JPH08152392A - 高温硬度計 - Google Patents

高温硬度計

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JPH08152392A
JPH08152392A JP29525594A JP29525594A JPH08152392A JP H08152392 A JPH08152392 A JP H08152392A JP 29525594 A JP29525594 A JP 29525594A JP 29525594 A JP29525594 A JP 29525594A JP H08152392 A JPH08152392 A JP H08152392A
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rod
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Toyoichi Maeda
豊一 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温硬度計において、負荷ロッドに対して、
圧子を確実に固定すること。 【構成】 負荷ロッド1下端側に、圧子2のジャーナル
部分3が挿入される圧子固定穴4を設けるとともに、外
周に突起部5を設ける。また、この突起部5に係合され
る圧力リング6と、この圧力リング6に螺合される押し
ネジ7を設けるとともに、この押しネジ7が貫通する孔
8を負荷ロッド1に設け、圧子2にはこの押しネジ7の
先端部9が当接する平面部10を設ける。なお、孔8の
孔径は、押しネジ7の外径より十分に大きいものとす
る。さらに、高温雰囲気を作るための恒温槽11には、
負荷ロッド1及び圧子2が昇降できるよう切欠部12が
設けられるとともに、この切欠部12から内部の熱が逃
げないように、負荷ロッド1及び圧子2の昇降に伴って
伸縮するベロー13が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被試験体表面に形成さ
れた薄膜の強度等を、高温雰囲気で試験するための硬度
計に関する。
【0002】
【従来の技術】試料に圧子を介して微小荷重を負荷し、
その負荷による試料の変形量を測定する硬度計は、破損
した圧子を交換したり、試験方法に応じて圧子を交換す
るために、圧子を負荷ロッドと分離する必要がある。ま
た、高温雰囲気(約700°C)で試験を行うため、負
荷ロッドに連接された変位検出器や負荷装置に、高熱が
伝わらないよう、負荷ロッドには断熱性のあるセラミッ
クスを使用している。
【0003】図3(a)は、このような高温硬度計にお
ける圧子と負荷ロッドとの固定部分の概略構成を示す図
であり、図3(b)はその断面AA’を示す図である。
圧子101のジャーナル部分102は、負荷ロッド10
3に設けられた圧子固定穴104に挿入される。そし
て、負荷ロッド103に螺合された押しネジ105を締
めることによって、その先端部106を圧子101の一
部に形成された平面部107に当接し、その当接部分に
対向した負荷ロッド103との接触部108に、圧子1
01を押圧して固定する。なお、図3において、109
は負荷ロッドのガイド、110は恒温槽、111は恒温
槽からの熱の逃げを防止するベローである。
【0004】しかし、従来、押しネジ105は、圧子1
01と同じ材質のステンレス鋼からなるため、高温雰囲
気では、セラミックスからなる負荷ロッド103に比べ
て熱膨張が大きく、負荷ロッド103に設けた押しネジ
105の螺合部112を圧迫し、破損させることがあっ
た。
【0005】また、この熱膨張の差をなくすために、押
しネジ105について、負荷ロッド103と同じ材質の
セラミックスからなるものを選択することが考えられる
が、この場合でも、押しネジ105に比べてステンレス
鋼からなる圧子101の熱膨張が大きく、この圧子10
1からの圧迫によって、押しネジ105が破損したり、
負荷ロッド103の螺合部112が破損する恐れがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温硬度計
において、上記した問題点を解決するために創案された
もので、その目的は、圧子や負荷ロッドを破損すること
なく、圧子を確実に負荷ロッドに固定することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、試験片を押圧
する圧子と、この圧子の一部が挿入され固定される負荷
ロッドとを備え、高温雰囲気に置かれた試験片の硬さを
測定する高温硬度計において、前記負荷ロッドにおける
圧子挿入部の外周に、突起部を設けるとともに、この突
起部に係合される固定部材と、この固定部材に螺合さ
れ、前記負荷ロッドに穿設された孔を通過して、前記圧
子と負荷ロッドとの接触部分に圧子を押圧するねじ部材
とを設け、これらねじ部材と固定部材とは同じ材質から
なることを特徴とする。
【0008】
【作用】負荷ロッドに形成された圧子挿入部に、圧子の
一部を挿入する。そして、固定部材に螺合された押しネ
ジを締めて、この押しネジ先端を圧子に当接し、さら
に、この当接部分と対向した負荷ロッドとの接触部分
に、圧子を押圧する。
【0009】
【実施例】図1(a)は本発明の実施例である高温硬度
計における圧子と負荷ロッドとの固定部の概略構成を示
す図、図1(b)はその断面AA’を示す図であり、1
は負荷ロッド(材質:セラミックス)、2は圧子(材
質:ステンレス鋼)、3は圧子のジャーナル部、4は負
荷ロッドの圧子固定穴、5は負荷ロッドの突起部、6は
圧力リング、7は押しネジ(材質:ステンレス鋼)、8
は押しネジが通過する孔、9は押しネジの先端部、10
は圧子の平面部、11は恒温槽、12は恒温層の切欠
部、13はベロー、14は負荷ロッドのガイド、15は
押しネジの先端部と対向した圧子固定穴における圧子と
の接触部である。
【0010】次に、図1の高温硬度計における圧子と負
荷ロッドとの固定部分の構成を説明する。負荷ロッド1
下端側に、圧子2のジャーナル部分3が挿入される圧子
固定穴4を設けるとともに、外周に突起部5を設ける。
また、この突起部5に係合される圧力リング6と、この
圧力リング6に螺合される押しネジ7を設けるととも
に、この押しネジ7が貫通する孔8を負荷ロッド1に設
け、圧子2にはこの押しネジ7の先端部9が当接する平
面部10を設ける。なお、孔8の孔径は、押しネジ7の
外径より十分に大きいものとする。さらに、高温雰囲気
を作るための恒温槽11には、負荷ロッド1及び圧子2
が昇降できるよう切欠部12が設けられるとともに、こ
の切欠部12から内部の熱が逃げないように、負荷ロッ
ド1及び圧子2の昇降に伴って伸縮するベロー13が備
えられる。
【0011】次に、図1における圧子と負荷ロッドとの
固定方法を、図2の高温硬度計の概略構成を用いて説明
する。試料台16に試験片TPを載置した後、試験片T
Pが所定の高温雰囲気の置かれるようコントローラ17
へ指令する。この指令を受けたコントローラ17は、熱
電対18からの温度信号に基づいて加熱ヒータ19を作
動させる。
【0012】このようにして、恒温槽20内部を所定の
高温雰囲気に維持しながら、圧子2によって試験片TP
に所定の負荷を与える。圧子2が固定された負荷ロッド
1と電磁式の負荷装置20とは、一般に知られた天秤構
造に配されており、コントローラ17へ指令することに
よって負荷装置20を作動させ、試験片TPに圧子2に
よる負荷を与える。また、負荷ロッド1には、差動トラ
ンスからなる変位検出器22が設けられており、負荷ロ
ッド1の変位、すなわち圧子2の試験片TPへの押し込
み量が検出される。
【0013】このような硬度計において、破損した圧子
2を交換したり、試験方法に応じて圧子2を交換する場
合、次のようにして負荷ロッド1へ圧子2を固定する。
図1において、負荷ロッド1に設けた圧子固定穴4へ、
圧子2のジャーナル部3を挿入する。このとき、平面部
10が負荷ロッド1の孔8の側へ向くようにする。そし
て、圧力リング6に螺合した押しネジ7を締めて、その
先端部9を圧子2の平面部10に当接させる。さらに、
押しネジ7を締めることにより、押しネジ7の先端部9
とこの先端部9と対向した圧力リング6の部分との間隔
を狭め、圧子固定穴4の接触部15に圧子2を押圧す
る。これによって、圧子2は負荷ロッド1に固定され
る。
【0014】ところで、押しネジ7は、負荷ロッド1
(材質:セラミックス)において、押しネジ7の外径よ
り十分に大きい孔径の孔8を通過するので、高温雰囲気
でこの押しネジ7が膨脹しても、負荷ロッド1を圧迫す
ることがない。また、圧子2、圧力リング6及び押しネ
ジ7は、同じ材質のステンレス鋼からなるため、高温雰
囲気に置かれても、熱膨脹の差によって互いの部材を圧
迫することがない。したがって、高温雰囲気において
も、負荷ロッド等の部品は破損することがなくなった。
【0015】また、本発明は、以下のような構成例も含
む。
【0016】(1)固定部材は、ドーナツ形状のみなら
ず、その一部を切り欠いた形状でも、押しネジ7のねじ
締めによって、押しネジの先端部9とそれに対向した部
分との間隔が狭くなるようなものであればよい。すなわ
ち、試験片を押圧する圧子と、この圧子の一部が挿入さ
れ固定される負荷ロッドとを備え、高温雰囲気に置かれ
た試験片の硬さを測定する高温硬度計において、前記負
荷ロッドにおける圧子挿入部の外周に、突起部を設ける
とともに、この突起部に係合される円弧形状の固定部材
と、この固定部材に螺合され、前記負荷ロッドに穿設さ
れた孔を通過して、前記圧子と負荷ロッドとの接触部分
に圧子を押圧するねじ部材とを設け、これらねじ部材と
固定部材とは同じ材質からなることを特徴とする高温硬
度計。
【0017】(2)突起部5についても、負荷ロッド1
の外周全体に設ける必要はなく、圧力リング6等固定部
材の一部を支持するものでもよい。すなわち、試験片を
押圧する圧子と、この圧子の一部が挿入され固定される
負荷ロッドとを備え、高温雰囲気に置かれた試験片の硬
さを測定する高温硬度計において、前記負荷ロッドにお
ける圧子挿入部の外周の一部に、突起部を設けるととも
に、この突起部に係合される固定部材と、この固定部材
に螺合され、前記負荷ロッドに穿設された孔を通過し
て、前記圧子と負荷ロッドとの接触部分に圧子を押圧す
るねじ部材とを設け、これらねじ部材と固定部材とは同
じ材質からなることを特徴とする高温硬度計。
【0018】
【発明の効果】本発明の具体的構成により、高温硬度計
において、圧子を固定するための押しネジが、負荷ロッ
ドを破損することがないので、圧子を負荷ロッドから脱
落させることなく、確実に固定することができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である高温硬度計における圧子
固定部付近の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例である高温硬度計の全体の概略
構成を示す図である。
【図3】従来の高温硬度計における圧子固定部付近の概
略構成を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片を押圧する圧子と、この圧子の一
    部が挿入され固定される負荷ロッドとを備え、高温雰囲
    気に置かれた試験片の硬さを測定する高温硬度計におい
    て、前記負荷ロッドにおける圧子挿入部の外周に、突起
    部を設けるとともに、この突起部に係合される固定部材
    と、この固定部材に螺合され、前記負荷ロッドに穿設さ
    れた孔を通過して、前記圧子と負荷ロッドとの接触部分
    に圧子を押圧するねじ部材とを設け、これらねじ部材と
    固定部材とは同じ材質からなることを特徴とする高温硬
    度計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102944490A (zh) * 2012-11-29 2013-02-27 厦门大学 基于通电加热的高温硬度测量方法
GB2494467A (en) * 2011-09-12 2013-03-13 Micro Materials Ltd Test probe for materials testing apparatus
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CN108982268A (zh) * 2018-09-06 2018-12-11 河钢股份有限公司 一种可以进行连续变温多点测试的高温硬度计

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