JPH08141835A - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

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JPH08141835A
JPH08141835A JP31417794A JP31417794A JPH08141835A JP H08141835 A JPH08141835 A JP H08141835A JP 31417794 A JP31417794 A JP 31417794A JP 31417794 A JP31417794 A JP 31417794A JP H08141835 A JPH08141835 A JP H08141835A
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JP
Japan
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blades
circular saw
pitch
teeth
pitches
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JP31417794A
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Kazuo Yoshikawa
和男 吉川
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TANI LOCK KK
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TANI LOCK KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、切断面の平坦度を向上せしめる
ことが出来るのみならず、切断騒音を低減せしめること
が出来る丸鋸を提供する。 【構成】 円板状とされた台金の外周縁に所要数の刃が
形成されてなる丸鋸において、上記各刃間のピッチが全
て不規則かつ異に形成され、しかも、該各ピッチは等ピ
ッチで同数の刃が形成されてなる丸鋸のピッチに対して
±5〜25%、連続した3〜6刃間の総ピッチ量が同±
10%以内とされた構成よりなる。そして、周期的な衝
撃力による振動や動力変動の過大を低下せしめ、切断面
の平坦度を向上せしめることが出来るのみならず、切断
騒音を低減せしめることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属材、木材、合成
樹脂材、あるいはこれらの複合材等を切断加工したり溝
入れ加工するさいに使用する丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、この種の丸鋸としては、円板状とされた台金の外
周縁に所要数の刃が定ピッチ毎に形成されたものが一般
に広く多用せられている。しかしながら、かかる従来の
丸鋸は、切断時における衝撃の繰り返しが等間隔となる
ために振動が非常に励起されやすく、ひいては、切断音
が高くなるのみならず、切断面に周期的な所謂ウネリ模
様を発生せしめやすい欠点を有するものである。
【0003】上記従来例の問題点を解決するものとし
て、ピッチの異なる刃よりなる所要数の刃群を適宜配設
せしめるべく構成された丸鋸や、図3に示すように、台
金11の外周縁に粗ピッチの刃群12と細ピッチの刃群
13とを交互に配設せしめるべく構成された丸鋸(実開
昭64−41222号公報参照)が提案されている。し
かしながら、上述の如く構成された従来の丸鋸は、同時
に所要の被削材に作用する刃の数(カミ合い刃数)が極
端に変動するため、切断動力の変動を来たし、場合によ
っては、最高所要動力が過大になるおそれがあるもので
ある。しかも、繰り返す一つの群の刃数が決まっている
ため、丸鋸全体の刃数との関係が自由に設計できない欠
点を有するものである。
【0004】さらに、ピッチの異なる刃を所定間隔毎に
配設せしめるべく構成されてなる丸鋸、あるいは、図4
に示すように、台金21の外周縁に所要高の刃22が形
成されると共に、所定間隔をおいて低刃状の刃23が配
設されてなる丸鋸(実開平1−149217号公報参
照)などが提案されている。しかしながら、かかる従来
の丸鋸は、所定間隔をおいてピッチの異なる刃や低刃状
の刃23を配設せしめるため、周期的にカミ合い刃数、
または切断動力が変化して断続的な振動を発生せしめる
欠点を有するものである。
【0005】この発明は、従来の問題点を一挙に解決し
ようとするもので、周期的な衝撃力による振動や動力変
動の過大を低下せしめ、切断面の平坦度を向上せしめる
ことが出来るのみならず、切断騒音を低減せしめること
が出来る丸鋸を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、円板
状とされた台金の外周縁に所要数の刃が形成されてなる
丸鋸において、上記各刃間のピッチが全て不規則かつ異
に形成され、しかも、該各ピッチは等ピッチで同数の刃
が形成されてなる丸鋸のピッチに対して±5〜25%、
連続した3〜6刃間の総ピッチ量が同±10%以内とさ
れてなることを要旨とするものである。
【0007】
【作用】丸鋸を構成する全ての刃のピッチが不規則かつ
異に形成されると共に、等ピッチの丸鋸に対して3〜6
刃間の総ピッチ量が全周にわたり僅かに変動すべく構成
されているため、周期的な衝撃に伴う振動や動力の過大
を低下せしめることが出来る。
【0008】
【実施例】以下に、この発明を図面に示す一実施例につ
いて説明する。図1はこの発明の第1実施例を示すもの
で、同図中、31は円板状とされた金属製台金、32は
該台金31の中心に形成された取付け孔、33は台金3
1の外周縁に突出形成された48個の刃で、該各刃33
は各刃間のピッチが全て異にされると共に、不規則に配
設せしめるべく構成されている。そして、かかる刃間の
各ピッチは、等ピッチで規則正しく48個の刃が形成さ
れてなる丸鋸のピッチに対し、±5〜25%の範囲内に
設定され、また、連続した3〜6刃間の総ピッチ量は同
±10%に設定されている。かかる刃33の刃間ピッチ
が±5%以下の場合には、ほぼ等ピッチとなって不等ピ
ッチ効果がなくなり、逆に、25%を超える場合には、
ピッチが大きくなりすぎて振れやすくなるのみならず、
切粉の収納・排出が困難となり、確実な切削が出来ない
ものである。また、連続する3〜6刃間の総ピッチ量が
±10%以下の場合には同様に不等ピッチ効果がなくな
り、±10%を超える場合には振れやすくなるのみなら
ず、切粉の収納・排出が困難となること、前述の通りで
ある。
【0009】図2は、この発明の第2実施例を示すもの
で、台金41を若干大径状に形成せしめ、該台金41の
外周縁に第1実施例と同一条件下に44枚の刃43を形
成した点が第1引例と相違し、他の部分は同一であり、
同一符号は同一部分を示す。
【0010】上述の如く構成された第1・第2実施例
は、所要の機械にセットせしめ、常法により金属材や木
材など所要の被削材を切断したり溝入れ加工を行わしめ
るとよい。そして、かかる切断や溝入れ加工時において
は、丸鋸を構成する全ての刃33・43のピッチが不規
則かつ異に形成されると共に、等ピッチに刃を形成せし
めた丸鋸に対して3〜6刃間の総ピッチ量が全周にわた
って僅かに変動するため、周期的な衝撃力に伴う振動や
動力変動の過大を著しく低下せしめ得る。
【0011】なお、上記第1および第2実施例品によ
り、回転数48rpmでもって140×140mmの角
材、回転数62rpmでもって110×110mmの角
材を各々切断せしめ、切断時における振動レベル変位
(mm)、および切断音(dB)を測定した。その結果
を表1に示す。なお、第1および第2実施例と同数の刃
を等ピッチで形成せしめた丸鋸を各々第1・第2比較例
とし、第1および第2実施例品と同一条件下に140×
140mmの角材、及び110×110mmの角材を各
々切断せしめて振動レベル変位(mm)、切断音(d
B)を各々測定し、その結果を表1に併せて示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1から明らかな通り、第1および第2実
施例品とも、比較例品1および2に比して振動レベル変
位(mm)、切断音(dB)とも大幅に低下しているこ
とが認められ、振動や動力変動の過大が著しく低減せし
められていることが理解できる。
【0014】なお、上記第1および第2実施例におい
て、刃33・43は各々48個、44個形成するものと
されているが、これに限定されるものでなく、適宜の刃
数を採択することが出来るものである。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、丸鋸を
構成する各刃間のピッチが全て不規則かつ異に形成さ
れ、しかも、該各ピッチは等ピッチで同数の刃が形成さ
れてなる丸鋸のピッチに対して±5〜25%、連続した
3〜6刃間の総ピッチ量が同±10%以内とされている
から、周期的な衝撃力による振動や動力変動の過大を低
下せしめ、切断面の平坦度を向上せしめることが出来る
のみならず、切断騒音を低減せしめることが出来るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す平面図である。
【図3】従来例を示す平面図である。
【図4】他の従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
31 台金 33 刃 41 台金 43 刃
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】上記従来例の問題点を解決するものとし
て、ピッチの異なる刃よりなる所要数の刃群を適宜配設
せしめるべく構成された丸鋸や、台金の外周縁に粗ピッ
チの刃群と細ピッチの刃群とを交互に配設せしめるべく
構成された丸鋸(実開昭64−41222号公報参照)
が提案されている。しかしながら、上述の如く構成され
た従来の丸鋸は、同時に所要の被削材に作用する刃の数
(カミ合い刃数)が極端に変動するため、切断動力の変
動を来たし、場合によっては、最高所要動力が過大にな
るおそれがあるものである。しかも、繰り返す一つの群
の刃数が決まっているため、丸鋸全体の刃数との関係が
自由に設計できない欠点を有するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】さらに、ピッチの異なる刃を所定間隔毎に
配設せしめるべく構成されてなる丸鋸、あるいは、台金
の外周縁に所要高のが形成されると共に、所定間隔を
おいて低刃状のが配設されてなる丸鋸(実開平1−1
49217号公報参照)などが提案されている。しかし
ながら、かかる従来の丸鋸は、所定間隔をおいてピッチ
の異なる刃や低刃状のを配設せしめるため、周期的に
カミ合い刃数、または切断動力が変化して断続的な振動
を発生せしめる欠点を有するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状とされた台金の外周縁に所要数の刃
    が形成されてなる丸鋸において、上記各刃間のピッチが
    全て不規則かつ異に形成され、しかも、該各ピッチは等
    ピッチで同数の刃が形成されてなる丸鋸のピッチに対し
    て±5〜25%、連続した3〜6刃間の総ピッチ量が同
    ±10%以内とされてなることを特徴とする丸鋸。
JP6314177A 1994-11-23 1994-11-23 丸 鋸 Expired - Lifetime JP3030705B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010029021A (ko) * 1999-09-28 2001-04-06 김세광 흡음 및 충격 완충용 접착시트와 이를 이용한 소우 블레이드 및 그 제조방법
CN114728354A (zh) * 2020-03-13 2022-07-08 兼房株式会社 圆锯片以及圆锯片的制造方法

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