JPH08145130A - テンショナ - Google Patents
テンショナInfo
- Publication number
- JPH08145130A JPH08145130A JP29097094A JP29097094A JPH08145130A JP H08145130 A JPH08145130 A JP H08145130A JP 29097094 A JP29097094 A JP 29097094A JP 29097094 A JP29097094 A JP 29097094A JP H08145130 A JPH08145130 A JP H08145130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- mounting
- tensioner
- engaged
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0806—Compression coil springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0889—Path of movement of the finally actuated member
- F16H2007/0891—Linear path
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 独立した係止機構を用いることなくプランジ
ャを収縮状態で係止することができるとともに、不用意
に係止が解除されることのない係止機構を備え、また、
組付作業を容易に行うことができるテンショナを提供す
ること。 【構成】 オートテンショナAT1は、有底筒状のボデ
ー10と、ボデー10によって摺動自在に支持されるプ
ランジャ20と、プランジャ20を伸長方向に付勢する
コイルスプリング45と、プランジャ20を収縮状態の
まま保持する係止機構(係合部30、被係合部35)と
を備えている。係合部30は、ボデー10の軸方向に形
成された縦溝31と、縦溝31の下端からボデー10の
周方向に形成された横溝32とから、略L字状に形成さ
れている。被係合部35は、ボデー10側の係止機構
(係合部30)に対応するスカート23の下部外周面に
突状に形成されている。
ャを収縮状態で係止することができるとともに、不用意
に係止が解除されることのない係止機構を備え、また、
組付作業を容易に行うことができるテンショナを提供す
ること。 【構成】 オートテンショナAT1は、有底筒状のボデ
ー10と、ボデー10によって摺動自在に支持されるプ
ランジャ20と、プランジャ20を伸長方向に付勢する
コイルスプリング45と、プランジャ20を収縮状態の
まま保持する係止機構(係合部30、被係合部35)と
を備えている。係合部30は、ボデー10の軸方向に形
成された縦溝31と、縦溝31の下端からボデー10の
周方向に形成された横溝32とから、略L字状に形成さ
れている。被係合部35は、ボデー10側の係止機構
(係合部30)に対応するスカート23の下部外周面に
突状に形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チェーン、ベルト等の
張力を調整するテンショナに関し、さらに詳細には、組
み付けを容易に行うことができるテンショナに関する。
張力を調整するテンショナに関し、さらに詳細には、組
み付けを容易に行うことができるテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、タイミングチェーン、タイミ
ングベルト等に生じた伸びを解消し、張力を一定に保つ
ためにテンショナが用いられている。かかるテンショナ
は、一般的に、ボデーと、ボデー内壁を摺動するプラン
ジャと、プランジャを伸長方向へ付勢するコイルスプリ
ング等の付勢部材と、プランジャの急激な収縮を緩衝す
るためのオイルとを備えている。
ングベルト等に生じた伸びを解消し、張力を一定に保つ
ためにテンショナが用いられている。かかるテンショナ
は、一般的に、ボデーと、ボデー内壁を摺動するプラン
ジャと、プランジャを伸長方向へ付勢するコイルスプリ
ング等の付勢部材と、プランジャの急激な収縮を緩衝す
るためのオイルとを備えている。
【0003】したがって、タイミングチェーン等が緩ん
だ際には、コイルスプリングによって付勢されているプ
ランジャがすぐさま伸長され、タイミングチェーン等は
緊張状態に戻される。そして、タイミングチェーン等が
強く張り過ぎている場合には、プランジャが油圧、コイ
ルスプリングの付勢力に抗するようにして収縮され、タ
イミングチェーン等の張力が適正化される。
だ際には、コイルスプリングによって付勢されているプ
ランジャがすぐさま伸長され、タイミングチェーン等は
緊張状態に戻される。そして、タイミングチェーン等が
強く張り過ぎている場合には、プランジャが油圧、コイ
ルスプリングの付勢力に抗するようにして収縮され、タ
イミングチェーン等の張力が適正化される。
【0004】このようなテンショナでは、プランジャ
は、無負荷状態において伸長された状態にあるので、テ
ンショナを組み付けるに際して、タイミングチェーン等
に対して過大な応力を印加し、タイミングチェーン等を
損傷させるおそれがある。したがって、テンショナを組
み付けるに際しては、コイルスプリングの付勢力、油圧
に抗してプランジャを押圧し、テンショナを最大収縮状
態に保ちつつ組み付ける必要がある。
は、無負荷状態において伸長された状態にあるので、テ
ンショナを組み付けるに際して、タイミングチェーン等
に対して過大な応力を印加し、タイミングチェーン等を
損傷させるおそれがある。したがって、テンショナを組
み付けるに際しては、コイルスプリングの付勢力、油圧
に抗してプランジャを押圧し、テンショナを最大収縮状
態に保ちつつ組み付ける必要がある。
【0005】そこで、専用の治具を組み付けに際して用
い、伸長状態にあるテンショナを収縮しつつ組み付けを
行ったり、外部から差し込まれたピン、外部を覆うホル
ダ等によって、プランジャが収縮状態に維持されたテン
ショナを用いて組み付けが行われていた。
い、伸長状態にあるテンショナを収縮しつつ組み付けを
行ったり、外部から差し込まれたピン、外部を覆うホル
ダ等によって、プランジャが収縮状態に維持されたテン
ショナを用いて組み付けが行われていた。
【0006】また、特開平6−174019号公報に
は、図12に示すようなテンショナAT3が開示されて
いる。このテンショナAT3は、ハウジング60と、ハ
ウジング60の内壁を摺動し、側面に被係止ピン61a
を有するプランジャ61と、スプリング62の付勢力に
抗してプランジャ61を収縮状態に保持すべく、被係止
ピン61aに係止するためのフック63とを備えてい
る。また、テンショナAT3が装着されるシリンダヘッ
ド64には、フック63を収納するための溝65が形成
されている。
は、図12に示すようなテンショナAT3が開示されて
いる。このテンショナAT3は、ハウジング60と、ハ
ウジング60の内壁を摺動し、側面に被係止ピン61a
を有するプランジャ61と、スプリング62の付勢力に
抗してプランジャ61を収縮状態に保持すべく、被係止
ピン61aに係止するためのフック63とを備えてい
る。また、テンショナAT3が装着されるシリンダヘッ
ド64には、フック63を収納するための溝65が形成
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、組み付
けに際して専用の治具を必要とするテンショナでは、組
み付けを行う毎に専用治具を用いなければならず、作業
工程が煩雑となり、生産効率を向上することができない
問題があった。
けに際して専用の治具を必要とするテンショナでは、組
み付けを行う毎に専用治具を用いなければならず、作業
工程が煩雑となり、生産効率を向上することができない
問題があった。
【0008】また、予めピン、ホルダ等によってプラン
ジャが収縮状態で係止されているテンショナでは、ピ
ン、ホルダ等がテンショナ外部に突出、あるいは、露出
しているため、作業中、搬送中において不用意に外れる
おそれがあった。さらに、専用治具を用いる場合と比較
して作業が容易化されるものの、テンショナを組み付け
た後に、ピン等を抜く作業が必要となり、必ずしも作業
工程数を減少させるものではなかった。また、係止のた
めに用いられるピン等は、テンショナの機能上必要のな
い部材であり、これらピン等を備えることに起因するコ
ストアップの問題、組付終了時に抜かれたピン等の処理
の問題等が存していた。
ジャが収縮状態で係止されているテンショナでは、ピ
ン、ホルダ等がテンショナ外部に突出、あるいは、露出
しているため、作業中、搬送中において不用意に外れる
おそれがあった。さらに、専用治具を用いる場合と比較
して作業が容易化されるものの、テンショナを組み付け
た後に、ピン等を抜く作業が必要となり、必ずしも作業
工程数を減少させるものではなかった。また、係止のた
めに用いられるピン等は、テンショナの機能上必要のな
い部材であり、これらピン等を備えることに起因するコ
ストアップの問題、組付終了時に抜かれたピン等の処理
の問題等が存していた。
【0009】さらに、特開平6−174019号公報に
開示されたテンショナAT3は、テンショナAT3側に
フック63を備える必要があるのみならず、テンショナ
AT3が装着されるシリンダヘッド64側にもフック6
3を収納する溝65を形成しなければならないという問
題があった。また、テンショナAT3に備えられている
フック63は、テンショナAT3の外部に露出してお
り、依然としてフック63が被係止ピン61aから不用
意に外れるおそれがあった。
開示されたテンショナAT3は、テンショナAT3側に
フック63を備える必要があるのみならず、テンショナ
AT3が装着されるシリンダヘッド64側にもフック6
3を収納する溝65を形成しなければならないという問
題があった。また、テンショナAT3に備えられている
フック63は、テンショナAT3の外部に露出してお
り、依然としてフック63が被係止ピン61aから不用
意に外れるおそれがあった。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、独立した係止機構を用いるこ
となくプランジャを収縮状態で係止することができると
ともに、不用意に係止が解除されることのない係止機構
を備えたテンショナを提供することを目的とする。ま
た、組付作業を容易に行うことができるテンショナを提
供することを目的とする。
めになされたものであり、独立した係止機構を用いるこ
となくプランジャを収縮状態で係止することができると
ともに、不用意に係止が解除されることのない係止機構
を備えたテンショナを提供することを目的とする。ま
た、組付作業を容易に行うことができるテンショナを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るテンショナは、第1取付部を有する有底筒
状のボデーと、そのボデーにおいて伸縮自在に嵌合され
るとともに、その回転軸心を中心にして組付位置と係止
位置との間を自在に回動されるプランジャと、前記ボデ
ーと前記プランジャとの間に介在され、前記プランジャ
を伸長方向に付勢する付勢部材と、前記ボデー又は前記
プランジャが互いに対向する相対面のうち一方の相対面
において、前記ボデー又は前記プランジャの周方向に沿
って凹状または凸状に形成された係合部と、他方の相対
面において、凸状または凹状に形成され前記係合部に係
合される被係合部とを有する係止機構とを構成として備
える。
本発明に係るテンショナは、第1取付部を有する有底筒
状のボデーと、そのボデーにおいて伸縮自在に嵌合され
るとともに、その回転軸心を中心にして組付位置と係止
位置との間を自在に回動されるプランジャと、前記ボデ
ーと前記プランジャとの間に介在され、前記プランジャ
を伸長方向に付勢する付勢部材と、前記ボデー又は前記
プランジャが互いに対向する相対面のうち一方の相対面
において、前記ボデー又は前記プランジャの周方向に沿
って凹状または凸状に形成された係合部と、他方の相対
面において、凸状または凹状に形成され前記係合部に係
合される被係合部とを有する係止機構とを構成として備
える。
【0012】ここで、前記プランジャの先端には、前記
プランジャを被取付面に取り付ける際に用いられる取付
部材を挿入するための取付孔を有する第2取付部が形成
され、前記取付孔は、前記プランジャの回転位置にかか
わらず、常に取付部材が被取付部材の取付面に対して直
角に当接するよう形成されていてもよい。
プランジャを被取付面に取り付ける際に用いられる取付
部材を挿入するための取付孔を有する第2取付部が形成
され、前記取付孔は、前記プランジャの回転位置にかか
わらず、常に取付部材が被取付部材の取付面に対して直
角に当接するよう形成されていてもよい。
【0013】
【作用】前記目的を達成するため、請求項1の発明に係
るテンショナでは、プランジャは、付勢部材によって常
に伸長方向に付勢されており、テンショナが自由状態に
ある場合には、プランジャは伸長状態にある。
るテンショナでは、プランジャは、付勢部材によって常
に伸長方向に付勢されており、テンショナが自由状態に
ある場合には、プランジャは伸長状態にある。
【0014】したがって、テンショナを組み付けるに際
しては、伸長しているプランジャと、チェーン、ベルト
等との干渉を避けるため伸長状態にあるプランジャを最
大収縮状態に保持する必要がある。
しては、伸長しているプランジャと、チェーン、ベルト
等との干渉を避けるため伸長状態にあるプランジャを最
大収縮状態に保持する必要がある。
【0015】ここで、本発明に係るテンショナは、ボデ
ー又はプランジャが互いに対向する相対面のうち一方の
相対面において、ボデー又はプランジャの周方向に沿っ
て凹状または凸状に形成された係合部と、他方の相対面
において、凸状または凹状に形成され係合部に係合され
る被係合部とを係止機構として備えている。
ー又はプランジャが互いに対向する相対面のうち一方の
相対面において、ボデー又はプランジャの周方向に沿っ
て凹状または凸状に形成された係合部と、他方の相対面
において、凸状または凹状に形成され係合部に係合され
る被係合部とを係止機構として備えている。
【0016】したがって、伸長状態にあるプランジャに
対して、その軸方向に平行な応力を加えて最大収縮状態
とし、その後、プランジャを正回転させて、係合部に対
して被係合部を係合させることによって、プランジャが
最大収縮状態にて保持される。
対して、その軸方向に平行な応力を加えて最大収縮状態
とし、その後、プランジャを正回転させて、係合部に対
して被係合部を係合させることによって、プランジャが
最大収縮状態にて保持される。
【0017】そして、テンショナを組み付けた後に、プ
ランジャを逆回転または更に正回転させることによっ
て、係合部に対して係合されている被係合部が解放され
る。この結果、最大収縮状態で係止されているプランジ
ャが付勢部材によって伸縮方向へ付勢され、チェーン、
ベルト等の張力を調整する。
ランジャを逆回転または更に正回転させることによっ
て、係合部に対して係合されている被係合部が解放され
る。この結果、最大収縮状態で係止されているプランジ
ャが付勢部材によって伸縮方向へ付勢され、チェーン、
ベルト等の張力を調整する。
【0018】また、請求項2の発明に係るテンショナで
は、プランジャを被取付面に取り付ける際に用いられる
取付部材を挿入するための取付孔を有する第2取付部が
プランジャ先端に形成されている。そして、かかる取付
孔は、プランジャの回転位置にかかわらず、常に取付部
材が被取付部材の取付面に対して直角に当接するよう形
成されている。
は、プランジャを被取付面に取り付ける際に用いられる
取付部材を挿入するための取付孔を有する第2取付部が
プランジャ先端に形成されている。そして、かかる取付
孔は、プランジャの回転位置にかかわらず、常に取付部
材が被取付部材の取付面に対して直角に当接するよう形
成されている。
【0019】したがって、第2取付部に対応する取付面
が固定されており不動であっても、取付部材は、被取付
部材の取付面に対して常に直角に当接され、容易に組み
付けが行われる。また、取付部材によって取り付けを進
行させるに伴い、プランジャが係止位置から組付位置に
向けて回転され、取付終了時には係止が解除された状態
となる。
が固定されており不動であっても、取付部材は、被取付
部材の取付面に対して常に直角に当接され、容易に組み
付けが行われる。また、取付部材によって取り付けを進
行させるに伴い、プランジャが係止位置から組付位置に
向けて回転され、取付終了時には係止が解除された状態
となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明をオートテンショナに具体化し
たいくつかの実施例について図面を参照して説明する。
たいくつかの実施例について図面を参照して説明する。
【0021】先ず、第1実施例に係るオートテンショナ
AT1の構成について図1〜図4を参照して説明する。
ここで、図1は組付位置において最大収縮状態にあるオ
ートテンショナAT1の縦断面図、図2は組付位置にお
いて伸長状態にあるオートテンショナAT1の縦断面図
である。また、図3は図1中のA−A線によってオート
テンショナAT1を切断した横断面図、図4は係合部3
0が形成されているボデー10の外周壁11の内面を拡
大して示す斜視図である。
AT1の構成について図1〜図4を参照して説明する。
ここで、図1は組付位置において最大収縮状態にあるオ
ートテンショナAT1の縦断面図、図2は組付位置にお
いて伸長状態にあるオートテンショナAT1の縦断面図
である。また、図3は図1中のA−A線によってオート
テンショナAT1を切断した横断面図、図4は係合部3
0が形成されているボデー10の外周壁11の内面を拡
大して示す斜視図である。
【0022】第1実施例に係るオートテンショナAT1
は、有底筒状のボデー10と、ボデー10によって摺動
自在に支持されるプランジャ20と、プランジャ20を
伸長方向に付勢するコイルスプリング45と、プランジ
ャ20を収縮状態のまま保持する係止機構(係合部3
0、被係合部35)とを備えている。
は、有底筒状のボデー10と、ボデー10によって摺動
自在に支持されるプランジャ20と、プランジャ20を
伸長方向に付勢するコイルスプリング45と、プランジ
ャ20を収縮状態のまま保持する係止機構(係合部3
0、被係合部35)とを備えている。
【0023】ボデー10は、ボデー10側の係止機構と
しての係合部30が形成されている外周壁11と、プラ
ンジャ20を摺動自在に支持する内周壁12と、ボデー
10の底面に連結されている略U字平板状の第1取付部
13とを備えている。
しての係合部30が形成されている外周壁11と、プラ
ンジャ20を摺動自在に支持する内周壁12と、ボデー
10の底面に連結されている略U字平板状の第1取付部
13とを備えている。
【0024】そして、外周壁11と内周壁12との間に
は、急激な応力変動を緩衝するための作動油を貯めてお
く貯油室14と、貯油室14と後述するチェックボール
式圧力制御弁40とを連通する油通路15が形成されて
いる。また、外周壁11の開口縁部には、作動油の漏出
を防止するためのオイルシール16が配設されている。
は、急激な応力変動を緩衝するための作動油を貯めてお
く貯油室14と、貯油室14と後述するチェックボール
式圧力制御弁40とを連通する油通路15が形成されて
いる。また、外周壁11の開口縁部には、作動油の漏出
を防止するためのオイルシール16が配設されている。
【0025】チェックボール式圧力制御弁40は、内周
壁12の底面に配設されており、チェックボール41
と、チェックボール41を閉弁方向に付勢するチェック
ボールスプリング42と、チェックボール41、及びチ
ェックボールスプリング42を底面に配設するチェック
ボールリテーナ43とを備えている。
壁12の底面に配設されており、チェックボール41
と、チェックボール41を閉弁方向に付勢するチェック
ボールスプリング42と、チェックボール41、及びチ
ェックボールスプリング42を底面に配設するチェック
ボールリテーナ43とを備えている。
【0026】また、第1取付部13は、ボデー10をシ
リンダブロック(図示しない)に固定するための部位で
あり、第1取付部13には、取付ボルトを通すための取
付孔13aが形成されている。
リンダブロック(図示しない)に固定するための部位で
あり、第1取付部13には、取付ボルトを通すための取
付孔13aが形成されている。
【0027】ここで、ボデー10側の係止機構としての
係合部30について図4を中心にして詳述する。係合部
30は、ボデー10の軸方向に形成された縦溝31と、
縦溝31の下端からボデー10の周方向(図4中におい
て紙面奥方向)に形成された横溝32とから、略L字状
に形成されている。そして、プランジャ20が組付位置
にある場合には、後述する被係合部35は縦溝31に存
在しており、組付後においてベルト張力の調整に必要と
なるプランジャ20の軸方向の移動が規制されることは
ない。
係合部30について図4を中心にして詳述する。係合部
30は、ボデー10の軸方向に形成された縦溝31と、
縦溝31の下端からボデー10の周方向(図4中におい
て紙面奥方向)に形成された横溝32とから、略L字状
に形成されている。そして、プランジャ20が組付位置
にある場合には、後述する被係合部35は縦溝31に存
在しており、組付後においてベルト張力の調整に必要と
なるプランジャ20の軸方向の移動が規制されることは
ない。
【0028】一方、プランジャ20が係止位置にある場
合には、被係合部35は横溝32に存在しており、プラ
ンジャ20の軸方向の移動が規制されることとなる。プ
ランジャ20は、ボデー10の内周壁12の内面を摺動
する小径部21と、ボデー10の外周壁11に対応する
大径部22と、プランジャ20側の係止機構としての被
係合部35、大径部22の上端面に連結されている略U
字平板状の第2取付部25とを備えている。
合には、被係合部35は横溝32に存在しており、プラ
ンジャ20の軸方向の移動が規制されることとなる。プ
ランジャ20は、ボデー10の内周壁12の内面を摺動
する小径部21と、ボデー10の外周壁11に対応する
大径部22と、プランジャ20側の係止機構としての被
係合部35、大径部22の上端面に連結されている略U
字平板状の第2取付部25とを備えている。
【0029】そして、大径部22における下側端面の縁
周部には、コイルスプリング45のずれを規制するとと
もに、プランジャ20が伸長した状態において、オイル
シール16と密接するスカート23が形成されている。
また、プランジャ20の小径部21の下側端面と、ボデ
ー10の内周壁12とによって圧力室24が形成されて
いる。
周部には、コイルスプリング45のずれを規制するとと
もに、プランジャ20が伸長した状態において、オイル
シール16と密接するスカート23が形成されている。
また、プランジャ20の小径部21の下側端面と、ボデ
ー10の内周壁12とによって圧力室24が形成されて
いる。
【0030】さらに、ボデー10側の係止機構(係合部
30)に対応するスカート23の下部外周面には、図
1、図2、及び図3に示されているように、プランジャ
20側の係止機構として突状の被係合部35が形成され
ている。なお、図1〜図3において被係合部35は、係
合部30の縦溝31に係合されている。
30)に対応するスカート23の下部外周面には、図
1、図2、及び図3に示されているように、プランジャ
20側の係止機構として突状の被係合部35が形成され
ている。なお、図1〜図3において被係合部35は、係
合部30の縦溝31に係合されている。
【0031】また、第2取付部25は、タイミングベル
ト等を直接押圧する部材(例えば、スライダー)を取り
付けるための部位であり、第2取付部25は、取付ボル
トを通すための取付孔25aを有している。
ト等を直接押圧する部材(例えば、スライダー)を取り
付けるための部位であり、第2取付部25は、取付ボル
トを通すための取付孔25aを有している。
【0032】コイルスプリング45は、ボデー10側に
おいて内周壁12を内包するように配設され、プランジ
ャ20側において、スカート23と小径部21との間に
配設されている。
おいて内周壁12を内包するように配設され、プランジ
ャ20側において、スカート23と小径部21との間に
配設されている。
【0033】続いて、上記構成を備えた第1実施例に係
るオートテンショナAT1の作用について図1〜図6を
参照して説明する。オートテンショナAT1は、第2取
付部25に取り付けられる対象物が、他の部材(シリン
ダブロック等)に固定されていない場合に好適に用いら
れる。すなわち、プランジャ20が係止状態にある場合
には、第2取付部25は第1取付部13と同一面内にな
いので、第1取付部13と同一面内にある対象物に対し
ては取り付けが困難だからである。
るオートテンショナAT1の作用について図1〜図6を
参照して説明する。オートテンショナAT1は、第2取
付部25に取り付けられる対象物が、他の部材(シリン
ダブロック等)に固定されていない場合に好適に用いら
れる。すなわち、プランジャ20が係止状態にある場合
には、第2取付部25は第1取付部13と同一面内にな
いので、第1取付部13と同一面内にある対象物に対し
ては取り付けが困難だからである。
【0034】オートテンショナAT1は、無負荷状態に
おいては図2に示すように、最も伸長した状態にあるた
め、オートテンショナAT1をシリンダブロック、スリ
ッパ等に組み付けるに際しては、プランジャ20を最大
収縮状態のままボデー10に係止する必要がある。
おいては図2に示すように、最も伸長した状態にあるた
め、オートテンショナAT1をシリンダブロック、スリ
ッパ等に組み付けるに際しては、プランジャ20を最大
収縮状態のままボデー10に係止する必要がある。
【0035】そこで、組付位置にあるプランジャ20
を、コイルスプリング45の付勢力に抗してボデー10
の軸方向に押圧すると、プランジャ20の被係合部35
が、係合部30の縦溝31を上端から下端に向かって移
動する。そして、プランジャ20が最も収縮された状態
にあっては、被係合部35は、縦溝31の下端に位置し
ている。
を、コイルスプリング45の付勢力に抗してボデー10
の軸方向に押圧すると、プランジャ20の被係合部35
が、係合部30の縦溝31を上端から下端に向かって移
動する。そして、プランジャ20が最も収縮された状態
にあっては、被係合部35は、縦溝31の下端に位置し
ている。
【0036】この状態でプランジャ20を係止位置に向
けて回転させると、被係合部35は、係合部30の横溝
32を手前から奥に向かって(図3、図4参照)移動
し、被係合部35の軸方向(縦方向)への移動が規制さ
れる。
けて回転させると、被係合部35は、係合部30の横溝
32を手前から奥に向かって(図3、図4参照)移動
し、被係合部35の軸方向(縦方向)への移動が規制さ
れる。
【0037】この結果、図3に仮想線で示すように、被
係合部35が横溝32に係合されることとなり、伸長方
向に向かうプランジャ20の移動が規制され、プランジ
ャ20が最大に収縮された状態において、ボデー10に
対して係止される。
係合部35が横溝32に係合されることとなり、伸長方
向に向かうプランジャ20の移動が規制され、プランジ
ャ20が最大に収縮された状態において、ボデー10に
対して係止される。
【0038】このように、プランジャ20が最大収縮状
態のままボデー10に係止されたオートテンショナAT
1は、第1取付部13の取付孔13aに挿入される取付
ボルトを介してシリンダブロックに取り付けられる。ま
た、第2取付部25には、取付孔25aに挿入される取
付ボルトを介して、タイミングベルト等を直接押圧する
部材が取り付けられる。
態のままボデー10に係止されたオートテンショナAT
1は、第1取付部13の取付孔13aに挿入される取付
ボルトを介してシリンダブロックに取り付けられる。ま
た、第2取付部25には、取付孔25aに挿入される取
付ボルトを介して、タイミングベルト等を直接押圧する
部材が取り付けられる。
【0039】そして、組み付けられたオートテンショナ
AT1のプランジャ20を係止位置から、組付位置に向
けて回転させると、被係合部35が横溝32の奥から手
前に向けて移動し、縦溝31との連結部に到達する。こ
の結果、被係合部35の縦方向への移動の規制が解除さ
れ、プランジャ20は伸長方向へ伸び、押圧部25が直
接タイミングベルトを押圧する。そして、コイルスプリ
ング45の付勢力とタイミングベルトの張力とが釣り合
ったところで、プランジャ20の伸長が停止する。
AT1のプランジャ20を係止位置から、組付位置に向
けて回転させると、被係合部35が横溝32の奥から手
前に向けて移動し、縦溝31との連結部に到達する。こ
の結果、被係合部35の縦方向への移動の規制が解除さ
れ、プランジャ20は伸長方向へ伸び、押圧部25が直
接タイミングベルトを押圧する。そして、コイルスプリ
ング45の付勢力とタイミングベルトの張力とが釣り合
ったところで、プランジャ20の伸長が停止する。
【0040】こうして、組み付けられたオートテンショ
ナAT1は、コイルスプリング45の付勢力によって、
タイミングベルトに対して適切なベルト張力を与える。
そして、タイミングベルトの張力が、コイルスプリング
45の付勢力よりも弱くなると、その瞬間にプランジャ
20が伸長し、タイミングベルトの張力を所定の張力に
保つ。
ナAT1は、コイルスプリング45の付勢力によって、
タイミングベルトに対して適切なベルト張力を与える。
そして、タイミングベルトの張力が、コイルスプリング
45の付勢力よりも弱くなると、その瞬間にプランジャ
20が伸長し、タイミングベルトの張力を所定の張力に
保つ。
【0041】このとき、プランジャ20が伸長方向に向
かって急激に移動するので、圧力室24の容積も急激に
大きくなる。この結果、圧力室24の圧力は、貯油室1
4、及び油通路15の圧力よりも低くなり(すなわち負
圧になり)、チェックボール41がチェックボールスプ
リング42の付勢力に抗して開弁方向に移動し、作動油
が圧力室24内に流入する。そして、圧力室24の圧力
と、タイミングベルトの張力が所定の値となったところ
で、プランジャ20の伸張が止まり、同時に作動油の流
入が停止する。
かって急激に移動するので、圧力室24の容積も急激に
大きくなる。この結果、圧力室24の圧力は、貯油室1
4、及び油通路15の圧力よりも低くなり(すなわち負
圧になり)、チェックボール41がチェックボールスプ
リング42の付勢力に抗して開弁方向に移動し、作動油
が圧力室24内に流入する。そして、圧力室24の圧力
と、タイミングベルトの張力が所定の値となったところ
で、プランジャ20の伸張が止まり、同時に作動油の流
入が停止する。
【0042】一方、タイミングベルトの張力が、コイル
スプリング45の付勢力より強い場合には、プランジャ
20が収縮するのであるが、貯油室14に作動油が貯え
られているので、その挙動は穏やかである。
スプリング45の付勢力より強い場合には、プランジャ
20が収縮するのであるが、貯油室14に作動油が貯え
られているので、その挙動は穏やかである。
【0043】すなわち、プランジャ20は、コイルスプ
リング45の付勢力を上回る力によって収縮方向に押圧
されるのであるが、プランジャ20が収縮方向に移動し
ようとすると、圧力室24内の圧力が上昇するため、プ
ランジャ20の移動が妨げられる。
リング45の付勢力を上回る力によって収縮方向に押圧
されるのであるが、プランジャ20が収縮方向に移動し
ようとすると、圧力室24内の圧力が上昇するため、プ
ランジャ20の移動が妨げられる。
【0044】しかしながら、ボデー10の内周壁12と
プランジャ20の小径部21との摺動面におけるシール
度はそれほど高くないので、両者の隙間から、高圧化さ
れた作動油が徐々に漏出し、プランジャ20はわずかに
収縮し、プランジャ20に印加された荷重が減衰され
る。こうして、タイミングベルトの張力が所定値に保た
れる。
プランジャ20の小径部21との摺動面におけるシール
度はそれほど高くないので、両者の隙間から、高圧化さ
れた作動油が徐々に漏出し、プランジャ20はわずかに
収縮し、プランジャ20に印加された荷重が減衰され
る。こうして、タイミングベルトの張力が所定値に保た
れる。
【0045】次に、第2実施例に係るオートテンショナ
AT2の構成について図7〜図11を参照して説明す
る。ここに、図7はオートテンショナAT2が揺動アー
ム48、及び図示しないシリンダブロックに対して組み
付けられている状態を示す説明図である。そして、揺動
アーム48にはタイミングベルトTBを押圧するアイド
ラ47が回動自在に取り付けられており、揺動アーム4
8はシリンダブロックに対して回動軸49を介して回動
自在に取り付けられている。
AT2の構成について図7〜図11を参照して説明す
る。ここに、図7はオートテンショナAT2が揺動アー
ム48、及び図示しないシリンダブロックに対して組み
付けられている状態を示す説明図である。そして、揺動
アーム48にはタイミングベルトTBを押圧するアイド
ラ47が回動自在に取り付けられており、揺動アーム4
8はシリンダブロックに対して回動軸49を介して回動
自在に取り付けられている。
【0046】また、図8は係止位置にあるプランジャ2
0の第2取付部28を上方からみた平面図、図9は組付
位置にあるプランジャ20の第2取付部28を上方から
みた平面図である。さらに、図10は図8に対応するプ
ランジャ20とボデー10との位置関係を示す説明図、
図11は図9に対応するプランジャ20とボデー10と
の位置関係を示す説明図である。
0の第2取付部28を上方からみた平面図、図9は組付
位置にあるプランジャ20の第2取付部28を上方から
みた平面図である。さらに、図10は図8に対応するプ
ランジャ20とボデー10との位置関係を示す説明図、
図11は図9に対応するプランジャ20とボデー10と
の位置関係を示す説明図である。
【0047】なお、第1実施例に係るオートテンショナ
AT1の構成要素と同一の構成要素については、同一の
符号を付してその説明を省略する。第2実施例に係るオ
ートテンショナAT2は、第2取付部28の取付孔28
aの形状に特徴を有している。
AT1の構成要素と同一の構成要素については、同一の
符号を付してその説明を省略する。第2実施例に係るオ
ートテンショナAT2は、第2取付部28の取付孔28
aの形状に特徴を有している。
【0048】取付孔28aは、図8及び図10に示すよ
うに、プランジャ20が係止位置にある場合(第2取付
部28がアイドラ47の取付面に対して平行でない場
合)において、取付ボルト46の軸方向と平行に形成さ
れている。すなわち、取付孔28aは、第2取付部28
の平面部分に対して斜めに貫通形成されている。
うに、プランジャ20が係止位置にある場合(第2取付
部28がアイドラ47の取付面に対して平行でない場
合)において、取付ボルト46の軸方向と平行に形成さ
れている。すなわち、取付孔28aは、第2取付部28
の平面部分に対して斜めに貫通形成されている。
【0049】また、取付孔28aは、図9及び図11に
示すように、プランジャ20が組付位置にある場合に
は、取付ボルト46が挿入された状態において、第2取
付部28が揺動アーム48の取付面に対して平行となる
ように形成されている。
示すように、プランジャ20が組付位置にある場合に
は、取付ボルト46が挿入された状態において、第2取
付部28が揺動アーム48の取付面に対して平行となる
ように形成されている。
【0050】このように形成されている取付孔28a
は、プランジャ20の回転位置にかかわらず、取付ボル
ト46を揺動アーム48に対して直角に当接するように
支持するものである。
は、プランジャ20の回転位置にかかわらず、取付ボル
ト46を揺動アーム48に対して直角に当接するように
支持するものである。
【0051】続いて、上記構成を備えた第2実施例に係
るオートテンショナAT2の作用について説明する。オ
ートテンショナAT2は、揺動アーム48等のように第
1取付部13と同一面内にある対象物を第2取付部28
に取り付ける場合に好適に用いられる。
るオートテンショナAT2の作用について説明する。オ
ートテンショナAT2は、揺動アーム48等のように第
1取付部13と同一面内にある対象物を第2取付部28
に取り付ける場合に好適に用いられる。
【0052】先ず、最大収縮状態にあるオートテンショ
ナAT2を、第1取付部13の取付孔13aに挿入され
た取付ボルト46を介して、シリンダブロック(図示し
ない)に取り付け、続いて、第2取付部28を揺動アー
ム48に取り付ける。ここで、揺動アーム48(アイド
ラ47)は、シリンダブロックに対して回動自在に固定
されている。
ナAT2を、第1取付部13の取付孔13aに挿入され
た取付ボルト46を介して、シリンダブロック(図示し
ない)に取り付け、続いて、第2取付部28を揺動アー
ム48に取り付ける。ここで、揺動アーム48(アイド
ラ47)は、シリンダブロックに対して回動自在に固定
されている。
【0053】したがって、可動自在な押圧部材を取り付
けることを前提とした第1実施例に係るオートテンショ
ナAT1が備えている第2取付部25の取付孔25aで
は、第2取付部25を揺動アーム48に取り付けること
ができない。すなわち、プランジャ20が係止位置にあ
る場合に、取付ボルト46が揺動アーム48の取付面に
対して斜めに当接してしまい、取付ボルト46を螺進さ
せことができず、第2取付部25を揺動アーム48に取
り付けることができないのである。
けることを前提とした第1実施例に係るオートテンショ
ナAT1が備えている第2取付部25の取付孔25aで
は、第2取付部25を揺動アーム48に取り付けること
ができない。すなわち、プランジャ20が係止位置にあ
る場合に、取付ボルト46が揺動アーム48の取付面に
対して斜めに当接してしまい、取付ボルト46を螺進さ
せことができず、第2取付部25を揺動アーム48に取
り付けることができないのである。
【0054】ところが、第2実施例に係るオートテンシ
ョナAT2が備えている第2取付部28の取付孔28a
では、図8及び図10に示すように取付孔28aが、第
2取付部28の平面部分に対して斜めに形成されてい
る。したがって、プランジャ20が係止位置にある場合
にも、取付ボルト46は揺動アーム48に対して直角に
当接し得る。
ョナAT2が備えている第2取付部28の取付孔28a
では、図8及び図10に示すように取付孔28aが、第
2取付部28の平面部分に対して斜めに形成されてい
る。したがって、プランジャ20が係止位置にある場合
にも、取付ボルト46は揺動アーム48に対して直角に
当接し得る。
【0055】そして、プランジャ20が係止位置にある
状態で取付ボルト46を介して第2取付部28を揺動ア
ーム48に取り付ける作業を進めると、取付ボルト46
が螺進していくに連れて、第2取付部28が、揺動アー
ム48の取付面に平行となるように回転していく。した
がって、プランジャ20は係止位置から組付位置に向か
って移動し、また、被係合部35は係合部30の横溝3
2を縦溝31との連結部に向けて移動する。
状態で取付ボルト46を介して第2取付部28を揺動ア
ーム48に取り付ける作業を進めると、取付ボルト46
が螺進していくに連れて、第2取付部28が、揺動アー
ム48の取付面に平行となるように回転していく。した
がって、プランジャ20は係止位置から組付位置に向か
って移動し、また、被係合部35は係合部30の横溝3
2を縦溝31との連結部に向けて移動する。
【0056】やがて、プランジャ20が組付位置に到達
したところで、被係合部35は係合部30の縦溝31下
端部に到達し、縦方向への移動の規制が解除される。こ
の結果、プランジャ20は伸長方向、及び収縮方向に移
動自在となり、タイミングベルトTBの張力を所定の値
に調整する。
したところで、被係合部35は係合部30の縦溝31下
端部に到達し、縦方向への移動の規制が解除される。こ
の結果、プランジャ20は伸長方向、及び収縮方向に移
動自在となり、タイミングベルトTBの張力を所定の値
に調整する。
【0057】以上、いくつかの実施例に基づき詳細に説
明した通り、上記各実施例に係るオートテンショナAT
1、AT2は、ボデー10の内壁面に縦溝31、及び横
溝32から構成される略L字状の係合部30を備え、プ
ランジャ20のスカート23外周面に突状の被係合部3
5を備えている。
明した通り、上記各実施例に係るオートテンショナAT
1、AT2は、ボデー10の内壁面に縦溝31、及び横
溝32から構成される略L字状の係合部30を備え、プ
ランジャ20のスカート23外周面に突状の被係合部3
5を備えている。
【0058】したがって、組付位置にあるプランジャ2
0を押圧して被係合部35を縦溝31の上端から下端に
向けて移動させ、プランジャ20を組付位置から係止位
置に向けて回転させて被係合部35を縦溝31下端部か
ら横溝32に移動させることによって、最大収縮状態に
あるプランジャ20をボデー10に対して係止すること
ができる。
0を押圧して被係合部35を縦溝31の上端から下端に
向けて移動させ、プランジャ20を組付位置から係止位
置に向けて回転させて被係合部35を縦溝31下端部か
ら横溝32に移動させることによって、最大収縮状態に
あるプランジャ20をボデー10に対して係止すること
ができる。
【0059】この結果、プランジャ20をボデー10に
係止するに当たって、オートテンショナAT1、AT2
が機能する上において全く機能しない、係止ピン、係止
ホルダ等を用いる必要がなく、これら係止ピン等の回収
等を行う必要がない。また、プランジャ20をボデー1
0に対して、極めて容易かつ確実に係止することができ
る。
係止するに当たって、オートテンショナAT1、AT2
が機能する上において全く機能しない、係止ピン、係止
ホルダ等を用いる必要がなく、これら係止ピン等の回収
等を行う必要がない。また、プランジャ20をボデー1
0に対して、極めて容易かつ確実に係止することができ
る。
【0060】また、上記実施例に係る係止機構30、3
5は、従来の係止機構と異なり、オートテンショナAT
1、AT2内部に備えられている。したがって、係止機
構30、35が引っ掛かる等して不用意に係止が解除さ
れることがないという利点を有する。
5は、従来の係止機構と異なり、オートテンショナAT
1、AT2内部に備えられている。したがって、係止機
構30、35が引っ掛かる等して不用意に係止が解除さ
れることがないという利点を有する。
【0061】さらに、第2実施例に係るオートテンショ
ナAT2では、プランジャ20が係止状態にある場合に
も取付ボルト46が、取付面に対して直角に当接するよ
う第2取付部28の取付孔28aが斜めに形成されてい
る。
ナAT2では、プランジャ20が係止状態にある場合に
も取付ボルト46が、取付面に対して直角に当接するよ
う第2取付部28の取付孔28aが斜めに形成されてい
る。
【0062】したがって、揺動アーム48等のように取
り付け対象が固定されている場合にも、プランジャ20
の係止を解除することなく、また、極めて容易に、取り
付け対象に対して第2取付部28(オートテンショナA
T2)を組み付けることができる。
り付け対象が固定されている場合にも、プランジャ20
の係止を解除することなく、また、極めて容易に、取り
付け対象に対して第2取付部28(オートテンショナA
T2)を組み付けることができる。
【0063】さらに、取付ボルト46を締めていくに連
れて、第2取付部28(プランジャ20)が係止位置か
ら組付位置に向けて回転し、第2取付部28が取付対象
に取り付けられた際には組付位置にある。したがって、
第2取付部28の取付終了とともに、ボデー10に係止
されているプランジャ20が開放され、タイミングベル
トTB等に適切な張力を与えることができる。この結
果、プランジャ20の係止を解除するという作業が不要
となり、オートテンショナAT2の組付作業を、更に迅
速かつ容易に行うことができる。
れて、第2取付部28(プランジャ20)が係止位置か
ら組付位置に向けて回転し、第2取付部28が取付対象
に取り付けられた際には組付位置にある。したがって、
第2取付部28の取付終了とともに、ボデー10に係止
されているプランジャ20が開放され、タイミングベル
トTB等に適切な張力を与えることができる。この結
果、プランジャ20の係止を解除するという作業が不要
となり、オートテンショナAT2の組付作業を、更に迅
速かつ容易に行うことができる。
【0064】なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で種々の変形改良が可能である。例えば、上記実施例
では、係止機構としてボデー10の内壁面に形成された
縦溝31、及び横溝32から構成される係合部30、プ
ランジャ20のスカート23外周面に突状に形成された
被係合部35とを備えている。
囲で種々の変形改良が可能である。例えば、上記実施例
では、係止機構としてボデー10の内壁面に形成された
縦溝31、及び横溝32から構成される係合部30、プ
ランジャ20のスカート23外周面に突状に形成された
被係合部35とを備えている。
【0065】しかしながら、プランジャ20を最大収縮
状態のまま係止できればよく、例えば、プランジャ20
の小径部21の先端にネジ山(ネジ溝)を形成し、ボデ
ー内周壁12内側の下端付近にネジ溝(ネジ山)を形成
し、プランジャ20を若干回転させることにより螺合さ
れる構成としてもよい。かかる場合には、係止機構とし
て係合部30を構成する縦溝31、横溝32を形成する
場合と比較して、容易に係止機構を形成することができ
るという利点を有する。
状態のまま係止できればよく、例えば、プランジャ20
の小径部21の先端にネジ山(ネジ溝)を形成し、ボデ
ー内周壁12内側の下端付近にネジ溝(ネジ山)を形成
し、プランジャ20を若干回転させることにより螺合さ
れる構成としてもよい。かかる場合には、係止機構とし
て係合部30を構成する縦溝31、横溝32を形成する
場合と比較して、容易に係止機構を形成することができ
るという利点を有する。
【0066】また、上記実施例においては、係合部30
をボデー10側に、被係合部35をプランジャ20側に
備えているが、被係合部35をボデー10側に、係合部
30をプランジャ20側に備えるようにしてもよい。
をボデー10側に、被係合部35をプランジャ20側に
備えているが、被係合部35をボデー10側に、係合部
30をプランジャ20側に備えるようにしてもよい。
【0067】係合部30、被係合部35をボデー10
側、プランジャ20側のいずれかに備えるかは設計上の
問題であり、その時々の条件に合わせて選択すればよい
ことである。
側、プランジャ20側のいずれかに備えるかは設計上の
問題であり、その時々の条件に合わせて選択すればよい
ことである。
【0068】さらに、上記実施例においては、係合部3
0として水平に形成された横溝32を備えているが、縦
溝との連結部から所定角度をもって上方に向けて形成さ
れる横溝を備えていてもよい。かかる場合には、被係合
部35を横溝から縦溝に移動させる際に、若干下方へ押
圧しつつ移動させる必要があり、プランジャ20が容易
に係止位置から組付位置に移動しないという利点を有す
る。したがって、係止状態でオートテンショナAT1、
AT2を搬送した場合に、係止状態が確実に維持され
る。
0として水平に形成された横溝32を備えているが、縦
溝との連結部から所定角度をもって上方に向けて形成さ
れる横溝を備えていてもよい。かかる場合には、被係合
部35を横溝から縦溝に移動させる際に、若干下方へ押
圧しつつ移動させる必要があり、プランジャ20が容易
に係止位置から組付位置に移動しないという利点を有す
る。したがって、係止状態でオートテンショナAT1、
AT2を搬送した場合に、係止状態が確実に維持され
る。
【0069】またさらに、上記各実施例においては、係
止部30として縦溝31、横溝32を備えているが、外
周壁11の内周面において周方向に沿って形成される凸
状(リブ状)の係止部としてもよい。かかる場合には、
外周壁11の内周面に縦溝31、横溝32を形成する必
要がなく、また、簡易な構造とすることができる。
止部30として縦溝31、横溝32を備えているが、外
周壁11の内周面において周方向に沿って形成される凸
状(リブ状)の係止部としてもよい。かかる場合には、
外周壁11の内周面に縦溝31、横溝32を形成する必
要がなく、また、簡易な構造とすることができる。
【0070】さらにまた、上記各実施例においては、コ
イルスプリング45を付勢部材として用いているが、か
かるコイルスプリングは、金属製でも樹脂製であっても
よい。また、ゴム製材料、樹脂製材料を適宜適切な形状
に加工して、コイルスプリング45に代えて用いてもよ
い。
イルスプリング45を付勢部材として用いているが、か
かるコイルスプリングは、金属製でも樹脂製であっても
よい。また、ゴム製材料、樹脂製材料を適宜適切な形状
に加工して、コイルスプリング45に代えて用いてもよ
い。
【0071】また、上記各実施例では、プランジャ20
の先端に第2取付部25、28を形成し、アイドラ47
等の押圧部材を介することによってタイミングベルトに
対して適正な張力を与えている。しかしながら、例え
ば、プランジャ20の先端を半球状に形成し、タイミン
グベルト等をプランジャ20によって直接押圧するよう
にしてもよい。シリンダブロック等の形状によっては、
タイミングベルト等をプランジャ20によって直接押圧
することが要求される場合があるからである。
の先端に第2取付部25、28を形成し、アイドラ47
等の押圧部材を介することによってタイミングベルトに
対して適正な張力を与えている。しかしながら、例え
ば、プランジャ20の先端を半球状に形成し、タイミン
グベルト等をプランジャ20によって直接押圧するよう
にしてもよい。シリンダブロック等の形状によっては、
タイミングベルト等をプランジャ20によって直接押圧
することが要求される場合があるからである。
【0072】なお、以上の実施例から把握することがで
きる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果
とともに記載する。 (1)請求項1に記載のテンショナにおいて、前記係止
機構は、前記ボデ−又は前記プランジャが互いに対向す
る相対面のうち一方の相対面において、前記ボデ−又は
前記プランジの軸方向に形成される縦溝と、その縦溝下
端部から周方向に形成される横溝とから構成される係合
部と、他方の相対面において突状に形成される被係合部
とを備えていることを特徴とするテンショナ。
きる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果
とともに記載する。 (1)請求項1に記載のテンショナにおいて、前記係止
機構は、前記ボデ−又は前記プランジャが互いに対向す
る相対面のうち一方の相対面において、前記ボデ−又は
前記プランジの軸方向に形成される縦溝と、その縦溝下
端部から周方向に形成される横溝とから構成される係合
部と、他方の相対面において突状に形成される被係合部
とを備えていることを特徴とするテンショナ。
【0073】かかる構成を備える場合には、プランジャ
が押圧され収縮方向に移動すると他方の相対面において
形成された突状の被係合部は、一方の相対面に形成され
た縦軸を移動する。そして、収縮された状態でプランジ
ャが回転されると、縦溝下端部に存在する被係合部が横
溝に係合される。この結果、プランジャは収縮状態で確
実に係止される。
が押圧され収縮方向に移動すると他方の相対面において
形成された突状の被係合部は、一方の相対面に形成され
た縦軸を移動する。そして、収縮された状態でプランジ
ャが回転されると、縦溝下端部に存在する被係合部が横
溝に係合される。この結果、プランジャは収縮状態で確
実に係止される。
【0074】(2)請求項1に記載のテンショナにおい
て、前記係止機構は、前記プランジの外壁下端部におい
て形成される第1ネジ部と、前記ボデーの内壁下端部に
おいて形成される第2ネジ部とを備えていることを特徴
とするテンショナ。
て、前記係止機構は、前記プランジの外壁下端部におい
て形成される第1ネジ部と、前記ボデーの内壁下端部に
おいて形成される第2ネジ部とを備えていることを特徴
とするテンショナ。
【0075】かかる構成を備える場合には、成形された
プランジャ、ボデーに対してネジ山、あるいは、ネジ溝
を形成すればよく、係止機構を容易に形成することがで
きるという利点を有する。
プランジャ、ボデーに対してネジ山、あるいは、ネジ溝
を形成すればよく、係止機構を容易に形成することがで
きるという利点を有する。
【0076】(3)請求項2に記載のテンショナにおい
て、前記第2取付部に形成されている取付孔は、プラン
ジャが係止位置にある場合に取付部材の軸方向に平行と
なるよう形成されていることを特徴とするテンショナ。
て、前記第2取付部に形成されている取付孔は、プラン
ジャが係止位置にある場合に取付部材の軸方向に平行と
なるよう形成されていることを特徴とするテンショナ。
【0077】かかる構成を備える場合には、プランジャ
の回転位置にかかわらず、取付部材を被取付部材の取付
面に対して常に直角に当接させることができるという利
点を有する。
の回転位置にかかわらず、取付部材を被取付部材の取付
面に対して常に直角に当接させることができるという利
点を有する。
【0078】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明に係る
テンショナは、係止機構として、ボデー又はプランジャ
が互いに対向する相対面のうち一の相対面において周方
向に形成される凸状または凹状に形成された係合部を備
えている。また、他の相対面において凹状または凸状に
形成されるとともに、係合部に係合される被係合部を備
えている。
テンショナは、係止機構として、ボデー又はプランジャ
が互いに対向する相対面のうち一の相対面において周方
向に形成される凸状または凹状に形成された係合部を備
えている。また、他の相対面において凹状または凸状に
形成されるとともに、係合部に係合される被係合部を備
えている。
【0079】したがって、独立した係止機構を用いるこ
となくプランジャを収縮状態で係止することができると
ともに、不用意に係止が解除されることを抑制すること
ができる。また、組付作業を容易に行うことができる。
となくプランジャを収縮状態で係止することができると
ともに、不用意に係止が解除されることを抑制すること
ができる。また、組付作業を容易に行うことができる。
【0080】さらに、請求項2の発明に係るテンショナ
は、第2取付部において、プランジャの回転位置にかか
わらず、常に取付部材が被取付部材の取付面に対して直
角に当接するよう形成されている取付孔を備えている。
は、第2取付部において、プランジャの回転位置にかか
わらず、常に取付部材が被取付部材の取付面に対して直
角に当接するよう形成されている取付孔を備えている。
【0081】したがって、被取付部材が固定されていて
もテンショナの組み付けを極めて容易に行うことができ
る。また、プランジャの係止を解除するという独立した
作業を行うことなく、テンショナの取付終了に伴ってボ
デーに対するプランジャの係止を解除することができ
る。
もテンショナの組み付けを極めて容易に行うことができ
る。また、プランジャの係止を解除するという独立した
作業を行うことなく、テンショナの取付終了に伴ってボ
デーに対するプランジャの係止を解除することができ
る。
【図1】 第1実施例に係るオートテンショナが収縮し
た状態における縦断面図。
た状態における縦断面図。
【図2】 第1実施例に係るオートテンショナが伸長し
た状態における縦断面図。
た状態における縦断面図。
【図3】 第1実施例に係るオートテンショナの横断面
図。
図。
【図4】 ボデー側の係止機構を拡大して示す斜視図。
【図5】 第1実施例に係るオートテンショナのプラン
ジャが係止位置にある状態を示す説明図。
ジャが係止位置にある状態を示す説明図。
【図6】 第1実施例に係るオートテンショナのプラン
ジャが組付位置にある状態を示す説明図。
ジャが組付位置にある状態を示す説明図。
【図7】 第2実施例に係るオートテンショナの組み立
て状態図。
て状態図。
【図8】 第2実施例に係るオートテンショナの第2取
付部が係止位置にある状態を示す説明図。
付部が係止位置にある状態を示す説明図。
【図9】 第2実施例に係るオートテンショナの第2取
付部が組付位置にある状態を示す説明図。
付部が組付位置にある状態を示す説明図。
【図10】第2実施例に係るオートテンショナのプラン
ジャが係止位置にある状態を示す説明図。
ジャが係止位置にある状態を示す説明図。
【図11】第1実施例に係るオートテンショナのプラン
ジャが組付位置にある状態を示す説明図。
ジャが組付位置にある状態を示す説明図。
【図12】 従来例に係るテンショナの組付状態図。
10…ボデー、11…外周壁、12…内周壁、13…第
1取付部、13a…取付孔、20…プランジャ、21…
小径部、22…大径部、23…スカート、25…第2取
付部、25a…取付孔、28…第2取付部、28a…取
付孔、30…係合部、31…縦溝、32…横溝、35…
被係合部、40…チェックボール式圧力制御弁、40…
コイルスプリング、46…取付ボルト、47…アイド
ラ、48…揺動アーム、49…回動軸、TB…タイミン
グベルト、AT1、2…オートテンショナ
1取付部、13a…取付孔、20…プランジャ、21…
小径部、22…大径部、23…スカート、25…第2取
付部、25a…取付孔、28…第2取付部、28a…取
付孔、30…係合部、31…縦溝、32…横溝、35…
被係合部、40…チェックボール式圧力制御弁、40…
コイルスプリング、46…取付ボルト、47…アイド
ラ、48…揺動アーム、49…回動軸、TB…タイミン
グベルト、AT1、2…オートテンショナ
Claims (2)
- 【請求項1】 第1取付部を有する有底筒状のボデー
と、 そのボデーにおいて伸縮自在に嵌合されるとともに、そ
の回転軸心を中心にして組付位置と係止位置との間を自
在に回動されるプランジャと、 前記ボデーと前記プランジャとの間に介在され、前記プ
ランジャを伸長方向に付勢する付勢部材と、 前記ボデー又は前記プランジャが互いに対向する相対面
のうち一方の相対面において、前記ボデー又は前記プラ
ンジャの周方向に沿って凹状または凸状に形成された係
合部と、他方の相対面において、凸状または凹状に形成
され前記係合部に係合される被係合部とを有する係止機
構とを備えることを特徴とするテンショナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のテンショナにおいて、 前記プランジャの先端には、前記プランジャを被取付面
に取り付ける際に用いられる取付部材を挿入するための
取付孔を有する第2取付部が形成され、 前記取付孔は、前記プランジャの回転位置にかかわら
ず、常に取付部材が被取付部材の取付面に対して直角に
当接するよう形成されていることを特徴とするテンショ
ナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29097094A JPH08145130A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | テンショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29097094A JPH08145130A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | テンショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145130A true JPH08145130A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17762795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29097094A Pending JPH08145130A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | テンショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08145130A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008087733A1 (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | Daido Kogyo Co., Ltd. | チェーンテンショナ |
DE19743480B4 (de) * | 1996-11-04 | 2011-04-28 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Mechanisch-hydraulisches Betätigungselement für einen Riemenspanner |
WO2013180145A1 (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-05 | 日本発條株式会社 | テンショナー |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29097094A patent/JPH08145130A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19743480B4 (de) * | 1996-11-04 | 2011-04-28 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Mechanisch-hydraulisches Betätigungselement für einen Riemenspanner |
WO2008087733A1 (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | Daido Kogyo Co., Ltd. | チェーンテンショナ |
US8257212B2 (en) | 2007-01-19 | 2012-09-04 | Daido Kogyo Co., Ltd. | Chain tensioner |
JP5188987B2 (ja) * | 2007-01-19 | 2013-04-24 | 大同工業株式会社 | チェーンテンショナ |
WO2013180145A1 (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-05 | 日本発條株式会社 | テンショナー |
JPWO2013180145A1 (ja) * | 2012-05-30 | 2016-01-21 | 日本発條株式会社 | テンショナー |
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