JPH08147372A - 展示解説装置 - Google Patents

展示解説装置

Info

Publication number
JPH08147372A
JPH08147372A JP31135694A JP31135694A JPH08147372A JP H08147372 A JPH08147372 A JP H08147372A JP 31135694 A JP31135694 A JP 31135694A JP 31135694 A JP31135694 A JP 31135694A JP H08147372 A JPH08147372 A JP H08147372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visitor
commentary
exhibition
explanation
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31135694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tsuda
憲一 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKUHOUDOU KK
Original Assignee
HAKUHOUDOU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAKUHOUDOU KK filed Critical HAKUHOUDOU KK
Priority to JP31135694A priority Critical patent/JPH08147372A/ja
Publication of JPH08147372A publication Critical patent/JPH08147372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の展示項目についての解説が、来館者の
年令、性別または住所等に応じて選択的に切り換えら
れ、もって展示解説が「パーソナル」であって、来観者
の一人一人が展示解説を身近に感じて、興味深く観覧ま
たは学習することが可能な展示解説装置を提供する。 【構成】 来館者の個人情報を入力する来館者情報入力
機6、および前記個人情報を記憶したカード8を発行す
る来館者カード発行機7を備えた入館時操作装置3と、
前記カードに記憶された個人情報を読み取る来館者カー
ド読取り機、読み取られた個人情報に基づいて所定の解
説を選択する解説表示用コンピュータ、および選択され
た解説を表示する解説モニタを備えた展示コーナー設置
装置と、時代情報および解説用情報を記憶した解説用ソ
フトウェアと、よりなる展示解説装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、展示解説装置に係り、
更に詳しくは、博物館、資料館または展示イベント等の
展示施設に設置されて、展示項目について所定の解説を
行なう展示解説装置に関する。
【0002】
【従来の技術】博物館、資料館または展示イベント等の
多くの展示施設で採用されている展示解説手段は、これ
まで、施設側がその意図するところにしたがって設定し
た個々に画一的なものであり、施設を訪れた来館者にと
っては、その展示解説を何れほど理解できようとできま
いと、唯単に、この画一的な解説を見て、帰るに過ぎな
い。したがって例えば、或る施設において、展示解説が
大人向けに設定されていると、これを見た子供にとって
はその内容を殆ど理解することができないために、子供
は不満足な思いを持って帰らなければならない。そし
て、これは来館者の年令に限られず、性別についても言
えることであって、展示解説が自分にとって身近でない
場合には、折角、来館しても、興味ないしは学習意欲を
殺がれてしまう場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、所定の展示項目についての解説が、来館者の年令、
性別に応じて選択的に切り換えられ、もって展示解説が
「パーソナル」であって、来観者の一人一人が展示解説
を身近に感じて、興味深く観覧または学習することが可
能な展示解説装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、来館者の個人情報を入力する来館者情報
入力部と、前記個人情報を記憶したカードを発行する来
館者カード発行部と、前記カードに記憶された個人情報
に基づいて所定の解説を表示する演出用表示部と、を備
えた展示解説装置を提供する(請求項1)。また来館者
の個人情報を入力する来館者情報入力機、および前記個
人情報を記憶したカードを発行する来館者カード発行機
を備えた入館時操作装置と、前記カードに記憶された個
人情報を読み取る来館者カード読取り機、読み取られた
個人情報に基づいて所定の解説を選択する解説表示用コ
ンピュータ、および選択された解説を表示する解説モニ
タを備えた展示コーナー設置装置と、時代情報および解
説用情報を記憶した解説用ソフトウェアと、よりなる展
示解説装置を提供する(請求項2)。
【0005】また請求項1または2の展示解説装置にお
いて、来館者情報入力部または来館者情報入力機がタッ
チパネル付きモニタを備えており、このタッチパネル付
きモニタを利用して、来館者が自ら個人情報を入力する
ことを特徴とする展示解説装置を提供する(請求項
3)。また請求項1または2の展示解説装置において、
個人情報が、来館者の氏名、生年月日、性別および住所
に関する情報項目であることを特徴とする展示解説装置
を提供する(請求項4)。
【0006】また請求項1または2の展示解説装置にお
いて、個人情報がバーコードとしてカードに記憶される
ことを特徴とする展示解説装置を提供する(請求項
5)。また請求項1または2の展示解説装置において、
一展示項目についての解説が、小学生低学年以下用、小
学生高学年ないし中学生用、高校生ないし大人用の解
説、または英語による解説によりなされ、これらが個人
情報に基づいて自動的に選択されることを特徴とする展
示解説装置を提供する(請求項6)。
【0007】また請求項1または2の展示解説装置にお
いて、解説が、性別または年令に応じた情報による比較
解説を含んでいることを特徴とする展示解説装置を提供
する(請求項7)。
【0008】
【作用】上記構成を備えた本発明の展示解説装置は、博
物館、展示館または資料館等の展示施設において、施設
側の手により設置され、具体的には、施設の入口付近に
来館者情報入力部および来館者カード発行部が設置され
るとともに、施設内の展示コーナーに演出用表示部が設
置される。
【0009】本発明の展示解説装置が設置された施設を
訪れた来館者は、先ず、入館に際して来館者情報入力部
を操作して、これに自らの個人情報を入力し、来館者カ
ード発行部から発行される一人一枚のカードを受け取
る。次いで、このカードを持って施設内の展示コーナー
に進み、カードを演出用表示部に差し入れる。すると演
出用表示部において、差し入れられたカードの個人情報
が読み取られ、これに応じた解説が選択されて、表示さ
れる。
【0010】これを更に詳細に説明すると、以下のよう
になる。すなわち、来館者は、先ず、入館に際して、来
館者情報入力機のタッチパネル付きモニタを操作して、
これに自らの氏名、生年月日、性別および住所に関する
個人情報を入力する。タッチパネルの操作は、モニタに
表示される操作案内にしたがってタッチパネルを指で次
々と押圧することにより、誰にでも簡単に行なうことが
可能である。個人情報の入力が完了して来館者カード発
行機に個人情報が送られると、この来館者カード発行機
から、入力した個人情報をバーコードとして記憶したカ
ードが発行される。したがってカードには一枚一枚、異
なる内容の個人情報が入力されていることになり、来館
者にしてみれば、タッチパネル付きモニタを操作して
「パーソナル」なカードを入手したことにより、先ず、
この展示解説手段に対する興味を誘われる。
【0011】来館者カード発行機からカードを受け取っ
た来館者は、このカードを持って施設内の展示コーナー
に進み、このカードを来館者カード読取り機に差し入れ
る。すると、この来館者カード読取り機において、差し
入れられたカードの個人情報が読み取られ、解説表示用
コンピュータにおいて、読み取られた個人情報に応じて
解説用ソフトウェアセグメントが選択され、この選択さ
れた解説用ソフトウェアセグメントが解説モニタに表示
される。解説モニタに表示される解説は、小学生低学年
以下用、小学生高学年ないし中学生用、高校生ないし成
人用の解説、または英語による解説の中から、個人情報
に基づいて自動的に選択された最適のものであり、また
この解説には、性別または年令に応じた情報による比較
解説が含まれている。したがって来館者にしてみれば、
展示コーナーに設置された解説モニタに自分の氏名が表
示され、解説モニタから、自分の年令に応じた口調と内
容で、しかも自分にとって身近な話題を含んだ解説がな
されるために、この解説を、興味深く見ることができ
る。
【0012】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0013】図1は、或る展示施設のレイアウトを示し
ており、入口1付近に、案内カウンタ2と並んで、入館
時操作装置3が設置されるとともに、施設内の展示コー
ナー4にそれぞれ、一台または複数台の展示コーナー設
置装置5が設置されている。
【0014】入館時操作装置3は、図2に示すように、
来館者の個人情報を入力する来館者情報入力機6と、個
人情報を記憶したカード8を発行する来館者カード発行
機7を備えている。入館時操作装置3は、同図に示した
ように、タッチパネル10付きのモニタ9を備えてお
り、このタッチパネル10付きモニタ9がコンピュータ
11を介して、バーコードプリント機能を備えた来館者
カード発行機7に接続されている。
【0015】図4に示すように、モニタ9に表示される
操作案内にしたがってタッチパネル10を指で次々と押
圧して、氏名、生年月日、性別および住所に関する個人
情報を入力すると、これがコンピュータ11で処理され
て、図3にその裏面を示すような、来館者の氏名12、
発行日時13およびバーコード(CODE39キャラク
タ)14が記載されたカード8が、来館者カード発行機
7から、一人一枚(一度の操作で一枚)、発行される。
【0016】バーコード14は、以下のように、個人情
報を記憶するものである。 性別:男性または女性を1または0で表わす。1ビ
ット。 氏名:8文字(カタカナ86文字、アルファベット
31文字を7ビットにコード化)。56ビット。 生年月日:179年分(過去79年、未来100
年)の日付を一日単位で表わす。16ビット。 住所:全国4096箇所をコード化して記録。12
ビット。 日/英:日本語表示または英語表示。1ビット。 ユーザーフリー(施設側による個別的な自由設
定):各アプリケーション毎の特有のデータを4096
通りまで定義可能。12ビット。 チェック:コードの整合性チェック用のチェックサ
ム。2ビット。 以上合計100ビット。
【0017】100ビットのデータを通常のバーコード
(JAN:日本のPOSバーコード規格)で表示する
と、31桁となり、この種のカード8に利用するには、
長過ぎて実用的でない。そこでCODE39規格を使
い、データを0〜9までの数字とアルファベットに圧縮
変換することにより19桁のバーコードデータに纏める
ことにした。またデータの内容については、固定テーブ
ルルックアップ型の圧縮を行なって、スペースの有効利
用を図っている。また上記した100ビット分の個人デ
ータを詰め込んで、12.5バイトの整数を作った後
に、これを43進級に変換してCODE39で表示する
ようにしている。
【0018】展示コーナー設置装置5は、図5に示すよ
うに、バーコード読取り機能を備えた来館者カード読取
り機15を備えており、この来館者カード読取り機15
が解析コンピュータ16および解説表示用コンピュータ
17を介して、スピーカ(図示せず)付きの解説モニタ
18に接続されている。個人情報を入力されたカード8
が来館者カード読取り機15に差し入れられると、図6
に示すように、来館者カード読取り機15から読み取ら
れたバーコード情報が解析コンピュータ16により、解
凍、解釈され、解説表示用コンピュータ17において、
読み取られた個人情報に応じて解説用ソフトウェアセグ
メントが選択され、この選択された解説用ソフトウェア
セグメントが解説モニタ18に表示される。尚、この展
示コーナー設置装置5には、オプション的な装置とし
て、来館者が解説の途中で、解説モニタ18の前から立
ち去ったときに解説を中止するための、センサ(図示せ
ず)を取り付けておくと良い。
【0019】図1に示した展示施設が、例えば、青森県
青森市にある「青森市立郷土の歴史資料館」であり、こ
こに本発明に係る展示解説装置が設置されており、ここ
へ神奈川県相模原市在住のスズキくん(8才)と、千葉
県船橋市在住のワダさん(46才)がそれぞれ、訪れた
とすると、当該展示解説装置の操作および作動は、以下
のとおりである。尚、この二人のプロフィールの詳細
は、これを以下のように設定した。
【0020】 スズキくん 性別:男性 氏名:スズキ マモル 生年月日:昭和61年(1986年)10月1日 住所:神奈川県相模原市 ワダさん 性別:女性 氏名:ワダ ヨウコ 生年月日:昭和23年(1948年)5月30日 住所:千葉県船橋市
【0021】二人はそれぞれ、資料館の入口1で、入館
時操作装置3のタッチパネル10付きモニタ9を操作し
て、これに自らの氏名、生年月日、性別および住所に関
する個人情報を入力する。タッチパネル10の操作は、
モニタ9に表示される操作案内にしたがってタッチパネ
ル10を指で次々と押圧することにより、誰にでも簡単
に行なうことが可能である。
【0022】 第1画面(図7):導入部。 第2画面(図8):性別の入力。 モニタ9に、この第1画面と第2画面が30秒毎に表示
され、来館者の注意を促している。第1画面が表示され
ているときに画面にタッチすると、直ちに、第2画面が
表示される。この第2画面において、スズキくんは、男
と描かれた絵の下のボタン19、ワダさんは、女と描か
れた絵の下のボタン20を押して性別を入力し、次いで
「OK」ボタン21を押す。 第3画面(図9):生年月日の入力。 スズキくんの「昭和61年10月1日」の場合には「昭
和」「6」「1」「年」「1」「0」「月」「1」
「日」「OK」の順にボタン22を押し、ワダさんの
「昭和23年5月30日」の場合には「昭和」「2」
「3」「年」「5」「月」「3」「0」「日」「OK」
の順にボタン22を押す。途中でボタンを押し間違えた
ときは「やり直し」ボタン23を押し、再入力して「O
K」ボタン24を押す(この点については以下、同
じ)。
【0023】 第4画面(図10):氏名の入力。 氏名をカタカナまたはアルファベット8文字以内で入力
する。スズキくんの「スズキ マモル」の場合には
「ス」「ズ」「キ」「スペース」「マ」「モ」「ル」
「OK」の順にボタン25を押し、ワダさんの「ワダ
ヨウコ」の場合には「ワ」「ダ」「スペース」「ヨ」
「ウ」「コ」「OK」の順にボタン25を押す。氏名を
アルファベットで入力する場合には、初めに「ENGL
ISH」ボタン26を押す。 第5画面(図11):住所の入力(その1)。 視感的な分かり易さと、若年層への教育的効果を目的と
して、地方、県、市の順または地方、県、郡、町村の順
に段階的に地域を絞ってゆく手順となっている。第5画
面では、このうち地方を入力する。スズキくん、ワダさ
んとも、この第5画面では「関東地方」「OK」の順に
ボタン27を押す。 第6画面(図12):住所の入力(その2)。 第5画面に引き続き、県を入力する。スズキくんの「神
奈川県相模原市」の場合には「神奈川県」「OK」の順
にボタン28を押し、ワダさんの「千葉県船橋市」の場
合には「千葉県」「OK」の順にボタン28を押す。
【0024】 第7画面(図13):住所の入力(そ
の3)。 第5、第6画面に引き続き、市または郡を入力する。ス
ズキくんの「神奈川県相模原市」の場合には「相模原
市」「OK」の順にボタン29を押し、ワダさんの「千
葉県船橋市」の場合には「船橋市」「OK」の順にボタ
ン29を押す。 第8画面(図14):住所の入力(その4)。 第7画面において、郡を選択したときにだけ、この第8
画面が表示され、町村を入力する。 第9画面(図15または図16):入力情報の正誤
の確認。 入力された個人情報がモニタ9に表示され、これを見
て、個人情報が正しく入力されたか否かを確認する。確
認のために画面に表示されるメッセージ30および背景
のイラスト31は、入力された個人情報の年令または性
別等に応じて、以下のように口調等が変えられている。 a.スズキくんの場合 「神奈川県相模原市からきた、スズキ マモル君、8才
の男の子だね。」 b.ワダさんの場合 「千葉県船橋市からいらっしゃった、ワダ ヨウコさん
ですね。」 何れの場合も、個人情報が正しく入力されているときは
「OK」ボタン32を押し、正しく入力されていないと
きは「やり直し」ボタン33を押し、再入力してから
「OK」ボタン32を押す。
【0025】最終的に「OK」ボタン32が押されて個
人情報の入力が完了すると、この個人情報がコンピュー
タ11で処理されてメモリーに記憶されるとともに、来
館者カード発行機7に送られて、この来館者カード発行
機7から、図3に示したような「パーソナル」なカード
8が発行されて来る。スズキくん、ワダさんはそれぞ
れ、このカード8を来館者カード発行機7から取り出
し、館内の順路(矢印)にしたがって展示コーナー4に
進み、各展示コーナー4に設置されている来館者カード
読取り機15に自分のカード8を差し入れる。すると、
この来館者カード読取り機15において、バーコード情
報が読み取られ、解析コンピュータ16において、解
凍、解釈され、解説表示用コンピュータ17において、
読み取られた個人情報に応じて解説用ソフトウェアセグ
メントが選択され、この選択された解説用ソフトウェア
セグメントが解説モニタ18に表示される。
【0026】スズキくんが、自分のカード8を、来館者
カード読取り機15に差し入れた場合、解説モニタ18
に表示される第1画面には、「さがみはら市からきたす
ずきくんこんにちは!」とのメッセージが、子供向けの
イラストとともに表示される。また同じ来館者カード読
取り機15に、ワダさんが自分のカード8を差し入れた
場合には、「船橋市からいらっしゃったワダさん、こん
にちは」とのメッセージが、大人向けのイラストととも
に表示される。
【0027】また、或る展示コーナー設置装置5が、青
森の歴史において「縄文時代の暮しと道具」を解説する
ものであるとすると、スズキくん宛の解説には、スズキ
くんの個人情報に基づいて、以下のようなメッセージ、
イラスト、写真、グラフ等の図表が次々と現われて来
る。 a1.縄文時代における食べ物の種類について 「スズキくん、きのうのよるは、なにをたべましたか・
・・」 a2.縄文人の身長について 「縄文時代の人とスズキくんとおなじ8さいのへいきん
の身長をくらべてみよう・・・」
【0028】これに対して、ワダさん宛の解説には、ワ
ダさんの個人情報に基づいて、以下のようなメッセー
ジ、イラスト、写真、グラフ等の図表が次々と現われて
来る。 b1.縄文時代における食べ物の種類について 「春は野山に芽生えたワラビ等の新芽と貝の採取を行な
い、夏は川をのぼるマス等の川魚やマグロ等の海の幸の
漁にいそしみ、・・・」 b2.縄文時代の遺跡について 「ここ青森県八幡崎遺跡では、昭和36年、ワダさんが
15才の時です。縄文時代の土器や土偶が出土しまし
た。・・・」 b3.縄文人の身長について 「ワダさんの生まれた昭和23年当時の女性の平均身長
はどのくらいだったでしょう・・・」
【0029】したがってスズキくん、ワダさんにしてみ
れば、各展示コーナー4に設置された解説モニタ18に
自分の氏名が表示され、解説モニタ18から、自分の年
令に応じた口調と内容で、しかも自分にとって身近な話
題を含んだ解説がなされるために、これを極く身近に感
じて、この解説を、興味深く見ることができる。すなわ
ち、当該展示解説装置は、その解説ソフトウェアについ
て、以下の特徴を有している。 一展示項目についての解説が、小学生低学年以下
用、小学生高学年ないし中学生用、高校生ないし大人用
の解説、または英語による解説によりなされ、これらが
来館者の年令等に関する個人情報に基づいて自動的に選
択される。すなわち、来館者の年令等に基づいた解説ソ
フトウェアセグメントが、個人情報に基づいて自動的に
引き出されるために、どの年齢層の人も飽きることな
く、難しくもなく、解説を見ることができる。 来館者の性別、年令に応じた情報を自動的に引き出
し、比較対象の素材にする等して展示解説を、より分か
り易く、興味深いものとしている。 過去数十年に亙る各時代の情報、解説用の各種の情
報を、ソフトウェアの基本データベースとしている。
【0030】尚、本発明の展示解説装置は、総合博物
館、歴史博物館、科学博物館、動物園、水族館、植物
園、美術館、科学館、郷土資料館、民族資料館、産業資
料館、技術資料館、記念館、美術展、展示会、見本市ま
たは展示イベント等、様々な施設で、これを利用するこ
とが可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。 所定の展示項目についての解説が、来館者の年令、
性別に応じて選択的に切り換えられ、もって展示解説が
「パーソナル」であるために、来観者の一人一人が展示
解説を身近に感じて、興味深く観覧または学習すること
ができる。すなわち、博物館、資料館または展示イベン
ト等の様々な展示施設において、来館者の一人一人に
「パーソナル」な解説が行なわれるために、展示物の内
容を十二分に伝え、展示の魅力と価値を高めることがで
きる。 施設の展示内容や規模に応じてフレキシブルな組み
合わせをすることが可能であり、しかも既存の装置類に
手を加えることなく、設置が簡単である。 全自動運転であるために、人員を増やす必要がな
く、省力運営が可能である。
【0032】 来館者の年令、性別または来館日等の
情報を自動的に収集することが可能であるために、来館
者情報管理を容易に行なうことができる。この来館者情
報は今後の展示企画等への資料として有効に活用するこ
とができるものである。 展示物の入替え等による情報の追加に関して、既存
の設備を変更することなくソフトウェアの改訂だけで、
簡単にこれを行なうことができる。 団体客への対応として、事前の申込みがあれば、前
以て、団体用のカードを作成しておくことが可能なため
に、入館当日の入力の時間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】展示施設のレイアウトの一例を示す説明図
【図2】入館時操作装置の一例を示す説明図
【図3】カードの一例を示す説明図
【図4】入館時操作装置の操作ないし作動を示すブロッ
ク図
【図5】展示コーナー設置装置の一例を示す説明図
【図6】展示コーナー設置装置の作動を示すブロック図
【図7】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説明
【図8】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説明
【図9】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説明
【図10】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【図11】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【図12】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【図13】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【図14】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【図15】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【図16】来館者情報入力機の操作画面の一例を示す説
明図
【符号の説明】
1 入口 2 案内カウンタ 3 入館時操作装置 4 展示コーナー 5 展示コーナー設置装置 6 来館者情報入力機 7 来館者カード発行機 8 カード 9 モニタ 10 タッチパネル 11 コンピュータ 12 氏名 13 発行日時 14 バーコード 15 来館者カード読取り機 16 解析コンピュータ 17 解説表示用コンピュータ 18 解説モニタ 19,20,21,22,23,24,25,26,2
7,28,29,32,33 ボタン 30 メッセージ 31 イラスト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 来館者の個人情報を入力する来館者情報
    入力部と、前記個人情報を記憶したカードを発行する来
    館者カード発行部と、前記カードに記憶された個人情報
    に基づいて所定の解説を表示する演出用表示部と、を備
    えた展示解説装置。
  2. 【請求項2】 来館者の個人情報を入力する来館者情報
    入力機、および前記個人情報を記憶したカードを発行す
    る来館者カード発行機を備えた入館時操作装置と、 前記カードに記憶された個人情報を読み取る来館者カー
    ド読取り機、読み取られた個人情報に基づいて所定の解
    説を選択する解説表示用コンピュータ、および選択され
    た解説を表示する解説モニタを備えた展示コーナー設置
    装置と、 時代情報および解説用情報を記憶した解説用ソフトウェ
    アと、よりなる展示解説装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の展示解説装置におい
    て、来館者情報入力部または来館者情報入力機がタッチ
    パネル付きモニタを備えており、このタッチパネル付き
    モニタを利用して、来館者が自ら個人情報を入力するこ
    とを特徴とする展示解説装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の展示解説装置におい
    て、個人情報が、来館者の氏名、生年月日、性別および
    住所に関する情報項目であることを特徴とする展示解説
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2の展示解説装置におい
    て、個人情報がバーコードとしてカードに記憶されるこ
    とを特徴とする展示解説装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2の展示解説装置におい
    て、一展示項目についての解説が、小学生低学年以下
    用、小学生高学年ないし中学生用、高校生ないし大人用
    の解説、または英語による解説によりなされ、これらが
    個人情報に基づいて自動的に選択されることを特徴とす
    る展示解説装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2の展示解説装置におい
    て、解説が、性別または年令に応じた情報による比較解
    説を含んでいることを特徴とする展示解説装置。
JP31135694A 1994-11-22 1994-11-22 展示解説装置 Pending JPH08147372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31135694A JPH08147372A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 展示解説装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31135694A JPH08147372A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 展示解説装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08147372A true JPH08147372A (ja) 1996-06-07

Family

ID=18016179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31135694A Pending JPH08147372A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 展示解説装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08147372A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288602A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nec Corp Idタグを用いた解説システム
US6473790B1 (en) 1997-02-07 2002-10-29 Casio Computer Co., Ltd. Network system for serving information to mobile terminal apparatus
JP2002366697A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Hitachi Ltd コンテンツ視聴とアトラクションの連携サービス方法並びに同方法の実行に用いるコンテンツ受信機及びアトラクションシステム
JP2003044614A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Dainippon Printing Co Ltd 展示物説明システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01291364A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Patoroma Res Kk 自動案内装置
JPH02190888A (ja) * 1989-01-20 1990-07-26 Hitachi Ltd 案内情報再生装置及びそれを用いた案内システム
JPH056500A (ja) * 1990-09-19 1993-01-14 Hitachi Ltd 移動体・施設制御システム
JPH06259002A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Olympus Optical Co Ltd 人工現実感システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01291364A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Patoroma Res Kk 自動案内装置
JPH02190888A (ja) * 1989-01-20 1990-07-26 Hitachi Ltd 案内情報再生装置及びそれを用いた案内システム
JPH056500A (ja) * 1990-09-19 1993-01-14 Hitachi Ltd 移動体・施設制御システム
JPH06259002A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Olympus Optical Co Ltd 人工現実感システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6473790B1 (en) 1997-02-07 2002-10-29 Casio Computer Co., Ltd. Network system for serving information to mobile terminal apparatus
JP2002288602A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nec Corp Idタグを用いた解説システム
JP2002366697A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Hitachi Ltd コンテンツ視聴とアトラクションの連携サービス方法並びに同方法の実行に用いるコンテンツ受信機及びアトラクションシステム
JP2003044614A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Dainippon Printing Co Ltd 展示物説明システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Abrahamson Storytelling as a pedagogical tool in higher education
Larson et al. Elementary statistics
Glennie et al. Reworking EP Thompson'sTime, work-discipline and industrial capitalism'
Mason et al. Computer Applications in Reading.
Schmidt Top down or bottom up? Nationalist mobilization reconsidered, with special reference to Guinea (French West Africa)
JPH08147372A (ja) 展示解説装置
JP2008310410A (ja) 生活習慣改善支援システムおよび生活習慣改善支援方法
Vallye “Balance-Sheet” City: Martin Wagner and the Visualization of Statistical Data
Marien ALTERNATIVE FUTURES FOR LEARNING: AN ANNO-TATED BIBLIOGRAPHY OF TRENDS, FORECASTS AND PROPOSALS
Flax Critical theory as a vocation
Karnes et al. Employing visual learning to enhance the leadership of the gifted
Whitney Jr Assimilating pharmacoepidemiology into education and practice
Bayliffe et al. Teaching Mathematics with Technology: Family Math Enhanced through Technology
Douglas The Art of Disappearing: by Elisabeth Hanscombe, Brisbane, Glass House Books, 2017, 264 pp., ISBN: 978-1-9252-3158-8
US20070148627A1 (en) Merchandising method and system
Palfreyman Consuming Higher Education: Why Learning Can't Be Bought
Porter Focus on Family: From Number Rhymes to Number Sense: Susan Catapano, Editor
Maughan Overview and Summary: Back to Class: Perspectives on School Nursing.
Mizer Mathematics: Promising and Exemplary Programs and Materials in Elementary and Secondary Schools.[Mathematics Education Information Report.].
Cutler BOOK REVIEW: A WORKING LIFE FOR PEOPLE WITH SEVERE MENTAL ILLNESS by Deborah R. Becker and Robert E. Drake. Oxford University Press
Fitzpatrick et al. The Nurse's Guide to Consumer Health Web Sites
Yaffe et al. When a parent goes to jail: A comprehensive guide for counseling children of incarcerated parents
Le Roux et al. FCS Mathematical Literacy L2
While THE EXPERIENCE OF SOME PIONEERS
Shackelford Synergy—May the “Combined and Correlated Force” Be with Us

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020220