JPH08154998A - 自動足洗装置 - Google Patents

自動足洗装置

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JPH08154998A
JPH08154998A JP33148794A JP33148794A JPH08154998A JP H08154998 A JPH08154998 A JP H08154998A JP 33148794 A JP33148794 A JP 33148794A JP 33148794 A JP33148794 A JP 33148794A JP H08154998 A JPH08154998 A JP H08154998A
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JP
Japan
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water tank
water
pump
automatic foot
washing device
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Pending
Application number
JP33148794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsuyoshi
恭裕 松吉
Masatomo Yoshikawa
正朋 好川
Satoru Satomura
悟 里村
Toshio Saito
敏夫 斉藤
Naya Matsumoto
奈弥 松本
Shuzo Okubo
修三 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水槽とポンプ部とその駆動部であるモータと、
モータを内蔵した本体ケーシングとを含む自動足洗装置
における水槽が汚れたときに、これを容易に洗い場で洗
浄できるようにする。 【構成】水槽12をモータ110を内蔵した本体ケーシ
ング14に対して分離構造と成し、これを本体ケーシン
グ14に対して着脱可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動足洗装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
自動足洗装置として、容器内部に足洗用の水を収容し、
その容器内に使用者の足を挿入させた状態で噴出口より
水流を勢い良く容器内に噴出させて足の洗浄を行い、同
時にマッサージを行うようにしたもの、或いは容器内部
に多数の突起を突出させ、その突起の上に使用者の足を
載せた状態で突起を振動させることで足裏のマッサージ
を行うようにしたもの等が従来公知である。
【0003】しかしながら単に水流を噴出させたり或い
は水中で突起を振動させただけでは足の洗浄効果,マッ
サージ効果ともに弱い問題があり、そこで水槽内にセラ
ミック粒を多数収容しておき、水槽内への水流の噴出に
伴って水槽内でスラリー噴流を生ぜしめ、これを使用者
の足に当てて洗浄及びマッサージを行うようにした装置
が提案されている(特開平6−114093)。
【0004】この装置の場合、使用者の足に対してセラ
ミック粒が勢い良く当ることから、かかるセラミック粒
の皮膚への衝突や摩擦により、汚れの激しい足裏や洗浄
が困難な指と指との間も良好に洗浄することができると
ともに、セラミック粒の衝突作用によってマッサージを
効果的に及ぼすことができる。
【0005】しかしながら、セラミック粒を強い勢いで
使用者の足に当てるためには水流の勢いもそれ相応のも
のとする必要があり、従って水流を発生させるモータ等
ポンプ駆動部もある程度強力なものが必要となる。
【0006】而してこのようにポンプ駆動部を強力とし
た場合、駆動部の重量が必然的に重くなり、ひいては自
動足洗装置全体の重量も重くなって、装置自体を持ち運
び可能とした場合においてもその持ち運び作業が大変と
なる。
【0007】この自動足洗装置においては、使用を続け
ているうちに水槽が汚れてくるのを避け得ず、この場合
装置全体の重量が重いとこれを風呂場等の洗い場まで運
んで水槽を洗うといった作業が難儀となってしまうので
ある。また自動足洗装置が位置固定に設置されている場
合においては、その設置個所で水槽の洗浄を行わざるを
得なくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明の自動足洗装置は、(イ)使用者の足を挿入させ
且つ内部に足洗用の水を収容する空間を有するととも
に、所定個所に該内部の水を取り出す取出口と取り出し
た水を水流として内部に噴出させるための噴出口とを備
えた水槽と、(ロ)該水槽の外部に配置され、該取出口
より取り出した水を加圧して該噴出口より水流として該
水槽内に勢い良く噴出させるポンプ部と、(ハ)該ポン
プ部を回転駆動する駆動部と、(ニ)該駆動部を内蔵し
た本体ケーシングとを含む自動足洗装置であって、前記
水槽が前記本体ケーシングに対して分離構造とされてお
り、該水槽が該本体ケーシングに対して脱着可能とされ
ていることを特徴とする(請求項1)。
【0009】本願の別の発明の自動足洗装置は、請求項
1において、前記水槽が前記足洗用の水とともに多数の
セラミック粒を内部に収容し、前記噴出口からの噴出水
流によってスラリー噴流が生ぜしめられるものであるこ
とを特徴とする(請求項2)。
【0010】本願の更に別の発明の自動足洗装置は、請
求項1又は2において、前記水槽が前記本体ケーシング
の上部に載置されていることを特徴とする(請求項
3)。
【0011】本願の更に別の発明の自動足洗装置は、請
求項1,2又は3において、前記水槽には取手が設けら
れていることを特徴とする(請求項4)。
【0012】本願の更に別の発明の自動足洗装置は、請
求項1,2,3又は4において、前記ポンプ部が前記水
槽の底部下側に連結されており、該水槽が該ポンプ部と
一体に前記本体ケーシングに対して脱着されるように成
されていることを特徴とする(請求項5)。
【0013】本願の更に別の発明の自動足洗装置は、請
求項5において、前記ポンプ部が遠心ポンプから成って
いてそのポンプケーシングが前記水槽底部に連結されて
おり、且つ該水槽底部に前記取出口と噴出口とが配置さ
れていて、該ポンプケーシングの吸込口と吐出口とがそ
れら取出口,噴出口に連通させられていることを特徴と
する(請求項6)。
【0014】本願の更に別の発明の自動足洗装置は、請
求項6において、前記駆動部がモータから成っていて前
記遠心ポンプにおける羽根車の回転軸が、該羽根車側の
プーリ及び該モータ側のプーリとこれに巻き掛けられた
伝導ベルトを介して該モータに連結されており、且つ該
回転軸には嵌合軸部が設けられていて、該嵌合軸部が該
羽根車側のプーリの中心嵌合孔内に一体回転状態に嵌合
且つ離脱可能とされていることを特徴とする(請求項
7)。
【0015】本願の更に別の発明の自動足洗装置は、請
求項7において、前記嵌合軸部と嵌合孔とがスプライン
嵌合するものとされていることを特徴とする(請求項
8)。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明は
自動足洗装置において、ポンプ駆動部を内蔵した本体ケ
ーシングに対して水槽を分離構造と成し、本体ケーシン
グに対して脱着可能としたもので、本発明によれば、ポ
ンプ駆動部を内蔵した重量の重い本体ケーシングをいち
いち持ち運びしなくても或いは自動足洗装置が固定的に
設置されている場合においても、水槽を洗い場まで容易
に運ぶことができ、従って汚れた水槽を簡単に洗浄して
綺麗にできるようになる。
【0017】上記のように水槽内に多数のセラミック粒
を収容し、水槽内においてスラリー噴流を生ぜしめる自
動足洗装置においてはポンプ駆動部が必然的に重量の重
いものとなる。従って請求項1の発明はこのような自動
足洗装置に適用して特に効果が大きい(請求項2)。
【0018】請求項3の発明は、上記水槽を本体ケーシ
ングの上部に載置するようになしたもので、本発明によ
れば水槽を簡単に本体ケーシングに対して脱着すること
ができる。
【0019】請求項4の発明は、上記水槽に取手を設け
たもので、本発明によればその取手を持つことによって
水槽を容易に本体ケーシングに対して脱着し、且つ持ち
運びすることができる利点が得られる。
【0020】上記水槽は、ポンプ部と切り離した状態で
持ち運びできることが望ましい。しかしながら水槽をポ
ンプ部と切り離して持ち運びするためには、かかる水槽
とポンプ部とは水路が連通した状態にあるため、水槽を
ポンプ部から切り離す際に水槽とポンプ部との水路の連
通を遮断するための手段ないし機構を設けることが望ま
れる。しかしながら水路を遮断するための手段ないし機
構を設けた場合、装置の構造が複雑化してしまう。
【0021】ここにおいて請求項5の発明は、ポンプ部
を水槽の底部下側に連結し、かかるポンプ部を水槽と一
体に分離して持ち運びできるようにしたもので、本発明
によれば水路の遮断を行うための手段ないし機構を設け
る必要がなく、装置の構造を単純化できる。
【0022】請求項6の発明は、上記ポンプ部を遠心ポ
ンプと成すとともにそのポンプケーシングを水槽底部に
連結したうえ、水槽底部の取出口と噴出口とをポンプケ
ーシングの吸込口と吐出口とに連通させるようになした
もので、本発明によれば、水槽とポンプ部とをつなぐ配
管を省略することが可能であるとともに、水槽とポンプ
部とを容易に一体化でき且つその一体化構造も簡単とな
る。これにより水槽をポンプ部とともに持ち運びする際
に持ち運びし易いものとなすことができる。
【0023】請求項7の発明は、遠心ポンプにおける羽
根車の回転軸をプーリ及び伝導ベルトを介して駆動部と
してのモータに連結するようにし、且つ羽根車の回転軸
に設けた嵌合軸部を羽根車側のプーリの中心の嵌合孔内
に嵌合して一体回転させるように成したもので、本発明
によればその回転軸をプーリの嵌合孔から抜き出すこと
によって、ポンプ部をその駆動部と簡単に切り離すこと
ができ、かかるポンプ部を水槽とともに足洗装置から取
り出して持ち出すことができる。或いはまた水槽及びポ
ンプ部を所定位置にセットするに際して、ポンプ部とそ
の駆動部とを簡単に連結状態とすることができる。
【0024】請求項8の発明は、その嵌合軸部と嵌合孔
とをスプライン嵌合するように成したもので、本発明に
よれば嵌合軸部を嵌合孔に嵌合させれば自動的にそれら
を一体回転状態とすることができる。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1ないし図5において、10は本例の自動
足洗装置であって、互いに別体且つ分離可能な水槽12
と本体ケーシング14とを有しており、全体として直方
体状をなしている。そして水槽12と本体ケーシング1
4との表面部によって、装置全体の外郭体が構成されて
いる。
【0026】ここで水槽12は、本体ケーシング14の
上部に分離可能に載置されている。本体ケーシング14
は、後側に上方への立上り部16を有している。この立
上り部16の前面は、ほぼ垂直な立上り面18,20と
水平面22とを有する階段状に形成されている。
【0027】一方、水槽12は四角の箱体容器状をなす
部材であって、全体的に透明な樹脂にて形成されてい
る。この水槽12は、後側上部に後方への凹陥部24を
有しており、この凹陥部24が、立上り部16の立上り
面20と水平面22とによって形成される空間内にすっ
ぽりと嵌まり込んでいる。
【0028】この凹陥部24の底部には、図5に示して
いるように水抜孔26が形成されていて、この水抜孔2
6から水抜管28が後方に突出状に延び出している。水
抜管28は途中でくの字状に折れ曲がっていて、吐出口
30を上向きにしており、また途中個所には開閉弁32
が設けられていて、開閉弁32の操作により水抜管28
の内部通路が開閉可能とされている。
【0029】凹陥部24の内部には、対応する形状をな
し且つ取手34を有するメッシュの籠36がすっぽりと
納められている。このメッシュの籠36は、水抜きの際
に水槽12内の多数のセラミック粒15を収容するため
のものである。ここでセラミックス粒15は、例えばア
ルミナ,ジルコニア等の粒子から成るもので、粒径が
0.5〜5.0mm,比重が1.0〜4.0のものであ
る。本例においては、約3kg程度のセラミック粒15
が水槽12内部に収容されている。尚、水の量は約9リ
ットル程度である。
【0030】メッシュの籠36は脱着可能とされてお
り、セラミック粒15を収容した状態でメッシュの籠3
6ごと水槽12から取り出せるようになっている。また
上記後方に突出する水抜管28は本体ケーシング14の
内側、厳密にはその後面部よりも内側に位置させられて
いる。
【0031】一方水槽12の前部上面には、使用者の足
を挿入させるための開口38が形成されており、この開
口38に透明の樹脂からなる蓋体40が脱着可能に装着
されている。ここで開口38は、水槽12の上面,両側
面,前面に亘って形成されている。更に、水槽12の前
面下部には握り部42と一対のアーム44とを有する取
手46が前方に突出する状態で固設されている。
【0032】前記本体ケーシング14は、その後面が実
質上垂直な面とされており、そしてこの本体ケーシング
14の後側下部に一組の車輪48が回転可能に取り付け
られている。車輪48は、本体ケーシング14の下面及
び後面よりもそれぞれ下方及び後方に突出する状態で設
けられている。更に車輪48は、また、本体ケーシング
14の対応する部位に形成された切欠50内に位置させ
られており、車輪48の外面が本体ケーシング14にお
ける側面と実質上面一面とされている。
【0033】他方、本体ケーシング14の前部側下面に
は、ゴム等の床面との間に所定の摩擦力を生ぜしめる制
動用パッド52が下向きに突設されており、この制動用
パッド52が床面に当接させられるようになっている。
この制動用パッド52は、本体ケーシング14に車輪4
8を設けたことに基づいて、足洗装置10の使用中に装
置全体が移動するのを防止するためのものである。
【0034】本体ケーシング14にはまた、前側コーナ
ー部において握り部53と一対のアーム54を有する取
手56が設けられている。本体ケーシング14側の取手
56におけるアーム54は長く形成されており、且つ取
手56全体が図13に示しているように前方に大きく突
き出した突出位置と、本体ケーシング14内部に引き込
んだ引込位置との間で出し入れ可能とされている。
【0035】而して本体ケーシング14には、アーム5
4を出し入れするための溝(図示省略)と、握り部53
及びアーム54におけるその近傍部分を収納するための
収納凹部58とが設けられており、そこに取手56全体
が非突出状態で収納されるようになっている。
【0036】尚、本体ケーシング14における前記立上
り部16の上記水抜管28に対応する部位には切欠部6
0(図2参照)が形成されており、その切欠部60の外
面の開口に蓋体62が脱着可能に装着されている。
【0037】前記水槽12の底部64は、水槽本体とは
別体の浅い容器状部材にて構成されている。ここで底部
64は水槽12本体に対して固定状態とされている。
【0038】この底部64には、図6に示しているよう
に水槽12内に水流を噴出するための多数のノズル孔6
6が所定パターンで分散配置されている。これら各ノズ
ル孔66は底部64を上下に貫通し、底部64の上面で
開口する形態で設けられている。
【0039】底部64にはまた、これらノズル孔66以
外の部分において、水槽12内の水を取り出すための取
出口68が設けられており、そこにメッシュプレート7
0がセットされている。ここでメッシュプレート70の
裏面側には、セラミック粒15及び水槽12内で発生し
た汚れを除去するための濾過材が装着されている。
【0040】底部64にはまた、取出口68と後述のポ
ンプ部80の吸込口とを連通させるための吸込側連通路
72が取出口68に連続して設けられている。吸込側連
通路72は中心部に開口74を有しており、この開口7
4がポンプ部80における吸込口96(図5参照)に合
致させられている。
【0041】一方、各ノズル孔66の裏面側には、図7
にも示しているようにポンプ部80からの吐出水を導入
し、圧力を均一化した後各ノズル孔66から噴出させる
ための小室76が設けられている。ここで小室76は、
ノズル孔66とポンプ部80における吐出口とを連通さ
せる吐出側連通路の一部をなすものである。
【0042】底部64にはまた、周壁部77に通路78
が設けられており、この通路78に連通する状態で側面
噴射ノズル79が設けられている。側面噴射ノズル79
は、水槽12の中心部を向くように配向されている。こ
の側面噴射ノズル79は、水槽12内における流れを乱
流化する作用をなす。尚、上記周壁部77に設けられた
通路78もまた吐出側連通路の一部をなすものである。
【0043】上記水槽底部64の下側には、ポンプ部8
0が一体的に設けられている。このポンプ部80は遠心
ポンプからなるもので、図5及び図10に示しているよ
うにポンプケーシング82が、本体としての容器状の第
一部材84と蓋体としてのプレート状の第二部材86と
から成っており、自動足洗装置10における前記本体ケ
ーシング14に形成された凹陥部88内に出し入れ可能
に嵌合されている。
【0044】凹陥部88は、その底部が開放形状とされ
ていてその開放部において、ポンプケーシング82の下
面から円筒部87が垂下しており、その円筒部87の下
端が、本体ケーシング14内部に配設された支持プレー
ト89の上面に載置されている。尚、円筒部87はポン
プケーシング82に固定的に設けられている。
【0045】ポンプケーシング82の内部には、羽根車
90が回転可能に配設されている。この羽根車90は、
図9に拡大して示しているように図中上端が開口形状の
円筒部91と、円筒部91に続いて設けられた回転円板
94と、これに対面配置された回転円板92と、一対の
回転円板92,94間において周方向に所定間隔で配置
され且つ放射状に設けられた羽根板93とを有する形態
のもので、ポンプケーシング82における第二部材86
の中心部の吸込口96から吸い込んだ水を、羽根板93
と羽根板93との間の通路98を通じて遠心力でポンプ
ケーシング82内部に吐き出す。
【0046】吐き出された水は、ポンプケーシング82
の内部に連通する通路100(図8参照)及びポンプケ
ーシング82の第二部材86に形成された吐出口102
を通じて上記小室76内に送り出されるとともに、ポン
プケーシング82の第一部材84に設けられた別途の吐
出口104及びこれから延び出す連通管106(図5参
照)を通じて水槽底部64の周壁部77に設けられた通
路78に送り出され、そしてノズル孔66及び側面噴射
ノズル79から水槽12内部に勢い良く噴出される。
【0047】尚、側面噴射ノズル79及びこれにポンプ
部80からの吐出水を導く連通管106等は、場合によ
って省略することも可能である。即ち側面噴射ノズル7
9からの水流の噴射を省いても良い。
【0048】ポンプケーシング82における第二部材8
6は、水槽12における底部64に密着させられてお
り、そして図7に示しているようにその上面側には吐出
口102及び底部64側の小室76と、吸込口96及び
底部64側の開口74とを遮断するためのシール部材1
08が、吸込口96を取り囲むように環状に設けられて
いる。
【0049】前記本体ケーシング14の内部には、図5
及び図10に示しているように水槽12の凹陥部24の
下側において、ポンプ駆動部としてのモータ110が収
容されており、そのモータ110の回転軸に対して、羽
根車90の回転軸112がプーリ114,116及びこ
れらに巻き掛けられた伝導ベルト118を介して連結さ
れている。
【0050】羽根車90の回転軸112は、図9に拡大
して示しているようにポンプケーシング82のボス部1
22において、軸受120を介して回転可能に支持され
ている。この回転軸112の下部の中心部には挿入孔1
24が形成されていてそこに軸体126が挿入されてい
る。軸体126は、雌ねじ穴128(図11参照)にね
じ込まれた取付ねじによって回転軸112に取付固定さ
れている。軸体126は、その下部が突出させられてい
てその突出部が嵌合軸部130とされており、そこにス
プライン部132が形成されている。
【0051】一方、羽根車90側のプーリ116は、プ
ーリ回転軸131が軸受133を介して上記支持プレー
ト89により回転可能に支持されている。プーリ回転軸
131を含むプーリ116には、その中心部に嵌合孔1
34が形成されており、その嵌合孔134にスプライン
部136が形成されている。そしてこの嵌合孔134内
部に上記回転軸112側の嵌合軸部130が嵌合され、
それらが一体回転させられるようになっている。
【0052】尚プーリ回転軸131は、プーリ本体に対
して雌ねじ穴138にねじ込まれた止めねじ140によ
ってプーリ本体と一体回転状態とされている。
【0053】前記水槽12の底部64には、図12に示
しているように水槽12内の水を温水化させ且つ温水状
態に保つためのシーズヒータからなるヒータ142が配
設されている。このヒータ142は、U字棒状の加熱部
144が吸込側の連通路72内に突出させられており、
吸込側連通路72を通じてポンプ部80に送られる水
が、そこで加熱作用を受けるようになっている。
【0054】この加熱部144からは短いコード146
が延び出していてその端部にブロック状の電気的接続部
148が連結されている。この接続部148は、ポンプ
ケーシング82における第二部材86に固定されてお
り、その下端部が下向きに突出させられている。
【0055】一方本体ケーシング14の側からは、電源
との接続用の電気コード150が延び出しており、その
端部に今一方の凹陥状の電気的接続部152が設けられ
ている。この凹陥状の接続部152の内部には突起状の
接続端子154が設けられており、この接続端子154
が、凹陥状の接続部152内に嵌まり込んだブロック状
の接続部148の穴156内に嵌入接触することで、ヒ
ータ142の加熱部144が電源に接続状態となる。
【0056】尚、図12において158は温水の温度を
検出し且つこれを予め設定した所定温度範囲内に保つた
めの自動温度調節器であり、また160は温水の温度を
検出し、必要以上に加熱されてしまわないように温水温
度を一定以下に保つための過熱防止器である。
【0057】本例の自動足洗装置10を使用するには、
予め水槽12内に所定量の水とセラミック粒15とを収
容しておき(尚このとき、必要に応じてヒータ142に
通電し、水槽12内の水を温水化することができる)、
そして開口38より足を水槽12内に挿入して底部64
上に載せ、図示しないスイッチによりモータ110を駆
動させる。
【0058】するとその回転駆動力がプーリ114及び
伝導ベルト118を介して羽根車90側のプーリ116
に伝えられる。更にその回転駆動力はプーリ116の中
心嵌合孔134にスプライン嵌合した軸体126の嵌合
軸部130を介して羽根車90の回転軸112に伝えら
れ、これにより羽根車90が勢い良く回転させられる。
【0059】そしてこの羽根車90の回転に基づいて水
槽12内の水が底部64の取出口68より取り出された
上、加圧されて再びノズル孔66より水槽12内に勢い
良く噴出される。具体的には、羽根車90の回転による
遠心力により水槽12内の水が取出口68から吸込側連
通路72,開口74,吸込口96を通じてポンプ部80
へと引き込まれ、そして羽根車90内部の通路を通って
ポンプケーシング82内に吐出される。
【0060】そしてそこで加圧されて通路100,吐出
口102を通じて小室76に流れ込んだ後、各ノズル孔
66より水槽12内に噴出される。またこのとき同時に
吐出口104,連通管106,通路78を通じて側面噴
射ノズル79にも加圧水が供給され、そこより水流が水
槽12内に噴射される。
【0061】而してこのようにノズル孔66及び側面噴
射ノズル79から水流が勢い良く噴出されると、水槽1
2内に収容されている多数のセラミック粒15がその水
流に乗って勢い良く流動し、スラリー噴流が生ぜしめら
れる。そしてそのスラリー噴流が使用者の足に勢い良く
当ることにより、足の洗浄とマッサージとが効果的に行
われるのである。
【0062】一方、使用後においては図13に示してい
るように蓋体40を装着するとともに(但し非装着状態
であっても良い)、切欠部60の蓋体62を取り外し、
装置10全体を垂直に起立させる。このとき水槽12は
凹陥部24が下側に位置し、従ってこの状態で開閉弁3
2を開操作することにより、水槽12内の水を水抜管2
8を通じて外部に排出することができる。またこのとき
セラミック粒15は自動的に凹陥部24内に納められた
メッシュの籠36内に回収されることになる。
【0063】ところで上記自動足洗装置10の使用を繰
り返していると、次第に水槽12内面及びセラミック粒
15が汚れてくる。この場合には、水槽12を本体ケー
シング14から分離させて風呂場等適宜の洗い場に持ち
運んだ上、洗浄することができるし、またセラミック粒
15も同様に、メッシュの籠36ごと取り外して適宜の
洗い場に持ち運んだ上、これを洗浄することができる。
【0064】本例においては、水槽12を本体ケーシン
グ14と分離させて脱着可能としているため、ポンプ駆
動部としてのモータ110を内蔵した重量の重い本体ケ
ーシング14をいちいち持ち運びしなくても水槽12を
洗い場まで容易に運ぶことができ、従って汚れた水槽1
2を簡単に洗浄することができる。
【0065】また本例においては水槽12を本体ケーシ
ング14上に載置するようにしているため、水槽12を
簡単に本体ケーシング14に対して脱着することができ
るとともに、水槽12に取手46を設けているため、取
手46を持つことによって水槽12を容易に本体ケーシ
ング14に対して脱着し、且つ持ち運びすることができ
る。
【0066】更に本例においては、ポンプ部80を水槽
12の底部下側に直結してポンプ部80を水槽12と一
体に分離し、持ち運びするようにしているため、水槽1
2とポンプ部80との間の水路の遮断を行うための手段
ないし機構が不要であり、従って装置全体がコンパクト
且つ構造が単純なものとなっている。
【0067】本例においては、羽根車90の回転軸11
2をプーリ114,116及び伝導ベルト118を介し
てモータ110に連結するようにし、且つ羽根車90の
回転軸112に設けた嵌合軸部130を、羽根車90側
のプーリ116の中心の嵌合孔134内にスプライン嵌
合して一体回転させるようにしているため、ポンプ部8
0をその駆動部と簡単に切り離すことができる。また水
槽12及びポンプ部80を再び所定位置にセットするに
際して、ポンプ部80とモータ110とを簡単に連結状
態とすることができる。
【0068】上記のように本例においては、水槽12に
おける後側上部に凹陥部24を形成している。かかる本
例においては図14に模式的に示しているように、凹陥
部24を含む水槽12の内容積を一定に保ちつつ凹陥部
24を除いた下側の内容積を少なくすることができ、従
って水槽12の下部に水を張ったときに必要な水量を少
なくすることができる。また併せて必要なセラミック粒
15の量を少なくすることができ、これら水及びセラミ
ック粒を水槽12内部に収容した状態において装置全体
の重量を軽量化することができる。
【0069】上記実施例ではポンプ部80を水槽12と
一体的に着脱するようにしているが、図15に示してい
るようにポンプケーシング82における蓋部材を兼ねた
又はポンプケーシング82と水槽12底部との間に介在
させられる部材162に、ポンプ部80における吐出口
又は吸込口に連通するノズル部164及び開口166を
設ける一方、水槽底部168に筒状部170及び開口1
72をそれぞれ設け、その筒状部170をノズル部16
4に嵌合し、且つ開口172を開口166に合致させる
ようにした上、筒状部170と開口172とを、ねじキ
ャップ174及びシール蓋178でそれぞれ閉鎖するよ
うにしても良い。
【0070】ここでねじキャップ174は、筒状部17
0の外周面に形成された雄ねじに対しパッキン176を
介してねじ込むようにしており、またシール蓋178
は、パッキン180を介してビス182にて水槽底部1
68に固定するようにしている。勿論他の閉鎖手段を用
いることも可能である。而してこのようにした場合、水
槽12をポンプ部とは切り離して単独で出し入れするこ
とが可能である。
【0071】図16は更に他の例を示したものである。
この例では水槽底部184に弁部186を設け、その弁
ケース188の内部にボール弁体190を収容してい
る。弁ケース188の下面側にはボール弁体190にて
完全に閉鎖される開口192を設ける一方、上面側には
ボール弁体190の直径よりも長いノズル孔194を設
けている。
【0072】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明は上例以外の種々形
態の自動足洗装置に対して適用可能であるし、また場合
によって水槽12内部にセラミック粒15を収容しな
い、通常の水流噴射型の自動足洗装置に適用することも
可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において、
種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動足洗装置の組立状
態の斜視図である。
【図2】図1の自動足洗装置の分解斜視図である。
【図3】図1の自動足洗装置の平面,正面及び側面図で
ある。
【図4】図1の自動足洗装置の使用状態を示す図であ
る。
【図5】図1の自動足洗装置の正面断面図である。
【図6】同装置における水槽底部の構成を示す図であ
る。
【図7】同装置におけるポンプケーシングの蓋体として
の第二部材の構成を水槽底部と共に示す図である。
【図8】同装置におけるポンプケーシングの第一部材の
構成を第二部材と共に示す図である。
【図9】同装置における羽根車と駆動部との連結・解除
手段を示す拡大断面図である。
【図10】同装置における水槽のセット状態及び取外状
態を示す正面断面図である。
【図11】図9における羽根車回転軸とプーリとの嵌合
部を分解して示す図である。
【図12】本例の装置におけるヒータを周辺部とともに
示す図である。
【図13】本例の装置の利点説明図である。
【図14】本例の装置における水槽の凹陥部の利点説明
図である。
【図15】本発明の他の実施例における水槽取外手順を
示す図である。
【図16】本発明の更に他の実施例におけるノズル部の
図である。
【符号の説明】
10 自動足洗装置 12 水槽 14 本体ケーシング 15 セラミック粒 46 取手 64,168,184 底部 66,194 ノズル孔 68 取出口 80 ポンプ部 82 ポンプケーシング 90 羽根車 96 吸込口 102,104 吐出口 110 モータ 112 回転軸 114,116 プーリ 118 伝導ベルト 130 嵌合軸部 132,136 スプライン部 134 嵌合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 敏夫 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 松本 奈弥 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 大久保 修三 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)使用者の足を挿入させ且つ内部に
    足洗用の水を収容する空間を有するとともに、所定個所
    に該内部の水を取り出す取出口と取り出した水を水流と
    して内部に噴出させるための噴出口とを備えた水槽と
    (ロ)該水槽の外部に配置され、該取出口より取り出し
    た水を加圧して該噴出口より水流として該水槽内に勢い
    良く噴出させるポンプ部と(ハ)該ポンプ部を回転駆動
    する駆動部と(ニ)該駆動部を内蔵した本体ケーシング
    とを含む自動足洗装置であって前記水槽が前記本体ケー
    シングに対して分離構造とされており、該水槽が該本体
    ケーシングに対して脱着可能とされていることを特徴と
    する自動足洗装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記水槽が前記足洗
    用の水とともに多数のセラミック粒を内部に収容し、前
    記噴出口からの噴出水流によってスラリー噴流が生ぜし
    められるものであることを特徴とする自動足洗装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記水槽が前
    記本体ケーシングの上部に載置されていることを特徴と
    する自動足洗装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記水槽
    には取手が設けられていることを特徴とする自動足洗装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    ポンプ部が前記水槽の底部下側に連結されており、該水
    槽が該ポンプ部と一体に前記本体ケーシングに対して脱
    着されるように成されていることを特徴とする自動足洗
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ポンプ部が遠心
    ポンプから成っていてそのポンプケーシングが前記水槽
    底部に連結されており、且つ該水槽底部に前記取出口と
    噴出口とが配置されていて、該ポンプケーシングの吸込
    口と吐出口とがそれら取出口,噴出口に連通させられて
    いることを特徴とする自動足洗装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記駆動部がモータ
    から成っていて前記遠心ポンプにおける羽根車の回転軸
    が、該羽根車側のプーリ及び該モータ側のプーリとこれ
    に巻き掛けられた伝導ベルトを介して該モータに連結さ
    れており、且つ該回転軸には嵌合軸部が設けられてい
    て、該嵌合軸部が該羽根車側のプーリの中心嵌合孔内に
    一体回転状態に嵌合且つ離脱可能とされていることを特
    徴とする自動足洗装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記嵌合軸部と嵌合
    孔とがスプライン嵌合するものとされていることを特徴
    とする自動足洗装置。
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