JPH08142174A - 合成樹脂中空成形品の成形方法 - Google Patents

合成樹脂中空成形品の成形方法

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JPH08142174A
JPH08142174A JP6283550A JP28355094A JPH08142174A JP H08142174 A JPH08142174 A JP H08142174A JP 6283550 A JP6283550 A JP 6283550A JP 28355094 A JP28355094 A JP 28355094A JP H08142174 A JPH08142174 A JP H08142174A
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parison
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gas
synthetic resin
molded article
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Yoshitaka Hirai
義隆 平井
Hiroshi Eto
寛 衛藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂中空成形品の中空成形において、成
形品を均一にかつ早く冷却するための方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 合成樹脂中空成形品の中空成形において、パ
リソン内部にガスを吹き込み、パリソンが金型のキャビ
ティー面に接触した後、パリソン内部の圧力よりも高い
圧力の冷媒または冷媒及びガスをパリソン内部に導入す
ることを特徴とする合成樹脂中空成形品の中空成形方
法。 【効果】 本発明によれば、合成樹脂中空成形品の中空
成形において、非常に短時間で中空成形品を冷却するこ
とができ、しかも変形のないものや比較的大型のものを
短時間に成形することができる。また、生産コストの低
減化を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂中空成形品の
成形方法に関し、更に詳しくは成形品内に冷媒を注入し
て冷却する方法において、成形品を均一にかつ早く冷却
するための冷却方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空成形における製品の冷却は金型面側
だけでしか行なわれないため、冷却に要する時間が長
く、冷却時間が全成形時間の60〜80%を占める。近
年、成形品の大型化に伴い冷却時間の短縮は、生産性の
向上、生産コストの低減を行う上で解決しなければなら
ない重要な課題である。従来、多数個の金型を用い、順
次成形することにより製品1個当たりの見かけ上の成形
時間を短縮する方法や冷却時間が短い状態で製品を取り
出した後、冷却用金型を用いて冷却する方法や空気や冷
媒を製品に吹き付けて冷却する方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多数個の金型を用いる
方法は、洗剤容器を始めとする小型容器分野では一般的
に行なわれている。しかし、大型製品にこの方法を適用
しようとすると、大型の金型を成形時に移動する必要が
ある。このように大型の金型を移動させるためには、大
規模な設備となるために多額の設備投資が必要となり一
般的に使用することができないという問題が生ずる。ま
た、成形品取出し後に冷却する方法は、冷却専用型が必
要となったり、空気や冷媒を成形品に吹き付けて冷却す
る方法では、吹き付ける位置が成形品の形状により異な
ることや成形品の変形防止の為の固定用治具が必要とな
ること等により一般的に使用することができないという
問題があった。さらに、特公平6−365号公報には、
ブローパレットの成形において水を吹き込みながら成形
を行なう方法が開示されているが、吹き込むことができ
る水の量が少なく、大きな冷却効果を得られないという
問題があった。本発明は上記問題を解決し、成形品を均
一にかつ早く冷却する方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために検討を重ねた結果、合成樹脂中空成形品
の中空成形において、パリソン内部にガスを吹き込み、
パリソンが金型のキャビティー面に接触した後、パリソ
ン内部の圧力よりも高い圧力の冷媒または冷媒及びガス
をパリソン内部に導入することを特徴とする合成樹脂中
空成形品の中空成形方法により、成形品を均一にかつ早
く冷却できることを見出した。
【0005】以下本発明を具体的に説明する。本発明の
中空成形において用いられる合成樹脂は熱可塑性樹脂が
好ましく、例えばポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリウレタン等が挙げられる。また、ポリオレフィ
ンの具体例としては、プロピレン単独重合体、プロピレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−α
−オレフィンブロック共重合体、高密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(例えば線状
低密度ポリエチレン、分岐状低密度ポリエチレン等)、
エチレンとα−オレフィン(例えばプロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1等)又は他のコモノ
マー(例えば酢酸ビニル、無水マレイン酸等)の1種類
以上とを共重合させたもの等が挙げられる。合成樹脂は
1種類でも2種類以上混合しても使用することができ
る。また、必要に応じてエチレン−プロピレン共重合体
エラストマー、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
エラストマー等を混合してもよい。またこれらの樹脂に
例えば無機物、結晶核剤、安定剤、難燃化剤、加工性改
良剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
着色剤、顔料等の各種添加剤を必要に応じて添加したも
のを用いることができる。
【0006】本発明の中空成形において、パリソンは合
成樹脂を押出機等からチューブ状または他の形状に押出
したものであり、金型に挟んでガス等を吹き込むことに
より成形品とされるものである。多くの場合、パリソン
はガス吹き込みの直前に押出機から押出され、これを直
ちに金型に挟んでガスを吹き込む方式が行なわれるが、
いったん長尺のパイプを合成樹脂の押出成形でつくり、
これを所定寸法に切断した後、再加熱して金型に挟みガ
スを吹き込む方式でもよく、また、他の成形方法、例え
ば射出成形や2枚の加熱されたシートを金型に挟むこと
によって得られるパリソンを用いてもよい。パリソン作
成時の合成樹脂の温度、及び次の工程のガス吹き込み時
のパリソンの温度は、合成樹脂の種類、成形条件等に応
じて適宜設定することができる。
【0007】本発明の中空成形においてパリソンにガス
を吹き込む方法としては各種の方式を採用でき、マンド
レルの中心部から吹き込む方式、注射針をパリソンに突
き刺して吹き込む注射針方式等があるが、成形品の形
状、目的等に応じて適宜設定できる。パリソンにガスを
吹き込む圧力は、目的に応じて適宜設定可能であるが、
通常2〜10kgf/cm2 であり、好ましくは5〜7
kgf/cm2 である。吹込み圧力が低過ぎると成形に
時間がかかる上に成形品の外観不良が発生する。吹込み
圧力が高過ぎるとパリソンを吹き破ってしまったり、金
型の型締め圧力を高くする必要があり、装置的な改良を
要し、コストが高くなるという問題がある。ガスの吹き
込み速度は成形品の大きさに合わせて適宜設定すること
ができる。
【0008】本発明で用いられるガスとしては、目的に
応じて各種のものを使用できるが、コストが安く、入手
が容易なことから空気が好ましい。
【0009】パリソン内部にガスを吹き込むとパリソン
の表面の一部または全部が金型のキャビティー面に接触
する。この後にパリソン内部の圧力よりも高い圧力の冷
媒または冷媒及びガスをパリソン内部に導入することに
よりパリソンを冷却または冷却及び成形をすることがで
きる。この際、パリソンの一部が金型のキャビティー面
に接触した後、パリソン内部に引き続きガスを吹き込み
ながら、冷媒または冷媒及びガスをパリソン内部に導入
してもよいし、パリソン内部への吹き込みガスの吹き込
みを止めて、冷媒または冷媒及びガスを導入してもよ
い。
【0010】本発明の中空成形において、パリソンと金
型との間には必要に応じて中空成形体に貼り合わせる材
料を挿入してもよい。この際、冷媒または冷媒及びガス
をパリソン内部に導入する時期は、中空成形体に貼り合
わせる材料にパリソンが接触し、該材料が金型のキャビ
ティー面に接触した後に行なうのがよい。中空成形体に
貼り合わせる材料としては、各種形状の材料やシート状
の材料が挙げられ、シート状の材料としては布、皮、ス
ポンジ、シート、フィルム等が挙げられる。布としては
合成繊維、天然繊維、ガラス繊維、無機繊維等の織布、
不織布、皮としては天然皮革または合成皮革、スポンジ
としては連続気泡構造を有するもの、シートとしては多
孔性または非多孔性のもの等が挙げられる。これらの材
質としては熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、レーヨン、セ
ルロース、炭素繊維等各種のものが挙げられ、1種また
は2種以上組み合わせて、必要に応じて接着剤等を用い
て使用することができる。
【0011】パリソン内部へ導入する冷媒としては、例
えば水、液化窒素、液化炭酸ガス、各種の有機化合物等
が挙げられるが、中でも冷媒としての性能(比熱)とコ
ストとのバランスが最も良好な水が好ましい。本発明に
おいて、パリソン内部へ冷媒のみを導入してもよいが、
冷媒とともにガスも導入することができる。該ガスとし
ては目的に応じて各種のものを使用できるが、コストが
安く、入手が容易なことから空気が好ましい。本発明に
おいて、冷媒の凝固物、例えば氷等を冷媒とともに導入
することは、冷媒効率が高まるので好ましい。
【0012】冷媒または冷媒及びガスをパリソン内部に
導入するとき、冷媒または冷媒及びガスの圧力はパリソ
ン内部の圧力よりも0.5〜9kg/cm2 高いことが
好ましい。冷媒または冷媒及びガスの圧力とパリソン内
部の圧力との差が0.5kg/cm2 より小さい場合、
冷却のために必要な量の冷媒を効果的に導入することが
できない。また、9kg/cm2 より大きい場合、通常
中空成形で使用する金型では長時間使用した際に強度面
で問題が生じたり、成形機の型締め能力を上げる必要か
ら設備面での対応が必要となる。
【0013】パリソン内部に導入される冷媒または冷媒
及びガスの温度は目的に応じて適宜設定することができ
るが、ガス吹き込み時のパリソンの温度より低いことが
好ましい。また、ガス吹き込み時、及び冷媒等の導入時
の金型の温度は適宜設定することができ、必要に応じ
て、金型内に冷却水等を流して金型を冷却してもよい。
【0014】パリソン内部に導入する冷媒の重量Bは、
合成樹脂中空成形品の重量Aに対して0.05A≦B≦
5.0Aの範囲にあることがよく、好ましくは0.1A
≦B≦3.0Aの範囲、さらに好ましくは0.5A≦B
≦1.5Aが好適である。冷媒の重量Bが0.05A未
満である場合、充分な冷却効果が得られない。また、
5.0Aを超える場合、冷媒を成形品内部に導入するた
めに時間がかかるため冷却時間の短縮効果が小さい。
【0015】パリソン内部に導入する冷媒または冷媒及
びガスの温度、導入速度は、目的に応じて適宜設定する
ことができる。
【0016】冷媒または冷媒及びガスをパリソン内に導
入する方法としては各種の方法を採用できる。中でも、
パリソン内に挿入したノズルにおいて、該ノズル先端の
向きを変化させて導入する方法、該ノズルを多重管構造
にして冷媒とガスとを混合して導入する方法、または該
ノズル先端部に分散板を設けて冷媒を拡散させて導入す
る方法が冷却効率がよいので好ましい。冷媒及びガスを
パリソン内に導入する場合、冷媒とガスとを各々異なる
管を通して導入してもよいし、同一の管を通して導入し
てもよい。
【0017】パリソン内部に導入された冷媒または冷媒
及びガスは、該導入工程中、パリソン内部の圧力を保ち
つつパリソン外部へ抜き出すことが好ましく、冷却の効
果をさらに上げることができる。抜き出したガス中には
冷媒が気化したもの、例えば水蒸気を含んでも何ら差し
支えない。
【0018】成形品の冷却が終了後、成形品内部に残存
する冷媒を除去し、金型を開いて成形品を得ることがで
きる。本発明の方法は、例えばドラムのような大型の成
形品に好適に用いられ、冷却時間短縮の効果が顕著であ
る。
【0019】
【作用】本発明の方法により、大量の冷媒が成形品内部
に速やかにしかも均一に行き渡って成形品から熱を除去
できるため、冷却時間が短縮され、外観良好な成形品が
得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。本
実施例において合成樹脂は密度0.945g/cm3
JIS K7210で測定した、温度190℃、荷重2
1.6kgにおけるメルトフローレートが5.0g/1
0分である高密度ポリエチレンを使用した。成形した中
空成形品は、縦150mm、横420mm、高さ650
mm、成形品の厚み10mm、容積約40リットルの直
方体状の中空成形品であり、重量が3.5kgであっ
た。
【0021】(実施例1)200℃に溶融した合成樹脂
を押し出し機により上記成形品を成形できる分割金型の
間に外径150mmのダイから筒状に押し出した。この
ときのパリソンの厚みは約15mmであった。このパリ
ソンを金型で挟み、金型内に収容した。この際、パリソ
ンの下方よりガス及び冷媒導入用及びガス及び冷媒排出
用の多重管ノズルをパリソン内部に挿入して金型を閉じ
た。使用した多重管ノズルを図2に示した。金型温度は
15℃であった。パリソン内部に6kg/cm2 の圧力
で空気を吹き込んだ。パリソンが金型キャビティー面に
接触後、パリソン内部圧力を6kg/cm2 に保持した
まま、8kg/cm2 の圧力の水及び9kg/cm2
圧力の空気をパリソン内部に導入した。このときの状態
を説明する断面図を図1に示した。金型1に接触したパ
リソン2の内部に多重管ノズル3の最内管4より冷媒で
ある水を、その外側の管5よりガスである空気を導入
し、最外管6より冷媒またはガスを排出した。なお、冷
媒及びガスをパリソンに導入する前に、パリソンを膨張
させる際に吹き込んだガスは多重管ノズル3の最内管の
外側の管5より吹き込んだ。冷媒である水2.1kgを
3分間でパリソン内部に導入しながらパリソン内部の冷
媒及びガスを排出した。その後、パリソン内部の冷媒を
ほとんど全部排出し、金型から成形品を取り出した後、
得られた中空容器の外面の上部、中部、下部の表面温度
を測定するとともに、成形品外観を観察した。その結果
を表1に示したが、成形品表面温度はすべて60℃以下
となっており、変形等は認められず良好な成形品が得ら
れた。
【0022】(実施例2)冷媒の重量を7kgとした以
外は実施例1と同様に行ない、その結果を表1に示し
た。
【0023】(実施例3)冷媒の圧力を14kg/cm
2 とした以外は実施例1と同様に行ない、その結果を表
1に示した。
【0024】(実施例4)ノズルの種類を図3に示す、
先端の向きを変化させることのできるノズル(スプリン
クラー方式のノズル)を用い、最内管8より冷媒及びガ
スを導入し、最外管9より冷媒及びガスを排出する以外
は実施例1と同様に行ない、その結果を表1に示した。
【0025】(実施例5)ノズルの種類を図4に示す、
先端部に分散板を有するノズルを用い、最内管15より
冷媒及びガスを導入し、最外管16より冷媒及びガスを
排出する以外は実施例1と同様に行ない、その結果を表
1に示した。
【0026】(比較例1)冷媒を使用する代わりに圧力
6kg/cm2 の空気を導入した以外は実施例1と同様
に行ない、その結果を表2に示した。得られた成形品の
表面温度は70℃以上の高い温度であり、特に成形品中
部は100℃以上の温度であり、成形品を取り出した後
に変形を生じた。
【0027】(比較例2)冷媒の重量を0.035kg
にした以外は実施例1と同様に行ない、その結果を表2
に示した。
【0028】(比較例3)冷媒の重量を35kgにし
て、6分間でパリソン内部に導入した以外は実施例1と
同様に行ない、その結果を表2に示した。成形品表面温
度は50℃以下になったが、成形時間を短縮できなかっ
た。
【0029】(比較例4)冷媒の圧力を6.1kg/c
2 にした以外は実施例1と同様に行ない、その結果を
表2に示した。
【0030】(比較例5)冷媒の圧力を20kg/cm
2 にした以外は実施例1と同様に行ない、その結果を表
2に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果が得られる。 (1)中空成形において非常に短時間で均一に中空成形
品を冷却することができる。 (2)変形のない中空成形品を短時間に成形することが
できる。 (3)比較的大型の中空成形品を短時間に成形すること
ができる。 (4)生産コストの低減化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における冷媒または冷媒及びガスをパリ
ソン内部に導入する状態を説明する断面図。
【図2】本発明における多重管ノズルの一例の断面図。
【図3】本発明における先端の向きを変化させることの
できるノズルの一例の断面図。
【図4】本発明における先端部に分散板を有するノズル
の一例の断面図。
【符号の説明】
1 金型 2 パリソン 3 多重管ノズル 4 多重管ノズルの最内管 5 多重管ノズルの最内管の外側の管 6 多重管ノズルの最外管 7 先端の向きを変化させることのできるノズル 8 ノズル7の最内管 9 ノズル7の最外管 10 ノズル7の先端部 11 孔 12 内管に回転を与えるための歯車 13 パッキン 14 先端部に分散板を有するノズル 15 ノズル14の最内管 16 ノズル14の最外管 17 支持棒 18 分散板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂中空成形品の中空成形におい
    て、パリソン内部にガスを吹き込み、パリソンが金型の
    キャビティー面に接触した後、パリソン内部の圧力より
    も高い圧力の冷媒または冷媒及びガスをパリソン内部に
    導入することを特徴とする合成樹脂中空成形品の中空成
    形方法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂中空成形品の中空成形におい
    て、パリソン内部にガスを吹き込み、パリソンが金型の
    キャビティー面に接触した後、パリソン内部の圧力より
    も高い圧力の冷媒または冷媒及びガスをパリソン内部に
    導入し、かつパリソン内部の圧力を保ちつつパリソン内
    部の冷媒または冷媒及びガスを抜き出すことを特徴とす
    る合成樹脂中空成形品の中空成形方法。
  3. 【請求項3】 合成樹脂中空成形品の重量Aとパリソン
    内部に導入する冷媒の重量Bとが、0.05A≦B≦
    5.0Aの関係を満足することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の合成樹脂中空成形品の中空成形方法。
  4. 【請求項4】 パリソン内部に導入する冷媒または冷媒
    及びガスの圧力がパリソン内部の圧力よりも0.5〜9
    kg/cm2 高いことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一項記載の合成樹脂中空成形品の中空成形方法。
  5. 【請求項5】 冷媒または冷媒及びガスをパリソン内部
    に導入するノズル先端の向きを変化させることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一項記載の合成樹脂中空成
    形品の中空成形方法。
  6. 【請求項6】 冷媒及びガスをパリソン内部に導入する
    多重管ノズルから冷媒とガスとが混合されて導入される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の合
    成樹脂中空成形品の中空成形方法。
  7. 【請求項7】 冷媒をパリソン内部に導入するノズル先
    端部に分散板を有するノズルにより冷媒を導入すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の合成樹
    脂中空成形品の中空成形方法。
  8. 【請求項8】 パリソン内部に吹き込むガスが空気であ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の
    合成樹脂中空成形品の中空成形方法。
  9. 【請求項9】 冷媒が水であることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一項記載の合成樹脂中空成形品の中空
    成形方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183815A (ja) * 2011-05-27 2011-09-22 Toyo Seikan Kaisha Ltd 中空容器のブロー成形方法およびブロー成形装置

Cited By (1)

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JP2011183815A (ja) * 2011-05-27 2011-09-22 Toyo Seikan Kaisha Ltd 中空容器のブロー成形方法およびブロー成形装置

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