JPH08154997A - 特殊利用者兼用熱気浴室 並びに多熱源加熱方式熱気浴室 - Google Patents

特殊利用者兼用熱気浴室 並びに多熱源加熱方式熱気浴室

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JPH08154997A
JPH08154997A JP33517794A JP33517794A JPH08154997A JP H08154997 A JPH08154997 A JP H08154997A JP 33517794 A JP33517794 A JP 33517794A JP 33517794 A JP33517794 A JP 33517794A JP H08154997 A JPH08154997 A JP H08154997A
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JP
Japan
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sauna
hot air
heat source
temperature
heating
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JP33517794A
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Kenichi Sugiyama
賢一 杉山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】自力移動等不自由な人にちその利用の途を開
く。 【構成】サウナ室体と一体化されて来ている腰掛を、分
離の独立部材とし且つその底部にクルマ、コロ等回転体
を付して随時移動可能のクルマ付サウナ腰掛体を設けた
熱気浴室。サウナ室内設には、主又は副或は両者兼用熱
源の循環式空気加熱装置を納めている。そして、腰掛体
に腰掛た利用者に2次的加熱を以て安全有効な与熱を行
う事の出来るように、配置、システム化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】乾燥高温空気を充満した空間体内に人が横
臥若しくは腰掛けた姿勢で適当時間留まり、その間に周
囲の空気等より熱を受取り体内に伝え全身細胞の生命活
動を活性化させ体内の組織器官のリカバーリング及びタ
ーンオーバーを進め人体の自己治癒能力を向上し所謂健
康状態を良好に保つ生活行動をサウナ浴等と名付け、最
近盛んになって来ている。この様な装置機構は、一定の
空間を限定構成する空間体部と、その内部に熱エネルギ
ーを供給する熱源装置及び、その制御をする制御機構、
等より成り立っており、また空間体の内部に1人若しく
は複数の人が同時に利用出来る様な数及び配置の「腰
掛」又は「横臥シート」を適当位置に固定して付設して
おり、一般に利用者は自ら出入口より入り、内部の「腰
掛」又は「横臥シート」上に着席して利用している。
熱気浴後は離席して出入口より自ら出て行く。また是迄
は内部空気加熱目的で使用の「熱エネルギー」は通常
「電熱ストーブ」「電気遠赤外線照射器」「ガス遠赤外
線照射器」等の何れかの1種1連の加熱装置を用いてお
り、サーモスタット等により最高温度を定めそれに達し
た時は加熱を停止し其後冷えて来た時は加熱を行う等一
つのパターンの温度設定を行って来ており、利用者は設
定済の雰囲気温度所謂「既製品」の温度を利用して来て
いた。
【0002】是迄は、一般の「健常者」の利用が殆どで
あったが、「熱気」利用が人体の生命活動活性化を促進
し及び自己治癒力を向上させる効果は寧ろ身体虚弱、病
弱、怪我その他の傷害を療養中患者、四肢の機能不全等
「病弱身障者」等の「リハビリテーション」にも極めて
有効である事が認識されるに従い、その様な人の利用を
も受入可能とする様なニーズが広まって来ている。その
為には、内部の温度湿度等の設定分布及び管理が第1の
条件であるが、同時に歩行等移動が不自由、困難な人が
「クルマ椅子」等を利用し自分で若しくは介護者の助け
を借りて比較的容易に出入して利用出来る様な構成に改
める事も併せて必要で、本発明はその目的を経済的に充
足する目的のものである。
【産業上の利用分野】
【0003】人間という生命体の健康増進に関する事項
であるから、「健康設備、機器産業」若しくは「医療機
器器具産業」に属する。
【従来の技術】
【0004】是迄の構成形態は、利用者が充分の注意を
以て小回りを利かせた行動を執れば高温部が露出して危
険の多い「熱源装置」とは極力接触、接近し無い様に空
間体内床面上の側方等に「腰掛」「横臥シート」等を固
定し、人は予め利用温度等が設定済となっている状態に
て出入口より入り内部を歩んで席を選び腰掛若しくは横
臥の姿勢をとり、自分の欲する時間継続してその姿勢で
熱気浴を続ける形で利用していた。大型の浴室でも、内
部に熱源装置と腰掛が混在して人は狭い間を縫う様にし
て移動し又利用するのが常でありました。また、内部の
空気加熱も、露出で置かれた「ストーブ」で行う為、加
熱された空気は比重を軽くし周囲の低温で重い空気に圧
しやられて上昇する「自然対流」現象を呈し、其儘で腰
掛けた姿勢で利用したならば頭部は高温空気中にまた足
部は低温空気中に置かれその温度差は30℃以上にも及
ぶ為、「健常者」にても「頭ばかり熱くその割に体幹部
が暖まらず快適では無い」或は「苦痛を忍耐しなくては
ならない」との批判を受け、利用を敬遠又は嫌悪する人
も少なくありませんでした。そこでその改善策として
「ストーブ」の代りに「遠赤外線照射機構」を天井、壁
面等に設置する機構も開発されましたが、「遠赤外線」
は、直進性を有する為当る部分と蔭になる部分とが明確
となり照射度即ち熱量に大きな「ムラ」が出来、またそ
の熱の強さが熱源からの距離の自乗に逆比例する等危険
部が生じ実用上困難な問題が多く、是等両機構とも一部
の慣れた人にのみ利用される状態てありました。
【0005】そこで、「自然対流」を抑制して室内温度
分布を改善し、上下の温度差を圧縮し何人にも利用し易
くし併せて内部空気の流動により代謝昂進に基く体温の
上昇を来した利用者の皮膚表面よりの発汗蒸発を促進し
て体温調整を進め「蒸暑さ」を減少させる機能を備える
『空気循環加熱』或は『加熱空気の循環』の技術が進み
近年実用化されるに至り、異常な熱に慣れた極一部の人
以外の一般の「健常者」は元より此の熱気浴効果の活用
が必要な「病弱身障者」等にも利用の幅を広げる様に
し、室内構造を其様な人の出入や移動等を安全裡に可能
とする如く「クルマ椅子」の使用を容易なる様に改善す
る運びとなりました。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】例えば「クルマ椅子」の出入を可能とする
となると、現在の限られた「サウナ室」の形態その儘で
は不可能であります。 即ち限られた室内に、入浴者
の出入に要するスペースとその入浴の為の座席用スペー
スと熱源装置用スペースとの3種類のスペースは最低必
要である。 その為消去又は圧縮出来るものはそれを、
また立体化出来るものは立体化という手順を踏むと、熱
源装置を「ストーブ」から特殊にコンパクト化された
「空気循環式加熱装置」と置換え、それを「腰掛」又は
「横臥シート」の下方空間内に置く立体化により一方の
スペースが省略出来る事が解る。是は本出願人の出願及
び登録済の特許第1540282号(公告平1−267
00)、実用新案第1790820号(公告昭64−2
747)他で明らかにされておる技術思想に属し既に実
用化の段階に達しております。是等の場合、密閉空間体
である「サウナ室」とその内部部材である「腰掛」とは
固定関係に置かれるという伝統的及び現在通常実施され
ている概念に従い、室内壁又は床に固着されておりまし
た。然し、「腰掛」等は絶対に室内に固定されなくては
ならないものでは無く、「安全性」「加熱効率」「室内
利用の便」等さえ充分確保出来れば熱気浴利用時以外は
固定せずとも良いという結論が出て参ります。従って、
「腰掛」又は「横臥シート」は着脱可能とする発想が生
れ出ました。
【0007】是迄の内部加熱は主たる熱源のみにより室
内一様に加熱する形で行われており、ただ加熱空気の成
す「自然対流」による温度分布は自然現象として起きて
いたがそれはそれで固定した形を保っていて、特に部分
的に変化を求める考えも技術も無かった。然し熱気浴の
効果は温度の高低に直接比例する為、或程度効果の高い
熱気浴を行おうとすると始めから強度の高温中に身体を
置かなければならす、その場合それによる体内新陳代謝
等の生命活動が急激に高まり心臓や血管等の循環器系等
の負担を急増し虚弱体質者や体調の低下している時等は
却って無理がかかり健康増進の目的に反する懸念が多い
と医師側からの指摘を受けている。そこでその様な急激
な高温浴を避ける為、段階を経て温度即ち熱効果を高め
る必要性が生じて来ており、設備側の対応が求められて
来ている。また、段階を経る加熱としては、供用可能時
間中は常に有効温度とされる温度の最低程度を「基礎温
度」とし常時維持して置き、熱気浴利用時にはその利用
者の肉体的条件や利用目的に応じて必要充分な高温に高
める「2次的加熱」を行う。この2次的加熱はその温度
を必要とする利用者の周辺のみを限定して行えれば充分
である。
【課題を解決しようとする手段】
【0008】「サウナ室」内には、主又は従的の或いは
両機能併有の「熱源」の独立体化した『空気循環加熱装
置』を設ける他、従来固定し一体化されていた「腰掛」
「横臥シート」等を、着脱自在の別個の部材として分離
独立体化する。独立体化された「腰掛」又は「横臥シー
ト」体の底部に移動等の用に供用する「クルマ」「コ
ロ」等を装着し、同時に本体下方部に、「サウナ室内」
に持込んた時に主たる若しくは従となる「熱源」に相当
の『空気循環加熱装置』が容易に納まり得る様な大きさ
の中空部を設ける。一方「サウナ室」体側には出入口を
「クルマ」等利用に便なる如く段差除去スロープ化又は
床等には所定の位置に納まり易くする案内ガイド、停止
保持具等を特設する。また加熱は「熱源」を「基礎温
度」を保つ目的の主熱源と「2次的加熱」目的の副熱源
とに2分して両者のシステム加熱を行う事で対応する。
【作 用】
【0009】 「サウナ室」内空気を或予熱温度迄高め
ておき、「クルマ椅子」或は「クルマ付横臥シート」等
に利用者を載せ、利用者目身若しくは介護又は補助者が
人力で押して移動し出入口より内部に入りガイド等を利
用し所定の位置に着席し該「クルマ椅子」等を移動しな
い様固定した上介護者等は離れ、『循環加熱装置』の加
熱度を高め室内空気を更に循環加熱してその『温風』を
利用者の身体に送り必要な『与熱】と『発汗蒸発促進』
を行う。 介護者は通常外に出て内部の利用者を窓越し
に見守る為必要な「会話」若しくは入浴中の孤独感解消
の為に「BGM」を流す為の「交信設備」を設けて必要
時利用する。このプロセスに於ての始めの予熱温度に相
当するものを「基礎温度」とし主熱源によって加熱し維
持する形とし、また着席したる利用者に更に与える必要
な与熱を「2次的加熱」とし副熱源の管理的与熱を利用
する。
【実施例】
【0010】本発明の実施例の第1を
【図1】乃至
【図5】に、第2を
【図6】に、また第3を
【図8】等の各図に示す。 実施例第1=== サウナ室体「1」は
【図1】に示す様に出入口扉「3」床「9」等と一体化
されて構成されておりその底部床「9」の上にコンパク
トな循環式空気加熱装置(電気利用)「4」を主副両用
熱源として装備し、通常基礎温度迄熱して置いて、別個
の独立体化されたクルマ付サウナ腰掛体(角度変更型)
【図2】若しくはクルマ付サウナ腰掛体(固定型)
【図3】を必要時出入させて該腰掛本体下方中空部に同
循環式空気加熱装置が納まる如き位置を保たせた上、腰
掛体を室体「1」又は底板「9」に繋止固定し前方にス
ノコ「10」を置いて『入浴時セット』を完了しズレ動
く事等起ら無い様にする。此の腰掛体上には『サウナ浴
利用者』が乗るもので、出入は自力若しくは介護又は補
助者の力を借りる。実施例のサウナ室は1人用てある為
腰掛体が『入浴時セット』をされた時は介護者等は室外
に出て扉を閉め電気スイッチを操作し副熱源により2次
加熱を行って、是迄に例の無い『どの様な人にも健康上
安全且つ有効』と医師が奨める所謂『温度漸増浴』を提
供する。サウナ室外の介護者は扉の窓越しに内部をチェ
ックし又、長時間にわたる時は「BGM」や適当な会話
を交し心理的緊張緩和をも行う。浴後は「入浴時セッ
ト」を解除し利用者の載せた儘の腰掛本体を室外に導き
出して移動させ、別の場所に於て「マッサージ」若しく
は「汗取り」「シャワー」等を行い、その際に便利なる
如く背もたれ、前板の角度を変え調節する。他方、サウ
ナ室は循環式空気加熱装置等に組込みのオゾン式清浄器
又は電気消臭システム等「クリーン化装置」によりサウ
ナ室内の殺菌制菌消臭等「クリーン化」を行う。1台の
サウナ室に対し複数の腰掛体等を備えれば次々多数者の
入浴を行える。
【0011】実施例第2=== 同時に多人数が利用出来る大型サウナ室についての実施
例を
【図6】に示す。サウナ室本体壁「2」に接して底部床
「9」の上にコンパクト化 電気式主副両用熱源の循環
式空気加熱装置「4A」「4B」「4C」・・・・・・
等を適宜の間隔を保ちつつ設置し、且つその各両側にガ
イド13を設ける。実施例第1と同様にクルマ付サウナ
腰掛体(角度変更型)「11」を図の様に「基礎温度」
を維持加熱している循環加熱装置の直上に位置させた上
繋止固定して「入浴時セット』を行う。 勿論利用者
が同腰掛体上に腰掛けているが図にては便宜省略する。
サウナ室外のスイッチにより該循環加熱装置副熱源部を
作動温風の加熱温度を高める「2次的加熱」により適当
な度合の設定を行って当該入浴者に緩やかに温度の高ま
って行く安全、快適で最有効の認められる『温度漸増
浴』を提供する。複数の「腰掛体」を利用して同時に又
は夫々が開始、持続、終了の時間差をもち、又温度の上
昇度合上昇極度を違えて「2次的加熱」を行い隣席に気
兼ね無く各利用者が満足のゆく様な『温度漸増浴』を提
供する。勿論「健常者」が自力で出入して「腰掛体」上
に腰掛けて、「病弱身障者」と並んで自分の好みの温度
展開を行う『温度漸増浴』を楽しむ事も出来る。従っ
て、『病弱、身障者』の介護手助け若しくは家族友人等
親しき人が並んで全員が夫々に満足出来る異った温度即
ち「オーダー」して得た温度にて有効な「サウナ浴」を
利用したり楽しんだり又は「付添ケヤ」をする事も出来
る為、全<『新しいリハビリケア』の形を創り得る技術
思想と申せる。「腰掛体」[11]は「サウナ室」外に
於てはその背もたれ[11a]、前板[11c]の角度
を随時変更調整して「シャワー浴」「洗浄」「マッサー
ジ」等一連のトリートメントを受け易くリフォーメーシ
ョンを行う。また「クルマ付サウナ用横臥シート体」の
場合も同様機能を持ち内外の移動、サウナ浴、トリート
メント等ケースバイケイスでリフォーメーション可能と
する。因みに、循環式空気加熱装置の構造は同図「4
B」の斜面図又は
【図7】の断面図に示す様に、金属製ケーシング内に電
動機「5」ファン「6」フィン付電気式加熱機「7」等
より構成され中央矢印(イ)の様に空気を吸込み、加熱
して上下の矢印(ロ)(ロ)の様に異る角度の2方向に
振分けて送出すもので、前記実用新案登録第17908
20号に属するものである。 フィン付電気式加熱機の
容量、数等、若しくは消費電力を調節する事で容易に
「加熱度」の制御が出来る為、必要に応じ上述の「主熱
源」「副熱源」「主副両用熱源」として利用する。
【0012】実施例第3=== 実施例第2の多人数用サウナ室に於ては、室体が広大で
且つ収容人員も大きくなる為、総体の加熱用エネルギー
量が大きくなり「ランニングコスト」が嵩む恐れがあ
る。その様な場合の『経済的運営法」として、使用熱量
を「主熱源」と「副熱源」とに分割し、前者を入浴利用
者が何時にても『温度漸増浴』始動可能の如く準備して
置く基礎温度点維持の為の基礎加熱用に充当し、実際入
浴者が所定位置にて『入浴時セツト』してからの『2次
的加熱』に『副熱源』を使用の様にシステム化すると、
通常の運営状態に於て使用する『熱エネルギー』は主熱
源10対副熱源1〜1.5位の割合で済み、主熱源をカ
ロリー単価の安い「ガス」「地熱」「固形燃料」「深夜
電力」「焼却熱」「産業廃熱」等を利用すれば極めて大
きな経済効果を産む。 その一例を
【図8】に示す。サウナ室床を二重とし上の床に副熱源
の電気利用の循環式空気加熱装置[4]をまた下の床上
にはフィン付温水式加熱管[8]を設け是に前記の熱源
利用で加熱した温水を通じ周辺空気に与熱し「送風ファ
ン」「8A」を以てその加熱空気を室体内に送り基礎温
度維持を行う主熱源とする。副熱源の循環式空気加熱装
置[4]はその上に『入浴時セット』された『腰掛体』
上の利用者に 必要充分で安全な『2次的加熱』を行
う。
【0013】『温度漸増浴』のシステムに少し詳しく触
れる。医学的に熱気浴目的の空気温度は 50℃迄を 「準備温度」 51〜65℃を 「緩有効温度」 66〜80℃を 「有効温度」 81〜95℃を 「要注意温度」 96℃以上を 「危険温度」 とされております。従って、此の『温度漸増浴』システ
ムては、
【図9】の「設定温度曲線」図に於る「b]の如く「基
礎温度」として「50〜55℃」を選び、是を常時維持
する様にし、利用者が「入浴時セット」をした以後はそ
の人の体力、体調、入浴目的や好み等に合せて副熱源の
加熱を開始し、必要量の「2次的加熱」を行い、『高
温』『中温』『低温』を設定して、加熱部分の空気温度
を図の曲線「h」「m」「l]の様に上昇させ所定の時
間又は必要調整時間持続させて上昇及び上部にて持続す
る時間中を熱気浴時間としその後副熱源の送電が停止さ
れ温度は自然低下に任せられ元の「基礎温度」「b」迄
下げられて、次なる利用迄その儘持続する様な温度変化
を行わしめるのである。
【発明の効果】サウナ浴は「健常者」のみならず「病
弱、身障者」にとっても、健康維持に有効である事は明
らかでありますが、その利用の為ある程度自力での移動
等が必要なケースが多かった為是迄見送られておりまし
た。今「高齢人口増加」の時代を迎え、その人達の健康
維持や介護等が社会問題化して来ており、種々の設備の
整備も進められておりますが、『温熱利用健康法』で永
い歴史を有するサウナ浴をその利用分野に加える事は社
会的に大いなる意義を有しております。その為には 1.先ず「クルマ椅子」等利用の如き人にも供用の目的
を以て、『出入、移動』及び浴後の付帯的トリートメン
トを含めて移動、利用に便な『クルマ付サウナ腰掛体』
又は『クルマ付サウナ用横臥シート体』を特別に用意
し、利用者をその上に移し有効快適なサウナ浴を以て全
身的新陳代謝を促進し其儘移動し「マッサージ」「シャ
ワー」「洗浄」等一連のトリートメントを容易とし得る
様な器具と設備の提供 2.サウナ室内空気温度はその高低及び利用時間の長短
により効果が変って来る為、利用者の状態に最適の温度
と時間を個々に選んで利用する事と、利用開始時の急激
なる代謝昂進を抑え時間経過と共に漸次高めて緩やかな
代謝の昂進を容易とする為の室内温度の流動的設定を可
能とする設備の2つが必要条件とされ、上述の技術思想
は是等要件をほぼ完全に充足するものとして大きな社会
的意義を有する発明である。また同時に病院其他療養所
等大規模施設に於ては単価の高い「通常電気」以外の
「深夜電力」「ガス」其他のエネルギーを基礎的な主熱
源に利用し小回りを利かすべき副熱源には制御の簡単な
電気を利用して温湯、サウナを含めた総合的な「浴」行
為として最も安全な『温度漸増浴』の提供をも可能とす
る優れた技術思想であり、共に現在の国民生活に貢献す
る所極めて大なる発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例第1の1人用サウナ室本体の縦断
面図である
【図2】本発明に使用する『クルマ付サウナ腰掛体』の
例(角度変更型)側面図
【図3】同上他の『クルマ付サウナ腰掛体』(固定型)
の例の側面図
【図4】実施の第1例で、
【図1】のサウナ室体内に
【図3】の腰掛体を入れ熱気浴中の断面図
【図5】同上の出入口扉を開いた時の斜面図
【図6】本発明実施例第2の多人数の使用の為の大型サ
ウナ室内部の斜面、一部破断面図
【図7】本発明に使用の循環式空気加熱装置の一例の断
面図
【図8】本発明実施例の第3の「電気以外のエネルギ
ー」を主熱源に利用の装置の構成を示す一部の断面図
【図9】『温度漸増浴』に於る『設定温度曲線』図
【符号の説明】
[1] サウナ室本体 [2] サ
ウナ室本体壁 [3] 出入口扉 [4、4ABC] 循環式空気加熱装置の例 [5] 同上用電動機 [6] 同上用シロッコファン [7] フィン付電気式加熱機 [8] 温水式加熱管 [8A] 同
用循環ファン [9] サウナ室底部床 [10] ス
ノコ [11] クルマ付サウナ腰掛体(角度変更
型) [11a] 同上背もたれ [11b]
[11a]用支え [11c] [11]用前板 [12] クルマ付サウナ腰掛体(固定型) [13] クルマ付腰掛体用ガイド [14] オゾン等利用空気清浄器 [15] 音声等交信機 [16] 電気切換スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1人若しくは複数の人が熱気浴を行う事の
    出来る熱気浴室に於て、利用者が腰掛けた姿勢若しくは
    横臥した姿勢にて利用の為に使用する「腰掛」又は「横
    臥シート」の全数或いは一部数を熱気浴室構造体より随
    時離脱可能として、その底部にクルマ若しくはコロ等回
    転器具を付し、腰掛姿勢等にて着座したる儘の利用者が
    自ら若しくは他の力により移動して該熱気浴室内に於て
    熱気浴を行う事を可能とする特殊熱気浴室
  2. 【請求項2】熱気浴室に於て内部加熱の目的で使用する
    「熱エネルギー」を基礎加熱用の主熱源利用の分と2次
    加熱用の副熱源利用の分とに分ち、両者を同種の電気を
    以て若しくは異る種類の電気を使用して、或は一方の熱
    源用を電気とし他方の熱源用には各種ガス、地熱、温泉
    熱、焼却熱、産業廃熱等をという様に異種類併用の方式
    による等を以て、原則として主熱源による基礎加熱を以
    て温度維持中のサウナ室内空気の一部を随時副熱源を以
    て2次加熱して部分的上昇を行う事により多彩なる熱気
    浴を提供出来る如くなしたる特殊熱気浴室
JP33517794A 1994-12-09 1994-12-09 特殊利用者兼用熱気浴室 並びに多熱源加熱方式熱気浴室 Pending JPH08154997A (ja)

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