JPH08149079A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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Publication number
JPH08149079A
JPH08149079A JP6283381A JP28338194A JPH08149079A JP H08149079 A JPH08149079 A JP H08149079A JP 6283381 A JP6283381 A JP 6283381A JP 28338194 A JP28338194 A JP 28338194A JP H08149079 A JPH08149079 A JP H08149079A
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communication device
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JP6283381A
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English (en)
Inventor
Takayuki Hamaguchi
敬行 浜口
Nobukazu Kawagoe
宣和 川越
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置自身の位置を変えても、通信エラーの少
ない通信をダイレクトに近い状態で行なうことが可能で
あり、かつ消費電力の少ない通信装置を提供する。 【構成】 移動体1の四方側面には最適な通信方向の認
識のための受光センサ63a〜dと、データ送信のため
の発光体65a〜dと、データ受信のための受光センサ
64a〜dとが備えられる。データの通信が行なわれる
前にステーション2は発光体60により基準信号を発生
させる。移動体1の受光センサ63a〜dは基準信号を
受信する。最も強い基準信号を受信した受光センサ63
aの方向が移動体1にとって最適通信方向であると認識
される。移動体1では認識された方向にある受光センサ
64aと発光体65aとにより通信が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に関し、特に
自走車やロボットなどに用いられ、移動により装置自身
の位置を変える光通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば作業ロボットのような移動体が
光通信を行なうときには、通信対象との相対的な位置関
係は絶えず変化する。自由空間への光の放射を利用して
行なわれる光通信は、指向性を持つため、従来は光の放
射源である送信用LEDと受信用の受光センサを多数作
業ロボットの周囲に配置し、すべてのLEDと受光セン
サとを駆動することによりあらゆる方向への通信に対応
させていた。
【0003】たとえばプリント基板上に複数のLEDを
配設し、駆動回路によってすべてのLEDを同時に発光
させ投光方向を放射状にする赤外線式発信器が特公平4
−18727において開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の通信装置では信号をほとんど受けないセンサや通
信には関係のないLEDを駆動させることになるため、
多くの電力を無駄にするという問題点あった。
【0005】そこで、この発明は省電力化を図り、かつ
あらゆる方向への通信がダイレクトに近い状態で可能
で、かつ通信エラーの少ない通信装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の通信装置
は、一方の通信機器と他方の通信機器との間で通信を行
なう通信装置であって、一方の通信機器は、他方の通信
機器に対して基準信号を送信する基準信号送信手段を備
え、他方の通信機器は、基準信号を受信することにより
一方の通信機器への好ましい通信方向を認識する認識手
段と、認識された通信方向に基づいて通信を行なう通信
手段とを備えた通信装置である。
【0007】
【作用】請求項1記載の通信装置は、通信先からの基準
信号を受信することにより好ましい通信方向を認識し、
認識された方向に対して通信を行なう。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における通信装
置のブロック図、図2は本発明の第1の実施例における
通信装置を用いた移動体の平面図、図3は図2の移動体
と移動体の通信相手であるステーションとの位置関係を
説明するための図である。
【0009】図を参照して、通信装置は大きくは移動体
1に搭載される移動体の光通信部51と、ステーション
2に搭載されるステーションの光通信部52とから構成
される。
【0010】移動体の光通信部51は光通信部全体を制
御する制御装置7と、ステーションからの基準パルスを
受光して基準パルスの発光源の方向を認識する通信方向
認識装置3と、データの送受信を行なうデータ送受信装
置6とから構成される。
【0011】データ送受信装置6はステータスなどのデ
ータを送信する送信装置5とコマンドなどのデータを受
信する受信装置4とを含む。
【0012】送信装置5は移動体1の四方側面に対して
設けられた発光体65a〜65dを含む。受信装置4は
移動体1の四方側面に対して設けられた受光センサ64
a〜64dを含む。
【0013】通信方向認識手段3は移動体1の四方側面
に設けられた受光センサ63a〜63dを含む。
【0014】通信方向認識手段3は、受信装置4、送信
装置5で光が遮られないように、受信装置4、送信装置
5とは高さをずらせて配置している。
【0015】一方ステーションの光通信部52は光通信
部全体を制御する制御装置12と、基準パルスを発光す
る発光体60を含む基準パルス発光装置8と、データの
送受信を行なうデータ送受信装置11とから構成され
る。
【0016】データ送受信装置11はステーション2の
側面に複数配設されたデータを送信する発光体59を含
む送信装置9と、ステーション2の側面に複数配設され
たデータを受信する受光センサ61を含む受信装置10
とを含む。
【0017】移動体1には移動のための駆動輪19a〜
19dが設けられている。移動体1は図3に示されるよ
うに移動範囲54の中を自在に移動し、この範囲内にお
いてステーション2と通信を行なう。
【0018】図4は光通信において行なわれるステーシ
ョンの光通信部の制御装置12および移動体の光通信部
の制御装置7の各々の処理を示すフローチャートであ
る。
【0019】たとえばステーション2と移動体1とが図
3に示される位置関係であるときを想定して、光通信に
おける各制御手段の処理について説明する。
【0020】ステップS401において、ステーション
の制御装置は基準パルス発光装置8の発光体60によっ
て基準パルスを発光する。ステップS402においてス
テーションの制御装置は送信装置9の発光体59により
データを送信する。ステップS403においてステーシ
ョンの制御装置は受信装置10に含まれる受光センサ6
1によってデータの受信を行なう。
【0021】移動体の制御装置はステップS451にお
いて受光センサ63a〜63dによって基準パルスを受
光する。ステップS452において移動体の制御装置は
受光センサ63a〜63dに入力された基準パルスの強
度から光通信を行なうのに好ましい方向を認識する。具
体的には最も強い基準パルスを入力した受光センサの向
いている方向が好ましい通信方向となる。図3の例では
受光センサ63a〜63dのうち入力される基準パルス
の強度の最も強いものはステーションの方向を向いてい
る受光センサ63aであるので、その方向が好ましい通
信方向として認識される。ステップS453において移
動体の制御装置は、認識された好ましい通信方向を向い
ている送受信装置を作動させる。図3の例では発光体6
5aと受光センサ64aとが選択され、作動することに
なる。ステップS454において、移動体は受光センサ
64aによりデータの受信を行なう。ステップS455
において、移動体は発光体65aを用いてデータ送信を
行なう。
【0022】なおステーションの制御装置は、ステップ
S401での基準パルス発光の後、移動体が送受信装置
の切換えを行なうまでの一定時間をおいてステップS4
02におけるデータ送信を行なう。
【0023】図5は図1の通信方向認識装置3の具体的
回路図であり、図6は図5のマルチプレクサ34の出力
を示した図、図7は図5のポートP2,P3の出力を示
した図である。
【0024】図5を参照して、通信方向認識装置3は各
方向に向けられた受光センサ63a〜63dと、受光セ
ンサ63a〜63dの各々の信号を増幅するオペアンプ
30a〜30dと、オペアンプ30aとオペアンプ30
bとによる出力信号V−A,Bを比較するコンパレータ
32aと、オペアンプ30cとオペアンプ30dとによ
る出力信号V−C,Dを比較するコンパレータ32b
と、コンパレータ32a〜32bとオペアンプ30a,
30dとの出力信号を処理するマルチプレクサ34と、
マルチプレクサ34のX,Y出力を比較するコンパレー
タ32cと、オペアンプ30a〜30dの出力V−A,
V−B,V−C,V−Dの論理和を出力するOR回路3
6とを含む。
【0025】次に図5の回路の動作について説明する。
受光センサ63a〜63dが受光した基準パルスはオペ
アンプ30a〜30dにおいて各々増幅され、それぞれ
出力V−A〜Dとなる。
【0026】出力V−Aはコンパレータ32aの+端子
とマルチプレクサ34のX1端子とに入力される。出力
V−Bはコンパレータ32aの−端子とマルチプレクサ
34のX0端子とに入力される。出力V−Cはコンパレ
ータ32bの+端子とマルチプレクサ34のY1端子と
に入力される。出力V−Dはコンパレータ32bの−端
子とマルチプレクサ34のY0端子とに入力される。コ
ンパレータ32aの出力はマルチプレクサ34のA端子
とZ1端子とに入力される。コンパレータ32bの出力
はマルチプレクサ34のZ0端子とB端子とに入力され
る。マルチプレクサ34のX端子の出力はコンパレータ
32cの+端子に入力される。マルチプレクサ34のY
端子の出力はコンパレータ32cの−端子に入力され
る。コンパレータ32cの出力はマルチプレクサ34の
C端子に入力され、かつポートP2に出力される。マル
チプレクサ34のZ端子の出力はポートP3に出力され
る。またオペアンプ30a〜30dの各々の出力V−A
〜DはOR回路36に入力され、そのOR出力はポート
P1に出力される。
【0027】コンパレータ32a〜32cは各々の+端
子に入力された信号と−端子に入力された信号とを比較
し、+端子に入力された信号が−端子に入力された信号
より大きければ“Hi”レベルのデジタル信号を出力
し、逆であれば“Lo”レベルのデジタル信号を出力す
る。
【0028】またマルチプレクサ34は図6に示される
ように端子Aの入力が“Lo”であれば端子Xに端子X
0から入力された信号を出力する。端子Aの入力が“H
i”であれば端子Xには端子X1から入力された信号が
出力される。
【0029】同様に端子Bの入力が“Lo”であれば端
子Yに端子Y0から入力された信号が出力される。端子
Bの入力が“Hi”であれば端子Yには端子Y1から入
力された信号が出力される。
【0030】同様に端子Cの入力が“Lo”であれば端
子Zに端子Z0から入力された信号が出力される。端子
Cの入力が“Hi”であれば端子Zには端子Z1から入
力された信号が出力される。
【0031】たとえば受光センサ63aの受光した基準
パルスが最も強い場合、オペアンプの出力V−A〜Dの
中で最も大きいものは出力V−Aになる。したがってコ
ンパレータ32aの出力は“Hi”となる。そのためマ
ルチプレクサ34の端子Aの入力も“Hi”となり、マ
ルチプレクサのX端子にはオペアンプ31aの出力V−
Aが出力される。同様にマルチプレクサのY端子にはオ
ペアンプアンプ30c,30dの出力V−CとV−Dと
の出力のうち大きいものが出力される。ここで出力V−
Aは出力V−C,Dよりも大きいので、コンパレータ3
2cの出力は“Hi”レベルとなり、ポートP2から
は、“Hi”レベルの信号が出力される。
【0032】またコンパレータ32cの“Hi”出力は
マルチプレクサ34のC端子にも入力される。そのため
マルチプレクサ34のZ端子からはコンパレータ32a
の“Hi”レベルの出力信号が出力される。そのためポ
ートP3の出力は“Hi”レベルとなる。
【0033】同様にして図7に最も強い基準パルスを入
力した受光センサと、ポートP2およびP3の各々の出
力の関係を示す。これによりポートP2およびP3の出
力から通信方向認識装置は最適な通信方向を認識するこ
とができる。
【0034】またポートP1にはオペアンプ30a〜3
0dの各々の出力V−A〜Dの論理和が出力される。こ
のためいずれかの受光センサが信号を受信したときポー
トP1の出力は“Hi”となり、ポートP1の出力の
“Hi”状態から制御装置は基準パルスの受光を認識す
ることができる。
【0035】図8は本発明の第2の実施例における通信
装置のブロック図、図9は本発明の第2の実施例におけ
る通信装置を用いた移動体の平面図、図10は図8の移
動体と移動体の通信先であるステーションとの位置関係
を説明するための図である。
【0036】本実施例における通信装置は第1の実施例
での通信方向認識装置3の受光センサと受信装置4の受
光センサとを兼用し、基準パルス発光装置8の発光体と
送信装置9の発光体とを兼用することを特徴としてい
る。
【0037】図8が図1と異なる点について説明する。
データ送受信装置6には受信のための光センサ41が含
まれる。光センサ41からの信号に基づき受信装置4は
受信された信号を処理する。また、通信方向認識装置3
には受光センサが含まれない。通信方向認識装置3はデ
ータ送受信装置6の光センサ41からの信号に基づいて
好ましい通信方向を認識する。
【0038】一方ステーションのデータ送受信装置11
には発光体58が含まれる。送信装置9は発光体58を
用いて信号を送信する。また基準パルス発光装置8には
発光体が含まれない。基準パルス発光装置8は発光体5
8を用いて基準パルスを送信する。
【0039】次に図9が図2と異なる点について説明す
る。移動体1には図2における受光センサ63a〜63
dが設けられていない。光センサ41a〜41dは図2
の受光センサ63a〜63dの機能および受光センサ6
4a〜64dの機能を兼ねる。
【0040】また本実施例においてステーション2には
図10に示されるように基準パルス発光装置の発光体と
送信装置の発光体の機能を兼ね併せる発光体58が備え
られている。
【0041】本実施例においてはステーション2は基準
パルス発光とデータ送信において発光体58を用い、移
動体1は基準パルスの受光およびデータの受信において
受光センサ41a〜41dを用いる。
【0042】動作については基本的には第1の実施例と
同じであるが、移動体は通信方向認識とデータの受信と
において光センサ41a〜dを各々の用途に併せて切換
えて使用し、ステーションの光通信部では基準パルスの
発光とデータの送信において発光体58を各々の用途に
併せて切換えて使用する。
【0043】図11は本発明の第3の実施例における通
信装置のブロック図、図12は本発明の第3の実施例に
おける通信装置を用いた移動体の平面図、図13は図1
2の移動体と移動体の通信先であるステーションとの位
置関係を説明するための図である。
【0044】本実施例における通信装置は移動体の送信
装置および受信装置を回転駆動系上に配置することを特
徴としている。
【0045】図11および図12が図1および図2と異
なる点について説明する。移動体の光通信部51には送
受信部を回転させる送受信部回転装置13が含まれる。
【0046】受光センサ64と発光体65とは各々1つ
ずつ用いられ、同一方向を向けられた状態で矢印62方
向に回動する回動部56の上に固定される。回動部56
は送受信部回転装置13により任意の方向に向けられ
る。
【0047】また第2の実施例と同じくステーションの
基準パルス発光手段8の発光体と送信装置9の発光体と
は兼用される。
【0048】第1の実施例のようにして通信方向認識装
置3が好ましい通信方向を認識すると、制御装置14は
送受信部回転装置13によって回動部56を回転させ、
受光センサ64と発光体65とを好ましい通信方向へ向
けるようにする。この状態により、ダイレクトに近い通
信を行なうことができる。
【0049】たとえば移動体1とステーション2とが図
13に示される位置関係にあったときの通信は以下のよ
うに行なわれる。
【0050】まずステーション2の発光体58は基準パ
ルスを発光する。移動体1の受光センサ63a〜63d
は基準パルスを受光する。このとき最も強いパルスを受
けるのはステーションの方向を向いている受光センサ6
3aである。そのため移動体1の制御装置14は、送受
信部回転装置13に信号を送り回動部56上の受光セン
サ64と発光体65とが受光センサ63aの向いている
方向を向くようにした後、通信を行なうように移動体の
通信部を制御する。
【0051】図14は本発明の第4の実施例における通
信装置のブロック図、図15は本発明の第4の実施例に
おける通信装置を用いた移動体の平面図、図16は図1
5の移動体間で行われる通信について説明するための図
である。
【0052】本実施例における通信装置は2つの移動体
間で通信を行なうため、各々の移動体の通信部70,7
1に通信方向認識装置3A,3Bと基準パルス発光装置
8A,8Bとをそれぞれ備えることを特徴としている。
双方の移動体は互いに基準パルスにより好ましい通信方
向を認識し、その方向へ通信を行なう。
【0053】図15を参照して本実施例の移動体1は図
2の移動体に加えて基準パルスを発光する基準パルス発
光装置に含まれる発光体68を備える。
【0054】図17は本実施例において移動体20A,
20B間で行なわれる通信で、各々の光通信部が行なう
処理を示すフローチャートである。
【0055】移動体20A,20Bが図16に示される
位置関係であるときを例にとり、図17のフローチャー
トの処理を説明する。
【0056】ステップS501において移動体20Aは
移動体20Bの発光する基準パルスを受光センサにより
受光する。このとき最も基準パルスを強く受光するのは
移動体20Bの方向を向いている受光センサ63Aであ
る。ステップS502において移動体20Aは好ましい
通信方向を認識する。好ましい通信方向は最も基準パル
スを強く受光する受光センサの方向であり、図16では
受光センサ63Aの向いている方向が好ましい通信方向
となる。ステップS503において、移動体20Aは好
ましい通信方向を向いている送受信装置を使用するよう
に選択する。図16では受光センサ64Aと発光体65
Aとが選択される。ステップS504において移動体2
0Aは発光体68Aを用いて基準パルスを発光する。ス
テップS505において移動体20Aはデータの受信を
行なう。ステップS506において移動体20Aはデー
タの送信を行なう。
【0057】一方移動体20BはステップS551にお
いて基準パルスを発光する。ステップS552において
移動体20Bは移動体20Aの発光した基準パルスを受
光する。ステップS553において移動体20Bは好ま
しい通信方向を認識する。好ましい通信方向は最も基準
パルスを受光する受光センサの方向であり、図16では
移動体20Aの方向を向いている受光センサ63Bの方
向が好ましい通信方向となる。ステップS554におい
て移動体20Bは好ましい通信方向を向いている送受信
装置を使用するように選択する。図16では受光センサ
64Bと発光体65Bとが選択される。ステップS55
5において移動体20Bはデータの送信を行ない、ステ
ップS556において移動体20Bはデータの受信を行
なう。
【0058】なお本実施例においても図9に示される移
動体を用い、基準パルス発光装置の発光体と送信装置の
発光体とを兼用させ、通信方向認識装置の受光センサと
受信装置の受光センサとを兼用するようにしてもよい。
【0059】図18は本発明の第5の実施例における通
信装置のブロック図、図19は本発明の第5の実施例に
おける通信装置を用いた移動体の平面図、図20は図1
9の移動体と、移動体の通信先であるステーションとの
位置関係を説明するための図である。
【0060】本実施例における通信装置は通信方向認識
装置の光センサと受信装置の光センサを兼用する光セン
サ66(66a〜66d)を備え、かつ送信装置5の発
光体65を任意の方向に向けることができる送信部回転
装置17を設けることを特徴としている。
【0061】またステーション2は基準パルス発光手段
8の発光体と送信装置9の発光体とを兼用する発光体6
2を備える。
【0062】移動体1はステーション2の発光する基準
パルスに基づいて好ましい通信方向を認識し、送信部回
転装置17によって発光体65を好ましい通信方向に向
けた状態で通信を行なう。
【0063】基準パルスの受信とデータの受信には、光
センサ66が各々の用途に切換えて用いられる。
【0064】本発明の通信方向認識装置を用いることに
より移動体が何らかのアクシデントにより移動体自身の
位置がわからなくなったときでも、ステーションからの
基準パルスを受光することにより帰還方向を認識し、ス
テーションに帰還することなどが可能となる。また常に
ダイレクトに近い状態で円滑な通信を可能とし、ステー
ションから指示を受けながら移動体は作業をすることが
できる。
【0065】なお本実施例では好ましい通信方向を4方
向の中から選択するようにしたが、受光センサと発光体
の数を増やし、好ましい通信方向の選択数を増やしても
よい。
【0066】また、本実施例では、通信方向認識のため
の基準信号として基準パルス発光を使用しているが、デ
ータ送受信における最初の送信データを基準信号として
兼用することも可能である。
【0067】また本発明の構成として以下のような例も
考えられる。 (1) 一方の通信機器と他方の通信機器との間で通信
を行なう通信装置であって、前記一方の通信機器は、前
記他方の通信機器に対して基準信号を送信する基準信号
送信手段を備え、前記他方の通信機器は、前記基準信号
を受信することにより前記一方の通信機器への好ましい
通信方向を認識する認識手段と、前記認識された通信方
向に基づいて通信を行なう通信手段とを備えた、通信装
置。
【0068】(2) 前記通信手段は、自由空間への光
の放射による光通信を行なう(1)記載の通信装置。
【0069】(3) 前記一方の通信機器および前記他
方の通信機器の少なくとも1つは移動手段をさらに備え
た、(1)または(2)記載の通信装置。
【0070】(4) 前記通信手段は互いに異なる方向
を向いた複数の送信装置を含み、前記複数の送信装置の
中で、前記認識された通信方向に対応する方向を向いた
送信装置により送信を行なう、(1)から(3)のいず
れかに記載の通信装置。
【0071】(5) 前記通信手段は互いに異なる方向
を向いた複数の受信装置を含み、前記複数の受信装置の
中で、前記認識された通信方向に対応する方向を向いた
受信装置により受信を行なう、(1)から(3)のいず
れかに記載の通信装置。
【0072】(6) 前記通信手段は回動することによ
り送信方向を変化させる送信装置を含み、前記認識され
た通信方向に対応する方向に前記送信装置を回動させた
後送信を行なう、(1)から(3)のいずれかに記載の
通信装置。
【0073】(7) 前記通信手段は回動することによ
り受信方向を変化させる受信装置を含み、前記認識され
た通信方向に対応する方向に前記受信装置を回動させた
後受信を行なう、(1)から(3)のいずれかに記載の
通信装置。
【0074】(8) 前記一方の通信機器は送信手段を
さらに備え、前記基準信号送信手段は送信装置を含み、
前記送信手段は、前記送信装置により送信を行なう、
(1)から(3)のいずれかに記載の通信装置。
【0075】(9) 前記認識手段は、受信装置を含
み、前記通信手段は前記受信装置により受信を行なう、
(1)から(3)のいずれかに記載の通信装置。
【0076】上記(1)から(9)に記載の通信装置は
以下の作用を持つ。(1)に記載の通信装置は、通信先
からの基準信号を受信することにより、好ましい通信方
向を認識し、認識された方向に対して通信を行なう。
【0077】(2)に記載の通信装置は(1)の作用に
加え、光による通信を行なう。(3)に記載の通信装置
は、(1)または(2)記載の作用に加え、通信装置は
移動を行なう。
【0078】(4)に記載の通信装置は、(1)から
(3)のいずれかに記載の作用に加え、互いに異なる方
向を向いた複数の送信装置の中の認識された方向に対応
する方向を向いた送信装置により送信を行なう。
【0079】(5)に記載の通信装置は、(1)から
(3)のいずれかに記載の通信装置の作用に加え、互い
に異なる方向を向いた複数の受信装置の中の認識された
方向に対応する方向を向いた受信装置により受信を行な
う。
【0080】(6)に記載の通信装置は、(1)から
(3)のいずれかに記載の作用に加え、認識された方向
に送信装置の方向を変化させた後送信を行なう。
【0081】(7)に記載の通信装置は、(1)から
(3)のいずれかに記載の作用に加え、認識された方向
に受信装置の方向を変化させた後受信を行なう。
【0082】(8)に記載の通信装置は、(1)から
(3)のいずれかに記載の作用に加え、共通の送信装置
により基準信号の送信と通信における送信とを行なう。
【0083】(9)に記載の通信装置は、(1)から
(3)のいずれかに記載の作用に加え、共通の受信装置
により通信先の方向認識と通信における受信とを行な
う。
【0084】(1)から(9)に記載の通信装置は以下
に述べる効果を示す。(1)の通信装置は、通信先の方
向に対してのみ通信を行なうので省電力化を図ることが
でき、バッテリの電力をメインの作業中心に消費するこ
とができる。
【0085】(2)の通信装置は、(1)の効果に加
え、光通信を行なうため通信装置を小型軽量化すること
ができる。また通信エラーの原因となる壁などの反射光
の受光を極力抑えることができ、かつ常にダイレクトに
近い状態で通信ができる。
【0086】(3)の通信装置は、(1)から(2)の
いずれかの効果に加え、通信装置の移動を行なうことが
できる。
【0087】(4)の通信装置は、(1)から(2)の
効果に加え、通信先の方向を認識した後すぐに送信を行
なうことができる。
【0088】(5)の通信装置は、(1)から(3)の
いずれかの効果に加えて、通信先の方向を認識した後す
ぐに受信を行なうことができる。
【0089】(6)の通信装置は、(1)から(3)の
いずれかの効果に加えて、送信部品の点数を減らすこと
ができる。
【0090】(7)の通信装置は、(1)から(3)の
いずれかの効果に加えて、受信部品の点数を減らすこと
ができる。
【0091】(8)の通信装置は、(1)から(3)の
いずれかの効果に加えて、送信部品の点数を減らすこと
ができる。
【0092】(9)の通信装置は、(1)から(3)の
いずれかの効果に加えて、受信部品の点数を減らすこと
ができる。
【0093】
【発明の効果】請求項1の通信装置では、通信先の方向
に対してのみ通信を行なうので省電力化を図ることがで
き、バッテリの電力をメインの作業中心に消費するよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における通信装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における通信装置を用い
た移動体の平面図である。
【図3】図2の移動体と移動体の通信相手であるステー
ションとの位置関係を説明するための図である。
【図4】光通信において行なわれるステーションの光通
信部の制御手段および移動体の光通信部の制御手段の各
々の処理を示すフローチャートである。
【図5】図1の通信方向認識装置3の具体的回路図であ
る。
【図6】図5のマルチプレクサ34の出力を示した図で
ある。
【図7】図5のポートP2,P3の出力を示した図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例における通信装置のブロ
ック図である。
【図9】本発明の第2の実施例における通信装置を用い
た移動体の平面図である。
【図10】図9の移動体と移動体の通信先であるステー
ションとの位置関係を説明するための図である。
【図11】本発明の第3の実施例における通信装置のブ
ロック図である。
【図12】本発明の第3の実施例における通信装置を用
いた移動体の平面図である。
【図13】図12の移動体と移動体の通信先であるステ
ーションとの位置関係を説明するための図である。
【図14】本発明の第4の実施例における通信装置のブ
ロック図である。
【図15】本発明の第4の実施例における通信装置を用
いた移動体の平面図である。
【図16】図15の移動体間で行なわれる通信について
説明するための図である。
【図17】本発明の第4の実施例において移動体20
A,20B間で行なわれる通信で、各々の移動体の光通
信部が行なう処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第5の実施例における通信装置のブ
ロック図である。
【図19】本発明の第5の実施例における通信装置を用
いた移動体の平面図である。
【図20】図19の移動体と移動体の通信先であるステ
ーションとの位置関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1 移動体 2 ステーション 3 通信方向認識装置 4 受信装置 5 送信装置 6 データ送受信装置 7 制御装置 8 基準パルス発光装置 9 送信装置 10 受信装置 11 データ送受信装置 12 制御装置 13 送受信部回転装置 14〜16 制御装置 17 送信部回転装置 18 制御装置 19 駆動輪 20 移動体 30 オペアンプ 32 コンパレータ 34 マルチプレクサ 36 OR回路 51 移動体の光通信部 52 ステーションの光通信部 63 受光センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/02 10/28 10/26 10/14 10/04 10/06 H04B 9/00 Y

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の通信機器と他方の通信機器との間
    で通信を行なう通信装置であって、 前記一方の通信機器は、 前記他方の通信機器に対して基準信号を送信する基準信
    号送信手段を備え、 前記他方の通信機器は、 前記基準信号を受信することにより前記一方の通信機器
    への好ましい通信方向を認識する認識手段と、 前記認識された通信方向に基づいて通信を行なう通信手
    段とを備えた、通信装置。
JP6283381A 1994-11-17 1994-11-17 通信装置 Withdrawn JPH08149079A (ja)

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