JPH08142337A - インクジェット記録ヘッドおよび該インクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドおよび該インクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置

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JPH08142337A
JPH08142337A JP28787694A JP28787694A JPH08142337A JP H08142337 A JPH08142337 A JP H08142337A JP 28787694 A JP28787694 A JP 28787694A JP 28787694 A JP28787694 A JP 28787694A JP H08142337 A JPH08142337 A JP H08142337A
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JP
Japan
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recording head
ink
ink jet
substrate
jet recording
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JP28787694A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Mori
利浩 森
Masami Kasamoto
雅己 笠本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤の付着による電極パッドの腐食を防止
することで信頼性を向上させる。 【構成】 基板10の表面には、複数の電気熱変換体1
3と、電気熱変換体13を配線基板40と電気的に接続
するための電極パッド12が設けられる。天板20は、
複数の吐出口25および複数の溝21を有し、各溝21
がそれぞれ電気熱変換体13に対応するように、基板1
0の表面に接着剤によって接合される。基板10の表面
の、天板20が接合される部位と電極パッド12が設け
られた部位との間には、両部位を隔てる壁11が設けら
れ、この壁11により、接着剤が電極パッド12へ流れ
るのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録用の液体(インク
等)を飛翔液滴として吐出口(オリフィス)から吐出さ
せるインクジェット記録ヘッド、およびインクジェット
記録ヘッドから吐出された記録用の液体を被記録部材に
付着させることによって記録を行うインクジェット記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吐出口からインクを吐出させるこ
とによって記録を行うインクジェット記録ヘッドにおい
ては、インク吐出用のエネルギーを発生させるためのエ
ネルギー発生素子として電気熱変換体を用いたものがあ
る。
【0003】この種のインクジェット記録ヘッドの一構
成として、図10および図11に示すように、エネルギ
ー発生素子として複数の電気熱変換体513を配置した
基板510に、電気熱変換体513の位置に対応して設
けられるインク流路523を構成するための溝521や
吐出口525等が形成された天板520を接合したもの
がある。
【0004】基板510は、所定のピッチで並列に配置
された複数の電気熱変換体513と、各電気熱変換体5
13を駆動するための駆動回路(不図示)が、エッチン
グ、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロセスによ
り成膜形成されたものであり、支持体530に固定され
ている。また、基板510には各電気熱変換体513の
駆動回路と接続される、アルミニウムからなる複数の電
極パッド512が形成されている。これら各電極パッド
512は、記録装置からの電気信号を受ける配線基板5
40の各配線541に、アルミニウムのボンディングワ
イヤー545を介してそれぞれ接続されている。
【0005】一方、天板520には、インクタンク(不
図示)から供給されたインクを一時的に保持する共通液
室524と、各電気熱変換体513の位置に対応して配
置されそれぞれ共通液室524に連通する複数のインク
流路523と、各インク流路523の先端から天板52
0の端面に開口する吐出口525とが形成されている。
【0006】そして、天板520と基板510との接合
に際しては、まず、各電気熱変換体513と各インク流
路523とが1対1で対応するように、天板520を基
板510に対して位置決めし、例えば板ばね等により固
定する。次いで、仮止め用の接着剤を基板510と天板
520との接合部位に塗布して基板510と天板520
との仮止めを行う。この仮止め用の接着剤としては、一
般的に、ポリエステル系の紫外線硬化型の接着剤(例え
ば、AMICON社製、UV300等)が用いられる。
最後に、仮止め用の接着剤の上からさらに、主にシリコ
ーン系の樹脂を塗布し、基板510と天板520との接
合部位の封止を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のインクジェット記録ヘッドにおいては、基板と天板と
の仮止めに際して、仮止め用の接着剤としてポリエステ
ル系の紫外線硬化型接着剤を使用していた。しかし、こ
の種の接着剤はアルミニウムを腐食させる性質があり、
接着剤が基板の電極パッドや配線基板と電極パッドとを
接続するボンディングワイヤーに付着すると、電極パッ
ドやボンディングワイヤーが腐食するという問題点があ
った。電極パッドやボンディングワイヤーが腐食する
と、記録装置からの電気信号が正確に伝わらず、結果的
にインクジェット記録ヘッドの信頼性が低下してしま
う。
【0008】そこで本発明は、接着剤の付着による電極
パッドの腐食を防止することで信頼性を向上させるイン
クジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインクジェット記録ヘッドは、一方の面に、イ
ンクを吐出するためのエネルギーを発生する複数のエネ
ルギー発生素子、および前記各エネルギー発生素子を外
部の配線と電気的に接続するための電極パッドが設けら
れた基板と、前記基板の一方の面に接着剤により接合さ
れ、インクを吐出する複数の吐出口、および前記各吐出
口に連通する複数の溝がそれぞれ前記各エネルギー発生
素子の位置に対応して形成された溝付部材とを有するイ
ンクジェット記録ヘッドにおいて、前記基板の一方の面
の、前記溝付部材が接合される部位と前記電極パッドが
設けられた部位との間に、前記両部位を隔てる少なくと
も1つの壁が設けられていることを特徴とする。
【0010】この場合、前記基板の一方の面には、前記
各エネルギー発生素子を保護するための少なくとも1つ
の保護層が形成され、前記両部位を隔てる壁は、前記保
護層のうち最上の保護層の所定の部位を、他の部位より
も厚くすることで形成されているものであってもよい。
【0011】また、前記両部位を隔てる少なくとも1つ
の壁に代えて、前記両部位を隔てる少なくとも1つの溝
としたものであってもよく、この場合、前記基板の一方
の面には、前記各エネルギー発生素子を保護するための
少なくとも1つの層が形成され、前記両部位を隔てる溝
は、前記保護層の所定の部位を除去することで形成され
ているものであってもよい。
【0012】さらに、前記各エネルギー発生素子は、そ
れぞれインクを吐出するために利用される熱エネルギー
を発生するための電気熱変換体であってもよく、前記電
気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イ
ンクに生ずる膜沸騰を利用して前記吐出口からインクを
吐出させるものでもよい。
【0013】本発明のインクジェット記録装置は、前記
本発明のインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェ
ット記録ヘッドを載置する部材とを備え、前記電極パッ
ドを介して送られる電気信号に応じて前記インクジェッ
ト記録ヘッドからインクを吐出させるものである。
【0014】
【作用】上記のとおり構成された本発明のインクジェッ
ト記録ヘッドでは、一方の面に複数のエネルギー発生素
子および電極パッドが設けられた基板に、各エネルギー
発生素子に対応する複数の吐出口および複数の溝が形成
された溝付部材を接合することにより、溝付部材の各溝
は、各エネルギー発生素子に1対1で対応しそれぞれ吐
出口へインクを導くインク流路となる。基板の一方の面
には、溝付部材が接合される部位と電極パッドが設けら
れている部位とを隔てる少なくとも1つの壁または溝が
設けられているので、溝付部材と基板とを接合する際、
接合部に塗布された接着剤は、基板に設けられた壁また
は溝によって、電極パッドが設けられている部位に流れ
込むことが阻止される。その結果、接着剤は電極パッド
に付着せず、接着剤により電極パッドを腐食させること
もなくなるので、外部の配線との電気的接続も良好に保
たれ、信頼性の高いインクジェット記録ヘッドとなる。
【0015】また、基板の一方の面に、各エネルギー発
生素子を保護するための少なくとも1つの保護層が形成
された場合、保護層の所定の部位の厚みを厚くして基板
に壁を形成したり、保護層の所定の部位を除去して基板
に溝を形成することで、新たな工程を追加することな
く、保護層のパターンを変更するだけで壁または溝が形
成される。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】(第1実施例)図1は、本発明のインクジ
ェット記録ヘッドの第1実施例の要部側面図、図2は、
図1に示したインクジェット記録ヘッドの要部平面図で
あり、それぞれ一部を破断した状態で示している。
【0018】図1および図2において、本実施例のイン
クジェット記録ヘッドは、基本的には、エネルギー発生
素子としての複数の電気熱変換体13が所定のピッチで
並列配置された単結晶シリコンからなる基板10と、基
板10に接合されて各電気熱変換体13の位置に対応す
るインク流路23を構成する溝21や吐出口25等が形
成された、溝付部材である天板20とで構成されてい
る。
【0019】天板20には、凹部22と、各電気熱変換
体13のピッチに対応して形成されそれぞれ凹部22に
連通する複数の溝21が形成されており、天板20が基
板10と接合されることで、凹部2はインクタンク(不
図示)から供給されたインクを一時的に保持する共通液
室24を構成し、各溝21は共通液室24からのインク
を吐出口25に導くインク流路23を構成する。各溝2
1の先端は天板20の端面に開口しており、それぞれイ
ンクが吐出される吐出口25となっている。
【0020】一方、基板10は支持体30に固定されて
おり、所定のピッチで並列配置された複数の電気熱変換
体13と、各電気熱変換体13を駆動するための駆動回
路(不図示)が、エッチング、蒸着、スパッタリング等
の半導体製造プロセスにより成膜形成されたものであ
る。本実施例の電気熱変換体13は、熱エネルギーを発
生することでインク流路23内のインクに膜沸騰を生じ
させ、この膜沸騰により発生する気泡の成長により、イ
ンクを吐出口25から吐出させるもので、その詳細な構
造については後述する。
【0021】また、基板10の天板20と接合される
面、すなわち各電気熱変換体13が設けられている面に
は、各電気熱変換体13の駆動回路と接続される、アル
ミニウムからなる複数の電極パッド12が形成されてい
る。これら各電極パッド12は、基板10と同様に支持
体30に固定されて記録装置からの電気信号を受ける配
線基板40の各配線41に、アルミニウムのボンディン
グワイヤー45を介してそれぞれ接続されている。
【0022】さらに、基板10の天板20と接合される
面の、天板20との接合部位と電極パッド12が形成さ
れている部位との間には、両部位間を隔てる複数の壁1
1が一体的に設けられている。壁11の形状としては、
天板20との接合部位と電極パッド12が形成されてい
る部位との間を横切るような直線的な形状のものと、天
板20の外周部に沿った形状のものとがある。
【0023】ここで、電気熱変換体13について説明す
る。図3は、図2に示した電気熱変換体の拡大平面図で
あり、図4は、図3に示したB−B線断面図である。
【0024】図3および図4に示すように、基板10の
表面には、熱酸化により得られるSiO2 膜からなる蓄
熱層15が、2〜4μm、好ましくは2.5〜3μmの
膜厚で形成される。蓄熱層15上には、各インク流路2
3(図2参照)の位置に対応する複数の発熱抵抗層16
が形成される。発熱抵抗層16は、例えばHfB2 膜ま
たはTaN膜からなり、その膜厚は100〜3000オ
ングストローム、好ましくは500〜1500オングス
トロームである。
【0025】そして、例えばAl膜またはAl−Cu膜
を、3000〜10000オングストローム、好ましく
は5000〜6000オングストロームの膜厚で形成
し、フォトリソグラフィ工程により所望の形状にパター
ニングして、発熱抵抗層16に電力を供給するための対
の電極17a、17bを、上記駆動回路の配線(不図
示)とともに形成する。対の電極17a、17bを介し
て発熱抵抗層16に電圧を印加することで発熱抵抗層1
6が発熱する。すなわち、発熱抵抗層16と、対の電極
17a、17bとで電気熱変換体13が構成され、特
に、対の電極17a、17bで挟まれた部位が、インク
に熱エネルギーを与える熱作用部14となる。
【0026】また、多層配線の場合は、上記の電極17
a、17b上に、層間絶縁層(不図示)として例えばS
iO2 膜またはSi34 膜を1〜2μmの膜厚で形成
した後、第2の電極(不図示)として例えばAl膜また
はAl−Cu膜を3000〜10000オングストロー
ム、好ましくは5000〜6000オングストロームの
膜厚で形成し、所望の形状にパターン形成する。
【0027】上記各層は、第1の保護層18により保護
され、さらに第1の保護層18の表面には第2の保護層
19(「耐キャビテーション層」ともいう)が設けられ
ている。第1の保護層18は、例えばSiO2 膜または
Si34 膜からなり、CVD法またはスパッタリング
法により、1〜2μmの膜厚で形成される。第2の保護
層19は、熱作用部14より伝わった熱により発生した
インクの気泡が消滅するときに生じる衝撃から、熱作用
部14を保護する目的で設けられている。第2の保護層
19は、例えばTa膜をスパッタリング法によって50
0〜5000オングストローム、好ましくは1000〜
2000オングストロームの膜厚で形成した後、フォト
リソグラフィ工程により所望の形状にパターニングする
ことによって得られる。
【0028】上述のように複数の電気熱変換体13等が
形成された基板10に天板20を接合する際には、ま
ず、各電気熱変換体13とインク流路23とが1対1で
対応するように、天板20を基板10に対して位置決め
し、両者の位置関係を、例えば板ばね(不図示)等によ
り固定する。次いで、仮止め用の接着剤を基板10と天
板20との接合部位に塗布して基板10と天板20との
仮止めを行う。このとき、図5に示すように、接着剤4
6は壁11によってせき止められるので、接着剤46が
電極パッド12(図2参照)へ到達することはない。特
に、本実施例では複数の壁11を設けているので、接着
剤46の塗布量が多くなり最初の壁11を乗り越えた場
合でも次の壁11でせき止められ、電極パッド12への
接着剤46の流れ出しを確実に防止することができる。
接着剤46による仮止めを行ったら、従来と同様に、シ
リコーン系の樹脂により基板10と天板20との接合部
位の封止を行う。
【0029】そして、天板20が接合された基板10お
よび配線基板40を支持体30上にダイボンディング等
により位置精度良く固定し、基板10の各電極パッド1
2と配線基板40の各配線41とをボンディングワイヤ
ー45により電気的に接続し、インクジェット記録ヘッ
ドが完成する。
【0030】以上説明したように、基板10の天板20
との接合面の、天板20の接合部位と電極パッド12が
形成された部位との間に壁11を設けることで、基板1
0と天板20との仮止め用の接着剤46が電極パッド1
2に付着することを防止することができる。その結果、
接着剤46として従来と同様のポリエステル系の紫外線
硬化型接着剤を使用しても、電極パッド12やボンディ
ングワイヤー45が腐食することがなくなり、配線基板
40との電気的接続が良好に保たれた、信頼性の高いイ
ンクジェット記録ヘッドが得られる。また、壁11は、
基板10の天板20との接合面に設けられるので、基板
10に形成される発熱抵抗層16や電極17a、17b
のパターンのレイアウト上の制約を受けず、任意の位置
に設けることができる。特に、基板10の最上層は第2
の保護層19となっており、この第2の保護層19の、
壁11を形成すべき部位を他の部位よりも厚く形成して
壁11を構成することで、第2の保護層19のパターン
を変更するだけでよく、新たな工程を追加せず従来と同
様の工程で壁11を設けることができる。
【0031】本実施例では、仮止め用の接着剤46の流
れ止めとして作用する構造として複数の壁11を設けた
例を示したが、接着剤の流れ止めの効果が十分である場
合には、壁11は1つでもよく、その数は限定されるも
のではない。この場合の壁11の形状についても、流れ
止めの効果が得られるものであれば、任意の形状とする
ことができる。十分な流れ止めの効果を得るためには、
本実施例のように、直線的な形状と、天板20の外周部
に沿った形状とを組み合せた複数の壁11を設けるのが
好ましい。また、壁11の高さについては、接着剤46
の塗布の邪魔にならない程度の高さに設定される。
【0032】(第2実施例)図6は、本発明のインクジ
ェット記録ヘッドの第2実施例の要部側面図、図7は、
図6に示したインクジェット記録ヘッドの要部平面図で
あり、それぞれ一部を破断した状態で示している。
【0033】図6および図7において、本実施例のイン
クジェット記録ヘッドも、第1実施例と同様に、基本的
には、複数の電気熱変換体63が所定のピッチで並列配
置された単結晶シリコンからなる基板60と、基板60
に接合されて各電気熱変換体63の位置に対応するイン
ク流路73を構成する溝71等が形成された天板70と
で構成されている。
【0034】本実施例の第1実施例と異なる点は、基板
60に設けられる、仮止め用の接着剤の流れ止めの構造
を、壁11(図1および図2参照)に代えて複数の溝6
1とした点である。各溝61の配置および形状について
は、第1実施例と同様でよい。また、その他の構成につ
いても第1実施例と同様でよいので、その説明は省略す
る。
【0035】溝61の形成については、図4を参照して
説明すると、例えば基板10の表面に形成される蓄熱層
15、第1の保護層18、第2の保護層19、もしくは
多層配線の場合は層間絶縁層(不図示)のいずれか1つ
の層、またはそれらの組合せによって、それぞれの層を
溝61の形状に除去することによって形成することがで
きる。この場合も、除去する層のパターンを変更するだ
けでよく、新たな工程を追加せず従来と同様の工程で溝
61を形成することができる。
【0036】そして、基板60と天板70との接合は、
第1実施例と同様に、天板70を基板60に対して位置
決め固定した後、接着剤で仮止めし、最後に樹脂により
封止することで行われる。この際、接着剤での仮止め時
には、図8に示すように、接着剤96は溝61に流れ込
むので、接着剤96が電極パッド62(図7参照)へ到
達することはない。特に、本実施例では複数の溝61を
設けているので、接着剤96の塗布量が多くなり接着剤
96が最初の溝61から溢れた場合でも次の溝61に流
れ込み、電極パッド62への接着剤96の流れ出しを確
実に防止することができる。
【0037】以上説明したように、基板60の天板70
との接合面の、天板70の接合部位と電極パッド62が
形成された部位との間に溝61を設けることで、基板6
0と天板70との仮止め用の接着剤96が電極パッド6
2に付着することを防止することができる。その結果、
接着剤96として従来と同様のポリエステル系の紫外線
硬化型接着剤を使用しても、電極パッド62やボンディ
ングワイヤー95が腐食することがなくなり、配線基板
40との電気的接続が良好に保たれた、信頼性の高いイ
ンクジェット記録ヘッドが得られる。また、溝61の深
さは調整しやすいので、その点で、溝61を接着剤96
の流れ止めの構造とすることは、第1実施例と比較して
優れている。
【0038】本実施例においても、第1実施例と同様
に、溝61の数や形状について限定されるものではな
く、接着剤96の電極パッド62への流れ出しを防止で
きる範囲で任意に設定できる。十分な流れ止めの効果を
得るためには、本実施例のように、直線的な形状と、天
板70の外周部に沿った形状とを組み合せた複数の溝6
1を設けるのが好ましい。また、溝61の深さについて
は、深ければ深いほど接着剤96の流れ止めの効果が得
られやすい。
【0039】次に、本発明のインクジェット記録装置に
ついて説明する。
【0040】図9は、本発明のインクジェット記録装置
の一実施例の概略斜視図である。図9において、インク
ジェットヘッドカートリッジ120は、前述した2つの
実施例のいずれか一方と同様の構成を有するインクジェ
ット記録ヘッド121と、このインクジェット記録ヘッ
ド121に供給するインクを収納するインクタンク(不
図示)とを一体化したものであり、インクジェット記録
ヘッド121を載置する部材であるキャリッジ116に
着脱自在に保持されている。キャリッジ116は、駆動
モータ117の駆動力を伝達する駆動ベルト118の一
部に連結されて、互いに平行に配設された2本のガイド
シャフト119a、119bに対して摺動自在に取り付
けられている。一方、インクジェット記録ヘッド121
の吐出口(不図示)が形成された吐出口面にはプラテン
124が対向して配置され、駆動モータ117の駆動力
によりインクジェットヘッドカートリッジ120を往復
運動させながらインクジェット記録ヘッド121に記録
信号を与えインクを吐出することで、プラテン124上
に搬送された被記録部材としての記録紙(不図示)の全
幅にわたって記録を行える構成となっている。インクジ
ェット記録ヘッド121は、上述したように、電気熱変
換体(不図示)と配線基板(不図示)との電気的接続が
良好に保たれているので、記録装置本体からの記録信号
が確実にインクジェット記録ヘッド121に伝わり、良
好な記録が可能となる。
【0041】インクジェットヘッドカートリッジ120
の記録動作における往復運動の範囲外の、例えばホーム
ポジションと対向する位置には、ヘッド回復装置126
が設けられている。ヘッド回復装置126は、インクジ
ェット記録ヘッド121の吐出口面をキャッピングする
キャップ部材126aを備え、伝動機構123を介した
クリーニング用モータ122の駆動力によって駆動され
る。このキャップ部材126aによるインクジェット記
録ヘッド121の吐出口面のキャッピングに関連して、
ヘッド回復装置126内に設けられた適宜の吸引手段に
よるインク吸引、もしくはインクジェット記録ヘッド1
21へのインク供給経路に設けられた適宜の加圧手段に
よる圧送を行い、インクを吐出口より強制的に排出させ
ることにより、インクジェット記録ヘッド121のイン
ク流路内の増粘インクを除去する等の吐出回復処理が行
われる。また、記録終了時等にキャッピングをすること
により、インクジェット記録ヘッド121が保護され
る。
【0042】ヘッド回復装置126の側面には、シリコ
ーンゴムで形成されるワイピング部材としてのブレード
130が配置される。ブレード130は、ブレード保持
部材130aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回
復装置126と同様、クリーニング用モータ122およ
び伝動機構123によって動作し、インクジェット記録
ヘッド121の吐出口面に押圧可能となっている。これ
により、インクジェット記録ヘッド121の記録動作に
おける適切なタイミングで、あるいはヘッド回復装置1
26を用いた吐出回復処理後に、ブレード130をイン
クジェット記録ヘッド121の移動経路中に突出させ、
インクジェット記録ヘッド121の移動動作に伴ってイ
ンクジェット記録ヘッド121の吐出口面における結
露、濡れあるいは塵埃を拭き取るものである。
【0043】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて、優れた効果をもたらすものである。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0045】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、更に優れた記録を行なうことができる。
【0046】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0047】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0048】さらに、本発明が有効に利用される記録ヘ
ッドとしては、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅
に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッド
がある。このフルラインタイプの記録ヘッドとしては、
上述した明細書に開示されているような複数個の記録ヘ
ッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一
体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいず
れでもよい。
【0049】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0050】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0051】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0052】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであれば良い。
【0053】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としても良い。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0054】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダと組み合せた複写装置、さらには
送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの
であってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録ヘッドは、
基板の一方の面に、溝付部材が接合される部位と電極パ
ッドが設けられている部位とを隔てる少なくとも1つの
壁または溝が設けられているので、溝付部材と基板とを
接合する際に塗布された接着剤の、電極パッドへの付着
を防止することができる。その結果、接着剤の付着によ
る電極パッドの腐食がなくなるので、外部の配線との電
気的接続も良好に保たれた、信頼性の高いインクジェッ
ト記録ヘッドを得ることができる。
【0056】また、基板の一方の面に、各エネルギー発
生素子を保護するための少なくとも1つの保護層が形成
された場合、保護層の所定の部位の厚みを厚くして基板
に壁を形成したり、保護層の所定の部位を除去して基板
に溝を形成することで、新たな工程を追加することな
く、保護層のパターンを変更するだけで壁または溝を形
成することができる。
【0057】特に、壁を形成する場合には、基板のエネ
ルギー発生素子と電極パッドとの配線等によるレイアウ
ト上の制約を受けずに壁を形成できるという利点があ
る。一方、溝を形成する場合には、その深さの調整が行
いやすいという利点がある。
【0058】本発明のインクジェット装置は、上述した
本発明のインクジェットヘッドを備えることにより、イ
ンクジェット記録ヘッドの電極パッドにおける電気的接
続が確実になされているので、良好な記録を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録ヘッドの第1実施
例の要部側面図であり、その一部を破断した状態で示し
ている。
【図2】図1に示したインクジェット記録ヘッドの要部
平面図であり、その一部を破断した状態で示している。
【図3】図2に示した電気熱変換体の拡大平面図であ
る。
【図4】図3に示したB−B線断面図である。
【図5】図2に示したA−A線断面を、基板と天板との
接合部に仮止め用の接着剤を塗布した状態で示した図で
ある。
【図6】本発明のインクジェット記録ヘッドの第2実施
例の要部側面図であり、その一部を破断した状態で示し
ている。
【図7】図6に示したインクジェット記録ヘッドの要部
平面図であり、その一部を破断した状態で示している。
【図8】図7に示したC−C線断面を、基板と天板との
接合部に仮止め用の接着剤を塗布した状態で示した図で
ある。
【図9】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
概略斜視図である。
【図10】従来のインクジェット記録ヘッドの要部側面
図であり、その一部を破断した状態で示している。
【図11】図10に示したインクジェット記録ヘッドの
要部平面図であり、その一部を破断した状態で示してい
る。
【符号の説明】
10、60 基板 11 壁 12、62 電極パッド 13、63 電気熱変換体 14 熱作用部 15 蓄熱層 16 発熱抵抗層 17a、17b 電極 18 第1の保護層 19 第2の保護層(耐キャビテーション層) 20、70 天板 21、71 溝 22 凹部 23、73 インク流路 24 共通液室 25 吐出口 30 支持体 40 配線基板 45、95 ボンディングワイヤー 61 溝 116 キャリッジ 117 駆動モータ 118 駆動ベルト 119a、119b ガイドシャフト 120 インクジェットヘッドカートリッジ 121 インクジェット記録ヘッド 122 クリーニング用モータ 124 プラテン 123 伝動機構 126 ヘッド回復装置 126a キャップ部材 130 ブレード 130a ブレード保持部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に、インクを吐出するためのエ
    ネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子、および
    前記各エネルギー発生素子を外部の配線と電気的に接続
    するための電極パッドが設けられた基板と、前記基板の
    一方の面に接着剤により接合され、インクを吐出する複
    数の吐出口、および前記各吐出口に連通する複数の溝が
    それぞれ前記各エネルギー発生素子の位置に対応して形
    成された溝付部材とを有するインクジェット記録ヘッド
    において、 前記基板の一方の面の、前記溝付部材が接合される部位
    と前記電極パッドが設けられた部位との間に、前記両部
    位を隔てる少なくとも1つの壁が設けられていることを
    特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記基板の一方の面には、前記各エネル
    ギー発生素子を保護するための少なくとも1つの保護層
    が形成され、 前記両部位を隔てる壁は、前記保護層のうち最上の保護
    層の所定の部位を、他の部位よりも厚くすることで形成
    されている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記両部位を隔てる少なくとも1つの壁
    に代えて、前記両部位を隔てる少なくとも1つの溝とし
    た請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記基板の一方の面には、前記各エネル
    ギー発生素子を保護するための少なくとも1つの層が形
    成され、 前記両部位を隔てる溝は、前記保護層の所定の部位を除
    去することで形成されている請求項3に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記各エネルギー発生素子は、それぞれ
    インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生
    するための電気熱変換体である請求項1、2、3または
    4に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記電気熱変換体によって印加される熱
    エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して前
    記吐出口からインクを吐出させる請求項5に記載のイン
    クジェット記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    のインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記
    録ヘッドを載置する部材とを備え、前記電極パッドを介
    して送られる電気信号に応じて前記インクジェット記録
    ヘッドからインクを吐出させるインクジェット記録装
    置。
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