JPH08159870A - 走査式放射計 - Google Patents
走査式放射計Info
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- JPH08159870A JPH08159870A JP6323715A JP32371594A JPH08159870A JP H08159870 A JPH08159870 A JP H08159870A JP 6323715 A JP6323715 A JP 6323715A JP 32371594 A JP32371594 A JP 32371594A JP H08159870 A JPH08159870 A JP H08159870A
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Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定現場において設置を確実にする測定視野
の目視確認機構を備えた走査式放射計を提供する。 【構成】 被測定物体からの放射光を走査する回転ミラ
ー5と、回転ミラーの反射光を受光する集光光学系6
と、結像された光を検出信号に変換する光センサー7と
からなる走査式放射計において、集光光学系6の集光位
置にドーナツミラー8を介設し、ドーナツミラー8の傾
斜鏡面で反射する測定視野周辺の光が接眼レンズ10の視
野絞り位置に投影される状態にファインダー部11を設置
すると共に、回転ミラーを駆動させるモーター13の回転
軸12に回動伝達手段を介して手動回転用シャフト14を係
脱可能に装備した機構からなる。
の目視確認機構を備えた走査式放射計を提供する。 【構成】 被測定物体からの放射光を走査する回転ミラ
ー5と、回転ミラーの反射光を受光する集光光学系6
と、結像された光を検出信号に変換する光センサー7と
からなる走査式放射計において、集光光学系6の集光位
置にドーナツミラー8を介設し、ドーナツミラー8の傾
斜鏡面で反射する測定視野周辺の光が接眼レンズ10の視
野絞り位置に投影される状態にファインダー部11を設置
すると共に、回転ミラーを駆動させるモーター13の回転
軸12に回動伝達手段を介して手動回転用シャフト14を係
脱可能に装備した機構からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鋼板やセメント
キルン等の一方向における放射輝度分布を計測するため
に用いられる走査式放射計、とくに測定現場に設置する
際に測定視野を容易に目視確認することができる機能を
備えた走査式放射計に関する。
キルン等の一方向における放射輝度分布を計測するため
に用いられる走査式放射計、とくに測定現場に設置する
際に測定視野を容易に目視確認することができる機能を
備えた走査式放射計に関する。
【0002】従来、測定対象の一方向における放射輝度
分布を検知するラインスキャナーとして、被測定物体か
ら放射する光を走査するための回転ミラーを集光光学系
の前面に配置した走査式放射計が知られている。この走
査機構は、被測定物体の測定位置を回転ミラーにより一
次元走査し、反射された光を適宜な集光光学系を通して
光センサーにより検出するように設計されており、検出
した出力を放射エネルギーや温度に変換する走査式パワ
ーメーターあるいは走査式放射温度計として工業的に広
く利用されている。これら機器の具体的な利用分野とし
ては、例えばセメント、石灰、廃棄ゴミなどを焼成また
は焼却するロータリーキルンの外壁温度監視、鋼板やフ
ィルムを対象とした幅方向の温度分布あるいは幅長の計
測などが挙げられるが、応用範囲は一層拡大の傾向にあ
る。
分布を検知するラインスキャナーとして、被測定物体か
ら放射する光を走査するための回転ミラーを集光光学系
の前面に配置した走査式放射計が知られている。この走
査機構は、被測定物体の測定位置を回転ミラーにより一
次元走査し、反射された光を適宜な集光光学系を通して
光センサーにより検出するように設計されており、検出
した出力を放射エネルギーや温度に変換する走査式パワ
ーメーターあるいは走査式放射温度計として工業的に広
く利用されている。これら機器の具体的な利用分野とし
ては、例えばセメント、石灰、廃棄ゴミなどを焼成また
は焼却するロータリーキルンの外壁温度監視、鋼板やフ
ィルムを対象とした幅方向の温度分布あるいは幅長の計
測などが挙げられるが、応用範囲は一層拡大の傾向にあ
る。
【0003】一般に、走査式放射計は数m〜数十m離れ
た位置から、その距離の1〜2倍に相当する測定対象幅
の放射輝度分布を検出する場合に用いられる。したがっ
て、走査式放射計は被測定物体が測定視野に入るよう正
しい設置角度で配置する必要がある。これまで走査式放
射計の設置にあたっては、図2に例示したように床面1
上の被測定物体2に入射窓3が対向するように走査式放
射計4を配置させ、測定対象の高さH1 、走査式放射計
の設置高さH2 、測定対象と走査式放射計の距離Lなど
のパラメータから走査式放射計の設置角度θを算出して
仮に走査式放射計4を設置し、検出出力を観察しながら
人為的に設置角度の確認および調整を行う方法が採られ
てきた。
た位置から、その距離の1〜2倍に相当する測定対象幅
の放射輝度分布を検出する場合に用いられる。したがっ
て、走査式放射計は被測定物体が測定視野に入るよう正
しい設置角度で配置する必要がある。これまで走査式放
射計の設置にあたっては、図2に例示したように床面1
上の被測定物体2に入射窓3が対向するように走査式放
射計4を配置させ、測定対象の高さH1 、走査式放射計
の設置高さH2 、測定対象と走査式放射計の距離Lなど
のパラメータから走査式放射計の設置角度θを算出して
仮に走査式放射計4を設置し、検出出力を観察しながら
人為的に設置角度の確認および調整を行う方法が採られ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、走査式放射
計4と被測定物体2の距離は相当に離れており、設置角
度の変動に対する測定視野の移動量も大きい関係で、検
出出力を観察しながら設置角度の微調整を行うことは極
めて煩雑な操作と手間を要する作業であった。そのう
え、測定対象に対して走査軸が傾いているような場合で
あっても、見掛け上は出力が観察されるため、設置のズ
レを見落としたり、測定対象の端部で視野欠けを生じて
出力が低下する現象を放射輝度が小さいと誤って検出す
るといったトラブルを招くことがあった。更に、走査式
放射温度計などを用いる際には、被測定物体の温度が上
昇していないと設置の確認および調整ができないという
実用上の欠点もあった。
計4と被測定物体2の距離は相当に離れており、設置角
度の変動に対する測定視野の移動量も大きい関係で、検
出出力を観察しながら設置角度の微調整を行うことは極
めて煩雑な操作と手間を要する作業であった。そのう
え、測定対象に対して走査軸が傾いているような場合で
あっても、見掛け上は出力が観察されるため、設置のズ
レを見落としたり、測定対象の端部で視野欠けを生じて
出力が低下する現象を放射輝度が小さいと誤って検出す
るといったトラブルを招くことがあった。更に、走査式
放射温度計などを用いる際には、被測定物体の温度が上
昇していないと設置の確認および調整ができないという
実用上の欠点もあった。
【0005】本発明は、従来の走査式放射計に対し測定
視野を容易に目視確認する機構を付加することにより上
記の問題点を解消したものである。したがって、本発明
の目的は、測定現場に設置する際に全走査範囲に亘り目
視による測定視野を確認することができる機構を備えた
走査式放射計を提供することにある。
視野を容易に目視確認する機構を付加することにより上
記の問題点を解消したものである。したがって、本発明
の目的は、測定現場に設置する際に全走査範囲に亘り目
視による測定視野を確認することができる機構を備えた
走査式放射計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による走査式放射計は、被測定物体からの放
射光を走査する回転ミラーと、前記回転ミラーにより反
射された光を受光する集光光学系と、結像された光を検
出信号に変換するための光センサーとからなる走査式放
射機構において、前記集光光学系の集光位置にドーナツ
ミラーを介設して測定視野内の光を該ドーナツミラーの
中心孔から光センサーの受光面に導入し、かつ前記ドー
ナツミラーの傾斜鏡面で反射する測定視野周辺の光が接
眼レンズの視野絞り位置に投影される状態にファインダ
ー部を設置すると共に、前記回転ミラーを駆動させるモ
ーターの回転軸に回動伝達手段を介して手動回転用シャ
フトを係脱可能に装備してなる機構を備えることを構成
上の特徴とする。
めの本発明による走査式放射計は、被測定物体からの放
射光を走査する回転ミラーと、前記回転ミラーにより反
射された光を受光する集光光学系と、結像された光を検
出信号に変換するための光センサーとからなる走査式放
射機構において、前記集光光学系の集光位置にドーナツ
ミラーを介設して測定視野内の光を該ドーナツミラーの
中心孔から光センサーの受光面に導入し、かつ前記ドー
ナツミラーの傾斜鏡面で反射する測定視野周辺の光が接
眼レンズの視野絞り位置に投影される状態にファインダ
ー部を設置すると共に、前記回転ミラーを駆動させるモ
ーターの回転軸に回動伝達手段を介して手動回転用シャ
フトを係脱可能に装備してなる機構を備えることを構成
上の特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の走査式放射計は、従来機構における集
光光学系の集光位置にドーナツミラーを介設して測定視
野周辺の状況をファインダー部で目視観察できるように
したこと、および回転ミラーの駆動モーター軸に回動伝
達手段を介して手動回転用シャフトを係脱可能に装備す
ることにより、非測定時に回転ミラーの角度を手動調整
してファインダーによる測定視野の目視確認を容易にし
た点に主要な機構的特徴がある。したがって、走査式放
射計を測定現場に設置する場合、ファインダーを覗きな
がら手動回転用シャフトを操作して回転ミラー角度を変
え、ファインダーの中心に測定視野が位置するように調
整する簡単な一連操作により、容易に正確な設置角度を
目視確認することが可能となる。
光光学系の集光位置にドーナツミラーを介設して測定視
野周辺の状況をファインダー部で目視観察できるように
したこと、および回転ミラーの駆動モーター軸に回動伝
達手段を介して手動回転用シャフトを係脱可能に装備す
ることにより、非測定時に回転ミラーの角度を手動調整
してファインダーによる測定視野の目視確認を容易にし
た点に主要な機構的特徴がある。したがって、走査式放
射計を測定現場に設置する場合、ファインダーを覗きな
がら手動回転用シャフトを操作して回転ミラー角度を変
え、ファインダーの中心に測定視野が位置するように調
整する簡単な一連操作により、容易に正確な設置角度を
目視確認することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1に示した一実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1は本発明に係る走査式放射
計の全体機構を示した説明図で、3は被測定物体からの
光を入射する入射窓、5は入射光を一次元走査する回転
ミラー、6は反射光を受光するための主鏡および副鏡か
らなる集光光学系、7は結像された光を検出信号に変換
する光センサーである。集光光学系6は、目視と測定と
で物点距離に差が生じることを防止するため、色収差の
ないミラー使用のものが好ましく、レンズ使用の場合は
色収差補正が必要となる。
いて具体的に説明する。図1は本発明に係る走査式放射
計の全体機構を示した説明図で、3は被測定物体からの
光を入射する入射窓、5は入射光を一次元走査する回転
ミラー、6は反射光を受光するための主鏡および副鏡か
らなる集光光学系、7は結像された光を検出信号に変換
する光センサーである。集光光学系6は、目視と測定と
で物点距離に差が生じることを防止するため、色収差の
ないミラー使用のものが好ましく、レンズ使用の場合は
色収差補正が必要となる。
【0009】集光光学系6と光センサー7の間の光軸上
には、集光光学系6の集光位置に測定視野光を通過する
中心孔をもつ傾斜反射鏡面のドーナツミラー8が介設さ
れており、該ドーナツミラー8により反射する測定視野
周辺光の光軸には集光レンズ9を介して接眼レンズ10
を内蔵したファンダー部11が設置されている。また、
回転ミラー5は回転軸12により回転駆動用のモーター
13に接続しており、前記回転軸12と平行に基端部側
が装置外に突出する状態に手動回転用シャフト14が装
着されている。
には、集光光学系6の集光位置に測定視野光を通過する
中心孔をもつ傾斜反射鏡面のドーナツミラー8が介設さ
れており、該ドーナツミラー8により反射する測定視野
周辺光の光軸には集光レンズ9を介して接眼レンズ10
を内蔵したファンダー部11が設置されている。また、
回転ミラー5は回転軸12により回転駆動用のモーター
13に接続しており、前記回転軸12と平行に基端部側
が装置外に突出する状態に手動回転用シャフト14が装
着されている。
【0010】上記の回転軸12と手動回転用シャフト1
4は、適宜な回動伝達手段を介して係脱可能に装備され
ている。図1の例では回転軸12に固定された平面歯車
15と手動調整用シャフト14の先端部に固定された小
歯車16とで回動伝達手段が構成され、手動回転用シャ
フト14の上下動により平面歯車15と小歯車16が係
合したり脱離する機構に設計されている。歯車類は、硬
質プラスチックやFRPのような可及的に軽量で硬質の
材料で形成することが好ましい。しかし、回動伝達手段
は前記の機構に限られるものではなく、例えば傘歯車や
プーリー等の組合せにより係脱可能に形成することもで
きる。
4は、適宜な回動伝達手段を介して係脱可能に装備され
ている。図1の例では回転軸12に固定された平面歯車
15と手動調整用シャフト14の先端部に固定された小
歯車16とで回動伝達手段が構成され、手動回転用シャ
フト14の上下動により平面歯車15と小歯車16が係
合したり脱離する機構に設計されている。歯車類は、硬
質プラスチックやFRPのような可及的に軽量で硬質の
材料で形成することが好ましい。しかし、回動伝達手段
は前記の機構に限られるものではなく、例えば傘歯車や
プーリー等の組合せにより係脱可能に形成することもで
きる。
【0011】なお、手動回転用シャフト14は、回転ミ
ラー5がモーター13により回転駆動していない状態で
回動伝達手段を係合させ、シャフト基端部の手動操作で
回転ミラー5を回動させるものであるため、手動操作に
より容易に回動し得る程度の保持力としなければならな
い。したがって、これに応じた回路設計およびモーター
選定をする必要があるが、例えば駆動源として自己保持
能力のないDCモーターを選定し、起動・停止スイッチ
を設けてスイッチオフ時にはDCモーターへの電源供給
を停止するように回路設計するなどの手段を講じること
が好ましい態様となる。
ラー5がモーター13により回転駆動していない状態で
回動伝達手段を係合させ、シャフト基端部の手動操作で
回転ミラー5を回動させるものであるため、手動操作に
より容易に回動し得る程度の保持力としなければならな
い。したがって、これに応じた回路設計およびモーター
選定をする必要があるが、例えば駆動源として自己保持
能力のないDCモーターを選定し、起動・停止スイッチ
を設けてスイッチオフ時にはDCモーターへの電源供給
を停止するように回路設計するなどの手段を講じること
が好ましい態様となる。
【0012】上記の機構を備える本発明の走査式放射計
は、測定現場に設置するにあたって次のよう操作され
る。まず、図2と同様にして走査式放射計を被測定物体
に対向するように一定の距離を置いて仮に設置し、設置
角度θを調整する。入射窓3から被測定物体の放射光が
入射されると、光は回転ミラー5で反射され集光光学系
6により集光される。このうち、測定視野内の光はドー
ナツミラー8の中心孔を通って光センサー7の受光面に
導入され、一方、測定視野周辺の光はドーナツミラー8
の傾斜鏡面で反射され、集光レンズ9によりファインダ
ー部11に内蔵された接眼レンズ10の視野絞り位置に
入る。ファインダー部11を覗くと、測定視野周辺部が
全面に明るく表示され、測定視野そのものは中心部に現
出する黒丸として指定される。手動回転用シャフト14
を手動操作して回転ミラー5を回転させると、測定視野
は一次元方向に移動する。この場合、設置角度が正しけ
れば測定視野の黒丸は測定対象上を移動するが、設置角
度にズレがあると測定視野の黒丸は測定対象上から外れ
る。したがって、回転ミラー5を手動回転させ、常に測
定視野の黒丸が測定対象上を移動する状態を目視確認す
ることにより、容易に正しい設置角度に調整することが
可能となる。
は、測定現場に設置するにあたって次のよう操作され
る。まず、図2と同様にして走査式放射計を被測定物体
に対向するように一定の距離を置いて仮に設置し、設置
角度θを調整する。入射窓3から被測定物体の放射光が
入射されると、光は回転ミラー5で反射され集光光学系
6により集光される。このうち、測定視野内の光はドー
ナツミラー8の中心孔を通って光センサー7の受光面に
導入され、一方、測定視野周辺の光はドーナツミラー8
の傾斜鏡面で反射され、集光レンズ9によりファインダ
ー部11に内蔵された接眼レンズ10の視野絞り位置に
入る。ファインダー部11を覗くと、測定視野周辺部が
全面に明るく表示され、測定視野そのものは中心部に現
出する黒丸として指定される。手動回転用シャフト14
を手動操作して回転ミラー5を回転させると、測定視野
は一次元方向に移動する。この場合、設置角度が正しけ
れば測定視野の黒丸は測定対象上を移動するが、設置角
度にズレがあると測定視野の黒丸は測定対象上から外れ
る。したがって、回転ミラー5を手動回転させ、常に測
定視野の黒丸が測定対象上を移動する状態を目視確認す
ることにより、容易に正しい設置角度に調整することが
可能となる。
【0013】回転ミラー5の角度変動は、モーター13
の駆動を停止した状態で手動回転用シャフト14を引
き、平面歯車15と小歯車16を係合したのち、ファイ
ンダー部11を覗きながら手動回転用シャフト14を操
作することにより行われる。このようにして、設置角度
を固定したら、手動回転用シャフト14を押し上げて水
平歯車15と小歯車16の係合を脱離解除し、モーター
13を駆動させて回転ミラー5を定速回転させ、一次元
方向の放射輝度分布を検出する。
の駆動を停止した状態で手動回転用シャフト14を引
き、平面歯車15と小歯車16を係合したのち、ファイ
ンダー部11を覗きながら手動回転用シャフト14を操
作することにより行われる。このようにして、設置角度
を固定したら、手動回転用シャフト14を押し上げて水
平歯車15と小歯車16の係合を脱離解除し、モーター
13を駆動させて回転ミラー5を定速回転させ、一次元
方向の放射輝度分布を検出する。
【0014】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の機構を備える走
査式放射計を用いれば、測定現場において走査式放射計
を設置するにあたり簡単な操作で回転ミラーを手動操作
することにより目視観察による視野確認が行えるため、
容易に正確な設置角度に固定することができる。また、
走査軸の傾斜など設置不備の見落としがなくなるため、
誤認や誤検出などのトラブルも発生しない。更に、被測
定物体の温度上昇がなくても設置調整が可能となるか
ら、走査式放射温度計とした場合でも常温時の確認・調
整を行うことができる等、種々の実用的な効果がもたら
される。
査式放射計を用いれば、測定現場において走査式放射計
を設置するにあたり簡単な操作で回転ミラーを手動操作
することにより目視観察による視野確認が行えるため、
容易に正確な設置角度に固定することができる。また、
走査軸の傾斜など設置不備の見落としがなくなるため、
誤認や誤検出などのトラブルも発生しない。更に、被測
定物体の温度上昇がなくても設置調整が可能となるか
ら、走査式放射温度計とした場合でも常温時の確認・調
整を行うことができる等、種々の実用的な効果がもたら
される。
【図1】本発明に係る走査式放射計の全体機構を例示し
た説明図である。
た説明図である。
【図2】走査式放射計の設置状態を示した説明図であ
る。
る。
1 床面 2 被測定物体 3 入射窓 4 走査式放射計 5 回転ミラー 6 集光光学系 7 光センサー 8 ドーナツミラー 9 集光レンズ 10 接眼レンズ 11 ファインダー部 12 回転軸 13 モーター 14 手動回転用シャフト 15 平面歯車 16 小歯車
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定物体からの放射光を走査する回転
ミラーと、前記回転ミラーにより反射された光を受光す
る集光光学系と、結像された光を検出信号に変換するた
めの光センサーとからなる走査式放射機構において、前
記集光光学系の集光位置にドーナツミラーを介設して測
定視野内の光を該ドーナツミラーの中心孔から光センサ
ーの受光面に導入し、かつ前記ドーナツミラーの傾斜鏡
面で反射する測定視野周辺の光が接眼レンズの視野絞り
位置に投影される状態にファインダー部を設置すると共
に、前記回転ミラーを駆動させるモーターの回転軸に回
動伝達手段を介して手動回転用シャフトを係脱可能に装
備してなる機構を備える走査式放射計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323715A JPH08159870A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 走査式放射計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323715A JPH08159870A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 走査式放射計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159870A true JPH08159870A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18157800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6323715A Pending JPH08159870A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 走査式放射計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159870A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1313860C (zh) * | 2002-11-05 | 2007-05-02 | 深圳大学 | 超高速铝转镜系统 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP6323715A patent/JPH08159870A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1313860C (zh) * | 2002-11-05 | 2007-05-02 | 深圳大学 | 超高速铝转镜系统 |
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