JPH08149021A - 受信機フロントエンド回路 - Google Patents

受信機フロントエンド回路

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JPH08149021A
JPH08149021A JP28772994A JP28772994A JPH08149021A JP H08149021 A JPH08149021 A JP H08149021A JP 28772994 A JP28772994 A JP 28772994A JP 28772994 A JP28772994 A JP 28772994A JP H08149021 A JPH08149021 A JP H08149021A
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JP
Japan
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signal
circuit
peak value
receiver front
gain control
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JP28772994A
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English (en)
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勇 ▲高▼野
Isamu Takano
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NEC Yamagata Ltd
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NEC Yamagata Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • H03G3/3068Circuits generating control signals for both R.F. and I.F. stages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • H04B1/28Circuits for superheterodyne receivers the receiver comprising at least one semiconductor device having three or more electrodes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】出力IF信号の相互変調歪特性を改善したIC
化受信機用フロントエンド回路を提供する。 【構成】IC1内に形成され、IFアンプ13Aが出力
するIF信号IFを低域濾波しこのIF信号IFに含ま
れるIM歪成分に対応する歪信号IMを抽出するフィル
タ15と、歪信号IMのピーク値を検出しピーク値信号
DMを発生するピーク値検出回路16と、ピーク値信号
DMの供給に応答して利得制御信号GR,GIを生成す
る利得制御回路17とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信機フロントエンド回
路に関し、特に半導体集積回路化された移動体通信機な
どの受信機フロントエンド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話などの移動体無線通信市
場の発展にともなって、受信機フロントエンド回路を構
成する高周波あるいは中間周波増幅器やミキサなどの非
直線特性に起因して周波数がそれぞれ異なる複数の信号
の入力により発生する相互変調(IM)歪特性が、マル
チチャネル性を確保する意味からも重要視されつつあ
る。
【0003】一般的なこの種の従来の第1の受信機フロ
ントエンド回路の構成をブロックで示す図5を参照する
と、この従来の第1の受信機フロントエンド回路は、1
つの半導体チップ上に半導体集積回路(IC)5として
形成され、端子TIを経由して供給される高周波(R
F)信号RFを増幅しRF増幅信号RAを出力するRF
アンプ11と、RF増幅信号RAと局部発振(ローカ
ル)信号LOとの供給を受け周波数変換してミキサ中間
周波(IF)信号IXを発生するミキサ回路12と、ミ
キサIF信号IXを増幅しIF信号IFを出力端子TO
を経由して出力するIFアンプ13と、ローカル信号L
Oを発生する局部発振回路14とを備える。
【0004】次に、図5を参照して、従来の第1の受信
機フロントエンド回路の動作について説明すると、RF
アンプ11は、入力端子TIを経由して供給されたRF
信号RFを増幅し、所望の信号レベルのRF増幅信号R
Aとしてミキサ回路12に供給する。ミキサ回路12
は、供給を受けたRF増幅信号RFAをローカル信号L
Oの供給に応答して周波数変換しミキサIF信号IXを
発生する。IFアンプ13は、入力されたミキサIF信
号IXを所望の信号レベルまで増幅し、IF信号IFと
して出力端子TOを経由して出力する。
【0005】上述したIM歪特性は、この種のフロント
エンド回路を構成するRFアンプ,ミキサ回路,IFア
ンプの非直線性に依存し、さらに、入力信号レベルや隣
接他チャネルの信号レベル等のマルチチャネル特性によ
り影響される。
【0006】しかし、通常この種の第1の受信機フロン
トエンド回路では、低雑音指数および高利得の周波数変
換特性を確保するために、可能な限りRFアンプ11,
ミキサ回路12およびIFアンプ13の利得を大きくし
ている。したがって、入力信号レベルの変動や温度など
の環境変動の影響により、IF出力信号のIM歪特性が
劣化するという問題点を有している。
【0007】例えば、近年の移動体通信系であるディジ
タルコードレス電話に適用した場合、RF周波数1.9
GHz,チャネル間隔25KHz,ローカル信号LOの
周波数1.65GHzであり、したがって、IF信号の
周波数は250MHzとなる。この250MHzのミキ
サIF信号IXは、IFアンプ13Aに供給される。I
Fアンプ13AはIF周波数250MHzを中心とする
所定幅の帯域通過特性を有し、IF信号成分のみを増幅
しIF信号IFを出力する。
【0008】歪信号IMを含むIF信号IFのスペクト
ルを示すスペクトル図である図6を参照して歪信号の発
生について説明すると、まず、RF増幅回路11の通過
帯域内に希望信号RFと、チャネル間隔25KHzと同
一の相互に25KHz離れた2つの妨害波F1とF2が
極めて大きいレベルで存在する場合を想定する。この場
合、この従来の第1の受信フロントエンド回路は、RF
アンプ11,ミキサ回路12或いはIFアンプ13の非
直線性のために、これら信号RF,F1,F2の高調波
信号が発生し希望信号RFのレベルが大幅に抑圧される
とともに、希望信号チャネル帯域内またはその近傍に妨
害信号成分が発生し、クロストークまたは極端なS/N
劣化等信号品質の劣化を生じる。また、このときIFア
ンプ13の出力には2つの妨害波F1,F2の差の周波
数である25KHzおよびその整数倍の周波数の歪信号
IMが含まれる。
【0009】このIM歪特性の改善を図った、特開平1
−265725公報記載の従来の第2の受信機フロント
エンド回路を含む無線受信装置は、図7に示すように、
第1のフロントエンド回路と同様のRFアンプ11と局
部発振回路14とに加えて、供給電流に対応して変換利
得が可変するミキサ回路12Aと、IF信号のレベルを
検出するIFレベル検出器23と、このIFレベル検出
信号に応答してミキサ回路12Aへの供給電流を調整す
る可変電流源とを備え、ミキサ回路12Aの出力信号レ
ベルが所定のレベルを超えるとミキサ回路12Aあるい
はこのフロントエンド回路全体への供給電流を増加させ
ることにより、雑音指数や周波数変換利得を犠牲にして
IM歪の発生を抑圧する。
【0010】同様にIM歪特性の改善を図った、特開平
4−37317号記載の従来の第3の受信機フロントエ
ンド回路を含む受信機は、ミキサ回路などから抽出した
IM歪による不要波成分を増幅整流して、RFアンプの
利得制御用に用いることにより、IM歪を抑圧する。し
たがって、IFアンプに対しては未対策である。
【0011】さらにIM歪特性の改善を図った、特開平
2−51913号記載の従来の第4の受信機フロントエ
ンド回路を含む無線送受信機は、第2IF信号からIM
歪に対応するビート信号レベル検出を行い、この検出信
号によりRFアンプの利得制御を行う。IFアンプに対
しては未対策である。
【0012】これら第3,第4の従来の受信機フロント
エンド回路は、デスクリート回路で構成され、IM歪成
分対応の妨害信号の検出および所要の制御信号の発生処
理を外部で行うことにより受信機全体としてのIM歪抑
圧対策を施しており、ビート信号検出回路やその制御信
号発生回路などIC化の阻害要因となる回路規模の大き
い回路を必要とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1の
受信機フロントエンド回路は、相互変調(IM)歪抑圧
機能を有していないので、高入力信号レベルや隣接チャ
ネルなどの接近した周波数同志の複数の妨害信号レベル
の増大によるIM歪の発生が回避不能であるという欠点
があった。
【0014】また、この欠点の解決を図った従来の第2
の受信機フロントエンド回路は、出力中間周波(IF)
信号レベルを検出してIM歪抑制用の制御信号を生成し
ているので、必ずしもIM歪成分の量に対応せず希望信
号成分のみでも制御対象回路への供給電流の制御を行う
のでIM歪が存在しない場合には、不要な雑音指数の増
大や周波数変換特性の劣化などが発生するという欠点が
ある。
【0015】また、従来の第3および第4の受信機フロ
ントエンド回路は、フロントエンド回路の外部でIM歪
成分対応の妨害信号の検出および所要の制御信号の発生
処理を行い受信機全体としてのIM歪抑圧対策を実施し
ているので、不要信号検出回路や制御信号発生回路が大
規模化し単独のICとして構成することが困難であると
いう欠点があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の受信機フロント
エンド回路は、同一半導体チップ上に形成され少なくと
も高周波増幅回路とミキサー回路と中間周波増幅回路と
を備え前記高周波増幅回路および中間周波増幅回路の少
なくともいずれか一方が利得制御信号の供給に応答して
利得制御される受信機用フロントエンド回路において、
前記半導体チップ上にさらに形成され、前記中間周波増
幅回路が供給する中間周波出力信号を低域濾波しこの中
間周波信号に含まれる相互変調歪成分に対応する歪信号
を抽出する低域通過フィルタと、前記歪信号のピーク値
を検出しピーク値信号を発生するピーク値検出回路と、
前記ピーク値信号の供給に応答して前記利得制御信号を
生成する利得制御回路とを備えて構成されている。
【0017】
【実施例】次に、従来と同様にディジタルコードレス電
話に適用した本発明の第1の実施例を図5と共通の構成
要素には共通の参照文字/数回路付して同様にブロック
で示す図1を参照すると、この図に示す本実施例の受信
機フロントエンド回路は、従来と同様に、1つの半導体
チップ上に半導体集積回路(IC)1として形成され、
従来と共通のミキサ回路12と、局部発振回路12と、
利得制御可能な他は従来と共通のRFアンプ11Aおよ
びIFアンプ13Aとに加えて、IF信号IFから低域
のIM歪成分に対応する歪信号IMを抽出する低域通過
フィルタであるフィルタ15と、歪信号IMのピーク値
を検出し直流の歪電圧信号DMを出力するピーク値検出
回路14と、歪電圧信号DMの供給に応答してRFアン
プ11AおよびIFアンプ13Aのそれぞれの利得制御
信号GR,GIの各々を発生する利得制御回路17とを
備える。
【0018】利得制御回路17は、それぞれ基準電圧レ
ベル設定用の抵抗R71,72を有し信号GR,GIを
発生する演算増幅器171,172を備える。
【0019】次に、図1を参照して本実施例の動作につ
いて説明すると、まず、従来と同様に、RFアンプ11
Aは入力端子TIを経由して供給されたRF信号RFを
増幅し所望の信号レベルのRF増幅信号RAを生成す
る。この信号RAは、ミキサ回路12に供給され、ミキ
サ回路12はローカル信号LOを用いて、信号RAを周
波数変換を行ってミキサIF信号IXを出力する。ミキ
サIF信号IXは、IFアンプ13Aに供給される。I
Fアンプ13AはIF周波数250MHzを中心とする
所定幅の帯域通過特性を有し、IF信号成分のみを増幅
しIF信号IFを出力する。IF信号IFは、出力端子
TOから出力信号として外部へ出力されるとともにフィ
ルタ15に供給される。フィルタ15は、入力されたI
F信号IFから、IM歪成分対応の歪信号IMを抽出す
る。
【0020】歪信号IMは、従来の技術で説明したよう
に、ディジタルコードレス電話のチャネル間隔に相当す
る25KHzおよびその整数倍の周波数の信号成分から
成るので、歪信号IMを抽出するフィルタ15は、その
エネルギの大部分を占める基本波および第2高調波の各
成分を通過させるためカットオフ周波数50KHz程度
とする。このフィルタ15は、単純なRCフィルタもし
くはLCフィルタによって簡単に構成できる。したがっ
て、IC1内で容易にこのフィルタ15を形成すること
ができる。
【0021】次に、フィルタ15から出力された歪信号
IMは、ピーク値検出回路16に供給され、ピーク値検
出回路16は歪信号IMのピーク値に相当する直流電圧
を検出し検出信号DMを出力する。このピーク値検出回
路16は、周知のダイオードブリッジから成る整流回路
やダイオードと抵抗とから成る整流回路等で簡単に構成
できる。検出信号DMは利得制御回路17の演算増幅器
171に供給される。演算増幅器171は検出信号DM
のレベルが抵抗R71で設定された基準電圧RRを超え
たときRFアンプ11Aの利得を低減させる利得制御信
号GRを発生する。この利得制御動作は検出信号DM<
基準電圧RRとなるまで続けられる。この制御信号GR
はRFアンプに利得制御用として供給されるとともに、
次段の演算増幅器172に入力信号として供給される。
演算増幅器172は入力信号GRが抵抗R72で設定さ
れた基準電圧RIを超えたときIFアンプ13Aの利得
を低減させる利得制御信号GIを発生する。すなわち、
制御シーケンスとしてはRFアンプ11Aの制御を先に
行い、次にIFアンプ13Aの制御を行う。したがっ
て、演算増幅器172の基準電圧IRは、利得制御信号
GRによりRFアンプ11Aの出力信号RAのレベルが
十分小さくミキサ回路12が最適動作範囲を超えてIM
歪を発生しないうちに制御電圧GIを発生するように適
切に設定する必要がある。
【0022】ここで、本実施例の受信機フロントエンド
回路に入力する妨害波が存在しない場合には、フィルタ
15によって抽出される歪信号IMも存在しないので、
RFアンプ11AおよびIFアンプ13Aの利得は低減
されずに最大利得のままである。また、この場合の雑音
指数も最低であるので、最高感度の状態である。
【0023】次に、上述したように妨害波が存在する
と、そのレベルに応じてRFアンプ11AおよびIFア
ンプ13Aの利得が低減されるので、IF信号に含まれ
るIM歪成分が大幅に減少するとともに希望IF信号レ
ベルの抑圧の程度が小さくなり、出力のIF信号IFの
品質が向上する。すなわち、受信機フロントエンド回路
用ICとしての機能向上とともに、出力信号の特性向上
を実現できる。
【0024】例えば、IF信号入力レベルが−19dB
mのとき、従来−20dB程度のIM歪を発生していた
のに対して、本実施例ではIM歪のレベルを−45〜−
50dB以下に抑圧できる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例を図1と共通
の構成要素には共通の参照文字/数回路付して同様にブ
ロックで示す図2を参照すると、この図に示す本実施例
の受信機フロントエンド回路IC2の前述の第1の実施
例のIC1との相違点は、フィルタ15の代りにRC型
低域フィルタの一方の構成要素の抵抗R51のみを有し
IC外部に他方の構成要素のコンデンサC1を接続した
フィルタ15Aを備えることである。
【0026】第1の実施例では歪信号抽出用のフィルタ
15が全てIC1内にて構成されている。この場合、低
域通過特性が固定であるため、IC1内にてMOSプロ
セスにより所要容量のコンデンサを形成することとなり
このコンデンサの形成精度(例えば、SiO2 あるいは
ポリシリコン膜厚の精度)が要求される等の課題が存在
する。
【0027】本実施例では、フィルタ15Aを、構成要
素である抵抗R51をIC2内に形成し、コンデンサC
1を端子TCを介してIC2の外部に外付けとして構成
する。なお、抵抗R51の代りにインダクタンスを形成
しフィルタ15AをLCフィルタとすることも本発明の
主旨を逸脱しない限り適用できることは勿論である。
【0028】本実施例では、フィルタ15Aの構成要素
であるコンデンサC1をIC2の外付け部品としている
ため容量値を自由に選択でき、したがって、低域通過特
性を任意に選択できる。また、IC内の形成素子のう
ち、特に制御が困難な膜厚で容量値を決定するコンデン
サのような受動部品を削除でき、ICとしての歩留まり
および特性の向上が確保できる。
【0029】次に、本発明の第3の実施例を図1と共通
の構成要素には共通の参照文字/数回路付して同様にブ
ロックで示す図3(A)を参照すると、この図に示す本
実施例の受信機フロントエンド回路IC3の前述の第1
の実施例のIC1との相違点は、単純なRCまたはLC
型の低域通過型のフィルタ15の代りに図3(B)に示
すアクティブ型のフィルタ15Bを備えることである。
【0030】図3(B)を参照すると、このフィルタ1
5Bは公知のリードラグ帯域通過フィルタ構成による2
次アクティブ低域通過フィルタであり、演算増幅器15
1と、抵抗R151〜R154と、端子TA,TB,T
Dを介してIC3外部に外付けされたコンデンサC2,
C3とを備える。
【0031】第1の実施例では歪信号抽出用のフィルタ
15が単純RCあるいはLC型フィルタとして構成され
る。この場合、減衰域のカットオフ特性の急峻化に限界
がある。したがって、抽出された歪信号中には不要な希
望IF信号成分も含まれてしまう恐れがある。
【0032】本実施例では、フィルタ15Bを、容易に
所望のカットオフ特性の急峻化が達成可能なアクティブ
フィルタとして構成することにより、不要な希望IF信
号成分を効果的に除去した歪信号を抽出できるので、I
M歪の抑圧性能を大幅に向上できる。
【0033】次に、本発明の第4の実施例を図1と共通
の構成要素には共通の参照文字/数回路付して同様にブ
ロックで示す図4を参照すると、この図に示す本実施例
の受信機フロントエンド回路IC4の前述の第1の実施
例のIC1との相違点は、内部のフィルタ15の代りに
IC4の外部にフィルタ15と同様な機能のフィルタ6
を外付けで設け、端子TMを介してピーク値検出回路1
6に外部で抽出した上記歪信号の供給を受けることであ
る。
【0034】本実施例では、歪信号抽出用の低域フィル
タをIC4の外部に設け、抽出された歪信号のみを入力
する構成としているので、周波数帯域や低域通過特性を
比較的自由に設定できるので、受信機フロントエンド回
路用ICとしての汎用性が向上する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信機フ
ロントエンド回路は、半導体チップ上に形成され中間周
波出力信号を低域濾波し歪信号を抽出する低域通過フィ
ルタと、上記歪信号のピーク値を検出するピーク値検出
回路と、ピーク値信号の供給に応答して利得制御信号を
生成する利得制御回路とを備えることにより、入力妨害
信号波のレベルに応じてRFアンプおよびIFアンプの
利得を低減し、IF信号に含まれるIM歪成分を大幅に
低減するとともに希望IF信号レベルの抑圧程度を軽減
し、出力IF信号の品質を向上させる優れたIM歪抑圧
性能を有してIC化を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信機フロントエンド回路の第1の実
施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の受信機フロントエンド回路の第2の実
施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の受信機フロントエンド回路の第3の実
施例を示すブロック図およびこの実施例のアクティブフ
ィルタの回路図である。
【図4】本発明の受信機フロントエンド回路の第4の実
施例を示すブロック図である。
【図5】従来の第1の受信機フロントエンド回路の一例
を示すブロック図である。
【図6】IF信号と歪信号との関係を示すスペクトル説
明図である。
【図7】従来の第2の受信機フロントエンド回路の一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜5 IC 6,15,15A,15B フィルタ 11,11A RFアンプ 12,12A ミキサ回路 13,13A IFアンプ 14 局部発振回路 16 ピーク値検出回路 17 利得制御回路 151,171,172 演算増幅器 C1,C2,C3 コンデンサ R71,R72,R51,R151〜R154 抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一半導体チップ上に形成され少なくと
    も高周波増幅回路とミキサー回路と中間周波増幅回路と
    を備え前記高周波増幅回路および中間周波増幅回路の少
    なくともいずれか一方が利得制御信号の供給に応答して
    利得制御される受信機用フロントエンド回路において、 前記半導体チップ上にさらに形成され、前記中間周波増
    幅回路が供給する中間周波出力信号を低域濾波しこの中
    間周波信号に含まれる相互変調歪成分に対応する歪信号
    を抽出する低域通過フィルタと、 前記歪信号のピーク値を検出しピーク値信号を発生する
    ピーク値検出回路と、 前記ピーク値信号の供給に応答して前記利得制御信号を
    生成する利得制御回路とを備えることを特徴とする受信
    機フロントエンド回路。
  2. 【請求項2】 前記低域通過フィルタが、前記半導体チ
    ップ上に形成された抵抗またはコイルとコンデンサとを
    備えるRC型またはLC型のいずれかのフィルタである
    ことを特徴とする請求項1記載の受信機フロントエンド
    回路。
  3. 【請求項3】 前記低域通過フィルタが、演算増幅器と
    複数の抵抗とコンデンサとを含むアクティブ型フィルタ
    であることを特徴とする請求項1記載の受信機フロント
    エンド回路。
  4. 【請求項4】 前記低域通過フィルタが、前記半導体チ
    ップ上に形成された抵抗またはコイルと前記半導体チッ
    プの外部に付加されたコンデンサとを備えることを特徴
    とする請求項1記載の受信機フロントエンド回路。
  5. 【請求項5】 前記ピーク検出回路が、前記半導体チッ
    プ上に形成されたダイオードを含む整流回路を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の受信機フロントエンド回
    路。
  6. 【請求項6】 同一半導体チップ上に形成され少なくと
    も高周波増幅回路とミキサー回路と中間周波増幅回路と
    を備え前記高周波増幅回路および中間周波増幅回路の少
    なくともいずれか一方が利得制御信号の供給に応答して
    利得制御される受信機用フロントエンド回路において、 前記半導体チップの外部に付加され前記中間周波増幅回
    路が供給する中間周波出力信号を低域濾波しこの中間周
    波信号に含まれる相互変調歪成分に対応する歪信号を抽
    出する低域通過フィルタと、 前記半導体チップ上にさらに形成され、供給された前記
    歪信号のピーク値を検出しピーク値信号を発生するピー
    ク値検出回路と、 前記ピーク値信号の供給に応答して前記利得制御信号を
    生成する利得制御回路とを備えることを特徴とする受信
    機フロントエンド回路。
JP28772994A 1994-11-22 1994-11-22 受信機フロントエンド回路 Pending JPH08149021A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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