JPH08154889A - 体腔内への挿入用の立体内視鏡 - Google Patents

体腔内への挿入用の立体内視鏡

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JPH08154889A
JPH08154889A JP6304696A JP30469694A JPH08154889A JP H08154889 A JPH08154889 A JP H08154889A JP 6304696 A JP6304696 A JP 6304696A JP 30469694 A JP30469694 A JP 30469694A JP H08154889 A JPH08154889 A JP H08154889A
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JP
Japan
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barrel
tubular
housing
body cavity
view
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JP6304696A
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English (en)
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J Berry Yale
エール・ジェイ・ベリー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 体腔内に挿入して立体的視野を外科医に提供
する立体内視鏡装置を提供すること 【構成】 体腔内に挿入される互いに並置された一対の
管状スコープを有する内視鏡であり、その管状スコープ
の基端部は好適にはデュアルプリズム式の接眼部ハウジ
ングに着脱自在に取り付け可能なものであり、これによ
り、照明を用いて体腔を立体的に見ることが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内に挿入して3次
元即ち立体的な(ステレオの)視野を外科医に提供する
手術用機器に関し、特に、立体内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願に先行して出願した本出願人によ
る米国特許出願第4,836,188号に開示の技術は、鼻、
口、膣、耳その他の長くて薄い腔内の3次元の視野即ち
立体視野を医師が得ることを可能とするために開発され
たものである。この視野は、光を供給する適当なヘッド
即ち帽子部と光パイプとからなる「スコープ」を用いて
得られるものである。円錐状の光により目視可能となる
その視野は、長い腔を一度に片方の目でしか覗くことが
できない従来のスコープ装置とは異なり、そのような立
体視野に備えるものである。
【0003】本発明は、今日の2次元の単眼式ビジョン
から立体視野への変換に関係するものであるが、その一
方、単眼式2次元ビジョンを用いて現在行われている手
術を3次元ビジョンを用いて行うことを可能にするよう
に体腔内に挿入される、手術用機器を扱ったものでもあ
る。この手術用機器は、例えば、胆嚢手術を行うために
腹内に挿入され、また、ファロピウス管の手術を行うた
めに骨盤内に挿入され、また、血脈洞の手術を行うため
に血脈洞内に挿入される。この他にも、泌尿器科で前立
腺や膀胱の手術に使用する場合や、肺の気管気管支樹の
手術を行う場合等を含めて多数の利用法が存在する。上
記の本出願人による以前の立体スコープは、医師が手に
装着する装置であり、身体の長くて狭い通路(corridor)
に沿った視野を提供するものであるが、本発明による装
置または機器は、身体中に挿入して、内部の臓器の検査
および治療に使用可能なものであり、また、疾患を探し
出すのにも使用可能なものである。この機器は、次いで
除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、立体視野式内視鏡およびその類を提供すること
にある。
【0005】本発明の更なる目的については、以下で説
明し、特許請求の範囲と関連して一層詳細に説明するこ
ととする。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかしながら、その重要
な一側面から要約すれば、本発明は、体腔内の立体的視
野を提供する内視鏡を包含するものであり、この内視鏡
は、互いに並置されて共に長手方向に延びる一対の中空
の管状スコープと、同一の空間的広がりを有し照明が当
てられる光ファイバケーブルと、同一の空間的広がりを
有する吸入管とを収容した長手方向に延びる中空のバレ
ルであって、このバレルの末端が体腔内への挿入に適す
るよう形成されており、前記光ファイバケーブルにより
伝搬された光が体腔内の照明を行い、その反射光が前記
管状スコープの各々に沿って戻り、前記吸入管が体腔内
の吸引を行う、前記バレルと、左右の視野用の一対の接
眼部を備えたビューハウジングに前記バレルの基端部を
接続する接続手段と、前記一対の管状スコープに沿って
戻る反射光を右側および左側へと横方向に方向付ける中
央のプリズムミラー手段と、前記左右の接眼部のそれぞ
れに関連し、反射光をそれら接眼部へと方向付けて、照
明が行われた腔の立体的な視野を提供する個々のプリズ
ム手段とからなる、前記ハウジング内の光学系とを組み
合わせて備えていることを特徴とする内視鏡である。
【0007】好適な最良態様の実施例およびその設計に
ついて以下で説明することとする。
【0008】
【実施例】図面に関連して本発明を説明する。図1およ
び図2には、2つの主要部分から構成される内視鏡が示
されている。調節可能な左右の接眼部EOD,EOSを有す
るビューハウジングHは、立体視野を可能にするための
後述するプリズム光学系を収容している。バレルBは、
前記ハウジングの中央から直交方向へと延び、バレルに
沿って同一の空間的な広がりを有して長手方向に延びる
照明用の即ち光供給用の光ファイバチャネルFを吸入管
Sと共に収容する。上述のように、このバレルBの自由
端Tが体腔内に挿入されて、光ファイバケーブルに沿っ
た光により照明が行われ、吸入管により吸引が行われ
る。
【0009】長手方向に延びる中空バレルBの他端は、
バヨネット結合型の拡開された基端部のアタッチメント
A等のツイストロック機構によってハウジングHの前面
の中央部に対して着脱され、これにより、図1、図3、
図8、および図9に示す左右の同一の空間的広がりを有
する管状スコープの経路OS,ODと、アタッチメント
Aの裏側のハウジングの前壁の中央部の前面の前記経路
OS,ODに対応する開口OS',OD'との間での位置合
わせされた光通信が可能となるようになっている。図1
に示すバレルBがアタッチメントAにおいてハウジング
の前面にツイストロックされると、経路OS,ODは、
図8に示すようにそれぞれ位置合わせされるようにな
る。身体の各部で反射されてスコープのバレルの末端T
に達し、経路OS,ODに沿って進行した光は、開口O
S',OD'を通って進入し、次いで、中央に配設された
パラメータ(parametal)プリズムミラーMの対向傾斜面
で、図8のL',R'に示すように、左右へそれぞれ反射
されてプリズムPL,PRへ進行し、そこから一対の接眼
部EOS,EODへと進行して、バレルBに沿った立体視野
を得ることが可能となる。
【0010】プリズムPL,PRは、中央に向かって視界
を反射し、中央のプリズムミラーMが長い管状スコープ
のバレルBに沿った立体形式で視界を投影することにな
る。プリズムPL,PRには、図7ないし図9に示すよう
なネジ式の眼球間距離の調節機構4が設けられており、
また、中央のミラーMは、調節機構2によって前後方向
へのネジ調整が可能となっている。図8および図9に示
す各可調整部品PL,PR,Mの上部には、同図に示すよう
に隆起したスラット即ちランド5,6,7が設けられている
(ランド5,6は、横断方向または横方向または水平方向
に形成され、ランド7は、縦方向のバレルBの軸に沿っ
て垂直方向または前後方向に形成される)。それらラン
ド5,6,7は、個々の調節を行う際にハウジングの上部カ
バーCのアパーチャ5',6',7'内をそれぞれ滑動する。
【0011】事実上、バレルBに沿った管状経路OS,
ODは、2つ並んだスコープを構成するものとなる。様
々な視野角度を提供して、身体内の所与領域における移
動性の欠如を補償することが可能となる。このため、末
端および開口の変形例を図4、図5、図6に示す。それ
ら変形例は様々な角度を提供するものであり、長手方向
の軸からそれぞれ角度30゜,70゜,120゜だけ外れた視野
を有している。吸入管は、視野の対象となる腔に対して
吸引を行ってきれいにするよう開口したものである。更
に、図3に示すように、光伝搬用の光ファイバケーブル
Fは、従来のLeurロック継手S'と共に示す吸入管と同
様に、拡開された内部のアタッチメントアセンブリA内
にF'でネジ係合させることが可能である。
【0012】当業者であれば更なる修正例を実施するこ
とが可能であり、そのような実施例は、特許請求の範囲
に記載の本発明の思想および範囲内に含まれるものであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、体
腔内に挿入して立体的視野を外科医に提供する立体内視
鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器の接眼部の光学系およびバレル型
スコープの部品を好適な形態で示す分解斜視図であり、
バレル型スコープの末端は、その詳細を示すよう拡大し
てある。
【図2】組み立て後の機器を示す平面図である。
【図3】スコープのバレルを図式化して示す説明図であ
り、スコープの内部の伝統的なレンズ構造を示すために
ハウジングの側部は除いてある。
【図4】異なる視野角度に関する修正されたバレルの端
部を示す側面図である。
【図5】異なる視野角度に関する修正されたバレルの端
部を示す側面図である。
【図6】異なる視野角度についての修正されたバレルの
端部を示す側面図である。
【図7】接眼部プリズム光学系ハウジングを上部カバー
を外して示す平面図である。
【図8】図7に類似した平面図ではあるが、接眼部のハ
ウジングがバレルに接続されており、光の軌跡により立
体の原理を示すものである。
【図9】図8に対応する斜視図である。
【図10】接眼部のハウジングのカバーを示す斜視図で
あり、その内部表面の構造を示すものである。
【符号の説明】
5,6,7 ランド 5',6',7' アパーチャ EOD,EOS 接眼部 A アタッチメント B バレル F 光ファイバチャネル H ビューハウジング M プリズムミラー OS,OD 管状スコープ経路 OS',OD' 開口 PL,PR プリズム S 吸入管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内の立体的視野を提供する内視鏡であ
    って、この内視鏡が、 互いに並置されて共に長手方向に延びる一対の中空の管
    状スコープであって、この各管状スコープが、光学レン
    ズ手段のみを含んだ未充填の中空の管状空間を規定す
    る、前記管状スコープと、同一の空間的広がりを有し外
    部から照明が行われる光ファイバケーブルと、同一の空
    間的広がりを有する吸入管とを収容した長手方向に延び
    る中空のバレルであって、前記光ファイバケーブルおよ
    び前記吸入管の各々が、前記管状スコープの外部ではあ
    るがその管状スコープに隣接して前記バレル内に配設さ
    れており、そのバレルの末端に前記光ファイバケーブル
    が光を伝搬して体腔の照明を行い、前記バレルの末端が
    体腔内への挿入に適するよう形成されており、前記光フ
    ァイバケーブルにより伝搬された光が体腔内の照明を行
    い、その反射光が前記管状スコープの各々の中空の空間
    に沿って戻り、前記吸入管が体腔内の吸引を行うもので
    ある、前記バレルと、 左右の視野用の一対の接眼部を備えたビューハウジング
    に前記バレルの基端部を接続する接続手段と、 前記一対の管状スコープに沿って戻る反射光を右側およ
    び左側へと横方向に方向付ける中央のプリズムミラー手
    段と、前記左右の接眼部のそれぞれに関連し、反射光を
    それら接眼部へと方向付けて、照明が行われた腔の立体
    的な視野を提供する個々のプリズム手段とからなる、前
    記ハウジング内の光学系とを組み合わせて備えることを
    特徴とする、体腔内の立体的視野を提供する内視鏡。
  2. 【請求項2】前記接続手段が、前記接眼部の反対側のビ
    ューハウジングの前面に対して着脱自在に前記バレルを
    取り付けることを可能にするものであり、前記前面が、
    前記中央のミラー手段へ光を通過させるように前記管状
    スコープと位置合わせ可能な一対の開口を有している、
    請求項1記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】前記ミラー手段および前記プリズム手段の
    各々を調節する調節手段であって、前記ミラー手段を前
    記バレルの軸に沿って前後方向に移動させ、前記プリズ
    ム手段を前記ハウジングおよび前記接眼部の横方向に移
    動させる、前記調節手段が設けられている、請求項1記
    載の内視鏡。
JP6304696A 1994-12-08 1994-12-08 体腔内への挿入用の立体内視鏡 Pending JPH08154889A (ja)

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