JPH0814540B2 - 成分の定量方法 - Google Patents

成分の定量方法

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JPH0814540B2
JPH0814540B2 JP62032775A JP3277587A JPH0814540B2 JP H0814540 B2 JPH0814540 B2 JP H0814540B2 JP 62032775 A JP62032775 A JP 62032775A JP 3277587 A JP3277587 A JP 3277587A JP H0814540 B2 JPH0814540 B2 JP H0814540B2
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は溶液中の成分の測定方法に関する。
[発明の背景] 臨床検査の分野に於て、測定対象物質を化学反応又は
酵素反応により変化させその変化を光学的或は物理的手
段を用いて測定する溶液中の成分の測定方法はよく用い
られる方法であるが、最近では、従来の測定試薬に比べ
必要な量のみの測定試薬を簡単に調製することが可能な
ことから緊急時の検査用としてこの方法を利用したモノ
テストタイプの試薬の使用頻度が増加する傾向にある。
ここで言うモノテストタイプの試薬とは、測定試薬が1
検体分毎に製剤型となったものをさし、例えば測定試薬
を1測定分ずつ適当な容器に分注して、凍結乾燥してお
き、使用時に水或は専用の溶解液で溶かして測定試液を
調製し、それに検体を加えて反応させた後、例えばその
呈色或は濁度等を測定することにより溶液中の成分を測
定することのできるような試薬を言う。これらモノテス
トタイプの試薬の製剤型としては、上記の他、錠剤様の
ものや、或は所謂ドライケミストと呼ばれる、例えば測
定試薬を瀘紙、不織布、フィルム等に含浸乾燥或は塗布
乾燥させたものなどもこの範疇に入れることができる。
しかしながら、モノテストタイプの試薬(以下、モノ
試薬と略称する。)を用いた測定法(以下、モノテスト
法と略称する。)には、精度管理面に於ては、重大な欠
点があった。即ち、現在のモノテスト法に於て、1検体
の測定を行う場合少なくとも3本のモノ試薬(各々、試
薬盲検用、検体測定用、標準測定用として使用する。)
が必要であるため、各々のモノ試薬の試験盲検、測定時
の呈色感度等のバラツキは、必然的に誤差範囲内でなけ
ればならない訳であるが、現実的には液量のバラツキ、
保存状態の差異等により、誤差範囲内にあるとは言い難
く、また、それを確認する為には、実際にその試薬を使
用してみる以外にはなく、測定が正確に行われているか
どうかを確認することは、事実上不可能であった。
また、測定対象物質を化学反応又は酵素反応により変
化させその変化を光学的或は物理的手段を用いて測定す
る溶液中の成分の測定方法は現在自動分析機、特にディ
スクリート方式と呼ばれる測定方法、即ち、1検体毎に
特定の測定セル中で測定試薬と反応させ、その変化を測
定する方法を用いた多検体処理の可能な自動分析機に応
用され利用されているが、この装置に於ても、例えば突
発的に起こる測定試薬の分注誤差、光学系の突然の異
常、個々のセルでの汚れ、傷或は歪みの差による測定状
況の変化等による測定値への影響を回避しているとは言
い難く、また、測定試薬自体の経時的変化により反応時
の呈色感度が変化したり、機械の測定系の経時的変動に
よる影響もある場合もあって、長時間にわたって測定を
継続する場合には、正確な測定値が得られているかどう
かを確認するためには一定時間毎に標準或は濃度既知の
検体の測定を再度やり直す必要がある等の問題点があっ
た。
[発明の目的] 本発明は、上記した如き状況に鑑み、モノテスト法で
の利点を保持したまま、精度管理が難しいという欠点を
回避し、また、ディスクリート方式の自動分析機に於て
突発的に起こる事態による測定値への影響及び試薬或は
機械自体の経時的変動による影響を回避し正確で且つ信
頼性の高い測定値が得られる方法を提供することを目的
とする。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明は次の構成からな
る。
「成分の測定に於て、 (a)初めに、測定試薬の盲検値A1若しくは一定時間に
於ける盲検変化率A2を測定し、 (b)次に、該測定試薬に第1試料を添加し、一定時間
後の変動値B1若しくは一定時間に於ける変化率B2を測定
し、 (c)更にこれに第2試料を添加し、一定時間後の変動
値C1、若しくは一定時間に於ける変化率C2を測定するこ
とにより定量することを特徴とする成分の定量方法。」 即ち、本発明者らは、成分の測定に於て、光学的或は
物理的手段によって測定可能な容器中に保持された測定
試薬の盲検値A1若しくは一定時間に於ける盲検変化率A2
を初めに測定し、次に、該測定試薬に第1試料を添加
し、一定時間後の変動値B1若しくは一定時間に於ける変
化率B2を測定し、更にこれに第2試料を添加し、一定時
間後の変動値C1、若しくは一定時間に於ける変化率C2
測定することにより、即ち、1容器内に於て2検体分の
測定データを得ることにより、モノテスト法での利点を
保持したまま、精度管理が難しいという欠点を回避し、
また、ディスクリート方式の自動分析機に於いて突発的
に起こる事態による測定値への影響及び試薬或は機械自
体の経時的変動による影響を回避し正確で且つ信頼性の
高い測定値が得られることを見出し本発明を完成するに
至った。
本発明に於て、溶液中での反応により測定を行う場合
であって測定対象成分濃度既知(その濃度をS1とす
る。)の第1試料を標準として利用して第2試料中の測
定対象成分濃度S2の測定を行う場合には、S2は式−1又
は2によって得られる。
[但し、V1は測定試薬の採取量(ml)を、V2は第1試
料の採取量(ml)を、V3は第2試料の採取量(ml)を示
し、A1,A2,B1,B2,C1,C2,S1,S2は前記に同じ。] また、ドライケミストリ或は、 1>V1÷(V1+V2+V3)>0.95 の条件で実施する場合には液量による誤差をほぼ無視し
得るので、これらの場合には近似式として式−1又は2
の代りに式−3又は4によってS2を得ることができる。
また、同様の理由からA1或はA2が他の測定値と比べて
無視し得るほど小さい場合には、更に式−3又は4から
A1又はA2を省略することもできる。
一方、測定対象成分濃度既知の試料が第2試料(その
濃度をS2とする。)である場合には式−1,2,3,4の代り
に次に示す式−1′,2′,3′,4′を用いることにより同
様に第1試料中の測定対象成分濃度S1を求めることが可
能である。
また、本発明を実施することによる、さらに有利な点
は、第1試料と第2試料の採取量さえ一定にしておけば
(例えば同じピペットで採取するのであれば、そのピペ
ット自体の採取量が表示されている値と異なっていても
特に問題はない。)、測定試薬の液量が多少変動しても
測定上特に問題のないことは、前述したことからも明ら
かである。
尚、指定試薬の盲検値A1、若しくは一定時間に於ける
変化率A2が無視出来る程小さい場合、或は既知である場
合には、A1若しくはA2の測定を省略することが出来るこ
とは言うまでもない。
本発明に於て用いられる試料としては液状のものであ
ればとくに限定されないが、臨床検査の分野であれば例
えば血液、血清、血漿、尿、髄液等の生体体液が挙げら
れる。これら試料中の測定対象成分としては、例えばグ
ルコース、コレステロール、遊離脂肪酸、トリグリセラ
イド、胆汁酸、尿酸などの基質や、乳酸脱水素酵素、α
−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、コリンエステラーゼ、モ
ノアミンオキシダーゼ、アミラーゼ、アルカリホスファ
ターゼ、トランスアミナーゼ、ロイシンアミノペプチダ
ーゼ、γ−グルタミルトランスペプチダーゼなどの酵素
類等が挙げられるが、これらに限定されるものではない
ことは言うまでもない。また、測定対象成分濃度既知の
試料としては、通常市販されている標準液或は管理血清
等も用いれば、簡便であるが、これらに基づいて濃度検
定を行った上記した如き試料を代りに用いても特に問題
はない。
本発明で用いられる、光学的或は電気的測定手段とし
ては、例えば電位、電導度、吸光度、濁度、反射光量、
蛍光、化学的又は生物学的発光等の測定が挙げられるが
特に限定されるものではない。
本発明で用いられる測定試薬としては、上記した如き
試料中に含有される測定対象成分と反応し上述した如き
光学的或は電気的変化を生じるものであれば特に限定さ
れるものではないが、例えば臨床検査の分野で通常使用
できる測定試薬であれば溶液タイプのものであってもド
ライケミストリ用のものであってもよい。
本発明は、コンピュータなどで制御される測定機器に
応用した場合には、特に有利であり、本発明を実施する
ための専用機器として製作しても良いし、従来からある
臨床検査用の自動分析機等に本発明を実施出来るような
プログラムソフトを追加して実施しても良い。
また、ディスクリート方式を用いた自動分析機に於
て、本発明を1バッチ毎の精度管理用として応用するこ
とも可能である。即ち、例えば吸光度を測定することに
よって成分の測定を行う際に、標準の吸光度はあらかじ
め別に測定したのち標準中の測定対象成分濃度値で除し
て特定の標準係数として記憶させておけば、本発明の方
法に従って1バッチ毎に測定して得られる値のうち、測
定対象成分濃度未知の試料から得られる吸光度に標準係
数を乗ずるだけで測定対象成分濃度値を得ることができ
るので、この場合には測定対象成分濃度既知の試料から
得られる吸光度は一定の範囲の値が得られているかどう
かのチェックに用いることができる。即ち、突発的に起
こる測定試薬の分注誤差、光学系の突然の異常、個々の
セルでの汚れ、傷或は歪み等の差による測定状況の変化
等による測定値への影響、測定試薬自体の経時的変化に
よる反応時の呈色感度の変化による影響或は機械の測定
系の経時的変動による影響等をこれによって回避するこ
とができる訳である。
また、例えば吸光度を測定することによって成分の測
定を行う際に、標準の吸光度はあらかじめ測定したのち
標準中の測定目的成分濃度値で除して特定の標準係数と
して記憶させておき、第1試料と第2試料を同じものと
して、本発明の方法によって得られる2つの吸光度デー
タに標準係数を乗ずれば、従来法では1つの試料につい
て1回分の測定しか行えなかった測定試薬量で2回分の
測定を行え、測定値により信頼性が高まるという利点も
ある。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はこれらにより何等限定されるものではな
い。
[実施例] 実施例1.血清中のグルコースの測定 (測定試薬) グルコースオキシダーゼ 70単位 ペルオキシダーゼ 3000単位 ムタロターゼ 6単位 4−アミノアンチピリン 10mg フェノール 50mg リン酸1カリウム 0.54g リン酸2カリウム 2.76g 上記物質を精製水に溶解してpHを7.4に調整し、全量
を100mlとして測定試薬とした。
(試料) 第1試料としてグルコース濃度100mg/dlの水溶液を、
第2試料として人血清10検体を使用した。
(操作法) 分光光度計の測定用セル(層長:10mm,巾;10mm,高さ;4
2mm)に測定試薬を正確に3ml採取し、37℃で2〜3分間
加温した後、波長505nmに於ける吸光度A1を測定した。
次いで第1試料を正確に0.02ml加えよく混合したのち、
37℃で5分間反応させ、波長505nmに於ける吸光度B1
測定した。更に、第2試料を正確に0.02ml加えよく混合
したのち、37℃で5分間反応させ、波長505nmに於ける
吸光度C1を測定した。
(グルコース濃度の計算) ・計算方法−1 前記、式−1にV1=3.0,V2=V3=0.02,S1=100を代入
し、上記操作法で得られたA1,B1及びC1を代入して第2
試料中のグルコース濃度S2を得た。
・計算方法−2 前記、式−3にS1=100を代入し、上記操作法で得ら
れたA1,B1及びC1を代入して第2試料中のグルコース濃
度S2を得た。
実施例2. 測定試薬の採取量を約3mlとし採取量検定を行ってい
ないピペット1本で試料の採取を行った以外は実施例1
と同様の測定試薬、試料を使用し、同様の操作法により
A1,B1,C1を求め、同様の計算方法−2により第2試料中
のグルコース濃度S2を得た。
比較例1.従来法による血清中のグルコースの測定 (測定試薬及び試料) 実施例1と同じものを使用した。
(操作法) 試料を正確に0.02ml試験管に採取し、更に測定試薬を
正確に3ml加え、37℃で5分間反応させ、波長505nmに於
ける吸光度(第1試料により得られる吸光度をEStd
し、第2試料により得られる吸光度をESとした。)を測
定した。試料の代りに精製水を用いて同様の操作を行い
EB1を得た。
(グルコース濃度の計算) 次式によりグルコース濃度(mg/dl)を求めた。
グルコース濃度=(ES−EB1)÷(EStd−EB1)×100 実施例1,2及び比較例1により得られた人血清試料中
のグルコース濃度を併せて表−1に示す。
表−1の結果から明らかな如く、本発明の方法により
得られた値と従来法のそれとの間には有意差は認められ
なかった。
実施例3.血清中の乳酸脱水素酵素活性の測定 (測定試薬) リン酸2カリウム 770mg リン酸1カリウム 122mg ピルビン酸リチウム 6.7mg ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(還元型)14mg 上記物質を精製水に溶解してpHを7.6に調整し、全量
を100mlとして測定試薬とした。
(試料) 第1試料として乳酸脱水素酵素(以下、LDHと略称す
る。)活性既知の人血清(活性値;300U)を、第2試料
として人血清10検体を使用した。
(操作法) 分光光度計の測定用セル(層長:10mm,巾;10mm,高さ;4
2mm)に測定試薬を正確に2ml採取し、35℃で2〜3分間
加温した後、波長340nmに於ける1分間当りの吸光度の
変化率A2を測定した。次いで第1試料を正確に0.05ml加
えよく混合し、35℃で加温しながら、波長340nmに於け
る1分間当りの吸光度の変化率B2を測定した。更に第2
試料を正確に0.05ml加えよく混合し、35℃で加温しなが
ら、波長340nmに於ける1分間当りの吸光度の変化率C2
を測定した。
(LDH活性の計算) 前記、式−2にV1=2.0,V2=V3=0.05,S1=300を代入
し、上記操作法で得られたA2,B2及びC2を代入して第2
試料中のLDH活性S2を得た。
実施例4.LDH活性の測定 実施例3で使用した試薬のpHを7.5とした(pHの変動
により通常測定感度も変動する。)以外は実施例3と同
様の測定試薬、試料を使用し、同様の操作法によりA2,B
2,C2を求め、同様の計算方法により第2試料中のLDH活
性S2を得た。
比較例2.従来法によるLDH活性の測定 測定試薬として市販のLDH−UV Test wako(和光純薬
工業株式会社製)を用いて現品説明書に記載の標準操作
法に従って実施例3と同様の試料中のLDH活性を求め
た。
実施例3,4及び比較例2で得られた人血清試料中のLDH
活性値を表−2に併せて示す。
表−2の結果から明らかな如く、本発明の方法を利用
すれば、測定試薬に何等かのトラブルがあった場合で
も、目的成分の測定値には、ほとんど影響が無いことが
わかる。
実施例5.血清中の総コレステロールの測定 (測定試薬) コレステロールエステラーゼ 200単位 コレステロールオキシダーゼ 40単位 ペルオキシダーゼ 600単位 アスコルビン酸オキシダーゼ 500単位 4−アミノアンチピリン 4mg 3,5−ジメトキシ−N−エチル−N−(2−ヒドロキシ
−3−スルホプロピル)アニリン・ナトリウム塩 30mg トリトンX−100 100mg 2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸 1.1g 水酸化ナトリウム 0.15g 上記物質を精製水に溶解してpHを6.1に調整し、全量
を100mlとして測定試薬とした。
(試料) 第1試料として、コレステロール100mgをイソプロパ
ノール10mlに溶解し、これに20%トリトンX−100水溶
液を加え全量100mlとしたものを用い、第2試料として
人血清10検体を使用した。
(操作法) 分光光度計の測定用セル(層長:10mm,巾;mm,高さ;42m
m)に測定試薬を正確に3ml採取し、37℃で2〜3分間加
温した後、波長600nmに於ける吸光度A1を測定した。次
いで第1試料を正確に0.02ml加えよく混合し、37℃で5
分間反応させた後、波長600nmに於ける吸光度B1を測定
した。更に、第2試料の正確に0.02ml加えよく混合し、
37℃で5分間反応させた後、波長600nmに於ける吸光度C
1を測定した。
(総コレステロール濃度の計算) 前記式−3にS1=100を代入し、上記操作法で得られ
たA1,B1及びC1を代入して第2試料中の総コレステロー
ル濃度S2を得た。
比較例3.従来法による血清中の総コレステロールの測定 (測定試薬及び試料) 実施例5と同じものを使用した。
(操作法) 試料を正確に0.02ml試験管に採取し、更に測定試薬を
正確に3ml加え、37℃で5分間反応させ、波長600nmに於
ける吸光度(第1試料により得られる吸光度をEStd
し、第2試料により得られる吸光度をESとした。)を測
定した。試料の代りに精製水を用いて同様の操作を行い
EB1を得た。
(総コレステロール濃度の計算) 次式により総コレステロール濃度(mg/dl)を求め
た。
実施例5及び比較例3により得られた人血清試料中の
総コレステロール濃度を併せて表−3に示す。
表−3の結果から明らかな如く、本発明の方法により
得られた値と従来法のそれとの間には有意差は認められ
なかった。
[発明の効果] 本発明は以下に述べる如き点で顕著な効果を奏するも
のであり、斯業に貢献するところ甚だ大なるものであ
る。
(1)本発明の測定法に於ては、測定試薬の採取量が変
動しても、目的成分の測定値にはに全く或は殆ど影響を
与えない。
(2)本発明の測定法に於ては、測定試薬の測定時の感
度が変動しても測定値に全く或は殆ど影響を与えない。
(3)本発明の測定方法に於ては、測定試薬の試薬盲検
が変動しても測定値に全く或は殆ど影響を与えない。
(4)本発明の測定法に於ては、多数検体を連続的に測
定中に、測定試薬量が突発的に変動したり、測定試薬自
体或は機械の測定系の経時的変動があった場合でも、測
定対象成分濃度の測定値に全く或は殆ど影響を与えず、
しかも変動の程度を検知することが可能である。
(5)本発明の測定法に於ては、測定対象成分濃度既知
の試料により得られる測定感度を監視することにより、
検体毎の装置の作業状況或は測定試薬の異常を監視する
ことが可能である。
(6)従来の測定方法では、最低3本の容器(各々、試
料盲検用、検体測定用、標準測定用として使用する。)
とそれに必要な3測定分の試料を必要としたが、本発明
の方法によれば、それを1つの容器と1測定分の試薬で
行うことができるので、経済的である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 31/22 122

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分の測定に於て、 (a)初めに、測定試薬の盲検値A1若しくは一定時間に
    於ける盲検変化率A2を測定し、 (b)次に、該測定試薬に第1試料を添加し、一定時間
    後の変動値B1若しくは一定時間に於ける変化率B2を測定
    し、 (c)更にこれに第2試料を添加し、一定時間後の変動
    値C1若しくは一定時間に於ける変化率C2を測定すること
    により定量することを特徴とする成分の定量方法。
  2. 【請求項2】測定試薬がモノテストタイプの試薬から供
    給されるものである、特許請求の範囲第1項に記載の定
    量方法。
  3. 【請求項3】測定手段が、光学的或は電気的手段による
    ものである、特許請求の範囲第1項に記載の定量方法。
JP62032775A 1987-02-16 1987-02-16 成分の定量方法 Expired - Lifetime JPH0814540B2 (ja)

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