JPH08158802A - ガスタービン冷却翼 - Google Patents

ガスタービン冷却翼

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JPH08158802A
JPH08158802A JP29752694A JP29752694A JPH08158802A JP H08158802 A JPH08158802 A JP H08158802A JP 29752694 A JP29752694 A JP 29752694A JP 29752694 A JP29752694 A JP 29752694A JP H08158802 A JPH08158802 A JP H08158802A
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JP
Japan
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blade
cooling
pipe line
gas turbine
main body
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JP29752694A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kitayama
和弘 北山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メタル温度の最適化を図るとともに、冷却空気
量を低減させることで、ガスタービンの熱効率の向上を
図ること。 【構成】冷却翼本体20に冷却媒体流通用の冷却通路を
設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して冷却翼本体2
0を冷却するガスタービン冷却翼において、上記冷却通
路は翼有効部23において翼先端部管路26、翼中心部
近傍管路25および翼根元部管路24から構成され、翼
先端部管路26および翼根元部管路24を翼中心部近傍
管路25より燃焼ガスの流れる方向に対し下流側に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電プラントなどに適用
されるガスタービンの冷却翼に係り、特に高温タービン
の冷却翼において最適な冷却構造を有するガスタービン
冷却翼に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発電プラントなどに利用される
ガスタービンは、例えば図5に示すように、ガスタービ
ン1と同軸に設けられた圧縮機2の駆動によって圧縮さ
れた圧縮空気が燃焼器3に供給され、この燃焼器3のラ
イナ部分3aで燃料を燃焼させ、その燃焼による高温の
燃焼ガスをトランジションピース4およびガスタービン
1の静翼5を経て動翼6に案内し、この動翼6を回転駆
動させてガスタービン1の仕事をさせるように構成され
ている。
【0003】そして、ガスタービン1の仕事を向上させ
るためには、周知のようにタービン入口温度を高温にす
ることが望ましく、実際、そのためにタービン入口温度
を上昇させている。この入口温度の上昇に伴い、ガスタ
ービン1の燃焼器3や静翼5、動翼6にも高温に耐え得
る材料を使用する必要性が高まっており、ガスタービン
部品として耐熱性超合金材料が用いられるようになって
いる。
【0004】ところが、現在高温部材としてタービンに
使用されている耐熱性超合金材料の限界温度は800〜
900℃であって、タービン入口温度は約1300℃程
度に達し、その限界温度を大幅に超えている。したがっ
て、ガスタービンの信頼性を維持するためには、翼を上
記限界温度まで冷却した冷却構造を採用した冷却翼を使
用することが必須となっている。
【0005】現状では、図6(A),(B)に示すよう
な動翼(空冷翼)6がタービン入口温度1300℃級の
ガスタービンに採用されている。図6(A),(B)に
おいて、主に圧縮機吐出側から抽気された冷却空気は、
動翼6の管路入口7a,7bからそれぞれ翼内部の管路
8に流入して対流冷却するとともに、リターン部9でリ
ターンフローを繰り返した後、その冷却空気はそれぞれ
管路出口10a,10bから放出される。また、翼前縁
部は管路8に穿設されたシャワーヘッド冷却空気吹出し
孔11から吹出された冷却空気により冷却される一方、
翼表面はフィルム冷却空気吹出し孔12から吹出された
冷却空気により冷却される。さらに、管路8を通過した
冷却空気はピンフィン13により翼後縁を冷却した後、
翼後縁に設けた冷却空気吹出し孔15から放出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動翼6
の入口では、図7に示すようにパターンファクター(半
径方向の温度分布不均一)を有し、動翼中心線(以下、
PCDと略す。)近傍6aが最も高温になるにも拘ら
ず、現在の冷却翼の冷却構造では、翼有効部全体(ルー
ト部、PCD部およびチップ部)で同様な冷却空気流路
構造を採用している。
【0007】そのため、PCD近傍6aに比較してさほ
ど冷却を行う必要のないルート部(翼根元部)6b、チ
ップ部(翼先端部)6cでも必要以上の熱交換が行わ
れ、冷却空気の温度が高くなり、PCD近傍における冷
却効果が減少してしまうことになる。したがって、PC
D近傍のメタル温度を必要温度に保つためには、一段と
多くの冷却空気量が必要となる。この冷却空気量の増大
は、ガスタービンの熱効率を低下させ、ひいてはこのガ
スタービンを用いた発電プラントの熱効率の低下をも招
く問題点がある。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、メタル温度の最適化を図るとともに、冷却空気
量を低減させることで、ガスタービンの熱効率の向上を
図ったガスタービン冷却翼を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、冷却翼本体に冷却媒体流
通用の冷却通路を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給
して上記冷却翼本体を冷却するガスタービン冷却翼にお
いて、上記冷却通路は翼有効部において翼先端部管路、
翼中心部近傍管路および翼根元部管路から構成され、上
記翼先端部管路および翼根元部管路を上記翼中心部近傍
管路より燃焼ガスの流れる方向に対し下流側に設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2は、冷却翼本体に冷却媒体流通用
の冷却通路を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して
上記冷却翼本体を冷却するガスタービン冷却翼におい
て、上記冷却通路は翼有効部において翼先端部管路、翼
中心部近傍管路および翼根元部管路から構成され、上記
翼中心部近傍管路の流路面積を上記翼先端部管路および
翼根元部管路より小さくしたことを特徴とする。
【0011】請求項3は、冷却翼本体に冷却媒体流通用
の冷却通路を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して
上記冷却翼本体を冷却するガスタービン冷却翼におい
て、上記冷却通路は翼有効部において翼先端部管路、翼
中心部近傍管路および翼根元部管路から構成され、上記
翼中心部近傍管路に上記冷却媒体の流れる方向に沿って
仕切板を複数取り付け、これらの仕切板にて上記翼中心
部近傍管路を複数の流路に分岐形成したことを特徴とす
る。
【0012】請求項4は、冷却翼本体に冷却媒体流通用
の冷却通路を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して
上記冷却翼本体を冷却するガスタービン冷却翼におい
て、上記冷却通路は翼有効部において翼先端部管路、翼
中心部近傍管路および翼根元部管路から構成され、上記
翼中心部近傍管路の壁面を波形に形成したことを特徴と
する。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1において
は、冷却通路が翼有効部において翼先端部管路、翼中心
部近傍管路および翼根元部管路から構成され、翼先端部
管路および翼根元部管路を翼中心部近傍管路より燃焼ガ
スの流れる方向に対し下流側に設けたことにより、冷却
通路を流れる冷却媒体が翼先端部管路および翼根元部管
路で必要以上の熱交換が行われることを回避でき、必要
以上の冷却媒体温度の上昇がないため、翼中心部近傍で
最適な冷却効果が得られる。
【0014】請求項2においては、翼中心部近傍管路の
流路面積を翼先端部管路および翼根元部管路より小さく
したことにより、冷却媒体の流速が増大し、翼中心部近
傍で熱伝達率を高くすることができる。
【0015】請求項3においては、翼中心部近傍管路に
冷却媒体の流れる方向に沿って仕切板を複数取り付け、
これらの仕切板にて上記翼中心部近傍管路を複数の流路
に分岐形成したことにより、冷却媒体のぬれぶち面積を
大きくとるとともに、冷却媒体の流速を増大させ、翼中
心部近傍で熱伝達率を高くすることができる。
【0016】請求項4においては、翼中心部近傍管路の
壁面を波形に形成したことにより、冷却媒体のぬれぶち
面積を大きくとるとともに、冷却媒体の流速を増大さ
せ、翼中心部近傍で熱伝達率を高くすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1(A),(B)は本発明に係るガスタ
ービン冷却翼の第1実施例の縦断面を示す構成図,横断
面を示す構成図である。図1(A),(B)に示すよう
に、冷却翼本体としての動翼20の翼植込み部21に
は、圧縮機吐出側から抽気された冷却媒体としての冷却
空気が流入する管路入口22a,22bが設けられ、こ
の管路入口22a,22bから流入した冷却空気は翼有
効部23内に供給される。この翼有効部23内ではルー
ト部管路(翼根元部管路)24、PCD部近傍管路(翼
中心部近傍管路)25およびチップ部管路(翼先端部管
路)26が連通して冷却通路を形成し、ルート部管路2
4およびチップ部管路26の近傍には冷却空気のリター
ンフローを繰り返すリターン部27が設けられている。
【0019】ルート部管路24およびチップ部管路26
は、翼PCD近傍のガス温度に比べてさほど高くないた
め、この部位で必要以上の熱交換が行われないように、
前縁より後縁側(燃焼ガスの流れる方向に対し下流側)
に設けられている。一方、PCD近傍管路25は、翼ル
ート部近傍および翼チップ部近傍のガス温度に比べ著し
く高温であり、この部位での対流冷却による冷却効果を
高めるため、前縁(燃焼ガスの流れる方向に対し上流
側)に近い位置に配置されている。そして、翼前縁にお
けるPCD部近傍管路25には、シャワーヘッド冷却空
気吹出し孔28が多数穿設され、翼前縁のシャワーヘッ
ドによる冷却を行って、さらに冷却効率を高めている。
【0020】また、翼前縁には、図1(B)に示すよう
にフィルム冷却空気吹出し孔29が穿設され、このフィ
ルム冷却空気吹出し孔29から吹出された冷却空気によ
り翼表面が冷却される。さらに、翼後縁にはピンフィン
30が多数設けられ、このピンフィン30を介して翼後
縁が冷却される。この翼後縁を冷却した冷却空気は、翼
後縁に穿設された冷却空気吹出し孔31から放出され
る。
【0021】そして、管路入口22aまたは22bから
翼内部に流入した冷却空気は、それぞれルート部管路2
4、PCD部近傍管路25およびチップ部管路26を経
て対流冷却による熱交換が繰り返され、それぞれ管路出
口32aまたは32bから放出される。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
【0023】圧縮機吐出側から抽気された冷却空気が翼
植込み部21に設けられた管路入口22a,22bを通
してそれぞれ翼内部に流入し、翼有効部23内に供給さ
れる。ここで、翼ルート近傍におけるガス温度は、翼P
CD近傍のガス温度に比べてさほど高くないため、ルー
ト部管路23を前縁より後縁側(燃焼ガスの流れる方向
に対し下流側)に設けることで、この部位で必要以上の
熱交換が行われないようにしている。この結果、ルート
部管路23における対流冷却による熱交換が少なく、冷
却空気の温度はさほど高くならない。
【0024】逆に、翼PCD近傍におけるガス温度は、
翼ルート近傍のガス温度に比べ著しく高温のため、PC
D部近傍管路25を前縁(燃焼ガスの流れる方向に対し
上流側)に近い位置に配置することで、この部位での対
流冷却による冷却効果を高めるようにしている。そし
て、PCD部近傍管路25にはシャワーヘッド冷却空気
吹出し孔28が穿設されており、翼前縁のシャワーヘッ
ドによる冷却を行って、さらに冷却効率を高めている。
また、翼ルート部同様、翼チップ部近傍におけるガス温
度も翼PCD近傍に比べさほど高くないため、チップ部
管路26も前縁より後縁側(燃焼ガスの流れる方向に対
し下流側)に設けることで、この部位で必要以上の熱交
換が行われないようにしている。その結果、チップ部管
路26における対流冷却による熱交換は少なく、冷却空
気の温度はさほど上昇しない。
【0025】そして、リターン部27でリターンした空
気は、フィルム冷却空気吹出し孔29から吹出されてフ
ィルム冷却が行われると同時に、上述した対流冷却によ
る熱交換が同様に繰り返され、管路出口32aからから
放出される。
【0026】また、管路入口22bから翼内部に流入し
た冷却空気は、管路入口22aから流入した冷却空気同
様、対流冷却による熱交換が繰り返され、管路出口32
bから放出される。そして、この冷却空気の一部はリタ
ーン部27を介して翼後縁に設けられたピンフィン30
で翼後縁部の冷却が行われた後、翼後縁の冷却空気吹出
し孔31から放出される。
【0027】このように本実施例によれば、ルート部管
路24およびチップ部管路26を前縁より後縁に設ける
ことで、翼PCD近傍に比べ、ガス温度がさほど高くな
い翼ルート部および翼チップ部で必要以上の熱交換が行
われて冷却空気の温度が必要以上に高くならないように
し、PCD部近傍管路25での熱交換を効果的なものと
することができる。
【0028】図2は本発明に係るガスタービン冷却翼の
第2実施例の縦断面を示す構成図である。なお、前記第
1実施例と同一または対応する部分には図1と同一の符
号を用いて説明する。以下の各実施例についても同様で
ある。本実施例では、動翼20aにおけるPCD部近傍
管路25をルート部管路24およびチップ部管路26よ
りも狭い構造としている。すなわち、PCD部近傍管路
25の流路面積がルート部管路24およびチップ部管路
26よりも小さく設定されている。
【0029】また、冷却構造は前記第1実施例と同様
に、翼植込み部21に設けられた管路入口22aから冷
却空気が翼内部に流入して翼有効部23内に供給され、
ルート部管路24、PCD部近傍管路25およびチップ
部管路26において対流冷却による熱交換が行われ、シ
ャワーヘッド冷却空気吹出し孔28からのシャワーヘッ
ドによる冷却が行われ、リターン部27でリターンした
冷却空気は、さらに対流冷却やフィルム冷却が行われた
後、管路出口32aから放出される。
【0030】この冷却構造は図1と同様であるが、本実
施例では上記のようにガス温度が著しく高い翼PCD近
傍の冷却効率を高めるため、PCD部近傍管路25をル
ート部管路24およびチップ部管路26よりも狭い構造
とする。
【0031】これにより、PCD部近傍管路25を流れ
る冷却空気の流速は増大し、熱伝達率を高くすることが
でき、翼ルート部および翼チップ部よりも冷却効率を高
くすることが可能となる。その他の構成および作用は前
記第1実施例と同様であるのでその説明を省略する。
【0032】図3(A),(B)は本発明に係るガスタ
ービン冷却翼の第3実施例の縦断面を示す構成図,横断
面を示す構成図である。本実施例では動翼20bの冷却
構造が図2に示す第2実施例と同様であるが、ガス温度
が著しく高い翼PCD近傍の冷却効率を高めるための構
造が異なる。すなわち、図3(A),(B)に示すよう
に、PCD部近傍管路25には冷却空気が流れる方向に
沿って仕切板33が複数取り付けられ、これらの仕切板
33によりPCD部近傍管路25を複数の流路に分岐形
成している。
【0033】したがって、本実施例ではPCD部近傍管
路25を仕切板33でさらに複数の流路に分岐形成する
ことで、冷却空気のぬれぶち面積を大きく設定するとと
もに、冷却空気の流速を増大させ、熱伝達率を高くする
ことができる。その他の構成および作用は前記第1実施
例と同様であるのでその説明を省略する。
【0034】図4は本発明に係るガスタービン冷却翼の
第4実施例の横断面を示す拡大図である。本実施例で
は、動翼20c内においてPCD部近傍管路25の壁面
に波形部34を形成するとともに、この波形部34にタ
ービュレンスプロモータ(乱流促進部)35が設けられ
ている。
【0035】このように本実施例によれば、PCD部近
傍管路25の壁面に波形部33を形成することで、伝熱
面積が増大し、冷却空気のぬれぶち面積が大きく設定さ
れる。また、タービュレンスプロモータ(乱流促進部)
34を設けることで、冷却空気の流速を増大させ、熱伝
達率を高くすることができる。その他の構成および作用
は前記第1実施例と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0036】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
ることなく、種々の変更が可能である。例えば、上記各
実施例では冷却翼として動翼に適用した例を示したが、
本発明では静翼にも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、冷却通路が翼有効部において翼先端部管路、
翼中心部近傍管路および翼根元部管路から構成され、翼
先端部管路および翼根元部管路を翼中心部近傍管路より
燃焼ガスの流れる方向に対し下流側に設けたことによ
り、最適なメタル温度が得られるような冷却翼を提供す
ることができ、且つ冷却媒体の流量を最小限に抑えるこ
とができる。これにより、高温で作動する高効率のガス
タービンを提供でき、このガスタービンを用いた発電プ
ラントの熱効率を向上させることができる。
【0038】請求項2によれば、翼中心部近傍管路の流
路面積を翼先端部管路および翼根元部管路より小さくし
たことにより、冷却媒体の流速が増大し、翼中心部近傍
で熱伝達率を高くすることができる。
【0039】請求項3によれば、翼中心部近傍管路に冷
却媒体の流れる方向に沿って仕切板を複数取り付け、こ
れらの仕切板にて上記翼中心部近傍管路を複数の流路に
分岐形成したことにより、冷却媒体のぬれぶち面積を大
きくとるとともに、冷却媒体の流速を増大させ、翼中心
部近傍で熱伝達率を高くすることができる。
【0040】請求項4によれば、翼中心部近傍管路の壁
面を波形に形成したことにより、冷却媒体のぬれぶち面
積を大きくとるとともに、冷却媒体の流速を増大させ、
翼中心部近傍で熱伝達率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は本発明に係るガスタービン冷
却翼の第1実施例の縦断面を示す構成図,横断面を示す
構成図。
【図2】本発明に係るガスタービン冷却翼の第2実施例
の縦断面を示す構成図。
【図3】(A),(B)は本発明に係るガスタービン冷
却翼の第3実施例の縦断面を示す構成図,横断面を示す
構成図。
【図4】本発明に係るガスタービン冷却翼の第4実施例
の横断面を示す拡大図。
【図5】一般のガスタービンを示す概略構成図。
【図6】(A),(B)は従来のガスタービン冷却翼の
縦断面を示す構成図,横断面を示す構成図。
【図7】冷却翼の温度分布図。
【符号の説明】
20 動翼(冷却翼本体) 21 翼植込み部 22a,22b 管路入口 23 翼有効部 24 ルート部管路(翼根元部管路) 25 PCD部近傍管路(翼中心部近傍管路) 26 チップ部管路(翼先端部管路) 27 リターン部 28 シャワーヘッド冷却空気吹出し孔 29 フィルム冷却空気吹出し孔 30 ピンフィン 31 冷却空気吹出し孔 32a,32b 管路出口 33 仕切板 34 波形部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却翼本体に冷却媒体流通用の冷却通路
    を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して上記冷却翼
    本体を冷却するガスタービン冷却翼において、上記冷却
    通路は翼有効部において翼先端部管路、翼中心部近傍管
    路および翼根元部管路から構成され、上記翼先端部管路
    および翼根元部管路を上記翼中心部近傍管路より燃焼ガ
    スの流れる方向に対し下流側に設けたことを特徴とする
    ガスタービン冷却翼。
  2. 【請求項2】 冷却翼本体に冷却媒体流通用の冷却通路
    を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して上記冷却翼
    本体を冷却するガスタービン冷却翼において、上記冷却
    通路は翼有効部において翼先端部管路、翼中心部近傍管
    路および翼根元部管路から構成され、上記翼中心部近傍
    管路の流路面積を上記翼先端部管路および翼根元部管路
    より小さくしたことを特徴とするガスタービン冷却翼。
  3. 【請求項3】 冷却翼本体に冷却媒体流通用の冷却通路
    を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して上記冷却翼
    本体を冷却するガスタービン冷却翼において、上記冷却
    通路は翼有効部において翼先端部管路、翼中心部近傍管
    路および翼根元部管路から構成され、上記翼中心部近傍
    管路に上記冷却媒体の流れる方向に沿って仕切板を複数
    取り付け、これらの仕切板にて上記翼中心部近傍管路を
    複数の流路に分岐形成したことを特徴とするガスタービ
    ン冷却翼。
  4. 【請求項4】 冷却翼本体に冷却媒体流通用の冷却通路
    を設け、この冷却通路に冷却媒体を供給して上記冷却翼
    本体を冷却するガスタービン冷却翼において、上記冷却
    通路は翼有効部において翼先端部管路、翼中心部近傍管
    路および翼根元部管路から構成され、上記翼中心部近傍
    管路の壁面を波形に形成したことを特徴とするガスター
    ビン冷却翼。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015127532A (ja) * 2013-12-30 2015-07-09 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ タービンブレード内の構造構成および冷却回路
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