JPH0814559A - ヤスリ式使い捨てガスライターの着火補助機構及び火口カバーとケースの接合及び火口カバー固定機構 - Google Patents

ヤスリ式使い捨てガスライターの着火補助機構及び火口カバーとケースの接合及び火口カバー固定機構

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JPH0814559A
JPH0814559A JP18170794A JP18170794A JPH0814559A JP H0814559 A JPH0814559 A JP H0814559A JP 18170794 A JP18170794 A JP 18170794A JP 18170794 A JP18170794 A JP 18170794A JP H0814559 A JPH0814559 A JP H0814559A
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lever
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gas lighter
crater
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Shoji Shimizu
省治 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヤスリ式使い捨てガスライターの安全かつ確
実な着火補助機構と、火口カバー・ケースの接合及び火
口カバーをヤスリ式使い捨てガスライターに固定する機
構を得る。 【構成】 炎口と吸気孔を有する火口カバーは内壁両側
面にヤスリ式使い捨てガスライターを固定する突起、レ
バー可動の走間、背部にレバー復動バネとその取付孔を
設け、レバーは復動案内の両側面突起、前部下側にヤス
リ受車送り爪、レバーは底部を斜形とし、後部内側にレ
バー復動バネの入る略半楕円形の取付孔を設け着火補助
機構となす。火口カバーの両側面に凹凸のR、背部下側
内壁に突起又はピンを設け、ケースの両側面に火口カバ
ーに対応するR、背部上部に半球状の凹部を有する突出
部又はピンに対応する凹Rを有する二叉突起を設けて火
口カバーとケースを接合する。ケースを使用しない場合
は火口カバーを単独で固定できるように火口カバー背面
下部内壁に突起を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヤスリ式使い捨てガス
ライターにレバーを装備した火口カバーにより着火を補
助すると同時に火口カバーとケースの係合及び火口カバ
ー固定機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】着火手段としてのヤスリ式使い捨てガス
ライターは、ヤスリ受車を指で擦った直後にガスノズル
引上梃子を押圧してガスノズルが引き上げられるため
に、火花の発生とガス噴出のタイミングが合わないか、
または指が滑ってガスノズル引上梃を押すことができな
いために着火しにくいライターである。そのため指で何
度かヤスリ受車を擦らなければたばこに火が着かないこ
とが多く、ヤスリ式使い捨てガスライターを使用する人
は指の皮膚に損傷や痛みを覚えることもあり、また発火
石の消耗が激しいためヤスリ式使い捨てガスライターに
ガスを充分残しながら発火石がなくなることもしばしば
である。また使い捨てガスライターはいずれも外観が画
一的でデザイン的に面白味がない。
【0003】図21に示すように使い捨てではなくガス
再充填式ではあるが着火手段がヤスリ式使い捨てガスラ
イターと同様の構造をもつライターをライターケース内
に収納し、直接ライターのヤスリを擦る部分を歯面49
とするレバーを設け、更に歯面49のすぐ下にライター
ガスノズル引上梃17を押す押圧部50を、操作前にラ
イターガスノズル引上梃17と4.2mm程の間隔を開
けてレバーを設けそのレバー下部に復動バネ51を設け
たものがある。しかしこれはヤスリを擦るタイミングと
ガスノズル引上梃を押すタイミングが、指で作動させる
のと同様にヤスリを擦ってからライターガスノズル引上
梃を押すために相互のタイミングが合わず着火は困難で
ある。またヤスリを擦る歯面の接触部の移動による等速
度運動のため瞬間的に速くヤスリを回動させられず火花
の発生量が少ない欠点がある。その上この歯面49を亜
鉛ダイキャストで作成したためヤスリが焼き入れハガネ
であるところからすぐに磨耗してしまう欠点があった。
【0004】同様の構成は、図22、23に示す実開昭
57−160562号公報に開示されているように喫煙
具卓上ライター装置として、着火操作用のヤスリ車と燃
料バルブ開同操作子を上部に有する喫煙用手持ち形ライ
ターの収容用ポケットを形成した卓上戴置ボデー本体
に、押圧されたとき前記ポケットに収容されたライター
のヤスリ車と燃料バルブ開動操作子とに係合してそれら
を回動及び押圧する着火用押圧操作部材を装備したもの
がある。この機構は、まず卓上用であり機構自体も複雑
でポケット用のヤスリ式使い捨てガスライターの着火補
助機構とするには不向きである。特に問題があるのは、
同号公報の作用のところに記載されているように押圧操
作部材52の先端部の歯面53に形成された下面が、ヤ
スリ受車15を擦って回動させてからガスノズル引上梃
17を押圧することとなってライターの着火が実現する
としている点である。これは前記図21に示したのと同
様ヤスリ受車15を擦するタイミングとガスノズル引上
梃17を押すタイミングが一致せず、またヤスリ受車1
5を擦する部分は歯形面の移動によるために瞬間的に早
くヤスリを回動させられず火花発生量が少ないために噴
出ガスに着火しにくい。
【0005】またヤスリ式使い捨てガスライターを一体
として外装ケースに収納して着火の違和感を解消しよう
とする構成は図24、25に示すように実開昭62−1
92065号公報によるものがある。これは外装ケース
全体をゴム、その他これに類する軟質材で実施し、図2
5に示すヤスリ受け車15操作外装部後壁面をベロー形
にしても実施できるとするものである。これもヤスリを
擦るタイミングとガスノズル梃17を押すタイミングが
指で直接作動させるのと同様であり、ヤスリ受け車15
を擦ってからガスノズル引上梃17を押すために着火は
困難である。またこの構成は外装ケースをゴム、その他
これに類する軟質材で実施するところからヤスリ受車操
作外装部54も同様の軟質材で実施されることになる
が、この操作外装部54はヤスリ受け車15を擦るのに
指に苦痛を感じない程度の厚みないし硬度とするときは
極めてヤスリ受け車15を擦りづらく着火は困難とな
り、逆にヤスリ受け車15を擦り易くするためにはこの
厚みを薄くするか硬度を極端に低くすることになるが、
これでは指に苦痛をともなうことになり当所の目的は達
成されない。
【0006】またヤスリ式使い捨てガスライター本体に
直接レバーを設置した発火機構として実開昭53−36
476号公報に開示されているものもある。これは図2
6に示すように、回転し得る円盤状ヤスリ及びこれを両
面から挟持するヤスリ受車を両側板及び天井板よりなる
外レバーを以て覆うとともにヤスリ及びヤスリ受車と共
通の支軸を以て若干の上下動及び回動自在に支持し、且
つその外レバーの下縁をガスバルブ引上レバーに当接さ
せ、またその外レバーの天井板には同レバー押圧時にヤ
スリ外周のヤスリ目に係止し得る突片を設けた構成によ
るものである。これは、同号公報の作用のところで記載
されているように外レバー55の天井板56を指で押さ
えると、外レバー55は孔57の上端まで下がって突片
58がヤスリ受車59に係合し、続いてヤスリ60を回
転して発火石との間に火花を飛ばし同時に外レバー55
はガスノズル引上梃子17を押さえるからガスノズル6
1は引上げられガスを噴出しこれに火花が着火して火焔
を生ぜしめるとしている。これはレバー天井板56を押
さえると火花を飛ばすと同時にガスノズル引上梃子を押
す点で着火するタイミングに於いて勝れている。しかし
ながら使い捨てガスライターにおいてはガスノズルから
のガスの気化状況は極めて悪いのが普通であり、仮に良
好であったとしても発火石をヤスリが擦って火花を飛ば
しガスノズルに着火させるには多量の火花を必要とし、
ヤスリ受車又はヤスリにレバーを設けて使用する場合で
も瞬時に多量の火花を発生させることが必要なのであ
る。ところが実開昭53−36476号公報に開示され
たレバーはヤスリ受車と共通の支軸を持ちこれを等速度
で回動させてヤスリを擦ることになる。これではレバー
天井板56はヤスリの外周より軸芯までの距離が遠いた
め指の運動速度よりヤスリの回転速度は遅く、火花の発
生量は極めて微量となりガスに着火しにくい。またヤス
リ式使い捨てガスライターは生産ロットにより発火石の
不良、ヤスリの硬度不足のものがありこれがガスの気化
状態の悪いものと遭遇したときは全く着火不能となる。
【0007】更に図26に示した機構と同様に、使い捨
てライター本体にレバーを組み込んだ機構を有するもの
が実公平5−18615号公報に開示されている。これ
は図27、28に示すように、ガスライター本体に気化
ガスの噴出ノズルと発火石及び発火石に当接した回転ヤ
スリとを備えたガスライターに於いて、回転ヤスリに回
転ヤスリ回動用の操作部材を外装し、該操作部材は回転
ヤスリ近傍へ遊動並びに回動自在に軸支すると共に、内
側に回転ヤスリとの摩擦部を、一方に火口部分を覆う寸
法の安全蓋部を形成したことを特徴とするガスライター
である。これはその実施例において記載されているとこ
ろで、従来の使い捨てガスライターの着火操作と同様に
操作部材レバー62を回転させれば、発火石63より火
花が発生すると同時に、突起64によって押し下げられ
たガスノズル引上梃17はガスノズル61を引き上げ着
火するとしている。これでは図27、28からもわかる
ようにレバー62が相当角度回転してから突起64がガ
スノズル引上梃17を押すために、実施例記載のとおり
従来のヤスリ式使い捨てガスライターの着火操作と同様
であり、火花発生とガス噴出とのタイミングが適切でな
く着火不良の原因となる。しかし更に問題なのはその実
施例で記載されているように、着火操作には一定の押圧
力を以て回動するという複合した動作を必要とする構成
であるとする点である。これは図26で示した前記実開
昭53−36476号公報に開示された機構と同様に、
軸芯からの距離がヤスリの外周より遠いレバー62がヤ
スリ受車に添って回動するために、ヤスリの回転速度が
遅いので火花の発生量が少なく、ガス噴出と火花発生火
のタイミングの不適合と相俟って着火率の悪い機構と言
わざるを得ない。
【0008】更に、やはりヤスリ式使い捨てガスライタ
ーと一体にて構成される機構に関してではあるが、図2
9、30に示す実開昭63−173658号公報に開示
されているものもある。これはライター本体に気化ガス
の噴出ノズルと、発火石及び発火石に当接した回転ヤス
リとを備えたライターに於いて、一方をライター本体に
於ける回転ヤスリの近傍へ回動自在に軸支し、他方を噴
射ノズルとは反対側へ固定した断面鈎形をなす回転やす
りの操作部材と、回転やすりにピニオンをこのピニオン
の対応する操作部材の内側に弧状のラックを設けると共
に、前記操作部材の角部と軸支側と固定側とに屈曲自在
のヒンジ部を備えたことを特徴とする使い捨てライター
である。この構成はレバー65にピニオン66と弧状の
ラック67を設けることにより先に示した実公平5−1
8615公報記載のヤスリ受車と回動するレバー62の
欠点を回避したものと考えられる。しかしながら機構の
複雑さに加え、レバー65の操作は蓋部68を開口させ
ながらヤスリを擦るためヤスリが回転する速度は遅く、
瞬時に集中した火花発生量を必要とするヤスリ式使い捨
てガスライターの着火は困難である。
【0009】実公平5−18615号公報記載と同様の
構成のものに、ヤスリ式使い捨てガスライター本体に直
接レバーを設置した上でレバー操作部の軸支をヤスリ受
車の下方に設けた実開平5−79251号公報記載のラ
イターがある。これもレバー下面がヤスリ受車を回動さ
せる点で同様のことが言える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ヤスリ式使い捨てガス
ライターは一般にヤスリ受車を回してからガスノズル引
上梃を押すために、ヤスリ受車を強く指で押圧しつつ急
速に指を移動してヤスリの回転速度が早めることにより
発火石を切削しながら高温の摩擦熱を発生させ多量の火
花を飛翔させなければ噴出したガスに着火できず、ヤス
リの回転速度が遅いと発火石の切削粉が飛翔する距離は
短くまた摩擦熱も少ないので発火石が磨耗するだけとな
る。このため着火操作を行うと指には発火石の粉が付い
たり指の皮膚の損傷や痛みをともなう。またヤスリ式使
い捨てガスライターはノズルからのガスの気化が不安定
で、かつ生産ロットによっては発火石の不良やヤスリの
硬度不足のものもあり、着火率が低くガスが残っていて
も発火石が磨滅してなくなってしまうこともある。この
ようなヤスリ式使い捨てガスライターの着火率を向上さ
せるためには、操作補助のレバーを設けてガス噴出のタ
イミングを早め、ガスが噴出すると同時に発火石とヤス
リの摩擦により発生する火花を瞬時に集中して発生させ
ねばならない。本発明はヤスリ式使い捨てガスライター
の着火操作に於いて指に違和感をなくし、また着火を確
実なものとすると同時にその安全性をも具備した機構と
合わせて、画一的で個性のないヤスリ式使い捨てガスラ
イターの外観も良好なものとする機構の提供を目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、炎口と吸気孔を有する火口カバー内壁上部
両側面にヤスリ式使い捨てガスライターを固定する突起
を設け、この火口カバー上部中心付近から背部にかけて
レバーが可動する走間を設け、かつレバー可動案内のた
めR状の縁を両内側に設け、尚かつこの前部にはレバー
の当たり止めを設ける。そして更に火口カバー背部には
レバーを復動させるバネを固定する孔又はピンを設け、
背部上面を斜形とした。一方、可動案内となる突起を両
側面に有するレバーの前部下側には鋼製の送り爪を設け
ており、この送り爪は操作前にはヤスリ式使い捨てガス
ライターのヤスリ受車の中心よりわずか後方かつヤスリ
受車の上方に僅かの隙間を有して配置されている。更に
レバー前下部は操作前ヤスリ式使い捨てガスライターの
ヤスリ受車後方に壁を有し、かつその底部は前方より後
方へ斜形をなしガスノズル引上梃後部上面と隙間を保有
し、これに続く底部後端部との中間面をヤスリ受車の外
周より大きい半径で下に凸となる円弧面またはこれに近
似的な曲面とし、更にレバー底部後端部を急角度の斜形
とし、レバー下部内側には復動バネが挿着される縦断面
が略半楕円の取付孔を保有する手段を講じているもので
ある。
【0012】そして、この機構は火口カバー後部の復動
バネに替えて、火口カバー上部下側の一部に復動バネを
係合する係合爪を設け、他方レバー前部の一部に復動バ
ネを係合する係合爪を設けることによっても同様の手段
とすることができる。
【0013】そして、このことは前記レバー復動バネに
替えて火口カバー内壁両側面の一部に円柱形の突起を設
け、ここに両端の長いつる巻きバネの円形コイル部分を
係合し、火口カバー背部内壁両側面溝に該つる巻バネの
一方先端を係合し、他方巻バネの先端をレバー可動案内
の突起後方に係合しても同様の手段とすることができ
る。
【0014】そして更に復動バネをヤスリ式使い捨てガ
スライターのガスノズル引上梃の上に直接乗せて、レバ
ー上部両側面に火口カバー縁上部に出る突起を設けても
同様の機構とすることができる。
【0015】また、レバーの送り爪にかえてヤスリ式使
い捨てガスライターのヤスリ受車と噛合する歯車をレバ
ー下部に設け、これに復動の際に可動の爪車、戻り止、
復動バネを固定する部品、及び復動バネを設けても同様
の手段とすることができる。更にまた復動バネを固定す
る部品を省略してこれらの部品を設け、火口カバー背部
の復動バネ溝ないしピンと復動バネ、又は火口カバー上
部下側の復動バネ係合爪とレバー前部の復動バネ係合爪
及び復動バネ、又は火口カバーの内壁両側面のつる巻バ
ネコイル部分係合突起と火口カバーの背面内壁側面つる
巻バネ係合溝、及びつる巻バネにても同様の手段とする
ことができる。
【0016】前記火口カバー下部にケースを係合させる
手段として、ヤスリ式使い捨てガスライターに炎調整レ
バーがあるときはこれが露出するように火口カバーとケ
ースに隙間を設け、火口カバー両側面の上下に凹凸のR
を設け、他方ケースには火口カバーに対応する凸凹のR
を両側面に設けて、更に火口カバー背部下側内壁に突起
を出すかピンを立て、他方ケース背面上部には火口カバ
ー背部下側内壁の突起には半球状の凹部を保有する突出
片、そして火口カバー背部下側内壁のピンにはピンと対
応するRを内側一部に保有する二叉突出片を設けること
により、両者を係合する手段とする。
【0017】また火口カバーとケース両側面に互いに嵌
合するような、根元が細く括れた凸部と入り口が内部よ
り狭い凹部を各々に設けるだけでも両者の係合手段とす
ることもできる。
【0018】前記ケースを使用せずに、ヤスリ式使い捨
てガスライターに前記火口カバーを単独で装着して使用
できるようにするために、火口カバー背部下側内壁の突
起にてヤスリ式使い捨てガスライターに装着できる手段
とする。
【0019】
【作用】火口カバーにヤスリ式使い捨てガスライターを
挿入しこの状態で使用するか、また更にケースを火口カ
バーに挿着して使用する。そして指でレバー復動バネの
反発力に抗してレバーを押圧し、第一段階で送り爪の下
端とヤスリ受車の上部外周でヤスリ受車の中心よりわず
か後方の部位の歯底及びレバー底部後端部斜形と火口カ
バー背部上面斜形部の二点が接触して反力が増加し、一
時指先が停止された状態になる。この時レバー底部ガス
ノズル引上梃押圧部はガスノズル引上梃後部上面と接触
はするがガスノズルからはガス噴出前の遊びによりガス
は噴出していない。そしてこの二点接触によりレバー操
作は一瞬中断された状態になるが、この一瞬の指先の抵
抗感により指先はこれを克服する瞬発力を加え、第二段
階として押圧力が発火石とヤスリの摩擦力の限界を越え
ると送り爪がヤスリ受車を時計回り方向へ瞬時に回転さ
せながら、レバー前下部壁の底部は後方から前方へ滑り
つつガスノズル引上梃後部上面を押圧していく。この時
送り爪がヤスリ受車の中心から後方に移動するに従っ
て、送り爪の先端が真下に作用するヤスリを回転させる
ために必要な力は小さくてすむようになる。一方指先は
ヤスリ受車が回転し始めた時の力でレバーを押圧するた
めに、ヤスリは回転するに従って急激に加速し、回転角
度が80°以下であるにもかかわらず、指でヤスリ受車
を直接操作した場合よりヤスリの回転速度が早いために
摩擦熱も高くまた発火石の切削粉の飛距離も長くなり、
従って火花発生量が多くなる。これによりガスノズルよ
りガスが噴出すると同時に多量の火花が発生し着火が容
易となる。そしてガス消費終了後はケースを引き抜く
か、火口カバーのみを単独で使用する場合はヤスリ式使
い捨てガスライター引き抜くだけで新たなヤスリ式使い
捨てガスライターの交換が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して実施例についてさらに
詳細に説明する。図1、2、3、4、5において、突起
3は火口カバー2内壁上部両側面にあるヤスリ式使い捨
てガスライター1を位置決め固定するもので、ヤスリ式
使い捨てガスライターはここまで挿入される。また該火
口カバー2には着火時の炎のための図2に示す炎孔4と
吸気孔5が設けられている。更に該火口カバー2にはそ
の上部中心付近から背部にかけてレバー6が可動するた
めの走間7を設け、且つレバー6可動の案内のためにR
状に添って両内側に縁8を設け、そして前部にはレバー
6の当たり止9を設け、レバーが復動した後レバーは定
位置に止まる。そして更に該火口カバー2背部にはレバ
ー6を復動させるバネ10を挿着固定する孔11又はピ
ン12が設けられている。
【0021】レバー6には復動の際、図3に示すレバー
移動案内となる突起13が両側面に設けられている。そ
して該レバー6にはハガネ製の先端角度10°ないし4
5°の送り爪14がヤスリ受車15の幅に設けられてい
る。このようにハガネ製の送り爪を用いることはヤスリ
式使い捨てガスライターのヤスリ受車15がアルミない
し亜鉛ダイキャスト製であるところから、レバー6が往
動・復動する際に磨耗しないためである。またヤスリ式
使い捨てガスライターは、ガスが噴出すると同時にヤス
リを瞬時に高速で回転させることが着火の際には効率的
であり、必ずしもヤスリ回転角度を大きくする必要はな
く、このようにレバー6の送り爪14を一枚のみで実施
することにより発火石の磨耗量も最小限におさえること
ができ、た確実で効率的なライターの着火が得られるの
である。更に該送り爪14の先端を10°ないし45°
で実施することは、ヤスリ式使い捨てガスライターのヤ
スリ受車15の外周の歯底に確実に食い込ませて上記の
効果を上げると同時に、復動の際にヤスリ受車15に送
り爪14が引っ掛かることを避けスムースな復動を与え
るためである。
【0022】ところで、送り爪14の先端がヤスリ受車
15の外周と接する点とヤスリ受車15の軸芯を結ぶ線
分が鉛直方向とθなる角度をなすとき、半径Rのヤスリ
受車15の外周に送り爪14の先端が真上から加える力
Pがヤスリ受車15を回転させるモーメントはPsin
θ・Rとなる。ここでレバー6の送り爪14の先端が、
操作前にはヤスリ式使い捨てガスライターのヤスリ受車
15の軸心よりわずか後方に位置している。これは送り
爪14の先端がヤスリ受車15の軸芯の真上にあるとき
はSinθ=0であり、レバー6を押圧してもヤスリ受
車15を回転させるモーメントも0となりヤスリが回動
しない欠点を防止すると同時に、ヤスリ受車15の外周
上にある送り爪14の先端の位置によりθが変化するの
でヤスリ受車15を回転させ始めるのに必要な力も設計
時に於いて任意に設定することができる。次にヤスリが
回動してθが大きくなるに従ってヤスリ受車15を回転
させるモーメントも大きくなるのに対して、レバー6を
押圧する指はヤスリが回動し始めた時の力で押圧し続け
ているために勢い余ってヤスリ受車15の回転は加速さ
れる。そしてθ=90°になった時に送り爪14の先端
がヤスリ受車15の外周から離れヤスリの回動は停止す
る。この機構によりヤスリの回転角度は90°未満にな
り、ヤスリ式使い捨てガスライター1の発火石の磨耗を
最小限におさえることを可能とするものである。
【0023】尚更に、図1に示す操作前レバー6の送り
爪14の先端はヤスリ受車15より上部に0.1ないし
1.0mm浮いている。これは該最小限の遊びを設ける
ことによりレバー6復動の際に、送り爪14の先端がヤ
スリ受車15に引っ掛かかることを防止するためであ
る。
【0024】レバー6操作前にはレバー送り爪14がヤ
スリ受車15の中心よりわずか後方上部に位置し相互の
隙間は0.1ないし1.0mmであり、レバー底部後端
部18は時計回りに30°ないし60°の斜形とし火口
カバー背部上面斜形部19とは当接して配置されてお
り、尚かつガスノズル引上梃17後部上面と最初に接す
るレバー底部ガスノズル引上梃押圧部16とは0.1な
いし1.0mmの間隙を有している。これは図30に示
すレバー操作の第一段階では、レバー6の送り爪14の
先端はヤスリ受車15外周上部の歯底と、またレバー底
部後端部18は火口カバー背部上面斜形部19と二点で
同時に接触し、ヤスリ受車15の軸芯から少しだけ後方
上部の外周に真上から作用する力はヤスリ受車15を回
転させるモーメントが小さいために、ヤスリと発火石と
の静摩擦力より大きい力を発生させるには子供では操作
できない程度の力が必要となりレバー操作は一瞬停止さ
れた状態となる。このときレバー底部ガスノズル引上梃
押圧部16ははガスノズル引上梃17とわずかに接触す
るがガスノズルの機構上によるガス噴出前の遊びにより
ガスはまだ噴出していない。この一瞬の指先に加えられ
た抵抗感により指先はこれを克服する瞬発力を加え、第
二段階としてレバーへのより強い押圧力により、レバー
底部ガスノズル引上梃押圧部16がガスノズル引上梃1
7を押圧しガスノズルよりガスを噴出させると同時に、
送り爪14はヤスリ受車15を時計回り方向へ瞬時に加
速度的に回転させ、発火石を高速で摩擦することにより
高温の熱と高速の発火石の切削粉が発生し一瞬のうちに
大量の火花を発生させ確実な着火が可能となる。この二
段階に分けたレバー操作は時間的に長い経過を要するも
のではなく継続した瞬間的な一連の動作であり、又この
力の方向が異なる二点の接触による一瞬の抵抗を克服す
る瞬発的な押圧力は、成人が普通にたばこに火を着ける
には必要にして十分な程度であり特別な押圧力は不要で
操作上の違和感はない。
【0025】又、この送り爪14とヤスリ受車15上方
及びレバー底部後端部18と火口カバー背部上面斜形部
19の二点で接触して摩擦力が発生するためにレバー押
圧において一定以上の押圧力を必要とすることになる
が、このことは本来たばこの点火専用の着火道具として
成人が使用するには無理なく操作ができるが、子供の力
では容易に着火操作ができず子供への安全対策とするた
めのものである。更にまたヤスリ式使い捨てガスライタ
ーが該補助機構に装填されてポケット等に収納されたと
き、仮にレバー6が押されてもガス噴出をおさえるとい
う安全性も確保される。
【0026】更にレバー底部ガスノズル引上梃押圧部1
6を前方より後方にかけて時計回り方向に15°ないし
45°の斜形としたのは、送り爪14とヤスリ受車15
上方及びレバー底部後端部18と火口カバー背部上面斜
形部19の二点で接触した直後にレバー底部カスノズル
引上梃押圧部16がガスノズル引上梃17を押圧しガス
を噴出させた後は、レバー底部ガスノズル引上梃押圧部
16の斜形面が後方に滑りながらガスの噴出を持続さ
せ、どの時点で送り爪14がヤスリ受車15を回転させ
てヤスリが発火石を擦り火花が発生しても、ガスに着火
するタイミングを得るためである。
【0027】レバー底部後端部18とこれに対応する火
口カバー背部上面斜形部19を時計回り方向に40°な
いし80°の斜形としたのは、前述のレバー操作の第一
段階でレバー底部後端部18が下後方に滑り易くするた
めであり、またレバー底部後端部18とレバー底部ガス
ノズル引上梃押圧部16との中間面を、ヤスリ受車15
の外周より大きい半径で下に凸となる円弧面またはこれ
に近似的な曲面としたのは、送り爪14がヤスリ受車1
5を回転させながら移動するとき、レバー底部後端部1
8の斜形面に続く中間面は火口カバー背部上面斜形部1
9と接触しつつ下後方に滑りなから移動するためにレバ
ー6の姿勢に変動が少なく、従ってレバー6に取り付け
られている送り爪14が常にほぼ鉛直方向からヤスリ受
車15の外周を押圧しているので、先に述べたヤスリ受
車15を回転させるモーメントを有効に利用するためで
ある。
【0028】そしてレバー6には、レバーを復動させる
バネ10の取付孔20が、図5に示すレバー移動にとも
ないレバー復動バネ10の作動を妨げないために断面形
状が略半楕円形に設けられている。
【0029】図6に示すように、前記復動バネ10とレ
バー6の復動バネ取付孔20及び火口カバー背部の復動
バネ孔11又はピン12に替えて、火口カバー2上部下
側の一部に係合爪21を出しここにレバー6を復動させ
るバネ22の一端を係合させ、他方レバー前部の一部に
も係合爪23を出しここにレバー復動バネ22の他端を
係合することによっても同様の機構を得ることができ
る。この場合前記復動バネ10とは異なり、火口カバー
2の背部にレバー復動バネ孔11又はピン12は不要で
ありスリムな外観を得ることができる。
【0030】同様の効果は、図7、8に示すように、火
口カバー2の内壁両側面の一部に円柱形の突起24を設
け、ここに両端の長いつる巻きバネ25の円形部分を係
合し、火口カバー2背部内壁両側面に該つる巻バネ25
の一方先端を係合する溝26を設け、他方のつる巻きバ
ネ25の先端をレバー6の復動案内の突起13後方に当
接させることによっても達成される。
【0031】図9に示すように、火口カバー2背部のレ
バー復動バネ取付孔11又はピン12に替えレバー6の
レバー復動バネ取付孔20の天井部を細くして復動バネ
10を圧入し、更にレバー6の復動バネ10を直接ヤス
リ式使い捨てガスライターのガスノズル引上梃17の上
に載せることにより、図6に示したものと同様スリムな
外観の火口カバーとすることができる。そしてこの場合
は図10に示すように、ヤスリ式使い捨てガスライター
を交換する際レバー6が落下しないようにするため、火
口カバー縁8上部に突出するようにレバー6上部両側面
に突起27を設ける。
【0032】図11、12、13、14に示すように、
図9のレバー6の送り爪14とレバー復動バネ取付孔2
0に替えて、ヤスリ式使い捨てガスライターのヤスリ受
車15と噛合する歯形が同じ歯車28の中心を該ヤスリ
受車15の中心よりわずか後方に噛合させ、歯車28と
一体として形成される爪車29を内側に回転自在に設
け、更に爪車29の内側に図11、13に示す円筒形で
その中央部にT字形の円柱形突出部30のある前記歯車
28爪車29とは別体の部材31を設け、該突出部30
にはヤスリ式使い捨てガスライターのガスノズル引上梃
17を押圧し且つレバーを復動させるバネ32が挿着さ
れる。そして前記歯車28及びこれと一体の爪車29
と、前記歯車28及び爪車29とは別体で形成される部
材31はレバー両側板33内側に設置され、これらが回
動可能な外径のピン34にて軸止される。またレバー6
前方上部下側には前記爪車29を係止させる戻り止35
が設置されている。この方法によるときはヤスリ式使い
捨てガスライターのヤスリ受車15とレバー内部の歯車
28は隙間なく常に噛合している。そしてレバー6を押
したとき、レバーの歯車28は爪車29と戻り止35に
より回転を制止され、ヤスリ式使い捨てガスライターの
ヤスリ受車15のみ回転する。これは前記レバー6の送
り爪14で押す場合と同様に最初にヤスリ受車15と噛
合する歯車28がヤスリ受車15を瞬間的に回転させる
ことになり着火が確実となる。尚最初にヤスリ受車15
と噛合する歯車28及びレバー底部後端部18と火口カ
バー背部上面斜形部19とによる二点接触による実施例
はレバーの送り爪14によるときと同様である。そして
レバー6の操作後にはヤスリ式使い捨てガスライターの
ヤスリ受車15は回転せず、レバー6の爪車29及び歯
車28が回転しながらレバー復動バネ32により押上げ
られて操作前の位置にレバー6を復動させることにな
る。
【0033】図11に示したことは、図15に示すよう
に円筒形でその一部に円柱形突出部30のある部材31
に替えて、図1に示した火口カバー背部のレバー復動バ
ネ孔11又はピン12とレバー内部のレバー復動バネ取
付孔20及び復動バネ10にても達成される。また同様
に図6に示したように火口カバー上部下側の一部に係合
爪21を設けここにレバー復動バネ22の一端を係合
し、他方レバー前部の一部にも係合爪23を出しここに
復動バネ22の他端を係合する機構によっても達成され
る。そして更に図7に示したように火口カバー2の内壁
両側面の一部に円柱形の突起24を設け、ここに両端の
長いつる巻きバネ25の一方先端を係合する溝26を設
け、他方のつる巻きバネ25の先端をレバー復動案内の
突起13の下部後方に当接する機構によっても達成され
るのである。
【0034】図16に示すように、上記記載の火口カバ
ー2の前面下部36を、ヤスリ式使い捨てガスライター
の炎調整レバー37のあるものはこれを指で調整可能な
部分まで露出させ、更に火口カバー両側面において凹状
R38を縦方向に設けそしてその下部は凸状R39とす
る。また火口カバー背部下側内壁に突起40または図1
7、18に示すようにピン41を設ける。他方ヤスリ式
使い捨てガスライター1下部のケースを弾力性のある金
属ないしプラスティックにて実施し、その前面上部42
をヤスリ式使い捨てガスライター1の炎調整レバー37
のあるものはそれを指で調整可能な部分まで露出させ、
ケース両側面には火口カバー両側面の凹状R38に対応
する凸状R43を設けその下部に火口カバー凸状R39
に対応する凹状R44を設け、更にその背面上部を火口
カバー背部下側内壁の突起40には半球状の凹部45を
背面に有する突出部46で、またピン41にはピンと対
応する凹状Rを内側一部に保有する二叉の突出片47で
火口カバーとケースを簡単に接合できることになる。こ
れによりガスがなくなったヤスリ式使い捨てガスライタ
ーはケースを下に引き抜いた後使用済ヤスリ式使い捨て
ガスライターを取り出し、新たなヤスリ式使い捨てガス
ライターを挿入しケースを装着するだけで交換が可能と
なる。また炎調整レバー37のないヤスリ式使い捨てガ
スライターの場合は、該火口カバー前面下部36とケー
ス前面上部42の空間は不要となり、より自由なデサイ
ンとすることができ外観も様々なデザインが楽しめる。
【0035】また図20に示すように、火口カバーとケ
ース両側面に互いに嵌合するような根元が細く括れた凸
部と入り口が内部より狭い凹部を各々に設けても簡単に
接合できる。
【0036】図19に示すように、前記ケースを使用せ
ずに、火口カバー2の背部下側内壁に突起48を設ける
ことによって、火口カバーのみをヤスリ式使い捨てガス
ライターに固定する機構を提供することもできる。この
機構によるときはヤスリ式使い捨てガスライター使用後
は、火口カバー2からヤスリ式使い捨てガスライターを
引き抜くだけで交換が可能となる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されており
次に記載する効果を有する。
【0038】請求項1のヤスリ式使い捨てガスライター
の着火補助機構により、ヤスリ式使い捨てガスライター
は着火レバーを押すだけで違和感なく着火できる上、着
火能力も向上した。またヤスリ式使い捨てガスライター
のヤスリ受車を指で回転させるときヤスリは200ない
し240°回転するが、一度で着火しないときは何度も
ヤスリ受車を回すことになり、その結果発火石は磨耗し
て短くなるに従いヤスリ式使い捨てガスライター内部の
発火石押バネの押圧力が弱くなくなるため更に着火しに
くくなり、遂にはヤスリ式使い捨てガスライターにガス
を残して発火石が磨滅して使用不能になる現象も見受け
られる。特にヤスリ式使い捨てガスライターの硬度が低
い場合にはこれは顕著である。これに対し本発明による
ときはヤスリ式使い捨てガスライターのヤスリ受車を回
す角度はおよそ80度であり、またヤスリ式使い捨てガ
スライターのガス終了後に発火石の長さを測定してみる
と、使用前の発火石の65ないし70%を残しているの
である。このことは発火石を押す石押バネは押圧力は使
用開始時に比べてもそれ程弱くならず、最後まで発火石
を強く押していることを意味し着火性能も最後まで維持
できるのである。
【0039】また本発明によるときは、ポケット収納時
等において指でレバーを意図的に操作するとき以外はガ
スは噴出しないので、ヤスリ式使い捨てガスライターを
単独で収納するときよりも安全性が向上し、更に重要な
のは子供の興味本位やいたずらによる着火操作に伴う火
傷、火災事故などの減少に貢献できる。
【0040】本発明によるヤスリ式使い捨てガスライタ
ー着火補助機構は、ヤスリ式使い捨てガスライターのカ
ス終了後何度でも交換して使用できるものであり経済性
も備えている。
【0041】請求項2及び3のヤスリ式使い捨てガスラ
イター着火補助機構によってスリムな外観の火口カバー
とすることができた。
【0042】請求項4のヤスリ式使い捨てガスライター
着火補助機構によって、より簡易な機構に加えスリムな
火口カバーとすることができた。
【0043】請求項5及び6のヤスリ式使い捨てガスラ
イター着火補助機構によってヤスリ受車15とレバーの
歯車28は常に噛合しているためレバー操作に於いてよ
り違和感のないレバーとすることができた。
【0044】請求項7及び8の火口カバー、ケース接合
機構によって、簡単に使用済み使い捨てライターを交換
できると同時に多様な外観の火口カバー、ケースとする
ことができた。
【0045】請求項9の火口カバー固定機構によって、
より軽量なヤスリ式使い捨てガスライターの着火補助機
構を得ることができ、合わせて簡単に使用済み使い捨て
ライターを交換できると同時に火口カバーのデザインに
よっては、ヤスリ式使い捨てガスライターと相まってそ
の外観を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヤスリ式使い捨てガスライター側面図と、本発
明の請求項1による背部にレバー復動バネ孔を設けた火
口カバーとレバー復動バネ及びレバー復動バネ取付孔を
設けたレバーの操作前の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の請求項1による背部にレバー復動バネ
ピンを設けた火口カバーの斜視図である。
【図3】本発明の請求項1によるレバー復動案内となる
突起及びレバー復動バネ取付孔を設けたレバーの斜視図
である。
【図4】本発明の請求項1による背部にレバー復動バネ
取付孔を設けた火口カバーの断面図である。
【図5】ヤスリ式使い捨てガスライター側面図と、本発
明の請求項1による背部のレバー復動バネピンを設けた
火口カバーとレバー復動バネ及びレバー復動バネ取付孔
を設けたレバーの操作後の実施例を示す断面図である。
【図6】ヤスリ式使い捨てガスライター側面図と、本発
明の請求項2による上部下側の一部にレバー復動バネを
係合させる係合爪を設けた火口カバーと前部にレバー復
動バネを係合させる係合爪を設けたレバー及びレバー復
動バネのレバー操作後の断面図である。
【図7】本発明の請求項3による火口カバー内壁側面の
一部に円柱形の突起とつる巻バネ先端係合溝を設けた火
口カバーとつる巻バネ及びつる巻バネ先端係合突起を設
けたレバーの背面図である。
【図8】本発明の請求項3による火口カバー内壁側面の
一部に円柱形の突起とつる巻バネ先端係合溝を設けた火
口カバーの図7のA−A′断面図と、つる巻バネ及びつ
る巻バネ先端係合突起を設けたレバーの側面図である。
【図9】ヤスリ式使い捨てガスライター側面図と、本発
明の請求項4によるレバー復動バネ取付孔を設けたレバ
ー及び火口カバーの操作前の断面図である。
【図10】本発明の請求項4による火口カバー縁の上部
に形成される突起を有するレバーの斜視図である。
【図11】ヤスリ式使い捨てガスライター側面図と、本
発明の請求項5による歯車と戻り止めを備えたレバーの
操作前の断面図である。
【図12】図11のB−B′断面図である。
【図13】本発明の請求項5による歯車の側面図と、爪
車、戻り止め、レバー復動バネ係合部材、係合ピンの断
面図である。
【図14】本発明の請求項5による円筒形の一部に円柱
形の突出部を保有するレバー復動バネ係合部材の斜視図
である。
【図15】ヤスリ式使い捨てガスライター側面図と、本
発明の請求項1による背部にレバー復動バネ孔を設けた
火口カバーとレバー復動バネ及び歯車と戻り止めを備え
た請求項6のレバーの操作後の実施例を示す断面図であ
る。
【図16】本発明の請求項7による火口カバー、ケー
ス、レバーの側面図で、火口カバーとケースの背部接合
部は部分断面図である。
【図17】本発明の請求項7による火口カバー背部下側
内壁のピンとピンに対応する凹状Rを内側一部に保有す
る二叉の突出片を設けたケース背部の要部断面図であ
る。
【図18】図17のC−C′断面図である。
【図19】本発明の請求項8による火口カバーとケース
各々の両側面に相対応すると根元の括れた凸部と入り口
の狭い凹部にて嵌合された実施例を示す側面図である。
【図20】本発明の請求項9による火口カバー単独でヤ
スリ式使い捨てガスライターに装着した実施例を示す側
面図で、係止部は部分断面図である。
【図21】ヤスリ式使い捨てガスライターと同形のライ
ター側面図と、火口カバー及び歯面を保有するレバーの
従来の技術による実施例を示す断面図である。
【図22】実開昭57−160562号のレバー操作前
の断面図である。
【図23】実開昭57−160562号のレバー操作後
の断面図である。
【図24】実開昭62−192065号のヤスリ式使い
捨てガスライター側面図と軟質材の外装ケースの断面図
である。
【図25】実開昭62−192065号の操作外装部後
壁面をベロー形にした外装ケースの要部側面図である。
【図26】実開昭53−36476号のレバー操作前の
要部断面図である。
【図27】実公平5−18615号のレバー操作前の要
部断面図である。
【図28】実公平5−18615号のレバー操作後の要
部断面図である。
【図29】実公昭63−173658号のレバー操作前
の要部断面図である。
【図30】実公昭63−173658号のレバー操作後
の要部断面図である。
【図31】ヤスリ式使い捨てガスライターの側面図と、
本発明の請求項1による火口カバー、レバー復動バネ、
レバー及び送り爪のレバー操作第一段階を示すの断面図
である。
【符号の説明】
1 ヤスリ式使い捨てガスライター 2 火口カバー 3 ヤスリ式使い捨てガスライター固定突起 4 火口カバーの炎孔 5 火口カバーの吸気孔 6、52、62、65 レバー 7 火口カバーのレバー走間 8 火口カバーのレバー案内縁 9 火口カバーの当り止 10、22、32、51 レバー腹動バネ 11 火口カバーのレバー腹動バネ孔 12 火口カバーのレバー腹動バネピン 13 レバー復動案内の突起 14 送り爪 15、59 ヤスリ式使い捨てガスライターのヤス
リ受車 16 レバー底部ガスノズル引上梃押圧部 17 ヤスリ式使い捨てガスライターのガスノズル
引上梃 18 レバー底部後端部 19 火口カバー背部上面斜形部 20 レバー復動バネ取付孔 21 火口カバーのレバー復動バネ係合爪 23 レバー復動バネ係合爪 24 つる巻きバネコイル部分係合突起 25 両端の長いレバー復動つる巻きバネ 26 つる巻きバネ先端係合溝 27 レバー上部側面突起 28 歯車 29 爪車 30 レバー復動バネ係合突出部 31 レバー復動バネ係合部材 33 レバー両側板 34 レバー両側板、歯車、爪車、及びレバー復動
バネ係合部材を係合する係合ピン 35 戻り止 36 火口カバー前面下部 37 ヤスリ式使い捨てガスライターの炎調整レバ
ー 38 火口カバー側面の凹状R 39 火口カバー側面の凸状R 40、48 火口カバー背部下側内壁の突起 41 火口カバー背部下側内壁のピン 42 ケース前面上部 43 ケース側面の凸状R 44 ケース側面の凹状R 45 ケース背面上部の半球状凹部 46 ケース背面上部の突出部 47 ケース背面上部の凹状Rを保有する二叉突起 49、53 レバー歯面 50 レバーのガスノズル引上梃押圧部 54 ヤスリ受車操作外装部 55 外レバー 56 レバー天井板 57 外レバー孔 58 レバー突片 60 ヤスリ式使い捨てガスライターヤスリ 61 ガスノズル 63 ヤスリ式使い捨てガスライターの発火石 64 ガスノズル引上梃押圧突起 66 ピニオン 67 弧状のラック 68 蓋部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火口カバー(2)の上部に炎孔(4)、
    両側面に吸気孔(5)、内壁上部両側面にヤスリ式使い
    捨てガスライター(1)を固定する突起(3)を設け、
    上部中心付近からは背部にかけてレバー(6)が可動す
    るための走間(7)とレバー復動案内となるR状の縁
    (8)を両内側に設け、走間(7)前部にレバー(6)
    の当たり止め(9)を設け、背部にレバー復動バネ(1
    0)を固定する孔(11)又はピン(12)を設け、背
    部上面斜形部(19)を斜形とし、更にレバー(6)に
    復動案内の突起(13)を両側面に設け、前部下側にハ
    ガネ製の先端角度10°ないし45°の送り爪(14)
    をヤスリ式使い捨てガスライターのヤスリ受車(15)
    の幅に設ける。操作前において該送り爪(14)先端
    は、ヤスリ式使い捨てガスライターのヤスリ受車(1
    5)の中心よりわずか後方に位置し、ヤスリ受車(1
    5)上方に0.2ないし1.0mmの隙間を有して配置
    され、レバー(6)前下部はヤスリ受車後方より0.5
    ないし1.0mm隙間を有して壁を形成し、この壁の底
    部のガスノズル引上梃押圧部(16)は前方より後方に
    時計回りに15°ないし45°の斜形とし、ヤスリ式使
    い捨てガスライター(1)のガスノズル引上梃(17)
    後部上面とレバー底部ガスノズル引上梃押圧部(16)
    とは0.1ないし1.0mmの隙間を有して配置され、
    またレバー底部後端部(18)とこれに当接する火口カ
    バー背部上面斜形部(19)を時計回り方向に40°な
    いし80°の斜形とし、さらにレバー底部後端部(1
    8)とレバー底部ガスノズル引上梃押圧部(16)との
    中間面を、ヤスリ受車(15)の外周より大きい半径で
    下に凸となる円弧面またはこれに近似的な曲面とする。
    レバー(6)下部内側にはレバー復動バネ(10)の入
    る縦断面が略半楕円形の取付孔(20)を設け、ここに
    レバー復動バネ(10)を装着することを特徴とするヤ
    スリ式使い捨てガスライタ−の着火補助機構。
  2. 【請求項2】 請求項1のレバー復動バネの係合部は、
    火口カバー(2)上部下側の一部に係合爪(21)が設
    けられ、ここにレバー復動バネ(22)の一方先端を係
    合させ、更にレバー(6)前部に係合爪(23)を設け
    ここにレバー復動バネ(22〕の他方先端を係合させる
    ことを特徴とする請求項1記載のヤスリ式使い捨てガス
    ライターの着火補助機構。
  3. 【請求項3】 請求項1のレバー復動バネの係合部は、
    火口カバー(2)内壁両側面の一部に円柱形の突起(2
    4)が設けられ、ここにレバー復動のため両端の長いつ
    る巻バネ(25)の円形部を係合し、火口カバー(2)
    背部内壁両側面に該つる巻きバネ(25)の先端を係合
    する溝(26)を設けここにつる巻バネ(25)の一方
    先端を係合し、つる巻バネ(25)他方先端をレバー復
    動案内の突起(13)後方に当接することを特徴とする
    請求項1記載のヤスリ式使い捨てガスライターの着火補
    助機構。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のレバー復動バネ(10)
    下端はヤスリ式使い捨てガスライターのガスノズル引上
    梃(17)に当接され、レバー(6)のレバー復動バネ
    取付孔(20)の天井部を細くしてここにレバー復動バ
    ネ(10)を圧入し、更にレバー(6)上部両側面に突
    起(27)を設けることを特徴とする請求項1記載のヤ
    スリ式使い捨てガスライターの着火補助機構。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレバー(6)はヤスリ式
    使い捨てガスライターのヤスリ受車(15)と噛合する
    歯車(28)が設けられ、該歯車の中心はヤスリ受車
    (15)の中心よりわずか後方に噛合させ、歯車(2
    8)にはこれと一体として形成する爪車(29)を内側
    に回転自在に設け、更に爪車(29)の内側に円筒形で
    その軸方向に垂直にかつ中央に円柱形突出部(30)の
    ある前記歯車(28)と爪車(29)とは別体で形成さ
    れるT字形の部材(31)を設け、該突出部(30)に
    ガスノズル引上梃(17)を押圧しかつレバー(6)を
    復動させるバネ(32)が係合される機構がレバー
    (6)両側板(33)内側にピン(34)にて軸支され
    更にレバー前縁下部には爪車(29)を制止させる戻り
    止(35)が取付けられていることを特徴とする請求項
    4記載のヤスリ式使い捨てガスライターの着火補助機
    構。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、又は3記載のレバー
    (6)は請求項5記載の歯車(28)、爪車(29)及
    びこれを軸支するピン(34)、及び戻り止(35)を
    備えたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のヤ
    スリ式使い捨てガスライターの着火補助機構。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5、又は6記載
    の火口カバー(2)の前面下部(36)をヤスリ式使い
    捨てガスライター(1)の炎調整レバー(37)のある
    ものはそれを指で調整可能な部分まで露出させ、火口カ
    バー両側面に凹状R(38)を縦方向に設けその下部に
    凸状R(39)を設け、火口カバー背部下側内壁に突起
    (40)又はピン(41)を設ける。他方ヤスリ式使い
    捨てガスライター(1)下部のケースを弾力性のある金
    属ないしプラスティックにて実施し、ケースの前面上部
    (42)をヤスリ式使い捨てガスライターの炎調整レバ
    ー(37)のあるものはそれを指で調節可能な部分まで
    露出させ、火口カバー両側面の凹状R(38)とその下
    部の凸状R(39)それぞれに対応する凸状R(43)
    とその下部の凹状R(44)をケース両側面に設け、火
    口カバー背部下側内壁の突起(40)に対してはケース
    背面上部に半球状凹部(45)を有する突出部(46)
    で、また火口カバーのピン(41)にはピンと対応する
    凹状Rを内側一部に保有する二叉の突出片(47)で火
    口カバー(2)と嵌合されることを特徴とする火口カバ
    ー・ケース接合機構。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の火口カバーとケースの接
    合部は、火口カバーとケース各々の両側面に相対応する
    根元の括れた凸部と入り口の狭い凹部にて嵌合されるこ
    とを特徴とする請求項7記載の火口カバー・ケース接合
    機構。
  9. 【請求項9】 請求項7、8記載のケースを使用せず
    に、火口カバー(2)背部下側内壁の突起(48)にて
    ヤスリ式使い捨てガスライターに装着されることを特徴
    とする火口カバー固定機構。
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