JPH08154462A - 農用バリカン型刈取装置の潤滑油供給部 - Google Patents

農用バリカン型刈取装置の潤滑油供給部

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JPH08154462A
JPH08154462A JP6307299A JP30729994A JPH08154462A JP H08154462 A JPH08154462 A JP H08154462A JP 6307299 A JP6307299 A JP 6307299A JP 30729994 A JP30729994 A JP 30729994A JP H08154462 A JPH08154462 A JP H08154462A
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JP
Japan
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lubrication
lubricating oil
nozzle
oil
lubricating
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Application number
JP6307299A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Soya
保 征矢
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 農用バリカン型刈取装置において、一個の注
油ノズルによる給油範囲を広くしても注油ノズルから噴
出した潤滑油を給油範囲全体に均等に供給できるように
する。 【構成】 潤滑油を横長の刃部Ｘに対して上方から長手
方向に噴出して供給する注油ノズル７、及び、注油ノズ
ル７に潤滑油を加圧供給する給油装置９を設け、人為注
油操作部１１からの一回の給油指示に基づいて、注油ノ
ズル７からの潤滑油噴出圧を給油位置自動変更手段１２
によって複数回づつ増減させて、給油範囲全体にわたっ
て噴出潤滑油の落下位置を複数回往復変化させるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油を横長の刃部に
対して上方から長手方向に噴出して供給する注油ノズ
ル、及び、注油ノズルに潤滑油を加圧供給する給油装置
を設けた農用バリカン型刈取装置の潤滑油供給部に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、人為注油操作部からの一回の給油
指示に基づいて注油ノズルからほぼ一定の噴出圧で一回
だけ潤滑油を噴出するように給油装置を作動させ、細長
い刃部の特定位置に潤滑油を落下供給し、可動刃の左右
往復動に伴って細長い刃部全体に潤滑油を行き渡らせる
ように構成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一個の注油ノ
ズルによる給油範囲が広くなると、特定位置に落下供給
した潤滑油を可動刃の左右往復動のみで給油範囲全体に
万遍なく行き渡らせることは困難であり、横長の刃部に
対する潤滑油均等供給性能の面で改良の余地があった。
本発明の目的は、一個の注油ノズルによる給油範囲を広
くしても注油ノズルから噴出した潤滑油を給油範囲全体
に均等に供給できるようにする点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明の特
徴構成は、潤滑油を横長の刃部に対して上方から長手方
向に噴出して供給する注油ノズル、及び、注油ノズルに
潤滑油を加圧供給する給油装置を設けた農用バリカン型
刈取装置において、注油ノズルの給油範囲全体にわたっ
て噴出潤滑油の落下位置が変化する状態に注油ノズルか
らの潤滑油噴出圧を増減する給油圧調節手段、並びに、
人為注油操作部からの一回の給油指示に基づいて注油ノ
ズルからの潤滑油噴出圧が複数回づつ増減するように給
油圧調節手段を自動的に操作する給油位置自動変更手段
を給油装置に設けたことにある。
【０００５】請求項２に係る発明の特徴構成は、潤滑油
を横長の刃部に対して上方から長手方向に噴出して供給
する注油ノズル、及び、前記注油ノズルに潤滑油を加圧
供給する給油装置を設けた農用バリカン型刈取装置にお
いて、前記注油ノズルの給油範囲全体にわたって噴出潤
滑油の落下位置が変化する状態に前記注油ノズルの向き
を上下に変化させるノズル向き調節手段、並びに、人為
注油操作部からの一回の給油指示に基づいて前記注油ノ
ズルの向きがが複数回づつ変化するように前記ノズル向
き調節手段を自動的に操作する給油位置自動変更手段を
前記給油装置に設けたことにある。
【０００６】
【作用】請求項１に係る発明の構成によると、人為注油
操作部で一回の給油を指示すると、給油位置自動変更手
段により給油圧調節手段が自動的に操作されて注油ノズ
ルからの潤滑油噴出圧が複数回づつ増減され、その複数
回づつの潤滑油噴出圧増減によって注油ノズルの給油範
囲全体にわたって噴出潤滑油の落下位置が複数回往復動
する状態で変化するのである。したがって、一個の注油
ノズルによる給油範囲を広くして潤滑油供給部のコスト
を低減しても、注油ノズルから噴出した潤滑油を給油範
囲全体に確実に均等供給でき、農用バリカン型刈取装置
の耐久性を信頼性の高い状態で向上できる。
【０００７】また、請求項２に係る発明の構成による
と、人為注油操作部で一回の給油を指示すると、給油位
置自動変更手段によりノズル向き調節手段が自動的に操
作されて注油ノズルの向きが複数回づつ変更され、その
複数回づつ注油方向変化によって注油ノズルの給油範囲
全体にわたって噴出潤滑油の落下位置が複数回往復動す
る状態で変化するのである。
【０００８】
【発明の効果】その結果、注油ノズル設置個数減少でコ
スト低減を図りながら、注油ノズルから噴出した潤滑油
を給油範囲全体に確実に均等供給できる農用バリカン型
刈取装置を提供できるようになった。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例のいくつかを図面に基
づいて説明する。
【００１０】〔実施例１〕図１に示すように、刈取収穫
機などに使用する農用バリカン型刈取装置を構成する
に、多数の刃単体を有する左右に細長い固定刃１を左右
に並設した状態で刈取フレーム２に固定し、多数の刃単
体を有する左右二組の横長の可動刃３を固定刃１夫々の
上面側に各別に左右往復摺動自在に設け、可動刃３を固
定刃１に押し付ける押さえ部材４を設けて、左右一対の
細長い刃部Ｘ，Ｙを形成してある。また、左右の各可動
刃３をクランクアーム５で各別に駆動して、左右の可動
刃３が互いに反対方向に摺動されるように構成してあ
る。
【００１１】図１及び図２に示すように、潤滑油を刃部
Ｘ，Ｙに対して上方から長手方向に噴出して供給する注
油ノズル７を刃部Ｘ，Ｙ夫々の横外側方に設け、潤滑油
容器８から注油ノズル７に潤滑油を電動モータＭ1 で駆
動するポンプＰにより加圧供給するように構成した給油
装置９を設けてある。
【００１２】注油ノズル７の給油範囲全体にわたって噴
出潤滑油の落下位置が変化する状態に、電動モータＭの
回転速度を変化させて注油ノズル７からの潤滑油噴出圧
を増減する給油圧調節手段１０、並びに、注油スイッチ
等からなる人為注油操作部１１からの一回の給油指示に
基づいて注油ノズル７からの潤滑油噴出圧が複数回、例
えば２〜３回づつ増減するように給油圧調節手段１０を
自動的に操作する給油位置自動変更手段１２を給油装置
９に設けてある。つまり、人為注油操作部１１で一回の
給油を指示すると、ポンプＰが駆動されて注油が開始さ
れるとともに、給油位置自動変更手段１２により給油圧
調節手段１０が自動的に操作されて注油ノズル７からの
潤滑油噴出圧が複数回づつ増減され、その複数回づつの
潤滑油噴出圧増減によって注油ノズル７の給油範囲全体
にわたって噴出潤滑油の落下位置が複数回往復動する状
態で変化するように構成し、一個の注油ノズル７による
給油範囲を広くしても、注油ノズル７から噴出した潤滑
油を給油範囲全体に確実に均等供給でき、かつ、所定の
注油が完了するとポンプＰが自動的に停止されるように
してある。
【００１３】なお、刃部Ｘ，Ｙを支持する刈刃取付け部
材１３を前後一対の揺動リンク１４で上下位置変更自在
に刈取フレーム２に取付け、サーボモータ１５により回
転されるウオームギヤ１６と揺動リンク１４に固定した
扇形ギア１７によって刃部Ｘ，Ｙの上下位置を調節固定
できるように構成してある。そして、超音波センサー１
８によって刃部Ｘ，Ｙの対地高さを検出し、超音波セン
サー１８からの情報に基づいて制御手段１９でサーボモ
ータ１５を自動操作して、刃部Ｘ，Ｙの対地高さを自動
的に設定範囲に維持するように構成してある。
【００１４】〔実施例２〕図４に示すように、モータＭ
2 により一定速度で駆動される回転部材２１とクランク
アーム２２により注油ノズル２３を支軸２４周りで上下
揺動可能に支持して、ノズル向き調節手段２５を構成す
るとともに、注油スイッチ等からなる人為注油操作部１
１からの一回の給油指示に基づいて注油ノズル７の向き
が複数回、例えば２〜３回づつ変化するようにモータＭ
2 を駆動制御する給油位置自動変更手段１２を給油装置
９に設けてある。つまり、人為注油操作部１１で一回の
給油を指示すると、ポンプＰが駆動されて注油が開始さ
れるとともに、給油位置自動変更手段１２によりノズル
向き調節手段２５が自動的に操作されて注油ノズル７の
向きが複数回づつ変化され、その複数回づつのノズル向
き変化によって注油ノズル７の給油範囲全体にわたって
噴出潤滑油の落下位置が複数回往復動する状態で変化
し、所定の注油が完了するとモータＭ1 ，Ｍ2 が自動的
に停止されるように構成してあるのである。
【００１５】〔別実施例〕 少なくとも一個の刃部Ｘがあればよく、一個の刃部
Ｘに対して左右一対の注油ノズル７を設けてもよい。 刃部Ｘを上下位置変更自在に取付けるに、図５に示
すように油圧シリンダ２０でリンク１４を揺動するよう
に構成してもよく、また、刃部Ｘの上下位置変更構成を
省略してもよい。 農用バリカン型刈取装置の適用機種は不問である。
【００１６】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】刈取装置の平面図
【図２】刈取装置の潤滑供給構造を示す概略構成図
【図３】刃部取付け構造の側面図
【図４】潤滑供給構造の他の実施例を示す概略構成図
【図５】刃部取付け構造の別実施例を示す側面図
【符号の説明】
７ 注油ノズル ９ 給油装置 １０ 給油圧調節手段 １１ 人為注油操作部 １２ 給油位置自動変更手段 ２５ ノズル向き調節手段 Ｘ 刃部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 潤滑油を横長の刃部（Ｘ）に対して上方
    から長手方向に噴出して供給する注油ノズル（７）、及
    び、前記注油ノズル（７）に潤滑油を加圧供給する給油
    装置（９）を設けた農用バリカン型刈取装置において、 前記注油ノズル（７）の給油範囲全体にわたって噴出潤
    滑油の落下位置が変化する状態に前記注油ノズル（７）
    からの潤滑油噴出圧を増減する給油圧調節手段（１
    ０）、並びに、人為注油操作部（１１）からの一回の給
    油指示に基づいて前記注油ノズル（７）からの潤滑油噴
    出圧が複数回づつ増減するように前記給油圧調節手段
    （１０）を自動的に操作する給油位置自動変更手段（１
    ２）を前記給油装置（９）に設けてある農用バリカン型
    刈取装置の潤滑油供給部。
  2. 【請求項２】 潤滑油を横長の刃部（Ｘ）に対して上方
    から長手方向に噴出して供給する注油ノズル（７）、及
    び、前記注油ノズル（７）に潤滑油を加圧供給する給油
    装置（９）を設けた農用バリカン型刈取装置において、 前記注油ノズル（７）の給油範囲全体にわたって噴出潤
    滑油の落下位置が変化する状態に前記注油ノズル（７）
    の向きを上下に変化させるノズル向き調節手段（２
    ５）、並びに、人為注油操作部（１１）からの一回の給
    油指示に基づいて前記注油ノズル（７）の向きがが複数
    回づつ変化するように前記ノズル向き調節手段（２５）
    を自動的に操作する給油位置自動変更手段（１２）を前
    記給油装置（９）を構成してある農用バリカン型刈取装
    置の潤滑油供給部。
JP6307299A 1994-12-12 1994-12-12 農用バリカン型刈取装置の潤滑油供給部 Pending JPH08154462A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101987478A (zh) * 2009-08-05 2011-03-23 宿迁市固丰管桩有限公司 钢筒混凝土制品成型用离心机组自动供油润滑装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101987478A (zh) * 2009-08-05 2011-03-23 宿迁市固丰管桩有限公司 钢筒混凝土制品成型用离心机组自动供油润滑装置

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