JPH08144692A - 泥水式シールド工法における切羽水圧制御方法及びその装置 - Google Patents

泥水式シールド工法における切羽水圧制御方法及びその装置

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JPH08144692A
JPH08144692A JP28316294A JP28316294A JPH08144692A JP H08144692 A JPH08144692 A JP H08144692A JP 28316294 A JP28316294 A JP 28316294A JP 28316294 A JP28316294 A JP 28316294A JP H08144692 A JPH08144692 A JP H08144692A
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mud
face
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pump
bypass circuit
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Takashi Kobayashi
孝志 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切羽水圧制御の追従性を上げ、切羽の安定を
はかる。 【構成】 送泥ライン(4)と排泥ライン(5)との間
にバイパス回路(6)を設け、送泥ポンプ(p1)を送
泥水圧計(11)で計測された送泥水圧が切羽水圧より
高くなるよう送泥水圧調整器15で制御運転し、切羽水
圧計(13)で計測された切羽圧力が適値になるよう開
度調整機能バルブ(7)の開度を切羽圧力調整器(1
6)で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泥水式シールド工法に
おける切羽水圧制御方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】泥水式シールド工法では、ポンプを用い
て泥水を循環させてその水圧で切羽を安定保持させてい
る。
【0003】従来、切羽水圧の制御は切羽に取付けられ
た切羽水圧計により切羽水圧を計測し、地上側送泥用ポ
ンプの回転数を変化させて切羽水圧を一定に保ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
地上のポンプで切羽水圧を制御する場合は、地上と切羽
との間に距離があるため、ポンプの回転数の変化に対し
切羽水圧の変化が遅れるという現象が生じる。特に掘削
距離が長くなるとこの傾向は顕著なものとなる。また、
切羽水圧を自動制御する場合は、この遅れを考慮して各
制御係数を求めるため追従性が悪化する。この切羽水圧
自動制御の追従性悪化は、切羽水圧の不安定化につなが
り、切羽崩壊の恐れがある。
【0005】本発明は、泥水式シールド工法において、
切羽水圧制御の追従性を向上し、切羽の安定をはかる制
御方法及びその装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送泥ラ
インを介し送泥ポンプで調整槽から切羽へ送泥すると共
に、排泥ラインを介し排泥ポンプで切羽から処理プラン
トを経て調整槽へ排泥して切羽水圧を保持して掘削する
泥水式シールド工法における切羽水圧制御方法におい
て、排泥ラインの一番切羽側の排泥ポンプの直後と送泥
ラインとをつなぐバイパス回路を設け、そのバイパス回
路に開度調整機能バルブを設けて通常は開状態とし、送
泥ラインのバイパス回路分岐前の水圧を切羽水圧より高
くなるように送泥ポンプで送泥し、切羽水圧が変化した
場合、前記開度調整機能バルブの開度を調整してバイパ
ス回路の流量を変化させ、切羽への流量を調整して切羽
水圧を制御している。
【0007】また、本発明によれば、送泥ラインを介し
送泥ポンプで調整槽から切羽へ送泥すると共に、排泥ラ
インを介し排泥ポンプで切羽から処理プラントを経て調
整槽へ排泥して切羽水圧を保持して掘削する泥水式シー
ルド工法における切羽水圧制御装置において、排泥ライ
ンの一番切羽側の排泥ポンプの直後と送泥ラインとをつ
なぐバイパス回路を設け、そのバイパス回路にポンプと
開度調整機能バルブを配設し、送泥ラインのバイパス回
路の分岐前に設けた水圧計により送泥ポンプを制御する
送泥水圧調整手段と、切羽に設けた水圧計と送泥ライン
のバイパス回路分岐の切羽側に設けた水圧計とにより開
度調整機能バルブを制御する切羽水圧調整手段と、排泥
ラインの排泥ポンプ切羽側に設けた流量計により排泥ポ
ンプを制御する排泥流量調整手段とを設けている。
【0008】
【作用】送泥ポンプは、送泥ラインのバイパス回路分岐
前の水圧が切羽水圧より高くなるよう送泥水圧調整手段
により制御されて運転され、また切羽水圧が適値となる
ようバイパス回路の開度調整機能バルブの開度が切羽水
圧調整手段により制御され、そして、送泥流量の余裕分
はバイパス回路を通って排泥ラインへ流される。切羽水
圧が変化した場合、切羽水圧調整手段により開度調整機
能バルブの開度が調整されて切羽への送泥流量が調整さ
れ、切羽水圧は適値に保持される。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1において、地上に設けられた調整槽1から送泥
ポンプp1を介して切羽2まで送泥ライン4が配設さ
れ、また、切羽2から排泥ポンプp2、peを介して処
理プラント3を経て調整槽1へ戻る排泥ライン5が配設
されている。そして、排泥ライン5の一番切羽側の排泥
ポンプp2の直後すなわち立坑側と送泥ライン4とをつ
なぐバイパス回路6が設けられてる。このバイパス回路
6には送泥ライン4側からポンプpb及び開度調整機能
バルブ7が設けられてる。送泥ライン4のバイパス回路
6の分岐部Bの上流と下流に送泥水圧計11、12が、
切羽2に切羽水圧計13が設けられている。また、切羽
2の流体回路を制御するのに切羽バルブセット8が設け
られ、そして、排泥ライン5の排泥ポンプp2の切羽2
側に排泥流量計14が設けられている。
【0010】また、送泥水圧計11により地上の送泥ポ
ンプp1を制御する送泥水圧調整手段である送泥水圧調
整器15、排泥流量計14により排泥ポンプp2を制御
する排泥流量調整手段である排泥流量調整器17と、切
羽水圧計13と送泥水圧計12により開度調整機能バル
ブ7の開度を制御する切羽水圧調整手段である切羽水圧
調整器16とが設けられている。
【0011】次に制御の態様を説明する。送泥ポンプp
1は、切羽水圧保持のため送泥水圧計11が示すバイパ
ス回路の上流の水圧が切羽水圧より高くなるよう送泥水
圧調整器15により制御運転され、送泥が行われる。こ
のときバイパス回路6の開度調整機能バルブ7は開か
れ、このバルブ7の開弁時には排泥ライン5から送泥ラ
イン4への逆流防止のためポンプpbが運転される。そ
の開度調整機能バルブ7の開度は、切羽2へ送泥時は切
羽水圧計13で計測される切羽水圧で、バイパス運転時
は送泥水圧計12で制御される。このように、切羽2で
必要とする泥水流量に対し余裕を持った送泥が行われ
て、その余裕分はバイパス回路6を通り排泥ライン5へ
流されている。
【0012】そこで、切羽水圧が何らかの原因で低下し
た場合、切羽水圧調整器16により開度調整機能バルブ
7が絞られ、切羽2への流量が増加して水圧は保持され
る。そして、切羽水圧が上昇した場合は開度調整機能バ
ルブ7の開度が増され、バイパス回路6の流量が増し、
切羽水圧を低下させ安定させる。また、安定した排泥流
量が得られるよう排泥流量計14で排泥流量が計測さ
れ、排泥流量調整器17により排泥ポンプp2が制御運
転される。
【0013】なお、これらの制御は各調整器15〜17
を手動で行うこともできるが、各水圧計・流量計11〜
14にセンサを取付けて各調整器15〜17を自動制御
することもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、切
羽から地上までひとつの回路として同一の流量しか流せ
なかった従来の流体回路に対し、バイパス回路を設ける
ことにより切羽バルブセットの手前までの流量を切羽で
必要とする流量に対し、余裕を持たせ、切羽への流量を
坑内切羽付近で変化させることができる。したがって、
制御の入力に対するレスポンスが向上し、また、ポンプ
の回転数の上昇よりバルブの動作の方が早いので制御性
が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流体回路図。
【符号の説明】
1・・・調整槽 2・・・切羽 3・・・処理プラント 4・・・送泥ライン 5・・・排泥ライン 6・・・バイパス回路 7・・・開度調整機能バルブ 8・・・切羽バルブセット 11、12・・・送泥水圧計 13・・・切羽水圧計 14・・・排泥流量計 15・・・送泥水圧調整器 16・・・切羽水圧調整器 17・・・排泥流量調整器 p1・・・送泥ポンプ p2、pe・・・排泥ポンプ pb・・・ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送泥ラインを介し送泥ポンプで調整槽か
    ら切羽へ送泥すると共に、排泥ラインを介し排泥ポンプ
    で切羽から処理プラントを経て調整槽へ排泥して切羽水
    圧を保持して掘削する泥水式シールド工法における切羽
    水圧制御方法において、排泥ラインの一番切羽側の排泥
    ポンプの直後と送泥ラインとをつなぐバイパス回路を設
    け、そのバイパス回路に開度調整機能バルブを設けて通
    常は開状態とし、送泥ラインのバイパス回路分岐前の水
    圧を切羽水圧より高くなるように送泥ポンプで送泥し、
    切羽水圧が変化した場合、前記開度調整機能バルブの開
    度を調整してバイパス回路の流量を変化させ、切羽への
    流量を調整して切羽水圧を制御することを特徴とする泥
    水式シールド工法における切羽水圧制御方法。
  2. 【請求項2】 送泥ラインを介し送泥ポンプで調整槽か
    ら切羽へ送泥すると共に、排泥ラインを介し排泥ポンプ
    で切羽から処理プラントを経て調整槽へ排泥して切羽水
    圧を保持して掘削する泥水式シールド工法における切羽
    水圧制御装置において、排泥ラインの一番切羽側の排泥
    ポンプの直後と送泥ラインとをつなぐバイパス回路を設
    け、そのバイパス回路にポンプと開度調整機能バルブを
    配設し、送泥ラインのバイパス回路の分岐前に設けた水
    圧計により送泥ポンプを制御する送泥水圧調整手段と、
    切羽に設けた水圧計と送泥ラインのバイパス回路分岐の
    切羽側に設けた水圧計とにより開度調整機能バルブを制
    御する切羽水圧調整手段と、排泥ラインの排泥ポンプ切
    羽側に設けた流量計により排泥ポンプを制御する排泥流
    量調整手段とを設けたことを特徴とする泥水式シールド
    工法における切羽水圧制御装置。
JP6283162A 1994-11-17 1994-11-17 泥水式シールド工法における切羽水圧制御装置 Expired - Lifetime JP2865192B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5185236A (ja) * 1975-01-23 1976-07-26 Shimizu Construction Co Ltd Deisuikaatsushikishiirudokohoniokeru kirihasuiatsunojidoseigyosochi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5185236A (ja) * 1975-01-23 1976-07-26 Shimizu Construction Co Ltd Deisuikaatsushikishiirudokohoniokeru kirihasuiatsunojidoseigyosochi

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