JPH0814154A - エネルギー装置 - Google Patents
エネルギー装置Info
- Publication number
- JPH0814154A JPH0814154A JP14589394A JP14589394A JPH0814154A JP H0814154 A JPH0814154 A JP H0814154A JP 14589394 A JP14589394 A JP 14589394A JP 14589394 A JP14589394 A JP 14589394A JP H0814154 A JPH0814154 A JP H0814154A
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- Japan
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- energy
- road
- electric
- generator
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- Pending
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】道路上の交通エネルギーを電気エネルギー化し
て利用するエネルギー装置を提供することを目的とす
る。 【構成】道路3の下部に道路3上の移動物体のエネルギ
ーを収集する装置4を有し、前記装置4により収集され
たエネルギーで発電する発電機5を有し、前記発電機5
で発電された電気エネルギーを一時的に貯蔵する電気二
重層キャパシタ6等のエネルギー貯蔵装置を有するエネ
ルギー装置の構成とする。
て利用するエネルギー装置を提供することを目的とす
る。 【構成】道路3の下部に道路3上の移動物体のエネルギ
ーを収集する装置4を有し、前記装置4により収集され
たエネルギーで発電する発電機5を有し、前記発電機5
で発電された電気エネルギーを一時的に貯蔵する電気二
重層キャパシタ6等のエネルギー貯蔵装置を有するエネ
ルギー装置の構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路上を通行する人間や
車などにより発生する振動エネルギーなどのエネルギー
を電気エネルギー化し、これを貯蔵するエネルギー装置
に関する。
車などにより発生する振動エネルギーなどのエネルギー
を電気エネルギー化し、これを貯蔵するエネルギー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電気エネルギーは太陽エネルギ
ー、水力、火力、原子力発電等によって得ている。とこ
ろで交通量の多い道路や人の往来の多い繁華街の道路な
どでは、車や人間の移動にともない発生する振動エネル
ギーは非常に大きなものである。このエネルギーを回収
して再利用する試みは今までにない。
ー、水力、火力、原子力発電等によって得ている。とこ
ろで交通量の多い道路や人の往来の多い繁華街の道路な
どでは、車や人間の移動にともない発生する振動エネル
ギーは非常に大きなものである。このエネルギーを回収
して再利用する試みは今までにない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、水力、火力、原
子力発電は、その得られる電気エネルギーが大きいが、
大なる設備とコストを要する。また、太陽エネルギー発
電は多くの発電エレメントとスペースを要し、天気の情
況によってエネルギー発生状況が変動する。これらの発
電は欠かせないものであるが、電気エネルギーの消費は
多くなってきており、できるだけこれらの発電設備を新
設せずに、電気エネルギーを簡易に得る手段を求められ
ている。
子力発電は、その得られる電気エネルギーが大きいが、
大なる設備とコストを要する。また、太陽エネルギー発
電は多くの発電エレメントとスペースを要し、天気の情
況によってエネルギー発生状況が変動する。これらの発
電は欠かせないものであるが、電気エネルギーの消費は
多くなってきており、できるだけこれらの発電設備を新
設せずに、電気エネルギーを簡易に得る手段を求められ
ている。
【0004】本発明は前記問題に留意し、道路における
車や人の往来移動時に発生するエネルギーに着目し、こ
のエネルギーを回収して再利用できるようにすることを
目的とする。
車や人の往来移動時に発生するエネルギーに着目し、こ
のエネルギーを回収して再利用できるようにすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、道路の下部に道路上の移動物体のエネルギ
ーを収集する装置を有し、前記装置により収集されたエ
ネルギーで発電する発電機を有し、前記発電機で発電さ
れた電気エネルギーを一時的に貯蔵するエネルギー貯蔵
装置を有するエネルギー装置の構成とする。
成するため、道路の下部に道路上の移動物体のエネルギ
ーを収集する装置を有し、前記装置により収集されたエ
ネルギーで発電する発電機を有し、前記発電機で発電さ
れた電気エネルギーを一時的に貯蔵するエネルギー貯蔵
装置を有するエネルギー装置の構成とする。
【0006】
【作用】上記構成において、道路上を移動する車や人間
により発生する振動エネルギーにより発電機を動かして
発電し、得られた電気エネルギーを電気二重層キャパシ
タなどを充電して一時的に貯蔵し、これを道路照明など
に有効に利用できることとなる。
により発生する振動エネルギーにより発電機を動かして
発電し、得られた電気エネルギーを電気二重層キャパシ
タなどを充電して一時的に貯蔵し、これを道路照明など
に有効に利用できることとなる。
【0007】
【実施例】次に本発明の具体的な実施例について述べ
る。 (実施例1)図1に本発明の装置の概要構成を示す。図
示のように車1や人2の往来する道路3の下部に、路面
の振動エネルギーを収集する装置4を設ける。この装置
4で回転動作に変換されたエネルギーで発電機5を動か
して発電し、得られた電気エネルギーを電気二重層キャ
パシタ6に充電貯蔵する。7は充放電切り替えスイッチ
で、これの操作により充電されたエネルギーを放電して
道路照明灯8を点灯する。
る。 (実施例1)図1に本発明の装置の概要構成を示す。図
示のように車1や人2の往来する道路3の下部に、路面
の振動エネルギーを収集する装置4を設ける。この装置
4で回転動作に変換されたエネルギーで発電機5を動か
して発電し、得られた電気エネルギーを電気二重層キャ
パシタ6に充電貯蔵する。7は充放電切り替えスイッチ
で、これの操作により充電されたエネルギーを放電して
道路照明灯8を点灯する。
【0008】なお、前記発電機5としては、機械的な回
転発電機以外に、振動で発電する圧電素子等を用いても
よい。本実施例では電気二重層キャパシタ6として次の
ものを用いた。すなわち、活性炭粉末(比表面積:2000
m2/g、平均粒径:2μm)10重量部とアセチレンブラック
2重量部とを水とメタノールの混合溶液に均一に分散す
る。カルボキシメチルセルロース(CMC、カルボキシ
ル基のプロトンの一部をNaイオンで置換した物)2重量
部を水に溶解する。両方の液をさらに混合攪して活性炭
スラリーとする。化学エッチング法によって粗面化した
アルミニウム箔の両面に活性炭スラリーを浸漬法で付着
する。空気中で30分乾燥後100℃で60分遠赤外線乾燥し
活性炭電極を製膜する。得られた箔状電極体の一対を、
セパレータを介して捲回する。電解液としてプロピレン
カーボネート液にテトラエチルアンモニウムテトラフル
オロボレートを1mol/l溶解し、アルミニウムケース、ア
ルミニウムリード電極、ゴムパッキンでハウジング完成
する。このようにして作製した電気二重層キャパシタ単
セルを6個直列接続したものを12V駆動キャパシタと
し本実施例の発電機5と接続した。 (実施例2)この実施例は、図2に示すように電気エネ
ルギーの貯蔵部として鉛二次電池10を電気二重層キャ
パシタ11と並列に接続し、制御回路12を設け、電気
二重層キャパシタ11の補助エネルギー源として用い
た。他は実施例1と同じである。 (実施例3)この実施例は、図3に示すように電気エネ
ルギーの貯蔵部としてシリコン太陽電池20を電気二重
層キャパシタ21と並列に接続し、制御回路22を設
け、電気二重層キャパシタ21の補助エネルギー源とし
て用いた。他は実施例1と同じである。
転発電機以外に、振動で発電する圧電素子等を用いても
よい。本実施例では電気二重層キャパシタ6として次の
ものを用いた。すなわち、活性炭粉末(比表面積:2000
m2/g、平均粒径:2μm)10重量部とアセチレンブラック
2重量部とを水とメタノールの混合溶液に均一に分散す
る。カルボキシメチルセルロース(CMC、カルボキシ
ル基のプロトンの一部をNaイオンで置換した物)2重量
部を水に溶解する。両方の液をさらに混合攪して活性炭
スラリーとする。化学エッチング法によって粗面化した
アルミニウム箔の両面に活性炭スラリーを浸漬法で付着
する。空気中で30分乾燥後100℃で60分遠赤外線乾燥し
活性炭電極を製膜する。得られた箔状電極体の一対を、
セパレータを介して捲回する。電解液としてプロピレン
カーボネート液にテトラエチルアンモニウムテトラフル
オロボレートを1mol/l溶解し、アルミニウムケース、ア
ルミニウムリード電極、ゴムパッキンでハウジング完成
する。このようにして作製した電気二重層キャパシタ単
セルを6個直列接続したものを12V駆動キャパシタと
し本実施例の発電機5と接続した。 (実施例2)この実施例は、図2に示すように電気エネ
ルギーの貯蔵部として鉛二次電池10を電気二重層キャ
パシタ11と並列に接続し、制御回路12を設け、電気
二重層キャパシタ11の補助エネルギー源として用い
た。他は実施例1と同じである。 (実施例3)この実施例は、図3に示すように電気エネ
ルギーの貯蔵部としてシリコン太陽電池20を電気二重
層キャパシタ21と並列に接続し、制御回路22を設
け、電気二重層キャパシタ21の補助エネルギー源とし
て用いた。他は実施例1と同じである。
【0009】
【発明の効果】以上の各実施例の説明より明らかなよう
に、本発明によれば道路上の通行体の移動時のエネルギ
ーを回収してこれを電気エネルギーに変換し、一たん電
気二重層キャパシタなどに貯蔵し、必要なときに道路照
明などの電力に再利用できる。したがって省エネルギー
が達成されることはいうまでもなく、特に電気二重層キ
ャパシタはパワー密度が大きく、使用温度範囲が広く、
メンテナンスフリーで、充電時間が短く、半永久的に使
用可能で、無公害構成であることから、これからの都市
の省エネルギー、環境対策の装置として本発明は非常に
価値の高いものである。
に、本発明によれば道路上の通行体の移動時のエネルギ
ーを回収してこれを電気エネルギーに変換し、一たん電
気二重層キャパシタなどに貯蔵し、必要なときに道路照
明などの電力に再利用できる。したがって省エネルギー
が達成されることはいうまでもなく、特に電気二重層キ
ャパシタはパワー密度が大きく、使用温度範囲が広く、
メンテナンスフリーで、充電時間が短く、半永久的に使
用可能で、無公害構成であることから、これからの都市
の省エネルギー、環境対策の装置として本発明は非常に
価値の高いものである。
【図1】本発明の一実施例のエネルギー装置の構成図
【図2】本発明の他の実施例のエネルギー装置の構成図
【図3】本発明の他の実施例のエネルギー装置の構成図
1 車 2 人 3 道路 4 振動エネルギーを収集する装置 5 発電機 6 電気二重層キャパシタ 7 充放電切り替えスイッチ 8 道路照明灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行政 哲男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石原 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西野 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 道路の下部に道路上の移動物体のエネル
ギーを収集する装置を有し、前記装置により収集された
エネルギーで発電する発電機を有し、前記発電機で発電
された電気エネルギーを一時的に貯蔵するエネルギー貯
蔵装置を有するエネルギー装置。 - 【請求項2】 エネルギー貯蔵装置が電気二重層キャパ
シタ、二次電池、または両者のハイブリッド電源である
ことを特徴とする請求項1記載のエネルギー装置。 - 【請求項3】 電気二重層キャパシタが活性炭分極性電
極と有機系電解液または水溶液系電解液から構成される
ことを特徴とする請求項2記載のエネルギー装置。 - 【請求項4】 エネルギーを収集する装置が道路上の移
動物体の振動エネルギーを収集することを特徴とする請
求項1記載のエネルギー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14589394A JPH0814154A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | エネルギー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14589394A JPH0814154A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | エネルギー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0814154A true JPH0814154A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15395494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14589394A Pending JPH0814154A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | エネルギー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814154A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149227A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Railway Technical Research Institute | 軌道の動的変位推定方法及び動的変位推定システム |
KR101117493B1 (ko) * | 2009-09-29 | 2012-02-24 | 주식회사동일기술공사 | 자가발전이 가능한 도로 포장 시스템 |
JP2015132187A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | 富士通株式会社 | 駐車監視センサモジュール及び駐車監視システム |
WO2015159416A1 (ja) * | 2014-04-17 | 2015-10-22 | 株式会社音力発電 | 発電システム |
KR102138202B1 (ko) | 2020-01-10 | 2020-07-27 | 손영우 | 저속차량을 이용하는 셀-타입의 압전식 발전시스템 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14589394A patent/JPH0814154A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101117493B1 (ko) * | 2009-09-29 | 2012-02-24 | 주식회사동일기술공사 | 자가발전이 가능한 도로 포장 시스템 |
JP2011149227A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Railway Technical Research Institute | 軌道の動的変位推定方法及び動的変位推定システム |
JP2015132187A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | 富士通株式会社 | 駐車監視センサモジュール及び駐車監視システム |
WO2015159416A1 (ja) * | 2014-04-17 | 2015-10-22 | 株式会社音力発電 | 発電システム |
CN106416048A (zh) * | 2014-04-17 | 2017-02-15 | 音力发电株式会社 | 发电系统 |
KR102138202B1 (ko) | 2020-01-10 | 2020-07-27 | 손영우 | 저속차량을 이용하는 셀-타입의 압전식 발전시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |