JPH08156754A - 自動車の転向方法および装置 - Google Patents
自動車の転向方法および装置Info
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- JPH08156754A JPH08156754A JP29922194A JP29922194A JPH08156754A JP H08156754 A JPH08156754 A JP H08156754A JP 29922194 A JP29922194 A JP 29922194A JP 29922194 A JP29922194 A JP 29922194A JP H08156754 A JPH08156754 A JP H08156754A
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- Japan
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- turntable
- friction wheel
- vehicle
- roller
- rollers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ターンテーブル上に自動車を載せて向きを変
える転向装置において、電動機等の動力源を要しないで
自動車の転向を可能にし、この種の転向装置の構成を単
純化し、低コストで実現できるようにした。 【構成】 ターンテーブル上に複数の可回転のローラ6
及び該ローラの回転で回転される摩擦ホイール8を備
え、またターンテーブルの外周近くに同心の固定環状ガ
イド4を設け、自動車をターンテーブルに載せた際、そ
の駆動輪を一対の該ローラで支持して該駆動輪を作動
し、ローラを介し回転する摩擦ホイールを環状ガイドに
接触させてターンテーブルを回転するようにした。
える転向装置において、電動機等の動力源を要しないで
自動車の転向を可能にし、この種の転向装置の構成を単
純化し、低コストで実現できるようにした。 【構成】 ターンテーブル上に複数の可回転のローラ6
及び該ローラの回転で回転される摩擦ホイール8を備
え、またターンテーブルの外周近くに同心の固定環状ガ
イド4を設け、自動車をターンテーブルに載せた際、そ
の駆動輪を一対の該ローラで支持して該駆動輪を作動
し、ローラを介し回転する摩擦ホイールを環状ガイドに
接触させてターンテーブルを回転するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車をターンテーブル
上に載せて該ターンテーブルを回すことにより自動車の
向きを概して逆向きに転向する方法及び装置に関する。
上に載せて該ターンテーブルを回すことにより自動車の
向きを概して逆向きに転向する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のターンテーブルを用いる自動車
の転向装置は主として充分なスペースのない狭い場所で
の自動車の転向に用いられる。図7はそのようなターン
テーブルの設置例を示すもので、例えば同図に示すよう
に、車両通行路1に通じる行止りの脇路2の終端区域に
設置される。もし、このような脇路2にターンテーブル
3がなければ、そこに入った自動車はバックして通行路
1に戻らねばならず、危険な操作を要する。
の転向装置は主として充分なスペースのない狭い場所で
の自動車の転向に用いられる。図7はそのようなターン
テーブルの設置例を示すもので、例えば同図に示すよう
に、車両通行路1に通じる行止りの脇路2の終端区域に
設置される。もし、このような脇路2にターンテーブル
3がなければ、そこに入った自動車はバックして通行路
1に戻らねばならず、危険な操作を要する。
【0003】このターンテーブル3は路面とほぼ同レベ
ルに設置されて、通常、その裏側の中心に置かれた軸
受、例えばピボット軸受で支持される等により回転可能
に構成され、且つ多くの場合、電動機の駆動力により適
当な伝動機構を介して回転駆動された。そのため以下に
記載するような問題点があった。
ルに設置されて、通常、その裏側の中心に置かれた軸
受、例えばピボット軸受で支持される等により回転可能
に構成され、且つ多くの場合、電動機の駆動力により適
当な伝動機構を介して回転駆動された。そのため以下に
記載するような問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来のターンテ
ーブルを用いる自動車の転向装置では電動機及び伝動機
構を要したため装置が大がかりになり、従ってコスト高
になる。その上、電力が供給されない場所では使用でき
ない等の問題点があった。なお、電力以外の動力を用い
る場合、例えば据付け式の内燃機関を用いる場合には一
層装置が大がかりになる欠点があった。
ーブルを用いる自動車の転向装置では電動機及び伝動機
構を要したため装置が大がかりになり、従ってコスト高
になる。その上、電力が供給されない場所では使用でき
ない等の問題点があった。なお、電力以外の動力を用い
る場合、例えば据付け式の内燃機関を用いる場合には一
層装置が大がかりになる欠点があった。
【0005】本発明の目的は上記従来技術の問題点を解
消することであって、それ故、電動機の動力を要するこ
となく、自動車の転向を可能にした転向方法および該方
法を実施するための装置を提供することである。
消することであって、それ故、電動機の動力を要するこ
となく、自動車の転向を可能にした転向方法および該方
法を実施するための装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するため、本発明による自動車の転向方法はターンテー
ブル上の一対の可回転のローラ上に転向すべき自動車の
駆動輪が支持されるように前記ターンテーブル上に自動
車を載せ、その自動車のエンジンの作動によりその駆動
輪を回転して前記ローラを回転し、前記ターンテーブル
の周囲の環状ガイドに接触する摩擦ホイールを前記ロー
ラの回転により回転して前記ターンテーブルを回転する
ことを特徴としている。
するため、本発明による自動車の転向方法はターンテー
ブル上の一対の可回転のローラ上に転向すべき自動車の
駆動輪が支持されるように前記ターンテーブル上に自動
車を載せ、その自動車のエンジンの作動によりその駆動
輪を回転して前記ローラを回転し、前記ターンテーブル
の周囲の環状ガイドに接触する摩擦ホイールを前記ロー
ラの回転により回転して前記ターンテーブルを回転する
ことを特徴としている。
【0007】上記本発明方法を実施するための本発明に
よる転向装置は自動車の走行可能な適当な位置に置かれ
たターンテーブルと、前記ターンテーブル上に在って自
動車の車輪を支持し得る少なくも2対の可回転のローラ
と、前記ターンテーブル上の周縁部の近くに在って各対
の前記ローラの少なくも一つに減速機を介して連結され
た摩擦ホイールと、前記ターンテーブルと同心に固定さ
れ且つ前記ターンテーブルより若干大径の環状ガイドを
含み、前記摩擦ホイールは前記環状ガイドに接触するよ
うになっており、さらに前記ローラの回転を止めるブレ
ーキを含むことを特徴としている。
よる転向装置は自動車の走行可能な適当な位置に置かれ
たターンテーブルと、前記ターンテーブル上に在って自
動車の車輪を支持し得る少なくも2対の可回転のローラ
と、前記ターンテーブル上の周縁部の近くに在って各対
の前記ローラの少なくも一つに減速機を介して連結され
た摩擦ホイールと、前記ターンテーブルと同心に固定さ
れ且つ前記ターンテーブルより若干大径の環状ガイドを
含み、前記摩擦ホイールは前記環状ガイドに接触するよ
うになっており、さらに前記ローラの回転を止めるブレ
ーキを含むことを特徴としている。
【0008】上記装置において、さらに好ましくは前記
摩擦ホイールへ前記ローラの回転力を伝達することによ
る自動車の転向時はオンし且つ自動車のターンテーブル
への入出時はオフするクラッチを含むことを特徴として
いる。また、この装置の別の好ましい形態では、前記減
速機は前記ローラと同軸に固定されたウォームとそれに
嵌合し且つ前記摩擦ホイールの軸に取付けられたウォー
ムギヤからなり、前記摩擦ホイールの外周面が前記環状
ガイドの内周面に接触することを特徴としている。
摩擦ホイールへ前記ローラの回転力を伝達することによ
る自動車の転向時はオンし且つ自動車のターンテーブル
への入出時はオフするクラッチを含むことを特徴として
いる。また、この装置の別の好ましい形態では、前記減
速機は前記ローラと同軸に固定されたウォームとそれに
嵌合し且つ前記摩擦ホイールの軸に取付けられたウォー
ムギヤからなり、前記摩擦ホイールの外周面が前記環状
ガイドの内周面に接触することを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明による転向方法では、転向すべき自動車
のエンジンの作動によるその駆動輪の回転により、ロー
ラおよび減速機を介し摩擦ホイールを回転し、該摩擦ホ
イールと環状ガイドの接触によりターンテーブルを回転
するので、その自動車自体の動力で転向し、他に動力を
要しない。
のエンジンの作動によるその駆動輪の回転により、ロー
ラおよび減速機を介し摩擦ホイールを回転し、該摩擦ホ
イールと環状ガイドの接触によりターンテーブルを回転
するので、その自動車自体の動力で転向し、他に動力を
要しない。
【0010】また、この装置では、ターンテーブル上の
自動車の駆動輪は一対の可回転のローラで支持されるの
で、自動車のエンジンの作動により該ローラが回転し、
該ローラの回転により減速機を介して摩擦ホイールを回
転するので、摩擦ホイールと環状ガイドの接触によって
ターンテーブルは回転する。所定位置に回転するとロー
ラはブレーキで止められ、自動車はターンテーブルから
走行可能になる。
自動車の駆動輪は一対の可回転のローラで支持されるの
で、自動車のエンジンの作動により該ローラが回転し、
該ローラの回転により減速機を介して摩擦ホイールを回
転するので、摩擦ホイールと環状ガイドの接触によって
ターンテーブルは回転する。所定位置に回転するとロー
ラはブレーキで止められ、自動車はターンテーブルから
走行可能になる。
【0011】ローラから摩擦ホイールへの回転力の伝達
をオンーオフするクラッチを備えれば、自動車のターン
テーブルへの入出時はオフになり、ターンテーブルは静
止状態に保たれる。また減速機をウォームとウォームギ
ヤで構成し、且つ摩擦ホイールの外周面が環状ガイドの
内周面に接するようにすれば、比較的単純な構成で適当
な減速が可能になり、ターンテーブルの回転を円滑にす
る。
をオンーオフするクラッチを備えれば、自動車のターン
テーブルへの入出時はオフになり、ターンテーブルは静
止状態に保たれる。また減速機をウォームとウォームギ
ヤで構成し、且つ摩擦ホイールの外周面が環状ガイドの
内周面に接するようにすれば、比較的単純な構成で適当
な減速が可能になり、ターンテーブルの回転を円滑にす
る。
【0012】
【実施例】次に図面を参照のもとに本発明の実施例に関
し説明する。図1及び図2は本発明による自動車の転向
装置の一例を示すものであって、この装置にも従来と同
様に鉄又は鋼などの円形の金属板からなるターンテーブ
ル3が用いられ、その周囲に環状ガイド4が固定され
る。この環状ガイド4はターンテーブル3と同心であり
且つそれより若干大径であって、通常、ターンテーブル
3の下のベース面5と共にコンクリートで作られる。
し説明する。図1及び図2は本発明による自動車の転向
装置の一例を示すものであって、この装置にも従来と同
様に鉄又は鋼などの円形の金属板からなるターンテーブ
ル3が用いられ、その周囲に環状ガイド4が固定され
る。この環状ガイド4はターンテーブル3と同心であり
且つそれより若干大径であって、通常、ターンテーブル
3の下のベース面5と共にコンクリートで作られる。
【0013】本発明による自動車の転向方法は自動車A
の駆動輪を支持するターンテーブル3上の一対のローラ
上を用いる共に、該ローラの回転力で回転される摩擦ホ
イールを備え、該ターンテーブル上に載せられた自動車
のエンジンを作動してローラ及び該ローラを介し摩擦ホ
イールを回転し、摩擦ホイールと環状ガイドとの接触に
よってターンテーブルを回転し、従って転向すべき自動
車の動力を用いて転向することを特徴としている。
の駆動輪を支持するターンテーブル3上の一対のローラ
上を用いる共に、該ローラの回転力で回転される摩擦ホ
イールを備え、該ターンテーブル上に載せられた自動車
のエンジンを作動してローラ及び該ローラを介し摩擦ホ
イールを回転し、摩擦ホイールと環状ガイドとの接触に
よってターンテーブルを回転し、従って転向すべき自動
車の動力を用いて転向することを特徴としている。
【0014】図1及び図2はこのような本発明方法の実
施に用いられる装置の一例を示すものであって、そのた
めこの装置では図示のようにターンテーブル3上に少な
くも2対の可回転のローラ6a、6b、6c、6dを備
え、且つ各対のローラの一つ、図示の例ではローラ6b
とローラ6cに減速機7を介して摩擦ホイール8が連結
される。これらの摩擦ホイール8はそれぞれターンテー
ブル3の周縁部に在って、その外周面で環状ガイド4に
接触している。各摩擦ホイール8は少なくもその外周面
が環状ガイド4との間に適度な摩擦を生じるようにゴム
材又はゴムライニングなどが施されて、摩擦面になって
いる。
施に用いられる装置の一例を示すものであって、そのた
めこの装置では図示のようにターンテーブル3上に少な
くも2対の可回転のローラ6a、6b、6c、6dを備
え、且つ各対のローラの一つ、図示の例ではローラ6b
とローラ6cに減速機7を介して摩擦ホイール8が連結
される。これらの摩擦ホイール8はそれぞれターンテー
ブル3の周縁部に在って、その外周面で環状ガイド4に
接触している。各摩擦ホイール8は少なくもその外周面
が環状ガイド4との間に適度な摩擦を生じるようにゴム
材又はゴムライニングなどが施されて、摩擦面になって
いる。
【0015】図2に明瞭に示すように、ターンテーブル
3は回転自在に構成され、そのため図示の例ではターン
テーブル3はその中心の裏側に備えられたピボット軸受
9で支持される。なお、図示の例では省略されている
が、ターンテーブル3の支持を安定させるためその裏側
の周囲に適当数の支持ローラを設けてもよい。また、ロ
ーラ6a、・・・6dはそれぞれ軸受10によって支持
される。
3は回転自在に構成され、そのため図示の例ではターン
テーブル3はその中心の裏側に備えられたピボット軸受
9で支持される。なお、図示の例では省略されている
が、ターンテーブル3の支持を安定させるためその裏側
の周囲に適当数の支持ローラを設けてもよい。また、ロ
ーラ6a、・・・6dはそれぞれ軸受10によって支持
される。
【0016】また各ローラ6a、・・・6dには該ロー
ラの回転を止めるブレーキ11が備えられ、さらに摩擦
ホイール8が備えられるローラ6b、6cには該ローラ
から摩擦ホイール8への伝動をオン、オフするクラッチ
12が設けられる。減速機7としては任意の構成であっ
てよいが、好ましくは図3に示すように、ローラ6bと
同軸に取付られたウォーム13と、それに嵌合し且つ摩
擦ホイール8の軸に取付けられたウォームギヤ14によ
って構成される。このようにウォーム機構を用いれば減
速比を大きく取ることができ、単純な構成で適切な減速
を行ない得る利点がある。
ラの回転を止めるブレーキ11が備えられ、さらに摩擦
ホイール8が備えられるローラ6b、6cには該ローラ
から摩擦ホイール8への伝動をオン、オフするクラッチ
12が設けられる。減速機7としては任意の構成であっ
てよいが、好ましくは図3に示すように、ローラ6bと
同軸に取付られたウォーム13と、それに嵌合し且つ摩
擦ホイール8の軸に取付けられたウォームギヤ14によ
って構成される。このようにウォーム機構を用いれば減
速比を大きく取ることができ、単純な構成で適切な減速
を行ない得る利点がある。
【0017】さらに図3に示すように、好ましくは摩擦
ホイール8はその外周面が環状ガイド4の内周面に接触
するように構成され、このような構成とウォーム機構と
の組合せによりコンパクトに構成される。なお、所望に
より摩擦ホイール8と環状ガイド4は他の形態で接触し
てもよく、例えば図4に示すように、摩擦ホイール8を
垂直に設けてその外周面が環状ガイド4の頂部の面に接
触するようにしてもよい。
ホイール8はその外周面が環状ガイド4の内周面に接触
するように構成され、このような構成とウォーム機構と
の組合せによりコンパクトに構成される。なお、所望に
より摩擦ホイール8と環状ガイド4は他の形態で接触し
てもよく、例えば図4に示すように、摩擦ホイール8を
垂直に設けてその外周面が環状ガイド4の頂部の面に接
触するようにしてもよい。
【0018】図5はブレーキ11を例示するものであっ
て、この例ではローラ6bの摩擦ホイール8とは反対側
の端部に備えられたその軸線を通る直径上の突起15
と、それに嵌合し又は離れる凹部16からなる。この凹
部16は適当なガイドに案内されてローラ6bの軸方向
には可動であるが回転しないようになっている。その凹
部16の反対側の突起16aが環状ガイド4側の固定の
操作片17に当ることによってばね18を介して凹部1
6をローラ6bに向かって押し、突起15に嵌合するこ
とによってローラ6bの回転は止められるようになって
いる。なお、他のローラ6a、6c、6dのブレーキも
同じ構成を有する。このブレーキ11の解除は例えばク
ラッチ12がオンすることにより、その動きを利用して
凹部16を突起15から離すことによって行なわれる。
て、この例ではローラ6bの摩擦ホイール8とは反対側
の端部に備えられたその軸線を通る直径上の突起15
と、それに嵌合し又は離れる凹部16からなる。この凹
部16は適当なガイドに案内されてローラ6bの軸方向
には可動であるが回転しないようになっている。その凹
部16の反対側の突起16aが環状ガイド4側の固定の
操作片17に当ることによってばね18を介して凹部1
6をローラ6bに向かって押し、突起15に嵌合するこ
とによってローラ6bの回転は止められるようになって
いる。なお、他のローラ6a、6c、6dのブレーキも
同じ構成を有する。このブレーキ11の解除は例えばク
ラッチ12がオンすることにより、その動きを利用して
凹部16を突起15から離すことによって行なわれる。
【0019】クラッチ12のオンオフは例えばローラ6
の軸受10の位置又は自動車の車輪が置かれるローラ間
の位置に置かれた2段階式の押スイッチ19によって行
なわれる。通常、自動車の駆動輪は多くの場合、後輪で
あるため、前輪に次いで後輪が押スイッチ19を押すと
クラッチ12がオンし、ローラ6の回転により摩擦ホイ
ール8が回転するようになっている。なお、全輪駆動の
場合、後輪のみを駆動することによって同じ作用が得ら
れる。
の軸受10の位置又は自動車の車輪が置かれるローラ間
の位置に置かれた2段階式の押スイッチ19によって行
なわれる。通常、自動車の駆動輪は多くの場合、後輪で
あるため、前輪に次いで後輪が押スイッチ19を押すと
クラッチ12がオンし、ローラ6の回転により摩擦ホイ
ール8が回転するようになっている。なお、全輪駆動の
場合、後輪のみを駆動することによって同じ作用が得ら
れる。
【0020】なお、図1に示す例では、各対のローラの
一つに摩擦ホイール8が備えられているが、所望により
各ローラの一端に摩擦ホイール8を設けてもよい。ま
た、図1に示す実施例ではターンテーブル3上に2対の
ローラが備えられているが、場合によっては図6に示す
ように、各対のローラのうちの一つ6a、6dをそれぞ
れ2つに分割してもよい。
一つに摩擦ホイール8が備えられているが、所望により
各ローラの一端に摩擦ホイール8を設けてもよい。ま
た、図1に示す実施例ではターンテーブル3上に2対の
ローラが備えられているが、場合によっては図6に示す
ように、各対のローラのうちの一つ6a、6dをそれぞ
れ2つに分割してもよい。
【0021】自動車を転向する際は自動車Aはターンテ
ーブル3の上に載せられるが、その際例えば図1におい
て矢印D方向から自動車が進入する場合、ローラ6aと
ローラ6bの間に置かれた押スイッチ19はその間に後
輪が置かれると2度押し下げられるので、クラッチ12
がオンする。そしてクラッチ12のオン動作により、ブ
レーキ11の凹部16が突起15から外れ、ブレーキの
制動が解除される。
ーブル3の上に載せられるが、その際例えば図1におい
て矢印D方向から自動車が進入する場合、ローラ6aと
ローラ6bの間に置かれた押スイッチ19はその間に後
輪が置かれると2度押し下げられるので、クラッチ12
がオンする。そしてクラッチ12のオン動作により、ブ
レーキ11の凹部16が突起15から外れ、ブレーキの
制動が解除される。
【0022】従って、自動車のエンジンを作動すること
によりローラ6bが回転し、ウォーム13及びウォーム
ギヤ14を介して摩擦ホイール8が回転するので、摩擦
ホイール8と環状ガイド4の接触によりターンテーブル
3が回転し、約180度回転すると突起16aが操作片
17に当り、ブレーキ11により各ローラの回転が停止
する。そのため自動車はターンテーブル3から移動でき
る。なお、使用時以外はターンテーブル3は摩擦ホイー
ル8との接触により遊動が阻止される。なお、クラッチ
12のスイッチは他の型式のものであってもよい。
によりローラ6bが回転し、ウォーム13及びウォーム
ギヤ14を介して摩擦ホイール8が回転するので、摩擦
ホイール8と環状ガイド4の接触によりターンテーブル
3が回転し、約180度回転すると突起16aが操作片
17に当り、ブレーキ11により各ローラの回転が停止
する。そのため自動車はターンテーブル3から移動でき
る。なお、使用時以外はターンテーブル3は摩擦ホイー
ル8との接触により遊動が阻止される。なお、クラッチ
12のスイッチは他の型式のものであってもよい。
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、ターン
テーブル上の転向すべき自動車の動力によってターンテ
ーブルの回転を行なうので、電動機など他の駆動源を要
しない。そのため構成が単純化され且つ安価に実現され
る。また、電力が供給されない場所でも使用可能であ
る。
テーブル上の転向すべき自動車の動力によってターンテ
ーブルの回転を行なうので、電動機など他の駆動源を要
しない。そのため構成が単純化され且つ安価に実現され
る。また、電力が供給されない場所でも使用可能であ
る。
【0024】またクラッチの使用により自動車がターン
テーブル上に入出する際のターンテーブルの回転を完全
に止めることができ、好適に使用される。さらに、減速
機にウォーム機構を使用し且つ摩擦ホイールの外周面を
環状ガイドの内周面に接触させることにより一層コンパ
クトな構成が可能になる。
テーブル上に入出する際のターンテーブルの回転を完全
に止めることができ、好適に使用される。さらに、減速
機にウォーム機構を使用し且つ摩擦ホイールの外周面を
環状ガイドの内周面に接触させることにより一層コンパ
クトな構成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例による自動車の転向装置を示す平
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す装置のS−S縦断面図である。
【図3】図1のB部を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を部分的に示す縦断面図で
ある。
ある。
【図5】図1のC部を示す詳細図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例を概略的に示す平面
図である。
図である。
【図7】この種の転向装置の一設置例を示す平面図であ
る。
る。
1 通行路 2 脇路 3 ターンテーブル 4 環状ガイド 5 コンクリート 6,6a,6b,6c,6d ローラ 7 減速機 8 摩擦ホイール 9 ピボット軸受 10 ベアリング 11 ブレーキ 12 クラッチ 13 ウォーム 14 ウォームギヤ 15 突起 16 凹部 16a 突起 17 操作片 18 ばね 19 押スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 ターンテーブル上の一対の可回転のロー
ラ上に転向すべき自動車の駆動輪が支持されるように前
記ターンテーブル上に自動車を載せ、自動車のエンジン
の作動により前記駆動輪を回転して前記ローラを回転
し、前記ターンテーブルと同心に固定され且つ前記ター
ンテーブルより若干大径の環状ガイドに対し接触する摩
擦ホイールを、前記ローラの回転を利用して回転するこ
とによって前記ターンテーブルと共に自動車を転向する
自動車の転向方法。 - 【請求項2】 自動車の走行可能な適当な位置に置かれ
たターンテーブルと、前記ターンテーブル上に在って自
動車の車輪を支持し得る少なくも2対の可回転のローラ
と、前記ターンテーブル上の周縁部の近くに在って各対
の前記ローラの少なくも一つに減速機を介して連結され
た摩擦ホイールと、前記ターンテーブルと同心に固定さ
れ且つ前記ターンテーブルより若干大径の環状ガイドを
含み、前記摩擦ホイールは前記環状ガイドに接触するよ
うになっており、さらに前記ローラの回転を止めるブレ
ーキを含む自動車の転向装置。 - 【請求項3】 さらに前記摩擦ホイールへの前記ローラ
の回転力の伝達を自動車の転向時はオンし且つ自動車の
入出時はオフするクラッチを含む請求項2記載の自動車
の転向装置。 - 【請求項4】 前記減速機は前記ローラと同軸に固定さ
れたウォームとそれに嵌合し且つ前記摩擦ホイールの軸
に取付けられたウォームギヤからなり、前記摩擦ホイー
ルの外周面が前記環状ガイドの内周面に接触するように
なっている請求項2記載の自動車の転向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29922194A JPH08156754A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動車の転向方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29922194A JPH08156754A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動車の転向方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156754A true JPH08156754A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17869726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29922194A Pending JPH08156754A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動車の転向方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08156754A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2339412A (en) * | 1998-07-11 | 2000-01-26 | John Cocker | Vehicle turntable |
GB2377416A (en) * | 2001-07-13 | 2003-01-15 | William George Lyne | Vehicle turntable |
CN104369724A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-02-25 | 浙江省海洋开发研究院 | 一种前后轮驱动可切换的汽车转向装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5245597A (en) * | 1975-10-09 | 1977-04-11 | Tokyo Ink Kk | Ultraviolet rays curing accelerator |
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1994
- 1994-12-02 JP JP29922194A patent/JPH08156754A/ja active Pending
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