JPH08145937A - 加圧式複合電極 - Google Patents

加圧式複合電極

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JPH08145937A
JPH08145937A JP6315587A JP31558794A JPH08145937A JP H08145937 A JPH08145937 A JP H08145937A JP 6315587 A JP6315587 A JP 6315587A JP 31558794 A JP31558794 A JP 31558794A JP H08145937 A JPH08145937 A JP H08145937A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極の製造時に圧縮空気供給源及び圧縮空気
供給配管装置などの必要がなく、又、特殊な熟練作業者
も必要とせず、製造コストが安く、生産性もよく、高性
能な加圧式複合電極を提供する。 【構成】 加圧式複合電極1は、測定電極2の回りに比
較電極6を備えており、内部電極24を取り付けた環状
のパッキン28を比較電極6の環状室20の上部開放端
から内方へと圧入し、内部液上方の環状室20内の空気
を圧縮し加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発酵工業、化学工業な
どでpH、イオン濃度などの測定に使用される複合電極
に関するものであり、特に、比較電極の内部液が加圧さ
れた加圧式の複合電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、pH、イオン濃度などを測定する
のに比較電極及び測定電極が一体になった複合電極が頻
繁に使用されている。特に、発酵工業、化学工業などで
は圧力のあるプロセス液を測定する場合、プロセス液が
比較電極の液絡部から比較電極内部に逆流すると、内部
液の濃度が変わり、更には液絡部の目詰まりが起こる。
このような問題を解決するべく、下記のような種々の試
みがなされている。
【0003】つまり、第1の方法は、図5に示すよう
に、感応膜2aを備えた測定電極2と、この測定電極2
に対して同心的に環状に配置された比較電極6を備えた
複合電極において、別置きの比較電極6へと内部液を補
充するタンク200にポンプ201及び弁202からな
る圧縮空気供給源を接続して圧縮空気を供給し、タンク
200内を所定の圧力とすることにより、比較電極内部
液を所定の圧力に加圧する方法である。比較電極内部液
が加圧されていることにより、液絡部26を介してプロ
セス液が比較電極6内へと逆流するのが防止される。
【0004】第2の方法は、図6に示される。この方法
によれば、複合電極を保持する電極保持器203を気密
構造とし、この電極保持器203と比較電極6の上部空
間部とが連通される。電極保持器203は、逆支弁20
4を介して弁202及びポンプ201からなる圧縮空気
供給源に連結されており、内部液上部が所定圧に維持さ
れている。これによって、液絡部26を介してプロセス
液が比較電極内へと逆流するのが防止される第3の方法
は、特公平6−35950号公報に記載され、本願添付
の図7に記載される方法である。すなわち、この方法に
よれば、測定電極2の回りに環状に形成された比較電極
6の上部は密閉され、その一部にガス供給管205が取
りつけられる。このガス供給管205は、電極製造時に
弁202及びポンプ201からなる圧縮空気供給源に連
結され、比較電極環状室内に所定圧の圧縮空気が供給さ
れる。その後、ガス供給管205は、気密に封鎖され、
圧縮空気供給源は除去される。これによって、比較電極
環状室内は、即ち、内部液上部が所定圧に維持され、使
用に際しての液絡部26を介してのプロセス液の比較電
極内への逆流が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1及び第2の方法は、比較的高い圧力を有した、即ち、
大気圧を1Kg/cm2 として1.5Kg/cm2 (絶
対圧)以上のプロセスにて使用されるものであるが、圧
縮空気を保持するために気密の内部液タンク200や電
極保持器203が必要である。また、使用に際しては圧
縮空気供給源などを必要とし、更には電極と圧縮空気供
給源との間の配管が必須であり、電極価格が高くなるだ
けでなく、電極の操作性、取扱性において問題がある。
【0006】又、上記第3の方法は、電極の製造時に圧
縮空気供給源及び圧縮空気供給配管装置が必要となる。
更に、比較電極6に設けられるガス供給管205は白金
毛管とされ、高価であるばかりでなく、このガス供給管
205をガラス製の比較電極形成壁に取り付けるにはガ
ラス細工のできる熟練した特殊作業者を必要とする。こ
のように、この方法に従った電極は、製造コストが高い
のみならず、生産性の点で問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、電極の製造時に
圧縮空気供給源及び圧縮空気供給配管装置などの必要が
なく、又、特殊な熟練作業者も必要とせず、製造コスト
が安く、生産性もよく、高性能な加圧式複合電極を提供
することである。
【0008】本発明の他の目的は、比較電極の内部圧力
を所望に応じて任意に調整することができる製造コスト
が安く、生産性もよく、高性能な加圧式複合電極を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
加圧式複合電極にて達成される。要約すれば、本発明
は、感応膜を備えた測定電極を構成する内筒と、この内
筒に対して同心的に配置された比較電極を構成する外筒
とを有し、前記内筒と前記外筒とにて画成される環状室
内には内部液を有し、この環状室の下方端部に液絡部が
設けられた複合電極であって、内部電極を取り付けた環
状のパッキンを環状室の上部開放端から内方へと圧入
し、内部液上方の前記環状室内の空気を圧縮し加圧した
加圧式複合電極である。
【0010】好ましくは、前記パッキンの上に接着剤を
充填し、パッキンをその位置に固定する。又、別法によ
れば、更に、前記外筒にパッキン圧入調整手段を設け、
このパッキン圧入調整手段に設けた前記外筒に対して下
方へと移動自在とされた押圧部材を下方へと移動するこ
とによって、内部電極を取り付けた前記環状のパッキン
を環状室の上部開放端から内方へと所定位置にまで圧入
して内部液上方の前記環状室内の空気を圧縮し、更に必
要に応じて押圧部材を下方へと移動して前記環状室内の
空気を加圧可能とすることができる。
【0011】本発明にて、前記パッキンは、ゴム弾性を
有する電気絶縁材料で作製され、好ましくは、前記電気
絶縁材料は、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴ
ム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPM)、シリ
コーンゴム(Si)、又はフッ素ゴム(FPM)とされ
る。又、前記液絡部は、吸水性を有する多孔質ポリエチ
レン、多孔質ポリエステル、又は多孔質アクリルとする
こともでき、特に、吸水率が5〜15%とされる多孔質
セラミックスが好ましい。
【0012】更に、使用する前記内部液は、水溶液又は
ゲル状液とされ、前記ゲル状液は、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、又はアクリル
アミドポリマーでゲル化した塩化カリウム溶液とされ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る加圧式複合電極を実施例
に則して更に詳しく説明する。
【0014】実施例1 図1(A)を参照すると、本発明に係る加圧式複合電極
1の一実施例が示される。本実施例にて、加圧式複合電
極1は、ガラス製電極とされ、感応膜2aを備えた測定
電極2を構成する内筒4と、この内筒4に対して同心的
に配置された比較電極6を構成する外筒8とを有する。
【0015】測定電極2を形成するべく、内筒4にて画
成される内部室10には緩衝液12が収容され、その中
に電極14が配置される。この電極14には、内部室1
0の上部を閉鎖する栓体16を貫通して延在するリード
線18が接続される。又、比較電極6を形成するべく、
内筒4と外筒8にて画成される環状室20には内部液
(参照電解液)22が収容され、内部電極24が配置さ
れる。環状室20の下方端部に液絡部26が設けられ
る。
【0016】本発明に従えば、内部電極24は、環状室
20に適合して挿入された環状のパッキン28に取り付
けられている。又、内部電極24に接続されたリード線
30は、このパッキン28を貫通して外部へと取り出さ
れる。このとき、内部電極24は、パッキン28を貫通
せずパッキン28の厚さの約半分まで挿入し、リード線
30のみがパッキン28を貫通するようにするのが好ま
しい。これは、後述するように、パッキン28を環状室
20へと押し込むとき、内部電極24がパッキン28を
突き抜けて上方へと突出することを防ぐためである。
【0017】更に説明すると、本発明に従えば、内部電
極24を取り付けた環状のパッキン28は、図3(A)
に図示するように、内部電極24が下方に位置するよう
にして比較電極環状室20の上部開放端に配置し、次い
で、図3(B)に示すように、比較電極環状室20の上
部開放端から円筒形状の圧入部材100を用いて下方へ
と圧入する。このようにパッキン28を環状室上端より
下方へと圧入することにより、内部液22上方の環状室
20内の空気は圧縮し加圧される。
【0018】ここで、パッキン28を圧入する長さにつ
いて考察してみる。今、パッキン28を環状室20内へ
と圧入する時に空気が内部液22に溶け込む量は、極め
て少ないので、これを無視して考えると、次の式(1)
が成り立つ。圧入する前の圧力をP1 、体積をV1
し、圧入した後の圧力をP2 、体積をV2 とすると、ボ
イルの法則から、 P11 =P22 (1) 又、図3にて、パッキン28の断面積をS、圧入する前
のパッキン28と内部液面の距離をL1 、圧入した後の
パッキン28と内部液面の距離をL2 とし、圧入する前
の圧力をP1 =1Kg/cm2 (大気圧)とすると、上
記式(1)は、 P2 =V1 /V2 =SL1 /SL2 =L1 /L2 (2) となる。
【0019】従って、L1 とL2 の比率を変えることに
より、環状室20内の圧力を容易に所望の圧力とし得る
ことが理解される。
【0020】このようにして環状室20内へと所定位置
にまで圧入されたパッキン28は、パッキン28と、環
状室を形成する内筒4及び外筒8の壁面との摩擦力によ
り短時間、例えば30分程度では環状室20内の圧縮空
気の力で上方へと押し戻されることはない。しかし、3
0分以上の長時間放置した場合には、外筒8の内面に付
着した水分などにより、パッキン28と壁面の摩擦力が
低下し、押し戻されることも考えられる。従って、図1
(B)に示すように、接着剤32をパッキン28の上面
部分に充填してパッキン28をその位置に固定し、パッ
キン28の上方への押し戻しを防止することもできる。
更には、図2に示すように、パッキン28の上に更に他
のパッキン28’を一つ或は複数個追加して2段或は複
数段にて使用することもでき、更には、必要に応じて、
パッキン28’の上部に接着剤32を充填することもで
きる。
【0021】上記パッキン28(28’)としては、ゴ
ム弾性を有する電気絶縁材料であれば任意のものを使用
して作製し得るが、例えばニトリルゴム(NBR)、ク
ロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(E
PM)、シリコーンゴム(Si)、フッ素ゴム(FP
M)などがある。又、パッキン28の寸法形状は種々に
設計し得るが、内筒4の外径及び外筒8の内径がそれぞ
れ5mm及び10mmとされる場合には、パッキン28
(28’)の内径を4.5mm、外径を10.3mm、
厚さを5〜20mmとすることにより良好な結果を得る
ことができた。
【0022】ただ、特に、パッキン28(28’)の材
料として、シリコーンゴムのようにガス透過性の高い材
料を使用した場合は、図1(B)及び図2に示すように
接着剤32を充填するのが好ましく、この場合にも、充
填用接着剤としてはガス透過性の少ない材料、例えばエ
ポキシ樹脂系接着剤が好ましい。本発明者らの実験結果
によると、シリコーン系接着剤は、ガス透過性が大き
く、例えば、4Kg/cm2 (絶対圧)の空気が3日で
2Kg/cm2 (絶対圧)にまで低下することが分かっ
た。これに対してエポキシ樹脂系接着剤は、3日経って
も実質的に圧力の低下はなかった。
【0023】本発明にて、環状室20に収容される比較
電極6のための内部液22は、水溶液でもゲル状液でも
よいが、ゲル状液の方が環状室内の圧力減少率が小さ
い。ゲル状液としては、例えばヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース或はアクリルアミド
ポリマーでゲル化した塩化カリウム溶液などがある。
【0024】又、液絡部26は、圧力に対する抵抗が高
く、吸水性のよい材料なら任意のものを用いて作製する
ことができる。例えば、吸水性を有する多孔質ポリエチ
レン、多孔質ポリエステル、多孔質アクリルなどを使用
し得る。特に、吸水率が5〜15%とされる多孔質セラ
ミックスなどは、本発明の電極を発酵工業などにおいて
は使用する場合には、滅菌のために120〜130℃の
高温蒸気に繰り返し晒されることから、特に有効であ
る。なお、本願明細書にて吸水率とは、液絡部の全体の
体積(V)に対する連孔の体積(V0 )の割合(V0
V)を意味する。
【0025】実施例2 図1に示す加圧式複合電極1にて、ガラス製の内筒4の
外径及び外筒8の内径はそれぞれ5mm及び10mmで
あり、シリコーンゴム製のパッキン28の内径は4.5
mm、外径は10.3mm、厚さは15mmとした。
【0026】液絡部26としては、外径1mm、長さ2
mmに仕上げられた吸水率10%の多孔質セラミックス
を使用し、内部液22としては、ヒドロキシエチルセル
ロースでゲル化した塩化カリウム溶液を使用した。
【0027】上記パッキン28を、圧入部材100(図
3(B))を用いて環状室20内に圧入した。圧入操作
は極めて容易であった。圧入する前のパッキン28と内
部液面の距離L1 は4cmであり、圧入した後のパッキ
ン28と内部液面の距離L2は1cmであり、環状室2
0内の圧力は4Kg/cm2 (絶対圧)となった。
【0028】本実施例では、パッキン28の上部にエポ
キシ系接着剤32を充填した。この接着剤32は、30
分以内で硬化した。
【0029】このようにして作製した加圧式複合電極1
は、常温状態で1年経過しても、環状室20内の圧力は
1.5Kg/cm2 (絶対圧)以上を保っていた。
【0030】実施例3 図4に、本発明の他の実施例を示す。この実施例の加圧
式複合電極1は、先に説明した図1に示す実施例の加圧
式複合電極1と全体構成は同様とされ、ただ、パッキン
28を接着剤32で固定することはなく、必要に応じて
パッキン28の圧入量を調整し得るようにした点で異な
る。従って、先の実施例の加圧式複合電極と同じ作用及
び構成の部材には同じ参照番号を付して、詳しい説明は
省略する。
【0031】この実施例の加圧式複合電極1は、パッキ
ン圧入調整手段40を有する。パッキン圧入調整手段4
0は、外筒8の外周部に固定された雄螺子部材42と、
この雄螺子部材42に螺合する雌螺子部44が形成され
たスリーブ状の押圧部材46とを有する。
【0032】前記押圧部材46は、その内周の略中央部
に環状肩部48が形成され、この肩部48にて圧入部材
100を下方へと押圧可能とされる。圧入部材100
は、プラスチック或は金属など任意の材料にて作製する
ことができる。この環状肩部48の中心開口48aの直
径は、内筒4の外径より幾分大きくされる。これは、押
圧部材46下方へと移動した場合にも、この環状肩部4
8が電極の内筒4に衝突しないためである。
【0033】図4に示す本実施例では、押圧部材46の
内部上方には、端子部材50が配置され、この端子部材
50は、その下端部が内筒4の上部に取り付けられてい
る。押圧部材46と端子部材50との間にはシール部材
52などを配置し得るが、押圧部材46は端子部材50
に対して回転自在とされる。この端子部材50には、測
定電極2及び比較電極6のそれぞれの電極14、24に
接続されたリード線18、30が接続される。
【0034】上記構成にて、押圧部材46を所定方向に
回転させれば、押圧部材46は下方へと移動し、圧入部
材100を下方へと付勢する。これによって、圧入部材
100は、パッキン28を環状室20内へと押し込み、
比較電極内部を加圧する。この実施例では、圧入部材1
00が電極から除去されることはなく、パッキン28
は、圧入部材100を介して押圧部材46により常時押
圧されている。
【0035】もし、一定時間経過後比較電極内部の圧力
が低下した場合とか、更に比較電極内部を加圧したい場
合などには、更に押圧部材46を回すことによってパッ
キン28を環状室20内へと圧入し、増圧することがで
きる。
【0036】この実施例の場合には、パッキン28は可
動形とされるために、接着剤32の充填は行われず、従
って、パッキン28は、よりガス透過性の小さいフッ素
ゴムにて作製するのが好ましい。
【0037】又、上記実施例で押圧部材46は、外筒8
に対して螺合する構成とされたが、これに限定されるも
のではなく、押圧部材46は、外筒8に対して下方へと
移動可能に取り付けられればよく、当業者には他の態様
が本発明の範囲内にて種々に想到されるであろう。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加圧式複
合電極は、測定電極の回りに比較電極を備えた複合電極
において、内部電極を取り付けた環状のパッキンを比較
電極の環状室の上部開放端から内方へと圧入し、内部液
上方の前記環状室内の空気を圧縮し加圧する構成とされ
るので、電極の製造時に圧縮空気供給源及び圧縮空気供
給配管装置などの必要がなく、又、特殊な熟練作業者も
必要とせず、製造コストが安く、生産性もよく、高性能
であるという特長を有する。又、本発明の他の態様によ
れば、比較電極の環状室内の圧力を所望に応じて任意に
調整することができるという効果をも奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加圧式複合電極の一実施例の断面
図である。
【図2】本発明に係る加圧式複合電極の他の実施例の断
面図である。
【図3】本発明に係る加圧式複合電極の作製手順を説明
する断面図である。
【図4】本発明に係る加圧式複合電極の他の実施例の断
面図である。
【図5】従来の加圧式複合電極の断面図である。
【図6】従来の加圧式複合電極の断面図である。
【図7】従来の加圧式複合電極の断面図である。
【符号の説明】
1 加圧式複合電極 2 測定電極 4 内筒 6 比較電極 8 外筒 20 環状室 22 内部液 24 内部電極 26 液絡部 28(28’) パッキン 30 内部電極リード線 32 接着剤 40 パッキン圧入調整手段 46 押圧部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感応膜を備えた測定電極を構成する内筒
    と、この内筒に対して同心的に配置された比較電極を構
    成する外筒とを有し、前記内筒と前記外筒とにて画成さ
    れる環状室内には内部液を有し、この環状室の下方端部
    に液絡部が設けられた複合電極であって、内部電極を取
    り付けた環状のパッキンを環状室の上部開放端から内方
    へと圧入し、内部液上方の前記環状室内の空気を圧縮し
    加圧した加圧式複合電極。
  2. 【請求項2】 前記パッキンの上に接着剤を充填し、パ
    ッキンをその位置に固定する請求項1の加圧式複合電
    極。
  3. 【請求項3】 更に、前記外筒に取り付けられたパッキ
    ン圧入調整手段を有し、このパッキン圧入調整手段は、
    前記外筒に対して下方へと移動自在とされた押圧部材を
    備え、この押圧部材を下方へと移動することによって、
    内部電極を取り付けた前記環状のパッキンを環状室の上
    部開放端から内方へと所定位置にまで圧入して内部液上
    方の前記環状室内の空気を圧縮し、更に必要に応じて押
    圧部材を下方へと移動して前記環状室内の空気を加圧可
    能とした請求項1の加圧式複合電極。
  4. 【請求項4】 前記パッキンは、ゴム弾性を有する電気
    絶縁材料で作製される請求項1、2又は3の加圧式複合
    電極。
  5. 【請求項5】 前記電気絶縁材料は、ニトリルゴム(N
    BR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレ
    ンゴム(EPM)、シリコーンゴム(Si)、又はフッ
    素ゴム(FPM)である請求項4の加圧式複合電極。
  6. 【請求項6】 前記液絡部は、吸水性を有する多孔質ポ
    リエチレン、多孔質ポリエステル、又は多孔質アクリル
    である請求項1〜5のいずれかの項に記載の加圧式複合
    電極。
  7. 【請求項7】 前記液絡部は、吸水率が5〜15%とさ
    れる多孔質セラミックスである請求項1〜5のいずれか
    の項に記載の加圧式複合電極。
  8. 【請求項8】 前記内部液は、水溶液又はゲル状液であ
    る請求項1〜7のいずれかの項に記載の加圧式複合電
    極。
  9. 【請求項9】 前記ゲル状液は、ヒドロキシエチルセル
    ロース、カルボキシメチルセルロース、又はアクリルア
    ミドポリマーでゲル化した塩化カリウム溶液である請求
    項8の加圧式複合電極。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1544608A1 (de) * 2003-12-17 2005-06-22 Hamilton Bonaduz AG Bedruckte Referenzysteme und Verfahren zu deren Herstellung
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