JPH0814594A - 自然蓄熱母体による直接温調と給気システム - Google Patents

自然蓄熱母体による直接温調と給気システム

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JPH0814594A
JPH0814594A JP6151962A JP15196294A JPH0814594A JP H0814594 A JPH0814594 A JP H0814594A JP 6151962 A JP6151962 A JP 6151962A JP 15196294 A JP15196294 A JP 15196294A JP H0814594 A JPH0814594 A JP H0814594A
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temperature
heat
natural
temperature control
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JP6151962A
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Tai-Her Yang
泰和 楊
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YOU YASUKAZU
Original Assignee
YOU YASUKAZU
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接温調と給気を、自然蓄熱母体により行
う。 【構成】 自然界の地層,地表,池,湖沼,河川等の自
然蓄熱母体100を利用し、温調したい空間に供給され
る空気を直接送り込み、調整したい空間に自然蓄熱母体
100に近い温度とプラス圧力の新鮮な空気の供給を確
保させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然蓄熱母体による直
接温調と給気システムに関するもので、自然界の地層,
地表,池,湖沼,河川等の自然蓄熱母体を利用し、温調
したい空間に供給される空気を直接送り込み、温調した
い空間に自然蓄熱母体に近い温度とプラス圧力の新鮮な
空気の供給を獲得させるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の室温調整システム、例えば冷房装
置等は動力をもって冷媒圧縮機を駆動し、主動的に温度
冷却の基本構造を構成しており、暖房装置では電気エネ
ルギーまたは物質の燃焼をもってエネルギーを獲得して
いるので、長くから空間の温調に大量なエネルギーを消
耗している外、大量な汚染及び廃ガスと廃棄物を発生し
ており、最近ではピーク外時間の電力をもって冷却水か
ら氷を作り、ピーク時間帯に於いて蓄熱伝送管が低温を
演出する製氷式空調システムが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの製氷式
空調システムには、(1)大型冷凍機、(2)絶縁が良
好な冷凍庫、(3)大きな空間、(4)エネルギーの入
力、等が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、自然界の地層,地表,
池,湖沼,河川等の自然蓄熱母体100を利用し、温調
したい空間に供給される空気を直接送り込み、調整した
い空間に自然蓄熱母体100に近い温度とプラス圧力の
新鮮な空気の供給を獲得させることを特徴とする自然蓄
熱母体による直接温調と給気システムである。このシス
テムは主動均熱器101と、自然蓄熱母体100と、輸
送管102と、蓄熱伝送体103と、流量計105と、
濾過装置106と、流体調整弁107と、中継補助調整
装置109と、制御ユニット108とよりなり、直接温
調蓄熱を兼ねた新鮮な空気の来源になる外、更に伝統的
温調装置を設備した温調空間と外界の温度差の中間段階
温差式隔離に形成されることができる。
【0005】更に進んで、送気システムを省略し、自然
蓄熱母体による間接的循環伝送の空間温調システムに形
成することができ、すなわち、自然界の地層,地表,
池,湖沼,河川等の自然蓄熱母体中に設けられている主
動均熱器により、自然蓄熱体の蓄熱から主動的に更に良
好なエネルギーの収穫性能のある熱伝導性固体または流
体から構成された温度差伝送管を経て調節弁に分配さ
れ、それが温調したい空間内の各他動均熱器に送られ、
それをもって空間内の温度と中和調整を行い、並びに自
然蓄熱母体に設置されている主動均熱器に圧送返還さ
れ、その伝送及び収穫エネルギーは良好な熱伝導性のあ
る熱管装置をもって直接伝送され、また導熱流体をもっ
てメインポンプまた更に進んで設置された分岐ポンプに
よって圧送されるものが含まれ、それをもって循環機能
が構成され、流体が気体である場合も循環的に圧送され
るものである。これは、主動均熱器201と、自然蓄熱
母体200と、蓄熱伝送管202と、蓄熱伝送体203
と、電力またはその他機械力に駆動される空気ポンプ2
04と、他動均熱体205と、濾過装置206と、流体
調整弁207と、中継補助調整装置209と、制御ユニ
ット208とが含まれ、熱管装置をもって蓄熱伝送器及
び導熱流体と取って替わることができ、熱管装置によっ
て主動均熱管を構成することを特徴とする。
【0006】また、直接温調蓄熱を兼ねた新鮮な空気の
来源になる外、更に伝統的温調装置を設置した温調空間
と外界の温度差の中間段階温差式隔離に形成されること
ができ、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱母体よ
り高く、自然蓄熱母体の提供する温度が調整したい空間
以外の環境の温度より高い場合には予熱及び保温の機能
に構成され、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱母
体より低く、自然蓄熱母体の提供する温度が調整したい
空間以外の環境の温度より低い場合には予冷機能に構成
される。さらに、海洋または湖沼,池,河川または人工
水池に埋設または沈設,係留された主動均熱器を蓄熱母
体とすることによって、陸上の建築空間に対する閉合的
温調伝送を行い、地下に埋設された主動均熱器を蓄熱母
体とすることによって陸上の建築空間に対する閉合的温
調伝送を行うものである。
【0007】
【作用】本発明のシステムは、主として自然蓄熱母体中
に設けられてある主動均熱器によって温調を行いたい空
間に送り、空間内の温度に開放的拡散を行わせる。その
輸送は熱伝導流体をもってメインポンプ、または更に進
んで分岐ポンプによって圧送される。すなわち、新鮮な
空気は開放されたフィルターの入口から自然蓄熱母体の
主動均熱器へ進入し、更に輸送管を経て温調したい空間
の検測器に圧送される。上述の輸送管に充分な長さがあ
り、それが自然蓄熱母体内に埋設される場合、主動均熱
器は省略され、良い熱伝導材料をもって製作し、主動均
熱の機能を構成させる。上述の新鮮な空気の入口及び出
口には、更に主動浄化のフィルター、例えば活性炭フィ
ルター及び有害ガス検測器、及び更に進んで有益性質の
ある芳香添加器を設置することができる。
【0008】
【実施例】周知の如く、地球の表面の適当な深さ、例え
ば10〜15mの深さでは、冬または夏にもかかわら
ず、その熱容量は大きく、地表温度の影響を受けること
がない。それと同じく、一部の地表を構成する海水,湖
沼,河川の一定の深さでも一定した温度があり、本発明
ではそれを総合して自然蓄熱と称する。上述の自然蓄熱
母体の熱容量は膨大であり、地表が夏場である場合、そ
の温度は地表の空気と比べて常に低温の状態にある。上
述の自然蓄熱母体中の、例えば川の水は夏場でも15℃
を超えず、冬の緯度の高い地区では、地表の温度が常時
零下数十度に低下しても、上述の自然蓄熱母体は零度以
下にならない(深海では1〜7℃)。したがって、建築
物と上述の自然蓄熱母体の間に配管を設置し、新鮮な空
気を伝送して温調を行えば、低コスト、低エネルギー消
耗、低汚染の空間温調システムを行うことができる。
【0009】この自然蓄熱母体による直接温調と給気シ
ステムは上述のアイデアに基づいてなされたもので、そ
れは主として自然蓄熱母体の中に主動均熱器が設けら
れ、それは温調したい空間へ通され、それをもって空間
内の温度は開放的拡散を行い、伝送については導熱流体
をもってメインポンプ、または更に進んで設置された分
岐ポンプによって圧送され、すなわち新鮮な空気が開放
されるフィルターの入口から自然蓄熱母体の主動均熱管
に進入し、更に伝送管を経て温調したい空間の検測器に
圧送される。伝送管に充分な長さがあって自然蓄熱母体
に埋設された場合には主動均熱管を省略することがで
き、配管を良好な導熱材料をもって製作し、主動均熱の
機能を構成させる。上述の新鮮な空気の入口及び出口に
は主動に浄化するフィルター、例えば活性炭フィルター
及び有害ガス検測器、及び更に進んで有益性をもった芳
香添加器を設置することができる。
【0010】供気される室内に対し、温調及び空気が新
鮮である外、プラス圧力は窓に付着するごみを減らし、
汚れた空気が流れ込まないようにする。盆地にある都市
に対し、この自然蓄熱母体による直接温調と給気システ
ムはプラス圧力を提供し、盆地内の空気の対流及び拡散
および汚染の希釈を促すことができる。
【0011】本発明によって設計された各実施例を次の
如く説明する。図1は、本発明の自然蓄熱母体による直
接温調と給気システムの一実施例の原理の説明図であ
り、その主な構成は次のものが含まれる。主動均熱器1
01は、自然蓄熱母体内に設置され、良好な熱伝導性材
料から製作された伝熱管によって構成され、輸送される
蓄熱空気がその間に流動するため、最低1ヶ所の入口及
び最低1ヶ所の出口が含まれ、入口に進入した空気は主
動均熱器の均温作用を経て出口に至り、自然蓄熱母体の
温度に接近する。自然蓄熱母体100は、自然界の安定
した大きい蓄熱容量のある地層,地表,池,湖沼,河
川,砂漠,氷山,海洋等の固体または液体の蓄熱体であ
るか、または山の谷間または森の中のように低温できれ
いな空気が存在できる環境である。輸送管102は、新
鮮な空気の流通と蓄熱の伝送を兼ねており、それが自然
蓄熱母体を通る部分は良好な熱伝導体から作られ、それ
をもって流通する新鮮な空気の温度を自然蓄熱母体10
0に接近させる。輸送管102の中間が調整蓄熱体(例
えば地下の深い所)を通過する個所は、なるべく良好な
熱伝導体で作られ、それをもって温調したい新鮮な空気
を温調することができ、空中に露出している部分は絶縁
材料によって被覆し、できるだけ熱絶縁特性の良いもの
になるようにする。
【0012】蓄熱伝送体103は、自然蓄熱母体100
の温度状態を温調したい空間に伝送することに供され、
すなわち空気を蓄熱伝送流体とし、それは温調の伝送に
供する外、新鮮な空気を供給することができる。電力ま
たはその他機械力によって駆動される空気ポンプ104
は、1段または1段以上の増式圧送を含み、蓄熱の伝送
作用を兼ねた新鮮な空気を主動的に圧送して伝送管内で
流通させる。この外、短い流通系統では温度差の自然対
流によって気流の出入りを達成させる。流量計105
は、新鮮な空気の流量を累積計算し、料金集めや統計の
参考にするが、この装置は必要に応じて選択使用され
る。
【0013】濾過装置106は、時間が長くたつと配管
内が詰まってしまうことを防ぐための濾過装置であり、
空気の入口または出口に設置され、塵埃フィルター及び
活性炭等濾過装置を含む有害ガス濾過装置から構成され
る。流体調整弁107は、必要に応じ、人力または機械
力をもって新鮮な空気の釈放量を制御調整するものであ
り、その調整法はポンプの圧送量を調整し、または流体
の出口弁の空気流量を調整するものである。中継補助調
整装置109は、主動均熱器101の温度が要求に達し
ない場合に設けるもので、自然蓄熱母体100からの蓄
熱を伝統的な燃焼または電源、または太陽エネルギー等
の加熱装置へ伝送して増加加熱し、または伝統的な降温
調整装置に導入して降温させることを含む。制御ユニッ
ト108には次のものが含まれる。安全保護制御装置,
即ち進入側または各出口に有害ガス検測装置1081を
設置し、それをもって有害ガスが存在し、かつ監視値を
超過した場合に警報を発して気流を切断し、またはその
他応急処置を行う。この有害ガス検測装置1081は入
口及び出口側に設置されているので、その空間内の有害
ガスの検測を兼ねることができる。温度検知装置108
2、及び新鮮空気流量記録及び指示装置1083等によ
って、温度制御及び流量調整等が行われる。
【0014】上述のシステムは、直接温調蓄熱を兼ねた
新鮮な空気の来源になる外、更に伝統的温調装置を設置
した温調空間と外界の温度差の中間段階温差式隔離に形
成することができ、それには次のものが含まれる。 (1)冬場時、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱
母体100を経て温調された新鮮な空気の温度よりも高
い場合、それは予熱の機能に構成される。 (2)夏場時、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱
母体100を経て温調された新鮮な空気の温度よりも低
く、この新鮮な空気の温度が調整したい空間以外の環境
の温度よりも低い場合、それは予冷の機能に構成され
る。
【0015】このシステムの末端出力は周囲の空間と環
境に対してプラスの圧力を形成するので、それは温調と
新鮮な空気を供給する外、更に次の2つの機能がある。 (A)室内から室外に対してプラス圧力を形成し、新鮮
な空気が洩れ出すので、外部の塵埃及び汚染は室内に入
り難くなる。 (B)都市全体に対しても対外に拡散するプラス圧力の
気流源が形成されるので、盆地地形のような常に高層気
流の停滞現象が形成されることも改善される。
【0016】このシステムの構成は次の通りである。新
鮮な空気が圧送され、海洋または湖沼,池,河川または
人工水池に埋設,沈設,係留された主動均熱器を経て蓄
熱母体となり、船の船室またはその他設備に対し、新鮮
な空気の供給及び温調を行う。新鮮な空気が圧送され、
海洋または湖沼,池,河川または人工水池に埋設または
沈設,係留された主動均熱器101を経て自然蓄熱母体
100となり、陸上の建築空間に対し、新鮮な空気の供
給及び温調を行う。新鮮な空気が圧送され、地下に埋設
された主動均熱器101を経て蓄熱母体となり、陸上の
建築空間に対し、新鮮な空気の供給及び温調を行う。
【0017】上記システムにより次の効果を得ることが
できる。 1.初期の固定設備原価及び後続の圧送エネルギーを要
するだけで、特定空間への新鮮な空気の供給及び温調の
機能を得ることができ、エネルギーを大量に節約するこ
とができ、特に自然対流方式を採用すればエネルギーを
消耗しなくてすむ。 2.開放方式を採用し、新鮮な空気は蓄熱伝送流体を兼
ねているので、同時に新鮮な空気を供給することがで
き、それは人体の健康に有益であり、室外に対してプラ
ス圧を形成し、それをもって汚染された空気の室内への
進入を減らし、団地全体または都市に対し、総体性のプ
ラス圧は汚染空気の対外拡散を速くする。
【0018】本発明の実施例では送風システムを省略
し、自然蓄熱母体による間接循環伝送の空間温調システ
ムに形成しても良い。図2に示すのは、この自然蓄熱母
体200による直接温調と給気システムに送気システム
を設けない構成で、自然蓄熱母体200による間接循環
伝送の空間温調システムの原理の説明図であり、その主
な構成は次のものが含まれる。主動均熱器201は、自
然蓄熱母体200内に設置され、良好な熱伝導性材料か
ら製作された伝熱管によって構成され、蓄熱された輸送
空気がその間に流動するため、最低1ヶ所の入口及び最
低1ヶ所の出口が含まれ、それをもって入口に進入した
空気は主動均熱器の均温作用を経て出口に至り、自然蓄
熱母体の温度に接近する。
【0019】自然蓄熱母体200は、自然界の安定した
大きい蓄熱容量のある地層,地表,池,湖沼,河川,氷
山,海洋等の固体または液体の蓄熱体である。蓄熱伝送
管202は、熱管装置をもって構成され、その周囲には
熱絶縁体が被覆されて温度差による熱の流失を防ぐもの
が含まれる。若し、それが蓄温伝送流体の流通に供され
る場合、その自然蓄熱母体を通過する部分は良い伝導体
によって作られることができ、それをもって流れる蓄温
伝送流体の温度を更に自然蓄熱母体に接近させる。その
中間伝送管は断熱材料によって構成または被覆され、そ
れがなるべく温度差の良い導体になるようにし、それを
もって温調したいものに温度の放出を行わせる。
【0020】蓄熱伝送体203は、自然蓄熱母体200
の温度状態を温調したい空間に伝送することに供され、
閉合循環系統では通常は水,油またはその他液体、また
は空気、またはその他蓄熱量の大きな気体を採用して蓄
熱伝送流体を構成するが、固体伝送系統では固体の良好
な熱伝導体をもって熱管の直接輸送を構成する。電力ま
たはその他機械力に駆動される空気ポンプ204は、1
段または1段以上の増圧圧送を含み、主動的に蓄熱伝送
流体を圧送して伝送管内に流通させ、それをもって伝送
流体を増やす。この他、温度差の自然対流によって閉合
循環または開放気流の進出を達成することができるが、
熱管装置で構成された伝送ではこの装置の必要がない。
【0021】他動均熱体205は、自然蓄熱母体200
から伝送して来た蓄熱を温調したい空間へ放出すること
に供されるもので、流体の閉合循環系統または熱管装置
の伝送系統は良好な熱の拡散体から構成され、伝熱フィ
ンのある構造、または更に進んで吹き出しブレードが設
けられている。濾過装置206は、時間が長くたつと配
管内が詰まってしまうことを防ぐためのものであり、閉
合循環では必要に応じてループ上のいかなる位置に設置
することもでき、空気を伝送流体とする開放系統では、
濾過装置は空気の吸入口に設置される。流体調整弁20
7は、必要に応じ、人力または機械力をもって放熱量の
大きさを制御調整するもので、その調整法は、もしそれ
が流体閉合循環式のものである場合には、流体ポンプの
圧送量または調整弁の流量を調整することによって他動
均温装置に流れ経る流量を調整し、それをもって温調し
たい空間内(または壁内)に設置されている他動均熱器
の均熱量を変えてやるが、もし流体循環の他動均熱器ま
たは熱管装置内に均熱流体ファンが設けられている場合
には、流体ファンの送り量を調整することによって放熱
量を調整することもできる。
【0022】前述の主動均熱器の温度が要求に達しない
場合は、中継補助調整装置209を設けることができ、
中継補助調整装置209は自然蓄熱母体からの蓄熱を伝
統的燃焼または電熱または太陽エネルギー等の加熱装置
へ伝送して増加加熱し、または伝統的降温調整装置に導
入して降温させることを含む。制御ユニット208は、
人力操作または電力または機械力をもって制御する温調
したい空間内の温度検知装置、及び自然蓄熱母体200
の温度検測装置、及び流量設定装置を含む。
【0023】上述のシステムは直接温調蓄熱を兼ねた新
鮮な空気の来源になる外、更に伝統的な温調装置を設置
した温調空間と外界の温度差の中間段階温差式隔離に形
成することができ、それには次のものが含まれる。 (1)冬場時、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱
母体より高く、自然蓄熱母体の提供する温度が調整した
い空間以外の環境の温度より高い場合、それは予熱及び
保温の機能に構成される。 (2)夏場時、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱
母体より低く、自然蓄熱母体の提供する温度が調整した
い空間以外の環境の温度より低い場合、それは予冷機能
に構成される。 このシステムは空間と環境の間の絶縁体に設置され、空
間の温度流失を減少し、及び一部の予熱または予冷の効
果を提供することができるので、要求温度に到達させる
伝統的温調装置に必要な一部のエネルギーを節約するこ
とができる。
【0024】以上の説明に基づき、この実施例の構成は
次のものが含まれる。海洋または湖沼,池,河川または
人工水池に埋設または沈設,係留,繋留された主動均熱
器を蓄熱母体にし、それによって陸上の建築空間に対す
る閉合的温調伝送を行う。地下に埋設された主動均熱器
を蓄熱母体にし、それによって陸上の建築空間に対する
閉合温調伝送を行う。上述の実施例により、次の効果を
得ることができる。初期の固定設備原価及び後続の圧送
エネルギーを要するだけで、特定空間への温調機能を得
ることができ、エネルギーを大量に節約することがで
き、特に自然対流方式を採用すればエネルギーを消耗し
なくてすむ。図3は図2の実施例に中継補助調整装置2
09を付け加えた第3実施例の説明図である。
【0025】
【発明の効果】上述のように、本発明は自然の資源を利
用し、人工によって製作された補助装置と結合して新鮮
な空気の供給及び自然蓄熱母体の間接伝送による空間温
調システムを構成しており、それが獲得する新鮮な空気
及び温調のエネルギーは大自然から得て大自然へ返され
るので、冷房のような伝統的空調設備と比べると、後者
は大量なエネルギーを消耗するだけでなく、かつそれが
発生する発熱は二次「熱」公害を形成し、従来のCFC
ではオゾン層を破壊するので供給される空気の質と量と
も制限されるが、本発明では次のことを達成できる。供
気される室内に対し、温調できると共に空気が新鮮であ
る外、プラス圧力は窓に付着すごみを減らし、汚れた空
気が流れ込まないようにする。盆地にある都市に対し、
この自然蓄熱母体による直接温調と給気システムはプラ
ス圧力を提供し、盆地内の対流及び拡散及び汚染の希釈
を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自然蓄熱母体による直接調温と給気シ
ステムの一実施例の原理の説明図である。
【図2】本発明の自然蓄熱母体による直接調温と給気シ
ステムに送気システムを設けない構成の第2実施例を示
すもので、自然蓄熱母体による間接循環伝送の空間温調
システムの原理の説明図である。
【図3】図2の実施例に中継補助調整装置209を付け
加えた第3実施例の説明図である。
【符号の説明】
100,200 自然蓄熱母体 101,201 主動均熱器 102 輸送管 103,203 蓄熱伝送体 105 流量計 106,206 濾過装置 107,207 流体調整弁 109,209 中継補助調整装置 108,208 制御ユニット 202 蓄熱伝送管 204 空気ポンプ 205 他動均熱体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然界の地層,地表,池,湖沼,河川等
    の自然蓄熱母体を利用し、温調したい空間に供給される
    空気を直接送り込み、調整したい空間に自然蓄熱母体に
    近い温度とプラス圧力の新鮮な空気の供給を獲得させる
    ことを特徴とする自然蓄熱母体による直接温調と給気シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 主動均熱器と、自然蓄熱母体と、輸送管
    と、蓄熱伝送体と、流量計と、濾過装置と、流体調整弁
    と、中継補助調整装置と、制御ユニットとよりなること
    を特徴とする請求項1に記載の自然蓄熱母体による直接
    温調と給気システム。
  3. 【請求項3】 直接温調蓄熱を兼ねた新鮮な空気の来源
    になる外、更に伝統的温調装置を設備した温調空間と外
    界の温度差の中間段階温差式隔離に形成されることがで
    きる請求項1に記載の自然蓄熱母体による直接温調と給
    気システム。
  4. 【請求項4】 更に進んで送気システムを省略し、自然
    蓄熱母体による間接的循環伝送の空間温調システムに形
    成することができ、すなわち、自然界の地層,地表,
    池,湖沼,河川等の自然蓄熱母体中に設けられている主
    動均熱器により、自然蓄熱体の蓄熱から主動的に更に良
    好なエネルギーの収穫性能のある熱伝導性固体または流
    体から構成された温度差伝送管を経て調節弁に分配さ
    れ、それが温調したい空間内の各他動均熱器に送られ、
    それをもって空間内の温度と中和調整を行い、並びに自
    然蓄熱母体に設置されている主動均熱器に圧送返還さ
    れ、その伝送及び収穫エネルギーは良好な熱伝導性のあ
    る熱管装置をもって直接伝送され、また導熱流体をもっ
    てメインポンプまた更に進んで設置された分岐ポンプに
    よって圧送されるものが含まれ、それをもって循環機能
    が構成され、流体が気体である場合も循環的に圧送され
    ることを特徴とする請求項1に記載の自然蓄熱母体によ
    る直接温調と給気システム。
  5. 【請求項5】 主動均熱器と、自然蓄熱母体と、蓄熱伝
    送管と、蓄熱伝送体と、電力またはその他機械力に駆動
    される空気ポンプと、他動均熱体と、濾過装置と、流体
    調整弁と、中継補助調整装置と、制御ユニットとが含ま
    れる請求項4に記載の自然蓄熱母体による直接温調と給
    気システム。
  6. 【請求項6】 熱管装置をもって蓄熱伝送管及び導熱流
    体と取って替わることができ、熱管装置によって主動均
    熱器を構成すること特徴とする請求項4に記載の自然蓄
    熱母体による直接温調と給気システム。
  7. 【請求項7】 直接温調蓄熱を兼ねた新鮮な空気の来源
    になる外、更に伝統的温調装置を設置した温調空間と外
    界の温度差の中間段階温差式隔離に形成されることがで
    き、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱母体より高
    く、自然蓄熱母体の提供する温度が調整したい空間以外
    の環境の温度より高い場合には予熱及び保温の機能に構
    成され、調整したい空間の温度の要求が自然蓄熱母体よ
    り低く、自然蓄熱母体の提供する温度が調整したい空間
    以外の環境の温度より低い場合には予冷機能に構成され
    ることを特徴とする請求項4に記載の自然蓄熱母体によ
    る直接温調と給気システム。
  8. 【請求項8】 海洋または湖沼,池,河川または人工水
    池に埋設または沈設,係留された主動均熱器を蓄熱母体
    とすることによって、陸上の建築空間に対する閉合的温
    調伝送を行い、地下に埋設された主動均熱器を蓄熱母体
    とすることによって陸上の建築空間に対する閉合的温調
    伝送を行うことを特徴とする請求項4に記載の自然蓄熱
    母体による直接温調と給気システム。
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