JPH08153342A - 光ディスク及びそのチェック装置 - Google Patents

光ディスク及びそのチェック装置

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JPH08153342A
JPH08153342A JP6317556A JP31755694A JPH08153342A JP H08153342 A JPH08153342 A JP H08153342A JP 6317556 A JP6317556 A JP 6317556A JP 31755694 A JP31755694 A JP 31755694A JP H08153342 A JPH08153342 A JP H08153342A
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和久 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクのデータ領域を構成するバッファ領
域が未定義であることに着眼し、このバッファ領域にコ
ピー防止コードを記録することにより、このコピー防止
コードを用いて正規のディスクの判定に利用するに好適
な光ディスク及びそのチェック装置を提供することを目
的とする。 【構成】 未定義領域であるバッファ領域及びリードイ
ン領域を備えたデータ領域を有し、バッファ領域にコピ
ー防止コードを記録した光ディスクを判別する装置Aで
あって、被検査光ディスク1を再生してコピー防止コー
ドを読み取るピックアップ7と、読み取ったコピー防止
コードが基準コピー防止コードに適合するかを判別する
制御回路2とを備え光ディスクのチェック装置A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばTVゲームなど
の情報が記録されたCD−ROMなどで不正コピーを防
止するようにした光ディスク及びそのチェック装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽,画像,文字,データなどをデジタ
ル情報信号として表現した場合は、それらをアナログ信
号として表現した場合と比較して、その情報をコピー
(複製)したとき、伝送特性上情報の劣化がない。この
ため、現在著作権上大きな問題となっており、デジタル
情報信号をそのままの形でコピーすることを禁止した
り、制限することが求められている。
【0003】例えば、CD−ROMなどは「ISO96
60」などの公開された規格に基づいて製作されてい
る。この規格に準拠してコピー防止を行う場合、コピー
防止用コードを予めディスクに記録しておくことにな
る。そして、この符号があれば正規のディスクであり、
符号がなければ不正なコピーディスクと判断して、その
再生を停止するなどの処置を講ずる。現在製品化されて
いるCD−ROMや今後製品化されるものは、この規格
に則ったものが主流になってくると考えられる。
【0004】しかし、このようなコピー防止の手法で
は、ディスクの記録データを丸ごとコピーするようなコ
ピー機を用いれば、簡単に正規のディスクとして受け付
けられるコピーディスクの製作が可能である。このた
め、コピー防止の弱いディスクが出回ることになり、不
正なコピーの横行を招いてしまう。
【0005】そこで、前記ディスクの規格と異なる独自
の規格をつくり、通常の「ISO9660」などのCD
−ROMを読み取るソフトでは読めないようにするコピ
ープロテクトをかける手法が考えられる。しかし、この
ような手法を用いたとしても、物理的なフレームやブロ
ック単位でデータをディスクから読み取って、CD−W
O(ライトワンスディスク)などにコピーするコピー機
を用いれば、どんなディスクもコピーされてしまう。
【0006】ところで、現在までのコピー防止措置とし
ては、VTR、DATなどにコピーコードをハード的あ
るいはSCMS(シリアル・コピー・マネジメントシス
テム)のようにソフト的(論理的)に書き込んでおくと
いったものがある。コピーコードをハード的に書き込ん
でおくコピー防止措置としては通常より小さいピット
(擬ピット)をコピーコードとして用いるものがある
(例えば特開昭61ー178732号)。また、コピー
コードをソフト的に書き込んでおくコピー防止措置とし
ては特定のフォーマットに準拠してコピー防止用コード
を書くものがある(例えば特開昭63ー292458
号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コピーコード
をソフト的に書き込んでおくコピー防止装置の場合、コ
ピーコードをソフト的に書き込まれたCD−ROMは通
常のCD−ROMを読み取るソフトでは読めなくてもこ
れより下位レベルのフレームやブロック単位などでデー
タを読み取り、CD−WOなどにコピーするコピー機を
用いればコピー防止の効果はなくなりどんなディスクも
コピーされてしまう問題があった。特に、CD−ROM
のメインデータ内にコピーコードを書き込むと汎用OS
上から比較的容易にディスクごとコピーすることが可能
で著作権上問題である。少なくとも、汎用OS上やホス
トコンピュータ上の専用コピーソフトウェア程度ではコ
ピーできないようなコピー防止措置を取らなければなら
ない。
【0008】本発明の光ディスクは、データ領域を構成
する未定義領域であるバッファ領域にコピー防止コード
を記録したディスクであり、また、本発明の光ディスク
のチェック装置は、被検査光ディスクを再生して、バッ
ファ領域にコピー防止コードに記録されているかを判別
するものであり、これによって、本発明はここにコピー
防止コードがあれば正規のディスクと判別し、一方、そ
れがなければ不正なコピーディスクとして判別すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するため、次の(1),(2)の構成になる光ディ
スク及びそのチェック装置を提供するものである。
【0010】(1) IEC908規格(いわゆるレッ
ドブック規格)に準拠して記録され、少なくとも、未定
義領域であるバッファ領域及びリードイン領域を備えた
データ領域を有し、バッファ領域にコピー防止コードを
記録したことを特徴とする光ディスク。
【0011】(2) 上記(1)記載の光ディスクを判
別する光ディスクのチェック装置Aであって、被検査光
ディスク1を再生してコピー防止コードを読み取る読取
手段(ピックアップ)7と、読み取ったコピー防止コー
ドの有無を判別する判別手段(制御回路)2とを備え、
読み出したコピー防止コードに基づいて(図5に示す判
別フローに基づいて)正規の光ディスクと判別すること
を特徴とする光ディスクのチェック装置。
【0012】
【作用】上述した態様の被検査ディスク1をチェック装
置Aにセットして再生し、コピー防止コードが得られる
かを判別する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の光ディスク及びそのチェック
装置について、図1〜図5に沿って説明する。図1は本
発明の光ディスクを再生して得たディジタル信号列を構
成するサブコードデータの内容を説明するための図、図
2はリードイン領域におけるQチャネルデータの構成を
説明するための図、図3はリードイン領域の走査開始時
間を説明するための図、図4は本発明の光ディスクのチ
ェック装置のブロック構成図、図5は本発明の光ディス
クのチェック装置の検出動作フローチャートである。
【0014】本発明の光ディスクは、後述するように、
外径が 120mmまたは80mmのCD−DA(ディジタルオー
ディオ用CD),CD−ROM(数字や文字等を主な対
象とした読取り専用のデータ用CD)等の光ディスクの
サブコード記録部分の特定のチャネルに、IEC908
規格(いわゆるレッドブック規格、以下レッドブック規
格と記す)を満足しつつ、これに加えて下記するコピー
防止コードを書き込んだディスクを提供するものであ
る。因みに,JIS X6281規格はイエローブック
規格と称せられ、同規格はレッドブック規格の一部を準
用している。
【0015】即ち、本発明の光ディスクは、後述するよ
うに、IEC908規格に準拠して記録され、少なくと
も、未定義領域であるバッファ領域及びリードイン領域
を備えたデータ領域を有し、バッファ領域にコピー防止
コードを記録したことを特徴とする光ディスクである。
【0016】因みに、レッドブック(Red Book)規格は、
Sony-Philips両社により開発されたCD(コンパクトデ
ィスク)の規格である(1981年発表)。そしてここに
は、ディスクの寸法(外径120mm ,孔径15mm)、記録フ
ォーマット、データエリア、誤り訂正符号CIRC、曲
目指定・頭出しのアクセス用にサブコードエリア等に関
する仕様が規定されている。
【0017】また、本発明の光ディスクのチェック装置
は、バッファ領域にコピー防止コードを記録した前記の
光ディスクを正規のディスクとして取り扱うに際して、
チェックすべきディスクを再生してコピー防止コードが
あるかを判別することにより、コピー防止コードに基づ
いて正規のディスクとして確実に判別可能なように構成
されたものである。
【0018】本発明の光ディスクはセンターホールの外
周に形成される非データ領域、非データ領域の外周から
ディスクの最外周に亘り形成されるデータ領域から大略
構成される(いずれも図示せず)。データ領域はその最
内周側にあるTOCをはじめ多量な各種データが多数の
ピット列として、センターホールを中心として螺旋状ま
たは同心円状に記録されている領域である。非データ領
域はデータが全く記録されていない領域である。後述す
るように、データ領域はその内周から順にバッファ領
域、リードイン領域、データ領域(プログラム領域)か
ら構成される。
【0019】こうしたディスクを再生して得られる一連
の再生ディジタル信号列は、図1に示すように、フレー
ム同期信号a、サブコードb、メインデータcから構成
されるフレームdを単位として順次連続してなるもので
ある。メインデータcはディジタルオーディオ用音声P
CMデータ、数字や文字等を主な対象とした読取り主体
のテキストレベルのデータが格納されている。
【0020】サブコードbは、図1に示すように、フレ
ーム同期信号a直後の1シンボル8ビットb1〜b8の
エリアにP,Q,R〜Wの8チャネルが割り当てられ、
各チャネルの内容は98フレームで完結する(1シンボ
ル=98フレーム=1セクション)。サブコードbの各
チャネルの先頭2フレーム(バイト番号0,1)は各チ
ャネル共通のサブコード同期信号1,2を構成してお
り、EFM変調後、下記のパターンとなる。
【0021】 サブコード同期信号1(S0パターン):“00100
000000001” サブコード同期信号2(S1パターン):“00000
000010010”
【0022】Pチャネルに格納されるPチャネルコード
は、例えば曲の最初のプログラム領域(メインデータ)
の頭出し信号であり、プログラム領域の先頭2〜3秒間
は“1”、それ以外は“0”である(Pコード)。
【0023】Qチャネルに格納されるQチャネルコード
は、図2に示すように、制御(バイト番号2〜5)、Q
モード(4ビット,バイト番号6〜9)、Qデータ(7
2ビット,バイト番号10〜81)、CRC(CRC
C,16ビット,バイト番号82〜97)の合計96ビ
ットから構成される。
【0024】制御(バイト番号2〜5)に格納される制
御信号は、例えばオーディオ信号伝送チャネル数やプリ
エンファシスの有無を規定する信号である。Qモード
(バイト番号6〜9)に格納されるアドレス信号は、後
述するように、3モード(モード1〜3)の態様が規定
されている。
【0025】Qデータ(バイト番号10〜81)には、
次の各信号 (1)〜(5) が格納されることが規定されてお
り、4ビット2ディジットのBCDコードで構成されて
いる。 (1) トラック数…再生ディスク中のトラック数(8ビッ
ト,バイト番号10〜17) (2) インデックス…再生中のトラックの番号(トラック
ナンバ)(8ビット,バイト番号18〜25) (3) 相対時間…各トラックの先頭からの再生時間(分、
秒、フレーム(1/75秒)表示)、分(8ビット,バイト
番号26〜33)、秒(8ビット,バイト番号34〜4
1)、フレーム(8ビット,バイト番号42〜49) (4) “0”…8ビット,バイト番号50〜57 (5) 累計時間(絶対時間)…最初のトラックの先頭から
の累計再生時間(分、秒、フレーム表示)、分(8ビッ
ト,バイト番号58〜65)、秒(8ビット,バイト番
号66〜73)、フレーム(8ビット,バイト番号74
〜81)
【0026】ここでは詳述しないが、光ディスクプレー
ヤはこのQチャネルコードの再生により、ディスプレイ
にトラック番号(曲番)や時間表示が行えると同時に、
任意トラックへのアクセスが可能である。
【0027】即ち、再生Qチャネルコードでピックアッ
プの位置確認と目標トラック(目標曲)までの移動トラ
ック数計算(累計再生時間差と線速度より演算)を行
い、ピックアップ送りサーボを強制送りにしてアクセス
動作を行い、再生Qチャネルコードでピックアップ位置
を正確に把握し、次のアクセス動作を行うものである。
これらの制御は全てマイクロコンピュータ(後述する制
御回路2)によって行われ、ピックアップが目標トラッ
クに位置したときアクセス動作は終了する(いずれも図
示せず)。
【0028】さて、前記したQモード(バイト番号6〜
9)に格納される4ビットのアドレス信号は、次のよう
に、3モードの態様が規定されている。即ち、 モード1(“0001”):トラックナンバ、タイムコ
ードなど モード2(“0010”):ディスクのカタログナンバ モード3(“0011”):国、版権保持者コードなど (モード3は本来、ディジタルオーディオの態様を規定
するモードであるが、ここでは、CD−ROMを用いる
際に、このモードに上記した内容のコードを格納する場
合について示してある。) また、その出現頻度は次のように規定されている。 モード1の出現頻度:連続10セクションに9個以上 モード2の出現頻度:連続100セクションに1個以上 モード3の出現頻度:連続100セクションに1個以上 である。
【0029】ところで、前述したように、光ディスクの
データ領域の最内周側にはリードイン領域があって、そ
の領域のサブコードQチャネルのQデータには光ディス
ク全体の各種データの配置情報であるTOCデータが格
納されている。即ち、リードイン領域のQデータ(TO
C)テーブルは、図2に示す配列である。先頭から順
次、トラックナンバ(TNO)、ポインタ、相対時間
(分(MIN)、秒(SEC)、フレーム(FRA
C))、“0”、累計時間(分(P−MIN)、秒(P
−SEC)、フレーム(P−FRAC))配列される。
【0030】光ディスクのリードイン領域の配置は、図
3に示すように、データ領域である直径44mm以上であ
って、かつリードイン領域の開始位置は、d<45.0
mm〜46.0mm、リードイン領域の終了位置は、d>5
0.0mm+0mm,50.0mm−0.4mmと規定されてい
る(d:直径)。因みに、直径44mm以下は非データ領
域であり、光ディスクのロット番号などが刻印、バーコ
ード、モザイクなどで記入されている。センターホール
は非データ領域内に存在する。
【0031】ところで、データ領域のはじめからリード
イン領域のはじめまでの間、即ち、d<44.0mm+1
mm〜46.0mmは、バッファ領域と定義されており、こ
こはデータ領域でありながら、リードイン領域でもな
く、またデータの内容も定義されていない。
【0032】(実施例 1)請求項1記載の発明に対応 そこで、本発明者は、データ領域のはじめからリードイ
ン領域のはじめまでの間のこの未定義領域であるバッフ
ァ領域を積極的に利用して、ここにコピー防止コードを
記録し、これが記録してあるディスクを正規の光ディス
クとして取り扱うこことした。
【0033】このコピー防止コードを具体的に決定する
方法について、次に述べる。基本的には、バッファ領域
にどのようなコード(データ)でも格納可能である。そ
の理由は、光ディスクプレーヤのマイクロプロセッサ
(後述する制御回路2)でサブコードbを読み取ること
は充分可能であり、これらの読み取りと同様に、コピー
防止コードの態様を予め決定しておき、光ディスクプレ
ーヤでそのコードを読み、その基準となるコードと読み
込んだコードとが一致したかを判別することで実現可能
であるからである。
【0034】しかし、コピー防止コードが記録されてい
る光ディスクのバッファ領域を光ディスクプレーヤが通
常のリードイン領域(図3に示す「真のリードイン」)
として誤って読み出したとき、このTOCデータを正規
のTOCデータとして再生処理を行うと誤再生するので
不都合である。このために、バッファ領域に格納するコ
ピー防止コードとしては、TOCデータとして不整合的
なものを極力短いデータとして記録する(即ち、誤って
読み出したTOCデータを正規なものとしてデータを再
生しないようにする必要がある)。こうすれば、バッフ
ァ領域のトレースに続いて通常のリードイン領域の再生
が始まり、ここにある正規のTOCデータの読み込みが
可能になるので、これ以降の問題はなくなる。
【0035】また、バッファ領域に記録するコピー防止
コードとしては、通常のリードイン領域とほとんど同じ
サブコードフォーマットにしておき、通常のリードイン
領域にあるサブコードでは規格でその値が決まっていて
ディスク固有情報にならず、プレーヤに読み捨てられる
データをコピー防止コードとして書き込む方法もある。
例えば、 (1) リードイン領域のQデータ(TOC)テーブルのポ
インタが、“A0”のとき、その累計時間(分)P−M
INに“00”を書いておく。(即ち、先頭でないポイ
ンタであるのに、累計時間(分)が“00”であるた
め、この累計時間(分)に基づいた再生操作が行えな
い) (2) ゼロ領域に“0”でない値を書いておく。(即ち、
“0”データを格納すべき領域に“0”がないため、こ
のゼロ領域のデータに基づいた再生操作が行えない)等
である。
【0036】さらに、リードイン領域のQデータ(TO
C)テーブルのサブコードと全く同じデータをバッファ
領域にコピー防止コードとして記録することもできる。
即ち、図3に示すように、バッファ領域内においてコピ
ー防止コードとして記録されたサブコード(いわゆる、
偽のTOC)も、MIN,SEC,FRACが再生時間
が進むと共に増加していくが、ここではあくまで偽のT
OCなので、バッファ領域のトレースに続いて通常のリ
ードイン領域の再生が始まると、通常のリードイン領域
においては、MIN,SEC,FRACの値は再び初期
値(規格では任意)に戻ってその値が順次増加すること
になる。光ディスクプレーヤではこの時間情報の断続現
象を読み取ってコピー防止コードとすれば良い。
【0037】(実施例 2)請求項2記載の発明に対応 本発明の光ディスクのチェック装置は、大略、上記した
データ領域を構成するバッファ領域に記録されたコピー
防止コードを規定し、このコピー防止コードを読み出せ
る光ディスクを正規のディスクとして判別するものであ
る。
【0038】即ち、この光ディスクのチェック装置は、
次の構成を備えたものである。被検査光ディスク1を再
生してコピー防止コードを読み取るピックアップ7と、
読み取ったコピー防止コードの有無を判別する制御回路
2とを備え、読み出したコピー防止コードに基づいて正
規の光ディスクと判別することを特徴とする光ディスク
のチェック装置Aである。この光ディスクのチェック装
置Aは、極めて一般的な光ディスクプレーヤの構成を有
するもので良い。ただし、通常のリードイン領域の最内
周よりもさらに内周へ(バッファ領域へ)ピックアップ
が移動できる必要がある。
【0039】詳しくは、光ディスクのチェック装置A
は、図4に示すように、制御回路2、サーボ処理回路
3、ドライバ4,5、スピンドルモータ6、ピックアッ
プ7、RFアンプ8、RF信号処理回路9、デコーダ9
Aから構成される。1は被検査ディスク。
【0040】さて、図5に示す検出動作フローチャート
は、ディスクが前記の時間データが減少する書き込み方
法だったとき、正規か不正なコピーディスクと判断する
ものである。
【0041】即ち、光ディスクのチェック装置Aを構成
する制御回路2は図示せぬターンテーブル上に被検査デ
ィスク1をセットしたことを確認し、ユーザがチェック
操作(プレイ操作)を選択すると、これに応じて制御回
路2はディスク回転開始制御信号をサーボ処理回路3へ
送出する(100)。サーボ処理回路3はディスク回転
開始制御信号を受けると、これに応じて回転停止状態の
スピンドルモータ6を回転駆動するためのモータ駆動信
号をドライバ4に送出する。ドライバ4はこのモータ駆
動信号を増幅したモータ駆動信号をスピンドルモータ6
に供給する。これと相前後してサーボ処理回路3は制御
回路2の制御によりピックアップ7をバッファ領域にま
ず移送する移送信号をドライバ5に送出する。
【0042】こうして、スピンドルモータ6はターンテ
ーブル上にセットした被検査ディスク1をCLV回転す
ると共に、ピックアップ7はバッファ領域に移送されそ
のトレース再生が可能になる(110)。制御回路2は
RFアンプ8、RF信号処理回路9を介してピックアッ
プ7から供給される(バッファ領域あるいは通常のリー
ドイン領域の)TOCデータを内蔵メモリに一旦メモリ
する(バッファ領域には通常のリードイン領域のTOC
データと同一のTOCデータが格納されているとす
る)。
【0043】この結果、制御回路2はRFアンプ8、R
F信号処理回路9を介してピックアップ7から順次供給
されるTOCデータのサブコードbの内容を解読する。
制御回路2はデコーダ9Aから供給されたサブコードb
のQチャネルの制御データ(Qコード)の内容を解読
し、4ビット構成のQコードが、例えば“00XX”
(Xは“0”,“1”いずれの状態でも良い)の場合
は、被検査ディスク1をCD−DAと判別する。そし
て、これを再生可能とする(120,130)。
【0044】一方、制御回路2はデコーダ9Aから供給
されたサブコードbのQチャネルの制御データ(Qコー
ド)の内容を解読し、4ビット構成のQコードが、例え
ば“01XX”の場合には、制御回路2は被検査ディス
ク1をCD−ROMと判別すると、このCD−ROMの
サブコードbを継続再生する。
【0045】これに引き続き、制御回路2はピックアッ
プ7から順次供給されるTOCデータのサブコードbの
内容を解読し、デコーダ9Aから供給されたQチャネル
のQデータの時間データ(例えば、累計時間(絶対時
間))に基づいて内蔵のカウンタをカウントアップする
(さらに、制御回路2はピックアップ7から順次供給さ
れるバッファ領域に続くリードイン領域のTOCデータ
のサブコードbのQチャネルのQデータの時間データ
(例えば、累計時間(絶対時間))内容を連続再生す
る)。バッファ領域→リードイン領域に移行する際に、
制御回路2に内蔵のカウンタのカウント値は一旦減少す
る(例えばオール“0”となる)と、正規のディスクと
判断する(140〜160)。
【0046】一方、制御回路2に内蔵のカウンタのカウ
ント値は減少せず、カウントアップし続ければ、TOC
データの取り込みが全て終了したかを判別し、全て終了
していない場合は、再度、Qデータの時間データを取り
込む(170→140)。TOCデータの取り込みが終
了したと判別すると、不正なコピーディスクと判断し、
不正コピーディスクを装置外へ排出する(170〜19
0)。
【0047】上述したように、光ディスクのチェック装
置Aは図3に示したように、バッファ領域とリードイン
領域に共に同一のTOCデータが記録されている場合
に、領域の境でリードイン領域のTOCデータの時間デ
ータが初期値からカウントアップすることにより、時間
データの断絶が生じることを判別することにより、被検
査ディスク1がCD−DA、不正コピーされたCD−R
OM、正規のCD−ROMのいずれかであるかをチェッ
クすることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明の光ディスクは、未定義領域であ
るバッファ領域にコピー防止コードを記録したディスク
であり、また、本発明の光ディスクのチェック装置は、
被検査光ディスクを再生して、上記したコピー防止コー
ドの有無を判別することにより、このコピー防止コード
に基づいて正規のディスクと判別し、一方、これが見当
たらないものを不正なコピーディスクとして判別するこ
とができる。また、本発明の正規のディスクを不正にコ
ピーした不正なコピーディスクを通常のCDーROMド
ライブにセットして再生しようとすると、この正規のデ
ィスクはメインデータ上にコピー防止のための方策を施
していないために、CDライトワンスディスクなどに正
確にコピーでき、エラーも出ない。それをマスターとし
て、多数の複製ディスクを製作できるが、リードイン領
域(TOC領域)以降のデータ領域のメインデータは複
製できても、バッファ領域のコピー防止コードまでは複
製できないため、本発明のコピー検出機能付きのチェッ
ク装置(再生機)にかけるといずれもバッファ領域のコ
ピー防止コードが検出されず再生できない。従って正規
のディスクの著作権保護を確実に行うことができる。さ
らに、通常のCDーROMドライブでは本発明のコピー
防止コードが記録されているバッファ領域まではトレー
スしないため、この領域にコピー防止コードが記録され
ていされているとは気がつかない。仮に、バッファ領域
をトレースしたとしても、それがTOCと不整合なデー
タであればピックアップはスキップして通常のリードイ
ン領域までシークし、そこのTOCを読んで再生動作を
行うため、この領域にコピー防止コードが記録されてい
されているとは気がつかないから、ここにあるコピー防
止コードさらにコピーされることを未然に防止すること
ができる。さらにまた、本発明のチェック装置(再生
機)は、通常電源投入時、ディスクのデータ領域の最内
周であるバッファ領域のコピー防止コード(例えばTO
C)を読むので、正規のディスクかどうかの検出が短時
間ですむ。さらにまた、メインデータにコードが書かれ
ている訳ではないので、コピーガードの解析が困難であ
り、また、論理的コードを書いているのでハード的に書
き込む方法よりディスク製造装置の改造などの負担が少
なく、さらに、再生機のソフトウエア改造だけですむた
めハードウエア負担がない。そのためコスト、信頼性上
有利であり、いずれの実施例もIEC908規格に準拠
してあるので本発明のディスクを販売する時現状の流通
網に載せやすいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクを再生して得たディジタル
信号列を構成するサブコードデータの内容を説明するた
めの図である。
【図2】リードイン領域におけるQチャネルデータの構
成を説明するための図である。
【図3】リードイン領域の走査開始時間を説明するため
の図である。
【図4】本発明の光ディスクのチェック装置のブロック
構成図である。
【図5】本発明の光ディスクのチェック装置の検出動作
フローチャートである。
【符号の説明】
1 被検査光ディスク 2 制御回路(判別手段) 7 ピックアップ(読取手段) A 光ディスクのチェック装置 b サブコードデータ c メインデータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IEC908規格に準拠して記録され、少
    なくとも、未定義領域であるバッファ領域及びリードイ
    ン領域を備えたデータ領域を有し、 前記バッファ領域にコピー防止コードを記録したことを
    特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスクを判別する光デ
    ィスクのチェック装置であって、 被検査光ディスクを再生してコピー防止コードを読み取
    る読取手段と、 読み取ったコピー防止コードの有無を判別する判別手段
    とを備え、 読み出したコピー防止コードに基づいて正規の光ディス
    クと判別することを特徴とする光ディスクのチェック装
    置。
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