手段が、
入力した信号に現れた音声情報の音量が予め定められた
しきい値よりも大きい場合に音声があると判断し、しき
い値よりも小さい場合に音声が無いと判断する音量検査
手段と、前記音量検査手段が音声があると判断した領域
が予め定められた設定時間よりも長く連続して現れた場
合に該領域の先頭位置を音声の開始位置と判断し、前記
音量検査手段が音声がないと判断した領域が設定時間よ
りも長く連続して現れた場合に該領域の先頭位置を音声
の終了位置と判断する間隔検査手段と、前記間隔検査手
段によって判断された音声の開始位置及び終了位置と前
記マーキング手段によって信号に付加する音声マークの
位置とを一定時間ずらすための遊び幅を設定する遊び幅
設定手段とを備える構成としている。
【0012】また他の態様では、前記遊び幅設定手段
が、音声の開始位置に対する遊び幅を、時間的に直前に
位置する音声の終了位置から間隔検査手段の判断に基づ
く音声の開始位置までの間で設定し、音声の終了位道に
対する遊び幅を、間隔検査手段の判断に基づく音声の終
了位置よりも時間的に後方に任意に設定する構成として
いる。
【0013】また他の態様では、前記マーキング手段
が、信号中の音声マークを付加した部分に当該音声デー
タを特定するIDデータを設定する構成としている。
【0014】上記の目的を達成する他の音声処理システ
ムでは、音声情報を電気的な信号による音声データに置
き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処理を行
なう音声処理システムにおいて、入力した信号における
音声の有無を判断する音声認識手段と、前記信号中の前
記音声認識手段によって音声があると判断された部分に
音声データであることを意味する音声マークを付加する
マーキング手段と、前記マーキング手段によって前記信
号に付加した音声マークを個別に調整するための手動調
整手段とを備える構成としている。
【0015】また他の態様では、前記マーキング手段
が、信号に音声の開始を示すマークと音声の終了を示す
マークとの組み合わせからなる音声マークを付加し、前
記手動調整手段が、前記マーキング手段が信号に付加し
た音声マークに対して、前記音声の開始を示すマークま
たは音声の終了を示すマークの一方、または両方を調整
する機能を有する構成としている。
【0016】また他の態様では、前記マーキング手段
が、信号に音声の開始を示すマークと音声の終了を示す
マークとの組み合わせからなる音声マークを付加し、前
記手動調整手段が、特定の音声マークから時間的に後方
に位置する全ての音声マークの位置を一律に移動させる
機能を有する構成としている。
【0017】上記の目的を達成する他の音声処理システ
ムでは、音声情報を電気的な信号による音声データに置
き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処理を行
なう音声処理システムにおいて、入力した信号における
音声の有無を判断する音声認識手段と、前記信号中の前
記音声認識手段によって音声があると判断された部分に
音声データであることを意味する音声マークを付加する
マーキング手段と、前記マーキング手段によって前記信
号に付加した音声マークを個別に詞整するための手動調
整手段と、前記各手段の動作を制御すると共に、音声再
生装置に接続して前記信号の前記マーキング手段によっ
て音声マークを付加された部分の音声を順次再生させる
動作制御部を備える綿成としている。
【0018】
【作 用】本発明の音声処理システムは、入力した信号
中から音声認識手段が音声の有無及びその位置を判断
し、該音声認識手段の判断に応じてマーキング手段が音
声データに音声マークを付加することにより自動的にマ
ーキング処理を行なうことができる。また、マーキング
手段が音声マークを付する際に自動的にIDデータを設
定することができる。さらに、マーキング処理後の音声
の再生及び音声マークの徴調整の処理を適宜自動化する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る音声処理
システムの構成を示すブロック図である。
【0020】図示のように、本実施例の音声処理システ
ムは、音声データの処理を行なう音声処理装置10と、
音声データの波形表示や入力メニュー等の種々の表示を
行なう表示装置20と、音声の再生を行なう音声再生装
置30とを備える。また、図示しないが、音声処理装置
10には、キーボードやマウス等の入力デバイスや音声
を録音するための機器が必要に応じて接続される。
【0021】音声処理装置10は、音声記号を入力し、
所定の処理のなされた音声データを出力する入出力部1
1と、入力した信号における音声の有無を判断する音声
認識部12と、音声認識部12によって信号中の音声が
あると判断された部分に音声データであることを意味す
る音声マークを付加するマーキング処理部13と、手動
により音声マークの位置や長さを微調整するための手動
調整部14とこれら各部の動作を制御する動作制御部1
5を備える。
【0022】入出力部11は、従来の音声処理システム
のものと同様であり、音声を録音して生成したアナログ
信号をPCMデータやADPCMデータ(圧縮音声デー
タ)等のデジタル信号に変換して生成した音声信号を入
力する。また、入力した音声信号に所定の処理が施され
音声マークを付された音声データを出力する。
【0023】音声認識部12は、入出力部11を介して
入力した音声信号のうち音声の存在する部分を抽出す
る。音声認識部12の構成を図2に、入力した音声信号
のイメージを図3に示す。図2に示すように、音声認識
部12は、音声信号に現れた音声情報の音量に応じて音
声の有無を判断する音量検査部16と、音声の長さ及び
音声どうしの間隔から音声の開始位置及び終了位置を判
断する間隔検査部17と、間隔検査部17によって判断
された音声の開始位置及び終了位置とマーキング処理部
13によって音声マークを付加する位置とを所定の時間
だけずらすための遊び幅を設定する遊び幅設定部18と
を備える。
【0024】音量検査部16は、音声信号中の音声の有
無をその音量に応じて判断するためのしきい値を設定す
る。そして、音声信号に現れた音声情報の音量がしきい
値よりも大きい場合に音声があると判断し、小さい場合
に音声が無いと判断する。図3に示すように、本実施例
の音量検査部16は、音声があると判断するためのしき
い値301aと音声がないと判断するためのしきい値3
01bとを個別に設定する。ここでは、音声があると判
断するためのしきい値301aを音声がないと判断する
ためのしきい値301bよりも大きく設定している。そ
して、音声情報の音量が両方のしきい値の間であるとき
は、その直前の音声の有無の判断を継続する。すなわ
ち、音声がない状態の後音量がしきい値の間の大きさと
なったときは音声がないものと判断し、音声がある状態
の後音量がしきい値の間の大きさとなったときは音声が
あるものと判断する。したがって、図3の例で示せば、
音声信号のうち、L5、L6、L8、L9は音声がない
ものとして扱うこととなる。このような取り扱いが適切
でない場合には、しきい値301a、301bの値を下
げてL5、L6、L8がしきい値301aを、L9がし
きい値301bを越えるように設定すればよい。もちろ
ん、これらの音声信号が雑音にすぎない場合にはしきい
値301a、301bを下げる必要がないのは言うまで
もない。
【0025】間隔検査部17は、音声の開始及び終了を
判断するための一定の時間(インターバル)を設定す
る。そして、音量検査部16が音声の有無を判断した部
分の時間領域がインターバルよりも長い場合にその時間
領域の先頭位値を音声の開始位置または終了位置と判断
する。すなわち、図3に示すように、音量検査部16の
判断に基づき、音声信号中の音声のない状態の場所に音
声のある状態が現れた場合に、その状態がインターバル
302aよりも長いときはその音声のある状態の先頭位
置を音声の開始位置と判断し、短い場合には音声は開始
していないと判断する。したがって、図示の音声信号の
うちL2は音声の開始と判断し、L7は音声の開始でな
いと判断する。同様に、音声信号中の音声のある状態の
場所に音声のない状態が現れた場合に、その状態がイン
ターバル302bよりも長いときはその音声のある状態
の先頭位置を音声の終了位置と判断し、短い場合には音
声は終了していないと判断する。したがって、図示の音
声信号のうちL3は音声の終了と判断する。これによっ
て、上述したL7の如きバースト性のノイズのような瞬
間的な雑音を音声データから除外することができる。ま
た、図示のように、本実施例では、音声の開始時を判断
するためのインターバル302aと音声の終了時を判断
するためのインターバル302bとを個別に設定する。
【0026】遊び幅設定部18は、間隔検査部17が判
断した音声の開始位置及び終了位置を基準としてマーキ
ング処理部13によって付される音声マークの位置を一
定時間ずらして設定するための遊び幅を設定する。この
遊び幅を設定することによって、音声が突然始まったり
突然切れてしまうというような現象を防止することがで
きる。図3に示すように、音声の開始位置に対する遊び
幅303aは、間隔検査部17の判断に基づく音声開始
位置よりも時間的に前方に任意に設定することができ
る。また、音声の終了位置に対する遊び幅は、間隔検査
部17の判断に基づく音声終了位置よりも時間的に後方
に任意に設定することができる。これによって、間隔検
査部17が音声の開始位置と判断したL2に対するマー
キング位置はL1となり、間隔検査部17が音声の終了
位置と判断したL3に対するマーキング位置はL4とな
る。ただし、音声の開始位置に対する遊び幅の設定にお
いて、間隔検査部17が判断した音声の開始位置を基準
に設定されたマーキング位置が、当該音声よりも時間的
に前方に位置する音声の終了位置を基準に設定されたマ
ーキング位置を越えてしまうとき(時間的に前方へ行っ
てしまうとき)は、音声データが重ならないようにする
ため、当該音声の開始位置に対するマーキング位置を、
遊び幅の設定時間に関らず前方の音声の終了位置に対す
るマーキング位置よりも後方に位置するように強制的に
ずらす。
【0027】マーキング処理部13は、音声認識部12
による音声の開始位置と終了位置の判断結果にしたがっ
て、音声信号の音声の部分に音声マークを付する。音声
マークは音声の開始を示す開始マークと音声の終了を示
す終了マークとの組合わせからなる。図3の例で示せ
ば、音声の開始位置L2に対するマーキング位置L1に
開始マークを付し、音声の終了位置L3に対するマーキ
ング位置L4に終了マークを付する。また、マーキング
処理部13は、音声信号に音声マークを付した際に、当
該音声マークを付した音声データを特定するIDデータ
を自動的に設定する。IDデータは、例えば数字で表現
し、初期値とIDデータを一つ設定するごとに加算され
る増分とを定義して音声マークを付するごとに順次設定
する。これによって、音声信号中のどこにどのような音
声があるか明確になる。したがって、データファイルに
おいて画像データやテキストデータと音声データとをリ
ンクさせる場合にもIDデータを利用して目的の音声デ
ータを容易に検索することができる。
【0028】手動調整部14は、音声信号中の音声マー
クの位置を手動にて調整するためのものである。音声の
種類によっては上述した音声認識部12とマーキング処
理部13による自動的なマーキング処理では不適切な場
合があるため、必要に応じて手動により音声マークの位
置を微調整する。手動訓整部14は、マーキング処理部
13が音声信号に付した音声マークに対して、開始マー
クまたは終了マークのうちの一方のみを調整する機能を
有する。すなわち、開始マークの位置を固定し、終了マ
ークの位置のみを調整したり、反対に終了マークの位置
を固定し、開始マークの位置のみを調整したりする事が
できる。実際の操作手段としては、例えば手動調整部1
4が音声マークの中心(開始マーク位置と終了マークの
位置との中間点)を認識し、マウスポインタ等の位置が
音声マークの中心よりも前方にあれば開始マークの位置
を調整し、後方にあれば終了マークの位置を調整するよ
うにする。もちろん、音声の種類によっては開始マーク
と終了マークの両方を調整しても何ら差し支えない。ま
た手動調整部14は、特定の音声マークから時間的に後
方に位置する全ての音声マークの位置を一律に移動させ
る機能を有する。例えば、音声認識部12の判断に基づ
いてマーキング処理部13が付した音声マークの位置で
は一律に音声が早く切れすぎるような場合には、任意の
音声データについて終了マークの位置を所定時間後方に
ずらす事により、当該音声データ以降の音声データの終
了マークを同じ時間分後方にずらす事ができる。
【0029】動作制御部15は、上述した各部及び表示
装置20や音声再生装置30の動作を制御するととも
に、上記各部及び各装置間で音声信号やコマンド命令の
等の送受を制御する。また動作制御部15は、音声部分
に音声マークの付された音声信号を音声再生装置30へ
送り、音声マークの付されている部分、すなわち音声デ
ータを順次自動的に再生させる。これによってオペレー
タは、マーキング処理後の音声の再生及び確認を、手作
業にて音声データを個別に指定して再生する事なく自動
的に連続して再生される音声を聞きながら行なう事がで
きる。
【0030】次に本実施例のおけるマーキング処理の動
作について図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、初期設定としてしきい値、インターバル、遊び幅
等のパラメータや表示装置20への表示形式等の諸条件
を設定して音声信号の入力を待つ(ステップ401)。
【0031】入出力部11から動作制御部15を介して
音声認識部12に音声信号が入力されると(ステップ4
02)、音声認識部12は、入力した音声信号に対して
音量検査部16で音声の有無を判断し、間隔検査部1
7、遊び幅設定部18で音声の開始時と終了時とを判断
することによって音声の位置を認識する(ステップ40
3)。そして、マーキング処理部13が、音声認識部1
2によって認識された音声の開始位置に音声の開始を示
す音声マークを付し、音声の終了位置に音声の終了を示
す音声マークを付す(ステップ404)。
【0032】次に、動作制御部15が音声再生装置30
を制御して、音声信号のうちステップ404までの動作
で音声マークを付された部分の音声を再生する(ステッ
プ405)。そして、オペレータが再生された音声を聞
いて確認し、調整の必要がある場合には手動調整部14
を用いて音声マークの位置を微調整する(ステップ40
6、407)。
【0033】以上で音声信号に対するマーキング処理が
終了する。当該マーキング処理の前後処理は、図5に示
した従来の音声処理システムによる場合と同様である。
【0034】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば本実施例では、マークのスタート位置
の前方への遊び幅について、間隔検査部が判断した音声
の開始時と遊び幅によってずらされた後の音声の開始時
との間に、当該音声よりも時間的に前方に位置する音声
の終了時が位置しているときは、当該音声の開始時を、
遊び幅の設定時間に関らず前方の音声の終了時よりも後
方に位置するように強制的にずらすこととしたが、遊び
幅を設定する際に前方の音声の終了位置を注意して設定
すれば、このような制限を設けなくてもよい。
【0035】また、本実施例では、音声があることを判
断するためのしきい値と音声がないことを判断するため
のしきい値、音声の開始位置を判断するためのインター
バルと音声の終了位置を判断するためのインターバル、
音声の開始位置に対する遊び幅と音声の終了位置に対す
る遊び幅をそれぞれ個別に設定することとしたが、処理
対象の音声の種類によっては、これらの条件をそれそれ
同一に設定するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の音声処理
システムは、自動的にマーキング処理を行なうことがで
きるため、オペレータが手作業にて行なう処理は音声信
号に音声マークを付した後に音声を再生して確認し必要
に応じて微調整を行なう作業だけとなり、作業にかかる
手間を削減することができるという効果がある。また、
特に大量の音声データを処理する場合、作業時間の短縮
化を図ることができるという効果がある。
【0037】また、本発明によれば、マーキング処理の
際に、各音声データに自動的にIDデータを設定する事
ができるため、オペレータが手作業にてIDデータを設
定する必要はなく、作業に要する手間を削減する事がで
きるという効果がある。
【0038】また、本発明によれば、音声信号に付され
た音声マークを手作業にて微調整する場合、開始マーク
と終了マークのうち一方のみを調整する事を可能とした
り、任意の音声マーク以降の全ての音声マークを自動的
に一律に調整する事を可能としたため、オペレータの作
業が軽減されるという効果がある。
【0039】また、本発明によれば、マーキング処理後
に音声データの音声を再生して確認する際、音声データ
の音声を順次自動的に再生することができるため、オペ
レ−タが手作業にて音声データを個別に指定して音声を
再生させる必要がなく、作業に要する手間を削減する事
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る音声処理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の音声認識部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 図1の音声認識部で処理する音声信号のイメ
ージを示すチャートである。
【図4】 図1の音声認識部及びマーキング処理部によ
るマーキング処理の動作を示すフローチヤートである。
【図5】 従来の音声処理システムによる処理動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 音声処理装置 12 音声認識部 13 マーキング処理部 16 音量検査部 17 間隔検査部 18 遊び幅設定部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報を電気的な信号による音声デー
    タに置き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処
    理を行なう音声処理システムにおいて、 入力した信号における音声の有無を判断する音声認識手
    段と、 前記信号中の前記音声認識手段によって音声があると判
    断された部分に音声データであることを意味する音声マ
    ークを付加するマーキング手段とを備えることを特徴と
    する音声処理システム。
  2. 【請求項2】 前記音声認識手段が、 入力した信号に現れた音声情報の音量が予め定められた
    しきい値よりも大きい場合に音声があると判断し、しき
    い値よりも小さい場合に音声が無いと判断する音量検査
    手段と、 前記音量検査手段が音声があると判断した領域が予め定
    められた設定時間よりも長く連続して現れた場合に該領
    域の先頭位置を音声の開始位置と判断し、前記音量検査
    手段が音声がないと判断した領域が設定時間よりも長く
    連続して現れた場合に該領域の先頭位置を音声の終了位
    置と判断する間隔検査手段と、 前記間隔検査手段によって判断された音声の開始位置及
    び終了位置と前記マーキング手段によって信号に付加す
    る音声マークの位置とを一定時間ずらすための遊び幅を
    設定する遊び幅設定手段とを備えることを特徴とする請
    求項1に記載の音声処理システム。
  3. 【請求項3】 前記遊び幅設定手段が、音声の開始位置
    に対する遊び幅を、時間的に直前に位置する音声の終了
    位置から間隔検査手段の判断に基づく音声の開始位置ま
    での間で設定し、音声の終了位置に対する遊び幅を、間
    隔検査手段の判断に基づく音声の終了位置よりも時間的
    に後方に任意に設定することを特徴とする請求項2に記
    載の音声処理システム。
  4. 【請求項4】 前記マーキング手段が、信号中の音声マ
    ークを付加した部分に当該音声データを特定するIDデ
    ータを設定することを特徴とする請求項1に記載の音声
    処理システム。
  5. 【請求項5】 音声情報を電気的な信号による音声デー
    タに置き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処
    理を行なう音声処理システムにおいて、 入力した信号における音声の有無を判断する音声認識手
    段と、 前記信号中の前記音声認識手段によって音声があると判
    断された部分に音声データであることを意味する音声マ
    ークを付加するマーキング手段と、 前記マーキング手段によって前記信号に付加した音声マ
    ークを個別に調整するための手動調整手段とを備えるこ
    とを特徴とする音声処理システム。
  6. 【請求項6】 前記マーキング手段が、信号に音声の開
    始を示すマークと音声の終了を示すマークとの組み合わ
    せからなる音声マークを付加し、 前記手動調整手段が、前記マーキング手段が信号に付加
    した音声マークに対して、前記音声の開始を示すマーク
    または音声の終了を示すマークの一方、または両方を調
    整する機能を有することを特徴とする請求項5に記載の
    音声処理システム。
  7. 【請求項7】 前記マーキング手段が、信号に音声の開
    始を示すマークと音声の終了を示すマークとの組み合わ
    せからなる音声マークを付加し、 前記手動調整手段が、特定の音声マークから時間的に後
    方に位置する全ての音声マークの位置を一律に移動させ
    る機能を有することを特徴とする請求項5に記載の音声
    処理システム。
  8. 【請求項8】 音声情報を電気的な信号による音声デー
    タに置き換えて取り扱い、該音声データのマーキング処
    理を行なう音声処理システムにおいて、 入力した信号における音声の有無を判断する音声認識手
    段と、 前記信号中の前記音声認識手段によって音声があると判
    断された部分に音声データであることを意味する音声マ
    ークを付加するマーキング手段と、 前記マーキング手段によって前記信号に付加した音声マ
    ークを個別に調整するための手動調整手段と、 前記各手段の動作を制御すると共に、音声再生装置に接
    続して前記信号の前記マーキング手段によって音声マー
    クを付加された部分の音声を順次再生させる動作制御部
    を備えることを特徴とする音声処理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107529A (ja) * 2003-09-25 2005-04-21 Ricoh Co Ltd 時間ベースメディアのための印刷可能表現
JP2006227363A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nhk Computer Service:Kk 放送音声用辞書作成装置および放送音声用辞書作成プログラム
JP2011155665A (ja) * 2011-03-01 2011-08-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通話区間検出装置、その方法、及びプログラム

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