JPH081530A - 手工具 - Google Patents

手工具

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JPH081530A
JPH081530A JP16493494A JP16493494A JPH081530A JP H081530 A JPH081530 A JP H081530A JP 16493494 A JP16493494 A JP 16493494A JP 16493494 A JP16493494 A JP 16493494A JP H081530 A JPH081530 A JP H081530A
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JP
Japan
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contact probe
tip
hand tool
contact
tool according
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16493494A
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English (en)
Inventor
Toshiki Oguro
俊樹 大黒
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SEVEN HIRUZU KK
Original Assignee
SEVEN HIRUZU KK
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Publication date
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱い物に加わる圧力を一定圧以下に抑制す
ることによって、その破損を防止し、使用者の負担を軽
減することができる手工具を提供すること。 【構成】 把持部19の先端にコンタクトプローブ3が
装着され、コンタクトプローブ3がその先端に、緩衝バ
ネ12を介してコンタクトプローブ3の軸線に沿って移
動可能に設けられた加圧部11を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック、ガラス等
の脆性物質を素材とする歯科用修復物、補綴物あるいは
付け爪等の繊細な美容用具、プレパラートカバーガラス
等を取り扱うのに好適な手工具に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック、ガラス製の歯科用修復物、
補綴物あるいは付け爪等の美容用具は破損しやすいので
慎重に取り扱わねばならない。そこで、従来は、ピンセ
ット状の工具で上記歯科用修復物、補綴物、美容用具等
を摘んで治療しようとする歯、爪などの所定位置に配置
し、工具を掴んでいる手指の加減を感覚的に調節する
か、工具先端部の撓みあるいは工具先端に装着された吸
盤の弾力を利用して、工具の先端で上記歯科用修復物等
の取扱い物が破損しない程度の圧力を加えて固定してい
た。
【0003】しかし、このような方法では、取り扱う技
術者の操作技術が未熟であったり、工具の弾力が破損を
防ぐのに不十分なため、取扱い物の破損をきたすことが
多い。また、工具の先端に吸盤を取付けた場合は、吸盤
の吸着力が過剰に発揮されて、操作の妨げとなることも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取扱
い物に加わる圧力を一定圧以下に抑制することによって
その破損を防止し、使用者の負担を軽減することができ
る手工具を提供することにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】本発明の手工具は、上記
課題を達成するために、把持部の先端にコンタクトプロ
ーブを装着し、該コンタクトプローブがその先端に、緩
衝バネを介して前記コンタクトプローブの軸線に沿って
移動可能に設けられた加圧部を有する。また、把持部の
先端にソケットを形成し、該ソケットにコンタクトプロ
ーブを着脱可能に挿入すると良く、この場合、コンタク
トプローブとして、その加圧部の先端形状が平坦状の第
1のコンタクトプローブと、尖鋭状の第2のコンタクト
プローブと、凹皿状の第3のコンタクトプローブとを用
意するか、緩衝バネのバネ係数が異なる複数種類のコン
タクトプローブを用意することが望ましい。
【0006】さらに、把持部は、先端が接離するように
開閉する一対の腕部を有し、腕部の先端にコンタクトプ
ローブを、その軸線が前記接離方向と交差して互いに平
行に延びるようそれぞれ装着することもある。この場
合、腕部の開閉角度を変更可能にすると良い。また、把
持部が一本の腕部より成り、該腕部の先端に前記コンタ
クトプローブが装着されることもある。
【0007】
【作用】コンタクトプローブの加圧部によって取扱い物
に加わる圧力を緩衝バネが吸収して一定圧以下とする。
把持部の先端にソケットを形成し、該ソケットにコンタ
クトプローブを着脱可能に挿入したことによって、取扱
い物の物性に最適な形状及び弾力を有するコンタクトプ
ローブに交換可能となる。
【0008】把持部が開閉自在な一対の腕部を有する場
合に、腕部の開閉角度を変更可能とすることにより、取
扱い物の大きさ及び作業を行う空間の広さに応じた開閉
角度が得られる。
【0009】
【実施例】図3は本発明の第1の実施例を示し、手工具
1は、一端部が固着された左右一対の腕部2,2´を有
する把持部19と、腕部2,2´の他端にそれぞれ着脱
可能に装着されたコンタクトプローブ3と、腕部2,2
´間に架設された開閉角度調節装置4とを備える。
【0010】腕部2,2´は左右幅方向にバネ性を有す
る偏平な金属帯板からなり、通常のピンセットと同様に
その固着された一端部を支点として開閉するようになっ
ており、常態において、適宜角度をもって拡開するよう
に形成されている。また、腕部2,2´の他端部はそれ
ぞれ上方に山形に屈曲されて接離自在な挟持部5,5´
が形成され、腕部2,2´の対向面先端部は接近した時
に隙間なく当接するよう、図1に示すように、互いに平
行な平面状に形成されている。
【0011】さらに、挟持部5,5´の先端面からソケ
ット挿入孔6,6´が形成され、各ソケット挿入孔6,
6´に先端面が開口する筒状のソケット7,7´がそれ
ぞれ挿入されてロウ付け等により固定されている。ソケ
ット7,7´を埋設するには、まず、断面角棒状の挟持
部5,5´にソケット挿入孔6,6´を孔開け加工して
形成した後、挟持部5,5´の周囲において図1及び図
2の点線a部分を削り取り、先端部を先細状とする。
【0012】また、ソケット挿入孔6,6´を形成する
ときにその内面に溝8が軸方向に沿って形成されてお
り、挟持部5,5´の周囲を削り取るとこの溝8が挟持
部5,5´の外部に現れるので、ソケット挿入孔6,6
´にソケット7,7´を挿入した後、溝8からロウを流
し込んでソケット7,7´を固定する。ソケット7,7
´の周囲には、コンタクトプローブ3を位置決めするた
めに、内側に突出するストッパー9が形成されている。
【0013】左右のコンタクトプローブ3,3は、その
軸線が腕部2,2´の接離方向に交差するように、且つ
互いに略平行に延びるようにソケット7,7´内に着脱
自在に挿入されている。また、各コンタクトプローブ3
は、図4に示すように、先端面が開口する筒状の挿入部
10と、挿入部10内にその軸線に沿って移動可能に挿
入された加圧部11と、挿入部10の底面と加圧部11
との間に介在される緩衝バネ12とよりなる。
【0014】挿入部10の外周囲には、ソケット7,7
´のストッパー9に凹凸嵌合する凹溝よりなる係止部1
3が形成されており、挿入部10を係止部13がストッ
パー9に係合するまでソケット7,7´内に挿入する
と、先端部がソケット7,7´の外部に突出するように
なっている。
【0015】加圧部11は、挿入部10の内部に差し込
まれる軸部14と、軸部14の先端に形成された大径部
15とを有し、軸部14の末端外周に鍔片18が形成さ
れ、この鍔片18が挿入部10に形成された係止部13
に規制されて、加圧部11が挿入部10から脱出しない
ようになっている。また、軸部14は緩衝バネ12によ
って挿入部10の先端外方に押圧され、常態において
は、上記係止部13に規制される位置まで突出している
が、大径部15の先端に圧力が加わると緩衝バネ12が
圧縮されて、該大径部15が挿入部10の先端面に当接
するまで没入するようになっている。
【0016】なお、コンタクトプローブ3としては、図
5に示すように大径部15の先端面が平坦状の第1のコ
ンタクトプローブ3aと、図6に示すように尖鋭状の第
2のコンタクトプローブ3bと、図7に示すように凹皿
状の第3のコンタクトプローブ3cとが用意されてお
り、取扱い物の用途、形状等によって最適のものに交換
できるようになっている。
【0017】開閉角度調節装置4は、図3に示すよう
に、一方の腕部2の内側面に植設されたボルト16と、
該ボルト16に螺合される調節ナット17とより成り、
ボルト16の先端が他方の腕部2´を貫通し、他方の腕
部2´の外側面においてボルト16の先端部に調節ナッ
ト17が螺合されている。従って、調節ナット17を回
動してボルト16の基端から調節ナット17までの距離
を短くすると、腕部2,2´の開閉角度が小さくなり、
調節ナット17を逆に回動してボルト16の基端から調
節ナット17までの距離を長くすると、腕部2,2´の
開閉角度が大きくなる。また、ボルト16は腕部2´の
移動経路を一定に保持し、左右のコンタクトプローブ
3,3の位置ずれを防止する。
【0018】この手工具1は次のように使用される。ま
ず、歯科修復物等の取扱い物に応じて最適のコンタクト
プローブ3を挟持部5,5´の先端に装着し、開閉角度
調節装置4を調節して腕部2,2´の開閉角度を取扱い
し易い角度に設定しておく。
【0019】次に、取扱い物及びこれを装着しようとす
る歯等のそれぞれの被接着面に予め接着剤を塗布してお
く。次いで、上記取扱い物を左右のコンタクトプローブ
3,3の加圧部11で挟むか、加圧部11の先端に仮止
め用接着剤を塗布して付着させ、取扱い物の被接着面を
歯等の所定位置に接触させる。
【0020】そして、把持部19を持つ指で圧力を加え
て、コンタクトプローブ3の大径部15の先端面で取扱
い物を加圧し、接着剤が硬化するまでこれを保持して取
扱い物を所定位置に固定する。この時、取扱い物に加わ
る圧力は緩衝バネ12で吸収されて取扱い物を破損する
ほどの圧力にはならないため、接着剤が溢れて視覚によ
る確認が不可能な場合でも安全に操作することができ
る。
【0021】なお、コンタクトプローブ3として、緩衝
バネ12のバネ計数が異なる複数種類のものを用意して
おくと、取扱い物の厚みや脆さに応じて使い分けること
ができ、いっそう便利である。また、腕部は必ずしも2
本必要ではなく、図8に示すように、把持部19Aが一
本の腕部2Aを有し、該腕部2Aの先端に一個のコンタ
クトプローブ3Aを装着した手工具1Aとすることもで
きる。この場合は、取扱い物を挟んで保持することがで
きないので、コンタクトプローブ3Aの先端に接着剤に
よって取扱い物を付着させる。
【0022】
【発明の効果】本発明の手工具によれば、セラミック、
ガラス等の脆性物質を素材とするか、又は極めて薄い歯
科用修復物、補綴物や、付け爪等の繊細な美容用具、プ
レパラートカバーガラスのように破損しやすい取扱い物
を、加圧部の先端面で押圧して歯、爪等に装着する際
に、緩衝バネがその圧力を一定以上にならないように吸
収するので、使用者の操作技術が未熟であったり、視覚
による確認が不可能な場合であっても、前記取扱い物を
破損することがなく、技術者の負担を軽減することがで
きる。また、先端部の撓みや、吸盤によって圧力を吸収
するものに比べて操作性が良く、取扱い物を誤って落と
したり、取扱い物が工具先端部に不必要に付着して所定
位置に装着しにくいといった心配がない。
【0023】なお、把持部の先端にソケットを形成し、
該ソケットにコンタクトプローブを着脱可能に挿入する
と、破損したコンタクトプローブの交換が容易で経済的
である。また、その際、コンタクトプローブとして、加
圧部の先端形状が平坦状の第1のコンタクトプローブ
と、尖鋭状の第2のコンタクトプローブと、凹皿状の第
3のコンタクトプローブとを用意し、緩衝バネのバネ係
数が異なる複数種類のコンタクトプローブを用意すれ
ば、取扱い物の目的、形状、材質等に応じて最適なコン
タクトプローブに交換することが可能なため、いっそう
操作性が良くなると共に、取扱い物の破損を防ぐことが
できる。
【0024】さらに、把持部が開閉自在な一対の腕部を
有する手工具において、腕部の開閉角度を変更可能にす
ると、取扱い物の大きさや操作する空間の広さに適した
開閉角度に設定することによって、取り扱いが容易とな
り、口腔内で腕部が不用意に開いて粘膜を傷付ける虞も
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す手工具の要部平面
【図2】同上の要部側面図
【図3】同上の斜視図
【図4】コンタクトプローブの断面図
【図5】第1のコンタクトプローブの平面図
【図6】第2のコンタクトプローブの平面図
【図7】第3のコンタクトプローブの平面図
【図8】本発明の第2の実施例を示す手工具の斜視図
【符号の説明】
1,1A 手工具 2,2´,2A 腕部 3,3a,3b,3c,3A コンタクトプローブ 4 開閉角度調節装置 5,5´ 挟持部 6,6´ ソケット挿入孔 7,7´ ソケット 8 溝 9 ストッパー 10 挿入部 11 加圧部 12 緩衝バネ 13 係止部 14 軸部 15 大径部 16 ボルト 17 調節ナット 18 鍔片 19 把持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部の先端にコンタクトプローブが装
    着された手工具において、該コンタクトプローブはその
    先端に、緩衝バネを介して前記コンタクトプローブの軸
    線に沿って移動可能に設けられた加圧部を有することを
    特徴とする手工具。
  2. 【請求項2】 前記把持部の先端にソケットが形成さ
    れ、該ソケットに前記コンタクトプローブが着脱可能に
    挿入されたことを特徴とする請求項1に記載された手工
    具。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトプローブとして、その加
    圧部の先端形状が平坦状の第1のコンタクトプローブ
    と、尖鋭状の第2のコンタクトプローブと、凹皿状の第
    3のコンタクトプローブとが用意されていることを特徴
    とする請求項2に記載された手工具。
  4. 【請求項4】 前記緩衝バネのバネ係数が異なる複数種
    類のコンタクトプローブが用意されていることを特徴と
    する請求項2又は3に記載された手工具。
  5. 【請求項5】 前記把持部は、先端が接離するように開
    閉する一対の腕部を有し、該腕部の先端に前記コンタク
    トプローブが、その軸線が前記接離方向と交差して互い
    に略平行に延びるようそれぞれ装着されたことを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載された手工具。
  6. 【請求項6】 前記腕部の開閉角度が変更可能であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載された手工具。
  7. 【請求項7】 前記把持部は一本の腕部より成り、該腕
    部の先端に前記コンタクトプローブが装着されたことを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載された手工
    具。
JP16493494A 1994-06-24 1994-06-24 手工具 Withdrawn JPH081530A (ja)

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JP16493494A JPH081530A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 手工具

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JP16493494A JPH081530A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 手工具

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JPH081530A true JPH081530A (ja) 1996-01-09

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ID=15802624

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108421156A (zh) * 2018-03-27 2018-08-21 姚森 内科护理消毒棉取用夹
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WO2021079532A1 (ja) * 2019-10-25 2021-04-29 株式会社貝印刃物開発センター 毛抜き
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