JPH08159579A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH08159579A
JPH08159579A JP29750894A JP29750894A JPH08159579A JP H08159579 A JPH08159579 A JP H08159579A JP 29750894 A JP29750894 A JP 29750894A JP 29750894 A JP29750894 A JP 29750894A JP H08159579 A JPH08159579 A JP H08159579A
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JP
Japan
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compressor
passage
predetermined value
oil
oil return
Prior art date
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Pending
Application number
JP29750894A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Fujii
利暁 藤井
Tetsuo Oka
哲生 岡
Shinnosuke Yamamoto
慎之介 山本
Hiroyuki Kusunoki
裕行 楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型の蒸発器を用い、全運転範囲で良好な油戻
しを行う。 【構成】圧縮機1の運転容量が80%未満の低容量運転
時、油戻し通路5からの油戻しにより、満液式の蒸発器
4の出口側に冷媒ガスと伴に流出する少ない同伴液量を
補って油戻しを確保し、圧縮機1の運転容量が80%以
上の高容量運転時、油戻し通路5を介した油戻しを中止
し、満液式の蒸発機4の出口側に流出する多い同伴液量
に加えて必要以上に液を上乗せすることがなく、十分な
同伴液量により油戻しを確保すると共に、蒸発器4を殊
更に大型化することなく、過剰な湿り運転を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変容量式の圧縮機及
び満液式の蒸発器を備え、比較的規模の大きい水冷チラ
ーシステム等に適する冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−39964号公報に開
示され、且つ、図3に示すように、圧縮機Pの吐出側
に、油分離器S、凝縮器C、満液式の蒸発器Eを備え、
蒸発器Eの液層部と圧縮機Pの吸入部との間に油戻し通
路Rを接続して、この通路Rに、吐出ガスと熱交換させ
て油中に溶けた冷媒量を低減する油回収器Dと、吐出ガ
ス温度が所定値以下のとき通路を閉じ、所定値を超える
とき通路を開く開閉機構Vとを介装している。こうし
て、油回収器Dの熱源となる吐出ガス温度が所定値を超
える定常運転時は、油戻し通路Rを介して油戻しを行う
が、吐出ガス温度が低い始動時は、油戻しを中断し、圧
縮機Cへの液バック及び油フォーミングによる油上がり
現象を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、始動時以外の定常運転時に、常に油戻し通路Rを介
して油を戻している。通常、圧縮機Cは、バイパス方式
等の容量制御機構を具備しており、その運転容量を可変
にしているが、以上のものは、運転容量の大小にかかわ
らず、一律に油戻し通路Rを介して油戻しを行うように
している。吸入風量が小さい低容量運転時は、蒸発器E
の出口側に冷媒ガスと伴に流出する油及び冷媒の混合液
量を補って油戻し量を確保できるが、吸入風量が大きい
高容量運転時は、低容量運転時よりも量の増える冷媒ガ
スの同伴液量に加えて、油戻し通路Rからの油リッチな
液量が上乗せされるため、過剰な湿り運転となる問題が
起こる。これを回避するには、蒸発器Eを大形化し、そ
の出口側に液が流出し難い構造とし、運転容量によって
変動する同伴液量の影響を低減することことが考えられ
るが、システム全体の大型化及びコスト高となる問題が
ある。
【0004】本発明の主目的は、小型の蒸発器を用いる
ことができ、全運転範囲で良好な油戻しが行える冷凍装
置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記主目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、図1に示すよう
に、可変容量式の圧縮機1及び満液式の蒸発器4を備
え、蒸発器4の液層部と圧縮機1の吸入部との間に油戻
し通路5を設けた冷凍装置において、油戻し通路5に、
圧縮機1の運転容量が所定値未満のとき通路を開き、所
定値以上のとき通路を閉じる開閉機構6を介装した。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、圧縮機1の湿り運転によって吐出側に油が
上がる現象を確実に防止するため、圧縮機1の吐出過熱
度が所定値未満のとき、圧縮機1の運転容量にかかわら
ず開閉機構6を閉じる強制閉鎖手段を設けた。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、圧縮機1の運転容量
が所定値未満の低容量運転時、開閉機構6により油戻し
通路5が開いて、満液式の蒸発器4の出口側に冷媒ガス
と伴に流出する少ない同伴液量を補って油戻しを確保で
きる。一方、圧縮機1の運転容量が所定値以上の高容量
運転時、開閉機構6により油戻し通路5が閉じて、該油
戻し通路5を介した油戻しが中止され、満液式の蒸発機
4の出口側に流出する多い同伴液量に必要以上に液を上
乗せすることがなく、十分な同伴液量によって油戻しを
確保できると共に、蒸発器4を殊更に大型化することな
く、過剰な湿り運転を回避できる。
【0008】請求項2記載の発明では、圧縮機1の吐出
過熱度が所定値未満となり、過度な湿り運転となったと
き、圧縮機1の運転容量にかかわらず、強制閉鎖手段に
より開閉機構6が閉じられ、油戻し通路5を介した油戻
しが中止される。このような運転容量に無関係な過度な
湿り運転は、頻繁には起こらないが、負荷の急変時や、
据付時に冷媒を過充填した場合等の異常時に起こり得
る。こうして、過度な湿り運転時、圧縮機1に戻す液量
が、油戻し通路5を介した移送分だけ減るため、湿り運
転状態が是正され、圧縮機1の吐出過熱度が適正値に戻
され、吐出ガスの衝突分離作用による油分離作用を確保
でき、過剰に油が吐出配管系に流出するのを防止でき、
湿り運転による油上がりを防止できる。
【0009】
【実施例】図1に示す冷凍装置は、可変容量式の圧縮機
1の吐出側から吸入側にかけて、油分離器10、凝縮器
2、膨張弁3、及び満液式の蒸発器4を、吐出管71、
高圧液管72、低圧液管73、吸入管74を介して順次
接続し、冷凍サイクルを形成したものである。圧縮機1
は、バイパス方式等の既知の容量制御機構を具備してお
り、その運転容量を定格100%から例えば下限30%
程度の範囲内で、段階的又は連続的に変更できるように
している。満液式の蒸発器4は、膨張弁3から流出する
低圧液冷媒を開放する円筒形のシェル41と、その内部
に配管し、冷水入出口ヘッダー42,43を介して冷房
用冷水を導く多数の伝熱管44を備えている。
【0010】満液式の蒸発器4の底部液層部と、圧縮機
1の吸入部に至る吸入管74におけるU字管部74aの
下部との間には、配管から成る油戻し通路5を接続して
おり、満液式の蒸発器4に溜る油と液冷媒との混合液体
を圧縮機1に回収できるようにしている。
【0011】以上の構成において、油戻し通路5に、電
磁弁から成る開閉機構6を介装し、この開閉機構6を、
マイクロコンピュータ等を具備するコントローラ8から
の制御により、圧縮機1の運転容量が所定値、例えば8
0%未満のとき通路を開き、所定値つまり80%以上の
とき通路を閉じるようにする。
【0012】又、圧縮機1の吐出直後の吐出ガス経路
に、吐出ガスの温度を検出する温度センサ81を設ける
と共に、油分離器10の内部に、吐出ガスの圧力を検出
する圧力センサ82を設けて、コントローラ8に、各セ
ンサ81,82により検知する吐出過熱度が所定値、す
なわち、例えば冷媒にHFC134aを用いる場合は5
deg、R22を用いる場合は10deg未満のとき、
圧縮機1の運転容量にかかわらず開閉機構6を閉じる強
制閉鎖手段80を設ける。
【0013】以上の制御は、図2に示すフローチャート
に従って行うものであり、圧縮機1の起動完了後から、
吐出過熱度を判定し、これが、所定値(5deg)未満
の場合は、強制的に開閉機構6を閉じるが、所定値以上
のときは、続いて運転容量を判定し、所定値(80%)
未満のときは開閉機構6を開き、又、所定値以上のとき
は開閉機構6を閉じるのである。
【0014】こうして、この一連のステップを繰り返す
のであり、通常多くの場合は、吐出過熱度が、所定値以
上あるため、運転容量によって油戻し量が調節され、低
容量運転時は、油戻し通路5が開いて、蒸発器4の出口
側に冷媒ガスと伴に流出する少ない同伴液量を補って油
戻しを確保できるし、高容量運転時は、油戻し通路5が
閉じて、蒸発機4の出口側に流出する多い同伴液量に加
えて必要以上に液を上乗せすることがなく、必要量の油
戻しを確保できると共に、蒸発器4を殊更に大型化する
ことなく、過剰な湿り運転を回避できるのである。
【0015】又、負荷の急変等により、圧縮機1の吐出
過熱度が所定値未満となり、過度な湿り運転となったと
き、開閉機構6が強制的に閉じられ、油戻し通路5を介
した油戻しが中止されるため、圧縮機1の吐出過熱度が
適正値に戻され、吐出ガスの衝突分離作用による油分離
作用を確保でき、過剰に油が吐出配管系に流出するのを
防止でき、湿り運転による油上がりを防止できるのであ
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、圧縮機1
の運転容量が所定値未満の低容量運転時、油戻し通路5
からの油戻しにより、満液式の蒸発器4の出口側に冷媒
ガスと伴に流出する少ない同伴液量を補って油戻しを確
保できるし、圧縮機1の運転容量が所定値以上の高容量
運転時、油戻し通路5を介した油戻しが中止され、満液
式の蒸発機4の出口側に流出する多い同伴液量に加えて
必要以上に液を上乗せすることがなく、十分な同伴液量
によって油戻しを確保できると共に、蒸発器4を殊更に
大型化することなく、過剰な湿り運転を回避できる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、負荷の急変
等により圧縮機1の吐出過熱度が所定値未満となり、過
度な湿り運転となったとき、油戻し通路5を介した油戻
しが中止されるため、湿り運転状態が是正され、圧縮機
1の吐出過熱度が適正値に戻されて、吐出ガスの衝突分
離作用による油分離作用を確保でき、過剰に油が吐出配
管系に流出するのを防止でき、湿り運転による油上がり
も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる冷凍装置の配管図。
【図2】同制御手順を示すフローチャート。
【図3】従来例の配管図。
【符号の説明】
1;圧縮機、4;蒸発器、5;油戻し通路、6;開閉機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 慎之介 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 楠 裕行 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量式の圧縮機(1)及び満液式の
    蒸発器(4)を備え、蒸発器(4)の液層部と圧縮機
    (1)の吸入部との間に油戻し通路(5)を設けた冷凍
    装置において、油戻し通路(5)に、圧縮機(1)の運
    転容量が所定値未満のとき通路を開き、所定値以上のと
    き通路を閉じる開閉機構(6)を介装したことを特徴と
    する冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機(1)の吐出過熱度が所定値未満
    のとき、圧縮機(1)の運転容量にかかわらず開閉機構
    (6)を閉じる強制閉鎖手段を設けた請求項1記載の冷
    凍装置。
JP29750894A 1994-11-30 1994-11-30 冷凍装置 Pending JPH08159579A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009056527A2 (en) * 2007-10-30 2009-05-07 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device
CN105202814A (zh) * 2015-08-31 2015-12-30 宁波奥克斯电气有限公司 避免多联机组启动时抛油的控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009056527A2 (en) * 2007-10-30 2009-05-07 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device
WO2009056527A3 (en) * 2007-10-30 2009-08-13 Arcelik As A cooling device
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