JPH08152973A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JPH08152973A
JPH08152973A JP29641794A JP29641794A JPH08152973A JP H08152973 A JPH08152973 A JP H08152973A JP 29641794 A JP29641794 A JP 29641794A JP 29641794 A JP29641794 A JP 29641794A JP H08152973 A JPH08152973 A JP H08152973A
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data
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magneto
buffer
optical disk
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JP29641794A
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Toujiyuurou Uchida
藤十郎 内田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光磁気ディスク装置の持つバッファ
の割付けを、ユーザ指定により、あるいは装置による自
動設定機能に従うことにより、実際に動作している論理
ユニットにデータバッファを再割り当てし、バッファサ
イズの最適化ならびに先読み機能の充実化を図った光磁
気ティスク装置を構築することを特徴とする。 【構成】論理ユニット14毎に、データバッファの割り
付け量をユーザ指定により変更可能とするコマンドを設
け、論理ユニット毎にメディアのマウンド状況の他、一
定時間に発行される命令数(命令受信頻度)と、大きく
なる異なる領域へのアクセス(ユーザ数)を管理(ブロ
ック18)することにより、全体のデータバッファを論
理ユニット毎に割り当てる量を調整し、データバッファ
の最適化ならびにデータの先読み機能の充実を図るもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの外部記
憶として頻繁に使用される光磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶として使用され
る光磁気ディスク装置は、内部にRAMを実装してい
る。このRAMは、ホスト装置からのデータ取り込みに
対する単なる一時データバッファとして使用されてい
た。
【0003】従って、光磁気ディスク装置からのデータ
読み込み処理は、イニシエータ(光磁気ディスクに対し
コマンドを発行する側の装置;ホスト側装置)からコマ
ンドを受付け、光磁気ディスクメディアからのデータを
バッファへ取り込み、かつ、そのデータをイニシエータ
へ転送することによりなされる。また、一部、ホスト装
置側にて、前方方向に対する先読み機能を有するものも
あるが、複数ユーザでの使用においてもその制御が同じ
く一個のバッファとしてその機能を実現していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光磁気ディスク装置は、データバッファとして大きな
RAMが実装されているにも拘らず、そのRAMの使用
はある一意的な使用方法に留まり、有効活用されていな
かった。つまり、複数の論理ユニットに対し固定的にバ
ッファを分配するために、論理ユニットが動作していな
くてもバッファが割り当てられている状態が発生し、全
てのバッファが有効活用できない場合もあった。また、
同一の論理ユニットを複数のユーザが使用した場合、読
み出し動作が複数箇所で発生すると、上述した先読み機
能に従い読み出される領域はユーザの指定領域が切り替
わる毎に変化し、先の命令で読み出し動作を行なったデ
ータ領域に続く領域を先読みしたにも拘らず、次の命令
で別領域が指定され、従ってこの場合、データバッファ
内のデータが使用されず、再度光磁気ディスクメディア
から読み出しを行ない、別の領域に対し先読み処理を行
なう。このように先読み機能が有効に働かない等の問題
があった。
【0005】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
であり、光磁気ディスク装置の持つバッファの割付け
を、ユーザ指定により、あるいは装置による自動設定機
能に従うことにより、実際に動作している論理ユニット
にデータバッファを割り当てることのできる光磁気ティ
スク装置を提供することを目的とする。また、同時動作
している論理ユニットに於いては、複数のユーザから頻
繁にアクセスしている装置に対しデータバッファを多く
割り当てる等の制御を行なうことにより、データバッフ
ァを有効活用し、装置のレスポンスを向上させることの
できる光磁気ディスク装置を提供することを目的とす
る。更に、データバッファに対する読み出し動作で一定
レベルを越えたコレクション動作を実施したデータを、
ユーザの設定がある場合に限り自動代替えを行ない、デ
ータの記録品質を一定以上に管理することのできる光磁
気ディスク装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気ディスク
装置は、1個のコントローラの下にメディアをアクセス
する複数の論理ユニットが接続され、光磁気ディスク装
置をアクセス制御するシステムは、コントローラの持つ
データバッファの分割比率を変更するコマンドを具備
し、コントローラはそのコマンドを処理するプロセッサ
を具備し、システムからの指定に基づきそのプロセッサ
を起動して対象論理ユニットのバッファ割り当て比率を
変更することを特徴とする。プロセッサは、論理ユニッ
ト毎にメディアのマウンド状況を管理する第1の手段
と、各論理ユニット毎、一定時間に発行される命令数
と、所定量のアドレス領域を越えた領域へのアクセスを
1ユーザとカウントし、そのユーザ数を管理する第2の
手段と、上記第1、第2の手段に従い、全体のデータバ
ッファを論理ユニット毎に割り当てる量を調整し、デー
タバッファの最適化を行う第3の手段とを具備し、シス
テムの指定に基づき、対象論理ユニットのバッファ割り
付け比率を変更することで当該論理ユニットに対するバ
ッファサイズの最適化をはかる。また、データバッファ
に対する読み出し動作で一定レベルを越えたコレクショ
ン動作を実施したデータを、ユーザの設定がある場合に
限り自動代替えを行い、データの記録品質を一定以上に
管理する。
【0007】
【作用】本発明は、論理ユニット毎データバッファの割
り付け量を、ユーザ指定により変更可能とするコマンド
を設け、論理ユニット毎にメディアのマウンド状況の
他、各論理ユニット毎に一定時間に発行される命令数
(命令受信頻度)と、大きくなる異なる領域へのアクセ
ス(ユーザ数)を管理することにより、全体のデータバ
ッファを論理ユニット毎に割り当てる量を調整し、デー
タバッファの最適化を実現するものである。
【0008】又、本発明に於いて、論理ユニットに割り
当てられたデータバッファは、ユーザ数により分割し、
先読み機能を各ユーザ毎に提供し、読み出し性能の向上
を図るもので、メディアからデータバッファに対しデー
タ読み出しを行なった際に、ある一定量のエラー状態を
検出しコレクション動作を行なったことを表すフラグを
付加し、かつ、装置が自動代替え機能を有効にするか否
かをユーザ指定可能なコマンドを新設することにより、
当該データの代替え処理を行ない、メディアに記録され
たデータ品質を一定状態に保つ機能も提供できる。
【0009】このように本発明によれば、コントローラ
の管理する論理ユニットの稼働状況に合わせた、データ
バッファの分割を行なうことと、論理ユニット毎にユー
ザ管理を行ない、データバッファを分割することで、装
置の持つ先読み機能を効率良く動作させることができ、
また、装置がメディアからデータバッファにデータ読み
出しを行なった際に、ある一定のデータの品質が確保で
きない場合に自動代替え機能を働かせ、データ品質の確
保を行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は、本発明の実施例に於ける構成及び動作を
説明するための図であり、光磁気ディスク装置の動作と
バッファ分割動作の関連を示している。
【0011】図1に於いて、符号11はイニシエータで
あり、ターゲット12に対しコマンド発行を行なう。符
号12はターゲットであり、イニシエータ11からの命
令要求を受け、その実行を行なう部分である。
【0012】符号13はコントローラであり、イニシエ
ータ11から到来するリード/ライト命令実行時のデー
タ格納用バッファを管理したり、装置の動作制御を行な
う部分である。符号14は複数の論理ユニットであり、
光磁気ディスクメディアに対するリード/ライト動作を
行なう部分である。
【0013】符号15はメディア装着信号であり、オペ
レータが装置にメディアを装着した時に発生する信号で
あり、本信号をコントローラ13に通知し、その後の装
置制御を委ねる。
【0014】符号16はメディア装着処理であり、コン
トローラ13が論理ユニット14に対するメディアの装
着動作を制御する。符号17はバッファのユニット割当
処理ブロックであり、論理ユニット14に対するメディ
アの装着状況及び同一メディアに対するユーザ数/命令
受信管理モジュール(18)に基づきデータバッファを
論理ユニットに割当てる処理を行なう。
【0015】符号18は命令受信頻度管理/ユーザ数管
理モジュールであり、イニシエータ11から発行される
各論理ユニットに対する命令をコントローラ13で各論
理ユニット14毎に一定時間内に発行される命令数の管
理と、同一の論理ユニットに対し受信した命令であって
も大きくアドレスの異なる命令は別ユーザからの要求と
して管理する部分である。
【0016】符号19はバッファのユーザ割当て処理ブ
ロックであり、イニシエータ11から論理ユニット14
に装着されたメディアに対し命令受信頻度管理/ユーザ
数管理18で管理するユーザ数に基づいてデータバッフ
ァを分割管理し、個々の管理単位毎に先読み機能が動作
できるように制御する部分である。以下の説明では、便
宜上、上述したバッファのユニット割り当て処理ブロッ
ク17、命令受信頻度管理/ユーザ数管理モジュール1
8、バッファのユーザ割り当て処理ブロック19を総称
してプロセッサ20と称する。
【0017】図2乃至図3はそれぞれ本発明の実施例に
於ける動作を説明するためのフローチャートであり、図
2はバッファの割り当て処理とユーザの割り当て処理を
示すフローチャート、図3は読み出し処理での自動代替
動作を示すフローチャートである。
【0018】図2に於いて、符号21はイニシエータ1
1が発行する制御コマンドをSCSIインタフエース規
格に基づき受信処理を行なうステップである。符号22
はイニシエータ11の発行したコマンドがターゲット1
2内部のコントローラ13が管理するデータバッファの
割当を変更するコマンドであるか否かを判定するステッ
プであり、データバッファの割当を変更するコマンドの
場合、ステップ23の処理へ制御を移す。
【0019】符号23はデータバッファの割当コマンド
をユーザ指定(ユーザが各論理ユニットのバッファ容量
を固定的に指定する)とするか、あるいは自動設定(コ
ントローラが論理ユニットに対するメディアの装着/論
理ユニットに対する命令の受信状況の管理やユーザ数に
応じて各論理ユニットに割り当てるバッファ容量を設定
する)にするかを判定するステップである。
【0020】符号24は自動設定モードが指定されたこ
とを表わすフラグをセットするステップである。符号2
5はユーザ指定の固定モードであることを表わすフラグ
をセットするステップである。
【0021】符号26はユーザが指定したデータバッフ
ァの分割を行なうステップであり、本ステップの中で装
置動作中に本命令を受信した際に、データバッファから
のデータ転送中の処理待ち処理と、データバッファの新
たな分割動作とその管理情報の変更を行ない、以後の動
作でユーザ指定のバッファサイズで動作できるようにす
る。
【0022】符号27はデータバッファの分割管理がユ
ーザ指定モードであるか、自動設定モードであるかを判
定するステップである。本ステップで自動設定モードの
時のみステップ28に制御が移り、ユーザ指定モードの
ときはステップ36へ制御が移る。
【0023】符号28はバッファ割当の条件が変更され
たか否かを判定するステップであり、本ステップでバッ
ファ割当変更条件発生の状態は、論理ユニット14に対
するメディアのマウント/アンマウント動作が行なわ
れ、当該論理ユニット14にデータバッファの割当条件
が発生/削減した場合、コントローラ13で監視する一
定時間内に論理ユニット14に対する命令受信頻度が大
きく変化した場合、及び論理ユニット14毎にユーザ数
が大きく変化した場合となる。即ち、上記条件の何れか
が満足されたときにステップ29以降の処理の実行に入
る。
【0024】符号29は稼働ユニット数の変化が発生し
たか否かを判定するステップであり、ステップ28の処
理で説明したように論理ユニット14に対するデータバ
ッファの分割/解放作業が発生したステップ30の処理
を実行する。
【0025】符号30は実際に必要な稼働論理ユニット
数にデータバッファを分割するステップである。本ステ
ップでは、論理ユニット14の分割追加に関しては、そ
の時点で割り当てられている個々の論理ユニットからバ
ッファを集め当該ユニットに割付け、一方分割削除の場
合は当該ユニットで仕様していたデータバッファを動作
中の論理ユニットに振り分ける処理を行ない、個々の論
理ユニットで出来るだけ大きなデータバッファを確保し
先読み処理に使用可能なデータバッファ量を増やすため
の処理を行なうステップである。
【0026】符号31はコントローラ13がイニシエー
タ11から受信する命令受信頻度の大幅な変動、及び論
理ユニットに対する大きく異なったアレスに対するアク
セスを1ユーザとしたときのユーザ数が変動したか否か
を検出するステップであり、これらの変動が発生した場
合に、ステップ32の処理を実行する。
【0027】符号32はステップ30の処理で稼働ユニ
ットに合わせて分割されたデータバッファを、更に、命
令受信頻度の高い論理ユニット及び、ユーザ数を多く抱
えている論理ユニットにデータバッファを多く割り付け
るためのステップであり、データバッファが大きく、使
用頻度の低い論理ユニットのデータバッファの一部を解
放し、使用頻度の高い論理ユニットに割り付けること
で、頻度の高い論理ユニットでは、より多くの先読み処
理が可能となり、ユーザ数の多い論理ユニットに対して
は、より多くのデータバッファを割り当てることにな
り、ステップ35の処理でデータバッファを各ユーザ数
に応じたバッファ分割とし装置の先読み処理を実現す
る。
【0028】符号33は、論理ユニットの台数分、ステ
ップ34以降の処理を繰り返すことを示すステップであ
る。符号34は、ステップ31でチェックされるユーザ
数の大きな変化が生じたか否かを検出するステップであ
り、ステップ31と同一条件で本ステップの値が評価さ
れる。
【0029】符号35は、論理ユニット単位に割り振ら
れたデータバッファを当該論理ユニットに対するユーザ
数に基づいて内部のデータバッファを分割するステップ
である。本ステップでは論理ユニット数が増えたときに
は、可能な限りデータバッファ数を増やし、個々のユー
ザ毎に先読み機能が有効に機能するようにバッファ分割
を行なう、一方、ユーザ数の減少が発生した場合には、
当該ユーザ分のデータバッファを他のユーザ管理のデー
タバッファに追加しそのサイズを大きくし、より多くの
データを先行して取り込めるように処理するステップで
ある。符号36は、ステップ21で受信したコマンドを
実際に処理し、イニシエータ11に対し結果を報告し完
了するステップである。
【0030】図3に於いて、符号41はメディアからデ
ータバッファに対しデータ読み込みを行なうステップで
あり、本ステップはイニシエータ11からのリートで発
生する場合と、装置の先読み処理にて発生する場合とが
ある。
【0031】符号42はメディアからのデータ読み出し
動作が装置のリトライ動作またはエラーコレクション動
作により正常終了したか否かをステップであり、正常終
了の場合にステップ43の処理へ制御を移す。
【0032】符号43はデータ読み出し動作がコレクシ
ョン動作である一定量のエラー訂正を実施したか否かの
判定をするステップであり、エラー訂正量が多い場合
に、自動代替処理を実行するか否かを決定するためのス
テップ44の処理へ移行し処理を継続する。
【0033】符号44は自動代替処理が許可されている
か否かを判定するステップであり、本ステップは予めイ
ニシエータ11からコマンドとしてエラーコレクション
処理が多く発生したデータに対し自動代替を許可するか
否かのユーザ指定を受けてその指定に基づき本ステップ
で判定する。
【0034】符号45は自動代替処理を実行するステッ
プであり、本ステップはデータ読み出し時に検出した一
定量のエラー発生ブロックのデータとしてデータバッフ
ァ上のデータとして通常の書き込み処理と同じ動作を行
なう。この結果としてデータの書き直し正常になれば、
そのままとし、代替処理が発生して正常終了した場合
は、代替先がそのデータとなる。
【0035】符号46はメディアからのデータ読み出し
処理で、エラーコレクションを実行しても正常にデータ
回復できなかった場合のエラー処理ステップであり、こ
こでは従来通りのエラー処理を実行する。
【0036】以下、本発明の実施例に於ける動作につい
て説明する。まず、本発明の目的は、ターゲット12
(光磁気ディスク装置)に内蔵されたデータバッファの
割り付けを、実施例に従えば、コントローラ13に接続
された論理ユニット14単位に1/2に分割するか、あ
るいは分割されたデータバッファをユーザ単位に管理す
ることにより、複数ユーザに先読み機能を提供し、か
つ、装置のレスポンスを向上させることにある。即ち、
イニシエータ11からターゲット12に対しリード命令
が発行された時には、データバッファの中にある先読み
データを返却し、装置はデータバッファの空き領域に更
にその先のデータを読み込んでおくことで、先読み機能
を持たない装置と比較した場合には、メディアからデー
タバッファ迄データを読み出す時間分だけ処理の高速化
が図れることにある。また、先読み機能を持っている場
合でも、本発明のように、複数ユーザの対応が出来てい
ないバッファ管理では複数ユーザに対する処理要求が交
互に発生すると先読み機能が全て働かず、先読み機能の
無い装置と同じ結果となる。
【0037】以下、本発明に従うデータバッファの管理
につき、図1を用いて説明する。光磁気ディスク装置の
ような可換媒体を扱う装置では光磁気ディスクメディア
が装着されていない限りデータバッファの必要性がな
い。このため、メディア装着信号15を論理ユニット1
4から受取り、はじめてコントローラ13はメディア装
着処理16を行なう。従ってこれをトリガーとしてバッ
ファのユニット割当処理17で示すように、データバッ
ファが必要となった論理ユニット14に対しデータバッ
ファを割り当てる作業を行なうようにすれば、より大き
いデータバッファを論理ユニット14に割り当てること
ができることになる。
【0038】図1に示す実施例では、更に、論理ユニッ
ト14が増えたときに、再度バッファのユニット割当処
理17が呼び出され、再びデータバッファが論理ユニッ
ト14に再割付されることを示している。
【0039】また、命令受信頻度管理/ユーザ数管理1
8は、イニシエータ11からコントローラ13を経由し
て論理ユニット14に対し命令が発行されるが、本発明
の実施例に於ける処理では一定時間内に個々の論理ユニ
ット14に対しどれだけの命令が発行されているかをカ
ウントするとともに、1個の論理ユニットに着目して命
令をチェックしてみたときに、大きく離れたメディア上
のアドレスに対する命令は別個のユーザジョブより発行
されているもの(2つのファイルを比較する場合は上述
のように2ユーザと考える)と解釈し、それぞれを1ユ
ーザとカウントし管理する。
【0040】このように管理された命令受信頻度とユー
ザ数に基づきバッファのユニット割当処理モジュール1
7が起動され、1ユーザに対し多く命令が一定時間内に
多数発行されていたり、複数のユーザをサポートしてい
る場合には、そのときデータバッファを必要としている
論理ユニットの中でその必要性に応じてデータバッファ
を論理ユニット間で再配分し直す処理を行なう。また、
バッファの割り当て処理19では、1個の論理ユニット
に対し割り当てられたデータバッファを、更にユーザの
状況に応じてユーザ単位のバッファ量の調整がなされ
る。即ち、あるーユーザの命令受信数が多い場合には、
そのユーザに対するバッファ配分を高めてあげるとか、
ユーザ数の変動が発生した場合には、その変動に合わせ
てバッファの数を調整する処理を行なう。
【0041】図2を用いて、データバッファのユニット
割当処理とデータバッファの分割比率を変更するコマン
ドの関係につき説明する。ステップ21のコマンド受信
は、イニシエータ11がターゲーット12に発行したコ
マンド処理の開始を意味する。ステップ22は受信した
コマンドがデータバッファの分割比率を変更するコマン
ドであるか否かを判断するステップであり、ここで当該
コマンドであると判断すると、更に自動割当指定か否か
の判定ステップ24を経由し、自動割当モードであった
場合は、自動割当てモードで動作することを示すフラグ
をセットする。以後のステップでは本フラグをチェック
することによりデータバッファの分割を自動で行なうか
否かを決定する。
【0042】一方、ユーザ割当モード設定ステップ25
では、ユーザが固定割付方式を選択した旨の情報をフラ
グに残し、以後、自動割当機能が働かないようにするた
めのフラグをセットする。この後、ユーザ指定のユニッ
ト割当処理ステップ26で示すように、データバッファ
を論理ユニットへの固定的な割当を実施する。
【0043】以上がコマンドによる指定である。また、
当該装置では、コマンド処理実行中、ステップ27にて
バッファ割当てが自動モードであるか否かチェックし、
自動モードであるならば、ステップ23にてバッファ割
当変更条件(ユーザ数の変動、メディアの装着状態の変
化、受信命令頻度の変化)の変化の有無を調べ、条件変
更が発生していた場合、更にステップ29で稼働ユニッ
ト数の変化が発生していないかを調べ、有った場合には
稼働ユニット数への分割り処理ステップ(30)を実行
し、論理ユニット数に応じたバッファ分割を行なう。
【0044】次に、ステップ31にて命令受信頻度/ユ
ーザ数の変動が発生したか否かをチェックし、変動が発
生していた場合に、ユニット分割の比率変更処理ステッ
プ(32)を実行し、よりデータバッファを必要とする
論理ユニット14にデータバッファを再割り付ける処理
を行なう。
【0045】そして論理ユニット全台数分の処理が完了
するまで、ステップ34,35の処理を繰り返し、論理
ユニットに割り当てられたデータバッファをユーザの状
況に合わせて再割り当てする処理が行なわれる。
【0046】このように割り当てられたデータバッファ
を用いて行なわれる、通常のリード動作、先読み動作の
中で発生するデータバッファへのデータ読み込み処理
(41)が発生すると、正常にデータ読み込み動作が完
了したかをチェック(42)し、正常であれば、一定量
以上のエラー訂正発生か否かをチェックするステップ
(43)にて一定量を越えると判断すると、次に自動代
替モードが指定されているか否かの判定ステップ(4
4)を経由して、当該データの代替処理ステップ(4
5)に入る。このステップではデータバッファ上に存在
するデータブロックの内容を再度同一ブロックに記録
し、必要な場合に代替処理が発生し、ここでいう自動代
替動作が行なわれる。ステップ42でエラーを検出した
場合は、ステップ46にてコレクション不能のエラーと
して通常のエラー処理で対応する。この処理は図3にフ
ローチャートで示されている。
【0047】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、コ
ントローラの管理する論理ユニットの稼働状況に合わせ
たデータバッファの分割を行うことと、論理ユニット毎
にユーザ管理を行いデータバッファを分割することで、
装置の持つ先読み機能を効率良く動作させることができ
る。また、装置がメディアからデータバッファにデータ
読み出しを行った際に、ある一定のデータの品質が確保
出来ない場合に自動代替え機能を働かせ、このことによ
り、データ品質の確保を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に於ける動作を説明するため
の、光磁気ディスク装置の動作とバッファ分割動作の関
連を示す図。
【図2】上記実施例に於けるバッファのユニット割り当
て処理とユーザ割り当て処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図3】上記実施例に於ける読み出し処理での自動代替
動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…イニシエータ、12…ターゲット(光磁気ディス
ク装置)、13…コントローラ、14…論理ユニット、
20…プロセッサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個のコントローラの下にメディアをア
    クセスする複数の論理ユニットが接続される光磁気ディ
    スク装置に於いて、上記コントローラには、当該装置を
    アクセスするホスト側装置より発行される、当該コント
    ローラが持つデータバッファの分割比率を変更するコマ
    ンドを受信し処理するプロセッサを具備して、ホスト側
    装置からの指示に基づき当該指示に従うプロセッサを起
    動して対象論理ユニットのバッファ割り当て比率を変更
    する手段をもつことを特徴とする光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 複数の論理ユニットをサービスする装置
    であって、その論理ユニットにメディアが装着されてい
    ない場合、当該ユニット相当のバッファを他のユニット
    に割り当てることを特徴とする請求項1記載の光磁気デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 接続された論理ユニット毎に、ホスト側
    装置からの利用頻度をチェックし、コントローラのサー
    ビスする論理ユニットに対するバッファサイズの最適化
    を行なうことを特徴とする請求項1記載の光磁気ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 上記プロセッサは、論理ユニット毎にメ
    ディアのマウンド状況を管理する第1の手段と、各論理
    ユニット毎に、一定時間に発行される命令数と、所定量
    のアドレス領域を越えた領域へのアクセスを1ユーザと
    カウントし、そのユーザ数を管理する第2の手段と、上
    記第1、第2の手段に従い、全体のデータバッファを論
    理ユニット毎に割り当てる量を調整し、データバッファ
    の最適化を行なう第3の手段とを具備することを特徴と
    する請求項1記載の光磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 論理ユニット毎に割り当てられたデータ
    バッファを、更に、任意ブロックに分割し、複数の実行
    ユーザに対し先読みサービスを提供することで、同一メ
    ディアを複数ユーザで使用した場合の読み出し動作の高
    速化を図ることを特徴とする請求項1記載の光磁気ディ
    スク装置。
  6. 【請求項6】 先読みサービスの中で、ある一定のレベ
    ルを越えてデータコレクションした際、当該データの再
    書き込みを実施することを特徴とする請求項5記載の光
    磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 自動代替え処理を有効にするか否かを指
    定するコマンドを更に設け、データバッファがメディア
    からデータの取り込みを行なった際、ある一定量のエラ
    ー状態を検出しコレクション動作を行なったことを表す
    フラグを参照して当該データの代替え処理を行なうこと
    を特徴とする請求項6記載の光磁気ディスク装置。
JP29641794A 1994-11-30 1994-11-30 光磁気ディスク装置 Pending JPH08152973A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10228352A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Fujitsu Ltd ライブラリ装置を論理的に分割して制御するライブラリ制御装置および方法
US6185640B1 (en) 1998-06-19 2001-02-06 Philips Electronics North America Corporation Minimal frame buffer manager allowing simultaneous read/write access by alternately filling and emptying a first and second buffer one packet at a time
US6622206B1 (en) 1999-06-11 2003-09-16 International Business Machines Corporation Method for controlling write cache transfer and disk unit

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